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2007年08月21日

[ライヴ]8/23 eX.5 ~大井浩明ピアノリサイタル

作曲家・川島素晴と山根明季子による現代音楽シリーズ「eX.」。8月23日は、ヨーロッパで活躍中のピアニスト・大井浩明の登場。現代音楽のスペシャリストでありながら、近年は古典の活動が多いが、日本ではひさびさの全曲現代音楽によるリサイタル。

8月23日(木) 18時半開場 19時開演 \3000(予約\2500)
原宿・アコスタディオ
◆シェーンベルク/5つのピアノ曲/黄金の仔牛の踊り(川島編/初演)
◆佐藤慶次郎/カリグラフィー
◆クセナキス/ヘルマ
◆川島素晴/ピアニストのためのポリエチュード
 ポリスマン/トランポリン/ポリポリフォニー/新作初演
◆山根明季子/懐疑モデル(新作初演)
◆シュトックハウゼン/ピアノ曲X

大井浩明略歴

[詳細]http://www.komp.jp/07_08_23.html

2007年08月22日

[ライヴ]8/30 三宅榛名ピアノ・ライブ

「8月最後の木曜日、ピアノとエレクトリック・ヴァイオリン、聴きに来ない?」と題して、勝井祐二(elec.vn)をゲストにむかえてのコンサート。

2007/08/30 19:30 start(19:00 open)
渋谷 公園通りクラシックス
一般:予約3,000円/当日3,500円
学生:予約・当日とも2,500円
1 drink付

予約・問い合わせ:03-3464-2701(クラシックス/17:00以降/月曜休)
www.radio-zipangu.com/koendori/

2007年08月22日

[ライヴ]9/21 下山静香ピアノリサイタル

スペインのバロック音楽やモーツァルトなどで評価を得ているピアニスト・下山静香のオール・モーツァルト・リサイタル。サロン所蔵のフォルテピアノ、現代のピアノ、モーツァルトも愛用していたクラヴィコードという3種類の異なる鍵盤楽器によるコンサート。

◎曲目
W.A.モーツァルト
幻想曲 K.397 d moll
ソナタ第2番 K.280 F dur
ソナタ第8番 K.310 a moll
クラヴィコードで聴く初期の作品
幻想曲 K.475 c moll
ソナタ第14番 K.457 c moll

2007/09/21(金)19:30
カルラホール(下記のチラシ参照)
2,500円
主催:I.P.G.W 東京
お問い合わせ:03-3439-7507

下山静香ホームページ

2007年08月22日

[イヴェント]9/1 斎藤信哉/ピアノはなぜ黒い?

話題の書『ピアノはなぜ黒いのか』(幻冬社新書)の作者・斎藤信哉氏によるレクチャー。

2007年9月1日(土)14:00~16:00
場所:サロン・ド・パッサージュ
入場料:大人1,000円(高校生以下無料)

http://www.pianopassage.jp/piano/news/topics.cgi

2007年08月23日

[ライヴ]8/30~9/1 パト・フ初来日

ブラジルのポップ・ロック・バンド、パト・フが来週初来日するそうです。
31日の神楽坂は百人町音樂夜噺(ノルデスチ特集)と重なっちゃってるので、30日のタワレコに行ければと思ってます。

詳しくは大洋レコードのサイトと、中原仁さんのブログをどうぞ。

2007年08月23日

[イヴェント]9/15 レコード・コンサート「ファドの100年」

音楽評論家の北中正和さんから、ご自身が主宰されているレコード・コンサート・シリーズ「世界の音楽を聞くvol.3」のご案内をいただきました。

レコード・コンサート・シリーズ〈世界の音楽を聞くvol.3〉
「ファドの100年~アマリア・ロドリゲスとその周辺」

「アマリア・ロドリゲスだけがファドじゃない。知られざる名手のレア音源を駆使して、有名なわりに実態を知られていない都市型歌謡、ファドの歴史と真髄を徹底追究」というわけで、アナログ音源・美麗ジャケットを多数用意してお待ちしています。

◎9月15日(土)午後3時半開場、4時スタート
渋谷国境の南 電話03-3463-5381
会費1000円(ワンドリンクつき)
司会:蒲田耕二、北中正和、田中勝則

2007年09月01日

[ライヴ]9/24 波多野睦美(歌)+つのだたかし(ギター)

ウェブ開設のごあいさつで「音楽のような本をつくりたい」と書きましたが、このふたりはまさに「本を読むような音楽体験」をあたえてくれる稀有な存在。

モーツァルト、シューベルト、ヴォーン=ウィリアムズ、ピアソラ、武満からスペイン民謡、イギリス古謡、南米の歌まで、「ベスト・オヴ~」的な選曲で、初めての方にもおすすめのプログラムです。

くわしくはダウランド アンド カンパニイのウェブサイトで。
www.linkclub.or.jp/~dowland/

2007年09月04日

[ライヴ]10/16 eX.6~ケージ「Solo for piano」完全上演 他

作曲家・川島素晴と山根明季子による現代音楽シリーズ「eX.(エクスドット)」。

詳細はこちら。
http://www.komp.jp/

2007年09月04日

THE MUSIC PLANTのネットラジオ番組スタート

アイルランドや北欧のトラッドを軸に元気な活動を続けているレコード・レーベル、THE MUSIC PLANTの野崎洋子さんが文化放送のネットラジオで番組をスタートするそうです。

個人的にイチ押しのスウェーデン伝統音楽界の雄ヴェーセン(11月に来日!)をはじめ、アイリッシュ・トラッドで今いちばんかっこいいグループ、ルナサなど、すばらしいミュージシャンをたくさん抱えているレーベルなので、楽しみです。野崎さんのブログもどうぞ。

今のところMac環境では聴けないようですが、アイリッシュ、ケルト、北欧のトラッドに興味のある方はぜひ。ふつうのラジオじゃなかなかかかりませんからね。

このネットラジオ局、サラーム海上さん(『プラネット・インディア』などの著作もある“よろずエキゾ風物”ライター)もDJやってますね。[鈴木]

2007年09月13日

速報! BRASS-FESTA 2008@ティアラこうとう

2005年に編集を担当して刊行した『ブラスの快楽』の著者、関口義人さんが大胆なコンサートを企画してくれました。題して“BRASS-FESTA 2008”。

月刊誌「ラティーナ」での連載やCDライナーの執筆、ワールド・ミュージックのトーク&CDイヴェント「百人町音樂夜噺」の主催(ぼくもずっとお手伝いをしています)など八面六臂の活躍を続けている関口さんは、ジプシーの世界的な研究家としてよく知られるとともに、管楽器の快感にとりつかれた方でもあります。

このBRASS-FESTA 2008には、クレズマー、ジャズ、ラテン、ニューオリンズ、吹奏楽と、なんとも多彩な音楽性のトップ・グループが登場します。これだけさまざまな管楽器音楽が一堂に会するのは初めてのことじゃないでしょうか。さすがジャンル無用の関口さんプロデュース!

ぼくは高校時代から10年ほどブラバンやっていたので(パーカッション、おもにスネア・ドラム担当でした)、金管と木管のまじったあの独特の響きには懐かしさを覚えてしまうのですが、このコンサートはそんな感傷は吹き飛ばす、現役度200%のブラスの饗宴となりそうです。[鈴木]

 * * * * * * * *
会場:ティアラこうとう
参加バンド(出演順):
1/26(SAT)16:00 - 21:00 (20:00)
◎ベツニ・ナンモ・クレズマー 
(梅津和時さん率いる15人編成のクレズマー・バンド。巻上公一さんのヴォーカルも)
◎ 藤井郷子オーケストラ 
(日本JAZZ界きっての先鋭的ビッグバンド。藤井さん、田村さんのNYでの長年の経験に根ざした現代音楽や民族音楽までをも視野に入れた15人編成のビッグバンド)
◎ 熱帯JAZZ楽団  
(世界を席巻したラテンジャズ・バンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスを率いたカルロス管野さん率いる日本最高峰のラテンビッグバンド。管楽器、パーカッション系にスター揃いの17名編成)

1/27(SUN) 15:00 - 20:00 (19;00)
◎ ブラックボトム・ブラスバンド 
(ニューオリンズのセカンドライン・ビートならこのバンド!
ガンボでワイルドな人気ブラスバンド12名編成で登場! )
◎ 交渉中!
◎ 東京校正ウィンド・オーケストラ
(日本を代表する吹奏楽のトップバンド 52人のフルサイズの編成で登場します!!勿論コン・マスは須川展也さん!)

●1/25(金)前夜祭@新宿Naked Loft
 出演:フレイレフ・ジャンボリー(フレイレフはBRASS-FESTA当日もホワイエや周囲でも演奏します)

という訳でミュージシャンだけで160名を招きます。
カンパなど随時歓迎です(笑)
本番、準備期間のボランティアも随時募集!
今月中にHPもスタート予定。チケットは10/中から発売します。
 * * * * * * * *

2007年09月14日

[ウェブ連載]ピティナのウェブサイトで西原稔さんの連載開始!

ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のウェブサイト上で、西原稔さん(桐朋学園大学教授)の連載が始まりました。題して「ピアノの19世紀」。NHKハイビジョンで放映中の『ぴあのピア』の総監修者もつとめておられる西原さんならではの、時代や社会とピアノとのかかわりに焦点をあてた刺激的な内容になりそうです。

◎ピティナのホームページ:http://www.piano.or.jp/

2007年09月23日

[新刊]片山杜秀『近代日本の右翼思想』

弊社からこの冬、音楽評論集を刊行予定の片山杜秀さんが、講談社から「選書メチエ」の1冊として『近代日本の右翼思想』を上梓されました。

音楽関係ではわずかに、伊福部昭の親戚にあたる思想家・伊福部隆彦や團伊玖磨の祖父・團琢磨の名前が出てくるくらいですが、「右翼」という思想がいかに「日本的」であり、精神というよりも身体に根ざすものであるかがよくわかり、片山さんのもうひとつの専門である近代日本の音楽・作曲にも直結する「のっぴきならない」問題であることが実感されます。

「あとがき」の冒頭には、笑いました。[木村]

◎講談社 http://www.kodansha.co.jp/
◎選書メチエ http://shop.kodansha.jp/bc/books/metier/index.html

2007年09月24日

[展示]10/2-11/10〈コダマする書棚 第3回〉マリア・ギナンド「生きる」@合唱センター資料室

社団法人全日本合唱連盟附属合唱センター資料室にて、一昨年から始まった企画展示「コダマする書棚」。毎回異なるひとりの人物の現在の思いを映す書棚を館内に再現する──というこころみ。3回目となる今回はベネズエラの合唱指揮者、マリア・ギナンドによる「書棚」です。

10/20(土)には同資料室にて関連企画として、R. Stenson指揮、St. Mary's Varsity Ensemble(合唱)ほかによる「コンサート‘Library Live’」が開催(18:00開演)。

詳しくは下記へ。

◎合唱センター資料室のページ http://www.jcanet.or.jp/center/index.html

2007年09月24日

[コンサート]10/24 中井正子ピアノリサイタル@浜離宮朝日ホール

2003年より始まった中井正子のドビュッシー・プロジェクト(ピアノ作品全曲演奏、全曲CD録音、全曲実用盤楽譜校訂)の一環の演奏会。「ピアノ作品全曲演奏会III」として、今回は《映像 第1集》《同 第2集》《12の練習曲 第1巻》《同 第2巻》をとりあげる。

◎Pianiste Masako Nakai Official Website http://park10.wakwak.com/~nakaimasako/

2007年09月24日

[ライヴ]10/27 高免信喜(g)@TOKYO TUC

2004年、ボストン・バークリー音楽大学を首席で卒業後、活動拠点をニューヨークに移し、数多くのミュージシャンと共演。全米で演奏活動を展開しているコンポーザー/ギタリストによるライヴ。おすすめです!

