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2007年08月18日

ウェブサイトがオープンしました!

ようこそ、アルテスのウェブスペースへ!

株式会社アルテスパブリッシングは2007年4月に設立した新しい出版社です。音楽についての書籍を中心に、企画・編集・制作から発行・発売まで手がけていきます。第1弾書籍の刊行は9月末の予定です。

アルテスがどんな会社なのか、どんな人間がどんな本をつくり、どんな毎日を送っているのか。そして音楽についてのあれこれの情報を、これからこのブログを使ってお伝えしていこうと思います。

このサイトはアルテスの応援団のひとり、Y嬢が心をこめてつくってくれました。これから会社の成長とともにサイトのほうもどんどん発展させていきますので、どうぞご期待ください! まずはウェブサイト・オープンのご案内まで。

2007年08月21日

「カフェ・フィガロ」に出演しました

音楽ジャーナリストの林田直樹さんがホストをつとめるネットラジオ番組「林田直樹のカフェ・フィガロ」に、鈴木・木村が出演しました。

8/7の第1回放送に続いて本日(8/21)から後半が放送されます。しばらくすると無料登録した会員だけが聴けるバックナンバーに移り、その後は聴けなくなってしまうようです(8/7放送分はすでにバックナンバーに移っています)。

第1回は音楽之友社の元同僚でもある林田さんと、古巣の職場談義、出版界の裏事情といった、なんだかディープでローカルな裏話に終始した感がありますが(身内には好評でした^^)、第2回はもう少し音楽に関連した話になってるかどうか……(どんな話をしたか、すでに忘れてしまいました)。

アシスタント(この番組ではウェイトレスという)の方がいらっしゃるのですが、元同僚3人が集まってどうしてもジャーゴンだらけの与太話になりかけるのを、この方が必死に食い止めて、とっても楽しげな「起業談義」へと変えてくださいました。柳さん、どうもありがとうございました。

あと、林田さんがすっかりラジオ・パーソナリティに慣れておられるのにびっくり! 音楽之友社って、人材の宝庫だったんですね。呼んでいただいて、感謝です。[木村]

◎林田直樹さんのブログはこちら:LINDEN日記

2007年08月27日

オンライン書店で予約が始まっています

アルテスパブリッシング最初の1冊となる『村上春樹にご用心』は、9月29日に発売すべく編集作業が追い込みに入っていますが、一部のオンライン書店では予約を始めています。今のところAmazon.co.jpビーケーワンの2店だけですが、近日中にセブンアンドワイ、Yahoo!ブックス、e-honもご利用いただけるようになる予定です。

また、10月発売予定の『クラシックでわかる世界史』のほうは逆にe-honセブンアンドワイYahoo!ブックスでご予約いただけます。Amazon.co.jp、ビーケーワンなどは今しばらくお待ち下さい。

2007年08月29日

版元ドットコムに入会しました

書誌情報のネット上での提供を大きな目的とする出版社の団体、版元ドットコムに、8月28日から正式に会員社として参加しました。小社が101番目の参加となるようです。新米としては諸先輩には教えを乞うばかりなのですが、オープンで柔軟な議論を展開する姿勢には共感と信頼を持っています。読者のみなさんには版元ドットコムのサイトから書籍をご購入いただけるようになります。どうぞよろしくご愛顧ください。

2007年09月01日

内田樹先生が小林秀雄賞を受賞!

発売を1ヶ月後に控え、『村上春樹にご用心』の編集作業も大詰めを迎えているところに、たいへんおめでたいニュースが飛び込んできました。

内田樹先生の『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)が、第6回小林秀雄賞を受賞したのです! この本、まったくの門外漢である僕にも、ユダヤ人という存在のややこしさを鮮やかに提示してくれてじつに刺激的でした。こういう形でお仕事が評価されて嬉しいかぎりです。

詳しくは公式サイト平川克美さんのブログをご覧ください。

平川さんの「先に言葉があって、その半歩後ろを生活がついていくといった書き方をしていたはずである」という評は言い得て妙ですね。[鈴木]

2007年09月15日

週刊ビジスタニュースに寄稿しました

先日12日に配信されたメールマガジン「週刊ビジスタニュース」(発行:ソフトバンク クリエイティブ)に「音楽を聴くことと語ること」というタイトルで寄稿しました。

上林編集長からのお題は「音楽はいまどのように論じられているか」というものでしたが、そんな大それたテーマを語る力量はとうていありませんので、音楽専門編集者として仕事をしながら考えていることをほんのとっかかりとして綴ってみました。来週の水曜日にはウェブ上でも読めるようになるそうです。[鈴木]

2007年10月03日

「週刊朝日」で紹介されました

2日に発売された「週刊朝日」(朝日新聞社)の〈「一冊の本」が人生を変えることもある~小出版社の心意気〉という記事のなかでアルテスパブリッシングも紹介されています。筆者の小柳さんもお一人で左右社という出版社を経営されている方。創業にあたって有益なアドバイスをいただいた月曜社さんや、内田本版元の先輩であるミシマ社さんといった諸先輩と一緒で光栄です。[鈴木]

2007年11月02日

「新文化」紙で紹介されました

今週発売の出版業界紙「新文化」でアルテスパブリッシングが紹介されています。記者の芦原さんは内田さんと柴田さんのトークショーも取材してくださり、そちらも同時に記事にしてくれました。会社のことで取材を受けたのは僕だけなので、一人で写真に写ってますが、ちゃんと小さくしてくれたかな?^^;(まだ紙面を見てないんです)。まだたった2冊しか刊行していないひよっこ版元なので面映ゆいですが、読んでいただけるとうれしいです。この週刊紙は大きな書店でも売っています。[鈴木]

2007年11月14日

版元ドットコムに「版元日誌」を書きました

アルテスパブリッシングは、「版元ドットコム」という103の出版社が集まっている団体に参加しているんですが、そのサイトのトップページに週イチで掲載している「版元日誌」を書かせてもらいました。今日14日からアップされています。新米営業の嬉しい悲鳴を読んでいただけると嬉しいです。

また、同サイトの各ページに『村上春樹にご用心』のバナー広告も出させていただいています。[鈴木]

2008年01月09日

メルマガの登録フォームができました。

アルテスのメルマガ「ARTES インフォ*クリップ」の登録フォームができました。

http://www.artespublishing.com/melmagamore.html

毎月1回、アルテスの最新情報や旬の音楽情報などをお届けしています。ぜひご登録ください!

PDF版のバックナンバーはこちらから。
>>インフォ*クリップ(PDF版)

2008年03月05日

アルテスのバナー、公開。

ずいぶん前にできていたんですけど、公開するのを忘れていました^^;。アルテスのバナー2種。ご自由にお使いください。

◎アルテス・バナー小(88×31ピクセル)
 バナー小(88×31px)

◎アルテス・バナー大(234×60ピクセル)
 バナー大(234×60px)

リンク先はトップページ(以下)にお願いします。
http://www.artespublishing.com/

[木村]

2008年05月04日

日経新聞でアルテスパブリッシングが紹介されました!


本日(5/4)読書面(19面)の「活字の海で」で、先輩のミシマ社さんと並んで、弊社が紹介されました。タイトルは「気を吐く小出版社──企画力勝負でベストセラー」。

自由が丘の一軒家にオフィスを構え、書店との直取引でヒットを連発しているミシマ社さん、オフィスをもたずに自宅を仕事場にして音楽書を刊行する弊社と、小さな出版社ならではのビジネスモデルにスポットが当てられた記事となっています(記事の下には新しい出版ビジネスの旗頭ともいえるトランスビューさんの大広告が!)。

両者とも「出版不況とは感じていない」と口をそろえる。むしろ小さな出版社でも個性や企画力があれば躍進できる環境になってきたといえそうだ。
と結んでくださっていますが、これはほんとうに正直な実感です。

かといって「出版は活況か?」と問われると口ごもってしまいますが、世の中の景気や流行に左右されずに、自分の読みたい本、ひとに読んでもらいたい本をつくりながら、身の丈にあった商売をしていきたいと思っているぼくたちにとっては、「活況」とはつまり「よい本がつくれて、多くのひとに読んでもらえること」、「不況」は「よい本が作れず、読者を得られないこと」とイコールです。

これからも、音楽書ならではの流通網・販路を活かしながら、売上げや利益から逆算して目標を立てるようなビジネスとは(できるかぎり)無縁な出版活動をしていきたいものだ、と思います。

[木村]



2008年07月05日

ブログの引っ越し完了!

昨年8月の開設以来、seesaaブログ内に間借りするかたちで、アルテスの最新情報をお届けしてきたこの「ブログ*ARTES」ですが、このほどアルテスのオフィシャル・ウェブサイト内に引っ越し完了しました! 仮住まいからようやく母屋に入居できた気分^^。よく見ていただくと、細部がなんだかグレードアップしてますね。

これからは下記のURLでがんがん更新していきますので、ひきつづきのご愛顧をよろしくお願いいたします。
http://www.artespublishing.com/blog/

[木村]

2008年11月12日

祝!『音盤考現学』『音盤博物誌』サントリー学芸賞を受賞!!

やりました! 片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』が第30回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞しました! 先日の第18回吉田秀和賞に続いてのダブル受賞!! 片山さん、すごい。おめでとうございます!

社会・風俗部門の審査員は奥本大三郎(埼玉大学教授)、川本三郎(評論家)、佐伯順子(同志社大学教授)、袴田茂樹(青山学院大学教授)、養老孟司(東京大学名誉教授)の5氏。代表して川本三郎さんが選評を書いてくださっています(こちらで全文を読むことができます)。片山さんの批評に横溢する「おおらかな肯定の意志」を高く評価してくださいました。

片山さんの受賞コメントはこちらです。

今回の受賞作は4部門8作品。同じ社会・風俗部門では平松剛さんの 『磯崎新の「都庁」──戦後日本最大のコンペ』(文藝春秋)が受賞。そのほか特筆すべきは、芸術・文学部門で受賞した奥中康人さんの『国家と音楽──伊澤修二がめざした日本近代』(春秋社)。音楽書としては2001年の岡田暁生さん『オペラの運命』(中公新書)以来のことで慶賀のいたりです。

[木村]

◎各紙速報
MSN産経ニュース「サントリー学芸賞に片山杜秀氏ら」

時事ドットコム「サントリー学芸賞に平松剛氏ら」

毎日jp「サントリー学芸賞:受賞者・受賞作決まる」

読売新聞 YOMIURI ONLINE
サントリー学芸賞に「アダム・スミス」の堂目氏ら

徳島新聞Web「サントリー学芸賞に8氏 堂目卓生氏ら」

2008年11月13日

小沼純一×片山杜秀トークショー&サイン会をおこないます。

既報のとおり、シネマート六本木にて11/8(土)から21(金)まで開催中の「映画音楽家・林光の世界」という映画祭に関連して、11/16(日)14:00の回の上映後に小沼純一さんと片山杜秀さんがトークショーをおこないます。

当日は劇場1Fロビーにて、小沼さんの新刊『無伴奏』を発売に先駆けて販売するほか、このほど吉田秀和賞とサントリー学芸賞のダブル受賞が決まった片山さんの『音盤考現学』および『音盤博物誌』を販売させていただきます。いずれも、当日かぎりの「税抜き価格」での販売です(それほどたくさんは持っていかないつもりですから、売り切れの場合はご容赦ください)。

16:20からは同じくロビーにて小沼さんと片山さんのサイン会を開催します。こちらは映画およびトークショーを観ない方も参加可能。すでにお持ちの本を持参していただいてもけっこうです。どうぞふるってご参加ください。

[木村]

◎「映画音楽家・林光の世界」公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/atg/index.html

2008年11月13日

片山杜秀さんから喜びのメッセージが届きました!

