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2010年03月01日

「日本音楽への招待」第8回は「三味線楽(1)」

東書WEBショップ「音楽専門館」での野川美穂子さんによるウェブ連載「日本音楽への招待」。ひさびさに更新されました! 第8回は「三味線楽」の第1回。義太夫節や古浄瑠璃などが登場します。

コラムは「音楽と身分」。昔は音楽にも身分のちがいがあったんですね。

「日本音楽への招待」第8回「三味線楽(1)」
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/nogawa008.htm

2010年03月04日

3/25 片山杜秀さんと横川理彦さんのトークセッションをおこないます!

アルテスでは、1月の『クラシック迷宮図書館』にひきつづき、今月下旬に『続・クラシック迷宮図書館』を刊行します。この2冊で、片山杜秀さんの「音楽書書評集成」がひとまず完結。それを記念して、ジュンク堂書店新宿店で横川理彦さんとのトークセッションを開催します。

横川さんはさまざまな分野に才能を発揮するミュージシャンですが、『サウンド&レコーディング・マガジン』で長年続けてらっしゃる音楽書の書評は、いちどに数冊をひとつのテーマで串刺しにするという独特のもの。今回が初顔合わせ、無類の音楽書の読み手・語り手であるおふたりによる「音楽書談義」が楽しみです。詳細は以下のとおりです。

『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』刊行記念
片山杜秀×横川理彦トークセッション
「音楽は読め!」

3月25日(木)19時開演(18時30分開場)
ジュンク堂書店新宿店8階喫茶室
入場料:1000円(1ドリンク付き)
定員:40名
受付:7Fカウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店新宿店 TEL.03−5363−1300

『音盤考現学』『音盤博物誌』で吉田秀和賞およびサントリー学芸賞を受賞、一躍、時の人となり、新しい批評の扉を開けた片山杜秀。音楽はもとより、演劇やダンスのための音楽制作など、エネルギッシュな活動を続ける横川理彦。長年、音楽書のレビューを続けているこの二人が、初めて顔をあわせ、「音楽を語る」という不可能について、とことん語り合う!

・片山杜秀(かたやま・もりひで)
1963年生まれ。音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部准教授。国際日本文化研究センター客員準教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』(以上、アルテスパブリッシング)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、共著書に『伊福部昭の宇宙』(音楽之友社)、『日本主義的教養の時代』(柏書房)、監修書に『日本の作曲家』(共同監修、日外アソシエーツ)など。朝日新聞、産経新聞、『レコード芸術』『CDジャーナル』等で音楽評を執筆。2006年、日本近代音楽研究の業績により京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を、2008年、『音盤考現学』および『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞、第30回サントリー学芸賞を受賞。

・横川理彦(よこがわ・ただひこ)
1957年生まれ。京都大学を卒業後、本格的な演奏活動に入り、82年にアルバム『99.99』でキングレコードからデビュー、その後4-D、P-Model等に参加、電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルに至る。ストリングス・トリオBios主宰、pickレーベルからのソロアルバム、即興を中心としたライヴ活動などの他、演劇やダンスのための音楽制作など国内外で幅広く活動中。『サウンド&レコーディング・マガジン』で長年音楽書のレビューを続けている。

[木村]

2010年03月04日

夢の顔合わせ! 4/17高橋源一郎さんと片山杜秀さんのトークセッション開催!

高橋源一郎さんといえば、片山杜秀さんの『音盤考現学』を「週刊ブックレビュー」で絶賛、『クラシック迷宮図書館』についてはTwitterで「面白すぎて、仕事にならない」とつぶやいてくださいましたが、おふたりのトークセッションが、ついに実現することになりました!

