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2007年10月05日

『考える人』メルマガで紹介されました

新潮社の季刊誌『考える人』のメールマガジン254号の冒頭で、『村上春樹にご用心』を紹介してくださってます。内田さんの春樹論・文学論の核心を丁寧に読みこんでいただいて、とても嬉しいレビューでした。一部を引用させてください。

(ブログで徒然なるままに書いたものを集めたからといって)「散漫な、まとまりのないものになっているかというと、そうではありません」「読み進めるにしたがって(中略)内田さんの村上論に潜む背骨にあたるものが、ゆっくりと立ち上がってくる。後半にさしかかると、内田さんの村上論の核心が明確な輪郭を持つようになってきます」

この本はあとがきにもあるとおり、これまでにブログで書いたテキストと雑誌や文庫解説などに寄稿したものとを、そのうちの何本かは大幅に加筆・修正を加えて(原稿をいただいたとき、その結果の目覚ましさには驚嘆しました)構成し、一個の作家論・文学論として構成したものです。

となると、書き下ろしとちがって、編集者の大きな役目は目次を考えることに尽きます。数多いテキストのなにを採用し、なにを切り捨てるか、どんなテーマのもとにどういう順番で並べるか。この本で編集者がやった仕事といえば、あとは内田さんにオファーをしたことだけと言ってもいいくらいです。書名も内田さんが決めてくれましたし、装丁デザインもイラストレーターのフジモトさんとデザイナーの岩郷さんが、ぼくらが考えていた以上に素敵なものにしてくれました。

この紹介文を書いてくださったのは新潮社の編集者の方だと思いますが、ぼくらのそんなささやかな意図はすっかりお見通しだったというわけです^^。

『考える人』メール・マガジンの購読申し込みはこちらからどうぞ。

ちなみに『考える人』最新号(2007年秋号)では、内田さんが受賞された小林秀雄賞が発表されていて、選評や受賞インタビューなどが掲載されています。[鈴木]

2007年10月10日

「書評空間」に掲載されました

紀伊國屋書店が運営している書評ブログ「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」に、東京大学准教授の阿部公彦さんによる『村上春樹にご用心』のレビューが掲載されました(10月11日付)。題して「村上春樹が苦手な理由がわかりました」

「歯切れの良い「徒歩感覚の現在進行形」とでも呼ぶべき語り口で、サービス精神とおふざけが満載なのに、たいへんちゃんとしたことも言っている」。とりわけおもしろかった文章として「村上春樹恐怖症」と「太宰治と村上春樹」(「見事な目の付け所とあざやかな仕掛け」)を丁寧に読み込んでくださっています。ご一読下さい。[鈴木]

2007年10月10日

東京堂書店のベストセラーにランクイン!

10月10日付け讀賣新聞夕刊の第5面「トレンド館」というページに掲載されている「週間ベストセラー」(10月9日、東京堂書店調べ)の第4位に『村上春樹にご用心』がランクイン!

短評には“「なぜハルキは世界で読まれるのか」を知るには最適”と紹介されました。新潮社、みすず書房、文藝春秋といった出版社にまじって、あの東京堂でランキングされるとは、光栄至極。ちなみに1位はなんと国書刊行会の『日本サッカー狂会』。やっぱ買おう、これ^^。[鈴木]

2007年10月16日

「ほぼ日」に登場!

ご存じ「ほぼ日刊イトイ新聞」の「担当編集者は知っている」というコーナーで、『村上春樹にご用心』について書かせてもらいました!

昨年フリーランスの編集者として作った『玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから』(雲母書房)のとき以来、このコーナーに登場させていただくのはありがたいことに2度目となります。

内田さんとの出会い(とくにドラマチックなものではありませんけど^^;)から編集・制作の経緯まで、ごくありのままを綴ってみました。お楽しみいただければ幸いです。[鈴木]

2007年10月17日

『週刊現代』で新元良一氏絶賛!

15日に発売された「週刊現代」に1頁丸々使っての書評が掲載されました。評者は『翻訳文学ブックカフェ』でもおなじみの新元良一さん。

“複雑多岐な「村上作品」の全貌を全方位から解き明かす快著”と題されたこの評では、「さらりと読ませ」つつ「納得させる文章」とともに、内田さんの指摘が「文学に限らず、思想や芸術のあらゆる分野で適用される」と評価されているあたり、とても嬉しく読みました。掲載は144pです。ぜひご一読を。[鈴木]

2007年10月18日

三省堂本店・文芸の第7位!

こんなニュースばかりですが、嬉しいのでお知らせ。

神保町の三省堂書店本店1階に週刊ランキングのベスト・テン本が面出しで並んでいますが、その堂々第7位に『村上春樹にご用心』がランクイン。先週末の毎日新聞「売れてます」でも「これは(自分の授業で)使える!」と好評でした(盛岡大・風丸良彦氏、10/12日付け夕刊)。

藤原伊織と森見登美彦の次、近藤史恵と佐々木穣の上って単純にすごいですね。今日は遅ればせながら東京堂書店さんと三省堂さんにご挨拶してきました。[鈴木]

2007年10月20日

『週刊文春』推薦!

ビックリマーク付きの見出しが続きます^^。10/18日発売の『週刊文春』137頁の「文春図書館」で“著者が書き貯めてきた村上春樹論を集めたアンソロジー”として、書影とともに紹介されました。[鈴木]

2007年10月22日

讀賣新聞書評&トークショー@ABC


柴田さんと内田さん

朝9時前に内田さんから電話をいただく。前夜の大宴会を乗り切って無事新幹線に乗車される、とのこと。出迎えに行ってもらうミシマ社三島さんとスタッフ船山に連絡。同時に讀賣新聞に書評が掲載されたことを確認。シェイクスピア研究家の河合祥一郎氏(東京大学准教授)が「村上文学の読み方がわかった気にさせられる」と評してくださっている。書影がないのが残念だが、これでいよいよ2度目の増刷を決めなくては。

お昼前から青山ブックセンター本店のスタッフの皆さんと会場準備にとりかかる。すでにキャンセル待ちのお客さんが列を作られているとのこと。ありがたいかぎり。結局予定以上の椅子を用意したが、完全に満席となった。

1時にトークがスタート。内容はお二人にお任せしてしまったが、頭とからだを刺激しまくられるなんとも濃ゆいお話ばかりで、90分があっという間だった。柴田さんが見事に進行してくださって、万雷の拍手とともに終了。

店内に場所を移したサイン会のあとは、同じフロアのUnCafeで関係者打ち上げ。たくさんの方にいらしていただき、これまた盛況のうちにお開き。東京駅まで車内でさらに貴重なお話を伺いつつ、内田さんをお見送りする。

出版社を立ち上げていきなりこんなに大きなイヴェントをやらせていただけて、ぼくらは幸せ者だ。内田さん、柴田さん、青山ブックセンターの皆さん、ご来場いただいたお客様、ほんとうにどうもありがとうございました。[鈴木]


2007年10月30日

毎日新聞夕刊で紹介されました

書評掲載情報第…何弾でしょう? 10月26日付け毎日新聞の夕刊で『村上春樹にご用心』が紹介されました。ウェブで読めます。「軽妙な」と評されることって案外珍しいんですよね。[鈴木]

2007年11月02日

『クラシックでわかる世界史』が「CLASSICA」で紹介されました!

この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる! クラシックBOOK』(三笠書房〈王様文庫〉)の著者で「CLASSICA」のウェブマスター、飯尾洋一さんがブログで、『クラシックでわかる世界史』を紹介してくださいました(記事はこちら)。

「この本は世界史と音楽史をあちこちの重要ポイントでピタッと連結させてくれそう」と、うれしいレビューに感謝![木村]

2007年11月12日

『クラシックでわかる世界史』が産経新聞で紹介されました。

 産経新聞11/4(日)付け朝刊で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

 「激動のヨーロッパ史を通して音楽史を見直すユニークな試み」「作曲家や君主、貴族たちの苦悩や狡猾さ、音楽への愛情といった“人間味”までもが見えてくる」と評していただきました。[木村]

2007年11月18日

週刊新潮で『村上春樹にご用心』が紹介されました。

これでいくつ目の書評でしょうか、『村上春樹にご用心』が今度は先週発売された『週刊新潮』11月22日号で紹介されていました。「全ての村上作品を再読したくなる」とのこと。そうでしょうそうでしょう^^。ブログで感想を書いてくださった読者の方々にもそうおっしゃってる方がいっぱいですしね。ちなみにブログはこれまでに70人ほど拝見していますが、まだまだ増えているので毎日ググったりキザシったりするのを楽しみにしています。[鈴木]

2007年12月04日

『東京人』に小池昌代さんによる書評が掲載されました

12月3日に発売された月刊誌『東京人』1月号の「本」コーナーで、レギュラー書評同人の詩人、小池昌代さんが『村上春樹にご用心』を取り上げてくれました。

『走ることについて語るときに僕の語ること』ほか村上春樹の作品とともに見開き2ページでたっぷり。“「欠いている」ものを体感する読書”というタイトルのもと、内田さんが論じた「激しく欠けているもの」「欠性的なリアリティ」を重ね合わせながら、ご自身の身体的村上春樹読書体験(「死者の感触」を得る「不気味な快楽」)と村上春樹の中心をなす「空白」を語っています。ぜひご一読ください。[鈴木]

2007年12月11日

養老孟司さんが今年の3冊に『村上春樹にご用心』を選んでくれました!

12月9日の毎日新聞朝刊読書面で、養老孟司さんが2007年「この3冊」に『村上春樹にご用心』を選んでくださいました。「まじめに笑って読める本って、めったにない」「文章を体から書いている人は違いますね」と一番に挙げられています。ちなみに他の2冊は池澤夏樹『きみのためのバラ』と『世界の大ゼフィルス図鑑』。後者は虫の本だそうです^^。[鈴木]

2007年12月12日

「ほぼ日」で『クラシックでわかる世界史』のことを書きました。

ほぼ日刊イトイ新聞」の「担当編集者は知っている」コーナーで、『クラシックでわかる世界史』のことを書かせていただきました。『村上春樹にご用心』のときに続いて声をかけていただき、とっても光栄なことです。

本の内容についてはもちろん、「音楽書」というジャンルのどこがどう面白いのか、日々考えていることをそのまま文章にしてみました。[木村]

2007年12月17日

『クラシックジャーナル』で『クラシックでわかる世界史』を紹介していただきました。

『クラシックジャーナル』(アルファベータ刊)029号で堀史恵さんが『クラシックでわかる世界史』を、「リアルな読後感をもちました」と評してくださいました。[木村]

2007年12月21日

『音楽現代』で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

評者は保延裕史さん。「ルターの宗教改革から19世紀初頭までのヨーロッパにおける歴史と音楽が、有名な作品を象徴的に取り上げることで非常にわかりやすく説明されている」と評していただきました。[木村]

2007年12月24日

『モーストリー・クラシック』で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

『モーストリー・クラシック』2008年2月号(新春特大号)の「今月の本」で、『クラシックでわかる世界史』を紹介していただきました。

「人物中心の豊富な脚注が理解を助ける」と、編集担当にとってはとてもうれしい評をいただきました。[木村]

2007年12月25日

『出版ニュース』で『村上春樹にご用心』が紹介されました

出版業界誌の老舗『出版ニュース』の12月下旬号で『村上春樹にご用心』が紹介されました。“村上春樹ファン必読の1冊”ということなので、全国300万春樹ファンのみなさん、どうぞよろしく^^。[鈴木]

2008年01月16日

『Jupiter』で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

いずみホール(大阪)の発行する情報誌『Jupiter』の2/3月号で、『クラシックでわかる世界史』を紹介していただきました。

「(略)歴史がうねるとき、音楽も急進生を増し、(略)厭世的気分が蔓延すれば、作品にも懐古趣味が横溢する、つまり政治家も商人も音楽家も同じ歴史の道を、行きつ戻りつ現代になだれこんできたという、その視点」を評価してくださっています。

なお、『Jupiter』ではこの号から片山杜秀さんの連載「片山杜秀の弦楽四重奏・超入門」が始まってます。第1回は「弦楽四重奏はコワ面白い!」。これからの展開が楽しみです。[木村]

2008年01月16日

玉木正之さんがウェブサイトで『クラシックでわかる世界史』を推薦!

ご自分の公式ウェブサイト「カメラータ・ディ・タマキ」の右カラム、「タマキのお薦め」欄で『クラシックでわかる世界史』を紹介してくださってました。[木村]

2008年01月18日

『ハーモニー』で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

全日本合唱連盟の機関誌『ハーモニー』で、坂元勇仁さんが『クラシックでわかる世界史』を紹介してくれました。「作曲家、あるいは支配者や被支配者、あらゆる人の生きざまがひとつになったとき、音楽作品は本当の意味合いを僕たちに伝えてくれる」と、この本を読んでくださいました。

『ハーモニー』──合唱小僧だったキムラにとっては、甘酸っぱい青春の思い出とともにある雑誌です^^。[木村]

2008年01月31日

「カメラータ・トウキョウ ニュース」で『音盤考現学』が紹介されました。

レコード・レーベル「カメラータ・トウキョウ」のブログ「カメラータ・トウキョウ ニュース」で『音盤考現学』を紹介していただきました。

「現代作品を聴く楽しみを何倍にも拡げる内容」と評価していただいています。ブログでは本で紹介された同社発売のCDも一覧になっていますので、本とあわせてお楽しみください。[木村]

2008年02月01日

『関西音楽新聞』で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

新刊ガイド「楽書好読」のコーナーで、「こんな授業なら受けてみたい。読後、そう思う人は多いだろう」と評していただきました。[木村]

2008年02月06日

「書評空間」で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。

KINOKUNIYA BOOKWEBの書評コーナー「書評空間」で『クラシックでわかる世界史』が紹介されました。評者はピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さん。

「今まで音楽史の本はたくさんあったし、世界史の本もそれ以上に出版されてきた。しかしそれを同列につむいだ本はあっただろうか」と評していただいています。[木村]

2008年02月06日

日本経済新聞で『音盤考現学』が紹介されました。

2/6付け夕刊の7面「エンジョイ読書」で、『音盤考現学』を「政治思想史研究者としての好奇心の深さものぞかせるなど、独特の文明論としても楽しめる」と紹介していただきました。[木村]

2008年02月07日

糸井重里さんが『ご用心』に“ひとめ惚れ”?

6日に発売された「ダ・ヴィンチ」2月号(の221ページ)で、糸井重里さんが「今月のひとめ惚れ」に『村上春樹にご用心』を選んでくれました! 「内田さんは大好きな作家のひとり。大好きなのでついつい真似しちゃいそうになるので、気をつけるために毎回読んでいる」んだそうです。

正直、アルテスとはご縁ないかも、と思ってた雑誌なので嬉しいかぎりです。糸井さんはしばらく前に「ほぼ日」で倍音の話を書かれていたので、あれ? とは思ってたのですが、武田鉄矢さんも内田樹さんのとても熱心な読者だったり、さすが内田ファンの層は厚いというか広いというか。

今月末には村上春樹さんの新刊も立て続けに出ることだし(『ペット・サウンズ』がクレスト・ブックスからというのに興味津々)、そろそろ新しいポップ作らなきゃ![鈴木]

2008年02月15日

「CLASSICA What's New!」で飯尾洋一さんが『音盤考現学』を絶賛!

記事はこちら。「一つの項を読むごとにワクワク、ドキドキする」──と絶賛してくださってます! 感謝!

うーむ、飯尾家はクッションではなく、座布団派なのか! たしかにクッションはパンパン叩けません。[木村]

2008年02月18日

『クラシックジャーナル』で『音盤考現学』が紹介されました。

まず、『クラシックジャーナル』5周年、おめでとうございます!

栄えある記念号の第30号で、中川編集長手ずから『音盤考現学』をご紹介いただきました。片山さんの批評を「構造主義」と位置づけたうえで、「構造主義が分からない旧世代を、覚醒させてほしい」とは、なかなか過激な評です。[木村]

2008年02月20日

吉田秀和さんが『音盤考現学』を絶賛!!

評論家の吉田秀和さんが、『レコード芸術』3月号のご自身の連載「之を楽しむ者に如かず」の冒頭で、片山杜秀さんの『音盤考現学』のことを文字どおり「激賞」してくださいました!

終わりまで、ほとんど一気に読み通した。文章も痛快だが、内容も素晴らしい。近来の快著である。
(略)鋭い筆致とすごい博識に裏づけられた考察、指摘が──全巻どこをとってみても、隙間なく、ぎっしり──述べられていて、私など正に教えられることだらけであった。
日本の音楽界の至宝ともいうべき方から、これほどまでに高い評価をいただけて、著者ともども喜びとともに身のひきしまる思いを感じています。[木村]

2008年02月21日

山崎浩太郎さんが『音盤考現学』を書評してくださいました。

『レコード芸術』3月号(この号は広告といい、吉田秀和さんの文章といい、アルテスの露出が多いのですが)の「BOOK MARK」のコーナーで、山崎浩太郎さんが『音盤考現学』について書評してくださいました。

巻末の索引を「編集者の労作」と紹介してくださったうえで(これ、うれしい!)、そこに並んだ広範囲の人名を見て、「知識が目的ではなくただ叙述の手段として、とことん使役され、搾取されているのが小憎らしく、素晴らしい」と評価してくださっています。

片山さんの音楽批評の本質についても「徹底的に面白がるという姿勢」を指摘されていますが、これは編集担当者として、まったく同感です。身のまわりのことがすべて面白くてしかたない、面白すぎるから、そのただ中に身を投じて溺れてしまう、その溺れている自分も面白がってしまう──これが片山さんという人ではないかなあ、と感じます。[木村]

2008年02月21日

『ミュージックマガジン』で『音盤考現学』が紹介されました。

3月号の「新刊ひとくちメモ」で。[木村]

2008年02月21日

『intoxicate』で『音盤考現学』が紹介されました。

vol.72の「OCHA-NO-MA REVIEW」のなかで、小沼純一さんが書いてくださいました。「読ませる読ませる。堪能できます」と。[木村]

2008年02月23日

北中正和さんが『音盤考現学』を紹介してくださいました。

音楽評論家の北中正和さんがご自身のブログで『音盤考現学』をご紹介くださいました。

同書でとりあげられたCDを即座に注文されたそうですが、「さっそく聞いてみたが、文章から期待していたほどには音楽がおもしろくない。うー。困った」とのことで、なんだか申し訳ないような……。

面白いCDが1枚でも見つかることをお祈りします。[木村]

2008年02月23日

許光俊さんが『音盤考現学』を紹介してくださいました。

音楽評論家の許光俊さんがHMVのウェブサイトでの連載「許光俊の言いたい放題」第136回で、「ユートピアは実在した」と題して『音盤考現学』をとりあげてくださいました。

片山さんの「あらゆるものから等距離のいわば天上の神が地上を眺めるかのような視点」を指摘、「氏の独特の語り口は、今この瞬間がまさに至福のユートピアだという歓喜に由来しているのだろうか」と論じておられますが、まさに、片山さんが『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)で論じた「中今」ということかもしれませんね。[木村]

2008年03月03日

『あんさんぶる』に『音盤考現学』のことを書きました。

木村が昨年から新刊書やCDなどのレビューを担当している『あんさんぶる』の3月号で、『音盤考現学』のことを書かせていただきました。

アルテスの本はとりあげない方針だったのですが、増田編集長から「『あんさんぶる』の読者のためにもぜひ」とすすめていただき、「アルテスの新刊より」という枠をあらたに設けて、今後1冊ずつ紹介させていただくこととなりました。

同誌には小原孝さん、若尾裕さん、横井雅子さんといった方々の連載も掲載され、とても充実した内容です。[木村]

2008年03月05日

『週刊朝日』で『音盤考現学』が紹介されました。

3/14号の「週刊図書館」(p.85)で、「読後、音楽の深みに触れる感覚に」と評していただきました。[木村]

2008年03月06日

佐々木敦さん、『音盤考現学』に興奮!


音楽に文学に今もっとも質の高い評論を展開しているひとり、佐々木敦さんが、自ら編集長として創刊した新雑誌『エクス・ポ』第2号の「冬休み読書日記」で『音盤考現学』を取り上げてくれました。

「自由奔放にユニークきわまる思弁を繰り広げている」「本質的にポストモダンであり、「芸術」の芸術性を成り立たせている基盤をこそ俎上にのぼらせている」「アクロバチックでさえある論旨の展開には、読んでて興奮させられました」……いやあ、佐々木さんにここまで盛り上がっていただけるとは嬉しいかぎり。「アルテスさん、もっともっと片山本を!」……はい、どんどん出しますので! 佐々木さんの最新刊『絶対安全文芸批評』にもご注目を。

[鈴木]



2008年03月13日

『Jupiter』で『音盤考現学』が紹介されました。


Jupiter』は大坂・いずみホールの発行する音楽情報誌。「カジュアルな20世紀音楽ガイドとしてお薦め」と紹介してくださっています。同誌には連載「片山杜秀の弦楽四重奏・超入門」も掲載されているし、今回は水谷彰良さんと演出家・岩田達宗による「ロッシーニ対談」が掲載されていて、かな~り充実してます。

[木村]



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2008年03月15日

横川理彦さんが『音盤考現学』を絶賛!