◎NOBUKI TAKAMEN official website http://www008.upp.so-net.ne.jp/men-tei/Men-teiJapanese.html
◎TOKYO TUC http://www.tokyouniform.com/tokyotuc/

2007年09月24日

[オペラ]11/15、11/17 モンテヴェルディ《オルフェーオ》@北とぴあ・さくらホール

10/28~11/17に開催される「北とぴあ国際音楽祭2007」の掉尾を飾るオペラ公演。指揮・ヴァイオリンに寺神戸亮、演出に観世流能楽師・野村四郎を迎えて、ちょうど400年前イタリアはマントヴァに生まれた「黄泉帰りの物語」と、同じ時代に日本において確立をみた能の世界との融合がはかられる。

◎北とぴあ国際音楽祭2007 http://www.kitabunka.or.jp/ongakusai/on2007/onindex.htm

2007年09月24日

[コンサート]12/8 波多野睦美+つのだたかし@ハクジュホール

「歌とリュートによるバッハ あなたがそばにいれば」と題して。

《あなたがそばにいれば(Bist du bei mir)》は《アンナ・マクダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集》に収載された愛らしい小品。謹厳実直なイメージのバッハもいいけれど、こういった小品によるやわらかなバッハ・リサイタルも年末にはふさわしい、と思います。[木村]

◎ダウランド アンド カンパニイ http://www.linkclub.or.jp/~dowland/

2007年09月26日

[CD]中井正子/アール・ヌーヴォー~ドビュッシー ピアノ作品全集III

ピアニスト中井正子が2003年から手がけている「ドビュッシー・プロジェクト」(ピアノ作品全曲演奏、全曲CD、全曲楽譜校訂)。今回のCD収録作品は《映像第1集》(1905)、《同第2集》(1907)、《12の練習曲》(1915)。

◎コジマ録音 http://www.kojimarokuon.com/index2.html
◎Pianiste Nakai Masako Official Website http://park10.wakwak.com/~nakaimasako/

2007年10月02日

[コンサート]10/18 モノフォニー・コンソート2007「つらなる響き~植物の形姿 其の五」@自由学園明日館講堂

モノフォニー・コンソート2007「つらなる響き~植物の形姿 其の五」
【日時】2007年10月18日(木)19:00開演(18:30開場)
【場所】自由学園・明日館 講堂(東京都豊島区西池袋2-31-3) tel:
03-3971-7535
【演奏】モノフォニー・コンソート:西陽子(箏) 丸田美紀(箏) 石川高(笙)
    ゲスト:鈴木理恵子(ヴァイオリン)
【曲目】:藤枝守作曲《植物文様》シリーズから
・第十四集~無伴奏ヴァイオリン曲集~全曲版東京初演
・第四集~ヴァイオリンと笙による二重奏曲集
・第十集(二面の箏による)~改訂初演
・第十七集(笙と二面の箏による)~新作初演
・第十八集(バイオリン、笙、二面の箏による)~新作初演
【お問合せ・マネジメント】コンサートイマジン 03-3235-7772
【制作協力】MILESTONE ART WORKS  http://www.milestone-art.com/
【協力】トーキングアート
【チケット】(全席自由・税込)前売:¥3,000  当日:¥3,500
【チケット取扱い】
  コンサートイマジン:03-3235-3777
            http://www.concert.co.jp/ticket/index.html
  チケットぴあ:0570-02-9990
  東京文化会館チケットサービス:03-5815-5452

2007年10月02日

ユッスーの映画

ぼくがもっとも惚れ込んでいる同世代のミュージシャンのひとりであり、昨夏も何度目かの来日を果たし元気な姿を見せてくれたセネガルのスーパースター、ユッスー・ンドゥールの記録映画が、音楽評論家北中正和さんのブログで紹介されていました。

この『Return To Goree』は、ユッスーが「ジャズ・ミュージシャンと共に、アメリカ、ルクセンブルグ、セネガルでセッションしながら、アフリカの音楽とジャズやゴスペルの間に橋渡しを試みる」映画で、最後はアフリカからの奴隷“出荷”の基地だったゴレ島でのライヴだそうです。ライヴのシーンは少ないとのことですが、コンセプトもたいへん興味深いですし、あのユッスーが立ち、歩き、笑い、話すのがたっぷり見られるわけですから、見逃すわけにはいきません。来年の日本公開を楽しみに待ちたいと思います。[鈴木]

2007年10月07日

[イベント]11/4 タクト音楽祭(企画・演出 好田タクト)@浅草東洋館

敏腕編集者にして音楽ジャーナリストの畏友・岩野裕一氏が今もっとも入れ込んでいる指揮者、それが好田タクト(こうだ・たくと)だ。

カラヤン、レヴァイン、カルロス・クライバー、ストコフスキー、小澤征爾、朝比奈隆……ありとあらゆる有名指揮者の形態模写を、「指揮者なんて見たこともない」演芸場のお客さんの前でやり、しかも笑いをとる? しかも、「平成19年度 文化庁芸術祭参加公演」?? どんな芸人だ???

脳裏に「?」マークが3つ以上並んだ人は、11/4(日)18:30、浅草東洋館へ集結![木村]


◎好田タクトの世界(公式ホームページ) http://www.geocities.jp/butsuzou28/index.html

2007年10月09日

[ライヴ/イヴェント] 10/31 オーケストラ・プロジェクト2007@東京芸術劇場大ホール

[現代音楽1世紀─未来への展望─」と題し、山内雅弘、藤原嘉文、宮崎滋、柳田孝義の4人の作曲家による管弦楽作品を、飯森範親指揮/東京交響楽団が演奏する。

開演は19:00だが18:15から4人の出品作曲家が自作を語るプレトークがおこなわれる。

◎オーケストラ・プロジェクト http://www.orch-proj.org/

2007年10月27日

本/雑誌 好田タクト(著)『世界一楽しい タクトのクラシック音楽館』(実業之日本社)

 「世界で唯一、指揮者の形態模写を演じ続ける伝説のコメディアン」によるクラシック入門書。

 凡百の類書が「クラシック入門」とうたいながら、じつは「クラシックの歴史概説」だったり「作曲家の裏話紹介」だったりするなかで、この本は「入門書の鑑」といえるくらいにまっとうな本。「音楽が好きで好きでたまらない!」──その気持ちがストレートに伝わってきて、「そんなにいうならクラシック、ちょっとだけ聴いてみよっか……」という気持ちにさせてくれることうけあい。もちろん、蘊蓄も満載です。[木村]

◎実業之日本社 http://www.j-n.co.jp/

2007年11月03日

イヴェント 11/16 片山杜秀「現代音楽超入門」@朝日カルチャーセンター新宿

 評論家・片山杜秀さんによる「現代音楽ギライ矯正講座」(?)。チラシによれば「《この道》の山田耕筰は、リヒャルト・シュトラウスを模範としました。そのライヴァルで《海ゆかば》の信時潔が尊敬していたのは、バッハでした。山田や信時に反発した次の世代は、ベートーヴェンやマーラーやラヴェルを愛好しました。そして戦後になると、親ドビュッシーの武満徹と親ストラヴィンスキーの黛敏郎が覇権を争います。西洋の大作曲家たちが、実際の音楽史とは違う順番で、影響を与えていったのです。なぜそういう順番になったかを考えると、日本の近現代の音楽史が早分かりできるという話になればと、思っています」(講師記)とのこと。おもしろそ~。
 カルチャーセンターの講座ながら、仕事人にもありがたい平日夜の開講です。

◎日時:2007年11月16日(金)19:00~20:30
◎受講料(税込み):会員2,940円/一般3,570円(入会不要)
          ACC学生会員1,000円
◎場所:新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)

 お申込はこちらから。

2007年11月19日

ライヴ/コンサート 2008/02/27 波多野睦美 キャバレー・ソングを歌う@王子ホール

コール・ポーター、ガーシュイン、ブリテン、プーランク、ヴァイル、谷川賢作、武満徹……。作曲家の名前を並べただけでも期待がいや増します! 近年レパートリーの幅をますます自在に広げるメゾ・ソプラノ、波多野睦美さんと、伴奏のスペシャリストとして、また自身のジャンルを超えた活動で注目されるピアノの山田武彦さんによる「大人の一夜」。[木村]

◎王子ホール チケットセンター:03-3567-9990
 www.ojihall.jp

2007年11月25日

ライヴ/コンサート|2007/02/16|再現演奏会1941-1945~日本音楽文化協会の時代~

洋楽文化史研究会(会長:長木誠司、代表幹事:戸ノ下達也)の企画により、1941年11月に発会し1945年10月に解散した社団法人日本音楽文化協会にかかわる楽曲のなかから、器楽曲や歌を中心にピックアップして再構成し、当時の「音」を再現する演奏会が開催されます。戦時期の社会と音楽のかかわり、そして戦後にいたる音楽の流れを探る試みです。[木村]


1.開催日時 2008年2月16日(土)13:00開場/13:30開演
2.会  場 旧東京音楽学校奏楽堂(上野)
3.出  演 ピアノ:寺嶋陸也、藤岡由記
       フルート:荒川 洋
       指揮:栗山文昭、合唱:コーロ・カロス
       (ピアノ伴奏:寺嶋陸也)
4.曲  目 早坂文雄/室内のためのピアノ小品集より
       清瀬保二/第2ピアノ曲集
       安部幸明/フルートとピアノのためのソナタ第1番
       山田耕筰/燃ゆる大空
       山田耕筰/音楽挺身隊歌
       信時 潔/日本の母の歌
       古関裕而/愛国の花
       高木東六/空の神兵
       柴田南雄/二つの混声合唱曲作品6「霞立つ」
       柴田南雄/二つの混声合唱曲作品6「梅咲きぬ」 ほか
       (曲順は未定)
       ※演奏会に先立ち、洋楽文化史研究会会員による
        プレトーク(長木誠司&片山杜秀&戸ノ下達也)を
        予定しております。
5.主  催 洋楽文化史研究会「再現演奏会1941-1945
       ~日本音楽文化協会の時代~」実行委員会
       (実行委員長・畑中良輔)
6.チケット 2,500円(全席自由席)
       ※2007年11月30日より「チケットぴあ」にて発売

◎お問合せ:洋楽文化史研究会 電話090-2533-0980

2007年12月25日

新刊|小鍛冶邦隆(著)『作曲の技法』音楽之友社

これは画期的な本です!