タイトルは「書評になにがわかる!?」。作家として書評に思うところある(?)高橋さんと、全方位型書評家の片山杜秀さんのガチンコ対決!となりますかどうか。Twitterでも書かれていたフルトヴェングラーの話なんかもとびだすのでしょうか? 話がどこにたどり着くか、だれにも予想できないこの歴史的な顔合わせを、ぜひ体験してください。詳細は以下のとおりです。

[木村]

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20100417ikebukuro

書評になにがわかる!?
片山杜秀著『クラシック迷宮図書館』『続クラシック迷宮図書館』(アルテスパブリッシング)刊行記念対談

高橋源一郎(作家)× 片山杜秀(音楽評論家)

■2010年4月17日(土)19:00 〜

「本を目方で買う男」として知られ、その特異な文体での批評が注目を集めている評論家・片山杜秀氏と、小説家・文芸評論家として八面六臂の活躍を続ける作家・高橋源一郎氏の初めての対談。「書評になにができるのか」「書評でなにがわかるのか」をテーマに、本読みの達人ふたりが語り合います。


◆講師紹介◆
高橋 源一郎(たかはし・げんいちろう)
小説家・評論家。1951年生まれ、広島県尾道市出身。1981年に『さようなら、ギャングたち』でデビューし、日本文学の新しい潮流を作った。1988年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞を受賞している。近著に『13日間で「名文」を書けるようになる方法』(朝日新聞出版)などがある。

片山 杜秀(かたやま・もりひで)
音楽評論家・思想史研究者。1963年仙台生まれ。『近代日本の右翼思想』(選書メチエ)に続いて、2008年の『音盤考現学』『音楽博物誌』がサントリー学芸賞と吉田秀和賞を受賞するなど高く評価された。最新刊は『日本思想という病』(共著、光文社)

2010年03月09日

片山杜秀さんと音楽書の関係を根掘り葉掘り(2/18青山ブックセンター六本木店)


前のデスクに置かれているのが、片山さんの「音楽批評の原点」ともいうべき書物たち(いまでも現役で活躍中!)

たいへん遅くなってしまいましたが、2/18(木)夜、青山ブックセンター六本木店にておこなわれた片山杜秀さんトークショウ「クラシックと活字の森へ」のご報告(すみません、昨日まで『続・クラシック迷宮図書館』の編集作業でブログ書く時間がなかったんです^^;)。

クラシック迷宮図書館』の発売を記念して、青山ブックセンター六本木店の柳瀬さんのお声がけで実現したこのイヴェント。多数のお客さんにご来場いただき、あらためて片山さんの人気を感じました。聞き手は僭越ながらワタクシ、木村がつとめさせていただきましたが、ふだんは仕事の話が中心になって、なかなか細かくうかがうことができないでいたあれこれを、これをチャンスと根掘り葉掘りお聴きしてしまいました。

片山さん、この日のためにわざわざ本を何冊か持ってきてくださったんですが、いずれも中学・高校時代に愛読というか愛用されていた書物。属啓成『名曲事典』、秋山邦晴『日本の作曲家たち(上・下)』、Schwannのレコードカタログなどなど……。面白いのは、いわゆる「評論」というよりも、「資料」的な書物ばかりということ。それぞれの本のなかでも、「読みもの」的な部分ではなく、「作品一覧」などのデータ欄に赤線が引いてある。このあたり、片山流音楽批評の原点を見た思いがしました。

最後には来場された方々から、いろいろと質問もいただきました。「片山さんの批評に故・長岡鉄男さんの批評と通ずるものを感じるが、ご自分はどう思われているか」という質問も飛び出しましたが、片山さんの答えは「自分はオーディオ・ファンではなかったが、長岡さんがひじょうに自由な感性で、クラシック・プロパーの人なら、なんで?と思うような作曲家をどんどんリスペクトしていく、ある意味破壊的な批評に、たいへん影響された」と、たいへん興味深いものでした。

続編となる『続・クラシック迷宮図書館』は、早くも今月20日の発売となります。3/25の横川理彦さんとのトークセッション(ジュンク堂書店新宿店)、4/17の高橋源一郎さんとのトークセッション(ジュンク堂書店池袋店)と、刊行記念イヴェントが目白押しです。いずれも初顔合わせ、なにが飛び出すかわからないぶっつけ本番トークにどうぞご期待ください。

[木村]