サントリー学芸賞受賞のニュースから一夜明け、まだ興奮冷めやらぬアルテスに、片山杜秀さんから喜びのメッセージが届きました! 以下に全文を掲載させていただきます。

読者のみなさんへ

本を出すからには、出版社に迷惑のかからない程度には売れてほしい。書評も少しは出てくれたらありがたい。そのくらいには念じていたのです。

しかし、賞とは想定外でした。だって、そういう本は、1冊まるまる、人物とか作品とか事件とか、特定の主題にそってしっかり研究されたものと、たいてい相場は決まっているからです。それなのに、『音盤考現学』と『音盤博物誌』は、月刊誌の毎回読み切りの連載を束ねたもの。もしどこか面白いところがあったとしても、賞にはいちばん縁遠い書物なのです。そう、信じていました。

ところが、蓋をあけたら、吉田秀和賞とサントリー学芸賞を賜りました。夢のような話です。しかも、吉田秀和賞の審査員は、吉田さんその人と加藤周一さんと林光さん、サントリー学芸賞で拙著の選評を書いてくださったのは川本三郎さんなのです。

私は、吉田さんの、特に『世界の指揮者』と『世界のピアニスト』を、十代の頃、繰り返し読みました。音楽批評書を読んで、初めて納得させられたのは、この2冊です。なるほど、このように考え、文体を工夫すれば、音楽から書き物ができるのかと、目から鱗が落ちたのです。

加藤さんの本にもたくさん触れてきました。私はやはり少しひねくれていたのか、はじめ批評家の加藤周一よりも、詩人や小説家の加藤周一に興味を抱こうとしました。が、結局は、やっぱり批評家としての奔放な発想力にかなり影響されました。ああいって、そういって、エッ、こうなるの! そんな無茶な! でもおしまいには説得されている。私はいつもそんな加藤さんの仕事の爪の垢を煎じ、少しでもその大胆さをまねようとして書いているつもりです。道遠しですけれど。

それから林さん。小学校低学年のとき、劇団仲間による『森は生きている』の公演に行って初めて聴いた、やっぱりロシアの民謡やソ連の大衆歌を思わせる主題歌・挿入歌群。小学4年生の年の大河ドラマ『国盗り物語』の、勇壮なアレグロの模範というべきテーマ曲。小学6年生で観た増村保造監督の映画『動脈列島』の、権力の目方に民衆が押しつぶされて呻いていたら、やっぱりこういうふしが生まれるだろうと得心させられたタイトル音楽。それらをもう何十年も、私はしょっちゅう口ずさみ続けています。

あと、川本さんは、私にとっては何よりもまず、理想的な映画批評家です。普通の映画ファンなら、つまらないの一言で片づけそうな作品からも、川本さんは漫然と観ていたら気づかずに通り過ぎそうな細部を、つまり本筋からはみでた1カットや、画面の片隅に写っている小物や、ほんの脇役の一挙手一投足までを見事にすくい上げ、思ってもみなかった角度から、その作品ならではの魅力を発見して、語り尽くせてしまう。常識的評価をものともせず、ゲリラ戦で勝ってしまえる文章家なのです。私は、そのやり方を音楽でもやれないかと、いつも思ってきました。これまた道遠しですけれど。

とにかく、そういう方々が、賞には向いていないはずの私の本を、わざわざ拾って下さった。これはもう文句なく嬉しいのです。人生の誉れというやつです。

そうなった大前提は、あたりまえですが出版社が単行本にしてくれたからでしょう。単行本になったのは読者が居てくれたからでしょう。アルテスパブリッシングと、読んでくださったすべてのみなさんには、いくら感謝しても、し足りません。

本当にありがとうございます。

片山さん、あらためておめでとうございます。そして、ありがとうございます!

片山さんの頭の中には、まだまだわたしたちが触れたことのない知の沃野がひろがっていることでしょう。それが文章になり、本になることを待ち望んでいるファンのために、いやみずからファンの一員として、アルテス・スタッフ一同、全力でお手伝いさせていただく所存です。

[木村]

2008年11月18日

『音盤考現学』『音盤博物誌』、増刷!


吉田秀和賞、サントリー学芸賞のダブル受賞の決定を受け、『音盤考現学』『音盤博物誌』の増刷を決定しました。これで『考現学』は4刷(すでに出荷中)、『博物誌』は3刷(11/27より出荷)となります。もちろん帯には「ダブル受賞!」の文字が躍っております。

この2冊、内容は無類におもしろいとはいえ、現代音楽を中心にしたたいへんマニアックな内容で、発刊当時はまさかここまで広く読んでいただけるとは想像していませんでした。応援してくださった皆々様にあらためて御礼申し上げます。

[木村]


2008年11月20日

『聴いて学ぶアイルランド音楽』刊行記念イヴェントその1

会社を立ち上げたときから予告していて、狼少年状態となっていました『聴いて学ぶアイルランド音楽』ですが、たいへん長らくお待たせしました! 来月12月10日に発売します! 詳細は弊社サイトをご覧いただくとして、さっそくですが、刊行を記念して12月21日(日)午後3時からディスクユニオン新宿本館で訳者のおおしまゆたかさんのトークショーが開かれます。入場無料ですが、客席の数にかぎりがありますので、ご来場はお早めにどうぞ。詳細はこちらで。

刊行記念イヴェント第2弾も新年1月に予定しています。近日中に発表しますので、お楽しみに。

おおしまさんがご自身のブログ〈クラン・コラ〉で、企画から出版に至る舞台裏や、本書の読みどころ、付録CDの内容などを詳しく書いてくださってますので、そちらもぜひお読みください。

[鈴木]

2008年12月01日

オンラインショップ「音楽専門館」に出店!

東京書籍が運営する「音楽専門館」に、アルテスも出店することになりました。「音楽専門館」は、「音楽のあるくらし・音楽でいっぱいの学校」をコンセプトとしたオンラインショップで、書籍、CD、DVD、楽譜、音源などの商品を幅広く扱っています。

http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/

こちらでは、アルテスの商品購入ができるようになっただけでなく、アルテス企画のWEB連載もはじまりましたので、ぜひご覧ください。第1弾は、野川美穂子さんによる「日本音楽への招待」です。

連載は今後どんどん増えていく予定ですので、どうぞご期待ください。

[松岡]

2009年01月17日

booxにアルテス登場!

本・CD・DVD・雑誌のオンラインショップ「boox(ブークス)」のSさんとAさんが事務所に見えたのは昨年の11月。そのときの楽しい取材が今週サイトにアップされました。トップページ右上のオレンジのバナーから飛んでください。背景にCDばかりが写っていますが、こちらが本社ではなく営業部兼編集部件社長室(笑)のほうです。この記事はGEカードなどの会員誌にも掲載されます。なお、トップの写真に写っている金髪の青年はアルテスのスタッフじゃなくてブークスAさんです^^。

[鈴木]

2009年01月23日

ピーターさんの新刊

たった今公式ブログにもアップしましたが、ピーターさんの新しい本が日本放送出版協会からもうまもなく発売になります。題して『猿はマンキ、お金はマニ 日本人のための英語発音ルール』。音楽以外の本は初めてでは? まだ出版社のサイトにも情報が載っていませんが、とりいそぎお知らせまで。アマゾンでは予約可能となっています。

好調『聴いて学ぶアイルランド音楽』の翻訳者おおしまゆたかさんがゲスト出演する『ピーター・バラカンの出前ジュークボックスVol.2』も明後日に迫っています。まだ席には若干余裕がありますので、多くの方のお越しをお待ちしています。

[鈴木]

【追記】出前ジュークボックスの予約はさきほど締め切りました。当日券は少し出ますので、あとは当日会場へ直接おいで下さい。

2009年02月05日

『バレンボイム音楽論』、ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞!

音楽評論家・ライター、オーディオ評論家、DJ、音楽学者など約200名で構成される「ミュージック・ペンクラブ・ジャパン」(旧称:音楽執筆者協議会)が、音楽界の全プロダクツやイベントを対象に選定する「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」。第21回を迎える同賞の「クラシック部門著作出版物賞」に、『バレンボイム音楽論』が選ばれました!

音楽についての専門的な執筆活動を続けておられる会員のみなさんが、全員参加し、自主投票によって選定されるとのことで、たいへん名誉なことと感じております。授賞式は3/30(月)。他の部門の受賞作など、詳細がわかりましたら、またお知らせいたします。

[木村]

2009年03月18日

新事務所オープンのお知らせ

アルテスパブリッシングは明日、3月18日(水)に東京都武蔵野市の吉祥寺に事務所をオープンし、新しい環境で創業3年目を迎えることになりました。これまで稲城と杉並の2カ所に分かれて、SOHOスタイルで営業してきましたが、これからはすべての業務をこの新事務所に一本化します。

新オフィスは吉祥寺駅北口から徒歩8分、閑静な住宅街にある一戸建ての2階です。近くにお越しのさいはぜひお立ち寄りください。

【新事務所】3月18日(水)〜
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-15-19-2F
TEL 0422-27-2080/FAX 0422-21-3464

2009年03月31日

『村上春樹にご用心』中国語版ができました

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新事務所に机や書棚が入り、ようやく「らしく」なってきたところへ、北京から荷物が届きました。アルテスの記念すべき1冊目、内田樹さんの『村上春樹にご用心』の中国語(簡体字)版です! 中国でのタイトルは『当心 村上春樹』、版元は重慶出版社という会社。はたしてどんな風に翻訳されているのか、まったく判断のしようもありませんが、自社出版物の海外での翻訳出版がこんなに早く実現するとは、うれしいかぎりです。続いて繁体字版も出る予定です。次の目標は韓国語版!^^

[鈴木]

2009年08月12日

明日13日から16日まで休業します

明日13日(金)から16日(日)までの4日間、アルテスパブリッシングは夏期休業とさせていただきます。その間のご注文、お問合せはメール(info@artespublishing.com)かファックス(0422-21-3464)で承りますので、どうぞよろしくお願いいたします。17日(月)からは平常営業となります。

