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2009年04月02日

藍川由美「日本のうた編年体コンサート」

ソプラノ歌手の藍川由美さんは、これまでに700曲以上の日本の歌を、ジャンルごと、作家ごとにCDに収録してこられましたが、このほどそれらを時代ごとにまとめて歌うコンサートを企画。解説に片山杜秀さんをむかえ、この5月から年2回ていどのペースで開催するそうです。

現在、決まっているのは以下の2回。

1 明治維新〜日清戦争(1894-5)
2009年5月9日(土)19:00開演/東京文化会館小ホール
演奏:藍川由美(ソプラノ) 花岡聖子(三味線) 石井理恵(ピアノ) 話:片山杜秀

2 瀧廉太郎(1879-1903)〜日露戦争(1904-5)
2009年10月5日(月)19:00開演/東京文化会館小ホール
演奏:藍川由美(ソプラノ) 石井理恵(ピアノ) 話:片山杜秀

詳細はこちら
http://www.jade.dti.ne.jp/~onodera/hennentai.html

これまでなんの気なしに聴いてきた、歌ってきた身近な歌が、「時代」という文脈におくと、また違った姿を見せてくれるのではないかと思います。おすすめです!

[木村]

2009年04月02日

「反ヒューマニズム音楽論」第5回

若尾裕さんのウェブ連載「反ヒューマニズム音楽論」の第5回がアップされています。今回のお題は「楽しい音楽」。
http://www.artespublishing.com/serial/wakao/index05.html

長調は「明るい」「楽しい」、短調は「暗い」「悲しい」と、音楽と情動とが自動的に結びつけられるようになったのはいつからか、「大衆性」と「芸術性」という二項対立からいかにして自由になるか──今回も若尾さんの思考は、音楽にまつわる「自明性」の最深部に切り込んでいきます。

[木村]

2009年04月02日

「音楽・知のメモリア」第10回

小鍛冶邦隆さんのウェブ連載「音楽・知のメモリア」の第10回がアップされています。
http://www.artespublishing.com/serial/kokaji/index10.html

前回まで、バッハからメシアンまでの西洋音楽の作曲家たちの創作をたどることにより、「作曲」というかたちで、音楽における「知の継承」が続けられてきたさまが明らかになりました。今回からはいよいよ舞台を日本に移し、「現代音楽」のはらむさまざまな問題点をあぶりだしていきます。

[木村]

2009年04月02日

『コンサートホールの音響と音楽表現』のデモ音源

『コンサートホールの音響と音楽表現』の著者、安藤四一さんの研究室のウェブサイトにて、同書の内容にもとづいたデモ音源が公開されています。

Ando Lab
http://www.andolab.org/index.html
※「Japanese」のメニューの「研究活動」をクリックしてください。

[木村]

2009年04月02日

「反ヒューマニズム音楽論」第6回

若尾裕さんのウェブ連載、好調です。第6回は「感情労働としての音楽」。

作曲家が依頼主から「泣ける音楽を」とか「勇気の出るような音楽を」などと依頼をうけて作曲をすることは、フライトアテンダントがつねにお客様にたいして笑顔でサーヴィスすることを服務規程としていることと、じつは同じことなのではないか。そして、それが可能であるのは、音楽がすでに情動として管理されているからではないのか──。じつに刺激的です。

[木村]

2009年04月04日

新連載「ショパン 作品でたどる、その生涯」スタート!

来年2010年のショパン生誕200周年に向けた連載が、アルテスのウェブサイトではじまりました! 著者はショパン研究の第一人者、小坂裕子さん。ショパンの作品ひとつひとつを紐解きながら、彼の生涯をたどります。豊富な知識に裏打ちされた小坂さんの文章からは、200年前のショパンの様子が生き生きと、色鮮やかにたちのぼります。

◎「ショパン 作品でたどる、その生涯」
http://www.artespublishing.com/serial/kosaka/index.html

また、この連載はタカギクラヴィア主催「ショパン ピアノ全作品 連続演奏会」との連動企画です。連載を読んだ後は、タカギクラヴィア松濤サロンで、ぜひ本物の演奏をお楽しみください。
タカギクラヴィア http://takagiklavier.com/