2010年03月11日

[訂正情報]オルティス 変奏論

『オルティス 変奏論』に誤りがありました。

p.14、注20
 × ベルムードは,1555年に長年の研究をまとめた『楽器論』(1555)は
 ○ ベルムードの『楽器論』(1555)は

p.16、12行目 ジョスカン・デ・プレの生年
 × 1450/55 → ○ 1450/55頃

p.33
 × カベソン、アントニオ → ○ カベソン、アントニオ・デ

p.41、注85 2行目の最後
 × Orlando Lassus → ○ Orlandus Lassus

p.52、注107
 × ルーリー → ○ ルートリー

p.111、第10小節4番目の音
 Bの上にナチュラル(♯の間)

p.173、第54小節アルト声部
 × d' → ○ f'

p.184、第34小節の最後の音
 × d'二分音符 → ○ d'付点二分音符

p.223、レセルカーダ第4番第10小節
 × 全音符G → ○ 全音符F

以上、お詫びして訂正させていただきます。

[松岡]

2010年03月12日

ARTES インフォ*クリップ vol.28(3/12号)を配信しました

今回のメルマガは、3/25にジュンク堂新宿店でおこなわれる片山杜秀さんと横川理彦さんのトークセッション「音楽は読め!」のイヴェント紹介を中心にお届けしました。

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>> 詳細

2010年03月13日

新しく営業専任スタッフが加わりました!

今年に入って育児に専念している船山に代わるかたちで、3月1日からアルテスに営業担当スタッフとして小野茂が加わりました。出版営業の仕事ひと筋、35年以上のキャリアを持つ大ベテランです。さっそくご挨拶回りを始めていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

これまで編集者経験者しかいなかったアルテスにとっては大幅な戦力アップとなります。目指せ売上げ倍増!(笑)

[鈴木]

2010年03月13日

セミナー「音楽と仕事」第1回の講師は宮崎研二さん

アルテス木村も理事として参加しているNPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」(久保田慶一理事長)では、音楽を学ぶ学生を対象とするセミナー「音楽と仕事」を開催します。キックオフとなる第1回の講師には、ヤマハ銀座店の宮崎研二さんをお迎えし、「商い」の要諦を教えていただきます。
http://npo-mcsn.org/pg163.html

宮崎さんはヤマハ銀座店1Fでのインストアイベントを、これまで700回(!)おこなったという、「音楽を売る」大ベテラン。邦人初のスカバンド「Ska-Flames」のメンバーという顔ももつ、宮崎さんのお話を聴ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。学生さんだけでなく、だれでも聴講可能です。

[木村]

日時:2010年3月17日(水)14:00-17:00
   懇親会:17:30-20:30(会場未定)※希望者のみ/参加費別途
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
   〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:1,500円 
   ※当日、受付にてお支払いください。
申込み・お問い合わせ:
   NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット(担当:滝口)
   info@npo-mcsn.org

2010年03月16日

丸善Knowledge Partnerで音楽書フェア開催中!

教育や医療関係の法人・個人を対象にした会員制のサイト「丸善Knowledge Partner」で、3月11日から始まっている「音楽書フェア」に、アルテスパブリッシングも参加させていただいています。音楽之友社、春秋社、東京書籍、白水社、ヤマハミュージック・メディアと一緒に、テーマ別に音楽書ばかりがずらっと揃っていますので、ぜひご利用下さい。

2010年03月25日

山崎浩太郎さんが『クラシック迷宮図書館』を書評してくれました

演奏史譚家の山崎浩太郎さんが「はんぶるオンライン」の「可変日記」にて、片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』を書評してくださっています。2/1の日記。

……ここで片山さんが重視しているのは、その本がいかに売れそうな、多くの人が興味をもちそうな「テーマ」を選んだかよりも、いかに個性ある「主張」をしているかだ。

 その主張(ときに著者が自覚していない矛盾そのものであったりする。秋山邦晴の「戦後民主主義的史観」とか)が、片山さんならではの視点と把握で、一冊のなかから、活力にみちた文体によってグワッとつかみだされる。