『Sound & Recording Magazine』4月号で横川理彦さんが、北里義之さんの『サウンド・アナトミア』(青土社)、『事典 世界音楽の本』(岩波書店)とともに「音楽批評の創造性を感じる3冊」として『音盤考現学』をとりあげてくれました。

一読して、大変に面白く刺激的な議論が山盛り
著者のレビューのほうがCDの内容よりもはるかに生き生きしているのではないか
現代史の知識・明せきな思考と切り結んで論じられるために〈1枚のCDから政治を社会を時代を〉看破することができる
最後は、
片山によって日本の現代音楽は生き返ったと言える。
と結んでくださっています。

つねづね独特のセンスでの本のセレクションと、その慧眼に敬意をいだいてきましたので、たいへん光栄です。

[木村]



2008年03月15日

白石知雄さんがブログで『音盤考現学』について書いてくださいました。

音楽評論家で神戸女学院大学、大阪音楽大学講師の白石知雄さんが、『Jupiter』での書評にひきつづき、ご自身のブログで『音盤考現学』をとりあげてくださいました。600字の書評を書くにあたって配慮したことなどがつづられていて、たいへんありがたく、また興味深く読ませていただきました。

[木村]

2008年03月23日

毎日新聞で井上章一さんが『音盤考現学』を絶賛!


3/23 毎日新聞

国立国際日本文化研究センター教授で、建築史、意匠論ほかさまざまな領域での多彩な評論活動で知られる井上章一さんが、3/23の毎日新聞読書面「今日の本棚」にて、『音盤考現学』を書評してくださいました。アルテスにとってははじめての新聞の大枠での書評です。

井上さんはこれまでナクソスの『日本作曲家選輯』シリーズなどで片山さんの音楽面での仕事に注目されてきたらしく、片山さんの音楽評論家としての最初の著作の刊行を手放しで喜んでくれているのが伝わってくる文章。呉泰次郎のこと、三島由紀夫と團伊玖磨の《ひかりごけ》、映画『大坂城物語』と伊福部昭とルルーの《分裂行進曲》などなど、本に収載されたさまざまなエピソードを紹介して、この本のおもしろさを熱く語ってくれています。

音楽のことはピンとこなくても、だいじょうぶ。読書には、こまらない。近代日本史の意外なエピソードも、この本はいっぱい教えてくれる。
バッハやモーツァルトらのことをくわしく論じる本はたくさんある。しかし、現代の末裔たちを、興味深く語ってくれる本はあまりない。この本をすすめるゆえんである。
最後には関西で放映されていた『部長刑事』というテレビドラマとショスタコーヴィチをからめて論じてほしい、と著者にリクエストも。「熱くて濃い」書評でした。

[木村]

 

2008年03月23日

井上章一さんが日経新聞でも!

今朝(3/23)の毎日新聞での書評の前に、井上章一さん、日経新聞3/19夕刊「エンジョイ読書」のなかの「目利きが選ぶ今週の3冊」でも、『音盤考現学』を「★★★★」の評価で紹介してくださっていました。

ちなみに、井上さんが選んだその他の2冊は、小泉和子編著『家で病気を治した時代』(農山漁村文化協会)、森洋子著『ブリューゲル探訪』(未来社)でした。

[木村]

2008年03月23日

大場正明さんが『音盤考現学』を書評してくださいました。


『CDジャーナル』4月号「本の虫の巣」にて、

必ずしもクラシックの熱心なリスナーとはいえない筆者でも引き込まれてしまうのは、膨大な知識に裏打ちされた切り口や語り口がユニークであるからだけではなく、日本人であれば本来避けて通れないはずの課題が掘り下げられているからだ。

と評してくださっています。

[木村]



2008年04月07日

坂元勇仁さんが片山杜秀さんに根掘り葉掘り


全日本合唱連盟が出している合唱専門誌『ハーモニー』の巻頭インタビューは、聴き手の坂元勇仁さんが各界の著名人をたずねて、ほかの媒体ではあまり読めないような内容の話を、これもほかの媒体では例をみないA4判で9ページという分量でていねいに聴き出していて、いつも愛読しているのですが、こんど出た「144号/2008年春号」では片山杜秀さんが登場。『音盤考現学』についても、大きく紹介していただいてます。なるほどと思った一節をご紹介。
片山 (略)だから私は、積極的に論題とされてこなかった日陰のものだって語ろうと思えば日向のもの以上に語れるんだぞと、やってみたくなったんです。思想にしても映画にしても音楽にしても、みんなが偉いと言っているものに対する偶像破壊にはあまり興味がない。もっと偉いものをもっとほめることにはましてや興味がない。偶像になっていないものにどういう意味があるかということを一生懸命語りたい。
『ハーモニー』、合唱関係者以外にはあまり知られてないのが残念です。個人でも年間購読ができるようなので、関心のある方はぜひ。

[木村]

2008年04月08日

松浦晋也さんが『音盤考現学』を紹介してくださいました。

宇宙開発関係の著作を多数書かれているノンフィクション・ライターの松浦晋也さんがブログ「松浦晋也のL/D」で、『音盤考現学』をとりあげてくださっています。

 片山氏の文章は、読者に対して「ほーら、これは面白いよ、聴いてごらん」と誘惑する力が非常に強い。その力の一部は、彼自身が邦人作曲家の音楽が大好きだという熱意にある。なにしろナクソスの「日本作曲家選輯」では、目が爆発するほど小さな活字にもかかわらず、CDケースが破裂するようなぶ厚いブックレットが必要になる、長大な解説を毎回書いているのだ。

 しかし、それ以上に重要なことは、彼が蓄積した膨大な知識だ。一つ一つはトリビアとしか思えない知識を組み合わせ、あっと思わせる構図を描いてみせるのである。


「単に演奏がいいとか悪いとかではない。その曲の魅力を的確にえぐり出し、知識のパースペクティブの中に曲を位置付け、読者を「この曲を聴いてみないか」と誘惑する、メフィストフェレスのような評論家」として、三浦淳史、秋山邦晴、柴田南雄、船山隆、武田明倫の諸氏を位置づけ、その系譜を継ぐものとして片山杜秀さんを評価されていて、「なるほど」と思いました。
[木村]

2008年04月08日

澤谷夏樹さんのブログでも

音楽評論家の澤谷夏樹さんがブログ「現代古楽の基礎知識」で、『音盤考現学』をとりあげてくださっています。「批評の神は、素材の組み合わせとその繰り回しの鮮やかさとに宿る」とはまさに納得のひとことです。

[木村]

2008年05月02日

俵孝太郎さんが『音盤考現学』を絶賛!

俵孝太郎さんが『intoxicate』の連載コラム「クラシックな人々」で、『音盤考現学』をとりあげてくださっています(73号)。

対象の多くは日本の作曲家を中心とした現代音楽だが、政治学を学び思想史にも通じている上に、映画はもちろんサブカルチャー全般にも強く、多岐にわたる論点の説得力は極めて高い。
片山さんや山崎浩太郎さんを「21世紀の教養主義の体現者」と称揚されていて、まさに同感です。そういえば、政治評論家で音楽批評もよくする俵さんと片山さんとは、肩書きだけでなく、どこか通ずるところがありますね。教養主義ということばが、それを解く鍵かもしれません。
[木村]

2008年05月21日

吉田秀和さんがふたたび!


『レコード芸術』3月号にひきつづき、今日発売の6月号でふたたび、吉田秀和さんが、連載「之を楽しむ者に如かず」のなかで、『音盤考現学』のことをとりあげてくださいました。それもまたまた、エッセイの冒頭で!

 3月号で、片山杜秀さんの近著『音盤考現学』に教えられるところが多いと書いたが、それは氏の驚くべき博識の賜物というだけでなく、氏の考察の対象が、もっぱら「現代」「今日」の音楽あるいは音楽家に向けられていることとも切り離せない関係にある。 (略)  それだけにますます、私は片山さんのやっていることに感心せずにいられなくなる。彼の書いたものを読めば、いかに彼がモーツァルトやシューベルトをきくのを嫌がるわけではないのに、それどころか「古い音楽」についてもたっぷりと余裕のある「心得」をもっている上で、さらに、いま私たちの身の回りで起こっていることに深い関心を持ち、それについて、熱心に資料を集め、真摯に研究した上で、判断を下した結果を紙の上に記すという仕事をしているのだということが、否が応でも、目に入らざるを得なくなるのだから。

片山さんの『音盤考現学』とならんで取り上げられているのは、岡田暁生さんの快著『恋愛哲学者モーツァルト』(新潮選書)。くしくも、5/24に発売となる片山さんの第2作『音盤博物誌』には、岡田暁生さんから推薦コメントをいただいています。

吉田さんはエッセイのなかで、「長木誠司、石田一志、小沼純一、白石美雪……」と、終わりのほうでは海老澤敏氏、井上太郎氏、石井宏氏の名も挙げながら、

こういった人たちの書いたものを通じて、日本の音楽評論が次第に成熟し、形をとってゆくことを、私は期待している。何かが実ってくれ、すべてが空しい筆のすさびに終わらないでほしい。私はこのごろよく思う。

と結んでいます。音楽評論を形にする“場”を提供するものとして、わたしたち出版人も、もって銘すべき言葉だと思いました。ありがとうございました。

[木村]


2008年05月24日

『週刊ブックレビュー』にピーターさん出演決定!

『魂(ソウル)のゆくえ』刊行記念トークショーも3回を大盛況で終えて、6月14日の池袋ジュンク堂を残すのみとなりましたが(すでに満員御礼になりました)、今週20日には学習院大学でピーターさんの講演があったので参加してきました。これは英語英米文化学科発足記念の催しで、100人ほどの学生さんたちを前に、ピーターさんが青春時代に出会ったソウル・ミュージックを聴くという内容。想像以上に学生さんたちの反応がよく、ちゃっかり販売させていただいた『魂(ソウル)のゆくえ』もなんと30冊以上買っていただきました^^。すっかりお世話になった上岡伸雄教授には改めて御礼を申し上げます。

さて、そうこうしているあいだに『月刊プレイボーイ』(集英社インターナショナル)6月号「ON THE SCENE」、『BRUTUS』(マガジンハウス)6月1日号「book」、『週刊文春』(文藝春秋)5月22日号「この人のスケジュール表」、『公明新聞』5月19日付け書評欄と、次々に『魂(ソウル)のゆくえ』を紹介していただいています。さらには『ラティーナ』(ラティーナ)6月号では大須賀猛さんによる書評も。編集者、記者のみなさん、大須賀さん、ありがとうございます。

そして、なんとNHK-BSの書評番組『週刊ブックレビュー』にピーターさんの出演が決定! 後半の特集コーナーで『魂(ソウル)のゆくえ』が取り上げられるのです。アルテスとしても初の全国ネット放送に登場ということで嬉しいやら緊張するやら(^^;)。ぼくらも収録にお邪魔してくるつもりです。聞き手はおなじみ中江有里さんとピアニストの三舩優子さんで、放映は6月7日朝8時30分~9時24分(再放送:8日深夜23時45分~24時39分)。お楽しみに!

[鈴木]

2008年05月30日

飯尾洋一さん唸る!──「これが批評というもの」

CLASSICA What's New!」で飯尾洋一さんが『音盤博物誌』のことを絶賛してくれています。

あちこちの見出しを拾い読みしただけで楽しくなる本などめったにない。

袋とじ付録にもご満足いただけたようで^^。ありがとうございました。

[木村]

2008年06月11日

山尾敦史さんも驚嘆!

愛読していた「山尾好奇堂」を閉めてしまったあと、どこへ行ってしまったのかと(おおげさですが)心配していた山尾敦史さんが、こんなところで「仮店舗(テンポ)」を開いておられました。Howardも健在!

 僕と仕事と仮テンポ http://yamaonosuke.blogzine.jp/karitempo/

6/2のエントリで『音盤博物誌』について、「こんなに長い文を書くつもりはなかったのだが、一気に書いてしまった」とおっしゃりながら、ていねいに評してくださってます。

片山さんのすごさは、日本でそれを理解するのは何百人かという単位の話題を、さも多くの人が読めてしまうように書く文章力なのだと思う。
片山さんの文章を楽しめる要因として最高級の賛辞をもって挙げたいのが「文章が外を向いている」ということなのだ。つまり「読者に対して文章を書いている」ということである。
最大の醍醐味はおそらく巻末の人名索引だろう。

最後の引用は、編集担当者としてもとてもうれしいひとこと。

さらに、6/15(日)15:00からタワーレコード渋谷店でおこなわれる片山さんと山崎浩太郎さんのトークショーのことも紹介してくださっています。「その場に潜入したいような怖いような・・・」と書いておられますが、ぜひいらしてくださ~い。お待ちしてます。

[木村]

2008年06月14日

週刊朝日に書評掲載!

『週刊朝日』6月20日号で高田健一さんが『魂(ソウル)のゆくえ』を書評してくださいました。「この本を超えるブラックミュージック・ガイドブックはいまだ書かれていない」と絶賛してくださっています。

お知らせするのが遅くなっちゃいました。いま7月刊行の和久井光司著『「at武道館」をつくった男』の入稿でてんぱってる鈴木に代わり、木村がお伝えしました。

[木村]

2008年06月14日

紀伊國屋書店ロンドン事務所でも話題に!

KINOKUNIYA書評空間」の紀伊國屋書店ロンドン事務所のページ「Booklog from London」で、『魂(ソウル)のゆくえ』が書評されました。

ソウル・ミュージックのみならず、ポピュラー・ミュージック全領域における名著の改訂新版。買うべし、としかいいようがない傑作。音楽なしでは生きていけないような本当の音楽好きを識別する試金石。

と絶賛してくださっています。

[木村]

2008年06月14日

林田直樹さん、納得。

ネットラジオ「OTTAVA」のブログ「OTTAVA amoroso」で、林田直樹さんが『音盤博物誌』をとりあげてくれました。袋とじの内容にふれつつ、なぜ片山さんの文章に力があるのかを書いてくださっています。

[木村]

2008年06月29日

北中正和さんのブログで

音楽評論家の北中正和さんがご自身のブログ「wabisabiland pop diary」で、『魂(ソウル)のゆくえ』『音盤考現学』『音盤博物誌』のことを書いてくださっています。『魂(ソウル)のゆくえ』については、「こういう本が好評ということは、音楽をアット・ランダムにではなく、ある程度まで系統だてて聞きたい人が存在しているということだろう」と。そういう人がたくさんいてくれてこそ、ぼくらみたいな出版社がなりたつわけですね。ありがとうございました。

[木村]

2008年07月05日

北國新聞に著者登場

八橋検校 十三の謎』は本日発売!

発売を前に、6月26日の北國新聞に著者の釣谷真弓さんが登場し、同書が紹介されました。

[木村]

2008年07月05日

『マリ・クレール』で推薦!

『マリ・クレール』誌8月号、「書店員のおすすめ本」コーナーでTSUTAYA BOOK STORE 有楽町マルイ店の販売員、松井裕美さんが『魂(ソウル)のゆくえ』を紹介してくださいました。

マイケル・ジャクソンや映画『ドリーム・ガールズ』に興奮の私にとってこれはまさにお宝本! 〜〜いちばんの魅力は179枚のCDガイド。それでますます好きなシンガー、楽曲が増えていきます。新たな世界の扉を開く鍵がいっぱい詰まった一冊。

と絶賛していただいてます。書店員さんにおすすめいただくのはまた格別の嬉しさがあります。さっそく御礼とご挨拶に伺ったTSUTAYA有楽町マルイ店は、広々とした空間に洗練された棚の配置……ついつい長居したくなってしまう、居心地のいいショップでした。

[船山]

2008年07月08日

『あんさんぶる』で『音盤博物誌』を宣伝

前の前のエントリでもふれた『あんさんぶる』では、木村が本やCDなどのレビューを担当させていただいていますが、7月号で『音盤博物誌』のことを書かせていただきました。あ、もちろんレビューではなく「アルテスの新刊より」という特別枠での押し売り宣伝。

レビューのほうではボスール著『現代音楽を読み解く88のキーワード』、海老澤敏著『モーツァルトの廻廊』、岡田暁生著『恋愛哲学者モーツァルト』をとりあげました。

[木村]

2008年07月12日

北國新聞でふたたび

7/7(月)付けの北國新聞に、『八橋検校 十三の謎』の著者・釣谷真弓さんがふたたび登場しました。「自分たちの国の文化を知る一つのきっかけになればうれしい」と語っています。

[木村]

2008年07月12日

図書新聞が「片山杜秀の本1,2」をまとめて紹介

『図書新聞』(2008/07/19付け)で『音盤考現学』と『音盤博物誌』がまとめて紹介されました。「この本は一種の奇書である」から始まり、「著者の知識が広大で、ただただ驚きをもって読まされてしまう」と書いてくださっています。

書誌情報のところに索引のページ数が表示されているのは、いかにも『図書新聞』らしいですね。

[木村]

2008年07月15日

讀賣新聞「著者来店」に片山さん登場!

7月13日(日)讀賣新聞朝刊・読書面の「著書来店」コーナーに、『音盤博物誌』の著者として片山杜秀さんが登場しました!

「ここは博覧強記の“平成の怪人”の揺りかごだ。」──あまりにも巨大な空間を持つ“まるで体育館のような” ご自宅の書庫(というより倉庫?)の写真が、ばっちり掲載されています。

記事中では松本記者が『音盤博物誌』を「その喜々とした批評眼たるや従来の音楽評論の域を超えている。」と評してくださいました。本のページをめくる片山さんは、とても幸福そうですね。

[船山]

2008年07月16日

『音楽現代』に書評が出ました


『音楽現代』8月号に『音盤博物誌』の書評が掲載されました。評者は倉林靖さん。「[『レコード芸術』連載の]前半を収めた『考現学』よりもさらに練れた、あるいはさらに自由奔放な思考の飛躍が収められており、読者は片山氏の更なる博覧強記ぶりに驚嘆するだろう」と評していただいています。

なお、この号には弊社の広告も掲載されています(p.145)。

[木村]


2008年07月16日

『Jupiter』に書評が出ました


『音盤考現学』にひきつづき、白石知雄さんが『音盤博物誌』もとりあげてくださいました。大阪・いずみホールの発信する音楽情報誌『Jupiter』の8〜9月号。

 音楽ホールは万国共通の国際仕様だが、一歩外に出れば、東アジアの湿った空気が肌にまとわりつく。それが私たちの住む国の姿。それでいいじゃないかと大らかに肯定する片山杜秀の音楽論は、彼の思想史研究書『近代日本の右翼思想』とぴったり対になっている。
そういえば、先日(7/4)紀尾井ホールで、いずみホールを本拠とする「いずみシンフォニエッタ大阪」の東京公演がありましたが、それこそ“万国共通国際仕様”のホールに大阪発現代音楽を「空気ごと」運んできたような熱演に興奮したところだったので、なるほどと納得。

白石さん、ありがとうございました。

[木村]


2008年07月16日

武藤康史さんが読書日録で

『すばる』8月号の「読書日録」で、評論家・書誌学者の武藤康史さんが『音盤考現学』『音盤博物誌』(後者は書影も)をとりあげてくださっています(6/14の項)。「片山杜秀が立て続けに出した『音盤考現学』『音盤博物誌』(アルテスパブリッシング)を読むことは心地よくはない」とありましたからドキッとしましたが、続けて「ページを繰るごとに動悸が激しくなる。知の巨人に私は踏み潰された」と。ありがとうございました。

[木村]

2008年07月20日

朝日新聞の書評に『考現学』『博物誌』が!


先週の読売新聞に著者・片山さんが登場したのに続き、本日(7/20)、朝日新聞朝刊読書面にて、東京大学教授(日本政治思想史)の苅部直さんが、『音盤考現学』『音盤博物誌』を並べて書評してくださいました。全篇「激賞」といっていいありがたい内容。最後の段落だけ引用させていただきます。

 現代音楽は難しくてどうも、という人や、武満徹がこの分野で日本唯一の巨匠だと思っている人は、2冊を通読すれば、まったく考えが変わるだろう。そして読了後、「近代」や「日本」を見る視点も、いつのまにか新しくなっていることに気づくはずである。
苅部さんは十数年前に片山さんの名前を知ったと書かれていますが、片山さんの本を刊行してから、メディアで取り上げていただくたびに「ようやく」とか「待ちに待った」という接頭辞が付くことに、あらためて驚いています。苅部さんをはじめとするさまざまな領域の研究者や片山ファンのみなさんが、何年も何年も「待ちに待って」くださっていた片山さんの音楽論集を世に出すのは、プレッシャーも感ずる仕事でしたが、こうしてみなさんに喜んでいただけてほんとうによかった!