2009年09月27日

twitterでつぶやいてます

アルテスの代表取締役、鈴木と木村が二人して最近twitterを始めたので、トップページブログ*ARTESのトップページにリンクを貼ってみました(ポット出版のサイトを見ていいなあ、と思いまして)。かなりパーソナル・モードになってますので、ブログ*ARTESやメール・マガジンと合わせてお楽しみいただけるとうれしいです。

[鈴木]

2009年11月14日

讀賣新聞に広告を出しました

11月13日(金)は東日本、14日(土)は西日本の讀賣新聞朝刊1面のいわゆるサンヤツに広告を出しました。彩流社や東邦出版などと一緒でした。載せたのは最新の4冊で、新聞広告は2回目です。はてさて。

[鈴木]

2009年11月30日

アイテムごとの関連情報にアクセスしやすくなりました。

アルテスのウェブサイトをちょこっとヴァージョンアップ。

ウェブサイトの商品詳細ページに、その本に関連する記事のカテゴリにリンクをはった、というだけなんですが、個別の本の関連情報をまとめて見たいときに便利です。

じつは昨年7月の『八橋検校 十三の謎』までは同じことをやっていたのですが、その後さぼっておりまして……^^; 本日ようやくすべての商品のページにリンクをはりました。

便利かどうかわかりませんが、著者紹介欄の下あたりにありますので、よかったらご活用ください。

[木村]

2009年12月07日

本がお求めやすくなりました。

ウェブサイトの商品詳細ページに、オンライン書店のリンクをはりました。オンラインでお買い物をされるさいに、どうぞご利用ください。

リンクをはらせていただきたのは、以下の書店サイトです。


●オンライン書店

アウルHON急便(ジュンク堂書店)
Amazon
e-hon
HMV
紀伊國屋BookWeb
セブンアンドワイ
TSUTAYAオンライン
版元ドットコム
ビーケーワン
ファミマ・ドット・コム
ブックサービス
ブープル
boox
本やタウン
丸善オンラインストア
八重洲ブックセンターネット
livedoor BOOKS
楽天ブックス

●店頭在庫のわかる書店

旭屋倶楽部
紀伊國屋書店(新宿本店)
三省堂書店・岩波ブックセンター
ジュンク堂書店(池袋本店)
丸善インフォメーション

[木村]

2009年12月26日

年内の出荷を終了しました

本日25日をもって年内の倉庫からの出荷を終了しました。明日以降ご注文いただいた分につきましては5日から出荷を始めます。26日から1月5日までは年末年始休業とさせていただきますが、ファックスでのご注文はいつでもお受けしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

[鈴木]

2010年01月11日

ウェブサイトがリニューアルしました

ほとんどの更新を手動でおこなっていた手作り感満点のウェブサイトが、このほどリニューアル。ぱっと見や使い勝手はそんなに変わりませんが、じつはまるごとブログに生まれ変わりました(ウェブ
担当のMさん、ありがとう!)。

好評の音楽情報やウェブ連載もそれぞれ独立させ、アルテスのトップページにおのおのの更新情報を反映させるようにしました。URLはこれまでどおりです。

http://www.artespublishing.com/

RSSリーダーをお使いの方は、以下のURLをリーダーに登録すれば、更新情報が自動的に送信されますので、ぜひお試しください。

[木村]

アルテスパブリッシング
http://www.artespublishing.com/index.xml
Artes * Web連載
http://www.artespublishing.com/serial/index.xml
ブログ * ARTES
http://www.artespublishing.com/blog/index.xml
ARTES*MUSIC INFO おすすめ音楽情報
http://www.artespublishing.com/artes_musicinfo/index.xml

2010年02月17日

『クラシックでわかる世界史』と『音盤考現学』5刷! 『魂のゆくえ』は6刷!

お知らせするのが遅くなってしまいましたが、西原稔さんの『クラシックでわかる世界史』と片山杜秀さんの『音盤考現学』、そしてピーター・バラカンさんの『魂(ソウル)のゆくえ』の増刷ができました。前二者はいずれも5刷、『魂のゆくえ』は6刷です。しばらく品薄の状態が続き、ご迷惑をおかけしましたが、現在は順調に出荷しております。

『クラシックでわかる世界史』はアルテスにとっては創業2冊め、音楽書としては1冊目の記念すべき本。『音盤考現学』は創業3冊めで、サントリー学芸賞&吉田秀和賞のダブル受賞に輝いた、アルテスにとっても“出世作”といっていい本。『魂のゆくえ』は続く4冊めで各方面からたいへん高く評価していただくとともに、「過去の名作の復刊」という路線の端緒ともなった本です。

そして、この3人の著者による新作も刊行予定。西原さんの新作は4月刊行の予定で、こんどは19世紀ヨーロッパのピアノ音楽がテーマ。そして先月、『クラシック迷宮図書館』を出した片山さんですが、来月には『続・クラシック迷宮図書館』が刊行予定。ピーター・バラカンさんの新作も着々と準備が進んでいます。

それにしても、創業時期にだした本が、こうしてロングセラーとなって、いまも新鮮に読んでいただけているというのは、まさに出版社冥利につきます。みなさまのご愛顧にあらためて感謝します。

[木村]

2010年03月13日

新しく営業専任スタッフが加わりました!

今年に入って育児に専念している船山に代わるかたちで、3月1日からアルテスに営業担当スタッフとして小野茂が加わりました。出版営業の仕事ひと筋、35年以上のキャリアを持つ大ベテランです。さっそくご挨拶回りを始めていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

これまで編集者経験者しかいなかったアルテスにとっては大幅な戦力アップとなります。目指せ売上げ倍増!(笑)

[鈴木]

2010年03月26日

アルテスの公式Twitterアカウント設置しました

アカウント:@artespublishing
http://twitter.com/artespublishing

これまでは鈴木(@suzukisgr)と木村(@kimuragen)の代表2人の個人アカウントで、公式ツイート的なものもポストしてきましたが、これからは上記アカウントに「最新情報」「新刊情報」「おすすめ音楽情報」「ウェブ連載更新情報」を流します。

よろしければフォローお願いします。

[木村]

2010年03月27日

出版販売管理システム「Final EX」のご紹介

アルテス立ちあげのときからお世話になっている出版販売管理システム「Final」が、このほど「Final EX」として生まれ変わりましたので、ちょっとご紹介。といっても、技術上の専門的なことはよくわかりませんが、とにかく弊社のような零細版元が、少人数で納品・返品入帖、在庫管理、売上分析から請求業務までこなすには最適のソフト。委託や寄託、延べ勘といった出版界特有のさまざまな取引形態に対応し、しかも低料金!

特筆すべきは、懇切丁寧なサポートです。稲城本社と吉祥寺事務所の2カ所で、リモートコントロール・ソフトをもちいて、データをやりとりしながら使用していますが、ちょっと困ったときには、サポートに連絡すれば、電話しながら直接アクセスしてデータを修正してくれたりといった“かゆいところに手が届く”サービスをしてくださいます。

これから版元を立ちあげようとお考えの諸兄、現在使っているシステムに不満をおもちのみなさん、よろしければ紹介させていただきますので、いつでもご連絡を!

開発・販売元の光和ビジネスさんのサイトはこちら。サイトのいちばん下にアルテスのバナーもはっていただいてます。

[木村]

光和ビジネス
http://www.kowabusiness.com/

2010年04月05日

今日で創業3周年!

おかげさまで、アルテスパブリッシングは本日、創業3周年を迎えました。鈴木と木村の2人で『株式会社の作り方』を読み、とにかく好きな本を作りたいという気持ちで会社を立ちあげて3年。人数も少しふえました。特別なパーティを開くでもなく(花見もできず!)、全員が仕事に追われながら迎える3周年ですが、やはり感慨深いものがあります。まだ振り返ってる場合じゃないんですが、備忘も兼ねてアルテスの3年間をかんたんにまとめてみました。

2007年
3月 設立前にもかかわらず内田樹さんから村上春樹論の出版をご快諾いただく。
4月5日 鈴木茂、木村元の2人で創業。船山加奈子が参加。業界の諸先輩からノウハウを教えていただいたり、流通ルートの構築などの準備に数カ月。
8月 ウェブサイトをオープン。
9月 記念すべき1冊目として内田樹さんの『村上春樹にご用心』を刊行。ベストセラーに。
10月 音楽書の第1弾となる西原稔さんの『クラシックでわかる世界史』を刊行。ロングセラーに。

2008年
3月 片山杜秀さんの『音盤考現学』を吉田秀和さんが絶賛。
8月 松岡靖子が参加。
10月 『音盤考現学』『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞を受賞。ピーター・バラカンさんの公式ブログおよび「出前ジュークボックス」を開始。
11月 『音盤考現学』『音盤博物誌』がこんどは第30回サントリー学芸賞を受賞。
12月 片山さんのダブル受賞を祝う会を東銀座で開催。

2009年
2月 『バレンボイム音楽論』が第21回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞。
3月 東京都武蔵野市吉祥寺に事務所移転
11月 エクス・ポ・ブックス第1弾『フルカワヒデオスピークス!』刊行。
12月 鈴木・船山家に長女誕生。船山育休に入る。

2010年
3月 小野茂が参加。

そして、今月20日に発売予定の西原稔さんの『ピアノ大陸ヨーロッパ──19世紀・市民音楽とクラシックの誕生』をもって、刊行書籍はキリよく30冊になります。このあとも早く世に出したくてうずうずしている企画が目白押しで、新シリーズ「いりぐちアルテス」も開始予定と、4年目のアルテスも大充実の予感。みなさん、ひきつづきの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

[鈴木・木村]

2010年04月23日

NHKのサイトに「みんなのショパン」がオープン

ショパン生誕200年にあわせ、NHKのホームページに「みんなのショパン」と題したサイトが登場。ショパン関連番組やイベント紹介をはじめ、ショパンの略年表や、著名人による「ショパンへの思い」を集めたりと、多彩なコンテンツが集まっています。

そのひとつ、「わたしの好きなショパン」コーナーでは、投票によってショパンの人気曲をランキング。小坂裕子さんの新刊『フレデリック・ショパン全仕事』も、全面的にこのコーナーに協力! 作品解説の出典は、本書による形となっています。サイトは本日オープンしたばかりですので、ぜひのぞきに行って、投票してみてください。

[松岡]

2010年04月28日

音楽インターンシップに参加します

木村が理事をつとめているNPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が主催する「音楽インターンシップ」に、アルテスも参加します。詳しくはこちら。

http://npo-mcsn.org/pg100.html

上記サイトより引用:

音楽インターンシップは「音楽の仕事を経験できる」プログラムです。 音楽関連の職業に就きたい人、音楽産業の世界を知りたい人、一般社会人としてのマナーや素養を身につけたい人など、音楽に関わってきた経験を生かして「社会を経験したい」人なら誰でも参加できます。(このプログラムは職業斡旋をおこなうものではありません。)

学生と企業とのマッチングをおこなうプログラムではありませんので、かならずしも希望企業で職業体験をできるわけではありませんが、むしろそれだからこそ、生きた社会の勉強にもなると思います。

ご興味をもたれた方は、ふるってご応募ください。

[木村]

2010年04月30日

ラ・フォル・ジュルネがいよいよ開幕──今年はショパン!