作曲家で東京現代音楽アンサンブルCOmeTのディレクター・指揮者、東京藝術大学准教授の小鍛冶邦隆氏による作曲法概説。副題は「バッハからヴェーベルンまで」、オビには「作曲技法の歴史的変遷を実際の音楽作品から読み解く」とありますから、通史的な記述と思いきやさにあらず。「対位法」「ソナタ形式」「無調」といった作曲法の重要なタームをめぐって、たとえば「バッハとヴェーベルン」、たとえば「ブラームスとシェーンベルク」が対比され、作曲という行為の要諦がが「モデル(規範)とエクリチュール(書法)の再発見」(これもオビより)にあるのだということが主張されています。

作曲家をめざす学生だけでなく、作曲という行為に関心をもつひと、音楽様式の変遷に関心をもつひとにとって必読の書です。[木村]

http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=106050

2008年01月11日

プレミアム10/絆・被災地をつなぐ“こころの歌”~阪神大震災から13年

というタイトルのドキュメンタリー番組が、今月18日(金)の夜10時から11時30分まで、NHK総合で放映されます。

「神戸の長田区、新潟の山古志村、スマトラという3つの被災地を、それぞれに因んだ曲で繋げる」企画だそうで、神戸にちなんだ曲は“もちろん”「満月の夕」。これは僕が結成以来強く支持し続けているバンド、ソウル・フラワー・ユニオンとヒートウェイヴの山口洋が被災後まもなく現地に入って、避難テントを回って歌い続けた経験から作られた曲です。ライヴでCDでこれまでに何百回聴いたか分からない名曲中の名曲がモチーフになる番組ですから見逃すわけにはいきません。

阪神淡路大震災からちょうど1年後の日に、その長田区にある長田神社で、ソウル・フワラーの伊丹英子や中川敬らと地元の人たちが中心になって催したライヴ・イヴェント『つづら折りの宴』には日帰りで参加しました。足下からしみてくる強烈な底冷えは今も忘れられません。音楽が商品化を前提として作られ流通することが当たり前のようになって疑問を持つ人が少なくなっている今、音楽はいったいどこからだれによって生まれ、だれが伝えていくのか、を考えさせられました。

そんな意味でもぜひ注目したい番組です。[鈴木]

2008年07月08日

日本音楽即興学会

作曲家・即興演奏家・音楽療法研究者の若尾裕さんからメールが届きました。日本音楽即興学会の立ちあげを準備されているそうです。そのステイトメントを以下にご紹介します。たいへん興味深い学会で、これからの展開に注視していきたいと思います。

また、カワイ音楽教育研究会が発行する雑誌『あんさんぶる』7月号の若尾さんの連載ページでも、この学会のことが語られています。

[木村]

>> 詳細

2008年07月12日

アントネッロ濱田芳通さんのインタビュー

音楽評論家・北中正和さんが、古楽グループのアントネッロのリーダー、濱田芳通さんのインタビューをご自身のサイトにアップされています。じつにじつに想像力を刺激される内容ですので、古楽ファンじゃない方もぜひご一読を。ぼくは一緒に並んで掲載されている高田みち子さんの大ファンでもありまして、アントネッロは先だって東京文化会館でコンサートを見てきたばかり。北中さんにはツボを突かれまくりで悶絶してます^^。

[鈴木]

2008年11月09日

林光を特集した映画祭が開催中!

シネマート六本木にて、11/8(土)から21(金)まで「映画音楽家・林光の世界」という映画祭が開催中です。弊社刊行の片山杜秀『音盤考現学』でも論じられた『裸の島』(1960/新藤兼人監督)をはじめ、『第五福竜丸』(1959/新藤兼人監督)、『少年』(1969/大島渚監督)など12作品を一挙上映。11/16(日)14:00の回の上映後には、今月弊社より新著『無伴奏』を上梓する小沼純一さんと片山杜秀さんが登場し、林光の映画音楽の魅力を語ります。お見逃しなく!

[11/10追記]11/16(日)には小沼純一さんの『無伴奏』、片山杜秀さんの『音盤考現学』および『音盤博物誌』を会場で販売させていただくことになりました。

[木村]

◎公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/atg/index.html

2008年11月16日

ジャン・フルネ追悼番組のお知らせ

評論家・ジャーナリストの岩野裕一さんから、ジャン・フルネ追悼番組のお知らせをいただきました。本日夜です。お時間のゆるす方はぜひ。以下、メールをそのまま掲載させていただきます。

去る11月3日、世界最高齢のフランス人指揮者ジャン・フルネ氏が、95歳で亡くなりました。

フルネ氏は、日本のオーケストラとも深いかかわりをもった人物で、海外在住の外国人指揮者として、もっとも長期間(1958年から2005年まで47年間)にわたり、もっとも数多く(13楽団)日本のオケを指揮した、最大級の功労者でした。私は、朝比奈隆氏と並ぶマエストロとしてフルネ氏を尊敬し、晩年には直接多くを学ぶことができました。

氏を偲んで、急遽NHK−BS2(衛星第2テレビ)が追悼番組を放送することになりましたので、ご縁のある皆さんにぜひご覧いただきたく、お知らせいたします。

 08年11月16日(日)24:40〜
 クラシック ロイヤルシート

「ジャン・フルネ ラストコンサート」と題されたこの番組は、2005年12月に東京都交響楽団を指揮して行なった指揮者引退公演の模様を全曲放送するもので、このとき92歳だったフルネ氏が、献身的なオーケストラとともに感動的な音楽を奏でます。なお、番組の冒頭に小生とピアニストの伊藤恵さんがコメントをしております。

[木村]

2008年11月18日

寺神戸亮さんのバッハ《無伴奏チェロ組曲》ツアー

11/22(金)に発売となる新刊、小沼純一さんの『無伴奏』に素晴らしいコメントを寄せてくださったヴァイオリニスト・指揮者の寺神戸亮さんのツアーがもうすぐ始まります(12/4〜16東京・埼玉・大阪・静岡)。詳細は以下のページをご覧ください。
http://lesboreades.info/RyoTerakado/newpage3.html

曲はJ. S. バッハ《無伴奏チェロ組曲》全曲。ヴァイオリニストがなぜチェロを!? じつは寺神戸さんは最近復元された古楽器「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」の世界でも数少ない奏者のひとり。「スパッラ」とは「肩」の意。つまり「肩掛けチェロ」です。バッハのこの名曲は、じつはこの楽器のために書かれた可能性もあるそうで、寺神戸さんはみずからの演奏で、その謎にせまります(CDもリリースされています)。

ツアーでは「無伴奏つながり」(?)ということで、書籍『無伴奏』も販売していただけることになりました。寺神戸さんのCDなどと並んで置いていただいていることと思いますので、みなさまどうぞ手にとってご覧ください。

しかし、ヴァイオリニストがチェロの作品まで弾くようになったら、チェリストの仕事はあがったり?? たしかに縦にして足に挟んだり、エンドピンで支えたりして弾くよりも弾きやすそうな気が……。そのあたりもぜひ、実際の演奏にふれて、ご確認ください。

[木村]

2009年01月09日

小鍛冶邦隆さんがメシアンについて講演します

アルテスのウェブサイトで「音楽・知のメモリア」を好評連載中の作曲家・小鍛冶邦隆さんが1/26(月)、日仏会館にてメシアン生誕100年記念講演をおこないます。

小鍛冶さんとともに出演し、メシアンとブーレーズのピアノ曲を演奏する奥田ななみさんは現在中学2年生。小学6年生のときに第17回「朝日現代音楽賞」・第7回現代音楽コンクール“競楽Ⅶ”に入選、聴衆賞を受賞した話題の逸材です。

詳細は以下をご覧ください。

【日仏会館レクチャー・コンサート】オリヴィエ・メシアン生誕100年「オリヴィエ・メシアンと戦後前衛音楽」

[木村]

2009年01月14日

「題名のない音楽会」に片山杜秀さんが登場!

テレビ朝日の長寿番組「題名のない音楽会」が、世界に誇るべき日本の作曲家に光をあてる「日本の巨匠」というシリーズを開始。その第1回に番組の初代司会者でもあった黛敏郎をとりあげるそうですが、ゲストとして片山杜秀さんが登場し、楽曲の解説をするそうです。放映日時は2/1(日)午前9:00〜9:30。お見逃しなく!

◎詳細はこちら:
日本の近代音楽、そして「題名のない音楽会」の礎を築いた 大作曲家、黛敏郎

[木村]

2009年02月20日

小沼さん+無伴奏6時間!

小沼純一さんがミュージックバードに出演し、『無伴奏』を語ります。番組の詳細は以下。

3月1日(日)18:00〜24:00 再放送3月7日(土)12:00〜18:00
ウィークエンド・スペシャル〜「無伴奏」ラビリンス
MUSICBIRD THE CLASSIC

3月1日/「無伴奏」ラビリンス! (ゲスト・小沼純一)
3月1日は、昨年暮れ、『無伴奏』(アルテスパブリッシング)と題した著書を発表した音楽文化論の小沼純一氏を迎えます。バッハ(以前)からイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに至る無伴奏ヴァイオリン曲の系譜をたどり、一人で演奏することの意味、そしてヨーロッパの作品に刻印されたフィドルの記憶などを語ります。最初の1時間は著書に基づいた対談、そしてあとの5時間は小沼氏の選曲による「300年にわたる無伴奏ヴァイオリンのラビリンス!」。聴き応えあります。

http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/theclassic/index.html#the_classic

※MUSICBIRDはTOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。
クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする「PCM Fun Club」の会員募集中。
お問合せは03-3221-9000
http://www.musicbird.jp/
PCMファンクラブのお申し込みは03-3261-8155
http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html

なお、音楽プロデューサーの平井洋さんのブログでも、この番組が紹介されています。

放送予定の「無伴奏」名曲の数々は以下のとおりです。

テレマン/無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第1番 変ロ長調  寺神戸亮(Vn)
バルツァー/「ジョン、来て、キスして」によるディヴィジョン ト長調  寺神戸亮(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001  ギドン・クレーメル(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調Op27-1  ギドン・クレーメル(Vn)
パガニーニ/24の奇想曲第24番イ短調  トーマス・ツェートマイヤー(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006  アルテュール・グリュミオー(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調Op27-2  ローラン・コルシア(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番二短調BWV1004  シギスヴァルト・クイケン(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調「バラード」Op27-3  瀬﨑明日香(Vn)
クライスラー/レシタティーヴォとカプリスOp6  大谷康子(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op27-4  トーマス・ツェートマイヤー(Vn)
アイルランド伝承曲/マリンの少年たち~砂砂利  トミー・ピープルズ(フィドル)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調Op27-5  ローラン・コルシア(Vn)
ヒンデミット/無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp31-2  イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調Op27-6  瀬川祥子(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002  ヘンリク・シェリング(Vn)
バルトーク/無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz117  ミリヤム・コンツェン(Vn)
プロコフィエフ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op115  ギドン・クレーメル(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003  ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)
オネゲル/無伴奏ヴァイオリン・ソナタH143  ドン=スク・カン(Vn)
ベリオ/セクエンツァⅧ  ジャンヌ=マリー・コンケール(Vn)
高橋悠治/7つのバラがやぶにさく  鈴木理恵子(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第第3番ハ長調BWV1005  ギドン・クレーメル(Vn)

[木村]

2009年02月22日

藝大「創造の杜」で小鍛冶邦隆さんの新作初演

当ウェブサイトにて「音楽・知のメモリア」を好評連載中の作曲家・小鍛冶邦隆さんのオーケストラ作品が、高関健指揮・藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)の演奏で初演されます。その他の曲目は、藝大作曲科大学院生の作品2作、松村禎三氏の《ゲッセマネの夜に》(2002)。詳細は以下。

創造の杜‘09 藝大現代音楽の夕べ
http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20090416.html

[木村]

2009年03月01日

ショパンのピアノ作品全曲演奏会

まだ2009年も始動したばかりですが、来年2010年のショパン生誕200周年に向け、渋谷にあるタカギクラヴィア松濤サロンでは、ショパンの全ピアノ作品を演奏する連続演奏会を開催。第1回は、ショパンの誕生日である3月1日よりスタートするというこのシリーズ、約1年間、全12回に渡ってショパンのピアノ曲を作品番号順に演奏し、さらにショパン研究家と演奏家によるトークを交えて作品と生涯をわかりやすく解説するという試み。「目の前で本物の演奏を楽しめるサロンこそがショパン音楽の神髄。これを聴けばショパンのすべてがわかる!」と銘打ったこの連続演奏会、タカギクラヴィアがこの演奏会のために厳選したスタインウェイの音色も聴きどころです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
http://takagiklavier.com/

 2009年3月1日(日)
 開場 13:30 開演14:00 料金¥3,500
 タカギクラヴィア 松濤サロン
 (全席指定 50名様限定 飲物付)
 ◇遠藤眞澄(ピアノ)  小坂裕子(解説)
 ◇PROGRAM
  作品1 ロンド ハ短調
  作品4 ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調
  作品5 マズルカ風ロンド へ長調
  作品6 4つのマズルカ
  作品7 5つのマズルカ

この演奏会シリーズと連動して、アルテスでも小坂裕子さんによるWEB連載「ショパン 作品でたどる、その生涯」を現在準備中。こちらもどうぞご期待ください!