『音盤博物誌』は在庫僅少の状態でしたが、これを機に重版決定! 7/29からは第2刷を出荷いたします。「初版限定袋とじ付録」の「カタヤマモリヒデの作り方」が読みたい方は、書店にある初版分の在庫がなくなる前に、お早めにご入手を!

[木村]



2008年07月29日

ミュージックバードに片山杜秀さんが出演!

衛星デジタルラジオ、ミュージックバード「THE CLASSIC」に片山杜秀さんが出演し、『音盤博物誌』が紹介されることになりました。内容は、前半が6/15にタワーレコード渋谷店でおこなった片山さんと山崎浩太郎さんのトークショー、後半はスタジオであらためて片山さんが語ったものです(『音盤博物誌』の初版の袋とじ付録「カタヤマモリヒデの作り方」のラジオ版、という趣の話になったとか)。

番組の詳細は以下のとおりです。

ウィークエンド・スペシャル
〜音楽評論家を撃て!/片山杜秀の本が明かす“響きの思想”〜
2008年8月2日(土)12:00〜15:00 
再放送8月31日(日)18:00〜21:00
出演:片山杜秀、山崎浩太郎
番組ではアルテスから『音盤博物誌』をプレゼントとして提供させていただいています。いまや「レア本」となりつつある袋とじ付録の付いた初版本です!

なお、ミュージックバードを聴くには、専用のチューナーとアンテナが必要です。詳細は以下。

MUSICBIRDは
TOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。
クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、
これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。
ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする
「PCM Fun Club」の会員募集中
お問合せは03-3221-9000
http://www.musicbird.jp/
PCMファンクラブのお申し込みは03-3261-8155
http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html
[木村]

2008年08月01日

『邦楽ジャーナル』で紹介

『八橋検校 十三の謎』が『邦楽ジャーナル』8月号の「New Release」のコーナーで紹介されました。

[木村]

2008年08月06日

日経新聞で『「at武道館」をつくった男』が紹介されました

8月3日付け日本経済新聞の読書面で『「at武道館」をつくった男』が紹介されました。初のレビュー! 「洋楽の知識が乏しい人にも、団塊世代を代表する企業人のドキュメントとして楽しめる」とは嬉しいかぎりです。というわけで「チープ・トリック? ロックとは縁がなくて…」という方もぜひ!^^

[鈴木]

2008年08月08日

北陸中日新聞に書評

8/3(日)の北陸中日新聞(石川県と富山県をカバーする地方紙)に『八橋検校 十三の謎』の書評が掲載されました。著者・釣谷真弓さんの「演奏家の視点」に注目してくださっています。

[木村]

2008年08月22日

『歴史読本』に書評掲載!


『八橋検校 十三の謎』の書評が『歴史読本』(新人物往来社)10月号に掲載されました。「歴史図書さんぽ」コーナーのトップに! 歴史好きの方にぜひ読んでいただきたい本ですから、うれしいかぎり。ありがとうございました。

[木村]


2008年08月23日

いわき八橋会のブログで

いつものようにブログのチェックをしていたら、こんなブログを見つけました。

どうも「いわき八橋会」の方が書いておられるブログのようですが、そこで『八橋検校 十三の謎』を紹介してくださっています。いわき市と八橋検校とのつながりは深く、そのあたりは本のなかでももっとも大きな話題なのですが、このブログでは本に書かれていない情報も多々ふれられており、たいへん勉強になりました。ご紹介、ありがとうございました。

[木村]

2008年09月02日

『大人のロック!』で『「at武道館」をつくった男』が紹介されました

昨日発売された『大人のロック!』秋号「Rock Information」のコーナーで、『「at武道館」をつくった男』が紹介されました。この号の特集は「ビートルズvsストーンズ」とザ・フー。表紙にはほかにジャニス・ジョプリン、クイーン、デフ・レパード、ホワイトスネイク、ジャクソン・ブラウン、ポール・ウェラーといった名前が並び、連載「洋楽ディレクター列伝」は菅野ヘッケルさんといった具合で、今さらながらコンセプトのたいへん明快な雑誌です。表4の広告もツェッペリンの紙ジャケ(ちょっと欲しい^^)。[鈴木]

2008年09月06日

高橋源一郎さんが『音盤考現学』をおすすめ!

本日朝放映されたNHK BS-2『週刊ブックレビュー』で、高橋源一郎さんが「おすすめ」のなかに『音盤考現学』を入れてくださっていた、そうです! じつは番組は未見^^; 明日9/7夜の再放送を見なくっちゃ!(23:45〜24:39です)

メインの1冊は『中原昌也 作業日誌 2004→2007』(boid)。中原昌也さんと片山さん、なるほど共通点がありそうな……。

[木村]

2008年09月09日

ほめことばは「うっとうしい」!?

9/6のエントリでご紹介した『週刊ブックレビュー』のご報告。高橋源一郎さんは、中原昌也さん、舞城王太郎さん、片山杜秀さんの3冊を、「饒舌でうっとうしい本」というお薦めのテーマで評してくださいました(笑)。

『音盤考現学』にかんしては、「熱狂的なファンがいる。ぜんぜんCD評じゃないじゃん!ていう声もあるんだけど、異常な博識の世界に取り込まれていく」などのコメント。うれしいかぎりでした!

[船山]

2008年09月11日

航空自衛隊のみなさんも注目!?


「特別インタビュー」は桑田真澄さん!

航空自衛隊連合幹部会機関誌『翼』の第85号(9月号)の「新着図書」のコーナーで『八橋検校 十三の謎』を紹介していただきました。航空自衛隊のみなさん、「八つ橋片手に熱いお茶」(同誌より)をすすりながら、ぜひ読んでみてください。

[木村]


2008年09月22日

続々とレビュー掲載!(『「at武道館」をつくった男』)

発売からそろそろひと月半が経って、音楽誌が立て続けに『「at武道館」をつくった男』の書評を掲載してくれています。『CDジャーナル』10月号(カヴァーは鈴木祥子)では北井康仁さん、『レコード・コレクターズ』10月号(メタリカ特集。エグベルト・ジスモンチのインタビューも)ではサエキけんぞうさん、『ミュージック・マガジン』10月号(特集はPerfumeだ!)では安田謙一さんが、それぞれ丁寧な評を書いてくれました。たんなるノスタルジー本ではない、というところを読みとっていただけたようでうれしいです。

[鈴木]

2008年09月23日

ミステリーの謎解きのように──『CDジャーナル』で紹介

『CDジャーナル』10月号にて『八橋検校 十三の謎』が紹介されました。

ミステリーの謎解きのように楽しんでいると、自然と天才の横顔が見えてくるはず。

ほんとうにそうなんです。とくにあの『八犬伝』で有名な真田家と八橋検校との関係など、まさに「目からウロコ」ですよ。

[木村]

2008年09月24日

『ぶらあぼ』で『学ぼう指揮法』が紹介

『ぶらあぼ』10月号で『学ぼう指揮法Step by Step』を書影入りで紹介していただきました。「Webぶらあぼ」にも掲載されています。

[木村]

2008年09月30日

杉原志啓さんが『「at武道館」をつくった男』を絶賛!

発売されたばかりの季刊『DIG』誌上で杉原志啓さんが「これがまあなんというか、脳ミソへすこぶる付きの大ヒット。久方ぶりにページを括る手がもどかしいほどの面白さ」「傑作『評伝』」と大絶賛してくださいました(P.167、シンコーミュージック刊)。政治思想研究者・音楽評論家の杉原さんは、団塊よりちょっとしたの1951年生まれ。主人公・野中さんの同世代から30代のロック・ファンまで「おもしろい!」と評判のこの本、どうしようかな〜と迷ってる方はぜひ!^^

[鈴木]

2008年10月01日

速報! 吉田秀和賞受賞!!

本日、発表された「第18回吉田秀和賞」の受賞作は、なんと! 片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』!! 2作合わせての受賞となりました。

選評は以下のとおりです。

 天才と博識がはじけ出てくるような批評集である。

 100回におよぶ連載コラムを2分冊にまとめたものだが、各回1枚のディスクを取り上げ、作曲家や作品、その演奏について勘所をおさえ、そこから連想されるあらゆることに現代的視点から意味をあたえ、さらなる連想へと展開してゆく。その展開たるや息もつかせない。1枚のディスクから今の時代を切ってみせるという独特の視点は、日本の近・現代音楽について語るとき、特に熱をおびる。薀蓄の深さ、オタク的偏愛ぶりは驚異的だ。国外の音楽に向かうときも、この態度はより鮮明で、モーツァルトを表現主義音楽の元祖ではと提唱してみたり、バレンボイムの演奏術をシオニズム運動の精神に結びつけたりと、その批評眼は端倪すべからざるものがある。たいへんな力業だ。

 まったく新しい批評のスタイルを生み出した。

吉田秀和賞は「吉田秀和芸術振興基金が平成2年に創設。優れた芸術評論を発表した人に対して賞を贈呈し、芸術文化を振興することを目的」とする賞です。審査委員は吉田秀和、加藤周一、林光の三氏です。

片山さん、やりましたね! アルテスにとっても、創立1年にしてたいへんな栄誉にあずかり、メンバー一同、信じられない思いです。みなさんの応援に心から感謝しています。

[木村]

2008年10月05日

日経新聞「活字の海で」で『「at武道館」をつくった男』が紹介されました

吉田秀和賞受賞の余韻もさめやらぬ週末ですが、今日10月5日付け日本経済新聞朝刊の読書面「活字の海で」で、「裏方の目でポップス回顧」として『「at武道館」をつくった男』が「人間くさい裏話が印象に残る」と紹介されました。一緒に登場しているのは朝妻一郎さん初の著書『ヒットこそすべて』と、ばるぼらさんの『ナイロン100%』です。どちらもたいへんな労作。とくに現フジパシフィック音楽出版代表取締役会長・朝妻さんは業界の生き字引のような方ですから、その全キャリアが語られた前者はあらゆる音楽ファン必読かとおもいます。

[鈴木]

2008年10月08日

『バンドジャーナル』で『学ぼう指揮法』が紹介されました

『バンドジャーナル』11月号で『学ぼう指揮法Step by Step』が紹介されました。この号にはアルテスの広告も出させていただきました。

全国の吹奏楽、ブラスバンドの指揮者、指導者のみなさんのお役にたてることまちがいなしの1冊です。

[木村]

2008年10月09日

『週刊文春』に和久井光司さんの著者インタビュー掲載

今日発売された『週刊文春』10月16日号「編集部の赤マル!」で『「at武道館」をつくった男』の著者・和久井光司さんの著者インタビューが掲載されています。

「七〇年代洋楽全盛時代を担った男、野中規雄の人生」という大見出しと和久井さんの写真とともに5分の3ページという大枠です。記者の方は団塊ジュニア世代だそうですが、本については「ノスタルジーを超え、当時を知らない世代に新鮮に響く」とのこと。この世代には親である団塊世代がやってきたことに強い関心を持っている人が多いように思いますが、この本もそんな興味を満たす1冊として読んでもらえたなら嬉しいです。

[鈴木]

2008年10月09日

『ハーモニー』で『学ぼう指揮法』が紹介されました。

全日本合唱連盟の会報である季刊誌『ハーモニー』秋号で、『学ぼう指揮法Step by Step』が紹介されました。

アマチュア合唱団で、いきなり「指揮者やれ」と言われてしまったひと、新任校でいきなり合唱クラブを受け持たされてしまった先生などの「アンチョコ本」としても、役に立ってくれたらうれしいです。

[木村]

2008年10月23日

『BEAT SOUND』で『「at武道館」〜』と『魂のゆくえ』が紹介されました。

10月21日に発売された季刊『BEAT SOUND』誌(ステレオサウンド刊)のブック・レビュー欄で、伊藤隆剛さんが2冊並べて紹介してくれました。『魂のゆくえ』を「リマスター盤の如く蘇った改訂ヴァージョン」と、また『「at武道館」〜』は「日本ではこれまでになかった“裏方から見たロック・ヒストリー”であり、団塊世代のある種理想的なサクセス・ストーリーとして清々しい読後感を誘う」と評してくださっています。はい、まさにそういう本なんです。こちらの意図がしっかり伝わると嬉しいものですね。伊藤さん、武田編集長、どうもありがとうございました。

[鈴木]

2008年11月12日

祝!『音盤考現学』『音盤博物誌』サントリー学芸賞を受賞!!

やりました! 片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』が第30回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞しました! 先日の第18回吉田秀和賞に続いてのダブル受賞!! 片山さん、すごい。おめでとうございます!

社会・風俗部門の審査員は奥本大三郎(埼玉大学教授)、川本三郎(評論家)、佐伯順子(同志社大学教授)、袴田茂樹(青山学院大学教授)、養老孟司(東京大学名誉教授)の5氏。代表して川本三郎さんが選評を書いてくださっています(こちらで全文を読むことができます)。片山さんの批評に横溢する「おおらかな肯定の意志」を高く評価してくださいました。

片山さんの受賞コメントはこちらです。

今回の受賞作は4部門8作品。同じ社会・風俗部門では平松剛さんの 『磯崎新の「都庁」──戦後日本最大のコンペ』(文藝春秋)が受賞。そのほか特筆すべきは、芸術・文学部門で受賞した奥中康人さんの『国家と音楽──伊澤修二がめざした日本近代』(春秋社)。音楽書としては2001年の岡田暁生さん『オペラの運命』(中公新書)以来のことで慶賀のいたりです。

[木村]

◎各紙速報
MSN産経ニュース「サントリー学芸賞に片山杜秀氏ら」

時事ドットコム「サントリー学芸賞に平松剛氏ら」

毎日jp「サントリー学芸賞:受賞者・受賞作決まる」

読売新聞 YOMIURI ONLINE
サントリー学芸賞に「アダム・スミス」の堂目氏ら

徳島新聞Web「サントリー学芸賞に8氏 堂目卓生氏ら」

2008年11月13日

小沼純一×片山杜秀トークショー&サイン会をおこないます。

既報のとおり、シネマート六本木にて11/8(土)から21(金)まで開催中の「映画音楽家・林光の世界」という映画祭に関連して、11/16(日)14:00の回の上映後に小沼純一さんと片山杜秀さんがトークショーをおこないます。

当日は劇場1Fロビーにて、小沼さんの新刊『無伴奏』を発売に先駆けて販売するほか、このほど吉田秀和賞とサントリー学芸賞のダブル受賞が決まった片山さんの『音盤考現学』および『音盤博物誌』を販売させていただきます。いずれも、当日かぎりの「税抜き価格」での販売です(それほどたくさんは持っていかないつもりですから、売り切れの場合はご容赦ください)。

16:20からは同じくロビーにて小沼さんと片山さんのサイン会を開催します。こちらは映画およびトークショーを観ない方も参加可能。すでにお持ちの本を持参していただいてもけっこうです。どうぞふるってご参加ください。

[木村]

◎「映画音楽家・林光の世界」公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/atg/index.html

2008年11月13日

片山杜秀さんから喜びのメッセージが届きました!

サントリー学芸賞受賞のニュースから一夜明け、まだ興奮冷めやらぬアルテスに、片山杜秀さんから喜びのメッセージが届きました! 以下に全文を掲載させていただきます。

読者のみなさんへ

本を出すからには、出版社に迷惑のかからない程度には売れてほしい。書評も少しは出てくれたらありがたい。そのくらいには念じていたのです。

しかし、賞とは想定外でした。だって、そういう本は、1冊まるまる、人物とか作品とか事件とか、特定の主題にそってしっかり研究されたものと、たいてい相場は決まっているからです。それなのに、『音盤考現学』と『音盤博物誌』は、月刊誌の毎回読み切りの連載を束ねたもの。もしどこか面白いところがあったとしても、賞にはいちばん縁遠い書物なのです。そう、信じていました。

ところが、蓋をあけたら、吉田秀和賞とサントリー学芸賞を賜りました。夢のような話です。しかも、吉田秀和賞の審査員は、吉田さんその人と加藤周一さんと林光さん、サントリー学芸賞で拙著の選評を書いてくださったのは川本三郎さんなのです。

私は、吉田さんの、特に『世界の指揮者』と『世界のピアニスト』を、十代の頃、繰り返し読みました。音楽批評書を読んで、初めて納得させられたのは、この2冊です。なるほど、このように考え、文体を工夫すれば、音楽から書き物ができるのかと、目から鱗が落ちたのです。

加藤さんの本にもたくさん触れてきました。私はやはり少しひねくれていたのか、はじめ批評家の加藤周一よりも、詩人や小説家の加藤周一に興味を抱こうとしました。が、結局は、やっぱり批評家としての奔放な発想力にかなり影響されました。ああいって、そういって、エッ、こうなるの! そんな無茶な! でもおしまいには説得されている。私はいつもそんな加藤さんの仕事の爪の垢を煎じ、少しでもその大胆さをまねようとして書いているつもりです。道遠しですけれど。

それから林さん。小学校低学年のとき、劇団仲間による『森は生きている』の公演に行って初めて聴いた、やっぱりロシアの民謡やソ連の大衆歌を思わせる主題歌・挿入歌群。小学4年生の年の大河ドラマ『国盗り物語』の、勇壮なアレグロの模範というべきテーマ曲。小学6年生で観た増村保造監督の映画『動脈列島』の、権力の目方に民衆が押しつぶされて呻いていたら、やっぱりこういうふしが生まれるだろうと得心させられたタイトル音楽。それらをもう何十年も、私はしょっちゅう口ずさみ続けています。

あと、川本さんは、私にとっては何よりもまず、理想的な映画批評家です。普通の映画ファンなら、つまらないの一言で片づけそうな作品からも、川本さんは漫然と観ていたら気づかずに通り過ぎそうな細部を、つまり本筋からはみでた1カットや、画面の片隅に写っている小物や、ほんの脇役の一挙手一投足までを見事にすくい上げ、思ってもみなかった角度から、その作品ならではの魅力を発見して、語り尽くせてしまう。常識的評価をものともせず、ゲリラ戦で勝ってしまえる文章家なのです。私は、そのやり方を音楽でもやれないかと、いつも思ってきました。これまた道遠しですけれど。

とにかく、そういう方々が、賞には向いていないはずの私の本を、わざわざ拾って下さった。これはもう文句なく嬉しいのです。人生の誉れというやつです。

そうなった大前提は、あたりまえですが出版社が単行本にしてくれたからでしょう。単行本になったのは読者が居てくれたからでしょう。アルテスパブリッシングと、読んでくださったすべてのみなさんには、いくら感謝しても、し足りません。

本当にありがとうございます。

片山さん、あらためておめでとうございます。そして、ありがとうございます!

片山さんの頭の中には、まだまだわたしたちが触れたことのない知の沃野がひろがっていることでしょう。それが文章になり、本になることを待ち望んでいるファンのために、いやみずからファンの一員として、アルテス・スタッフ一同、全力でお手伝いさせていただく所存です。

[木村]

2008年11月18日

小沼純一さんが《無伴奏》についての講座を

小沼純一さんが『無伴奏』の発刊にあわせて、朝日カルチャーセンター新宿で公開講座を開きます。

公開講座 無伴奏ヴァイオリン作品の魅力──イザイを中心にバッハから20世紀の作品まで
講師:小沼純一(早稲田大学教授)
ゲスト:瀬崎明日香(ヴァイオリニスト)
日時:2008/12/13(土) 18:30〜20:00
受講料:会員3,570円/一般4,200円(入会不要)/ACC学生会員1,500円(要学生証)
場所:新宿住友ビル7F 朝日カルチャーセンター(申し込みは4F受付)
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=30973&userflg=0
(ネットからの申し込みもできます)

ゲストの瀬崎明日香さんはイザイ《無伴奏ソナタ》でデビューをかざったヴァイオリニスト。実演をまじえた講座はライヴ版『無伴奏』といったおもむきでしょうか? 楽しみです。

朝日カルチャーセンターでは、12/4(木)には寺神戸亮さんのバッハ《無伴奏チェロ・ソナタ》についての講座(こちらのページを参照)も開かれ、この期間、書籍『無伴奏』を販売していただけることになりました。ぜひこの機会に「無伴奏」のさまざまな姿にふれてみてください。

[木村]

2008年11月19日

林田直樹さんが早くも

ネットラジオ「OTTAVAのブログ」「OTTAVA amoroso」で、音楽評論家の林田直樹さんが『バレンボイム音楽論』を「音楽の真実を追求したいと思っているすべての人にとって必読の名著」と紹介してくださいました。

[木村]

2008年12月10日

サントリー学芸賞贈呈式に出席

12/9(火)東京會舘にて第30回サントリー学芸賞の贈呈式がおこなわれました。

式に先だっておこなわれた受賞者とのマスコミ懇談会では各部門の講評もあり、「社会・風俗部門」の審査委員を代表して青山学院大学教授の袴田茂樹さんが『音盤考現学』『音盤博物誌』について、「審査委員のなかでこの本のなかで紹介されている音楽を知っている者がだれもいない。にもかかわらず、とにかく読ませる。それが評価されて、すんなり決まりました」と解説。

受賞スピーチをする片山杜秀さん

贈呈式では佐治信忠サントリー文化財団理事長より賞の贈呈ののち、受賞者ひとりひとりの挨拶があり、片山さんは「1本1本読み切りのスタイルの連載コラムをまとめた本で受賞したことに驚いている。批評のスタイルということを評価していただけたのかと思う」と語っておられました。その後はパーティ。たいへんな数の出席者、しかも名札を見るとあちらもこちらも「あ、この方が……」というような錚々たる顔ぶれで、あらためてサントリー学芸賞の権威を実感しました。

受賞者のみなさん。前列中央は佐治信忠サントリー文化財団理事長

さて、アルテスにとってはその後がじつは本番。場所を移して、「片山杜秀さんのダブル受賞を祝う会」を開催したわけですが、そちらは次のエントリにて。

[木村]

2008年12月10日

「片山杜秀さんのダブル受賞を祝う会」を開催

12/9(火)の夜、サントリー学芸賞贈呈式の終了後、場所を東銀座「カフェ・セレ」に移して、「片山杜秀さんのダブル受賞を祝う会」を開催いたしました。

片山さんのライフワークのひとつであるCDシリーズ「日本作曲家選輯」をリリースするナクソス・ジャパン社長・佐々木隆一さんのご発声により乾杯したのち、アルテス・木村より「片山さんで明け片山さんで暮れた」今年1年間のご報告。しばしの歓談ののち、今年9月頃から片山さんのマネージャーに就任(?)された京都大学准教授・岡田暁生さんから、「片山さんの才能は片山さんだけのものじゃない。片山さんの本を待ち望む読者の共有財産なんです。その才能を浪費せず、しっかりと成果を出していってください」という、厳しくも熱いお祝いのことばが贈られました。

伊福部昭氏の霊が早川きょーじゅ(右)のヴァイオリンに憑依し、片山さん(左)へのお祝いメッセージを語る!

