TOP

2014年02月20日

【3月20日発売!】モーツァルト家のキャリア教育──18世紀の教育パパ、天才音楽家を育てる(久保田慶一 著)


モーツァルトは人生に成功したのか、失敗したのか?

現代のキャリア心理学の視点からモーツァルト父子の往復書簡を分析。
時代の荒波のなか、懸命に自己実現をめざしたふたりの姿から、
音楽家にとっての成功とは何かが見えてくる!

子供を芸術家に育てたい親、必読!


A5判・並製・256頁
定価:本体2200円[税別]
発売:2014年3月20日(予定)
ISBN978-4-903951-81-2 C1073
装丁:吉林 優
カバー装画:江口修平
ジャンル:クラシック/作曲家



>> 詳細

2014年04月13日

今井顕さんが『モーツァルト家のキャリア教育』を絶賛!

ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが「KINOKUNIYA書評空間」にて、久保田慶一さんの『モーツァルト家のキャリア教育』を書評してくださいました。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/imaiakira/archives/2014/04/post_90.html

……本書のような切り口でまとめられたモーツァルト研究は初めてだろう。メイナード・ソロモンによる大著『モーツァルト』(新書館)にもモーツァルト父子のあいだに生じていたストレスを「親離れ・子離れ」という視点から捉えた考察が提示されていたが、久保田の解析レベルには達していない。
本書ではまずモーツァルトの父、レオポルトの生い立ちや家庭環境が詳細に紹介される。「天才児モーツァルトを育てた教育者としてのレオポルト」がどのようなキャリアを積み、どういう価値観の持ち主だったか、という情報は、息子ヴォルフガングの成長を評価していく上で欠かせない重要事項だ。そればかりでなく、実はこの本の主人公は息子ではなく、父親レオポルトなのである!

と、同書の核心をとらえた的確な紹介。ちょっとやり過ぎたかな(笑)とも思っていたサブタイトルや帯のキャッチコピーについても、こちらの意図を汲んでくださって、うれしいかぎりです。

今井顕さんにはこれまで何度もアルテスの本を取り上げていただきましたが、「KINOKUNIYA書評空間」で今井さんの書評を読むことができるのはこれが最後だそうです。ありがとうございました。

[木村]

2014年05月08日

中江有里さんが『モーツァルト家のキャリア教育』を書評

5/4付けの信濃毎日新聞にて、女優で作家の中江有里さんが久保田慶一さんの『モーツァルト家のキャリア教育』を書評してくださいました。

 [モーツァルトの父レオポルトは]愛情あふれる父親で教育者、一方で功名心が強く、家庭では暴君のように支配的な男。若かりし頃は自らの夢のため家族と決別したのに、息子はいつまでも縛ろうとする──それらが息子のキャリア教育へとつながったのが面白い。
 皮肉なことに成長したヴォルフガングもかつての父と同じように家族と離反していく。名音楽の誕生への道筋は、一筋縄ではなく、父への反発と対抗心でできていたのだ。
 芸術家の才能を持つ子の親のみならず、人を育てるという普遍的な営みについて考えさせる。

内容への深い共感にあふれた書評、うれしく読ませていただきました。

[木村]

Go to Altespublishing website

Twitter @suzukisgr

Twitter @kimuragen

カテゴリー

アーカイヴ

[ Powered by ]
Movable Type 3.38