 2009年4月4日(土)
 タカギクラヴィア 松濤サロン
 開場16:30 開演17:00 料金¥3,500
 (全席指定 50名様限定 飲物付)
 ◇中井恒仁(ピアノ)  小坂裕子(解説)
 ◇PROGRAM
  作品9 3つのノクターン
  作品10 12の練習曲
  作品12 華麗なる変奏曲
  作品15 3つのノクターン
 http://takagiklavier.com/

2009年04月06日

『ケルト音楽名盤再訪』第2回

おおしまゆたかさんの連載『ケルト音楽名盤再訪』の第2回をアップしました。取り上げられたアルバムは、アルタンが1990年に発表した『レッド・クロウ』。アルタンといえばその3年後の『アイランド・エンジェル』が代表作として知られていますが、そこに至る画期を成した作品として位置づけたおおしまさんの聴き方には、教えられること大です。

1997年の3月、とうとう日本にやってきたアルタンの音を初めて生で体験したのは、銀座・山野楽器で行なわれたインストア・ライヴでのことでした。あのときの、とくにフィドルの衝撃はいまだによく覚えています。ラフォーレ原宿でのコンサートにも心震えました。98年にはマレードたちの故郷ドニゴールの町ブンベグまで出かけ、図々しくも彼女の実家を訪ねて歓待していただいたのも良い想い出です。個人的にそんな思い入れもあるアルタンですが、おおしまさんの原稿を読みながら、聞き直してみようと思っています。

[鈴木]

2009年04月06日

大盛況御礼

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2日阿佐ヶ谷ロフトでの『証言!日本のロック70's』刊行記念イヴェントは、場内いっぱいのお客様をお迎えして、たいへん盛り上がりました。三里塚・幻野祭での頭脳警察など、当時のライヴ映像を見ながら硬軟とりまぜてのぶっちゃけトークは期待以上でのおもしろさで、正直仕事を忘れて聞き入ってしまいました^^;。トーク終了後のサイン会の前には、なんと全員で〈コミック雑誌なんかいらない〉を即席セッション。PANTAさんがベースとヴォーカル、山本恭司さんがアコースティック・ギター、難波弘之さんがピアニカ(これはレアかも!)、岡井大二さんがタンバリン、ダディ竹千代さんと井上貴子さんがコーラス、これがじつにかっこいいブルース・ロックでよかった! 先行発売した本の売れゆきもおかげさまですばらしく、ご来場いただいたみなさん、出演者のみなさん、ロフトのスタッフのみなさん、本当にどうもありがとうございました。書店やCDショップの店頭には今週末から並びますので、どうぞよろしく!

[鈴木]

2009年04月06日

クリエイティヴ・コアの新サイトに注目!

オペラDVDを意欲的にリリースしているクリエイティヴ・コアが、オペラを中心にしたクラシック情報ページ「クラシックかわらばんWEB」を開設しました。

クラシックかわらばんWEB
http://www.classic-kawaraban.com/

同社のDVDリリース情報がメイン・コンテンツですが、注目はトップページ右側のカラムに並んだ「オペラ・コラム道場」のコーナー。弊社から来月上旬、『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』を出版する広瀬大介さんによる「なりきりオペラ・ガイド〜脇役だってこれだけは言いたい〜」、『音盤考現学』『音盤博物誌』の著者、片山杜秀さんによる「新オペラ演出論〜歌劇場、爆破したのはいいけれど〜」、そして細馬宏通さんの「交換されるオペラ:オペラ絵はがきの時代」、吉田光司さんの「オペラ・ニュース月報〜マンスリー“オペラチック”レポート」と充実の連載コラムがめじろおし! 今後、どんな展開があるのか、目が離せません。

みなさんもぜひいちど、訪問してみてください。

[木村]

2009年04月06日

大盛況! ショパン・ピアノ全作品演奏会第2回

2010年のショパン・イヤーに向けて好発進した「ショパン・ピアノ全作品連続演奏会」。4/4(土)、第2回がおこなわれました。第2回は「パリで活躍する若きショパン(22才〜23才)」と題し、《3つのノクターン》作品9、《華麗なる変奏曲》作品12、《3つのノクターン》作品15、《12の練習曲》作品10の4作品を、中井恒仁(のぶひと)さんのピアノと小坂裕子さんの解説で楽しみました。