「特別ゲスト」として効果音ヴァイオリニスト、早川きょーじゅさんが登場し、「ヴァイオリン霊媒師」として、片山さんの心の師・伊福部昭さんからのお祝いメッセージを霊界から伝えてくれたあとは、いよいよ片山さんのコーナー。「秘蔵の映像」をもってきてくださるということでしたが、それはなんと「テレビ番組の出演者クレジット集」(笑)。「えんえん映画やテレビドラマのスタッフキャストの字幕が写っているだけ」のもので、「小6から中2までにノートに書き写すために録っては消してを繰り返していたビデオテープの、その録っては消してをやめたところで残った映像2時間」(片山さんのメールより)を映しながら、片山さんご本人が抱腹絶倒の同時解説。『風と雲と虹と』『元禄太平記』『水戸黄門』などなど……。ああ、片山さんはこどものときから片山さんだったんだ、と出席者一同ミョーにナットク。

『元禄太平記』(1975)のクレジット映像を観ながら、「このころの大河ドラマはよかった!」と思わず力のはいる片山さん

近代日本の右翼思想』の編集担当で、現在ナクソスのCD解説集を編集されている講談社の山崎比呂志さんのお祝いのことばののち、片山さんのご挨拶をいただき、アルテスから花束贈呈。濃密な2時間は幕を閉じました。

ちなみにご出席者へのアルテスからのおみやげは、今年6月にジュンク堂書店新宿店でおこなわれた片山さんと佐々木敦さんのトークセッションを収録した小冊子「濃密爆談──音楽批評についてこい!」でした(このパーティのみの限定品)。

[木村]

2008年12月13日

小沼純一さんとヴァイオリニストの瀬崎明日香さんのレクチャー

11/22に発売した小沼純一さんの『無伴奏』。版元ドットコムの12/3付けメールニュースで新刊アクセスランキングの3位に入るなど、たいへん好評をいただいています。

さて、少し前のエントリでお知らせしたとおり、小沼純一さんが『無伴奏』の発刊にあわせて、朝日カルチャーセンター新宿で公開講座を開きます。

公開講座 無伴奏ヴァイオリン作品の魅力──イザイを中心にバッハから20世紀の作品まで
講師:小沼純一(早稲田大学教授)
ゲスト:瀬崎明日香(ヴァイオリニスト)
日時:2008/12/13(土) 18:30〜20:00
受講料:会員3,570円/一般4,200円(入会不要)/ACC学生会員1,500円(要学生証)
場所:新宿住友ビル7F 朝日カルチャーセンター(申し込みは4F受付)
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=30973&userflg=0
(ネットからの申し込みもできます)

ゲストの瀬崎明日香さんはイザイ《無伴奏ソナタ》でデビューをかざったヴァイオリニスト。『無伴奏』のなかで中心的にとりあげられたイザイの名曲ですが、実演を聴くチャンスはあまり多いとはいえません。この機会にぜひ、著者のトークと素晴らしい演奏をお楽しみください。

[木村]

2008年12月13日

東京芸術大学で片山杜秀さんのトークショー

東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科の学生によるオープンプロジェクト『千住 Art Path 2008』で行われるトークセッション「ART TALKS」に、片山杜秀さんがゲストの一人として出演します。お題は「音楽を批評すること:『音盤考現学』と『音盤博物誌』」、と弊社の本のタイトルをあげていただいております。これはぜひとも足を運ばなければ!

●『千住 Art Path 2008』特別企画「ART TALKS」
●ホスト:毛利嘉孝(東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科准教授)
○12月20日(土)
 14:00-15:30 テクノロジーとアート:メディアアートの現在
        四方幸子(キュレーター、東京造形大学特任教授)
 16:00-17:30 アートと想像力:視聴覚交換マシン、ポストペットから「オープンスカイ」プロジェクトまで
        八谷和彦(メディア・アーティスト)
○12月21日(日)
 14:00-15:30 デジタル時代の音楽:著作権、音楽産業、そして音楽文化
        津田大介(IT・音楽ジャーナリスト)
 16:00-17:30 音楽を批評すること:『音盤考現学』と『音盤博物誌』
        片山杜秀(思想史研究、音楽評論家、慶応大学准教授)
◇会場:東京芸術大学千住校地 第一講義室
◇入場無料・学外者も入場可

片山さんが出演される「ART TALK」以外にも、特別企画「声の新領域 ~松平敬・太田真紀 現代声楽曲コンサート~」「冨田勲サラウンドプロジェクト」はじめ、学生によるプロジェクトなど、面白そうなイベントが盛りだくさんです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。『千住 Art Path 2008』の詳細は、下記公式サイトをご覧ください。

公式サイト http://www.senjuartpath.com/

[松岡]

2008年12月13日

林田直樹さんが『無伴奏』を紹介してくださいました。

OTTAVA amoroso」にて、音楽評論家の林田直樹さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「慎重な言葉遣いと集中した思考で、この作品[イザイの無伴奏ソナタ]の深部に分け入り、ヴァイオリン音楽、とりわけソロというものの孤独な本質について述べられています」と評価していただきました。

林田さんも新刊『クラシック新定番100人100曲』(アスキー新書)を出されたばかりですが、新書サイズのコンパクトな本ながら、たいへんていねいに深く掘り下げられた作品論、作曲家論となっており、まさに理想のクラシック音楽入門書といえる快著。おすすめです!

[木村]

2008年12月14日

川本三郎さんと三浦雅士さんが「2008年この3冊」に!

毎日新聞読書欄で毎年恒例の「2008年『この3冊』」。昨年は養老孟司さんが『村上春樹にご用心』を選んでくださいましたが、今年は川本三郎さんが『音盤博物誌』を、そして三浦雅士さんが『音盤考現学』を選んでくださいました!(12/14付け) それぞれ引用させていただきます。

川本三郎さん

 片山杜秀さんのクラシック評論は、なじみの薄い現代音楽の作曲家や演奏家への興味をかきたててくれる好著。音楽評論に新風が。

三浦雅士さん

『音盤考現学』は、あっけにとられるような博識と才筆によって、とりわけ日本現代音楽の面白さをほとんど強引に納得させてくれる。

川本さん、三浦さん、ありがとうございました!

[木村]

2008年12月15日

『BRUTUS』の「2009年のキーパーソン」にバレンボイムが

本日(12/15)発売の『BRUTUS』654号、「2009年のキーパーソン30人を知る本ガイド」のなかで『バレンボイム音楽論』がとりあげられました。「音楽から始まる和平。」と題して、「発言する音楽家」バレンボイムが紹介されています。

[木村]

2008年12月18日

横川理彦さんが『音盤博物誌』と『魂(ソウル)のゆくえ』をとりあげてくださいました。

Sound & Recording Magazine』2009年1月号「Books」コーナーにて、横川理彦さんが今年4月号での『音盤考現学』絶賛!に続いて、『音盤博物誌』と『魂(ソウル)のゆくえ』をとりあげてくださいました。

『音盤博物誌』については

これがまた、強烈な傑作で、批評の対象になっている作曲家や演奏家に詳しくなくても十分に楽しく読め、とても刺激的なのである。

『魂(ソウル)のゆくえ』については

南部では黒人と白人が一緒に音楽を作ることが当たり前だったことや、ファンクにロックの要素がかなり含まれていることなどが歴史的に理解できるのは大きい。(略)筆者の深い音楽愛にしっかり裏打ちされた好著だ。

と、いずれも高く評価してくださっています。

[木村]

2008年12月25日

片山さん、東京藝大にあらわる!


片山さんの前にはカセットテープを再生するために特別に用意されたラジカセが。右は司会の毛利嘉孝さん

ご報告が遅くなりましたが、12/21(日)東京藝術大学北千住キャンパスでおこなわれた「千住 Art Path 2008」でのトークセッション「ART TALKS」に、片山杜秀さんが出演しました。題して「音楽を批評すること:『音盤考現学』と『音盤博物誌』」。小学校の跡地に数年前に建てられたというモダンなキャンパスに、片山さんの超ハイテンションの絨毯爆撃トークが炸裂しました!

12/9の「ダブル受賞を祝う会」でも話題をあつめた「テレビの出演者クレジットばかり2時間収録したビデオ」のほか、今回は小学生時代の片山さんが「テレビの主題歌・挿入歌をひたすら録りまくったカセットテープ」、そして「カセットのインデックスカードでは書ききれないのでルーズリーフにひたすら列記した作詞・作曲・演奏クレジット・ノート」も初公開。司会の毛利嘉孝さんも「ぼくは片山さんと同い年のはずなんですが……」と、片山少年の飽くなき知識欲に絶句。

最後に「批評家の役割とは?」と問われた片山さん、「テクノロジーの進歩が加速する現代、作曲家が新しいテクノロジーに見合った表現様式を時間をかけて育てることが難しくなっている。新しいテクノロジーを用いながらも、旧態依然とした表現のまま止まっていることもしばしばで、そんなとき、作曲家が新しい表現様式を発見する手助けをすることも、批評家の重要な役割だと考えている」と答えていましたが、会場につどった未来のアーティストたちにはこの言葉、どのように響いたでしょうか?

[木村]


2009年01月06日

石井清司さんが『バレンボイム音楽論』に感動!

1/5付け公明新聞読書欄で『バレンボイム音楽論』がとりあげられました。評者はノンフィクション作家の石井清司さん。『変革の魂、ベートーヴェン』(ヤマハミュージックメディア)ほか大作曲家の伝記シリーズでも知られる方です。

読み易い上に、哲学や人生、宇宙にまで示唆は及び、少していねいに嚙みしめれば、身の震えるほどの感動を贈られるだろう。(略)ひとつの音譜から“全なるもの”の考察にいたる、その悟性の磨きの極地に凄みを見た。

と大絶賛してくださっています。ありがとうございました!

[木村]

2009年01月06日

小谷野敦さん、「受賞作を読む」!

1/6発売の『週刊朝日』1/16号で、比較文学研究者の小谷野敦さんが「受賞作を読む」というコラムを再開。その第1回として、『音盤考現学』『音盤博物誌』をとりあげてくださいました。

「『考現学』は現代音楽に関するもの、『博物誌』はなじみのあるクラシック音楽に関するものだ」との解釈に、編集担当者としてはびっくり。連載100回を並べただけで特段の分類はしていなかったつもりですが、「たしかに、そういわれてみれば……」と妙に納得しました。

小谷野さんのブログ「猫を償うに猫をもってせよ」にも、片山さんは何回か登場します(コチラは同ブログ内の記事を「片山杜秀」で検索した結果です)。

[木村]

2009年01月08日

バレンボイム中東公演中止

loisil-spaceさん(霞ヶ関のお役人さんだそうです)のブログで知りましたが、1/10、12に中東カタールとエジプトでおこなわれる予定だったバレンボイムとウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラの結成10周年記念公演が、今回のパレスティナ自治区ガザでの戦闘激化を理由に中止になったそうです。

世界文化賞受賞者のバレンボイム氏、ガザ情勢で中東での公演中止 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

loisil-spaceさんは『バレンボイム音楽論』の内容にもふれながら、「こういう地道な思想に基づく地道な取組は、一見すると和平への迂遠な道筋にも思えるのですが、実は、最も最短の道なのかもしれません」と述べておられます。「本来、政治がこういう時こそ、文化交流が真の威力を発揮するはずです。だからこそ、イスラエル人とパレスチナ人との混成楽団による演奏会を決行すべきだったのではないでしょうか」というloisil-spaceさんの主張に、深く同意するものです。

[木村]

2009年01月09日

『レコード芸術』1月号で片山さんW受賞特集!

ご紹介が遅くなってしまいましたが、『レコード芸術』1月号にて、4ページにわたって「片山杜秀W受賞記念特集」が組まれております。

片山さんのさまざまな表情が楽しい。

最初の2ページは「片山杜秀受賞&受賞の三ヶ月」と題し、10/1の吉田秀和賞発表、11/8の吉田秀和賞贈呈式、12/9のサントリー学芸賞贈呈式の写真、吉田秀和賞の選評、吉田秀和さんや林光さんのスピーチなどをまとめた内容。

片山さんの「脳髄」のなかを見るような書庫写真。

続く2ページは、これまでさんざん話題になってきた「片山邸1階の書庫」の写真と、片山さん本人の文章。書庫は写真1枚ではとうていその全貌をとらえきれず、さまざまなアングルから撮った数点が費やされています。引っ越しの直後にいちどお邪魔したことがありますが、もはやこんなことになっちゃってるとは……! 必見です。

[木村]

2009年01月14日

「題名のない音楽会」に片山杜秀さんが登場!

テレビ朝日の長寿番組「題名のない音楽会」が、世界に誇るべき日本の作曲家に光をあてる「日本の巨匠」というシリーズを開始。その第1回に番組の初代司会者でもあった黛敏郎をとりあげるそうですが、ゲストとして片山杜秀さんが登場し、楽曲の解説をするそうです。放映日時は2/1(日)午前9:00〜9:30。お見逃しなく!

◎詳細はこちら:
日本の近代音楽、そして「題名のない音楽会」の礎を築いた 大作曲家、黛敏郎

[木村]

2009年01月14日

今井顕さんが『バレンボイム音楽論』を書評

紀伊國屋書店のウェブサイト「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」にて、ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが『バレンボイム音楽論』をとりあげてくださいました。

音楽に不可欠なもののひとつに「直感」があることは間違いない。しかし直感だけで構築するには、クラシック音楽の作品は大きく複雑になり過ぎてしまった。必要なのは「知性」──これがバレンボイムのキーワードだろうか?

と評してくださっています。ありがとうございました。

[木村]

2009年01月15日

『音盤博物誌』でとりあげられたCDのまとめブログ

近藤淳也『「へんな会社」のつくり方』や津田大介『誰が「音楽」を殺すのか』(いずれも翔泳社刊)などIT系の本を中心にかずかずのヒット作を手がけられた編集者の毛利勝久さんが、ご自身のブログ「id_mohri daiarii」で「CDのまとめ」をやってくださっています(リンクは以下)。

これは便利! ありがとうございます。

id_mohri daiarii - 片山杜秀『音盤博物誌』で取り上げられていたCD

[木村]

2009年01月19日

茂木一衛さんが『バレンボイム音楽論』を書評してくださいました

『音楽現代』2月号にて、茂木一衛さんが『バレンボイム音楽論』をとりあげてくださいました。

本書のように自らの困難な実践の記録をもとにし、さらに音楽と政治の関係を具体的かつ詳細に述べたものは少なく、十分に読むに値するユニークな著作である。またバッハやモーツァルトの作品についてをはじめ純音楽的な論及により、音楽家、愛好家が啓発される箇所も多い。

と評してくださっています。ありがとうございました。

[木村]

2009年01月20日

城所孝吉さんが『バレンボイム音楽論』を書評してくださいました

『レコード芸術』2月号でベルリン在住の音楽ジャーナリスト、城所孝吉さんが『バレンボイム音楽論』をとりあげてくださいました。「彼の演奏が日によって驚くほど違い、その場その時の瞬間に強く結びついていること」に着目、本書で展開される議論やその背後にあるバレンボイムの考え方と深く結びついていることを明らかにしており、ひじょうに納得するものがありました。ありがとうございました。

[木村]

2009年01月21日

『クラシックジャーナル』で『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』が紹介されました

『クラシックジャーナル』35号で『バレンボイム音楽論』『無伴奏』の2冊を紹介していただきました。執筆は同誌編集部の小林蕗子さん。

『バレンボイム音楽論』については、「たいへん理解しやすい言葉で翻訳されているので、読者は十分に彼の思考と対話できる。ちなみにルビも丁寧に振られており、……思想用語に不慣れな読者にも理解しやすい配慮のされた本作り」と評価していただいたのは、たいへんうれしいかぎり。「静かな詩作の時間の必要を問いかけてくれる本」と結んでくださっています。

『無伴奏』についても、「渋い地味な装丁、消え入りそうな「無伴奏」の文字なのに、なぜか目に残る本」とうれしいポイントを突いてくださったうえで、「「無伴奏」ゆえの孤独と歓びに近づこうとする著者の想いが伝わる」と評していただきました。ありがとうございました!

[木村]

2009年01月21日

北中正和さんのブログで『聴いて学ぶアイルランド音楽』が紹介されました

音楽評論家の北中正和さんが、ご自身のブログwabisabiland pop diaryで『聴いて学ぶアイルランド音楽』を、徳丸吉彦著『音楽とはなにか』(岩波書店)とともに「音楽において伝統がどのようにして生まれ、伝えられ、変化していくのか。それについて示唆に富んだ本」としてご紹介してくださいました。
「人気アーティストやCDの紹介ではなく、背景にある現場に読者を案内することによって、この本はアイルランドの音楽の伝統、変容の可能性、多様性をわかりやすく教えてくれる」と、ずばりこの本の真価を語ってくれています。北中さん、ありがとうございました!

[鈴木]

2009年01月22日

『音楽の友』で『無伴奏』を書評していただきました

『音楽の友』2月号にて、ヴァイオリニストの森元志乃さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「……本書は内容的には間違いなく純然たる研究書なのだが、読んだ後に残るものはそれとは違った感触である。それはきっと筆者のスタンスが、〈研究者〉ではなく〈人〉であるからだろう」という指摘は、まさに著者・小沼さんの姿勢とこの本のありようをあらわすもの。「ヴァイオリンへのオマージュ……、優しさに満ちた本なのである」という結びもうれしく読ませていただきました。

森元さんのウェブサイト「ヴァイオリン弾きのおやど」はこちら。ブログも。

[木村]

2009年01月22日

『intoxicate』で『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』が

タワーレコード発行のフリーマガジン『intoxicate』77号にて、『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』がとりあげられました。

『バレンボイム音楽論』の評者は小沼純一さん。「この音楽家の抱く地平の広大さをみることができる」と評していただいています。そしてその小沼さんの著書である『無伴奏』については、タワーレコード本社の谷川和繁さんが「普段何気なく聴いている音楽への新しい視点を提示する」と書いてくださいました。

[木村]

2009年01月23日

『合唱表現』で『学ぼう指揮法』と『八橋検校13の謎』が紹介されました

『合唱表現』26号(2008/11/20)で『学ぼう指揮法Step by Step』が、続く27号(2009/02/20)では『八橋検校 十三の謎』が紹介されました。

同誌は作曲家の松下耕さんが代表編集人をつとめる季刊誌。花井哲郎さん、長谷川冴子さん、木下牧子さん、青島広志さんなどをはじめとする実力派執筆陣による内容はじつに充実したものです。毎号、新作合唱曲も掲載されています。表紙デザイン、本文の構成は菊地信義さん。発行元(東京電化)のウェブサイトはこちら

[木村]

2009年01月23日

京都新聞で『八橋検校 十三の謎』が紹介されました

お知らせするのがたいへん遅くなりましたが、昨年7/27付け京都新聞「新刊の本棚」コーナーで、『八橋検校 十三の謎』がとりあげられました。「筆者は邦楽家であり、検校ゆかりの地を訪ねて見聞きしたことなども参考に、菓子の八ツ橋との本当の関係や江戸に下った理由、京都での晩年──などの軌跡を追った」と紹介していただいています。

[木村]

2009年01月26日

『無伴奏』のbk1レビュー

オンライン書店bk1の「今週のオススメ書評」というコーナーに、『無伴奏』の書評が掲載されました!