連休もはじまり、いよいよ「ラ・フォル・ジュルネ」が開幕。新刊『フレデリック・ショパン全仕事』の著者である小坂裕子さんも、さまざまなイベントに出演します。東京近郊にお住まいの方は、ぜひ出かけてみてはいかがでしょう。また、自宅で過ごす派の方は、LFJサテライトスタジオから生中継で放映される、NHKのBS-hiの番組「きょうは1日ショパン」でショパンを楽しむのもおすすめです。

◎ラ・フォル・ジュルネ 小坂裕子さんの出演予定
5/1 19:30- LFJスペシャルナイトin東京芸術劇場 ゲスト出演
5/2 17:30-18:15 LFJ・ホールD1講演「歌曲でたどるショパンの生涯」講師
5/3 17:15-18:00 LFJ・ホールD1講演「19世紀パリ描写」講師
5/4 17:30-18:15 LFJ・ホールD1講演「ショパンが愛したサンドの魅力」講師

◎テレビ出演の予定
5/3 11:30-11:54 NHK総合(LFJサテライトスタジオから生中継)
  12:00-22:00 NHK・BS-hi(LFJサテライトスタジオから生中継)
 「きょうは一日ショパン」終日ゲスト出演


新刊『フレデリック・ショパン全仕事』も今日から発売。作品事典でありながら伝記でもあるというユニークな本書は、コンサートのお供にもぴったり! ショパンの作品にふれる機会が多くなりそうなこの連休、ぜひチェックしてみてください。

[松岡]

2010年07月15日

夏季休業のお知らせ

アルテスパブリッシングは8月12日(木)、13日(金)の両日を夏季休業とさせていただきます。
つきましては、8月11日(水)~13日(金)にご注文いただいた商品は、8月16日(月)に出荷いたします。
ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2010年07月15日

流通倉庫移転のお知らせ

弊社が物流を委託している(株)ワタナベ流通が、現在の埼玉県川口市から板橋区高島平へ、今月下記の要領にて移転することとなりました。移転にあたっては前後の2日間出荷がストップします。お取引先様にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご了承、ご協力頂きますようよろしくお願い申し上げます。


■移転日  平成22年7月25日(日)
■名 称  (株)ワタナベ流通 BBデポ
■住 所  東京都板橋区高島平6-3-1
      TEL:03-4500-9266
      FAX:03-5904-6332

[出荷スケジュール]
7月22日(木)、23日(金)受注分 → 7月28日(水)納品
 *7月23日(金)、26日(月)の出荷作業は移転のため、休みとさせていただきます。

[返品受け入れ先]
7月22日(木)着まで   ロジワン弥平倉庫(旧)受け入れ
7月27日(火)以降着   BBデポ倉庫(新) 受け入れ
*7月23日(金)、26日(月)の受け入れ作業は移転のため、休みとさせていただきます。

2010年07月16日

明日の毎日新聞に広告をだします

明日17日付けの毎日新聞朝刊1面に広告を出します。中味は『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』『フレデリック・ショパン全仕事』『ピアノ大陸ヨーロッパ』の3点。新聞広告をうつのは去年の11月以来となります。

2010年12月09日

年末年始休みのお知らせ

アルテスの年内営業は12月28日(火)で終了し、年始は1月5日(水)から通常通りスタートします。年内の受注・出荷業務と返品入帖のスケジュールにつきましては、取引先各位に別途ご案内を差し上げています。どうぞよろしくお願いいたします。[鈴木]

2011年03月14日

三輪眞弘さんが芸術選奨文部科学大臣賞を受賞!

地震の災害情報に胸痛めつつのお知らせとなりますが、たいへんめでたいニュースが入ってきました。作曲家の三輪眞弘さんが平成22年度(第61回)芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)を受賞! 主な贈賞理由に弊社刊『三輪眞弘音楽藝術』の出版を挙げていただいています!

asahi.com - 芸術選奨、31人受賞 加山雄三さん、平原綾香さんら
http://www.asahi.com/culture/update/0311/TKY201103110702.html

贈賞理由

三輪眞弘氏は、音楽の概念を根本から問い直す作業を通じて新しい音楽の可能性を探求する試みを、最先端のメディアを駆使して重ねてきた。平成22年の新刊『三輪眞弘音楽藝術──全思考1998─2010』には、人間の知覚システムを再考しつつ時間空間の斬新な体験を提案する方法論が集積され、真に前衛的な音楽創作論として話題を集めた。地域と密着した「NEO都々逸」の創作やフォルマント兄弟のプレゼンテーションも秀逸であった。

『三輪眞弘音楽藝術』の冒頭には、このような文章があります。

コンピュータ音楽であれメディアアートであれ、「装置を使った(芸術)表現」について何かを語る際に、ぼくらは、ある装置を電源コンセントにつなぐことから始めているという事実に注目しようとはしない。またさらに、その「コンセントの向こう」には、つまり電力が安定的に供給される背景には、地球規模のエネルギー問題、たとえば原子力発電所、核問題、石油の利権、投機マネーはもとより中東戦争に至るまで、グローバル化した世界のあらゆる難問が果てしなく連なっていることを意識することはまずないはずだ。もちろんそんなことを考え始めたら「装置を使った(芸術)表現」どころか、平穏な日常生活でさえ不可能になってしまうので誰も「言わないことにしている」わけだ。しかし、だからといってそれが現代の音楽・芸術が直面する未曾有の状況と無関係だと言える理由にはならないだろう。いや、それどころか現代に生きるぼくらの価値観や世界観、そしてひとりひとりの心のありようにこの現代社会の複雑な状況が深く結びついていないはずはないのだ。

──「目次の前に」より

震災が起こり、被災地はもとより、それ以外の地域でも「コンセントの向こう」をいやがうえにも意識しなければならない状況が現出しています。このような時代に、はたして芸術に何ができるのか──三輪さんの問いかけはいっそうの重みをもってわれわれに迫ってきています。

[木村]

2011年03月18日

出荷を再開しています。

弊社では16日(水)より出荷業務を再開しています。大地震の影響により、ご注文をいただいてから出荷まで従来より長い時間がかかり、当分の間ご不便をおかけしますが、日本全体が置かれている困難な状況をふまえて、ご理解いただければ幸いです。

今日でちょうど1週間が経ち、日を追うごとに明らかになってくる被害のあまりの大きさに胸が痛む毎日です。福島原発の状況もまったく予断を許しませんし、地震と放射能の恐怖におびえながらの暮らしはまだまだ続きそうです。そんなときだからこそ、文字の力、音楽の力を信じて、出版活動に励みたいと思います。そして、1日も早く平和な日々が戻ってきますように。

2011年06月10日

「音楽書作りは“セッション”」〜新文化「継承者たち」に登場

出版業界新聞「新文化」最新号(6月2日・第2888号)の『継承者たち 新興版元ものがたり』第11回で、アルテスを取り上げていただきました。ものがたりを語れるほどの歴史はまだありませんが、創業からの4年間を振り返りつつ、自分たちの仕事の意味を改めて考えることができて、貴重な時間でした。4ページ目に鈴木と木村の写真入り^^;で掲載されてますので、お目にとまりましたらぜひご一読ください。[鈴木]

2011年06月24日

6月27日から下北沢に移ります

ARTES インフォ*クリップ[vol.036]でもお伝えしたとおり、来週27日(月)からアルテスは事務所を下北沢に移します。吉祥寺の環境も捨てがたいものはあるのですが、諸々の事情から交通の便のいい下北沢に部屋を借りることにしました。

新しい事務所は下北沢駅改札口から徒歩6分。南口の商店街を抜け、住宅街に少し入ったマンションの3階です(1階はイタリアン・レストランと美容院)。

友人知人も数多く住む街ですし、新しい環境で仕事をするのをスタッフ一同楽しみにしているところです。今度は長く腰を落ち着けたいと思ってます。ちょっと手狭にはなりますが、ぜひお立ち寄り下さい。[鈴木]

◎新事務所(6月27日より営業開始)
 〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-16-23-303
 TEL 03-6805-2886|FAX 03-3411-7927
 ※本社住所(稲城)は変更ありません。

2011年08月03日

夏休みのお知らせ

アルテスパブリッシングは、8月12日(金)から15日(月)まで、夏休みとさせていただきます。その間のご注文は16日以降に対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
[鈴木]

2011年10月28日

季刊『アルテス』、11月に創刊!

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たっぷり紙幅をとって質の高い評論や批評、研究を書いてもらえるメディアを作りたい、というアイデアは、それこそアルテスを始める前からぼくも木村も持っていたのですが、創業5年目にしてついに実現させます。

題して季刊『アルテス』! って社名そのまんまですけど、音楽という領域ではかなり幅広いジャンルやテーマを手がけているアルテスの全体像を明確に打ち出したい、という思いもあって、正攻法で行くことにしました。編集スタッフには“狂気のフォーク・デュオ”公魚(わかさぎ)の二人にも参加してもらっています。

創刊号では〈3.11と音楽〉というテーマで特集を組みました。東日本大震災と続く原発事故を、あくまで音楽に軸足を置いて考えたいという企画。ご協力いただいた皆さんのおかげで、シンポジウム、論考、インタヴュー、いずれも示唆に富んだ充実した内容の濃いものとなりました。

久しぶりの雑誌スタイルの編集が楽しくてつい欲張った結果、当初の構想の1.5倍のボリュームに膨らんでしまい、自分たちの首を絞めることにもなりましたが、「こういう視点、こういう作りの雑誌ってありそうでなかったよな」と胸を弾ませています。

次の2号目を来年3月に発行し、そのあとは3ヵ月ごとに1冊ずつ出していく予定です。どうぞご注目ください!