「超」有名曲といっていい作品9のノクターン、そして《別れの曲》や《黒鍵》《革命》などを含む作品10のエチュード集が演奏されるということもあってか、全席完売の大盛況でしたが、ふだんは単独で聴くことの多いそれらの有名曲も、ひと組の作品という文脈のなかで、加えて、小坂さんの解説により、1832〜33年という時代、パリという土地、リストをはじめとする被献呈者などの背景を知ったうえで聴くことにより、まったく違う相貌を見せてくれます。とくに、エチュードの最後に配された《革命のエチュード》は、ポーランドの革命に寄せるショパンの激烈な思いが、右手の付点付きの和音、左手の16分音符のフレーズのための練習曲という形式のなかに、軋みをひびかせながら収まっていて、そのことがかえって尋常ならざる印象をあたえます。

中井さんの透徹した解釈と力強い演奏、そして、この連続演奏会の影の主役ともいうべき1887年製のスタインウェイの音色(香りたつ高音のピアニッシモ、低音のパッセージの粒だちの素晴らしいこと!)があいまって、ショパンの音楽の理解に深みをあたえていたことはいうまでもありません。

次回は4/29(水・祝)14:00よりタカギクラヴィア松濤サロンにて開催。ピアニスト:武田美和子さん、解説:小坂裕子さんで「ショパン 友情と再会(21才〜25才)と題して、《4つのマズルカ》作品17、《華麗なる大円舞曲》作品18、《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》作品22、《バラード第1番》作品23などを楽しみます。

なお、小坂裕子さんの解説は、アルテスのウェブサイトでも連載中です。

タカギクラヴィア
http://takagiklavier.com/

小坂裕子「ショパン 作品でたどる、その生涯」
http://www.artespublishing.com/serial/kosaka/index.html

[木村]

2009年04月13日

ジュンク堂新宿店で『ポップ・アフリカ700』フェア開催中!

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ジュンク堂書店新宿店の7階芸術書売り場でただ今『ポップ・アフリカ700』刊行記念フェアを開催中です! 書棚1本を全部使って、ナイジェリアのスーパースター、フェラ・クティの伝記やインパクト出版の『音の力』シリーズ、はたまた菊地成孔さんの『聞き飽きた人々』などなど、アフリカ音楽関連本を集めた迫力のラインナップ。松岡さんの品揃え、さすがです。新宿においでの際はぜひジュンク堂書店にお立ち寄りください!

[船山]

2009年04月13日

岡田暁生さん、片山杜秀さん、21世紀の音楽批評を語る!

さきごろ『ピアニストになりたい!』(春秋社)で芸術選奨新人賞を受賞した音楽学者の岡田暁生さん(京都大学准教授)と、『音盤考現学』『音盤博物誌』(弊社刊)で吉田秀和賞、サントリー学芸賞に輝いた片山杜秀さん(慶應義塾大学准教授)が、ガチンコ対決! 「21世紀の音楽批評を語る」と題して、京都大学人文科学研究所にて、「音楽を語る」ことについての思いのたけを語り倒します! 詳細は以下。

人文研アカデミー2009
「21世紀の音楽批評を考える」
2009年6月2日(火)18:00〜20:00
岡田暁生×片山杜秀
京都大学人文科学研究所本館4F・大会議室
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
問い合わせ:京都大学人文科学研究所総務掛 Tel.075-753-6902
ホームページ:http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp
(チラシのPDFファイルはこちら

なお、この対談は、近い将来、弊社より刊行予定の岡田×片山対談本に収録予定です。現在もっとも面白く、刺激的な音楽批評家という評価の高いふたりの爆談トーク! 歴史の生まれる瞬間にあなたも遭遇してください!