評者は「消息子」さん。ヴァイオリンを演奏なさる方なのでしょうか、「ヴァイオリンを一人で弾くこと」と題して、小沼さんが書かれたことの本質にアプローチされています(リンクはこちら)。

もちろん、合奏のパート譜を弾いても自分の出した音に聴き入って、絶えず求める表現に向けて修正を図っていかねばならないことに違いはないのだが、無伴奏曲の場合はやはり違う。話しつつ聞くという人間の言語活動のように、相即な現象が生じ、精神はどこか沈潜して自己に向かうとともに、音を出す行為は祈りにも似てくる。

本の解説にとどまらない創造的で詩的な書評をとてもうれしく読ませていただきました。

[木村]

2009年01月26日

『ラティーナ』誌で『聴いて学ぶアイルランド音楽』書評

月刊誌『ラティーナ』2月号に音楽ジャーナリストの五十嵐正さんによる『聴いて学ぶアイルランド音楽』の書評が掲載されています。「歴史と音楽自体の特徴の解説と同じくらいに、その音楽が歌い演奏され、伝えられている「場」を重視している」と評価してくださっています。数多くのアイルランドのミュージシャンと親交を持ち、現地もよく知る五十嵐さんからのこの評、嬉しくかつ心強いです。
ちなみにこの号には「2009年、現在進行形のブラジル音楽」(そういえばカエターノ・ヴェローゾの新譜が出ていたような)のほか、クンビア、おおたか静流、ダーヴィッシュ、ハウゴー&ホイロップと、興味をそそられる記事がずらっと並んでいます。

[鈴木]

2009年01月27日

『赤旗』で『バレンボイム音楽』が書評されました

1/4付けの『しんぶん赤旗』で『バレンボイム音楽論』がとりあげられました。評者は音楽評論家の宮沢昭男さん。「まるで社会哲学者に見紛う文章だ。これが音楽家バレンボイムその人である」と評し、マエストロとウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラが2005年にパレスティナ自治区ラマラでコンサートをしたくだりをとりあげて、「前年「自己責任論」吹き荒れたわが国のことを思うと、生き方を賭けた音楽との相違が歴然だ」と断ずる“熱い”書評です。ありがとうございました!

[木村]

2009年02月02日

『みすず』に広告を出しました

みすず』の1・2月合併号は毎年恒例の「読書アンケート特集」号。今年は152名の方々が1年間の読書生活のトピックスを挙げておられますが、アルテスも広告を出させていただきました。みすず書房と縁の深い2冊──『バレンボイム音楽論』(サイードとの対話『音楽と社会』は同社刊)、『無伴奏』(小沼純一さんは同社から『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」 世界・音楽・メディア』などを出されています)──と片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』をもりこんだ広告。

送っていただいた見本誌をみると、その広告の前後で武藤康史さん(評論)と蔭山宏さん(思想史)のおふたりが、『音盤考現学』と『音盤博物誌』をとりあげてくださっていました! 

淀川長治のように踊ってみせる人。吉田健一のように陶酔してみせる人。戸板康二のように天馬空を行く筆勢。著者は凄い人。(武藤さん)
音盤を題材にして縦横無尽にこれだけの密度で論じるのは至難の業である。文化を思想的に論じ、しかも柔軟性を失わない。(蔭山さん)

読めば読むほど、ほしい本が増えてしまう、困った号でもあります。ありがとうございました。

[木村]

2009年02月02日

朝日新聞で『バレンボイム音楽論』が紹介されました!

2/1付け朝日新聞読書面の「話題の本棚」のコーナーで、『バレンボイム音楽論』がとりあげられました。パレスチナ問題をテーマに「「共存」を妨げる根源を考える」と題し、カーター米元大統領の『カーター、パレスチナを語る』(晶文社)などと並べて紹介されています。

[木村]

2009年02月04日

おおしまゆたかさんがネットラジオに出演します

ミュージックプラントの野崎洋子さんがDJをつとめる文化放送のデジタル・ラジオ番組「World Music Styles 〜Ceitic Note」の2月放送分に『聴いて学ぶアイルランド音楽』の翻訳者おおしまゆたかさんが出演します。ぼくもくっついてスタジオにお邪魔してきましたが、ラジオというのは身軽で楽しいメディアですね。さてどんな番組になったか、聴くのが楽しみです。放送日は毎週木曜日午前6時〜午前8時・午後12時〜14時・午後8時〜10時と毎週日曜日午後12時〜14時で、2月いっぱい聴くことができます。この番組は文化放送『Unique the Radio』の中の一つ。他にもサラーム海上さんやミュージシャンの中島ノユブキさん、タワーレコード「intoxicate」編集部といった人たちが番組を担当しています。

メアリー・ブラックやヴェーセンをはじめ、長年にわたってアイルランドや北欧の音楽をたくさん紹介してきた野崎さんのミュージックプラントでのお仕事ぶりは、ファンの方々にはおなじみですよね。個人的にもたいへんお世話になっていて、アルテス立ち上げに向けて背中を押してくれた一人でもあります。

番組内容の詳細については野崎さんのブログで紹介されていますので、そちらをご覧下さい。

[鈴木]

2009年02月05日

朝日新聞で『バレンボイム音楽論』が!(続報)

2/1(日)の朝日新聞読書面で『バレンボイム音楽論』が紹介されたことは既報のとおりですが、朝日新聞のウェブサイトに記事がアップされましたので、続報としてお知らせします。

asahi.com - パレスチナ問題 「共存」を妨げる根源を考える

[木村]

2009年02月05日

『バレンボイム音楽論』、ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞!

音楽評論家・ライター、オーディオ評論家、DJ、音楽学者など約200名で構成される「ミュージック・ペンクラブ・ジャパン」(旧称:音楽執筆者協議会)が、音楽界の全プロダクツやイベントを対象に選定する「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」。第21回を迎える同賞の「クラシック部門著作出版物賞」に、『バレンボイム音楽論』が選ばれました!

音楽についての専門的な執筆活動を続けておられる会員のみなさんが、全員参加し、自主投票によって選定されるとのことで、たいへん名誉なことと感じております。授賞式は3/30(月)。他の部門の受賞作など、詳細がわかりましたら、またお知らせいたします。

[木村]

2009年02月09日

『みすず』1・2月合併号(続報)

既報につづき──。p.10-11に掲載された川那部浩哉さん(生態学)が『音盤博物誌』を選んでくださっていました。

 片山杜秀さんの『音盤博物誌』(アルテスパブリッシング)は、先著『音盤考現学』をさらに越えている。武満徹・黛敏郎ご両人を大和的原型と奈良的原型に対比したり、「訛る」「訛らない」の演奏にグローバリズムを見出したり、一九三〇年代生まれの「上手に年をとりにくい」世代の岩城裕之さんの円熟は肉体の老化に由来する優れものと論じたり(私もじつは同世代)、意表をつきながら多いに考えさせられ、かつ改めて聴く気を勃然と起させる。

たしかに『博物誌』は、『考現学』で確立された“芸風”がさらに進化し、自在の境地で遊ぶ片山さんの筆致もまた味わいどころ。それにしても、いろんな分野の方が読んでくださって、うれしいかぎりです。

[木村]

2009年02月20日

小沼さん+無伴奏6時間!

小沼純一さんがミュージックバードに出演し、『無伴奏』を語ります。番組の詳細は以下。

3月1日(日)18:00〜24:00 再放送3月7日(土)12:00〜18:00
ウィークエンド・スペシャル〜「無伴奏」ラビリンス
MUSICBIRD THE CLASSIC

3月1日/「無伴奏」ラビリンス! (ゲスト・小沼純一)
3月1日は、昨年暮れ、『無伴奏』(アルテスパブリッシング)と題した著書を発表した音楽文化論の小沼純一氏を迎えます。バッハ(以前)からイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに至る無伴奏ヴァイオリン曲の系譜をたどり、一人で演奏することの意味、そしてヨーロッパの作品に刻印されたフィドルの記憶などを語ります。最初の1時間は著書に基づいた対談、そしてあとの5時間は小沼氏の選曲による「300年にわたる無伴奏ヴァイオリンのラビリンス!」。聴き応えあります。

http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/theclassic/index.html#the_classic

※MUSICBIRDはTOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。
クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする「PCM Fun Club」の会員募集中。
お問合せは03-3221-9000
http://www.musicbird.jp/
PCMファンクラブのお申し込みは03-3261-8155
http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html

なお、音楽プロデューサーの平井洋さんのブログでも、この番組が紹介されています。

放送予定の「無伴奏」名曲の数々は以下のとおりです。

テレマン/無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第1番 変ロ長調  寺神戸亮(Vn)
バルツァー/「ジョン、来て、キスして」によるディヴィジョン ト長調  寺神戸亮(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001  ギドン・クレーメル(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調Op27-1  ギドン・クレーメル(Vn)
パガニーニ/24の奇想曲第24番イ短調  トーマス・ツェートマイヤー(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006  アルテュール・グリュミオー(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調Op27-2  ローラン・コルシア(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番二短調BWV1004  シギスヴァルト・クイケン(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調「バラード」Op27-3  瀬﨑明日香(Vn)
クライスラー/レシタティーヴォとカプリスOp6  大谷康子(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op27-4  トーマス・ツェートマイヤー(Vn)
アイルランド伝承曲/マリンの少年たち~砂砂利  トミー・ピープルズ(フィドル)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調Op27-5  ローラン・コルシア(Vn)
ヒンデミット/無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp31-2  イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調Op27-6  瀬川祥子(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002  ヘンリク・シェリング(Vn)
バルトーク/無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz117  ミリヤム・コンツェン(Vn)
プロコフィエフ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op115  ギドン・クレーメル(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003  ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)
オネゲル/無伴奏ヴァイオリン・ソナタH143  ドン=スク・カン(Vn)
ベリオ/セクエンツァⅧ  ジャンヌ=マリー・コンケール(Vn)
高橋悠治/7つのバラがやぶにさく  鈴木理恵子(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第第3番ハ長調BWV1005  ギドン・クレーメル(Vn)

[木村]

2009年02月22日

新・音樂夜噺に『ポップ・アフリカ700』の荻原さん出演!

今週末に発売となる『ポップ・アフリカ700』の著者・荻原和也さんが、ジプシー研究家としても知られる関口義人さんが主宰するイヴェント、新・音樂夜噺第33夜に出演します。題して「アフリカン・ポップスの半世紀」。北中正和さんを聴き手になっていただくという光栄なセッティングです。ご来場の方には特典もご用意しますので、どうぞお楽しみに。

[鈴木]

2009年03月01日

『ポップ・アフリカ700』の荻原和也さんがサラーム海上さんのラジオに出演!

『ポップ・アフリカ700』の著者・荻原和也さんが、“よろずエキゾ風物ライター”サラーム海上さんのインターネット・ラジオ番組「Orient Express」に出演しました。この本について語りながら、とっておきのアフリカン・ポップスを紹介してくれています。初回放送は28日でしたが、3月4日(水)の午前8時~10時、午後2時~ 4時、午後10時~12時の3回、再放送がありますので、ぜひお聴きください。

[鈴木]

2009年03月02日

信濃毎日新聞で『八橋検校 十三の謎』が紹介されました

2/26付け信濃毎日新聞の「信州楽学」というコーナーで、長野市在住の文筆家、北沢房子さんが『八橋検校 十三の謎』を紹介してくださいました。昭和30年頃、すでに直系が絶えたと思われていた八橋流箏曲が松代に伝承されていたことが「発見」され,ただひとりの伝承者・真田志んさん(当時すでに70代)は、自分が若き日に学んだこの美しい箏曲が絶えようとしていることを知り、その後の人生を八橋流復興に捧げる──本のなかでも謎解きのクライマックスにあたるドラマティックな部分ですね。『八犬伝』でもおなじみの真田家がなぜ松代に封ぜられ、なぜ八橋流がそこに伝承されたのか……まさに、事実は小説よりも奇なり、です。あとはぜひ本を読んでみてください。

[木村]

2009年03月13日

日経ビジネスONLINEで『バレンボイム音楽論』と『音盤考現学』が紹介されました。

書物漂流」というコーナーで、「心をいやす音楽の世界」と題して、松島駿二郎さんが『バレンボイム音楽論』と『音盤考現学』を紹介してくださいました。

 オーケストラの奏者は2つのことを同時にしなくてはならない。たとえばパレスチナ人のビオラ奏者は、自分で奏でる音を聞きながら、隣のイスラエル人のバイオリン奏者の音も同時に聞いて、美しいハーモニーをつくり出さなくてはならない。

 バレンボイムはこれまで、いかなる大国の首脳も成し得なかったパレスチナとイスラエルの両者の、お互いの声に耳を傾ける、というハーモニーをつくったわけである。

 音楽のハーモニーの力を改めて感じさせられた。 (『バレンボイム音楽論』について)

 改めて通読してみると、日本の西洋音楽受容の偏りぶりが、通奏低音のように伝わってきて、心が震える気がした。(『音盤考現学』について)

ありがとうございました。

[木村]

2009年03月15日

堀江敏幸さんが『バレンボイム音楽論』を絶賛!

本日(3/15)付けの中日新聞・東京新聞に『バレンボイム音楽論』の書評が掲載されました。評者は作家の堀江敏幸さん!

「他者の声を聞く重要性」
http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2009031504.html

 感性や情動は、理性とむすびついたとき、はじめて豊かなものとなる。その豊かさのなかで、音楽は私たちに過去と現在をつなげる術を教えてくれる。「それぞれの声部の主張を把握しながら複数の声部を同時に聞き取る能力」の重要性。他者の声を聞かずして自分の声は生きない。知性と感情と気質の均衡を養う音楽は、要するに他者を理解するための、最も基本的な手段となりうるのだ。バレンボイムの耳はその、人としての原音に向けられていたのである。

本書の日本版タイトルをあえて「音楽論」としたのも、そして副題を「対話と共存のフーガ」としたのも、まさに堀江さんがおっしゃるように、「音楽を学ぶことが、他者と共存するための理性を養う」というマエストロの信念に共感したからです。そこを深く汲んでくださったことを、心からうれしく思います。

[木村]

2009年04月14日

北中正和さんのブログで『証言!日本のロック70's』が紹介されました

音楽評論家の北中正和さんがご自身のブログ「wabisabiland pop diary」で『証言!日本のロック70's』を紹介してくださいました。うれしいので以下長めに引用させてもらいます。

歴史に残る仕事をしてきた人たちによる回想は社会的なところまで含めてけっこうシリアスな話なのだが、ぼくらが取材してもだいたいは記事にするときに省いてしまうような内輪話まできちんと(笑)活字にしてあるので、それがおもしろい。評論家がくそみそにけなされていたりして、ちょっとそれはどうなのと言いたくなるところもあるが、だからこそおもしろいと言える。ありそうでなかった本だ。

いやほんとにそういう本なんです。異論反論歓迎!^^

[鈴木]

2009年04月15日

『スタジオボイス』誌で『ポップ・アフリカ700』が紹介されました

誌面のデザインが変わった『スタジオボイス』誌5月号「BOOKS」コーナー(p87)で、『ポップ・アフリカ700』が紹介されました。「各国の概括的な状況をふまえながら、その土地のもっともアクチュアルな反映として音盤を短評したレコード・ガイドだ」「なんといっても広大なアフリカ大陸を丸抱えした著者の熱意に感服する」と嬉しいレビューです。イニシャルのMさんは新編集長かな? ちなみに他には青木淳悟の新作、岡林信康の復刊、赤木智弘の新刊などが紹介されています。

[鈴木]

2009年04月17日

THE MUSIC PLANTさんが!

アイルランドのルナサやスウェーデンのヴェーセン(来週来日!)などのトラッド、はたまたロビン・ヒッチコック、グレン・ティルブルックといったロック寄りの人たちのCDリリースや招聘でおなじみのTHE MUSIC PLANTさんのブログで、『証言!日本のロック70's』(売れゆき良好!)を紹介してくれました。そうなんです、日本の音楽媒体ではなぜか評価されないプログレ・シーンからの魂の叫び^^も載っている本なんです、これ。そちら方面のみなさんも、ぜひご一読を。ヴェーセン・ファンのみなさんには来週お目にかかりましょう!

[鈴木]

2009年04月18日

中村とうようさんが『ポップ・アフリカ700』を激賞!

『ミュージック・マガジン』誌5月号で中村とうようさんが『ポップ・アフリカ700』を激賞、絶賛してくださいました! 冒頭いきなり「うーん、スゴい! 参りました!! 海外のを中心に各分野のディスクガイドを見てきたけど、これは他の追随をまったく許さない名著だ」ですよ! いや〜これは光栄というかとにかく大感激です。ぼくらの世代でいま音楽を仕事にしている人の中には多いと思いますけど、とうようさんに導かれてここまで来たようなものですし、とくにアフリカ音楽に目を開かせてくれたのはまさにとうようさんのおかげ。そのとうようさんがここまで誉めてくださるとは! 「コレクション自慢じゃなくレコードを通したアフリカ音楽のガイドという役割を、実に誠実に果たしている」「人名辞典など存在しないアフリカ音楽という分野だけに、有り難い」「彼は冷静さの底に熱い心を持続しており、だからこそこんな凄い本が書けたんですね」と、ほんとにもうありがたいとしかいいようがありません。しかもお買い上げいただいたようで、恐縮至極です(在庫がすぐに無くなって献本がほとんどできなかったんです^^;)。えー、というわけですから、この際ぜひとも一家に一冊ということで、よろしくお願いします!     

[鈴木]

2009年04月30日

荻原さんがNHK−FM『ウィークエンド・サンシャイン』に出演します

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ピーター・バラカンさんが10年以上DJを続けているNHK−FMの番組『ウィークエンド・サンシャイン』に、『ポップ・アフリカ700』の著者・荻原和也さんが出演します。気持ちのいい青空が広がった昨日、収録があったので、ぼくもスタジオにお邪魔してきました。ナイジェリアの音楽ばかりを、貴重な録音も含めてたっぷりとお楽しみいただきます。荻原さんのトークは、ピーターさんにも番組のスタッフの方々にも「ラジオ出演が二度目とはとても思えない」と大絶賛でした。放送は5月9日(土)朝7時15分〜9時です。乞うご期待。

[鈴木]

2009年05月01日

ミュージック・ペンクラブのサイトで『証言!日本のロック70's』が紹介されました

先だって『バレンボイム音楽論』に賞を下さったミュージック・ペンクラブのウェブサイトで、『証言!日本のロック70's』が紹介されました。じつはこのレビュー・ページ、初めて見たんですが、充実していてびっくり。御大岩浪洋三さんをはじめ中川五郎さん、サエキけんぞうさん、原田和典さん、菊田俊介さんといった方々がずいぶん多くのCDや書籍のレビューを執筆されています。『証言!日本のロック70's』が出てくるのはぐぐ〜〜っとスクロールして後半に入ったあたりで、広田寛治さんが『それぞれはきわめて主観的な見解を述べているのだが、各回の参加者の話を総合すると、そこからは鮮やかに時代の姿が浮かび上がってくる』と、本書の意図をきっちり読み取ってくださっています。ありがとうございました。

[鈴木]

2009年05月13日

柴田元幸さんが『無伴奏』を!

下北沢の個性派出版社フリースタイルが出している不定期(?)刊行物『フリースタイル』8号(2009年春号)にて、柴田元幸さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「いつもながら文章が音楽。」と簡潔ながらじわっとくる評文がうれしいです。

[木村]

2009年05月16日

矢澤孝樹さんが『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』を絶賛してくださいました!

