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2011年10月06日

10/22 ジュンク堂書店新宿店で『文化系のためのヒップホップ入門』刊行記念トークセッションを行ないます

『文化系のためのヒップホップ入門』刊行記念トークセッション
“ヒップホップと音楽の未来”

長谷川町蔵×大和田俊之×ゲスト・佐々木中(作家・哲学者)

■2011年10月22日(土)開演18:30(開場18:00)

まもなく発売になる『文化系のためのヒップホップ入門』の刊行記念トークセッションを、10月22日(土)18時30分からジュンク堂書店新宿店8階で行います。
いま最も熱い支持を集めている哲学者の佐々木中さんをゲストに迎えて、ヒップホップが変えていく音楽の未来について語り合います。
詳細はこちらもごらんください。

◇会場:ジュンク堂書店新宿店 8階カフェにて
◇定員:40名
◇入場料:1000円(1ドリンク付き)
◇参加ご希望のお客様は7Fカウンターにてお申し付けください。
 電話でのご予約も承ります。
 お問合わせ先:ジュンク堂書店新宿店 電話:03-5363-1300

◇ゲスト
佐々木中(ささき・あたる):1973年生まれ。東京大学文学部思想文化学科卒業、東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(文学)。現在、法政大学非常勤講師。専攻は現代思想、理論宗教学。
著書に『野戦と永遠──フーコー・ラカン・ルジャンドル』(以文社、2008年/河出書房文庫、2011年[定本])、『切りとれ、あの祈る手を──〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』(河出書房新社、2010年)、『九夏前夜』(同、2011年)、『足ふみ留めて アナレクタⅠ』『この日々を歌い交わす アナレクタ2』(同)がある。
http://www.atarusasaki.net/blog/
http://www.atarusasaki.net/

2011年10月07日

『ミュージック・マガジン』と『サウンド&レコーディング・マガジン』に『耳をふさいで、歌を聴く』の書評が掲載されました

日本経済新聞、中日(東京)新聞、週刊文春に続いて、『ミュージック・マガジン』10月号で仲俣暁生さんが、『サウンド&レコーディング・マガジン』10月号で横川理彦さんが、『耳をふさいで、歌を聴く』を書評してくださいました。
仲俣さんの“音楽を題材にした(良くも悪くも)無垢な「文芸批評」”と独自の視点からの評、横川さんの“大傑作、〜すべての人が読むべき必読書だ」という大絶賛、ともに嬉しいかぎりです。
音楽を作るという行為と、音楽を聴くという行為、その奥深さ、怖さ、素晴らしさを鮮やかに突いた加藤さんの眼力には、敬服するばかり。ぜひご一読下さい。[鈴木]

2011年10月08日

11/19 ジュンク堂書店池袋本店で『耳をふさいで、歌を聴く』刊行記念トークセッションを行ないます

加藤 典洋『耳をふさいで、歌を聴く』刊行記念トークセッション
“日本のロックを批評するということ”

加藤典洋(文芸評論家)×竹田青嗣(哲学者・文芸評論家)

■2011年11月19日(土)19:30~

音楽とはなにか? 才能とはなにか? ポップとはなにか?──奥田民生、スガシカオ、じゃがたら、フィッシュマンズ、忌野清志郎、桑田佳祐ほか、日本のロックに身ひとつで挑んだ、初めての音楽論『耳をふさいで、歌を聴く』は、日本のロックを、そして広く音楽を愛する人たちのあいだに衝撃を与えました。ひたすら音を聴くことによって、ミュージシャンが音楽を作るという創造の深層にまで到達した、この傑作評論の刊行を記念して、音楽を「聴く」こと、音楽で「批評」することの困難と可能性について語ります。ゲストにお迎えするのは、著者の長年の盟友でもあり、精力的な執筆活動を続けている哲学者・文芸評論家の竹田青嗣さん。どうぞご期待ください。

◇会場:4階喫茶にて
◇定員:40名
◇入場料:1000円(ドリンク+旬のお土産付)
◇受付:1階サービスカウンターにて。電話予約承ります。
    ジュンク堂書店 池袋本店 TEL. 03-5956-6111 FAX.03-5956-6100

◇ゲスト
竹田青嗣(たけだ・せいじ)
1947年大阪生まれ。在日韓国人二世。哲学者・文芸評論家。現在、早稲田大学国際教養学部教授。早稲田大学政治経済学部卒業。在日作家論から出発。文芸評論、思想評論とともに、実存論的な人間論を中心として哲学活動を続ける。フッサール現象学を基礎として、哲学的思考の原理論としての欲望論哲学を構想。大学では哲学、現象学、現代思想などを担当。主な著書に『〈在日〉という根拠』、『自分を知るための哲学入門』、『現代想の冒険』、『恋愛論』(以上ちくま学芸文庫)、『陽水の快楽』(河出文庫)、『現象学入門』、『フロイト思想を読む』(NHKブックス)、『はじめての現象学』(海鳥社)、『ニーチェ入門』、『人間の未来』(ちくま新書)、『言語的思考へ』(径書房)、『人間的自由の条件』(講談社学術文庫)、『自分探しの哲学』(主婦の友社文庫)、『ハイデガー入門』、『完全解読・ヘーゲル「精神現象学」』、『完全解読・カント「純粋理性批判」』(以上講談社選書メチエ)、『中学生からの哲学「超」入門』(ちくまプリマー新書)、『超解読 はじめてのヘーゲル「精神現象学」』、『超解読 はじめてのカント「純粋理性批判」』(講談社現代新書)、『竹田教授の哲学講義21講』(星雲社)などがある。
http://www.phenomenology-japan.com/takeda.htm