[木村]

2009年04月13日

『ピーター・バラカンの出前ジュークボックス』Vol.3決定

過去2回とも大好評だった『ピーター・バラカンの出前ジュークボックス』ですが、お待たせしました、Vol.3の開催が下記のとおり決まりました。前半は、この春発売された新刊『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック』にちなんだ曲をお届け、後半は恒例の新譜特集です。どうぞお楽しみに。リクエストも受け付けています。

[鈴木]

[日時]09年5月17日(日)午後3時開演(2時30分開場)
[出演]ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
[料金]1800円(1ドリンク付き)
[会場]アップリンク・ファクトリー
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
    Tel.03-6825-5502

[予約]1)お名前 2)予約希望人数(一度の予約で3名様まで) 3)ご住所 4)電話番号 を明記のうえ、件名を「出前ジュークボックスVol.3」としてfactory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。

2009年04月14日

北中正和さんのブログで『証言!日本のロック70's』が紹介されました

音楽評論家の北中正和さんがご自身のブログ「wabisabiland pop diary」で『証言!日本のロック70's』を紹介してくださいました。うれしいので以下長めに引用させてもらいます。

歴史に残る仕事をしてきた人たちによる回想は社会的なところまで含めてけっこうシリアスな話なのだが、ぼくらが取材してもだいたいは記事にするときに省いてしまうような内輪話まできちんと(笑)活字にしてあるので、それがおもしろい。評論家がくそみそにけなされていたりして、ちょっとそれはどうなのと言いたくなるところもあるが、だからこそおもしろいと言える。ありそうでなかった本だ。

いやほんとにそういう本なんです。異論反論歓迎!^^

[鈴木]

2009年04月15日

『スタジオボイス』誌で『ポップ・アフリカ700』が紹介されました

誌面のデザインが変わった『スタジオボイス』誌5月号「BOOKS」コーナー(p87)で、『ポップ・アフリカ700』が紹介されました。「各国の概括的な状況をふまえながら、その土地のもっともアクチュアルな反映として音盤を短評したレコード・ガイドだ」「なんといっても広大なアフリカ大陸を丸抱えした著者の熱意に感服する」と嬉しいレビューです。イニシャルのMさんは新編集長かな? ちなみに他には青木淳悟の新作、岡林信康の復刊、赤木智弘の新刊などが紹介されています。

[鈴木]

2009年04月15日

難波弘之さんのサイン会開催!

ディスクユニオンの新宿プログレッシヴ・ロック館で、『証言!日本のロック70's』の編者・難波弘之さんのサイン会が開かれることになりました。今月26日(日)の午後5時(訂正しました)スタートです。山下達郎さんのツアーなど連日ライヴでお忙しい難波さんになんとかスケジュールを空けていただいて実現しました。ディスクユニオン全店でお買い上げいただいた書籍が対象となりますのでご注意ください。以下お店の案内文を貼り付けます。

[鈴木]

               *
急告!難波弘之氏サイン会開催決定!
当館名誉店長としてもおなじみの、難波弘之氏が企画、編者をつとめた新刊『証言!日本のロック70's』の発売を記念して、サイン会が急遽決定いたしました。リアルなウラ話!?盛り沢山のトークセッションが、待望の書籍化です。ぜひこの機会にお買い求めください!

難波弘之・井上貴子編
『証言!日本のロック70's ニュー・ロック/ハード・ロック/プログレッシヴ・ロック編』
アルテスパブリッシング刊
定価¥2,100(税込)
ISBN978-4-903951-15-7

●難波弘之氏サイン会
日時:2009/4/26(日)17:00ころより
場所:ディスクユニオン新宿プログレッシヴ・ロック館店内にて

──既にお買い上げのお客様各位
・当日お買い上げ時のレシートをお持ち頂ければご参加頂けます(ディスクユニオン全店対象)
・恐れ入りますが、サインは書籍へのみとさせて頂きますので、当日はレシートとともに
書籍をお忘れなくお持ちくださいますようお願い申し上げます。

[お問い合わせ先]
ディスクユニオン新宿プログレッシヴ・ロック館
電話:03-3352-2141

2009年04月17日

THE MUSIC PLANTさんが!

アイルランドのルナサやスウェーデンのヴェーセン(来週来日!)などのトラッド、はたまたロビン・ヒッチコック、グレン・ティルブルックといったロック寄りの人たちのCDリリースや招聘でおなじみのTHE MUSIC PLANTさんのブログで、『証言!日本のロック70's』(売れゆき良好!)を紹介してくれました。そうなんです、日本の音楽媒体ではなぜか評価されないプログレ・シーンからの魂の叫び^^も載っている本なんです、これ。そちら方面のみなさんも、ぜひご一読を。ヴェーセン・ファンのみなさんには来週お目にかかりましょう!