[鈴木]

『アルテス』Vol.01 2011 WINTER 特集【3.11と音楽】
片山杜秀/岡田暁生/吉岡洋/三輪眞弘/坂本龍一/ピーター・バラカン/高橋悠治/大友良英/佐々木敦/三上敏視/輪島裕介/川崎弘二/石田昌隆/毛利嘉孝/李京粉/大石始/おおしまゆたか/太田純貴/荻原和也/三井徹/Onnyk/加藤典洋/金子智太郎/椎名亮輔/ト田隆嗣/鈴木治行/谷口文和/長谷川町蔵/濱田芳通/山崎春美

 A5判・並製・256ページ
 定価:本体1300円[税別]
 発売:2011年11月25日(予定)
 ISBN978-4-903951-49-2 C1073
 編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)
 デザイン:宮一紀

>> 詳細

2011年12月31日

年始は5日(木)からスタートします。

ご案内が遅くなりましたが、年末年始は1月4日(水)まで休業し、新年5日(木)が仕事始めとなります。どうぞよろしくお願いいたします。

2012年02月08日

『はじめての編集』店頭用ポップをご用意しました

ますます反響が広がっている最新刊『はじめての編集』の店頭用ポップをご用意しました。
田端信太郎さん(コンデナスト・デジタル)、宇川直宏さん(DOMMUNE)、中嶋廣さん(トランスビュー代表)という豪華なお三方からの推薦コメント入りです。
こちらからPDFファイルをダウンロードしてぜひご利用ください。
また、郵送をご希望でしたら、電話03-6805-2886またはメール info@artespublishing.com までご連絡ください。すぐにお送りします。[鈴木]

2012年02月16日

「ソフトバンクビジネス+IT」に鈴木のインタビューがアップされました

ソフトバンク・クリエイティヴが運営するサイト「ソフトバンクビジネス+IT」に、代表・鈴木のインタビュー記事「身の丈に合った出版活動と経営――話題の本・雑誌を続々と出す版元の底力に迫る」が掲載されました。記事の構成をしてくださった須藤さんと同社の編集者・上林さんに事務所までお越しいただいて取材されたものです。

アルテス創業の経緯に始まって、この5年間仕事をやり続けながら考えてきたことを、ある程度まとまった形で話せた気がします。ツイッターなどを見るとすでにずいぶん沢山の方が読んでくださったようです。貴重な機会を作ってくれたお二人にも感謝。[鈴木]

2012年04月12日

創業5周年記念アルテス全点フェア、タワレコード渋谷店で開催中!

創業5周年記念アルテス全点フェア 1

創業5周年記念アルテス全点フェア 2

ご挨拶が遅くなりましたが、先週5日をもってアルテスパブリッシングは創業5周年を迎えました。ちょうど5年前も桜を愛でつつ、公証役場や法務局を回ってぶじに登記を済ませたのでした。過去を振り返っている余裕はありませんが、まさにあっという間の5年間でした。当初の目標だった3年をクリアし、6年目に入れたのはみなさんのご支援の賜物で、心から御礼をもうしあげます。

パーティーにシンポジウムにライヴにと盛りだくさんな記念イヴェントをやりたいと、気持ちだけはあるのですが、なにしろ日々の業務すら追いつかないものですから、なんの準備もできずにいます^^;。

そんな中、ありがたいことにいくつかのお店で5周年フェアを開いてくださることになり、その先陣を切ってタワーレコード渋谷店7Fタワーブックスで現在アルテスの全点フェアを開催中です。品切れのままになっている『ポップ・アフリカ700』の希少在庫(汚れていて出荷できなかったものですので、その点ご承知おきください)も並んでいます。写真のとおり、華々しいことになってますので、ぜひお立ち寄りのうえ、1冊でも(あるいはCDでもなんでも)お買い求めいただけると嬉しいです。[鈴木]

2012年04月14日

4/20 創業5周年記念対談〈ピーター・バラカン×高橋健太郎〉@タワーレコード渋谷店

アルテスの創業5周年記念全点フェアを絶讃開催中のタワーレコード渋谷店7Fタワーブックスで、来週20日(金)夜8時からピーター・バラカンさんと高橋健太郎さんによるスペシャル・トーク・イヴェントを開催します(観覧フリーです)。

「つくる」「聴く」「伝える」、音楽をめぐるあらゆる環境が激変しているなかで、これからの音楽は、そして音楽を生みだす社会はどうなっていくのか? FMやテレビでもおなじみのブロードキャスター、ピーター・バラカンさん(『魂(ソウル)のゆくえ』)と、長年音楽評論や制作など多方面から音楽に関わってきた高橋健太郎さん(『ポップ・ミュージックのゆくえ』)が語り合います。3月28日に東大で開催された“コンポジウム"「原発事故で何が吹き飛んだか? ~日本社会の隠蔽構造とその露呈~」での高橋さんのプレゼンも再演されますので、見逃した方はぜひお楽しみに!

アルテスパブリッシング創業5周年記念対談
ピーター・バラカン×高橋健太郎
「音楽のゆくえ、日本のゆくえ」

■日時:2012年4月20日(金)20時開演
■会場:タワーレコード渋谷店7Fタワーブックス
■観覧フリー(予約などは不要です。直接会場にお越しください)
※先着にてお座席のご予約をお受けしております。店頭またはお電話にてお問合せ下さい。タワーレコード渋谷店:TEL 03-3496-3661

2012年07月03日

N響ホームページがリニューアルOPEN!

アルテスがNHK交響楽団の機関誌『フィルハーモニー』と公演パンフレットの企画・編集をお手伝いするようになってから、丸2シーズンがたちました。

そして本日、9月から始まる2012/13シーズンのチケット発売に合わせて、ホームページが大々的にリニューアルOPEN! アルテスはこちらのコンテンツの企画・編集も担当しています。
http://www.nhkso.or.jp/

これまでのHPは公演の情報主体でしたが、マエストロへのインタビューや著名人エッセイなど、読みどころも盛りだくさん。「楽員インタビュー」はじめ『フィルハーモニー』の人気コーナーもHPに場所を移しています。

また、9月から11月の「Autumn Season」の指揮者やソリストのプロフィールや、演奏される曲目の解説もいち早く読むことができるようになりました。

今回新たに始まったコーナーは──

◎マエストロ・インタビュー
公演に登場するマエストロからの動画メッセージ。今回は9月A・B定期を指揮するアンドレ・プレヴィン氏が登場

◎Kaleidoscope
公演プログラムから連想されるキーワードで、各界の専門家が自由につづるエッセイコーナー。今回は9月C定期で演奏されるショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」にちなんで、作家の島田雅彦さんが「追憶のレニングラード」というエッセイを寄せてくれました。

◎音の記憶
著名人や文化人が、音や音楽にまつわる思いや記憶を自由につづるコーナー。今回は生物学者の福岡伸一さんが登場。

◎楽員インタビュー
これまで『フィルハーモニー』誌上で、『N響アワー』のアナウンサーが聞き手になって長年連載されてきたこのコーナー。東京藝大楽理科に在籍して音楽学の研究をするいっぽう、エッセイスト、モデルとして活躍する華恵さんを聞き手に迎え、HP上で新たに展開します。今回はソロ・コンサートマスターの堀正文さんが登場。

そのほか、『フィルハーモニー』で連載されてきた構成作家・新井鴎子さんによる「ワン・フレーズ・クラシック」、評論家・川本三郎さんによる「映画はクラシック音楽に乗って」も、HPに場所を移して継続します。

毎月、充実したコンテンツがどんどん公開される予定です。どうぞお楽しみに!

[木村]

2012年07月25日

版元日誌を書きました。

アルテスが参加している出版社の団体「版元ドットコム」(創業時からたいへんお世話になっています)のウェブサイトで、久しぶりに「版元日誌」を書かせてもらいました。

創業5周年のこととか、脱原発デモのこととか、書きたいことはいろいろあったんですが、いまいちばん多くの人に読んで欲しい新刊『みんなの家。』のことを書きました。完成した凱風館(内田樹さんの自邸兼道場)を初めて訪ねたときの緊張といったら…。
よかったらご一読ください。[鈴木]

2012年08月01日

8/26 芥川作曲賞選考演奏会|チケットプレゼントのお知らせ

日本の作曲2000-2009』の発行元で、アルテスもたいへんお世話になっているサントリー芸術財団から耳寄りなお知らせ。8/26(日)に開催される「芥川作曲賞選考演奏会」のチケットを15組(30名)にプレゼント! 今年は新刊『線量計と機関銃』も話題の片山杜秀さんが司会をつとめます。ご興味のある方はぜひ下記よりお申し込みください。

[木村]


公益財団法人サントリー芸術財団では、毎夏サマーフェスティバルを開催しています。
今年は25周年記念としての特別企画(クセナキス:オペラ《オレステイア》、ジョン・ケージ:《ミュージサーカス》)をはじめとした5公演。
http://suntory.jp/13681

その中から、読者の皆様に以下の公演チケットを15組(30名)プレゼントいたします。

第22回芥川作曲賞選考演奏会
2012年8月26日(日)15:00開演
サントリーホール 大ホール

曲目
第20回芥川作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品
 山根明季子:ハラキリ乙女~琵琶とオーケストラのための~(世界初演)
第22回芥川作曲賞候補作品
 阿部俊祐:イル
 荒井健歩:鬩ぎ合う先に~オーケストラのための~
 大場陽子:誕生
 塚本瑛子:一瞬の内に オーケストラのための

指揮=大井剛史、琵琶=西原鶴真、管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団
選考委員=北爪道夫、高橋裕、原田敬子
司会=片山杜秀

応募用紙にご記入のうえ、FAXでご応募ください。
 応募用紙ダウンロード→クリック

【応募先】公益財団法人サントリー芸術財団 FAX:03-3582-1350
【締切】2012年8月20日(月)必着
【発表】当選者には、8月21日(火)以降チケットの発送をもって変えさせていただきます。

※プレゼント応募に関する個人情報について
ご記入いただいた個人情報は、サントリー芸術財団音楽事業部が、チケットの発送のために利用させていただきます。
ただし、応募用紙の「コンサートの案内を送付しても良い」欄にチェックを入れられた方のみ、ご案内送付の目的で使用させていただきます。

2012年09月07日

片山杜秀さん、吉田秀和賞審査委員に就任!

5月の吉田秀和さんの逝去以来、「今後、吉田秀和賞はどうなるのか」ということが芸術界の関心事のひとつとなっていましたが、このたび水戸芸術館から新しい体制についてのお知らせがありました。

第22回目となる今回からは、生前の吉田秀和さんと親交のあった文学者・杉本秀太郎さんを審査委員長に迎え、今年1月に逝去された林光さんの後任として、弊社刊行の『音盤考現学』『音盤博物誌』で第18回の受賞者となった音楽評論家・片山杜秀さんを審査委員として迎える、とのことです。審査は杉本さん、片山さんの2人でおこない、賞の発表は12月、贈呈式は1月におこなう予定だそうです。

フランス文学や美術への造詣の深さで知られる杉本さんと、政治思想史研究と音楽評論という2つの柱から奇抜な着想を次々に繰り出す片山さん。このふたりが後継をつとめるというところからも、吉田秀和さんのもっていた世界の大きさ、広さを感じる思いです。

[木村]

2012年12月06日

片山杜秀さんが第16回司馬遼太郎賞を受賞!