『レコード芸術』はじめ各誌で執筆活動をされている、水戸芸術館・主任学芸員の矢澤孝樹さんがブログで、『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』を「いやあ、超面白い!」「ホフマンスタールの死後以降、R.シュトラウスの創作意欲に再度火をつけたユダヤ人作家ツヴァイクとの幸福な共同作業、しのびよるナチの魔の手との虚実入り乱れるやりとり、運命的な転換をもたらした一通の手紙…いやもう、たいへんな資料の裏付けと深い読みに支えられた上質のミステリーですよ。」と絶賛してくださいました。ありがとうございます。矢澤さんが書いてくださったとおり、旧来のR.シュトラウス観が覆される読み応え満点の1冊です。

[松岡]

2009年05月27日

日本経済新聞で『証言!日本のロック70's』が紹介されました

5月24日付け日本経済新聞読書欄で『証言!日本のロック70's』が紹介されました。残念ながら書影と署名はないので、記者の方だと思いますが、“「日本語ロック論争」もミュージシャン個人の視点からみると、別の解釈があって新鮮だ。マニアックな話が出てくるが、非常に丁寧な注記があって読み進めやすい”と評していただきました。ありがとうございます! 依然好調につき、第2弾の編集作業にも入ったところです。

[鈴木]

2009年05月27日

『ポップ・アフリカ700』がMPC LAND6月号でレビューされました

各ジャンルの音楽やオーディオの評論に携わる方々の組織「ミュージック・ペンクラブ」の
ウェブサイトに設けられたMPC LAND6月号のレビューに『ポップ・アフリカ700』が取り上げられました。評者は北中正和さん。「CD時代以降のこの種のディスク・ガイドとしてはたぶん世界で唯一の本」「アフリカ音楽入門の決定版」とお褒めいただきました。ありがとうございます!

[鈴木]

2009年06月04日

激論!岡田暁生VS片山杜秀──京都の陣

かねてからお知らせしていたとおり、一昨日(6/2)、京都大学人文科学研究所主催の「人文研アカデミー」にて、岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談「21世紀の音楽批評を考える」が開催されました。

まずはこちらのチラシをごらんください!
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/academy/2009/music-criticism.html

始まるまえから「えらいこっちゃ!」と思わせるこのド迫力のチラシ(どなたがデザインしたのか、ナイスです)が功を奏したのか、配布物も椅子も早々に足りなくなる盛況ぶり。熱気むんむんの会場に乗り込み、席についたふたりは、のっけからフルスロットルで飛ばす飛ばす。あっという間の2時間でした。

激論中の片山杜秀氏(左)と岡田暁生氏(右)

内容は近い将来、アルテスから刊行される単行本に収録予定ですが、少しだけご紹介しましょう。前半のお題は「批評と暴力」。音楽批評とは作曲家や演奏家のいとなみを高みから見おろし、一方的に価値判断をし、ときに断罪したりする「暴力」なのか、あるいはしょせんマイナーな分野なのに際限なくタコツボ化する音楽界に公論を形成せしめることの「無力」を表すだけのいとなみなのか、といったシリアスなトーク。

休憩をはさんでの後半のお題は「批評と文脈」。なんとなんと、1970年代の人気テレビドラマ『非情のライセンス』のテーマ曲(渡辺岳夫作曲)をオープニング映像を観ながら聴いたあと、この曲について、まったくなんの制限ももうけずふたりがそれぞれ自由に書いた批評文をネタにトークが展開。「この曲は素晴らしいと確信するけれども、作品についての文脈(周辺情報)を知らない」と自覚する岡田さんと、「ありとあらゆる文脈をこれでもかこれでもかと繰り出し、曲そのものについての判断は読者にゆだねる」片山さんの批評スタイルの違いから、「批評にとって文脈とは」というテーマがあぶりだされました。

天知茂(会田刑事)が渋い!

そして最後に岡田さんの指名により、フロアにいた3人から質問が。三輪眞弘さん(作曲家、情報科学芸術大学院大学教授)、王寺賢太さん(フランス文学史、京都大学人文研准教授)、小関隆(イギリス・アイルランド近現代史、京都大学人文研准教授)という「尋常じゃなく鋭い」(岡田さん評)3人の質問には、さすがのふたりも時間もなく準備もない状態では答えられず、「宿題にさせていただきます」(笑)。

このふたりのトーク、こんどは東京で開催予定。そのときには「宿題」にも答えがでるはずです。まだまだ目が離せないこの論戦のゆくえにご注目ください!

[木村]

2009年06月15日

CLASSICAで飯尾洋一さんが『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』を絶賛!

CLASSICAで、飯尾洋一さんが「これは大変な力作」「現地で一次資料をはじめとする多くの資料・文献に触れた著者にしか書けない本であり、広瀬さんのシュトラウスへの情熱や見識が300ページ以上にわたってぎっしりと詰まった好著」と絶賛してくださいました!続けて「研究書として立派だっていうこと以上にワタシが感心したのは、この本が実に読みやすく、読み手に対して「読書の楽しみ」まで与えてくれるところ」「そういう音楽書は決して多くはないし、書き手の側に立てば、これは全身全霊を尽くして一種の奇跡を起こしてようやく実現できることだと思う」とも。ありがとうございます。広瀬さんの情熱がこもった1冊、ぜひ手に取ってご覧ください。

2009年06月15日

読売新聞で『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました

6月14日付け読売新聞書評欄「記者が選ぶ」のコーナーで、『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました。「興味深い研究書が登場した」「ナチスとシュトラウスの関係などについて、多くの資料に当たりながら掘り下げていく力作だ」と評していただきました。どうもありがとうございました。

2009年06月20日

神戸新聞で岡田×片山対談が紹介されました

6/2に京都大学においておこなわれた岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談「21世紀の音楽批評を語る」について、神戸新聞が写真入りで報じています(以下は6/16付け同紙ウェブサイト)。

音楽批評の未来像は 岡田暁生氏と片山杜秀氏対談(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0002026355.shtml

同対談は本日(6/20)付けの朝日新聞大阪版でも紹介された模様です。

[木村]

2009年06月23日

『レコード・コレクターズ』と『ミュージック・マガジン』で『証言!日本のロック70's』が紹介されました

『レコード・コレクターズ』7月号では森サリーさんが「音楽産業や現在のロックの現状への危機感、通好みの裏話もトークならでは」「現場感のない考察のフリした感想文や自己陶酔形の提灯本とは異なって、各人の自分史が音楽史にもなっており、さまざまな立脚点から楽しめる」と、『ミュージック・マガジン』7月号では志田歩さんが「刺激的で生々しい話題が満載だ。日本のロック・シーン全体を俯瞰したアカデミックな分析というよりも、70年代邦人ロッカーの英米のシーンに対するリアルな視点を知ることができたのが、特に興味深い」と評していただきました。こちらが考えていた以上にヴィヴィッドな反応があってうれしいかぎり。続編は10月の刊行を目指して編集中です!

[鈴木]

2009年06月29日

岡田×片山対談が朝日新聞大阪版で

先日も少しご紹介しましたが、6/19(金)の朝日新聞大阪版夕刊で、6/2に京都大学人文科学研究所でおこなわれた岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談が紹介されました(文:大村治郎記者)。「音楽は、推理し、読み解くことが楽しい芸術だ。音楽批評家は幅広い知識を駆使し、魅力や背景をもっと知らせてほしい」と書かれていますが、まったく同感です。

また6/16(火)には京都大学新聞でもこのイヴェントが報じられました。

[木村]

2009年07月07日

『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』出版記念講演会、盛会御礼!

去る7/4に行なわれた『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』出版記念講演会は、主催者の予想を超える盛況ぶり! 用意していた配布資料が足りずに慌てる場面もありましたが、そんな熱気むんむん、興味津々な雰囲気のなか、著者の広瀬大介さんによる講演は、本書の重要な脇役とも言うべき、ロマン・ロランの話題に焦点をあてたもの。本には盛り込めなかった話や仮説も、数多く披露してくださいました。また、本書の主題となっているオペラ《無口な女》の貴重な映像も観ることができ、会場の皆様も大満喫といった様子でした。

熱のこもった口調で語る広瀬大介さん

そして講演会の後に行なわれたサイン会には長蛇の列が! 当日の即売会でご購入いただいた方、既に手に入れて読み、あちこちマーキングした本をお持ちいただいた方、さまざまな方にお会いできました。多くの方に本が愛されているのを間近で見るのは、版元としても、たいへん大きな喜びでした。

ご来場の皆様、どうもありがとうございました!

[松岡]

1冊1冊ていねいにサインをする広瀬さん

2009年07月15日

フルトヴェングラー・センターの会報で、『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました

フルトヴェングラーの研究や情報提供、研究会、交流会などを行なっているフルトヴェングラー・センターの会報(第22号)で、『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました。

ナチス政権下のドイツで、リヒャルト・シュトラウスとフルトヴェングラーは、それぞれ帝国音楽院の総裁と副総裁の地位にあり、後に二人ともその職を追われます。

本書では、リヒャルト・シュトラウスが、この要職を務めながらもユダヤ人作家ツヴァイクとの共作をどのように続けたか、ナチ側の執拗な干渉にどう対していったのかが、詳しく調査・研究されていることに触れ、「R.シュトラウスの置かれた環境や行動にフルトヴェングラーを照らし合わせて考えることで、フルトヴェングラーに対する理解がより深まる」と紹介していただきました。

どうもありがとうございました。

[松岡]

2009年07月15日

『音楽文化の創造』で『学ぼう指揮法』が紹介されました

財団法人音楽文化創造が年4回発行している雑誌『音楽文化の創造(CMC)』53号(2009年夏号)にて、『学ぼう指揮法Step by Step』が紹介されました。

生涯学習のサークルや社会教育の現場で、図らずも指揮をすることになった時など強い味方となってくれるだろうし、本格的に学ぶ入門書としても楽しく学べそうだ。

と評していただいています。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月15日

『ハーモニー』で『音楽通論』が紹介されました

全日本合唱連盟が年4回発行する会報『ハーモニー』にて、『キーワード150 音楽通論』が紹介されました。「音楽についての基礎教養を増やしたい人はぜひ」と薦めていただいています。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月22日

日本経済新聞で『外交官の耳〜』がとりあげられました

7/19付日本経済新聞読書欄にて『外交官の耳、作曲家の眼』が紹介されました。

……政治と音楽の両方が視野に入った文章には広がりがある。(略)厳しい体験談にもどこかしら品格があるのは、音楽のおかげか。専門的な音楽論の部分も、比喩表現などが美しい。

と、たいへんていねいに読みこんでいただき、ありがたいかぎりです。

[木村]

2009年07月22日

『月刊美術』で『パウル・クレーの文字絵』が紹介されました

月刊美術』8月号の「気になる本」のコーナーで、『パウル・クレーの文字絵』がとりあげられました。

傍流の仕事として見過ごされがちな作品に光を当て、クレー芸術の核心に迫ろうとする新たな論考。

と評していただきました。ありがとうございます。

[木村]

2009年07月22日

「レコード芸術」で『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました

レコード芸術』8月号で、矢澤孝樹さんが『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』を書評してくださいました。

本書の前半では往復書簡を中心とした《無口な女》の作曲経緯が描かれ、後半ではオーケストレーションなど作品自体の内容を解析している構成を説明した後で、

歴史的状況と作品とが2枚のレンズとなってぴたりと重なり、それを通したR.シュトラウスの顔は私たちには未知の表情をしている。鮮やかな一冊だ。

と評していただきました。ブログに引き続きの絶賛、ありがとうございます。

[松岡]

2009年07月23日

『週刊朝日』で『S&G全曲解説』が紹介されました

週刊朝日』7/31号「週刊図書館」にて、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』がとりあげられました。「S&G再入門には最適の一冊だ」と評していただいています。ありがとうございました!

[木村]

2009年07月24日

『音楽の聴き方』にアルテスの本が3冊も!

岡田暁生さんの話題の新刊『音楽の聴き方』(中公新書)はもうお読みになりましたか? ハウツー本ふうの書名ではありますが、そのじつ、「音楽を聴くって、そもそもどういうことなのか」という深遠な問いに、岡田さんならではの緻密かつ独創的なアプローチででたいへん説得力のある答えを提示してくれていて、最近の音楽書のなかではサイコーにエキサイティングな書物のひとつです。そして、なんとなんと、巻末の「文献ガイド」のなかにアルテスの本を3冊も紹介してくださっているのです!

まずは『バレンボイム音楽論』──

この高名な指揮者/ピアニストの驚くべき教養の豊かさもさることながら、今日なおクラシック音楽に託すことが出来る「希望」について語る情熱的な口調が感動的である。

そして『音盤考現学』と『音盤博物誌』──

驚倒するほかない著者の博覧強記とあいまって、これは言葉の最良の意味での奇書とも呼ぶべき性格の本だが、二一世紀の音楽批評の一つの出発点であると同時に、その最初の金字塔であると言って過言ではない。

これから長く読みつがれるであろう新書の文献ガイドに、このようなかたちで紹介していただけたのは、ほんとうに光栄なことです。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月24日

『新文化』で『S&G全曲解説』が紹介されました

7/23付けの『新文化』の「ウチのイチ押し」コーナーで、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』がとりあげられました。弊社にも取材に来ていただき、本もていねいに読みこんでいただいての紹介記事で、ありがたいかぎりです。「編集担当より一言」として木村のコメントも載ってます。

[木村]

2009年07月31日

日経新聞に『S&G全曲解説』書評掲載!

日本経済新聞7/22付け夕刊で『サイモン&ガーファンクル全曲解説』が紹介されました。

音楽理論に明るくないと読み進めるのに骨が折れるかもしれないが、サイモンの巧妙な曲作りを解明するにはここまでやるべき必然性がある。

著者の佐藤実さんがめざしたのは、作曲家/ギタリストとして語られることの少ないポール・サイモンの再評価でもありますから、「ここまでやるべき必然性がある」といっていただけたのは、心強いです。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月31日

「MPC Land Review」にて『S&G全曲解説』が紹介されました

ミュージック・ペンクラブ・ジャパンのウェブサイトにて月刊でリリースされている「MPC Land Review」8月号に、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』の書評が掲載されました。評してくださったのは、音楽ライターの滝上よう子さん。

著者は専門的知識を駆使し、根拠を提示した上で類推を図る等、示唆に富む分析も多く説得力がある。また関連アーティストの参考アルバムも紹介する等、親切丁寧な作りで、ファン必読の書となっている。

と評してくださっています。ありがとうございました。

このページ、はじめて拝見しましたが、錚々たる執筆陣が、毎月膨大な数のCD、DVD、書籍などをレビューしているんですね。驚きました。

[木村]

2009年08月17日

『レコード・コレクターズ』に『S&G全曲解説』書評

『レコード・コレクターズ』9月号にて小川真一さんが『サイモン&ガーファンクル全曲解説』を書評してくださいました。「まさに労作の名に相応しい素晴らしい内容」とたいへん高く評価していただいています。

筆者がひとりということもあり、視点にブレがなく、実に明瞭にサイモン&ガーファンクル像がみえてくる。そしてその中から、二人がどうして別々の道を歩まねばならなかったかという物語までもが、静かに浮かび上がってくる。

というの指摘もたいへんうれしいものです。

こちらは同誌の携帯用サイト(もちろん、PCからも見られます)。
http://www4.kmaga.jp/reco/

[木村]

2009年08月20日

『CDジャーナル』に『S&G全曲解説』書評

CDジャーナル』9月号で『サイモン&ガーファンクル全曲解説』が紹介されました。

作品によっては辛口の評価を下すあたりに、S&Gに対する著者の並々ならぬ愛情が感じられる。“ギタリスト”としてのポールの才能に言及した点も、新鮮な発見があり、非常に面白い。

と評していただきました。

[木村]

2009年08月26日

『ピアノの本』に『パウル・クレーの文字絵』書評

『ピアノの本』206号(2009年9月号)で、小沼純一さんが『パウル・クレーの文字絵』を書評してくださいました。

創造行為への迫り、そして、一個人のみで完結することのない、社会性というようなことが、創造とどうかかわるのか。そうしたことが俎上にあげられ、それは、たしかにここではクレーという画家ではあるけれども、ひとりの音楽家を捉えるときの視覚をも喚起してくれる。

弊社にとっては数少ない「音楽書ではない本」ですが、このように評してくださってとてもうれしく思います。

[木村]

2009年08月26日

きたやまおさむさんのビートルズ特番情報

昨夜(8/25)、ニッポン放送イマジン・スタジオにて、「きたやまおさむ『ビートルズを知らない子どもたちへ』」と題されたイヴェントがあり、木村・船山の2名で参加してきました。

9/9のビートルズの全CDリマスター再発とアルテスの9月新刊『ビートルズを知らない子どもたちへ』をネタに、上柳昌彦アナウンサーがきたやまさんに「あの革命はなんだったのか」をテーマに、ビートルズの魅力や謎、現代人にとっての意味などを根掘り葉掘り聞き出すという内容。

この内容は9/6(日)19:00-21:00に放送される予定です。昨日のイヴェントでは「解禁前」とのことで、残念ながらリマスター後の新しい音源は聴けませんでしたが、放送ではばっちり聴けるそうで楽しみです。番組の詳細は下記のとおり:

◆『ショウアップナイタースペシャル きたやまおさむ ビートルズを知らない子どもたちへ』
放送日:9月6日(日)19:00-21:00
出演:きたやまおさむ、上柳昌彦(ニッポン放送)

※ニッポン放送のビートルズ関連番組については、こちらに情報がまとめられています。

そのほか、8/29(土)放送のTBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」にも、きたやまおさむさんが登場し(10:00からの「六輔交友録」)、同書を紹介していただく予定(9月放送の同番組にも登場予定です)。

[木村]

2009年08月26日

日経新聞にバレンボイム氏登場

いささか時間がたってしまいましたが、去る8/2付け日本経済新聞日曜版にダニエル・バレンボイム氏が登場しました。「世界を語る」というの特集で、「多極化時代 共存の道しるべ」と題し、インタビューに答えるかたちで中東和平にかける思いが語られています。

自身が主宰する「ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ」についての質問に答えて、

イスラエル人の若者がパレスチナの若者と意見が一致するとは思っていないし、そうも望んでいない。大切なのは対立する相手の論理を理解することではないか。

と語っていますが、この透徹した思考にたいへん感銘を受けました。

〈もっと知りたい人は〉として、映画や本のガイドがあり、「なぜ時事問題と音楽が結びつくのかは「バレンボイム音楽論──対話と共存のフーガ」が説明する」と弊社書籍の紹介もしていただいてます。

[木村]

2009年09月01日

『ポップ・アフリカ700』の荻原和也さんがいーぐるで講演

中村とうようさんも大絶賛してくださった『ポップ・アフリカ700』の著者、荻原和也さんが今週末の5日(土)に、四谷のジャズ喫茶「いーぐる」での連続講演に登場します。テーマは“ジャズとアフリカ──南アフリカ、ナイジェリア、エチオピアに聴くジャズとアフリカの交流”。「アイルランドの次は、というのもヘンですが、アフリカ音楽はいかがですか?」と打診したところ、マスターの後藤雅洋さんが一も二もなく乗ってくださいました。いーぐるでアフリカのポップスがまとめてかかるのは恐らく初めてじゃないかと思います。さてはてどんな講演会になりますやら、乞うご期待です。

◎いーぐる連続講演“ジャズとアフリカ──南アフリカ、ナイジェリア、エチオピアに聴くジャズとアフリカの交流”
◎解説:荻原和也
◎9月5日(土)午後3時30分開演
◎参加費:500円(飲食代別途)
◎予約不要

2009年09月08日

「Edu-Culture Channel」にアルテス登場!

ユージン・ミュージック・プランニングが企画制作するネット配信番組「Edu-Culture Channel」。これまでタカギクラヴィアの高木裕さん、合唱指揮者の栗山文昭さんが登場しましたが。第3回として、アルテスの鈴木と木村を呼んでいただきました。

◎Edu-Culture Channel Vol.3 鈴木茂 木村元(株式会社アルテスパブリッシング)
http://www.yujinmusic.com/educulture/index.html

「Edu-Culture」の名に恥じないような話になっているかどうか(本人はどうもそう思えませんが……)、よかったらご覧ください。「店主のコメント」というところに、木村とユージンの坂元さんの出会いについて書かれています。

それにしても、ユージンさんのスタジオ、たいへん本格的でりっぱな設備で、びっくりしました。これからも多彩なゲストが登場予定。どうぞごひいきに。

[木村]

2009年09月17日

きたやまおさむさんがNHK-FMでビートルズ特集

NHK-FM月曜よる11:00の「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」は、10/5(月)、12(月)、19(月)の3週連続でビートルズ特集です。『ビートルズを知らない子どもたちへ』に関連した内容になる予定です。お楽しみに!

