TOP

2010年10月04日

10月26日発売予定! 作曲の思想──音楽・知のメモリア(小鍛冶邦隆著)


隠された〈知の系譜〉を求めて──

バッハからメシアン、
そして戦後日本の現代音楽まで──
作曲家たちが継承してきた〈記憶(メモリア)〉とは?

音楽学者・沼野雄司氏との対談を収録!


四六判・並製・180頁
定価:本体2200円+税
発売:2010年10月26日
ISBN978-4-903951-36-2 C1073
装丁:菊池周二


>> 詳細

2010年11月06日

11/20 小鍛冶邦隆×小沼純一トークセッション「音楽の知とはなにか」

音楽は西洋文化において、人文諸科学と並ぶ「知」のひとつのかたちだった──。バッハからメシアン、そして戦後日本の現代音楽にいたるまで、音楽が「継承」してきた「知」とはなにか。このほど『作曲の思想』を上梓した作曲家で東京藝大准教授の小鍛冶邦隆さんと、音楽文化論をメインフィールドにさまざまな領域を横断して精力的な文筆活動を繰り広げている小沼純一さんが「音楽の知」について語りあいます。

[木村]

日時:2010年11月20日(土)開場18:00/開演18:30
会場:ジュンク堂書店新宿店8階喫茶
入場料:1,000円(1ドリンクつき)
定員:40名
受付:同店7Fカウンターにて予約受付。電話予約承ります。
TEL.03-5363-1300

2010年12月17日

1/28 小鍛冶邦隆×渋谷慶一郎トーク&サイン会を開催します!

作曲の思想』の著者・小鍛冶邦隆さんと、東京藝術大学作曲科で小鍛冶氏に作曲を師事し、現在独自の活動を展開している音楽家の渋谷慶一郎氏の「師弟対談」が実現します。「現代音楽はどこへ向かうのか」と題し、現代の音楽シーンを俎上に載せての刺激的な会話が交わされることになるでしょう。乞う、ご期待!

[木村]

『作曲の思想』(アルテスパブリッシング)刊行記念
小鍛冶邦隆+渋谷慶一郎トーク&サイン会
現代音楽はどこへ向かうのか
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201101/_128.html

■日時:2010年1月28日(金) 20:00~
■会場:青山ブックセンター六本木店 店内2階
■入場料:無料
■お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店 03-3479-0479
※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。
■受付時間:平日・土 10:00~翌朝5:00
      日曜 10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)

<イベント内容>
新著『作曲の思想』で、バッハからメシアン、そして戦後日本の現代音楽までの音楽史を、作曲家ならではの視点で描き出し、そこに秘められた「音楽の知」を明らかにした小鍛冶邦隆氏と、東京藝術大学作曲科で小鍛冶氏に作曲を師事し、その後電子音楽を中心に独自の先鋭的な音楽世界を創造してきた渋谷慶一郎氏。アカデミズムと前衛、伝統と革新のせめぎ合う現代の音楽界の尖端で個性的な活動を展開する2人が初めて語り合う注目のトークセッションです。

<ご参加方法>
12月17日(金)朝10:00より、青山ブックセンター六本木店の店頭、もしくはお電話にて参加受付をいたします。

2010年12月20日

横川理彦さんが『三輪眞弘音楽藝術』を書評!

『サウンド&レコーディング・マガジン』2011年1月号の「Books」コーナーで、横川理彦さんが『三輪眞弘音楽藝術』を書評してくださいました。「作曲と作曲家を知る3冊」というテーマで、3冊とりあげたなかの筆頭です。

三輪の音楽は、もっともラディカルなようでいて、実は「現代社会の複雑な状況」を明確に指し示している。必読の一冊だ。

ちなみにほかの2冊は『作曲家がゆく 西村朗対話集』(春秋社)と小鍛冶邦隆『作曲の技法』(音楽之友社)。後者の最後に、アルテス発行の小鍛冶邦隆さんの『作曲の思想』も紹介されています。

また、同じ著者の続編『作曲の思想』(アルテスパブリッシング)もお薦めだ。こちらはより個々の作曲家に即して語られており、後半の〈日本戦後音楽史〉がとても面白い。前掲の『作曲家がゆく〜』と併せて読むと日本の作曲家たちの描いてきた軌跡がはっきりと見て取れる。
[木村]

2010年12月27日

片山杜秀さんが『作曲の思想』を今年の3冊に

昨日(12/26)付けの讀売新聞書評欄は、同紙書評委員が選ぶ「2010年の3冊」でしたが、片山杜秀さんが小鍛冶邦隆さんの『作曲の思想』を選んでくださいました。

 ……今年は1980年代の現代思想ブームのノリの音楽書が大豊作。(中略)(『作曲の思想』は)レヴィ=ストロースみたいな目線の音楽史。武満徹や三善晃をここまで冷徹かつ正当に位置づけるとは! 脱帽。