[松岡]

2009年03月01日

プレ生誕200年記念のショパン連続演奏会、好発進!

本日3月1日は、ショパンの199回目の誕生日。この記念すべき日にあわせて、ショパンピアノ全作品連続演奏会の第1回目が、渋谷のタカギクラヴィア松濤サロンで行われました。定員50名の小さな会場は、客席とピアノの距離がとても近くて、まさしくサロン! ピアニストの指がよく見えるどころか、その息使いまで感じさせる親しみに満ちた空間は、サロンで育ったショパンの演奏会にぴったりの場所。そこではピアニストの遠藤眞澄さん、解説の小坂裕子さん、フロアのお客さんの熱気が相まって、とてもぜいたくで濃密な演奏会でした。

さらに特筆すべきは今日使われたピアノ。1887年製で、美しいローズウッドのボディを持ったこのニューヨーク・スタインウェイのピアノは、かつてホロヴィッツが来日した際「すばらしいピアノだ! 私のピアノを持ってくる必要はなかった。これだったらコンサートに使える!」と絶賛したもの。現代のグランドピアノよりも一昔前の作られたこのピアノは、さまざまな音色と倍音にあふれていて、遠藤さんの演奏を終始支え続け、すばらしい音を響かせていました。

今日は若き日のショパン作品が中心ということもあり、技巧的にもショパンの意欲に満ちた、難しい作品が並んだプログラムでしたが、間近に見える遠藤さんの指の動きからその難曲ぶりを感じるだけでなく、万華鏡のように色合いが移り変わる音の響きを浴びた2時間でした。

この連続演奏会、必聴です! 第2回は4月4日(土)ですので、東京近郊にお住まいの方は、ぜひチェックしてみてください。

[松岡]

 2009年4月4日(土)
 開演17:00 料金¥3,500
 タカギクラヴィア 松濤サロン
 (全席指定 50名様限定 飲物付)
 ◇中井恒仁(ピアノ)  小坂裕子(解説)
 ◇PROGRAM
  作品9 3つのノクターン
  作品10 12の練習曲
  作品12 華麗なる変奏曲
  作品15 3つのノクターン
 http://takagiklavier.com/

2009年03月03日

川島素晴さんが第27回中島健蔵音楽賞を受賞

作曲家の川島素晴さんが第27回中島健蔵音楽賞を受賞(もうひとりの受賞者はピアニストの児玉桃さん)、本日(3/3)、大手町の銀行倶楽部3階ホールにて贈呈式がおこなわれました。

川島さんの受賞は、その創作活動はもとより、すでに17年におよぶという現代音楽演奏会の企画・プロデュースの実績を高く評価されてのもの。わたしも昨年の湯浅譲二個展、甲斐説宗個展はじめ、川島さんプロデュースの「eX.(エクスドット)」シリーズは親しく聴かせていただいていますが、川島さんはじめ若手音楽家の純粋なリスペクトが湯浅、甲斐、ケージ、シュトックハウゼン、ファーニホウといった大家の作品へ一直線に向かう様子がすがすがしく、また徹底的な分析にもとづく説得力のある演奏もすばらしく(毎回、演奏会に数日先だってレクチャーがおこなわれる徹底ぶり)、閉塞的な状況にある現代音楽の世界をいっきに変えてくれるのではという予感を感じさせます。おそらくそうした切実な期待も今回の授賞にはこめられているのでしょう。

川島さんは、(まだ)アルテスの著者ではありませんが、じつは会社創立のころから、「ぜひ、誰も書いたことのない新時代の現代音楽入門書を!」と執筆をお願いしております。作曲、プロデュースのほかに、文筆の世界でも、現代音楽の世界に革命をおこしてもらいたいと心から願っています。

直近の「eX.」は甲斐史子(vn)と大須賀かおり(p)によるデュオ「ROSCO」が川島さんと、このシリーズのもうひとりのプロデューサーである山根明季子さんの作品を演奏するというもの。3/14(土)に「experiments」(レクチャー)、3/19(月)に「live」がおこなわれます。詳細は以下で。
http://www.komp.jp/

[木村]

2009年04月02日

藍川由美「日本のうた編年体コンサート」

ソプラノ歌手の藍川由美さんは、これまでに700曲以上の日本の歌を、ジャンルごと、作家ごとにCDに収録してこられましたが、このほどそれらを時代ごとにまとめて歌うコンサートを企画。解説に片山杜秀さんをむかえ、この5月から年2回ていどのペースで開催するそうです。

現在、決まっているのは以下の2回。

1 明治維新〜日清戦争(1894-5)
2009年5月9日(土)19:00開演/東京文化会館小ホール
演奏:藍川由美(ソプラノ) 花岡聖子(三味線) 石井理恵(ピアノ) 話:片山杜秀

2 瀧廉太郎(1879-1903)〜日露戦争(1904-5)
2009年10月5日(月)19:00開演/東京文化会館小ホール
演奏:藍川由美(ソプラノ) 石井理恵(ピアノ) 話:片山杜秀

詳細はこちら
http://www.jade.dti.ne.jp/~onodera/hennentai.html

これまでなんの気なしに聴いてきた、歌ってきた身近な歌が、「時代」という文脈におくと、また違った姿を見せてくれるのではないかと思います。おすすめです!

[木村]

2009年04月06日

クリエイティヴ・コアの新サイトに注目!

オペラDVDを意欲的にリリースしているクリエイティヴ・コアが、オペラを中心にしたクラシック情報ページ「クラシックかわらばんWEB」を開設しました。

クラシックかわらばんWEB
http://www.classic-kawaraban.com/

同社のDVDリリース情報がメイン・コンテンツですが、注目はトップページ右側のカラムに並んだ「オペラ・コラム道場」のコーナー。弊社から来月上旬、『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』を出版する広瀬大介さんによる「なりきりオペラ・ガイド〜脇役だってこれだけは言いたい〜」、『音盤考現学』『音盤博物誌』の著者、片山杜秀さんによる「新オペラ演出論〜歌劇場、爆破したのはいいけれど〜」、そして細馬宏通さんの「交換されるオペラ:オペラ絵はがきの時代」、吉田光司さんの「オペラ・ニュース月報〜マンスリー“オペラチック”レポート」と充実の連載コラムがめじろおし! 今後、どんな展開があるのか、目が離せません。

みなさんもぜひいちど、訪問してみてください。

[木村]

2009年04月06日

大盛況! ショパン・ピアノ全作品演奏会第2回

2010年のショパン・イヤーに向けて好発進した「ショパン・ピアノ全作品連続演奏会」。4/4(土)、第2回がおこなわれました。第2回は「パリで活躍する若きショパン(22才〜23才)」と題し、《3つのノクターン》作品9、《華麗なる変奏曲》作品12、《3つのノクターン》作品15、《12の練習曲》作品10の4作品を、中井恒仁(のぶひと)さんのピアノと小坂裕子さんの解説で楽しみました。

「超」有名曲といっていい作品9のノクターン、そして《別れの曲》や《黒鍵》《革命》などを含む作品10のエチュード集が演奏されるということもあってか、全席完売の大盛況でしたが、ふだんは単独で聴くことの多いそれらの有名曲も、ひと組の作品という文脈のなかで、加えて、小坂さんの解説により、1832〜33年という時代、パリという土地、リストをはじめとする被献呈者などの背景を知ったうえで聴くことにより、まったく違う相貌を見せてくれます。とくに、エチュードの最後に配された《革命のエチュード》は、ポーランドの革命に寄せるショパンの激烈な思いが、右手の付点付きの和音、左手の16分音符のフレーズのための練習曲という形式のなかに、軋みをひびかせながら収まっていて、そのことがかえって尋常ならざる印象をあたえます。

中井さんの透徹した解釈と力強い演奏、そして、この連続演奏会の影の主役ともいうべき1887年製のスタインウェイの音色(香りたつ高音のピアニッシモ、低音のパッセージの粒だちの素晴らしいこと!)があいまって、ショパンの音楽の理解に深みをあたえていたことはいうまでもありません。

次回は4/29(水・祝)14:00よりタカギクラヴィア松濤サロンにて開催。ピアニスト:武田美和子さん、解説:小坂裕子さんで「ショパン 友情と再会(21才〜25才)と題して、《4つのマズルカ》作品17、《華麗なる大円舞曲》作品18、《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》作品22、《バラード第1番》作品23などを楽しみます。

なお、小坂裕子さんの解説は、アルテスのウェブサイトでも連載中です。

タカギクラヴィア
http://takagiklavier.com/

小坂裕子「ショパン 作品でたどる、その生涯」
http://www.artespublishing.com/serial/kosaka/index.html

[木村]

2009年04月13日

岡田暁生さん、片山杜秀さん、21世紀の音楽批評を語る!

さきごろ『ピアニストになりたい!』(春秋社)で芸術選奨新人賞を受賞した音楽学者の岡田暁生さん(京都大学准教授)と、『音盤考現学』『音盤博物誌』(弊社刊)で吉田秀和賞、サントリー学芸賞に輝いた片山杜秀さん(慶應義塾大学准教授)が、ガチンコ対決! 「21世紀の音楽批評を語る」と題して、京都大学人文科学研究所にて、「音楽を語る」ことについての思いのたけを語り倒します! 詳細は以下。

人文研アカデミー2009
「21世紀の音楽批評を考える」
2009年6月2日(火)18:00〜20:00
岡田暁生×片山杜秀
京都大学人文科学研究所本館4F・大会議室
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
問い合わせ:京都大学人文科学研究所総務掛 Tel.075-753-6902
ホームページ:http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp
(チラシのPDFファイルはこちら

なお、この対談は、近い将来、弊社より刊行予定の岡田×片山対談本に収録予定です。現在もっとも面白く、刺激的な音楽批評家という評価の高いふたりの爆談トーク! 歴史の生まれる瞬間にあなたも遭遇してください!