きたやまおさむのレクチャー&ミュージック
http://www.nhk.or.jp/fm/dj/dj036.html

[木村]

2009年09月25日

きたやまおさむさん、ラジオ出演情報(その2)

明日、9/26(土)朝のTBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」に、きたやまおさむさんがふたたび登場します!(10:00からの「六輔交友録」にて)

関東圏20〜30万人のリスナーがいるというこの番組。生放送ならではの、永さんときたやまさんの噛み合ってるんだか噛み合ってないんだかわからないトークが最高。またビートルズの話題も出るのではないかと思います(生放送なので、どうなるかわからないのですがw)。

そして10月に入ってからになりますが、NHK-FM「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」(月曜夜23:00-24:00)は、3週連続でビートルズ特集!(放送日が確定しましたら、お知らせします) 秋の夜長にきたやまさんの語るビートルズに耳をかたむけてみてください。

追記:NHK-FM「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」のビートルズ特集は、10/5(月)、12(月)、19(月)のいずれも23:00-24:00の放送です。

[木村]

2009年10月02日

「Edu−Culture Channel」番外編

ユージン・ミュージック・プランニングが企画制作するネット配信番組「Edu-Culture Channel」。アルテスの鈴木・木村の回の「番外編」がアップされています。

http://www.yujinmusic.com/educulture/index.html

[木村]

2009年10月02日

『S&G全曲解説』は海外で翻訳すべき

この本は世界中の読者のために外国語訳されるべきだと思いました。

といううれしいコメントを書いてくださっているブログを発見。7月に刊行した『サイモン&ガーファンクル全曲解説』を紹介してくださっています。

[音楽]サイモン&ガーファンクル全曲解説(Babaouo in Private Notes)

ちょうど先日の来日のタイミングで出版されたので企画本かと思ったら、何年もかけて編まれた大変な労作でした。 何年もかかっていたら、たまたまそのタイミングに仕上がりが重なったらしい。 頑張る人に神様が微笑んだ、ということでしょうか。

いやまさにご賢察。ご紹介ありがとうございました。

[木村]

2009年10月05日

きたやまおさむさん、ラジオ出演情報(その3)

本日23:00-24:00、NHK-FM「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」はビートルズ特集(3週連続の第1回)です。アルテス刊『ビートルズを知らない子どもたちへ』の話題も。お楽しみに!

10月の『きたやまおさむのレクチャー&ミュージック』は、ビートルズ特集です!(NHK-FMブログ)
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/27157.html

[木村]

2009年10月14日

きたやまおさむさんが白鴎大学でレクチャー&ミュージック

11/1(日)、栃木県の白鴎大学にて、きたやまおさむさんが「あの素晴しい愛について〜保護者のためのレクチャー&ミュージック」と題して、講演会とコンサートをおこないます。詳細は以下のとおり:

あの素晴しい愛について
保護者のためのレクチャー&ミュージック
http://web.hakuoh.ac.jp/ippan/music.html
【日時】 2009年11月1日(日)16時開場 17時開演
【会場】 白鴎大学 東キャンパス白鴎ホール
【出演】 杉田二郎 青木まり子 山本コウタロー
第1部 講演 きたやまおさむ
第2部 きたやまおさむ/杉田二郎/青木まり子/山本コウタロー
【料金】 お一人様 3,000円
 白鴎大学在学生および卒業生の保護者に限り一人2,000円
 入場料は開催当日会場にて回収
【定員】  550名*全席指定
【応募】 受付期間:10月1日(木)〜10月14日(水)
 往復ハガキのみ受付*消印有効
 〒住所、氏名、年齢、電話番号、同伴者の有無(1件につき1名様まで)を記入の上、下記の宛先までお送り下さい。白鴎大学在学生・卒業生の保護者の方は在学生・卒業生の氏名と在籍学部・学年(卒業生は卒年)を明記して下さい。

(送り先)〒323-8585
      栃木県小山市大行寺1117 白鴎大学ミュージック係

*なお、在学生を対象とした学内販売を行います。
販売日は10月14日(水)と15日(木)両日とも12時〜13時 本キャンパス ワーナーガーデン

【お問合せ先】 白鴎大学ミュージック係 TEL 0285-26-2512

山本コータローさんが白鴎大学教授という縁で実現したイヴェントなんでしょうね。応募〆切直前のお知らせとなりましたが、ご興味のあるかたはぜひ。

[木村]

2009年10月20日

沼野雄司さんが『外交官の耳、作曲家の眼』を絶賛!

『レコード芸術』11月号にて、沼野雄司さんが戸田邦雄著『外交官の耳、作曲家の眼』をとりあげてくださいました。

ある豊かな階層に属している人ならではのおおらかな知性と教養が感じられる文章

波瀾万丈の人生の面白さはもちろんだが、当然ながら音楽をめぐる論考こそが、この書物の格をなしている(自作解説が少ないのが、やや残念)。とりわけ十二音音楽をめぐる数々の文章は、貴重な歴史的資料といってよい。

などなど、ていねいに読みこんだうえで、たいへん高く評価してくださっています。

おそらくは膨大に存在する原稿から、バランスよく文章を選び配置した、北爪道夫ほかの関係者の労にも感じいった次第。

と裏方にも心配りしてくださって、ありがたいかぎりです。

[木村]

2009年10月20日

『ステレオ』で『ビートルズを知らない子どもたちへ』が紹介されました

『ステレオ』11月号で『ビートルズを知らない子どもたちへ』がとりあげられました。

「その視点はリアルタイムでビートルズを体験した人ならではのもの」「イギリス国旗のユニオンジャックをあしらった表紙デザインも秀逸」と紹介していただいています。

[木村]

2009年10月24日

J-WAVEで『ビートルズを知らない子どもたちへ』が紹介されます!

本日(10/24)、23:00からのJ-WAVE「ASAHI SHINBUN BOOK BAR」はビートルズ特集。きたやまおさむさんの『ビートルズを知らない子どもたちへ』をとりあげていただけるとのことです。ビートルズ・ナンバーもふんだんに聴けるそうですので、みなさん聴いてみてください。

ASAHI SHINBUN BOOK BAR
毎土曜日 23:00-23:54
http://www.j-wave.co.jp/blog/bookbar/

[木村]

2009年10月24日

『ミュージック・マガジン』で新刊2冊が紹介されました

『ミュージック・マガジン』11月号で『ビートルズを知らない子どもたちへ』と『ジャズの歴史物語』が紹介されました。「新刊ひとくちメモ」のコーナーです。

[木村]

2009年10月27日

『音楽通論』が『音楽文化の創造』でとりあげられました

財団法人音楽文化創造が発行する季刊誌『音楽文化の創造』vol.54(2009年10月1日発行)で、『キーワード゛150 音楽通論』が紹介されました。評者は谷口昭弘さん。

ほとんどのページには譜例や図が掲載されており、パラパラめくりながら関心を持った分野の知識を少しずつ増やしていくことも可能。その一方で、単なる雑学に終わらず、学術的にも深く学ぶことができ、好奇心を呼び覚ませる。一気に読もうとすると大変だが、完結した音楽知識体系を身につけるには格好の一冊だ。

とてもうれしい書評をありがとうございました。

[木村]

2009年10月27日

『外交官の耳〜』が『季刊 合唱表現』でとりあげられました

作曲家の松下耕さんが代表をつとめる合唱表現研究会が発行する『季刊 合唱表現』30号(2009年11月20日発行)で『外交官の耳、作曲家の眼』が紹介されました。

今の日本でほとんど見ることができなくなった本物の“教養人”による文章は、作曲を学ぶ学生から音楽に特別な関心を持たない本好きまで、幅広い読後感を楽しめる一冊となっている。

と評していただいています。

なお、『季刊 合唱表現』はこの号を持って休刊となったようです。合唱愛好家にとって大きな存在感をもっていた雑誌だけに残念ですが、ふたたび刊行される日の来ることを楽しみに待ちたいと思います。

[木村]

2009年11月04日

『神楽と出会う本』に反響続々!

発売してからまだ2週間なのに、『神楽と出会う本』を読んでくださった方々から、嬉しい反応が相次いでいます。

いちはやくブログ「東雲堂日乗」で取り上げてくださったのが、内田樹さんの読者には「スーパーエディター」としておなじみの橋本麻里さん。雑誌『BRUTUS』で国宝をはじめとする日本美術の特集で大活躍されてます。

“日本の民俗音楽が、安定感ある稲作系のズンドコ・リズムばかりだと思ったら大間違い。「島」や「山」には、夜を徹してグルーヴィーなお囃子が演奏される、「まるでレイヴ」な神楽がまだまだ残っている。”
“ミュージシャンでもある三上氏ならではの、マジメ一辺倒な研究書ではなかなかお目にかかれない秀逸な解説を目にすれば、神楽に特に興味のない(というか存在さえ知らない)ジャズフリークやロックファンも、興味を抱かずにはいられないはずだ。”

続いて『ポップ・アフリカ700』の著者・荻原和也さん。ブログ「after you」で「神楽との出会い」に興奮してくれています。

“(刊行記念の)ヴィデオ・ジョッキーに出演されていた久保田麻琴さんが、神楽の雰囲気がグナワにも似ているなんて発言も飛び出したりして、いやー、そんなことを言われると、ゾクゾクしちゃいますねー。”
“この本が教えてくれる神楽は、ぼくには日本の音楽最後の、いや、ワールド・ミュージック最後の秘境のように思えます。”

続いて隠岐島にお住まいのtakuhiさん。“旧来の「神楽」の本と違うのは、ミュージシャンから視た神楽体験です。神楽を観て、この「体験」部分が抜け落ちて、主にアカデミックな脈絡の中で執筆されたものが多い中で、「現代」「ライブ感」「音楽」をリンクさせた読み物です”

さらにamenotorifuneさんの「塗籠日記その弐」。“アイヌやアボリジニーの音楽に携わって来られたミュージシャンとしての経験をベースに語られる言葉は、平明で丁寧、神事たる神楽への敬意にあふれた素敵な本です”

こちらは「田んぼの」さん。“『神楽と出会う本』は三上さんの神楽紀行であり、山間の過疎地で神楽を受け継がれている人々への応援歌でもあると思います。〜この本は非常に優れた内容で読み応えがあり、三上さんらしいテンポの良い文章にぐいぐいと引き込まれます。”

僕の回りでも今回この本やイヴェントをきっかけに神楽の魅力に目覚めた人が、とくにいわゆるワールド・ミュージックのリスナーに増えてます。三上さんのビデオジョッキーも随時開催しますので、ぜひお出かけを。

[鈴木]

2009年11月09日

『ダ・ヴィンチ』で新刊2冊が紹介されました

ダ・ヴィンチ』12月号の「七人のブックウォッチャー〜絶対読んでトクする14冊」のコーナーで、作家の華恵さんがなんと(!)アルテスの新刊を2冊も紹介してくださいました。『ビートルズを知らない子どもたちへ』と『ジャズの歴史物語』の2冊です。

 「二十二年後のあとがきにかえて」は、とりわけ読みごたえがある。北山氏は最終的には、読者が自分自身を考えるヒントをも与えてくれている。/この本のなかで一貫して感じられるのは、愛。それはまさに、ビートルズが教えてくれたことだった。/今、この本に出会えてよかった。(『ビートルズを知らない子どもたちへ』の書評より)
30年以上も前に書かれたものなのに、古さは全く感じられない。文体もリズムがあって、読みやすい。物語ふうに書かれているので、スルスル頭に入ってくる。かといって、一気に読んでしまうのはもったいない。ゆっくりじっくり、何度でも読み返したい本だ。(『ジャズの歴史物語』の書評より)

華恵さん、不勉強で存じあげませんでしたが、1991年(!)アメリカ生まれの作家/モデルで、なんと小学生で作家デビューしたという方です。まさに「ビートルズもフォークルも知らない」世代で、油井正一さんが亡くなった年にはまだ7歳。そんな華恵さんが、2冊をじっくりと読みこんでくださり、とてもストレートで気持ちのこもった書評を書いてくださったことが、とてもうれしいです。

[木村]

2009年11月18日

『レコード・コレクターズ』で『ビートルズを〜』が紹介されました

『レコード・コレクターズ』12月号で『ビートルズを知らない子どもたちへ』が紹介されました。評者は杉原志啓さん。

……本書は従来、中野収、佐藤良明くらいしかいなかったビートルズを学術的観点で捉える目線に立つ。平易な文章共々、その点でも貴重かつ秀逸な一冊!

──と評してくださっています。ありがとうございました。

[木村]

2009年11月18日

『ステラ』で『ビートルズを〜』が紹介されました

NHKを中心にテレビ・ラジオの番組を紹介する情報誌『ウィークリーステラ』にて、『ビートルズを知らない子どもたちへ』が紹介されました。「編集部の『おすすめの1冊』」コーナーです。

あの時代、ビートルズ現象を体験した世代にも、当時を知らない人にも読んでほしい一冊。

──と評してくださっています。本のプレゼントもしていただいていますので、まだお持ちでない方は、この機会に『ステラ』編集部に応募してみてはいかがでしょうか?

[木村]

2009年11月19日

『図書新聞』で『ビートルズを〜』が紹介されました

11/28付けの『図書新聞』にて、『ビートルズを知らない子どもたちへ』が紹介されました。「ビートルズに飛びついた女の子たちの気持ちをくみ取ったビートルズ論」と題して、上村寿幸さんが書評してくださっています。

本書は、「ビートルズ玄人」からすれば、ビートルズを「象徴」として用いて読み解いた書物として読めるし、「ビートルズ素人」からすれば、彼らの一種の歴史というか伝説に触れる経験になるだろう。間口の広い本だ。それこそ本当に、「ビートルズを知らない子どもたちへ」、である。

ありがとうございました。

[木村]

2009年11月20日

『CDジャーナル』で『ビートルズを〜』が紹介されました

『CDジャーナル』12月号にて、『ビートルズを知らない子どもたちへ』が紹介されました。

この号では加藤和彦さんの追悼特集も。鈴木祥子さんの追悼文、ファンは必読!です。

[木村]

2009年11月23日

『産経新聞』に『ビートルズを知らない子どもたちへ』の書評が!

11/22付けの産経新聞にて『ビートルズを知らない子どもたちへ』が書評されました。同紙文化部編集委員の山根聡さんによる評。

加藤[和彦]らとの音楽活動で旋風(フォークル革命)を起こし、作詞家として活躍した著者だが、現在の本業は精神科医。本書では、60年代後半に進行したフォークル革命と等価値のもうひとつの現象=ビートルズ革命を、時系列に沿い、ビートルズを知らない世代に向けて丁寧に論じている。精神科医らしい洞察力と分析力を随所に展開。「二重構造」という言葉を手がかりに、最後は、マイケル・ジャクソンの死にまで及ぶ。

この書評はウェブでも読むことができます(MSN産経ニュース)。
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091122/bks0911220813006-n1.htm

[木村]

2009年11月26日

『神楽と出会う本』の紹介記事が全国の地方紙に掲載されました

現代音楽家が神楽のガイド本出版 「魅力を体感して」』という、良い感じの笑顔で『神楽と出会う本』を持つ著者・三上敏視さんの写真付き記事が、25日、共同通信を通じて全国の地方新聞47紙に配信、掲載されました。掲載された新聞は、ぼくらが把握したかぎりでは以下の25紙(!)です。

東奥日報、岩手日報、河北新報、福島民報、下野新聞、山梨日々新聞、北日本新聞、福井新聞、東京新聞、岐阜新聞、静岡新聞、大阪日日新聞、京都新聞、神戸新聞、中国新聞、山陽新聞、山陰中央新報、四国新聞、高知新聞、徳島新聞、長崎新聞、佐賀新聞、大分合同新聞、宮崎日日新聞、熊本日日新聞

他にもネット上では47NEWSとデイリー・スポーツ・オンラインでも掲載されています。地方紙の文化欄に注目です!

[鈴木]

2009年11月27日

日本経済新聞に『神楽と出会う本』の著者・三上さんの原稿が掲載されました

11月26日の日本経済新聞朝刊文化面(最終面)に、『神楽お囃子 日本音楽の源 ◇各地訪ねリズムを研究、世界に通じる文化として発信◇』というタイトルで、『神楽と出会う本』の著者・三上敏視さんの原稿が掲載されました。隠岐島前神楽のお囃子を聴いて「日本独自のルーツ音楽なんじゃないか」とピンと来て、以来神楽探究にはまったことや、ロックやジャズで育った日本のミュージシャンとして、その神楽のリズムとポップスの融合に取り組んでいること、などが語られています。ぜひご一読を!

[鈴木]

2009年11月27日

『週刊金曜日』に『フルカワヒデオスピークス!』書評が掲載されました

週刊金曜日』11月27日号(通巻777号)で批評家の陣野俊史さんが『フルカワヒデオスピークス!』を書評してくれました!(p40)。古川さんの朗読の力に触れながら、「小説は声でできている。この対談を通読して、その思いを深くする」とのこと。どうもありがとうございました!

[鈴木]

2009年11月30日

吉田秀和さんが「今年の3冊」に『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』を!

11/28付けの朝日新聞、吉田秀和さんの「音楽展望」で、広瀬大介さんの『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』が、「今年の3冊」のなかの1冊として紹介されました! 「シュトラウスをめぐって、そのオペラの技法的・様式的・伝記的研究書として、日本人の書いた最も詳しいものじゃないかしら。ことにシュトラウスのオペラの技法の解明は大変な力業」と高く評価してくださいました。白石美雪さんの『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』、高橋悠治さんの『きっかけの音楽』と並んでの紹介で、とても嬉しいです。未読の方は、この機会にぜひお買い求めください。

[松岡]

2009年12月06日

朝日新聞で『フルカワヒデオスピークス!』が紹介されました

今朝の朝日新聞読書欄「おすすめ」コーナー(14面)で、黒田育世さんと大竹伸朗さんの発言を引きながら「表現者同士のスリリングな対話の数々が満載の一冊」と『フルカワヒデオスピークス!』が紹介されました!

2009年12月20日

朝日新聞で『神楽と出会う本』が紹介されました

今朝の朝日新聞読書欄の「おすすめ」コーナーで『神楽と出会う本』が紹介されました。「全国48ヵ所の『里神楽』を10年かけて70ヵ所探訪。そのうち25ヵ所の神楽の奥深い意味や地域に根付いた特色を、自説を交え丁寧に紹介する。ユニークな舞や面、楽器の話も楽しい」と、具体的な内容をしっかり伝えてもらえていてありがたいです。とにかく百聞は一見にしかず、現地に足を運ぶのが無理でも、著者・三上さんは都内で随時神楽のビデオジョッキーを開催しています。23日(水)には四谷で開かれる「くくのちふゆまつり」で神楽DJがありますので、よかったらどうぞ。

[鈴木]

2010年01月24日

田中雄二さんが『クラシック迷宮図書館』を紹介してくださいました

音楽ライターで編集者の田中雄二さんが『クラシック迷宮図書館』を、ご自身のブログで紹介してくださいました。

田中さんといえば、『週刊SPA!』の編集者にして、『電子音楽in JAPAN』などの著者でもある方。同書は『クラシック迷宮図書館』にもとりあげられているのですが、雑誌掲載のずいぶんあとで片山さんが書評していたことを知り、今回はじめて読むことができたとのこと。お役にたててよかったです。

以下、ちょっと長いですが、田中さんのブログから引用させていただきます:

正統派のクラシックから、現代音楽、映画音楽、ミューザック、フェニミズム関連、ナチズム関連と、本人はそれほど意図したわけではないだろうが、取り上げる音楽傾向は『レコード芸術』という連載誌から考えると、かなりレンジが広い。書式もシリアスなものや落語風と一見バラバラなのだが、どれも均等に面白く仕上げているところが、「片山杜秀の本」シリーズ全体を通して感じる片山マジックなんだよな。多くの音楽書を取り上げて、そこに著者が読み解くのは、音楽家の思想、人間性。先日、2月に出る別冊文藝の「加藤和彦」の特集号に長い論文を書いたばかりなのだが、人物と作品の関わりについて、その執筆時期に集中して考えることがあったから、ワタシは片山氏が音楽分析をするときの、作曲者への優しい眼差しに心打たれる。運悪く駄作が生まれるときというのは、芸術家なら誰しもあって、そういうときの作者の心理状態をきちんと分析してくれる。その博識はやはり、歴史あるクラシックを語るときに見事に表れるんだけど、そんなレトリックがポピュラー評論においても十二分に発揮されるのが、片山杜秀ワールド。

田中さん、愛情たっぷりの「書評」をありがとうございました!

[木村]

2010年01月25日

高橋源一郎さんが『クラシック迷宮図書館』を絶賛!

作家の高橋源一郎さんがTwitterで『クラシック迷宮図書館』を絶賛してくださいました!

片山杜秀さんの新刊『クラシック迷宮図書館』を読みながら、小説を書いているが、面白すぎて、仕事にならない。これは、音楽本の書評集だが、例によって絶妙。
http://twitter.com/takagengen/status/8132841500

このあと、『フルトヴェングラー 幻の東京公演』(横田庄一郎)の書評についての引用と感想が続くのですが、あわせて4連続ポスト! 高橋さん、フルトヴェングラー協会の会員だった時期もあるとか。以前は『音盤考現学』をBS-2「週刊ブックレビュー」でとりあげてくださったり、片山さんの新刊を心待ちにしていてくださったご様子で、ありがたいかぎりです。

[木村]

2010年01月26日

飯尾洋一さんが『クラシック迷宮図書館』を紹介してくれました

音楽ライターの飯尾洋一さんがブログで『クラシック迷宮図書館』を紹介、絶賛してくれました。

音楽書の書評というものがこんなにおもしろくなるものなのかと改めて驚愕。しかも読みやすい。こういうものが雑誌連載で成立してたっていうのはいろんな意味で奇跡的なことだろう。対象となる本を超越して、書評それ自体がワクワクしながら読める。理想。

飯尾さんも書いておられるように、「ひたすら「書評」という記事のおもしろさを求め、片山さんに書きたいものを書いてもらうことを優先させ、毎月毎月まとまった字数で他社本を評し続けた」『レコード芸術』編集部には感謝のひとことです。よくぞ10年も続けてくださいました!