そのほかの2冊は大里俊晴『マイナー音楽のために』(月曜社)、椎名亮輔『狂気の西洋音楽史』(岩波書店)でした。

[木村]

2011年01月02日

2/24 小鍛冶邦隆さん公開講座「作曲家の語る音楽史」

2/24(木)、ヤマハ池袋店が主催する公開講座に小鍛冶邦隆さんが登場します。

バッハからメシアンにいたる音楽には、公認の音楽史に見られるものとは明らかに異なった、いわば隠された部分があります。 これらは音楽に携わる人々だけが、ひそかに継承してきた奥義といってもよいものです。 今回の講座では、皆さんのよく知る作曲家や作品にスポットをあてながら、楽譜や演奏解釈の背後に暗号化された、「音楽」の真実に迫ります。

小鍛冶さんいわく、「音楽史の『ダ・ヴィンチ・コード』」というような刺激的な内容になりそうで、たいへん楽しみです。詳細は以下(会場はヤマハ池袋店ではありません。また教材として弊社刊『作曲の思想』が必要ですので、ご注意を!)。

[木村]


「作曲家の語る音楽史」~名曲のミッシングリンクを探る!~
http://www.yamahamusic.jp/shop/ikebukuro/event/detail/1231

■開催日:2011年2月24日 (木)
■時間:10:30~12:30
■会場:ヤマハミュージックアベニュー池袋(豊島区東池袋1-30-1 スポルトビル 6F)
■講師:小鍛冶 邦隆 講師
■料金(税込):
 ヤマハ池袋店PEN・アルドーレ会員:無料
 jet池袋支部会員:1,500円
 PTNA池袋支部会員:2,000円
 Tutti、一般:3,000円
■教材:
 小鍛冶邦隆著『作曲の思想』(アルテスパブリッシング刊)
 定価 2,310円(税込) ※当日会場でも販売しております。

2011年03月02日

【書評】『作曲の思想』|『レコード芸術』(2011年3月号)

昭和音楽大学でアート・マネジメントを講ずる中村晃也さんが、小鍛冶邦隆さんの『作曲の思想』をとりあげてくださいました。「うかつに序から読んだりすると、その智に圧倒され、3行で降参というケースもあろう」などと、小鍛冶さん独特の文体への注文を付けながらも、

 本書は、180ページの小ぶりの1冊。侮るべからず。ついに日本の音楽界にも、このように音楽を見、語り、論ず時代が到来したのだとうれしくなる。心ある音楽家諸氏必読の書か。

と高く評してくださいました。ありがとうございます。

[木村]

2011年05月27日

『ユリイカ』に小鍛冶邦隆×渋谷慶一郎対談が掲載されました

1/28(金)に青山ブックセンター六本木店にて開催した『作曲の思想』刊行記念対談「現代音楽はどこへ向かうのか」が、『ユリイカ』6月号に掲載されました(ついでに、アルテスの広告も載ってます)。

東京藝大作曲科教授の小鍛冶邦隆さんと、受験のときから藝大卒業まで小鍛冶さんに師事した渋谷慶一郎さんの「ガチ現代音楽トーク」は、とても熱くてアクチュアルな内容で、おそらくその場にいた全員が知的興奮を感じていたと思いますが、誌面に採録されたものを読むと、当日は聞き過ごしてしまった細かいやりとりに「こんな意味があったのか!」とあらためて気づかされることしきり。まるで、当日も話題になったリゲティの音楽のような面白さを感じます。

録音から文字を起こし、絶妙のトランスクリプションをしてくださったのは、小鍛冶さんの弟子で藝大大学院在籍中の折笠敏之さん。紙幅の都合ですべては収録されていませんが、完全版は後日、アルテスのウェブサイトに掲載する予定です。

じつはこの2人の対談を提案してくださったのは、お世話になっている評論家の佐々木敦さんでしたが、『ユリイカ』6月号は映画『マイ・バック・ページ』特集で、佐々木さんの評論も掲載されています。そして、『マイ・バック・ページ』といえば、やはりアルテスがたいへんお世話になっている評論家・川本三郎さんの回想記が原作。はからずも、アルテスにとても縁の深い号となっていて、感慨深いものがありました。

[木村]

Go to Altespublishing website

Twitter @suzukisgr

Twitter @kimuragen

カテゴリー

アーカイヴ

[ Powered by ]
Movable Type 3.38