「片山杜秀の本」シリーズ(弊社刊)でおなじみの政治思想史研究者で音楽評論家の片山杜秀さんが、このたび『未完のファシズム』(新潮選書)で、第16回司馬遼太郎賞を受賞されました。同時受賞は赤坂真理さんの『東京プリズン』(河出書房新社)。

朝日新聞デジタル:司馬遼太郎賞に赤坂真理氏と片山杜秀氏
http://www.asahi.com/culture/update/1205/TKY201212050688.html

司馬遼太郎記念館:司馬遼太郎賞とは
http://www.shibazaidan.or.jp/17shibasho/index.html

過去の受賞者の顔ぶれがすごい! 立花隆さん、塩野七生さん、宮城谷昌光さん、宮崎駿さん……。これで片山さんも、名実ともに「日本の思想家」の仲間入りをはたしたといえるのでは?

「片山杜秀の本シリーズ」の最新刊『線量計と機関銃』は、今回の受賞作『未完のファシズム』のダイジェスト的な内容も含むとともに、さまざまな顔をもつ「現代の知の巨人」の全体像を知るうえで格好の書籍です。

おりしも、12/11(火)には東京大学駒場キャンパスで「麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談」が開催! 東大生協ではアルテス・フェアも開催中です。ぜひこの機会に『線量計と機関銃』ほか「片山杜秀の本シリーズ」を手にとってみてください!

[木村]

2013年01月30日

『ジャズの歴史物語』2刷、2月上旬に出来!

2009年8月に発売した油井正一『ジャズの歴史物語』を重版します。3年半という長期に渡って売れ続け、初版が残りわずかとなりました。予定よりだいぶ時間はかかりましたが、ジャズ史の古典として多くの人に読み継いでいただき、うれしいかぎりです。

2刷分は2月8日(金)より出荷可能となります。どうぞよろしくお願いします。[鈴木]

2013年04月27日

「みんなのミシマガミュージック」始まりました!

ミシマ社が4月からリニューアル創刊した「みんなのミシマガジン」編集部からお声をかけていただいて、「みんなのミシマガミュージック」という連載を始めました。ほかの執筆陣がものすごいことになってますが、第1回目はミシマ社のみなさんから嬉しいレスポンスをいただいたので、楽しみながら書いていくつもりです。よかったらぜひ。[鈴木]

2013年05月15日

日経ビジネスONLINEに寄稿しました!

早くも多くの方に読まれていて、Amazon.co.jpの順位も急上昇していますが、弊社木村が日経ビジネスONLINE「絶賛!オンライン堂書店 編集者が褒める本は(きっと)間違いない」に寄稿しました。最新刊『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の制作秘話(^^)を綴っています。勢いあまって5ページも書いちゃってますが、力作ですのでぜひご一読ください![鈴木]

2013年06月15日

サンブックス浜田山でアルテス全点展開中!


東京は渋谷と吉祥寺を結ぶ京王井の頭線の浜田山駅前にある書店「サンブックス浜田山」で開催中の「サンブックスが応援するみんなに知って欲しい出版社フェア」に、アルテスパブリッシングも仲間入りしました。レジ前の特等席にずらりと並んでいるとはいえ、ほんの1週間足らずのあいだに感動的なほどよく売れています。こうして新しい読者と出会えるのはなによりも嬉しいです。井の頭線沿線の方はぜひお立ち寄りください。[鈴木]



2013年07月10日

8/12(月)〜15(木)夏季休業のお知らせ

酷暑お見舞い申し上げます。

アルテスパブリッシングは8月12日(月)〜15日(木)を夏休みとさせていただきます。
その間にいただいたご注文は16日(金)以降の出荷となりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。[鈴木]

2013年07月16日

みんなのミシマガジンで「本を読むようにクラシックを聴いてみよう」スタート!

 鈴木が「みんなのミシマガミュージック」を春から連載させてもらっている「みんなのミシマガジン」のスタッフから「クラシックを聴いてみたいんだけど、どこからどう聴いていいかわからない」と助けを求める声が届きました。

 そこで鈴木と木村が二人がかりでまず「高い」と思われがちな敷居を少しでも下げるべく、YouTubeを使いながらがんばってみました。それが昨日スタートした「本を読むようにクラシックを聴いてみよう」です。

 かなり乱暴な発言も散見されますが、クラシックへの理解がだいぶ変わったようなので、結果オーライということでお見逃しを^^。明日は第3回がアップされます。[鈴木]

2013年07月18日

最近の重版のご案内です

今年に入って『ジャズの歴史物語』第2刷、『みんなの家。』第2刷、『聴いて学ぶアイルランド』第4刷、『学ぼう指揮法』第6刷、『はじめての編集』第6刷、『クラシックでわかる世界史』第8刷、『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』第2・3刷と、重版が続いていますが、先月からさらに4点の増刷を決めましたので、以下まとめてご案内します。

6/24 礒山雅・久保田慶一・佐藤真一編著『教養としてのバッハ』第2刷出来
7/25 ピーター・バラカン『魂(ソウル)のゆくえ』第9刷
7/25 サラーム海上『21世紀中東音楽ジャーナル』第2刷
8月下旬 小坂裕子『フレデリック・ショパン全仕事』第2刷

2013年08月06日

8/10〜「編集者が選ぶ本フェア@ジュンク堂書店池袋本店」に参加しています

今週末からジュンク堂書店池袋本店9階芸術書フロアで、「編集者が選ぶ本フェア」が始まります。「カルチャー系書籍を多く手掛ける、13名の伝説の編集者達による選書フェア」と銘打たれてまして、アルテスの鈴木と木村も参加しています(「伝説の」って⋯^^;)。音楽関係の本を二人あわせて10冊選びました。他の方がアルテスの本も挙げてくださっているそうで、どんな本が並ぶのか、僕らも楽しみにしているところです。

またそのフェアに合わせて8月15日にはトークイヴェントも開催され、こちらにはメディア総合研究所の大久保さん、『スコラ』シリーズなどを手がける門松さんといっしょに鈴木がしゃべります。お盆まっただなかの夜に、音楽を専門にする無名の編集者が喋るという挑戦的な企画なので(笑)、お時間の許す方はぜひお出かけくださると嬉しいです。

フェアとトークイヴェントについては、門松さんがブログで詳しく書いてくれてますので、そちらもご覧ください。
                                      [鈴木]

2013年08月23日

オリジナル・ブックカバーできました!

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明日から始まる東京堂書店での全点フェア用に、オリジナル・ブックカバーを作りました。さっき出来てきたのをさっそく本にかけてみて、スタッフみんなで悦に入ってるところです^^。サイズは1種類で、四六判&A5判に最適です。

自分でデザインしたのでなおさら嬉しくて。いいですよ、オリジナルのカバー! 紙ならコストもさほどかからないし、みなさんもどうですか?^o^ 

[鈴木]

2013年09月20日

“ジャンル無用の音楽言論誌”『アルテス』がデジタル・マガジンに! 9月から月イチで配信開始! 連載30本超!

2011年11月に創刊し、第4号までご高評をいただいた“ジャンル無用の音楽言論誌”『アルテス』が、このほど電子版としてリニューアル、この9月から月刊でデータ配信を始めます!

これまでの各号で大きくフィーチャーしていた特集は、独立した紙版のムック・スタイルとして不定期でお届けすることとし、『アルテス』は連載を主体とする電子版にシフト。連載の本数も一挙に倍増し、総勢30人以上の強力な執筆陣が、ふた組に分かれてひと月ごとにいれかわりで登場します。

新たな執筆者は、大谷能生、岡田暁生、片山杜秀、小鍛冶邦隆、長谷川町蔵+大和田俊之、牧野直也、宮田茂樹、サラーム海上、椿正雄、ピーター・バラカン、細川周平、松生恒夫、松田美緒、矢澤孝樹+広瀬大介、山崎浩太郎、和田博巳といった多彩で豪華な面々。9月以降さらに書き手を増やしながら、次々に新連載をスタートしていきます。

もちろん、大石始、大和田俊之、小野幸恵、川崎弘二、波多野睦美、山崎春美、輪島裕介、ヲノサトル×有馬純寿ほかによるこれまでの連載も、ペースアップして継続します。

お届けするデータのフォーマットは「EPUB」と「PDF」の2種類。スマホやタブレットでは電子本の標準フォーマットである「EPUB」、PCでお読みになる場合は「PDF」をお選びいただけます。

気になる購読料は「税込800円/月」。世界中で使われていて安全性も高く評価されている「PayPal(ペイパル)」での決済となります(銀行振込もお選びいただけます)。ご購読のお申し込みは画面左「購読のご案内」にて9月23日より受付を始めました。

この電子版『アルテス』の連載は完結したもの、分量がまとまったものから、順次書籍として弊社から刊行していく予定です。ぜひとも多くの方にこの電子版『アルテス』をご購読いただき、その成果を世に出すために応援していただけるとうれしいです。

リニューアルする音楽言論誌『アルテス』を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

            (株)アルテスパブリッシング 代表取締役
                            鈴木 茂
                            木村 元

2013年11月12日

「版元日誌」に寄稿しました

中小出版社の団体、版元ドットコムのサイトに鈴木が「版元日誌」に『アルテス』電子版について寄稿しました

版元ドットコムはアルテスが創業時に参加して以来たいへんお世話になっていて、参加当時はたしか100社ほどだった会員社が今や190を越えています。

「版元日誌」は参加社が順番に担当して、日々の仕事の中での経験や悩み、あるいは告知宣伝を書いている看板コーナーのひとつ。今回は来週19日の電子版音楽雑誌編集長座談会直前というタイミングで、『アルテス』電子版の舞台裏について書かせてもらったものです。
19日は、さらに詳しくあれこれ喋り、伺うつもりですので、ぜひお出かけ下さい。  [鈴木]

2013年11月15日

本の学校今井ブックセンターで「音楽を楽しむフェア」スタート!


鳥取県米子市の「本の学校今井ブックセンター」で、“音楽を楽しむフェア”が13日からスタートしています。
ピアノを模した平台(担当Mさんの労作!)に並んでいるのは、アルテスのカタログから入門書として読んでいただける20冊ほど、加えて鈴木と木村が選んだお薦めの音楽入門書10点ほど。
全国的に知られる名書店でこんな大々的に展開していただけて感激してます(Mさんはわざわざ下北沢の事務所を訪ねてくださいました)。山陰・中国地方の方々も、そうでない方もぜひお立ち寄りください。嬉しいことにお店では、なにかとお世話になりまくり、刺激ももらいまくっているミシマ社の全点フェアも開催中です!                 [鈴木]


2013年11月30日

『アルテス』電子版11月号、本日配信します!


お待たせしました、“ジャンル無用の音楽言論誌”『アルテス』11月号は本日中に配信予定です。

今号から始まる新連載は「矢澤孝樹×広瀬大介|ヤザワ×ヒロセの「超入門」講座 話せばわかる!クラシック」「椿正雄|[新連載]レコ屋な日々 a.k.a. 裏街道な日常」「鈴木英之|[新連載]洋楽はアイドルが教えてくれた──70年代アイドルのライヴ・アルバムを聴く」の3本。そのほか詳しい内容は最新号のご案内にアップしました。どうぞお楽しみに!