[鈴木]

2009年04月18日

中村とうようさんが『ポップ・アフリカ700』を激賞!

『ミュージック・マガジン』誌5月号で中村とうようさんが『ポップ・アフリカ700』を激賞、絶賛してくださいました! 冒頭いきなり「うーん、スゴい! 参りました!! 海外のを中心に各分野のディスクガイドを見てきたけど、これは他の追随をまったく許さない名著だ」ですよ! いや〜これは光栄というかとにかく大感激です。ぼくらの世代でいま音楽を仕事にしている人の中には多いと思いますけど、とうようさんに導かれてここまで来たようなものですし、とくにアフリカ音楽に目を開かせてくれたのはまさにとうようさんのおかげ。そのとうようさんがここまで誉めてくださるとは! 「コレクション自慢じゃなくレコードを通したアフリカ音楽のガイドという役割を、実に誠実に果たしている」「人名辞典など存在しないアフリカ音楽という分野だけに、有り難い」「彼は冷静さの底に熱い心を持続しており、だからこそこんな凄い本が書けたんですね」と、ほんとにもうありがたいとしかいいようがありません。しかもお買い上げいただいたようで、恐縮至極です(在庫がすぐに無くなって献本がほとんどできなかったんです^^;)。えー、というわけですから、この際ぜひとも一家に一冊ということで、よろしくお願いします!     

[鈴木]

2009年04月21日

「日本音楽への招待」第5回は「能楽」

お知らせが遅くなってしまいましたが、東書WEBショップ「音楽専門館」で野川美穂子さんが執筆するウェブ連載「日本音楽への招待」、第5回が公開されています。

「日本音楽への招待」トップ
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/nogawa001.htm

第5回「能楽」
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/nogawa005.htm

「いくつものきわめられた芸が、ひとつの空間と時間のなかで出会う」能楽の魅力が、わかりやすく解説されています。

毎回好評のコラム、今回は「音楽と物語」です。『源氏物語』をはじめ、物語のなかで音楽や楽器がどのように扱われてきたかを紹介しています。

[木村]

2009年04月27日

ヴェーセンのフリー・コンサート

2004年に初来日し、ただいま5度目の日本ツアー中のヴェーセン。スウェーデンの伝統的な楽器「ニッケルハルパ」にヴィオラとアコースティック・ギターというトリオ編成の彼らは、ぼくがこの7〜8年もっとも入れ込んでいるバンドで、前の会社を辞めた2006年にはスウェーデンまで出かけて彼らを訪ねたりもしました。今回の彼らはひときわ絶好調で、連日至福のときを過ごさせてもらってます。そして今日27日に彼らは首都圏では最後の、しかも入場無料のコンサートを行ないます。またとないチャンスですでの、そこまで言うなら聴いてみようか、という方はぜひお出かけ下さい。日本橋三井タワーのアトリウムで18時30分からです。どんなジャンルの音楽をお好きな方にも自信をもってお薦めします。[鈴木]

2009年04月29日

同志社女子大学でセヴラックの歌曲をめぐるレクチャー・コンサート

デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)といえば、ドビュッシーやラヴェルと同時代を生き、「地方主義」を標榜して故郷の南フランスで、「土の香り」(ドビュッシー)のするピアノ曲や歌曲などをつくったフランス近代の作曲家。舘野泉さんほかの活動でピアノ曲については日本でもずいぶん聴くことができるようになりましたし、フランスの哲学者V. ジャンケレヴィッチの著作(近藤秀樹訳『遙かなる現前』春秋社)でも、アルベニスやモンポウとともに親しく論じられていて、フランス音楽愛好家にとっては、「気になる作曲家」の筆頭にあげられるひとりではないでしょうか?