2011年10月10日

ARTES インフォ*クリップ 臨時増刊|秋のイベントもりだくさん号

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ARTES インフォ*クリップ[臨時増刊]2011/10/10

アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・10/22『文化系のためのヒップホップ入門』刊行記念トークセッ
 ション
・11/3 朝日カルチャーセンター新宿で『文化系のためのヒップホ
 ップ入門』開講
・11/19『耳をふさいで、歌を聴く』刊行記念 加藤典洋×竹田青嗣
 トークショー
・“beco reco vol.2〜東北のお酒を片手に音楽を楽しもう UKパン
 ク&ニューウェーヴ編〜”にアルテス鈴木が出演
・ミシマ社5周年記念フェア開催中
・『耳をふさいで、歌を聴く』書評情報

>> 詳細

2011年10月13日

【速報】椎名亮輔さんの『デオダ・ド・セヴラック』が第21回吉田秀和賞を受賞!

椎名亮輔著『デオダ・ド・セヴラック──南仏の風、郷愁の音画』が第21回吉田秀和賞を受賞しました。審査委員長の吉田秀和さんと審査委員の林光さんにより、本日(10/13)選考がおこなわれ、帝国ホテルにて記者発表がおこなわれました。選評は次のとおりです。

 日本ではあまり知られていないが、ドビュッシーやラヴェルとも親交があり、また彼らが作品も高く評価したフランスの作曲家、デオダ・ド・セヴラック(1872〜1921)の生涯とその業績を、様々な資料をもとに詳しく綴った日本で初の本格的評伝。  南仏の名門の旧家に生まれたセヴラックは、パリで音楽を学ぶが、その後、生涯にわたって愛し続けた南仏に活動拠点を移し、作品を発表し続けた。ドビュッシーが「良い香りがする」と称賛した彼の音楽の秘密とは何か。また、その思想が現代に投げかける意味が、鮮やかに読み解かれている。

椎名さん、おめでとうございます! アルテスにとっては、2008年に片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』で受賞していらい、2度目の受賞。創業5年に満たない新米出版社にとっては、夢のように光栄なことです。

なお、10/28(金)19:00から日仏会館ホールにて、椎名亮輔さんが伴奏をし、ソプラノの奈良ゆみさんが歌うセヴラック歌曲リサイタルがおこなわれます(詳しくは下記)。本やCDも販売しますので、この機会にぜひお運びください。

[木村]

日仏会館|南仏から薫る一陣の風 デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)──歌曲と古いシャンソン
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/events/details/131--1872-1921-.html

2011年10月13日

『文化系のためのヒップホップ入門』を ライムスター・宇多丸さんがTBSラジオで大絶賛!!!

「ヒップホップの本はこの1冊でいいです」

日本ヒップホップ界の第一人者、ライムスターの宇多丸さんが、10月12日午後TBSラジオ「キラ★キラ」のなかで、約8分間にわたって『文化系のためのヒップホップ入門』を事細かにご紹介くださり、最後には

「歴史ガイドであり、ディスクガイドでもあり、ヒップホップの概念説明にもなっていて、ヒップホップ入門の本は、日本ではこれでいいです! まいった。いい仕事、されちゃった」

と全面的に大絶賛、強力プッシュしてくれました!(こちらのポッドキャストで全編聴けます。リンクが張られているアマゾンの在庫は今週中にも復活します)

シーンの真っ只中、最前線にいる宇多丸さんのような方から、これほどのお褒めの言葉をいただいて、感激しています。「ヒップホップって苦手だって思ってる人のためのヒップホップ入門書」、ぜひご一読を!

[鈴木]

2011年10月17日

朝日新聞で『デオダ・ド・セヴラック』紹介!

10/16(日)の朝日新聞読書面で『デオダ・ド・セヴラック』を紹介していただきました。吉田秀和賞受賞についても触れていただいています。

[木村]

2011年10月17日

10/23|「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」に椎名亮輔さんが出演!

10/23(日)朝5:00〜5:45に放送されるTOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」(パーソナリティ:田中美登里さん)に椎名亮輔さんが出演し、『デオダ・ド・セヴラック』について語ります。
http://www.tfm.co.jp/timetable/?date=20111023

もちろんセヴラックの作品を聴きながらのおしゃべりです。《山の夜明け》という歌曲もありますが、ぜひ早起きして爽やかな南仏の朝を感じてください!

[木村]

2011年10月20日

『週刊読書人』に『耳をふさいで、歌を聴く』の書評!