 肝心なのは主張の正当性ではない。それは二の次だ。説得力のあるもの、いかにもトンデモなもの、その違いは片山さんの好意的な形容や皮肉な言い回しなどの使い分けで見当がつくけれども、とにかくそれは二の次だ。主張の独創性、斬新さ、勢いの強さ。それらを選び、キモを鷲づかみにし、読者の前に放りだす。

「主張の独創性、斬新さ、勢いの強さ」──これらはご自身の演奏家評にもそのまま共通しそうな指標ですね。山崎さん、ありがとうございました。

[木村]

2010年03月26日

アルテスの公式Twitterアカウント設置しました

アカウント:@artespublishing
http://twitter.com/artespublishing

これまでは鈴木(@suzukisgr)と木村(@kimuragen)の代表2人の個人アカウントで、公式ツイート的なものもポストしてきましたが、これからは上記アカウントに「最新情報」「新刊情報」「おすすめ音楽情報」「ウェブ連載更新情報」を流します。

よろしければフォローお願いします。

[木村]

2010年03月26日

片山杜秀さんと横川理彦さんのトークセッション@ジュンク堂書店新宿店


片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』と『続・クラシック迷宮図書館』の発売を記念して、昨日(3/25)ジュンク堂書店新宿店にて、ミュージシャンで作・編曲家の横川理彦さんとのトークセッションが開催されました。

『レコード芸術』誌で10年間、音楽書書評コーナーを担当した片山さんと、『サウンド&レコーディング・マガジン』誌で10年以上(ご本人もおぼえておられないとか)、毎月3冊の音楽書をとりあげて書評してこられた横川さん。音楽書書評の達人2人によるトークは、万博の話、映画音楽の話、そして現代音楽の話と、初顔合わせとは思えない盛り上がりをみせました。

印象的だったのは、「音楽は送り手と批評と聴き手の3者が必要。現代音楽はその意味でもう死んでいると思っていた。ジャズも同じような状態だったけど、菊池成孔という書き手によって蘇った。そして、片山さんが現れて、やっと現代音楽が生き返るんじゃないかと思った」という横川さんのコメント。

続・クラシック迷宮図書館』発売直後とあって、終了後のサイン会にも長い列が。雨の中ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。

[木村]


2010年03月27日

出版販売管理システム「Final EX」のご紹介

アルテス立ちあげのときからお世話になっている出版販売管理システム「Final」が、このほど「Final EX」として生まれ変わりましたので、ちょっとご紹介。といっても、技術上の専門的なことはよくわかりませんが、とにかく弊社のような零細版元が、少人数で納品・返品入帖、在庫管理、売上分析から請求業務までこなすには最適のソフト。委託や寄託、延べ勘といった出版界特有のさまざまな取引形態に対応し、しかも低料金!

特筆すべきは、懇切丁寧なサポートです。稲城本社と吉祥寺事務所の2カ所で、リモートコントロール・ソフトをもちいて、データをやりとりしながら使用していますが、ちょっと困ったときには、サポートに連絡すれば、電話しながら直接アクセスしてデータを修正してくれたりといった“かゆいところに手が届く”サービスをしてくださいます。

これから版元を立ちあげようとお考えの諸兄、現在使っているシステムに不満をおもちのみなさん、よろしければ紹介させていただきますので、いつでもご連絡を!

開発・販売元の光和ビジネスさんのサイトはこちら。サイトのいちばん下にアルテスのバナーもはっていただいてます。

[木村]

光和ビジネス
http://www.kowabusiness.com/

2010年03月29日

橋本麻里さんが『芸術新潮』で『クラシック迷宮図書館』を紹介してくれました

『芸術新潮』4月号で片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』が紹介されました。「魅惑の音楽評論、聴く前に読め!」と題して、ライター、エディターの橋本麻里さんが書いてくださいました。

「(略)練達の聞き手にして言葉の遣い手でもある片山杜秀が、やはり音楽を言葉で語ることの不可能に挑んだ名著奇書を紹介するのが本書」「唯一の難点は、面白すぎて、うっかり「聴いた」ような気になっちゃうことかもね」と、本書の魅力を紹介してくれています。

ちなみに、来る4/17(土)には橋本さんのお父上でもある作家・高橋源一郎さんと片山さんのトークセッションがおこなわれます。こちらもお楽しみに!