[木村]

2009年04月27日

ヴェーセンのフリー・コンサート

2004年に初来日し、ただいま5度目の日本ツアー中のヴェーセン。スウェーデンの伝統的な楽器「ニッケルハルパ」にヴィオラとアコースティック・ギターというトリオ編成の彼らは、ぼくがこの7〜8年もっとも入れ込んでいるバンドで、前の会社を辞めた2006年にはスウェーデンまで出かけて彼らを訪ねたりもしました。今回の彼らはひときわ絶好調で、連日至福のときを過ごさせてもらってます。そして今日27日に彼らは首都圏では最後の、しかも入場無料のコンサートを行ないます。またとないチャンスですでの、そこまで言うなら聴いてみようか、という方はぜひお出かけ下さい。日本橋三井タワーのアトリウムで18時30分からです。どんなジャンルの音楽をお好きな方にも自信をもってお薦めします。[鈴木]

2009年04月29日

同志社女子大学でセヴラックの歌曲をめぐるレクチャー・コンサート

デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)といえば、ドビュッシーやラヴェルと同時代を生き、「地方主義」を標榜して故郷の南フランスで、「土の香り」(ドビュッシー)のするピアノ曲や歌曲などをつくったフランス近代の作曲家。舘野泉さんほかの活動でピアノ曲については日本でもずいぶん聴くことができるようになりましたし、フランスの哲学者V. ジャンケレヴィッチの著作(近藤秀樹訳『遙かなる現前』春秋社)でも、アルベニスやモンポウとともに親しく論じられていて、フランス音楽愛好家にとっては、「気になる作曲家」の筆頭にあげられるひとりではないでしょうか?

そのセヴラックの歌曲に焦点をあてたレクチャー・コンサートが、このたび同志社女子大学で開催されます。同大学教授(音楽美学、音楽哲学)の椎名亮輔さんによるお話と、ソプラノ歌手の奈良ゆみさんによる演奏(ピアノは椎名さん)という二部構成。西洋音楽の時間論を道元、西田、廣松といった日本思想から逆照射した快著『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)の著者と、松平頼則ほか現代音楽作曲家にとってのミューズとして知られる歌手による、充実した内容になることまちがいなしの催しです。

詳細は以下のとおりです。

2009年度 同志社女子大学学芸学部音楽学科 公開講座

奈良 ゆみ
デオダ・ド・セヴラックの歌曲
レクチャーコンサート

第1部 レクチャー
「セヴラックの歌曲について:芸術とフォークロア」
お話:椎名亮輔(同志社女子大学教授)

第2部 コンサート
セヴラック作曲の歌曲および編曲
《空は、屋根の向こうで……》《雪模様》《私のかわいいお人形》ほか
     
ソプラノ:奈良ゆみ
ピアノ:椎名亮輔

《プロフィール》
奈良ゆみ (ソプラノ)
幼い頃より、グレゴリア聖歌、詩吟、タンゴに親しむ。相愛大学声楽科在学中にフランス音楽に魅かれ、卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、メシアンに注目される。以後、パリを拠点としてヨーロッパ各地で盛んな演奏活動を展開。色彩感にあふれた声と創造的な表現力は、とりわけ現代音楽の分野で注目を集め、多くの現代作曲家が彼女に曲を捧げている。メシアンの『ハラウィ』をはじめとして、シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』、モーリス・オハナのモノオペラ『三つの御花(オハナ)の物語)、さらに、ジャン・クロード・エロワの作品『リベラシオン』や、松平頼則のモノオペラ『源氏物語』の歌い手として、日本の音楽・文化が西洋の現代音楽と結びつく可能性を明示した。

〈日 時〉 2009年 6月10日 (水) 15:30〜
〈場 所〉頌啓館ホール(京田辺キャンパス)
近鉄興戸駅下車、徒歩約10分、JR同志社前駅下車、徒歩3分  
入場無料
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
主催・お問い合わせ/同志社女子大学音楽学科事務室 (0774-65-8501)

[木村]

2009年05月01日

高木裕さんの「たたかうピアノ」

ショパン・ピアノ全作品連続演奏会」などでアルテスもご協力させていただいているタカギクラヴィアの高木裕さんは、『スタインウェイ戦争』(洋泉社新書y)という快著でも知られる方。スタインウェイをはじめとするピアノという楽器や、ピアノ音楽の歴史、わが国の音楽産業について、オリジナリティあふれる見識をもつ識者でもあります。

その高木さんのトークイヴェントが開催されます。場所は自由学園明日館講堂。夏の宵、重要文化財でもある歴史的建造物のなかで、「目からウロコ」の音楽談義が展開されるはずです。

詳細はユージン・ミュージック・プランニングの坂元勇仁さんのブログ「ゆ〜たん音楽堂」より、引用させていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/u_turn3/e/b07234cd0c5b7bdb1efcd4db29c77c8e

ゆ〜たん音楽堂 Presents

★全3夜★

≪音楽寺子屋≫ 真夏のトーク・セッション
高木 裕の「たたかうピアノ」

- 目白のあの重要文化財 明日館で こんな刺激的なトークがあっていいのか!!-
- 稀代のピアノ・プロデューサー 高木 裕が語り尽くす ピアノ、音楽、そしてその半生 -

乞う、ご期待!!

とき:2009年7月18日/8月8日/9月12日 ◎すべて土曜日
   午後5時30分 開場、午後6時 スタート

ところ:自由学園明日館 大教室タリアセン
     http://www.jiyu.jp/

寺子屋師範 高木 裕(ピアノ・プロデューサー/タカギクラヴィア㈱ 代表取締役)
聞き手 坂元勇仁(ゆ〜たん音楽堂店主/レコーディング・ディレクター)

入場料:各回 1,500円(お茶付)

主催: ㈲ユージンミュージックプラニング
    TEL 03-3239-1906/FAX 03-3239-1907
     http://www.yujinmusic.com

★現在、企画中につき変更の生じる場合があります。ご了承下さい。

[木村]

2009年06月04日

フォークルふたたび! 「イムジン河」コンサート

8/28(金)、フォーク・クルセダーズが帰ってきます。1968年、〈帰って来たヨッパライ〉につづく彼らの第2弾シングルとして予定されながら発売直前に出荷中止となり、その後34年間にわたって封印された〈イムジン河〉。今回のコンサートはきたやまおさむのプロデュースにより、この40年間のあいだに生まれたさまざまなヴァージョンの〈イムジン河〉を同じステージに集めていちどに聴く、というものです。詳細は以下。

きたやまおさむプロデュース-フォークル版-「イムジン河」コンサート
http://www.imujin.com/
・出演:加藤和彦 坂崎幸之助 きたやまおさむ 松山猛 ジョン・チャヌ 金利恵 青木まり子 ほか
・開催日:2009年8月28日(金)
・会場:ウェルシティ東京(東京厚生年金会館)
・開場/開演:18:00 / 18:30
(さらに詳細な情報は上記のURLにて)

なおアルテスではこの夏、きたやまおさむさんが1987年に出版した名著『ビートルズ』を22年ぶりに復刊します! 上記8/28のコンサート、そして9/9の「ビートルズ全オリジナル・アルバム・リマスター盤の世界同時発売」にタイミングを合わせるべく、鋭意編集作業中。こちらもお楽しみに!

[木村]

2009年06月30日

【音楽情報】『ホッテントットエプロン-スケッチ』待望の再上演

七里圭監督『ホッテントットエプロン-スケッチ』(2006/主演:阿久根裕子)が7/26(日)、渋谷のUPLINK FACTORYで再上演されます。2006年秋葉原でおこなわれた上演にひきつづき、今回も生演奏付き。音楽は侘美秀俊さん。2006年の上演では、簡素ななかに情感のこもった演奏が、映像に不思議な雰囲気をあたえていました。今回も楽しみです。

◎上演の詳細はこちら:
http://www.hottentotapron.com/

ちなみに木村は音楽之友社時代に、『DTMによるオーケストレーション実践講座』という本で、侘美さんにお世話になりました。じつをいうとこの本、在職時には期待したほどには売れ行きが伸びず、「このまま初版で終わっちゃうのかなあ」と残念に思っていたのですが、たまたま昨日、侘美さんにうかがったところでは、なんとその後5刷までいってるとのこと! Amazonのカスタマーレビューでも3人の方が星5つつけてくださっていて、うれしいかぎりです。

[木村]

2009年07月06日

情報配信番組「Edu-Culture Channel」スタート

アルテスもお世話になっているユージン ミュージック プランニングが、インターネットを使った情報配信番組「Edu-Culture Channel」をスタートしました。

「音楽」を軸に幅広い分野の方々に、ユージン ミュージック プランニング代表の坂元勇仁さんが根掘り葉掘りお話を聞くというもので、第1回のゲストは、こちらもアルテスがたいへんお世話になっているタカギクラヴィア社長の高木裕さんです。7/18(土)に自由学園明日館でおこなわれるトークショー 「たたかうピアノ」(全3夜の第1回)の紹介をされています。

◎Edu-Culture Channel
http://www.yujinmusic.com/educulture/index.html

「Edu-Culture Channel」第2回は指揮者の栗山文昭さんが登場。そして第3回はなんとアルテスをお招きいただいています。来週の東京国際ブックフェアや吉祥寺の事務所にも取材に来てくださるそうで、どんな番組になるのかまだよくわかっておりませんが、どうぞご期待ください。

[木村]

2009年07月12日

Info Clip 7/9号訂正

現在、東京国際ブックフェアなどで配布しております「ARTES Info Clip」に誤りがありました。

内側の「アルテスおすすめ、旬の音楽ニュース」の「ライヴ/コンサート」のなかで、7/30の下山静香さんのコンサート、8/8および8/11の古橋綾子さんと下山静香さんのコンサートの会場が「杉並区和泉ソノリウム」となっていますが、いずれも誤りです。以下のように訂正させていただきます。

7/30|下山静香@ルネこだいら
8/8,11|古橋綾子+下山静香@高崎シティギャラリー(8/8),東京文化会館小ホール(8/11)

※スケジュールの詳細はこちら:http://www.h7.dion.ne.jp/~shizupf/schedule.html

下山さん、古橋さん、ならびに関係者のみなさまにお詫び申し上げます。

[木村]

2009年07月25日

【音楽情報】大井浩明さんのベートーヴェン、テレビ放映のご案内

ピアニスト大井浩明さんが昨年4月から今年3月にかけて京都でおこなったベートーヴェン・シリーズを俯瞰する番組がNHK「クラシック倶楽部」にて放映されます。

8/5 6:00-6:55
BS-hi「ハイビジョン・クラシック倶楽部

9/15 10:55-11:50
BS2「クラシック倶楽部

◎収録曲目
・(リスト編)交響曲《英雄》変ホ長調第1楽章———J.B.シュトライヒャー 1846年 ウィーン 7オクターヴ 平行弦
・選帝侯ソナタ第1番変ホ長調第1楽章———クラヴィコードNicola Palazzi 1776年 ローマ 4オクターヴ
・ソナチネ(ソナタ第20番)第2楽章———A.シュタイン 1790年頃 5オクターヴ (膝ペダル)
・テンペスト(ソナタ第17番)第1楽章———M.クレメンティ 1800年頃 ロンドン 5オクターヴ半
・熱情(ソナタ第23番)第1楽章———ジョーンズ・ラウンド 1805年 ロンドン 5オクターヴ半
・(ウィンクラー編)大フーガ(独奏版)作品133———J.ブロードウッド 1816年 ロンドン 6オクターヴ

いちどは行きたいと思いつつ、けっきょく体験できなかった「ベートーヴェンの作曲当時のピリオド楽器を用いてのソナタ演奏」(くわえて演奏会では「作曲当時の年齢の日本人作曲家への新作委嘱」もあったのですが!)。楽しみです!