「単行本として読んでみると、さらに切れ味が増しているような気がする」。これもうれしい一言。雑誌の1コーナーとして読むのと、片山さんの本としてまとめて読むのとでは、入ってくる内容がちがうはずですから。

[木村]

2010年01月28日

『クラシック迷宮図書館』がツイッターで話題に!

発売からほぼ1週間たった『クラシック迷宮図書館』ですが、ツイッター上では早くも「面白い!」「TL(タイムライン)にあおられて買ってしまった」などなど、さまざまな感想が飛び交っています。作家の高橋源一郎さんが「面白すぎて、仕事にならない」とつぶやいてくださったのは既報のとおり。

というわけで、「twitter検索」というサービスを使って、『クラシック迷宮図書館』関連のツイートを集めてみました。
http://pcod.no-ip.org/yats/search?query=%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E8%BF%B7%E5%AE%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8

アルテスのアイコンは鈴木と木村のツイートです。よかったらフォローしてみてください。

[木村]

2010年02月01日

1/29の朝日新聞夕刊で、『オルティス 変奏論』が紹介されました

1/29の朝日新聞夕刊で、『オルティス 変奏論』が紹介されました。「即興が生む生命力」と題し、平尾雅子さんのインタビューとともに、翻訳にいたるエピソードも載っています。
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201001290325.html

2月11日(木)には東京・祐天寺の聖パウロ教会で出版記念演奏会も開かれます。ルネサンス音楽の「粋」を味わいに、ぜひご来場ください!
◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/

2010年02月02日

ミュージックバードで『クラシック迷宮図書館』関連番組

衛星デジタルラジオ、ミュージックバードに片山杜秀さんが出演し、『クラシック迷宮図書館』が紹介されます。放送日時などは以下のとおり。

「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」
テーマ:音楽は読むことと見つけたり
ゲスト:片山杜秀 聴き手:田中美登里

2月28日(日)10:00〜11:00 ミュージックバード cross culture
2月27日(土)5:00〜6:00 FM仙台
2月27日(土)28:00〜29:00 FM静岡
2月28日(日)21:00〜22:00 ミュージックバード THE CLASSIC
[再放送]3月6日(土)15:00〜16:00 ミュージックバード THE CLASSIC
問合せ:03-3261-8180 ミュージックバード

なお、ミュージックバードを聴くには、専用のチューナーとアンテナが必要です。詳細は以下。

MUSICBIRDは TOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。 クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、 これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。 ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする 「PCM Fun Club」の会員募集中 http://www.musicbird.jp/ http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html
[木村]

2010年02月04日

青山ブックセンター六本木店にて片山杜秀さんのトークショーがおこなわれます


来る2/18(木)、青山ブックセンター六本木店にて、片山杜秀さんのトークショーが開催されます。題して「クラシックと活字の森へ」。「音楽書を読む愉しみ」をとことん語っていただきます。イヴェントの詳細は以下。

片山杜秀『クラシック迷宮図書館』刊行記念トークショウ 「クラシックと活字の森へ──案内人・片山杜秀」 http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201002/2010218.html

■2010年2月18日(木) 19:00〜
■会場:青山ブックセンター六本木店 店内2階
■入場料:無料

■ご参加方法:青山ブックセンター六本木店の店頭、もしくはお電話にてご参加のご予約を承ります。当日のトークイベント終了後、片山杜秀さんのサイン会を予定しております。あわせてご参加ください。
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店  03-3479-0479
■受付時間: 月〜土・祝 10:00 〜 翌朝5:00 / 日 10:00 〜 22:00

<イベント内容>
クラシック迷宮図書館』刊行を記念いたしまして、著者の片山杜秀さんをお招きいたしまして、トークショウを開催いたします。本書に挙げられた音楽書籍のお話からひろがって、「音楽を語る」という不可能にとことん挑んでいただきます。クラシック音楽ファン必見のイベントです。

なお、同店では『クラシック迷宮図書館』の発刊を記念して、同書の書評の対象となった本を一同に集めてフェアを開催中です。片山さんの書評を読んで、「この本、ぜひ読んでみたい!」と思った方、この機会をぜひご利用ください。

[木村]


2010年02月07日

毎日新聞で「オルティス 変奏論」が紹介されました

毎日新聞で「オルティス 変奏論」が紹介されました。

訳者がヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者の平尾雅子だけに、納得のいく文章にこなれている。たとえば、ボウイング(運弓法)のこまやかな指示を読んでいるうちに、自らが弾いているような、またはそこから実際に音が聞こえてくるようなリアリティーが感じられる。楽譜がきちんと付き、弾き手にとっては必読の書だが、聞き手にとってもまるで自分が共演しているように楽しめるのである。この邦訳は貴重な偉業と言っていい。

http://mainichi.jp/tanokore/art/003146.html

楽譜にまで言及していただき、版元としては嬉しいかぎり。ありがとうございます!

そして2月11日(木)には東京・祐天寺の聖パウロ教会で出版記念演奏会も開かれます。前半は、日本では演奏されることの少ないオルティスの典礼音楽、後半はレセルカーダ・オン・パレードです。レセルカーダの演奏の際には、演奏者による変奏(ディミニューション)や対旋律も試みる予定とのこと。残された楽譜に、どれだけ奏者の息を吹き込むことができるか、それこそがルネサンス音楽演奏の醍醐味。どのような演奏会になるか、いまから楽しみです。
オルティスの魅力、再発見をめざすコンサート、ぜひ、ご来聴を!

◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/

2010年02月07日

青山ブックセンター六本木店にて『クラシック迷宮図書館』フェア開催中!

青山ブックセンター六本木店にて、片山杜秀さんの新刊『クラシック迷宮図書館』発売を記念したフェアが開催中です。本書で書評されている本を中心に、音楽書がズラリと並ぶ本棚は壮観です! 書評で気になったアノ本やコノ本を、お手にとってご覧ください。

デザイナー戸塚泰雄さんが、『クラシック迷宮図書館』でとりあげられた本の書影をあしらって、フェアのパネルを作ってくださいました。

また、既報のとおり、2/18(木)には片山さんのトークショウも開かれます。なにやら片山さん秘蔵の(?)音楽書も飛び出すとの噂も。ぜひお運びください!

詳細は以下のとおりです。

[松岡]

片山杜秀『クラシック迷宮図書館』刊行記念トークショウ「クラシックと活字の森へ──案内人・片山杜秀」
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201002/2010218.html
■2010年2月18日(木) 19:00〜
■会場:青山ブックセンター六本木店 店内2階
■入場料:無料
■ご参加方法:青山ブックセンター六本木店の店頭、もしくはお電話にてご参加のご予約を承ります。当日のトークイベント終了後、片山杜秀さんのサイン会を予定しております。あわせてご参加ください。
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店  03-3479-0479
■受付時間: 月〜土・祝 10:00 〜 翌朝5:00 / 日 10:00 〜 22:00

<イベント内容>
『クラシック迷宮図書館』刊行を記念いたしまして、著者の片山杜秀さんをお招きいたしまして、トークショウを開催いたします。本書に挙げられた音楽書籍のお話からひろがって、「音楽を語る」という不可能にとことん挑んでいただきます。クラシック音楽ファン必見のイベントです。

2010年02月10日

日本経済新聞に『証言!日本のロック70's』が紹介されました

2月7日の日本経済新聞朝刊読書面の『熱き時代を客観的に検証 日本ロック史の証言残す』という記事で、『証言!日本のロック70's』の「1」と「2」が紹介されました。編者の一人、井上貴子さんもコメントを寄せています。ほかに取り上げられているのは内田裕也さんの自伝『俺は最低な奴さ』(白夜書房)、PANTAさんの自伝的小説『頭脳警察』(ぶんか社)、井上さんの編著で難波弘之さんも寄稿している『日本でロックが熱かった頃』(青弓社)。PANTAさんの『歴史から飛びだせ』を復刊したK&Bパブリッシャーズさんとはいくつかのお店で共同フェアも開催中です。

[鈴木]

2010年02月15日

きたやまおさむレクチャー&ミュージックのお知らせ

ビートルズを知らない子どもたちへ』の著者、きたやまおさむさんが、この3月に九州大学を退職後初となる「レクチャー&ミュージック」を東京と大阪で開きます。タイトルは「ライブ・コンサート・生きてます!」。2009年の喪失を乗り越え、「ライブとは生きてるってこと」という感動を伝えてくれるコンサートになることでしょう。詳細は下記のとおりです。

[木村]

きたやまおさむレクチャー&ミュージック「ライブ・コンサート・生きてます!」

東京:2010年4月8日(木)18:30開演 メルパルク・ホール
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1004191&perfCd=001
大阪:2010年4月10日(金)16:00開演 サンケイホール・ブリーゼ
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1005861&perfCd=001

出演:きたやまおさむ
演奏と伴奏:行徳伸彦とOK退職記念バンド(行徳伸彦・隈さゆり・井上貴広・坂田“鬼平”伸一)
料金:6000円(全席指定)
企画・制作:きたやまおさむ
制作協力:北山精神文化研究所

2010年02月17日

東京新聞ほか全国の地方紙で『神楽と出会う本』の三上敏視さんが紹介されました

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東京新聞や宮崎日日新聞など2月中旬の地方紙各紙の人物紹介欄で、『神楽と出会う本』の著者・三上敏視さんが紹介されました。神楽との衝撃的な出会いから、1冊の本をまとめるまでがコンパクトに語られています。『神楽と出会う本』はおかげさまでたいへん好調な売れ行きで、在庫がだいぶ少なくなっています。お早めにお買い求めください。

[鈴木]

2010年02月20日

仲俣暁生さんが『フルカワヒデオスピークス!』の真価をズバリ!

今日発売された「図書新聞」2955号の1面に、フリー編集者の仲俣暁生さんによる『フルカワヒデオスピークス!』のレビューが掲載されました。作家・古川日出男がミュージシャンやダンサー、デザイナーなど異ジャンルのクリエイターたちと初対面で対談するという挑戦を成し遂げたこの本の真価を見事に明らかにしてくれていて、世に送り出した者にとってたいへん嬉しい批評です。

“クリエイターたちと古川日出男が共有しているのは、芸術家としての、一種の「孤独」の感覚である。「業界人」として生きるのではなく、「個人」として生きることを選んだ人間だけが発することのできる、ヒリヒリとした言葉がそこにある。だからこそ、これらの人々との対談で発せられた言葉は、仮にその語り手についての予備知識を読者がまったく持っていなかったとしても、しっかりと届く"

だから、もし仮にあなたが古川日出男の小説を読んだことがなかったり、ゲストの顔ぶれに関心をもてなかったとしても(まさか!)、なにかを創ること・表現することを大事にしているなら、ぜひ読んでほしい本なのです。必ずや強い励ましと熱いエネルギーを得ることができるはずです。

古川日出男にとって「ものを作る」とはどういうことなのかを明らかにした上で、本書のプロデューサーである批評家・佐々木敦さんの仕事としてもこの本を読み解くなど、丁寧に読み込んでくれた仲俣さんに感謝します。ひとりでも多くの人がこの本を読んでくれますように。

[鈴木]

2010年02月25日

片山杜秀さん、ラジオで朗読の巻


スタジオのなかの片山杜秀さん(左)と田中美登里さん(右)

すでにお伝えしたとおり、高音質CS衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で、『クラシック迷宮図書館』をテーマに番組が放送されることになりました。もちろんゲストは片山杜秀さん。

昨日はその収録日で、アルテス木村もTOKYO FMのスタジオに途中からお邪魔しました。ラジオの収録やスタジオそのものがものめずらしく、完全にお上りさん気分でしたが、片山さんの声の魅力をあらためて認識。聴き手の田中美登里さんも「いい声よね〜」とほれぼれとしていらっしゃいました。

圧巻は片山さんの朗読! 最相葉月さんの『絶対音感』を書評した「一億総人間レーダー化計画のはてに」と題した章をまるごと片山さんの声で聴けるのですが、本をお読みになった方ならおわかりのとおり、あの章は「先生」と「学生」の対話篇になっています。それを片山さんが語り分ける(というより、演じわける)のです。これは一聴の価値ありです。木村は聴くことができませんでしたが、田中さんが「姐さん」、片山さんが「チンピラ」の掛け合いで、マクレアリ『フェミニン・エンディング』を書評した「ソナタ形式と父権社会」も上演(?)されたようです。「ソナタよ、そなたをうらみますぞ!」というオチを、片山さんがどんなふうに読んだのか、聴きたかったなあ……。

抱腹絶倒まちがいなしの1時間、ぜひお楽しみください。番組の詳細は以下のとおりです。

[木村]

トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ
ゲスト:片山杜秀 出演:田中美登里
テーマ:音楽は読むことと見つけたり

2月27日(土) 5:00〜6:00 Date fm(FM仙台)
      28:00〜29:00 K-MIX(FM静岡)
2月28日(日)10:00〜11:00 MUSICBIRD Cross Culture(11−1)

2月28日(日)21:00〜22:00 THE CLASSIC
再放送 3月6日(土)15:00〜16:00  THE CLASSIC

MUSICBIRDはTOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。
クラシック、ジャズなどジャンル別に10のチャンネルがあり、   
これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。
お問合せは03-3261-8180
http://www.musicbird.jp/


2010年03月04日

3/25 片山杜秀さんと横川理彦さんのトークセッションをおこないます!

アルテスでは、1月の『クラシック迷宮図書館』にひきつづき、今月下旬に『続・クラシック迷宮図書館』を刊行します。この2冊で、片山杜秀さんの「音楽書書評集成」がひとまず完結。それを記念して、ジュンク堂書店新宿店で横川理彦さんとのトークセッションを開催します。

横川さんはさまざまな分野に才能を発揮するミュージシャンですが、『サウンド&レコーディング・マガジン』で長年続けてらっしゃる音楽書の書評は、いちどに数冊をひとつのテーマで串刺しにするという独特のもの。今回が初顔合わせ、無類の音楽書の読み手・語り手であるおふたりによる「音楽書談義」が楽しみです。詳細は以下のとおりです。

『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』刊行記念
片山杜秀×横川理彦トークセッション
「音楽は読め!」

3月25日(木)19時開演(18時30分開場)
ジュンク堂書店新宿店8階喫茶室
入場料:1000円(1ドリンク付き)
定員:40名
受付:7Fカウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店新宿店 TEL.03−5363−1300

『音盤考現学』『音盤博物誌』で吉田秀和賞およびサントリー学芸賞を受賞、一躍、時の人となり、新しい批評の扉を開けた片山杜秀。音楽はもとより、演劇やダンスのための音楽制作など、エネルギッシュな活動を続ける横川理彦。長年、音楽書のレビューを続けているこの二人が、初めて顔をあわせ、「音楽を語る」という不可能について、とことん語り合う!

・片山杜秀(かたやま・もりひで)
1963年生まれ。音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部准教授。国際日本文化研究センター客員準教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』(以上、アルテスパブリッシング)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、共著書に『伊福部昭の宇宙』(音楽之友社)、『日本主義的教養の時代』(柏書房)、監修書に『日本の作曲家』(共同監修、日外アソシエーツ)など。朝日新聞、産経新聞、『レコード芸術』『CDジャーナル』等で音楽評を執筆。2006年、日本近代音楽研究の業績により京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を、2008年、『音盤考現学』および『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞、第30回サントリー学芸賞を受賞。

・横川理彦(よこがわ・ただひこ)
1957年生まれ。京都大学を卒業後、本格的な演奏活動に入り、82年にアルバム『99.99』でキングレコードからデビュー、その後4-D、P-Model等に参加、電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルに至る。ストリングス・トリオBios主宰、pickレーベルからのソロアルバム、即興を中心としたライヴ活動などの他、演劇やダンスのための音楽制作など国内外で幅広く活動中。『サウンド&レコーディング・マガジン』で長年音楽書のレビューを続けている。

[木村]

2010年03月04日

夢の顔合わせ! 4/17高橋源一郎さんと片山杜秀さんのトークセッション開催!

高橋源一郎さんといえば、片山杜秀さんの『音盤考現学』を「週刊ブックレビュー」で絶賛、『クラシック迷宮図書館』についてはTwitterで「面白すぎて、仕事にならない」とつぶやいてくださいましたが、おふたりのトークセッションが、ついに実現することになりました!

タイトルは「書評になにがわかる!?」。作家として書評に思うところある(?)高橋さんと、全方位型書評家の片山杜秀さんのガチンコ対決!となりますかどうか。Twitterでも書かれていたフルトヴェングラーの話なんかもとびだすのでしょうか? 話がどこにたどり着くか、だれにも予想できないこの歴史的な顔合わせを、ぜひ体験してください。詳細は以下のとおりです。

[木村]

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20100417ikebukuro

書評になにがわかる!?
片山杜秀著『クラシック迷宮図書館』『続クラシック迷宮図書館』(アルテスパブリッシング)刊行記念対談

高橋源一郎(作家)× 片山杜秀(音楽評論家)

■2010年4月17日(土)19:00 〜

「本を目方で買う男」として知られ、その特異な文体での批評が注目を集めている評論家・片山杜秀氏と、小説家・文芸評論家として八面六臂の活躍を続ける作家・高橋源一郎氏の初めての対談。「書評になにができるのか」「書評でなにがわかるのか」をテーマに、本読みの達人ふたりが語り合います。


◆講師紹介◆
高橋 源一郎(たかはし・げんいちろう)
小説家・評論家。1951年生まれ、広島県尾道市出身。1981年に『さようなら、ギャングたち』でデビューし、日本文学の新しい潮流を作った。1988年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞を受賞している。近著に『13日間で「名文」を書けるようになる方法』(朝日新聞出版)などがある。

片山 杜秀(かたやま・もりひで)
音楽評論家・思想史研究者。1963年仙台生まれ。『近代日本の右翼思想』(選書メチエ)に続いて、2008年の『音盤考現学』『音楽博物誌』がサントリー学芸賞と吉田秀和賞を受賞するなど高く評価された。最新刊は『日本思想という病』(共著、光文社)

2010年03月09日

片山杜秀さんと音楽書の関係を根掘り葉掘り(2/18青山ブックセンター六本木店)


前のデスクに置かれているのが、片山さんの「音楽批評の原点」ともいうべき書物たち(いまでも現役で活躍中!)

たいへん遅くなってしまいましたが、2/18(木)夜、青山ブックセンター六本木店にておこなわれた片山杜秀さんトークショウ「クラシックと活字の森へ」のご報告(すみません、昨日まで『続・クラシック迷宮図書館』の編集作業でブログ書く時間がなかったんです^^;)。

クラシック迷宮図書館』の発売を記念して、青山ブックセンター六本木店の柳瀬さんのお声がけで実現したこのイヴェント。多数のお客さんにご来場いただき、あらためて片山さんの人気を感じました。聞き手は僭越ながらワタクシ、木村がつとめさせていただきましたが、ふだんは仕事の話が中心になって、なかなか細かくうかがうことができないでいたあれこれを、これをチャンスと根掘り葉掘りお聴きしてしまいました。

片山さん、この日のためにわざわざ本を何冊か持ってきてくださったんですが、いずれも中学・高校時代に愛読というか愛用されていた書物。属啓成『名曲事典』、秋山邦晴『日本の作曲家たち(上・下)』、Schwannのレコードカタログなどなど……。面白いのは、いわゆる「評論」というよりも、「資料」的な書物ばかりということ。それぞれの本のなかでも、「読みもの」的な部分ではなく、「作品一覧」などのデータ欄に赤線が引いてある。このあたり、片山流音楽批評の原点を見た思いがしました。

最後には来場された方々から、いろいろと質問もいただきました。「片山さんの批評に故・長岡鉄男さんの批評と通ずるものを感じるが、ご自分はどう思われているか」という質問も飛び出しましたが、片山さんの答えは「自分はオーディオ・ファンではなかったが、長岡さんがひじょうに自由な感性で、クラシック・プロパーの人なら、なんで?と思うような作曲家をどんどんリスペクトしていく、ある意味破壊的な批評に、たいへん影響された」と、たいへん興味深いものでした。

続編となる『続・クラシック迷宮図書館』は、早くも今月20日の発売となります。3/25の横川理彦さんとのトークセッション(ジュンク堂書店新宿店)、4/17の高橋源一郎さんとのトークセッション(ジュンク堂書店池袋店)と、刊行記念イヴェントが目白押しです。いずれも初顔合わせ、なにが飛び出すかわからないぶっつけ本番トークにどうぞご期待ください。

[木村]


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