定期購読のお申し込みはこちらから、バックナンバーはこちらから単体でご購入いただけます。


2013年12月04日

「特定秘密保護法案」に反対します。

この春から連載をさせてもらっている「みんなのミシマガジン」で、ミシマ社の三島さんが「特定秘密保護法に反対します。」という特集を組んでいます。ぼくもお誘いを受けてコメントを寄せました。

それから、三島さんがそのページで勧めてくれているのですが、一昨日、音楽や美術、演劇、映画、文芸、出版などさまざまな表現に携わる94人を発起人として(僕と弊社木村も参加しています)、『特定秘密保護法案に反対する音楽・美術・演劇・映像・出版など表現に関わる人の会(略称:表現人の会)」を立ち上げました。facebookページ公式サイト開設後わずか2日間で賛同の意志を表明した人は8000人を越え、この法案に対する反対の声の広がりと高まりを実感しています。

参議院では自民党と公明党は今国会会期中に強行採決する構えを見せていますが、こんなデタラメな法案を成立させてしまったら、日本はもはや民主主義国家とは言えなくなると思います。この法案は廃案にすべきです。反対するぼくらに今からできることは限られていますが、微力ながらここで意志を表明しておきます。                    [鈴木]

2013年12月18日

年末年始営業日のご案内

アルテスパブリッシングは12月28日(土)から1月5日(日)まで休業とさせていただきます。新年は6日(月)から通常通り営業します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2014年01月27日

2月下旬発売!『Record Covers in Wadaland 和田誠レコードジャケット集』


イラストレーター/デザイナー和田誠さんのお仕事を初めて意識したのは雑誌『話の特集』の表紙だったと思います。今になって思えば、中学生のときに読んだ『ぐうたら人間学』など遠藤周作のエッセー集も和田さんのお仕事だったのですが、その和田さんのジャケット・デザインを網羅した作品集をアルテスから刊行できることになりました!

この『Record Covers in Wadaland』は、古くは学生時代の習作(架空のレコードジャケット)から今年発売の最新CDまで、アナログ・レコード、シングル盤、ソノシート、さらには映画のレーザーディスクなど、正方形のジャケット作品を集大成した決定版です。書き下ろしエッセイとともにフルカラーでたっぷり350点がつまった正方形の作品集、どうぞお楽しみに![鈴木]

和田誠[著]
『Record Covers in Wadaland 和田誠レコードジャケット集』
A4判変型判・並製・208頁・オールカラー
定価:本体3200円(税別)
ISBN978-4-903951-79-9 C0071
[デザイン/画集/音楽]


2014年02月09日

BOOK MARKET 2014開催中!


昨日も大雪の中たくさんの方にご来場いただきました「BOOK MARKET 2014」、今日は打って変わって晴天のもと、蔵前駅近く隅田川沿いのカフェ「Cielo y Rio」にて開催中です。アルテスのブースは円テーブル。オリジナルのトートバッグやブックカバーなどをご用意してお待ちしていますので、ぜひお出かけください。[鈴木]


2014年03月02日

3/16 安田登[能楽師]×ヲノサトル[音楽家]の対談が実現!

★椅子席はすべて予約で埋まりました。以降は立ち見となりますので、ご了承ください。[3月3日16時30分]

昨年末に刊行された能楽師・安田登さんの『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』は、壮大なインスピレーションの飛躍がじつに刺激的で、能の世界を知らない音楽好きにとっても、折に触れ読み返したくなる本です。

その安田さんがツィッターで仲良しなのが音楽家のヲノサトルさん。雑誌『アルテス』での有馬純寿さんとの対談連載でもおなじみですが、コンピュータも駆使して現代音楽・電子音楽・CMなどで活躍する理論派のヲノさんが『あわいの力』から何を受け取ったのか? かたや日本の伝統芸能、かたや最新のポピュラー音楽、一見水と油の世界に住むお二人の対話がどこまで遠くに飛んで行くのか、乞うご期待です!
                    (アルテスパブリッシング 鈴木)

『あわいの力』安田登著(ミシマ社)刊行記念対談!
安田登[能楽師]×ヲノサトル[音楽家]

「心の時代」の次に奏でられる音楽とは?

■日時:2014年3月16日(日)13時開演
■会場:古書ほうろう(千代田線千駄木駅、千代田線・JR西日暮里駅からそれぞれ徒歩5分)
http://www.yanesen.net/horo/about/
■出演:安田登(能楽師)、ヲノサトル(ミュージシャン)
■入場無料(満席の場合は立ち見となることもありますのでご了承ください)
■ご予約:古書ほうろうまでメール horo●yanesen.net (●→@)、または電話03-3824-3388でご予約ください。先着順にお席を確保します。

2014年03月06日

菅付雅信の編集スパルタ塾、第2期募集中!

はじめての編集』の著者・菅付雅信さんが昨年、下北沢の本屋B&Bで開講した“菅付雅信の編集スパルタ塾”、第2期の生徒募集が始まっています。

“日本で一番辛く、日本で一番身に付く編集講座”と謳われているとおり、実際に刊行されている出版物に則したリアルな課題に応えて、第一線で活躍する豪華ゲスト編集者と菅付さんが鋭くも厳しい愛のムチを浴びるこの講座、1年間受講すればどんな出版社のどんな編集部で仕事をするよりも実践的な編集力が身につきそうです。これでこの受講料は正直安い! 我と思わん方はぜひ。[鈴木]

2014年03月08日

4/23 創業7周年企画・内沼晋太郎さんに公開コンサルをお願いします!^^


創業7周年企画として、numabooks下北沢の本屋B&Bの内沼晋太郎さんに、アルテスの活動・経営全般をコンサルティングしていただくという虫の良い(^^)企画が実現しました!

内沼さんの快著『本の逆襲』(朝日出版社「アイデアインク」)を読んでいたら、お喋りしたいことがむくむくと湧いてきまして、ちょうどウェブサイトもリニューアルすることだし(電子版サイトの次は会社本体のほうのリニューアルに取りかかります)、『アルテス』電子版も半年経ったし、そうだこの際公開で経営相談をお願いしてみよう、と思い立ち、ご快諾いただいたという次第。

今からやりとりを脳内シミュレートして楽しくなってるんですが、非常に実践度・現実度の高い内容になりそうですので、広く(大きな会社の事業としての、ではない)出版に興味のある方は、ぜひご来場ください。

詳細・ご予約はB&Bのページでどうぞ!
                                   [鈴木]


2014年03月20日

3/21 [ラジオ]和田誠さん×阿川佐和子さん『いつか聴いた歌〜スタンダードラブソングス〜』文化放送

明日3月21日(金)の朝9時~10時55分に文化放送で、イラストレーター・和田誠さんと作家の阿川佐和子さんがスタンダードソングの魅力を紹介する特別番組『いつか聴いた歌』が放送されます。

『いつか聴いた歌』は、和田さんのライフワークのひとつで、昨年同名の書籍が刊行され、今月26日には和田さんの選・解説・訳詞によるCD版『いつか聴いた歌』の第2集「ソング&ダンス」も発売されます。

春分の日のひととき、音楽談義を交わすのは初めてというお二人の軽妙なお喋りをどうぞお楽しみください。

また、4月8日(火)には池袋コミュニティカレッジで、このラジオ番組と同じく和田誠さんと阿川佐和子さんのお二人による『いつか聴いた歌 トークライブ』も開催されます。こちらは席数に限りがありますので、ご予約はお早めに!

2014年04月02日

〈いりぐちアルテス005〉オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識(長岡 英 著)


5月2日発売!

シンフォニーは開幕ベルの代わりだった!?────
交響曲やオーケストラの成り立ち、作曲家や楽器のトリビアなど、
西洋音楽史のトピックをわかりやすく解説。
オケ奏者とオケ・ファンに贈る
知って楽しい「クラシックの常識」案内!

四六判・並製・カラー口絵4頁+224頁
定価:本体1600円[税別]
発売:2014年5月2日
ISBN978-4-903951-90-4 C1073
ブック・デザイン:福田和雄(FUKUDA DESIGN)
シリーズ・デザイン:白畠かおり
ジャンル:クラシック/オーケストラ/音楽史


>> 詳細

2014年04月05日

創業7周年!

本日4/5、アルテスパブリッシングは創業7周年を迎えました。7年前のちょうど今のような桜の季節に、多摩センターの司法書士の事務所や法務局に通って、手続きしたことを昨日のことのように思い出します(ちなみに、定款の作成や諸手続きは参考書を見ながらすべて自力でやりました)。

その年の9月に内田樹さんの『村上春樹にご用心』でデビュー(?)。以来走り続けて、7年間で80点を超える書籍を刊行することができました。スタート時の夫婦ふた組からスタッフも増えて総勢8人になりました。まだまだ至らないことばかりですが、書店、楽器店、取次など取引先のみなさま、著者のみなさま、そして読者のみなさま、これまで有形無形の応援をしてくださったみなさまに、心から御礼を申し上げたいと思います。

『アルテス』電子版サイトに続いて、来月には会社本体のサイトもリニューアル、さらに7周年記念のイヴェントやブックフェアなどで1年間お騒がせすることになりますが、ぜひいっしょに盛り上がっていただけたらさいわいです。

「音楽を愛する人のための出版社」として、初心を忘れず、みなさんに楽しんでいただける本をつくっていきますので、どうぞ変わらぬ応援をよろしくお願いいたします!

株式会社アルテスパブリッシング
代表取締役 鈴木 茂・木村 元

2014年04月10日

光嶋裕介さんが「ガウディ×井上雄彦」展の公式ナビゲーターに就任!

『みんなの家。建築家一年生の初仕事』の建築家・光嶋裕介さんが、来る7月12日から開催される「特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-」の公式ナビゲーターを務めることになりました。

この展覧会は「日本スペイン交流400周年」を飾る文化事業で、希代の建築家・ガウディと漫画家・井上雄彦の時空を越えたコラボレーションが実現するというもの。

『みんなの家。』にもご登場くださった井上さんは、“ガウディの世界観”を筆で表現すべく、ガウディが設計した世界遺産「カサ・ミラ」の中にアトリエをかまえています。光嶋さんもバルセロナに飛んで現地からレポートしたりするそうなので、今から期待が募ります。

「特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-」の詳細は公式サイトをどうぞ!