そのセヴラックの歌曲に焦点をあてたレクチャー・コンサートが、このたび同志社女子大学で開催されます。同大学教授(音楽美学、音楽哲学)の椎名亮輔さんによるお話と、ソプラノ歌手の奈良ゆみさんによる演奏(ピアノは椎名さん)という二部構成。西洋音楽の時間論を道元、西田、廣松といった日本思想から逆照射した快著『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)の著者と、松平頼則ほか現代音楽作曲家にとってのミューズとして知られる歌手による、充実した内容になることまちがいなしの催しです。

詳細は以下のとおりです。

2009年度 同志社女子大学学芸学部音楽学科 公開講座

奈良 ゆみ
デオダ・ド・セヴラックの歌曲
レクチャーコンサート

第1部 レクチャー
「セヴラックの歌曲について:芸術とフォークロア」
お話:椎名亮輔(同志社女子大学教授)

第2部 コンサート
セヴラック作曲の歌曲および編曲
《空は、屋根の向こうで……》《雪模様》《私のかわいいお人形》ほか
     
ソプラノ:奈良ゆみ
ピアノ:椎名亮輔

《プロフィール》
奈良ゆみ (ソプラノ)
幼い頃より、グレゴリア聖歌、詩吟、タンゴに親しむ。相愛大学声楽科在学中にフランス音楽に魅かれ、卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、メシアンに注目される。以後、パリを拠点としてヨーロッパ各地で盛んな演奏活動を展開。色彩感にあふれた声と創造的な表現力は、とりわけ現代音楽の分野で注目を集め、多くの現代作曲家が彼女に曲を捧げている。メシアンの『ハラウィ』をはじめとして、シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』、モーリス・オハナのモノオペラ『三つの御花(オハナ)の物語)、さらに、ジャン・クロード・エロワの作品『リベラシオン』や、松平頼則のモノオペラ『源氏物語』の歌い手として、日本の音楽・文化が西洋の現代音楽と結びつく可能性を明示した。

〈日 時〉 2009年 6月10日 (水) 15:30〜
〈場 所〉頌啓館ホール(京田辺キャンパス)
近鉄興戸駅下車、徒歩約10分、JR同志社前駅下車、徒歩3分  
入場無料
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
主催・お問い合わせ/同志社女子大学音楽学科事務室 (0774-65-8501)

[木村]

2009年04月29日

千葉市美術館でクレーと東洋をめぐる展覧会

アルテスの5月の新刊は2冊。5/9発売予定の『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』につづいて、5/22にはアルテス初の美術関連書となる『パウル・クレーの文字絵』を発売します。

クレーは日本でもっとも人気の高い画家のひとりですが、彼が1916〜21年、ちょうど第一次世界大戦と戦後の動乱の時期に集中して制作した「文字絵」については、あまり知られていません。著者の野田由美意さん(成城大学非常勤講師)の博士論文として書かれた本書は、クレーの文字絵についてのはじめての包括的な研究。野田さんの新発見を含む最新の情報を土台に、卓抜した着想と緻密な論証によって、クレーの芸術思想の核心にせまった好著です。

クレーが文字絵を制作した背景には、彼自身のアジア・オリエントへの憧憬があったということは、本のなかでも解説されているのですが、ちょうど5/16〜6/21に千葉市美術館において、クレーと東洋とのかかわりをテーマにした展覧会がひらかれます。野田さんが同展のプログラムに寄稿されていることもあり、特集コーナーにこの本を展示していただけるほか、ミュージアム・ショップにて関連書籍として販売されます。

同展の詳細は千葉市美術館のウェブサイトをご覧ください。
http://www.ccma-net.jp/exhibition_02.html

なお、同じテーマでの展覧会が、以下の美術館でも開催されます。
静岡県立美術館(7/14〜8/30) http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/
横須賀美術館(9/5〜10/18) http://www.yokosuka-moa.jp/

[木村]

2009年04月30日

荻原さんがNHK−FM『ウィークエンド・サンシャイン』に出演します

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ピーター・バラカンさんが10年以上DJを続けているNHK−FMの番組『ウィークエンド・サンシャイン』に、『ポップ・アフリカ700』の著者・荻原和也さんが出演します。気持ちのいい青空が広がった昨日、収録があったので、ぼくもスタジオにお邪魔してきました。ナイジェリアの音楽ばかりを、貴重な録音も含めてたっぷりとお楽しみいただきます。荻原さんのトークは、ピーターさんにも番組のスタッフの方々にも「ラジオ出演が二度目とはとても思えない」と大絶賛でした。放送は5月9日(土)朝7時15分〜9時です。乞うご期待。

[鈴木]

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