『週刊読書人』10月21日号で陣野俊史さんが、「音楽に対して外側に立つ」というタイトルのもと、『耳をふさいで、歌を聴く』を書評してくださいました。

「音楽を研究するわけでもなく、音楽批評の言葉を取り入れるわけでもない。研究や批評はすでにその用語ができあがっている。それを使えばいい。だが、文芸批評家の看板をおろさずに、いわば言葉のプロとして、音楽の言葉に接するとき、身の置き場はなくなる。居心地は悪い。加藤は、綱渡りのようなその行為を続けて本書を作った」

陣野さんの著書『じゃがたら』は本の中でも参照されています。その上書評までいただいて、ありがとうございました。 [鈴木]

2011年10月20日

『レコード芸術』に『ヴァーグナーと反ユダヤ主義』の書評が掲載されました

『レコード芸術』11月号に『ヴァーグナーと反ユダヤ主義』の書評が掲載されました。評者は小林正幸さん。

本書はそうした[アドルノやツェリンスキーなどの]先行研究を著者の視点から整理づけたものである。この問題に関しては、これまで(個々の作品論は別として)全体を見通せるような一般向けの日本語文献がなかったため、今回の刊行は音楽愛好家にとって役立つものとなるだろう。

と評していただいています。

[木村]

2011年10月21日

『intoxicate』に『デオダ・ド・セヴラック』の書評が掲載されました

タワーレコードのフリーペーパー『intoxcate』#94(10/20発行)にて、小沼純一さんが『デオダ・ド・セヴラック』を、著者の椎名亮輔さんがソプラノの奈良ゆみさんと共演したCD『デオダ・ド・セヴラック/歌曲と古いシャンソン』(コジマ録音)と合わせて紹介してくださいました。

……椎名亮輔という音楽学者=ピアニストの仕事の拡がりとピアニスト的嗜好はまさに不意打ちだった。
……本書においてもっともスリリングなところはといえば、著者がこのセヴラックという他者の音楽の魅惑にどのように近づけるかを手探りしてゆくさまが記されていることにほかならぬ。客観的な記述のみではけっして触れ得ないものが、こうした書き方によってこそあらわれる。

この本の、著者・椎名さんの独特なところをしっかり突いて紹介してくださっていて、ありがたいかぎりです。

[木村]

2011年10月28日

季刊『アルテス』、11月に創刊!

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たっぷり紙幅をとって質の高い評論や批評、研究を書いてもらえるメディアを作りたい、というアイデアは、それこそアルテスを始める前からぼくも木村も持っていたのですが、創業5年目にしてついに実現させます。

題して季刊『アルテス』! って社名そのまんまですけど、音楽という領域ではかなり幅広いジャンルやテーマを手がけているアルテスの全体像を明確に打ち出したい、という思いもあって、正攻法で行くことにしました。編集スタッフには“狂気のフォーク・デュオ”公魚(わかさぎ)の二人にも参加してもらっています。

創刊号では〈3.11と音楽〉というテーマで特集を組みました。東日本大震災と続く原発事故を、あくまで音楽に軸足を置いて考えたいという企画。ご協力いただいた皆さんのおかげで、シンポジウム、論考、インタヴュー、いずれも示唆に富んだ充実した内容の濃いものとなりました。

久しぶりの雑誌スタイルの編集が楽しくてつい欲張った結果、当初の構想の1.5倍のボリュームに膨らんでしまい、自分たちの首を絞めることにもなりましたが、「こういう視点、こういう作りの雑誌ってありそうでなかったよな」と胸を弾ませています。

次の2号目を来年3月に発行し、そのあとは3ヵ月ごとに1冊ずつ出していく予定です。どうぞご注目ください!

[鈴木]

『アルテス』Vol.01 2011 WINTER 特集【3.11と音楽】
片山杜秀/岡田暁生/吉岡洋/三輪眞弘/坂本龍一/ピーター・バラカン/高橋悠治/大友良英/佐々木敦/三上敏視/輪島裕介/川崎弘二/石田昌隆/毛利嘉孝/李京粉/大石始/おおしまゆたか/太田純貴/荻原和也/三井徹/Onnyk/加藤典洋/金子智太郎/椎名亮輔/ト田隆嗣/鈴木治行/谷口文和/長谷川町蔵/濱田芳通/山崎春美

 A5判・並製・256ページ
 定価:本体1300円[税別]
 発売:2011年11月25日(予定)
 ISBN978-4-903951-49-2 C1073
 編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)
 デザイン:宮一紀

>> 詳細

2011年10月31日

11/3朝日カルチャーセンターで『文化系のためのヒップホップ入門』講座

発売直後からtwitterなどでびっくりするほど大好評で、いきなりドンと増刷した『文化系のためのヒップホップ入門』。朝日カルチャーセンター“オトナの文化祭”から声をかけていただき、今週3日(木)18時から、著者二人がヒップホップ講座を開きます。音や映像と共に楽しめる、いわばライヴ版の『文化系のためのヒップホップ入門』。まだお席はありますので、ぜひお出かけ下さい。
詳細はこちらでどうぞ。

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Twitter @suzukisgr

Twitter @kimuragen

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