[木村]

2009年07月27日

【音楽情報】小鍛冶邦隆さんが『名曲探偵アマデウス』に出演

アルテスのウェブサイトでの連載「音楽・知のメモリア」でもおなじみの作曲家/東京藝術大学准教授の小鍛冶邦隆さんが、NHK『名曲探偵アマデウス』に出演されます。ホルストの《惑星》にかんして、おもに占星術とのかかわりについて解説されたそうです。放映予定は以下のとおり。

◎本放送
 BShi 9月13日(日) 20:00〜20:44
◎再放送
 BShi 9月15日(火) 8:00〜8:44
 BS2 9月18日(金) 8:15〜8:59
 BShi 9月19日(土) 12:00〜12:44
 総合 10月9日(金) 15:15〜15:59
◎NHKオンデマンド配信
 9月14日(月) 18:00〜9月24日(木) 24:00

お楽しみに!

[木村]

2009年08月05日

【音楽情報】新井鴎子さんの『クラシックの名旋律』完成!

『題名のない音楽会』をはじめクラシック音楽番組や演奏会の構成作家として大活躍する新井鴎子さんの著書『全曲QRコード付き!携帯で聴けるクラシックの名旋律』(実業之日本社)が完成しました。発売は8/6。アルテスは企画・編集に協力させていただきました。

◎実業之日本社 WEBギンザ
http://www.j-n.co.jp/
◎全曲QRコード付き!携帯で聴けるクラシックの名旋律
http://www.j-n.co.jp/cgi-bin/product_detail.cgi?code=4-408-10775-1

「音楽は「見た目」です」──こんなきっぱりとした言い切りから始まるこの本。クラシックの名曲61曲を、その“ツボ”となる名旋律にスポットをあてて解説したもので、新井さんならではの充実した内容と敷居の低さが同居した素晴らしい本となっています。

そして、全曲にQRコードがついていて、解説されているまさにその旋律を、その場で携帯で聴けちゃう!というしくみ。ナクソス・ジャパンの全面協力で実現した新しい試みですが、試聴は無料ですので、ぜひぜひみなさん、試してみてください。そしてお気に召したらナクソスさんの携帯サイトにご登録を。

[木村]

2009年09月18日

白石美雪さんがジョン・ケージ論を出版

弊社刊『キーワード150 音楽通論』の執筆者のひとりでもある音楽学者の白石美雪さんが、待望の初単著となるジョン・ケージ論を出版されました。版元は白石さんのお勤めの武蔵野美術大学出版局。

ジョン・ケージ──混沌ではなくアナーキー
http://www.musabi.co.jp/books/163189/index.html

ケージ好きならたまらん、ってかんじの、白地に文字エンボス加工、おまけに仮フランス装のおしゃれな装丁。書店で出会ったら家に連れて帰りたくなる、とてもいいかんじの本です。白石さんの長年の研究成果とケージへの愛情のつまった一冊です。

[木村]

2009年10月01日

セヴラックの書簡からわかること

同志社女子大学の椎名亮輔さんが、パリでデオダ・ド・セヴラックの書簡を発見、そのことを大学HPに書いていらっしゃいますので、ご紹介。音楽史や音楽学の研究上の「裏とり」は、こういうふうにおこなわれていくんだなあ、という例証のひとつですね。

セヴラック未発見の書簡(同志社女子大学HP「教員による時事コラム」)
http://www.dwc.doshisha.ac.jp/column/117.html

[木村]

2009年10月02日

ジュンク堂新宿店で「ドビュッシーフェア」開催

commmons: schola(スコラ)」第3巻「Debussy」刊行を記念して、ジュンク堂書店新宿店の7階東エレベーター前にて「ドビュッシーフェア」が開かれています。

ご担当は、アルテスがいつもお世話になっている、スーパー書店員・松岡さん。

今回はscholaの編集をされている門松宏明さんのお誘いで、アルテスの木村も選者として参加しています。

会期は10月1日〜11月30日です。ぜひお立ち寄りください!

◎ジュンク堂書店新宿店の松岡さんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/n-gata/20091001/p1

「スコラ」シリーズ総合監修の坂本龍一さんインタビュー
http://openers.jp/culture/sakamoto_ryuichi/skmt0902_1.html

[船山]

2009年10月13日

信時潔自筆譜展

来る11月2日より、東京藝術大学・信時潔文庫設置を記念して、「信時潔自筆譜展」が開かれます。

会期は11月2日から28日。場所は東京藝術大学附属図書館二階目録室。観覧無料です(日曜祝日を除く、平日は20:00まで、土曜は17:00まで開館)。

案内チラシはこちら
http://www.lib.geidai.ac.jp/exhibition/2009exhibition.pdf

[木村]

2009年10月22日

Lau Nau来日公演のお知らせ

先日(10/16)、日本・ノルウェー音楽家協会企画・運営のn.c.café vol.2が開催されている神保町のカフェ「喫茶去」にて、ジャズ評論家の杉田宏樹さんによるノルウェー・ジャズについてのお話を聞いてきました。ノルウェー・ジャズ初体験の木村にとっては、ヤン・ガルバレクってノルウェーの人だったんだ、というくらい未知の世界でしたが、たいへんよい刺激をもらいました。

さて、そこで知り合った安永哲郎さんから教えていただいた公演情報をご紹介します。フィンランドの女性アーティスト「Lau Nau」の初来日公演。日本のギタートリオ「IKEBANA」ほか共演アーティストもよさそうです。

『Lau Nau | IKEBANA | Antti Tolvi | HELLL』
 ■日 時: 2009年11月15日(日)19:30開場、20:00開演
 ■会 場: 落合 SOUP(新宿区上落合3-9-10 松の湯B1F)
 ■料 金: 2,000円(当日券のみ)
 ■出 演: Lau Nau、IKEBANA、Antti Tolvi、HELLL
 ※出演者の希望により、当日は会場内を全面禁煙とさせていただきます。
  あらかじめご了承ください。
 ■企画/制作:安永哲郎事務室
 ■協力:Yacca / Inpartmaint.Inc.
 http://jimushitsu.blogspot.com/2009/10/lau-nau-in-japan.html

[木村]

2009年10月24日

NHKの加藤和彦さん追悼番組情報

NHK-FMブログより情報転載させていただきます。
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/050/28226.html

『ミュージックプラザ -追悼・加藤和彦-』
FM 10月26日(月)後4:00~5:20
加藤和彦さんとともに「サディスティック・ミカ・バンド」を結成した つのだ☆ひろさんが、生放送でリスナーのメッセージも紹介しながら、加藤さんの名曲の数々を紹介していきます。
【DJ】つのだ☆ひろ
【紹介曲目】「あの素晴しい愛をもう一度」 「サイクリング・ブギ」 ほか
番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/mp2/pc/index.html

<関連番組> 
『加藤和彦さんをしのんで ~あの素晴しい歌をもう一度~』
総合テレビ 10月26日(月)前0:25~1:08(25日(日)深夜)
※関東甲信越地方は、選挙関連のニュースのため10月26日(月)前0:30~1:13(25日(日)深夜)の放送となります。
歌手として、作曲家として、音楽プロデューサーとして、また、「スーパー歌舞伎」や「パッチギ」など、歌舞伎や映画の音楽監督として、多彩な才能を遺憾なく発揮し日本の音楽界を牽引してきた加藤和彦さんの足跡を、加藤さんのヒット曲や貴重な映像とともにたどります。
【紹介曲名】 「あの素晴しい愛をもう一度」「帰って来たヨッパライ」「イムジン河」「タイムマシンにお願い」「悲しくてやりきれない」 ほか

『ザ・フォーク・クルセダーズ -新結成記念・解散音楽会-
~加藤和彦さんをしのんで~』
BS 2 11月1日(日)後1:00~2:50.30
BS hiで2002年12月12日に放送したコンサートの再放送。加藤和彦・きたやまおさむのオリジナルメンバーに、「THE ALFEE」の坂崎幸之助を迎えて新結成したザ・フォーク・クルセダーズの「新結成記念・解散音楽会」と銘打った、一度限りの貴重なコンサート。(収録 2002年11月17日 NHKホール)

以上。最後のフォークルの新結成解散音楽会は、猿之助さんが口上をされるなど贅をつくし趣向をこらした、まさにフォークルの面目躍如たるステージでした。木村はこのころはDVDもってなかったので、今回もういちど録画します!

[木村]

2009年10月24日

新着音楽情報(2009/10/24)

◎ライヴ/コンサート
10/31|春日保人リサイタル「和洋邂逅」[近江楽堂]
http://www.geocities.jp/yasutokasuga/concert/concert.html

11/22|西山まりえチェンバロ・リサイタル「鍵盤の魔術師〜ドメニコ・スカルラッティ」[近江楽堂]
http://www.geocities.jp/marierism/concert.htm

12/23|古楽アンサンブル「コントラポント」第6回演奏会「17世紀パリのクリスマス」[トッパンホール]
http://www.fonsfloris.com/c/schedule.html#20091223

12/25|アントネッロ クリスマス・コンサート「レオナルド・ダ・ヴィンチ 音楽の謎解き」[近江楽堂]
http://www.anthonello.com/

2010/1/10,11|ヴォーカル・アンサンブル カペラ「フェラーラのジョスカン」[カトリック由比ガ浜教会/聖アンセルモ・カトリック目黒教会]
http://www.cappellajp.com/concert/index.html#2009concert

2009年11月02日

新着音楽情報(2009/11/02)

◎新刊書籍
大友良英(著)『ENSEMBLES(アンサンブルズ)』月曜社

阿部真大(著)『世界はロックでできている』講談社

泉谷しげる・加奈崎芳太郎(著)『ぼくの好きなキヨシロー』WAVE出版

2009年11月09日

新着音楽情報(2009/11/09)

◎ライヴ/コンサート
2010/02/05|高橋アキ+Ayuo+波多野睦美「ハイパー・ビートルズ」[静岡音楽館AOI]
http://www.aoi.shizuoka-city.or.jp/detail/0_detail.html?public_uid=1199
2010/02/17|大井浩明「松下眞一 歿後20周年 追悼演奏会」[京都市国際交流会館・イベントホール]
http://ooipiano.exblog.jp/12896328/
2010/03/09|波多野睦美「ダイドーの嘆き」[ハクジュホール]
http://www.linkclub.or.jp/~dowland/

◎イヴェント
2010/02/19(募集は11/17から)|岡田暁生「音楽の聴き方 クラシック音楽を例に」[朝日カルチャー新宿]
http://www.asahiculture-shinjuku.com/

◎新刊書籍
西村幸祐+杉原志啓(著)『イチローと村上春樹は、いつビートルズを聴いたのか──サブカルチャーから見た戦後日本』PHP研究所
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-77281-3


杉原志啓さんから新作を送っていただきました。ずいぶん以前、『エルヴィスとは誰か—20の“キング”伝説』(ポール・サモン編)という本を訳していただいて以来のお付き合い。日本近代思想史研究(徳富蘇峰とか)と音楽評論のどちらも「専門です」という方です。『おもしろい歴史物語を読もう』(NTT出版)も読みたいと思ってます。

[木村]

2009年11月11日

新着音楽情報(2009/11/12)

◎新刊
礒山雅(著)『「救済」の音楽──バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ワーグナー論集』音楽之友社
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=130160

礒山雅さん入魂の新刊。しっかり読ませていただきます。

[木村]

2009年11月15日

新着音楽情報(2009/11/15)