2014年05月01日

【お詫び】『アルテス』電子版4月号の配信が遅れます

『アルテス』読者の皆様へ── いつも『アルテス』電子版をご購読いただき、どうもありがとうございます。4月末配信を予定していました4月号ですが、編集部の不手際により30日中に間に合わなくなってしまいました。大変申し訳ありません。5月1日中には配信できるよう鋭意作業中ですので、いましばらくお待ちくださいますよう、どうぞご寛恕のほどよろしくお願い申し上げます。まずは配信遅延のお詫びまで。[アルテス代表・鈴木]

2014年05月07日

紀伊國屋書店の美術書カタログ『ル・キノ美ジュ』に4冊掲載


紀伊國屋書店の美術書カタログ『ル・キノ美ジュ』に、アルテスからも美術関連書ということで4冊掲載していただきました。

「絵画(西洋)」のコーナーには野田由美意さんの『パウル・クレーの文字絵』。こちらは「オンデマンド版」として近く新版を刊行します。価格も旧版の本体4800円から「本体3800円」になって、お求めになりやすくなっています。

そのほか、「デザイン・写真」コーナーには菅付雅信さんの『はじめての編集』と和田誠さんの『Record Covers in Wadaland』、「建築」コーナーには光嶋裕介さんの『みんなの家。』を掲載していただいています。

「音楽書だけじゃないアルテス」もぜひお見知りおきのほどを!

[木村]


2014年05月08日

5月15日『ラテン音楽名曲名演ベスト111』3刷出来!

2011年に発売したCD付きのラテン音楽ガイド『ラテン音楽名曲名演ベスト111』(竹村淳著)、しばらく品薄が続いていましたが、このたび再度増刷しました。3刷が来週できあがりますので、この機会にぜひお求めください。[鈴木]

2014年05月22日

文化通信「これからを担う出版人」にアルテスが登場!


出版業界紙「文化通信」最新号(5月19日付)の「これからを担う出版人」第4回にアルテスパブリッシングが登場! 記者さんが下北沢まで取材に来てくれました。木村と鈴木の写真まで掲載!(もやたら表情が硬いですが楽しい取材でした) ちょいとトウが立ってはいますが(笑)「これから」を担うべくさらに精進します!


2014年05月22日

『アルテス』電子版の紙版(POD)販売をスタートしました!

昨年9月以来、30本の強力な連載陣を擁してデータ(PDF/EPUB/mobi)で配信している『アルテス』電子版ですが、「紙で読みたい」という各方面からのご要望にお応えして、その紙=冊子版の販売を5月19日から始めました。

電子版の誌面をそのまま印刷・製本したもので(プリントオンデマンドを利用)、各号ともにA5判・並製、100〜190ページ、定価は1200円〜1500円となります。

本誌は30本の強力な連載陣を隔月(例外あり)でお届けしています。創刊からの3号ですべての連載が出そろいますので、まずは創刊号=2013年9月号からお試しいただけると嬉しいです。

本誌サイト(送料無料・「バックナンバー」詳細ページからどうぞ)のほか、タワーレコードオンラインアマゾン、全国の主要書店でぜひお買い求めください!

2014年06月01日

6/7・14 ミュージックバードにアルテス木村が出演

高音質「音楽専門」衛星ラジオ「ミュージックバード」で音楽プロデューサーの平井洋さんがホストをつとめる番組「プロデューサーの部屋」の、記念すべき第150回にアルテス木村が出演します。

6月7日(土)、14日(土)の18:00-22:00(再放送は翌日日曜日の深夜1:00-5:00)、「ジャンル無用!ラディカルで濃密な音楽論」と題して、音楽と本、さらには「音楽と知」をめぐるちょっとディープなお話をさせていただきますので、お聴きいただければさいわいです。

番組HPはこちらです。
http://musicbird.jp/programs/producer/

[木村]

2014年07月02日

7/26 夏葉社の島田さんと鈴木が吉祥寺の古本屋「百年」で喋ります

吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」の島田潤一郎さんが本を書いた。晶文社“就職しないで生きるには21”シリーズの1冊で、タイトルは『あしたから出版社』。

「一人で書き、一人で作り、一人に届ける」という出版の原点をまんま体現している島田さんの生き方には、みずみずしい青春小説のような感動がおぼえて、「すばらしい本を書いたもんだなあ」としみじみしたり喜んだりしてるんですが、その島田さんと同じ吉祥寺の古本屋(OLD/NEW SELECT BOOKSHOP)「百年」でお喋りすることになりました。

どんな話をするか、打合わせはこれからですが、当日は店長の樽本さんが上手に仕切ってくれることでしょう。インディーズ出版社の日常にご興味のある方はよかったらお出かけください。
詳細はこちらからどうぞ! [鈴木]

2014年08月08日

8/13〜15 夏季休業のお知らせ

猛暑お見舞い申し上げます。

アルテスパブリッシングは8月13日(水)〜15日(金)を夏休みとさせていただきます。
その間にいただいたご注文は18日(月)から順次出荷しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2014年10月31日

『神楽と出会う本』6刷!

5年前の10月に刊行した『神楽と出会う本』は、思いがけず多くの読者を得ることができてロングセラーとなっていますが、現在5度目の増刷分を制作中です。近年の重版はプリントオンデマンドのシステムを使ったもので部数は多くありませんが、そのおかげで品切れを起こすこともなく、毎年確実に新しい読者を増やすことができています。6刷は11月7日(金)から出荷可能となります。ご注文をお待ちしています。

2014年11月06日

今月は5点重版します

11月は重版がなんと5点あります(2点増えました^^)。『神楽と出会う本』(三上敏視著)の6刷が7日に出来、続いて『ジャズの歴史物語』(油井正一著)の3刷が19日出来予定、『文化系のためのヒップホップ入門』7刷も19日に、そして『すごいジャズには理由がある』(フィリップ・ストレンジ+岡田暁正著)3刷と『ドビュッシーと歩くパリ』(中井正子著)の2刷も下旬に出来上がります。

『文化系〜』は刊行から3年、『神楽〜』と『ジャズの〜』は5年以上経ちますが、いまだに新しい読者を得ることができてうれしいかぎりです。ご注文をお待ちしています!

2014年11月11日

松田美緒出演の「OTTAVA」がアーカイヴで聴けます

松田美緒が出演して生放送でお届けした昨晩の「OTTAVA」はアーカイヴでさっそく聴けるようになっています。

http://ottava.jp/program/salone.html

の中ほど「mon.」を選んで再生ボタンを押すと聴くことができます(来週月曜の次回放送までアップされています)。松田美緒のコーナーは1時間16分44秒にスタート。『クレオール・ニッポン』から5曲が、初めてメディアに流れました。ぜひお聴きになってください。

ホストの林田直樹さんは、音楽はもちろんのこと持参したゲラ(校正刷り)を目にするなり、デザインと組版も絶賛してくれて、なんともじつに楽しい1時間でした。

2014年11月14日

松田美緒ニューPV「レモングラス」完成!

来月15日に発売する松田美緒のニュー・アルバム(CDブック)『クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する』に収録している14曲の中から、小笠原諸島父島の歌「レモングラス」のPVが完成しました。

この歌は日本統治時代のミクロネシア諸島パラオで現地の女性によって作られ、1950年代小笠­原の父島に伝わりました。1861年に日本領となった小笠原諸島に先住していたのは欧米系の捕鯨漁師とポリネシ­ア系の家族でした。現在94歳のイディス・ワシントン(日本名・大平京子)さんが語り継いでこられたこの歌は、小笠原では「レモン林」という題名で知られています。

撮影・編集は、本CDブックのジャケット写真も撮影しているフランス人のアデイト(Adeyto)さんです。

2014年11月24日

『和田誠装丁集』が東京堂書店週間ベストセラー第6位!


先週発売したばかりの『Book Covers in Wadaland 和田誠装丁集』が、東京堂書店神田神保町店の11/18付け週間ベストセーラ第6位にランクイン! 2位池澤夏樹『古事記』、4位内田樹『街場の戦争論』と7位高野文子『ドミトリーともきんす』の間に入りました! 同店とお茶の水のディスクユニオンJAZZ TOKYOではサイン本を販売中ですので、この機会にぜひお求めください。


2014年12月01日

松田美緒PV新たに「移民節」を公開!

12月15日に発売する松田美緒のCDブック『クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する』リリース記念ライヴを目前にして、同アルバムの中から「移民節」のプロモーション・ビデオを新たにYoutubeに公開しました。これは昭和9年に日本からブラジルに渡った宮城県出身の佐々木重夫さんが、ブラジル移民60周年記念の年に作られた曲で、松田美緒はつい先日仙台を訪ねて佐々木さんゆかりの方々にお目にかかってきました。ブラジル出身の映像作家Roberto Maxwellの手により貴重な当時の映像とともにお届けします。

2014年12月24日

『男の隠れ家』の小出版社特集ムックでアルテスが紹介されました

『男の隠れ家』の別冊ムック『一度は読んでほしい小さな出版社のおもしろい本』(12/25発売)にて、アルテスが紹介されました。岩田書院、ミシマ社、フリースタイル、烏有書林、ナナロク社、夏葉社、鉄筆(掲載順)といっしょに東京の小出版社コーナーに登場(恥ずかしながら鈴木、木村のツーショットも)。その他、地方で頑張っている出版社や雑誌、そしてわれわれ小出版社を応援してくれる地元書店や図書館がたくさん紹介されていて、旅行ガイド本のようにわくわくします。おすすめです!

[木村]

2015年01月11日

松山晋也「INTERVIEWS」第4回 松田美緒を公開しました!


『アルテス』電子版公式サイトの連載「松山晋也のINTERVIEWS」第4回をアップしました。

登場するのは、アルテスが初めて音楽そのものを手がけて発売したCDブック『クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する』の主役、歌手の松田美緒。9日にNHKラジオ第1「すっぴん!」に生出演して大きな反響を呼ぶなど、この作品の評価を高まるいっぽうです。その松田美緒に松山晋也さんがスカイプでインタビュー。彼女の活動を初期からよく知る松山さんが、今回のプロジェクトに賭ける思いや背景を丁寧に引き出してくれました。じっくりお楽しみください!


2015年01月21日

“和田誠著作200冊刊行記念”阿川佐和子さんとの対談を公開しました。


昨年11月にアルテスから刊行した和田誠さんの装丁作品集『Book Covers in Wadaland』は、和田さんの200冊目の著作にあたります。その出版を祝うパーティーの当日、できたてほやほやの本のページをめくりながら、阿川佐和子さん(吉永小百合さん、大竹しのぶさん、糸井重里さん、森山良子さんといった豪華なお客さまが招待されたパーティーでの三谷幸喜さんとの見事な司会ぶりには感服しました)と和田さんの楽しく弾んだお喋りを公開しました! 阿川さんはもちろん、初期の遠藤周作に始まって、星新一、丸谷才一といった作家たちとのエピソードの数々をどうぞお楽しみください。

記事はこちらです↓
“和田誠著作200冊刊行記念対談”
阿川佐和子×和田誠
「僕はあまり進歩してないんだ」 「一貫してるということです!(笑)」


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