[木村]

2010年03月29日

三浦雅士さんが『クラシック迷宮図書館』を毎日新聞で!

3/28(日)付けの毎日新聞読書欄に片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』の書評が掲載されました。評者は文芸評論家の三浦雅士さん。こちらで全文を読むことができます。
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20100328ddm015070008000c.html

「音楽書の書評を集めた本だがすこぶる面白い。ユーモアがそのまま的を射た評になっている。稀なことだ」という書き出しから、「重厚な本が多いが、語り口の巧みさで読後は爽快」という結びまで、楽しんで読んでいただいた様子がありありと伝わる書評。ありがたいかぎりです。

[木村]

2010年03月29日

ミュージックバードで片山杜秀さん出演のラジオ番組スタート!

高音質CS衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で、片山杜秀さん出演のラジオ番組が始まります。番組名は「片山杜秀のパンドラの箱」。

4月30日(金)23:00~24:00  再放送=5月8日(土)5:00~6:00

いったいどんな番組なのか──。以下、公式サイトから引用。

片山杜秀がクラシック界に殴り込み?!

 クラシック界で今、最もとがった書き手と言えば片山杜秀が筆頭に挙がるでしょう。
 「音盤考現学」「音盤博物誌」の2冊で、サントリー学芸賞&吉田秀和賞ダブル受賞、政治、社会、思想、映画、演劇、芸能・・・全方位に伸びる好奇心のアンテナは現代音楽から古典まで逃さず、博覧強記ぶりを発揮して、絶大なる説得力で鋭く時代を見通しています。演劇などで鍛えた独特の語りのファンも多く、ラジオ・レギュラー番組が待望されていました。その片山杜秀による月に一度の音楽時評、本やレコード(CD)、コンサートを始め、映画、演劇、世相、思想、芸能全般、政治までを、音楽を通して語ります。生放送に近いアップ・トゥ・デイトな作りの番組ですので、事前にテーマや曲目は発表いたしません。
 片山杜秀が開けるパンドラの箱から出てくるのは果たして災いか、はたまた希望か?!

──とのこと。どうぞお楽しみに!

なお、ミュージックバードを聴くには、専用のチューナーとアンテナが必要です。詳細は以下。

MUSICBIRDは TOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。 クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、 これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。 ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする 「PCM Fun Club」の会員募集中 http://www.musicbird.jp/ http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html
[木村]

2010年03月31日

横川理彦さんが『クラシック迷宮図書館』を書評してくださいました

去る3/25、ジュンク堂書店新宿店での片山杜秀さんとのトークセッションに出演していただいた作・編曲家の横川理彦さんが、『サウンド&レコーディング・マガジン』4月号にて、『クラシック迷宮図書館』をとりあげてくださっています。

音楽本やその作者への態度が一貫していてぶれがなく、内容の読み取りは鋭く、そこに博覧強記な著者ならではの総括が加わる。広い範囲で読者の想像力が否応なしに引き出され、とても刺激的なのだ。

と絶賛してくださっています。この「Books」コーナーもすでに10年以上続けておられるとか。とすると、すでに360冊以上の書籍がここで紹介されたことになります。この10年間に日本で刊行された音楽書の、ほぼすべてを網羅しているのではないかと思うくらいの数ですね。

ありがとうございました。

[木村]

2010年03月31日

『モーストリー・クラシック』で『クラシック迷宮図書館』が紹介されました

『モーストリー・クラシック』5月号で「博覧強記、縦横無尽な書評集」と題して、『クラシック迷宮図書館』を紹介していただきました。

切り口は音楽だけではない。文学や芸能、専門の政治や思想などさまざまな話題をからめて本を紹介していく。その引き出しの多さにほとほと感心せざるを得ない。

ありがとうございました。

[木村]

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