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2010年05月28日

6/5 吉原真里さんがクライバーン・コンクールについて語ります

朝日カルチャーセンター新宿校で、吉原真里さんの講座が開講されます。題して「クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏」。吉原さんは6/25(金)にアルテスから発売予定の『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』の著者。昨年、日本人ピアニスト・辻井伸行さんが優勝してお茶の間にもその名を知られるようになった「クライバーン・コンクール」について、吉原さんが取材した昨年の大会の一部始終を中心に、1200人の市民ボランティアが支えるといわれる舞台裏にせまります。詳細は以下をごらんください。

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=66146&userflg=0

日時:2010年6月5日(土)10:30-12:00
受講料:会員2940円/一般3570円(入会不要)
場所:新宿住友ビル7F 朝日カルチャーセンター(申し込みは4F受付)
※ネットからのお申し込みは上記URLから

まだ若干お席に余裕があるようですから、みなさんふるってご参加ください。

[木村]

2010年05月30日

6月25日発売! ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール──市民が育む芸術イヴェント(吉原真里著)


「理想のコンクール」とは?──

辻井伸行とハオチェン・チャンが優勝した2009年。
その全ドラマと
1200人のボランティアが支える舞台裏を
熱くドキュメントする!

吉原真里(著)
『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール──市民が育む芸術イヴェント』
◎四六判・並製・280頁
◎定価:本体1800円+税
◎発売:2010年06月25日
◎ISBN978-4-903951-32-4 C0073
◎装丁:土屋 光/Perfect Vacuum


>> 詳細

2010年06月01日

7/9 吉原真里さんがピティナ本部事務局研修会で講演

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』の著者、吉原真里さんがピティナ本部事務局研修会で講師を務めます。どなたでも参加可能です。詳細は以下のとおり。

http://www.piano.or.jp/info/about/honbu/

開催日時:2010年7月9日(金)19:30-21:00
講師:吉原真里
テーマ:アジア人と西洋クラシック音楽
プロフィール:
1968年ニューヨーク生まれ、東京育ち。1991年、東京大学教養学部教養学科卒業。1997年、米国ブラウン大学アメリカ研究学部博士号取得。1997年よりハワイ大学アメリカ研究学部助教授。2003年より同学部准教授。2008年より同学部教授。専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、アメリカ文学、ジェンダー研究など。著書に『アメリカの大学院で成功する方法』(中公新書)『現代アメリカのキーワード』(矢口祐人と共編、中公新書)『ドット・コム・ラヴァーズ』(中公新書)、『性愛英語の基礎知識』(近刊、新潮新書)、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』(近刊、アルテスパブリッシング)、『Embracing the East: White Women and American Orientalism』(Oxford University Press)、『Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music』(Temple University Press)がある。他、研究論文、エッセイなど多数。普段はホノルル在住だが、2009年夏より1年間日本に滞在中。
受講料:2,000円(当日、受付にてお支払いください/終了後の懇親会参加費を含みます)

当日、会場では6/25発売となる『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』も販売予定です。

[木村]

2010年06月25日

7月からお店で使っていただくPOP2種公開



上:わくわく感を強調。下:とにかくインパクト勝負!

吉原真里さんの『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』、そして「片山杜秀の本1〜4」のPOPを作成しました。それぞれ著者近影入り(というか、片山さんの場合、はみ出してますが……)です。7月から、お店で見かけたら、ぜひ立ち止まって、本を手にとってみてください。

[木村]


2010年07月21日

今井顕さんが『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評してくれました

ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが、「KINOKUNIYA書評空間」にて、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評してくださいました。

コンクールの歴史、音楽ビジネスでは何が求められているのか、何がどのように運営されているのか、そして実際のコンクールにおけるさまざまなシーンに加え、出場者や審査員、またボランティアも含めた主催者側のスタッフたちへのインタビューその他さまざまな視点から構成された本書は、成功を夢みる若者たちが直面している現実を垣間見せてくれる。一握りのスターが誕生する裏に、どれほどのエネルギーが渦巻いているかをのぞくことは、音楽関係者に限らず、誰にとっても新鮮な体験となろう。特異な世界のことをきめ細かく、かつわかりやすく構築した吉原の生き生きとした執筆力は賞賛に値する。

コンクールについて、ピアニストならではの見識をもって書かれていて、とても勉強になりました。ありがとうございました。

[木村]

2010年07月23日

『ステレオ』で『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』紹介

『ステレオ』8月号で『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』が紹介されました。ありがとうございました。

[木村]

2010年08月06日

時事通信配信各紙に『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』書評が掲載

7/25付けの時事通信配信各紙に、吉原真里著『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』の書評が掲載されました。評者は音楽評論家の青澤隆明さん。

(略)本書の真率で明朗な筆致に導かれるままに、地元が「フォートワースのオリンピック」と誇る熱気を感じ取ることができる。

(略)コンクールという機会が市民と聴衆を含む独特の音楽体験になっていく様子が、文化研究者でピアノを愛好する著者の飾らない視点で語られる。

 出場者それぞれの挑戦を温かく見守り、審査員らに多角的な取材を行いながら、著者は周辺環境や舞台裏をも率直な敬意をもって見詰める。そうして1人の聞き手としての鑑賞体験のうちに、演奏者や試演者への共感を響かせる。それは、地域と人々をめぐる出会いの幸福に満ちた物語だ。

青澤さん、素晴らしい書評をありがとうございました!

[木村]

2010年08月15日

井上章一さんが『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評

8/11付けの日本経済新聞夕刊「エンジョイ読書」欄で、風俗史家で国際日本文化研究センター教授の井上章一さんが、吉原真里さんの『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評してくださいました。ひとり3冊のおすすめ本を紹介するコーナーで、同書を筆頭にあげてくださっています(ウェブでも読むことができます→コチラ)。

 話は、音楽だけにおわらない。フォート・ワースにとっての街おこしめいた側面へも、光をあてている。コンクールをささえる裏方、ボランティアやスポンサーの様子が、よくわかる。クラシック音楽をはぐくむアメリカ社会そのものが、とらえられている。

 社会階層や人種のちがいといった問題からも、目はそむけない。ととのった広報体制が、ピアニストたちに負担をかける様子も、えがいている。そのうえで、このコンクールがめざす理想も、好意的にあらわす、バランスのとれた読み物だ。

ご自身もピアノを演奏する井上さん、ほかの2冊も音楽書──玉木宏樹さんの『贋作・盗作 音楽夜話』(北辰堂出版)と渡辺裕さんの『音楽は社会を映す』(春秋社)──でした。どうもありがとうございました。

[木村]

2010年08月18日

萩谷由喜子さんが『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』を書評

8/16付け公明新聞に吉原真里さんの『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』の書評が掲載されました。評者は音楽評論家の萩谷由喜子さん。

(「市民が育む芸術イヴェント」という)本書のサブ・タイトルこそこのコンクールの本質であり、多角的な取材結果を再構成してその本質を描きだすことこそ本書執筆の意図である。そして、それは成功した。

この莫大な予算を要するイヴェントを可能としているのは、石油富豪の街ならではの驚異的な経済基盤と、その免罪符的発想であろう。だが、有為の若者を応援することを通しての自己実現、ともいうべき広義のパートナー・シップこそ、ゆるぎない運営体制の原動力であったことを再認識させられた。

深く読みこんでいただいての書評、ありがとうございました。

[木村]

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