◎イヴェント
11/24|ブノワ・デュトゥールトゥル講演会(ゲスト:小沼純一)[東京日仏学院]
http://www.institut.jp/ja/evenements/9199

11/25|ミシェル・シオン講演会「現実/虚構、音/音楽」(聞き手:小沼純一/通訳つき)[早稲田大学戸山キャンパス 33-2号館第1会議室]
http://plaza.rakuten.co.jp/numaj/diary/200911150000/

小沼純一さんからお知らせいただきました。後者のミシェル・シオンさんは小沼さんが中心になって訳された『映画の音楽』(みすず書房)の著者です。

[木村]

2009年11月28日

新着音楽情報(2009/11/28)

12/21|eX.12 川島素晴:モノドラマ《孤島のチェロ》[杉並公会堂]
http://www.komp.jp/

2010/03/18|eX.13 フランコ・ドナトーニの初演作品を集めて[杉並公会
堂]
http://www.komp.jp/

作曲家の川島素晴さんからの情報2件。《孤島のヴァイオリン》が発展して、ついにモノドラマになりました。

[木村]

2009年12月02日

新着音楽情報(2009/12/02)

鈴木カツ(著)『ロック&ポップス名曲事典300』ヤマハ・ミュージック・メディア
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GXS01085076

鈴木カツさんからご案内いただきました。ずいぶんご無沙汰してます。「わが昭和洋楽人生」とのことです。

[木村]

2009年12月03日

新着音楽情報(2009/12/03)

R. アンガーミュラー(著)/久保田慶一(訳)『モーツァルト殺人法廷』春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-93548-4/

お世話になってる久保田慶一さんの最新訳書。モーツァルト研究の権威、R. アンガーミュラー作の戯曲。モーツァルト殺害の容疑者15名──ボーマルシェ、コロレード、ダ・ポンテ、サリエリ、シカネーダーなどなど──が法廷で裁かれる、という趣向。面白そうです。

[木村]

2009年12月12日

新着音楽情報(2009/12/12)

◎CD
2010/01/20発売|松田美緒『クレオールの花』オーマガトキ
http://www.miomatsuda.com/discography2/

◎ライヴ/コンサート
2010/02/26,03/02|ロベルタ・マメリ「ディドーネの嘆き」[京都:青山音楽記念館バロックザール,東京:日本福音ルーテル東京教会]
http://www.linkclub.or.jp/~dowland/
2010/02/27,02/28|音楽堂バロック・オペラ:エルヴェ・ニケ指揮ル・コンセール・スピリテュエル/パーセル作曲セミ・オペラ《アーサー王》全5幕(字幕付原語上演)[神奈川県立音楽堂]
http://www.kanagawa-ongakudo.com/

昨日(12/11)の松田美緒さん「夜 ファド」(ハクジュホール)、行ってまいりました。小柄なシンガーですが、すごい存在感。ジャンルはぜんぜん違いますが、ビリー・ホリデイを想起してしまったのはわたしだけでしょうか? ウーゴ・ファトルーソ、ヤヒロトモヒロとコラボしたラテン・アメリカものの新作CDが1月発売予定。解説は小沼純一さん。

ロベルタ・マメリはとにかくものすごい歌手。声が風となって会場全体を吹き抜けるような! とにかくいちどは体験してみてください。

県立音楽堂の伊藤由貴子さんからのご案内は、恒例の音楽堂バロック・オペラの新作。エルヴェ・ニケ率いるル・コンセール・スピリテュエルと気鋭の演出家・伊藤隆浩さんのコラボ! 楽しみです。

2009年12月18日

新着音楽情報(2009/12/18)

◎ライヴ/コンサート
2010/3/7,8,12|望月京作曲(原作:村上春樹)《パン屋大襲撃》[サントリーホールブルーローズ(3/7,8)/いずみホール(3/12)]
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10611.html

村上春樹の2つの短編小説「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」を望月京が作曲し、今年1月にスイスのルツェルン劇場にて初演されたオペラ《パン屋大襲撃》がついに日本初演されます(ドイツ語上演です)。これは行かねば!

[木村]

2009年12月23日

新着音楽情報(2009/12/23)

◎ライヴ/コンサート
12/27|若松夏美+荒木優子+平尾雅子+上尾直毅「17世紀北ドイツを訪ねて」[東京オペラシティ・近江楽堂]
http://www.masakohirao.net/

2010/2/11|平尾雅子他「深遠なるルネサンスの調べ──オルティス『変奏論』邦訳出版記念コンサート」[祐天寺・聖パウロ教会]
http://www.masakohirao.net/


2/11は平尾雅子さんの渾身の訳業、『オルティス 変奏論』(弊社刊)のおひろめ演奏会ですが、12/27にもできあがったばかりの本を先行発売します。この本、500部限定の出版です。一般の書店にはあまり出回りません。あっというまになくなる可能性が高いですので、みなさん、この機会にぜひお求めください。

[木村]

2009年12月24日

新着音楽情報(2009/12/24)

◎ライヴ/コンサート
2010/1/21|井上道義+都響/野田暉行《コラール交響曲》、ピアノ協奏曲他[上野・東京文化会館]
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3263

別宮貞雄プロデュースの「日本管弦楽の名曲とその源流シリーズ」の第9回は野田暉行特集。若き日の大作2曲のほかに、ブリテンの《シンフォニア・ダ・レクイエム》とベルクの《歌劇「ルル」からの交響的小品》。充実のプログラムです。

[木村]

2010年01月06日

新着音楽情報(2010/01/06)

◎ライヴ/コンサート
2/9|バッハ音律で聴く「植物文様クラヴィーア曲集」[自由学園明日館講堂]
http://www.fujiedamamoru.com/

◎イヴェント
2/20|藤枝守×鶴岡真弓「いのちの文様」[金沢21世紀美術館シアター21]
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=69&d=744

作曲家・藤枝守さんからご紹介いただいたイヴェント2つ。バッハ音律での《植物文様》、そして鶴岡真弓さんとのトークおよび西山まりえさんのゴシック・ハープによる《植物文様》、どちらもたいへん興味深いものです。

[木村]

2010年01月06日

新着音楽情報(2010/01/06)

◎イヴェント
1/9|故・大里俊晴さん追悼イベント[第1部:横浜クリエイティブシティ・センター/第2部:北仲スクール]
http://kitanaka-school.net/event/2010/01/post-26.html
1/12|大里俊晴 追悼上映+演奏会[京都・同志社大学 寒梅館クローバーホール]
http://www009.upp.so-net.ne.jp/malaparte/index/indee1.html

去る11/17に惜しまれながら亡くなった大里俊晴さんの追悼イヴェントのお知らせです。以下に1/9のイヴェントの詳細を引用させていただきます。

■■□■■□□ 故・大里俊晴さん追悼イベントのご案内

 去る2009年11月17日未明、長い闘病生活の末、音楽学者・大里俊晴氏
は惜しまれながら51年の短い生涯を終えました。
 横浜国立大学に1997年10月に着任して以来、12年間にわたって、大里
氏は音楽研究はもちろんのこと、学生たちの指導と教育に真摯に取り組ん
できました。その含羞に満ちた人柄と、驚くほど真剣に授業に取り組んで
きた氏の生き方は、大学の同僚、学生たちにも大きな影響を与え、11月の
葬儀には数百人の大学関係者が詰めかけ哀悼の意を表しました。
 本イベントは、北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)の開校に当
初から大きな期待を寄せ、そこで授業をすることを楽しみにしていた彼の
ために、北仲スクールが主催するメモリアル・イベントです。彼は、もは
や自力では歩けないほどの病状にもかかわらず、車椅子でたった一度だけ
北仲スクールで授業を行っています。彼の魂はきっとこの馬車道の地に降
り立つことと確信しております。
 20代の頃のロック・バンド時代はもとより、大学に来てからも、大里氏
は演奏活動に真摯に取り組んできました。その代表的な演奏の記録である、
2008年6月に新潟で行われたライブの貴重な映像記録と、晩年の彼が撮り
続けた膨大な写真の一部を皆様にご紹介するとともに、30年に及ぶ長い交
友関係をもつ音楽学者の細川周平氏をゲストに迎え、また彼とともに歩ん
できたメディア研究講座のメンバーたちにも故人の思い出を語ってもらい、
ともに故人の魂の平安を祈りたいと思います。また、第二部には、くつろ
いだ雰囲気で故人の思い出を語っていただける「オーサト・ナイト」が企
画されております。年初のご多忙な時期とは存じますが、どうぞ皆様、ご
参集いただき、故大里俊晴氏の魂の平安を一緒に祈って頂きたいと存じ、
ここにご案内申し上げます。
 尚、このメールは転送自由です。大里さんを知る多くの方々に是非お知
らせ下さい。

北仲スクール代表・横浜国立大学メディア研究講座代表  
                            室井 尚

「故大里俊晴 追悼イベント」
2010年1月9日(土)
第一部:17:00-19:30 YCC(ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター)
(アクセス: http://www.yaf.or.jp/ycc/access/index.php )
          1Fホール(入場無料・予約不要)
    ◆追悼トーク
     室井尚/梅本洋一/榑沼範久、ほか)
      ゲスト:細川周平(国際日本文化研究センター)
    ◆ビデオ・コンサート
     『間章に捧げる即興演奏』(2008年6月29日、新潟)      

第二部:20:00-23:30 北仲スクール2F, 3F(学生¥1000/一般¥2000)
(アクセス:http://www.kitanaka-school.net/access.html )
   ◆ラウンジ《オーサト・ナイト》
     大里俊晴授業&演奏風景映像上映など
     ※ドリンク、軽食付

<本件についての問い合わせは下記宛にお願いいたします。>
北仲スクール(横浜文化創成都市スクール)事務局
電話 : 045-263-9075 FAX:045-263-9076
E-mail : info@kitanaka-school.net
http://www.kitanaka-school.net/


[木村]

2010年01月06日

新着音楽情報(2010/01/06)

◎ライヴ/コンサート
2/27|雅楽公演「神楽歌」[国立劇場小劇場]
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html

国立劇場の2月雅楽公演は「神楽歌」。国立劇場における宮内庁楽部の「神楽歌」は、1995年上演の「本役」部分以来。今回はそれに続く「中役」「後役」が上演されます。神楽歌はほんらいは非公開の秘儀。まとまったかたちでの公開はたいへん貴重な機会だということです。

[木村]

2010年01月20日

『オルティス 変奏論』刊行記念演奏会のお知らせ

オルティス 変奏論』の発売を記念して、2月11日に祐天寺の聖パウロ教会で演奏会がおこなわれます。

このコンサートでは、人気の”ラ・フォンテヴェルデ”の皆さんの声楽アンサンブル、世界でもまだめったにおこなわれていないルネサンス時代のヴィオラ・ダ・ガンバ5台(Zanetti、Gasparo da Saloをモデルとするイタリアン・ルネサンス・ガンバ)の合奏、オルガン、チェンバロ、ビウエラで、にぎやかにオルティスの世界が奏されます。

前半は、日本では演奏されることの少ないオルティスの典礼音楽、後半はレセルカーダ・オン・パレードです。レセルカーダの演奏の際には、演奏者による変奏(ディミニューション)や対旋律も試みる予定とのこと。残された楽譜に、どれだけ奏者の息を吹き込むことができるか、それはルネサンス音楽演奏の醍醐味といえます。

オルティスの魅力、再発見をめざすコンサート、ぜひご来聴を!

◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオ
 ラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美
 敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウ
 ェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/

2010年02月03日

NPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が発足しました。

このほど、NPO法人(特定非営利活動法人)「音楽キャリア・サポート・ネット」が発足し、本日ホームページがオープンしました。理事長は、『キーワード150 音楽通論』の編者としてアルテスもお世話になっている久保田慶一さん(東京学芸大学教授、4月から国立音楽大学教授)。アルテスの木村も理事として参加させていただいています。

大学生から社会人、そして音楽家として活動されている方々まで、「音楽とキャリア」「音楽と人生」を真剣に考える人のために、具体的なサポートをし、ともに考える場を提供することを目的として設立されたNPOです。これからの活動に、どうぞご期待ください。

[木村]


音楽キャリア・サポート・ネット:トップページ http://npo-mcsn.org/index.html

NPOは以下の事業を柱とします。

I.セミナー「音楽と仕事」
http://npo-mcsn.org/pg138.html
音楽関連業界で活躍している方々を講師としてお招きし、仕事の内容や生きがいなどについて語っていただきます。講師との質疑応答の時間を通して、相互の理解を深めることもできます。将来、音楽関連業界に就職したい人、将来の職業選択に迷っている人には、お勧めのセミナーです。
・対象:高校生・大学生
・期日:年4回
・場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
・費用:1回 1,500円 4回通し券 5,000円 *参加できない回の券は譲渡可能です

II.音楽インターンシップ
http://npo-mcsn.org/pg137.html
音楽関連企業(本法人が指定する協力企業)で2週間程度(50時間)のインターンシップを経験します。
インターンシップを経験することで、働くとは何か、仕事とは何か、そしてこれまで学んできた音楽の知識や経験がどれだけ活かせるかのかなどを、体験的に学ぶことができます。
終了後は、はっきりした目的をもって学習できるようになり、より充実した学生生活が期待できます。
また、3回の事前講習会(1回の説明会を含む)があり、社会人となるためのマナーや素養も身に付けることができます。
・対象:音楽大学生2年生以上、または音楽系大学院生(音楽系短期大学の2年生以上を含む)
・期間:毎年5月~10月
・講習会場:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
・費用:10,000円
・定員:50名

III.音楽を語る会
http://npo-mcsn.org/pg97.html
音楽業界で活躍する著名人、音楽の造詣が深い著名人をお招きして、「音楽とキャリア(人生)」について語っていただきます。
質疑応答の時間や、終了後の交流会も予定しております。
対象:社会人・大学生
期間:年4回
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
費用:1回 3,000円 (学生 2,500円) 4回通し券 10,000円 (学生 8,000円) *参加できない回の券は譲渡可能です。
※終了後の交流会に参加される方は会費を別途ご負担下さい。
定員:30名(各回)

IV.音楽家のためのキャリア・デザイン・セミナー
http://npo-mcsn.org/pg139.html
音楽の知識や技能を通して、職業生活・社会貢献をしていらっしゃる方を対象に、音楽との関わりを生かしたキャリア・デザインとは何かを考えます。
各界からの講師によるレクチャーのほか、各種ワークショップや討論会など、より実践的な社会人向けのセミナーです。終了後の交流会(参加者負担)も予定しております。
・対象:社会人
・期間:年2回
・場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
・費用:各回 5,000円
・定員:30名 (各回)

V.音楽大学・学部におけるキャリア支援の相談
http://npo-mcsn.org/pg140.html
音楽大学・学部において効果的なキャリア支援を実施するための相談、ならびに各種プログラムの提供を行っています。
小さなことでもご遠慮なくご相談ください。
相談は無料で、事前予約が必要です。

VI.キャリア相談
http://npo-mcsn.org/pg141.html
将来も音楽を続けていきたい、音楽に関わる仕事がしたい、これからの人生、音楽とどう関わっていったらよいかなど、さまざまな相談を専門家が承ります。
本法人のHPから予約することができます。(要事前予約・有料)

2010年02月03日

「音楽を語る会」2/20のゲストは新井鴎子さん

前エントリでお知らせしたNPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」の事業のひとつである「音楽を語る会」は、おもに社会人や大学生を対象に、音楽業界で活躍する著名人、音楽の造詣が深い著名人を講師にお招きして、「音楽とキャリア(人生)」について語っていただく勉強会です。質疑応答や座談会の時間もたっぷりともうけ、終了後の交流会も含めて、「音楽とともに生きる」をキーワードに、異業種・異分野の方々と交流できるまたとない機会です。

今年第1回のゲストは音楽番組構成作家の新井鴎子さん。音楽番組の構成とはどんな仕事なのか、どんなスキルが求められるのか、そして音楽学や作曲を勉強していた新井さんはなぜこの道に入ったのか──新井さんが手がけられた番組の映像なども楽しみながらの、興味つきないひとときとなるでしょう。

http://npo-mcsn.org/pg97.html

* 2010年のテーマは「音楽に生きる」。
* 各界で活躍する音楽人が「人生と音楽」「私の転機」について語ります!

ゲスト:新井鷗子さん(音楽番組構成作家)
プロフィール:
東京藝術大学楽理科および作曲科出身。
クラシック音楽のコンサートやテレビ番組の構成作家として長年第一線で活躍。読売日響、N響、新日本フィル、札幌響、仙台フィルなどのコンサートや「読響・深夜の音楽会」「題名のない音楽会」「東急ジルベスター・コンサート」などの音楽番組の構成を手がける。
昨年、クラシック入門書籍『携帯で聴けるクラシックの名旋律』(実業之日本社)を上梓。その他の著書に『Aが響く前に』(日本テレビ)などがある。

日時:2010年2月20日(土)14:00-17:00 
懇親会:18:00-20:00(会場未定)
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)     
〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:2,500円
※当日、受付にてお支払いください。
申込み・お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット(滝口幸子)   
info●npo-mcsn.org ●=アットマーク

どなたでも参加可能ですので、ご興味のある方は上記の連絡先へお問い合わせください。

[木村]

2010年02月09日

北山修プロデュース「さよならコンサート」のお知らせ

北山修さんが今年、九州大学を定年退職されることとなり、「さよならコンサート」が開催されることとなりました。九州地区の方はぜひご参加ください。詳細は以下のとおりです。

[木村]


北山修プロデュース【さよならコンサート】

日時 2010年3月21日(日)
   開場 15:30〜  
   開演 16:00〜

場所 九州大学医学部 百年講堂大ホール 
   (福岡市東区馬出3-1-1 九州大学病院地区内)
   地図:http://www.med.kyushu-u.ac.jp/100ko-do/

出演 坂崎幸之助(THE ALFEE) きたやまおさむ 他

プログラム きたやまおさむ レクチャー

      九州大学 伊都キャンパス
      「嚶鳴天空広場」イメージソング発表

      坂崎幸之助 きたやまおさむ歌う

企画・構成 北山修

主催 九州大学さよならコンサート実行委員会
共催 九州大学

料金 ¥6,800-(前売りのみ・全席自由)

チケット販売 九大生協ホームページにて告知して
       店頭とWebで販売します。
       http://www.coop.kyushu-u.ac.jp/news/news100201.html

       九大生協
       TEL:092-651-7167(月〜金 10:00〜17:00 祝日除く)
FAX:092-641-5293

2010年02月15日

きたやまおさむレクチャー&ミュージックのお知らせ

ビートルズを知らない子どもたちへ』の著者、きたやまおさむさんが、この3月に九州大学を退職後初となる「レクチャー&ミュージック」を東京と大阪で開きます。タイトルは「ライブ・コンサート・生きてます!」。2009年の喪失を乗り越え、「ライブとは生きてるってこと」という感動を伝えてくれるコンサートになることでしょう。詳細は下記のとおりです。

[木村]

きたやまおさむレクチャー&ミュージック「ライブ・コンサート・生きてます!」

東京:2010年4月8日(木)18:30開演 メルパルク・ホール
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1004191&perfCd=001
大阪:2010年4月10日(金)16:00開演 サンケイホール・ブリーゼ
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1005861&perfCd=001

出演:きたやまおさむ
演奏と伴奏:行徳伸彦とOK退職記念バンド(行徳伸彦・隈さゆり・井上貴広・坂田“鬼平”伸一)
料金:6000円(全席指定)
企画・制作:きたやまおさむ
制作協力:北山精神文化研究所

2010年03月13日

セミナー「音楽と仕事」第1回の講師は宮崎研二さん

アルテス木村も理事として参加しているNPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」(久保田慶一理事長)では、音楽を学ぶ学生を対象とするセミナー「音楽と仕事」を開催します。キックオフとなる第1回の講師には、ヤマハ銀座店の宮崎研二さんをお迎えし、「商い」の要諦を教えていただきます。
http://npo-mcsn.org/pg163.html

宮崎さんはヤマハ銀座店1Fでのインストアイベントを、これまで700回(!)おこなったという、「音楽を売る」大ベテラン。邦人初のスカバンド「Ska-Flames」のメンバーという顔ももつ、宮崎さんのお話を聴ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。学生さんだけでなく、だれでも聴講可能です。

[木村]

日時:2010年3月17日(水)14:00-17:00
   懇親会:17:30-20:30(会場未定)※希望者のみ/参加費別途
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
   〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:1,500円 
   ※当日、受付にてお支払いください。
申込み・お問い合わせ:
   NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット(担当:滝口)
   info@npo-mcsn.org

2010年04月14日

5/22吉原真里さんを講師に「音楽を語る会」開催

木村が理事をつとめるNPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が主催する「音楽を語る会」。2010年度の第1回は吉原真里さんを講師に迎えます。

ハワイ大学教授で、『ドットコム・ラヴァーズ』『アメリカの大学院で成功する方法』(いずれも中公新書)などの著書があり、クラシック音楽とアジア人とのかかわりについての研究でも知られる吉原さん、今年6月にはアルテスから『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』(仮)という本を出版予定です。

辻井伸行さんの金メダルでワイドショーなどでもとりあげられた昨年のクライバーン・コンクールを、研究のために予選から決勝まですべての取材し、結果的に辻井さんが優勝にいたる一部始終を間近で目撃することになった吉原さんが、そのドキュメントと、コンクールの歴史や運営の実態、ヴァン・クライバーンという人物などについて、書きおろしたものです。「音楽を語る会」では、コンクールの裏話などもたっぷり聴けると思います。

以下、NPOのウェブサイトから転載します。

NPO 法人 音楽キャリア・サポート・ネット
Presents
音楽を語る会 2010
2010年のテーマは「音楽に生きる」。
各界で活躍する音楽人が「人生と音楽」「私の転機」について語ります!
http://npo-mcsn.org/cn27/pg166.html

ゲスト 吉原真里さん
(ハワイ大学教授、アメリカ=アジア文化交渉史)

プロフィール
2010年度最初の「音楽を語る会」は、吉原真里さんが登場します。ピアニストをめざして本格的な修行をしていたという吉原さん、現在はハワイ大学教授として、アメリカにおけるアジア人、アジア文化のあり方を歴史的・文化人類学的に研究しています。
昨今、クラシック音楽の世界を席捲するアジア人の活動に注目し 『Musicians from a Different Shore』(Temple University Press, 2007)という著書を発表するだけでなく、アメリカにおけるオンライン・デーティングの現状を、自らの体験をとおしてレポートした 『ドットコム・ラヴァーズ』(中公新書, 2008)が話題に。今年6月には、辻井伸行さんが金メダルを受賞しお茶の間の話題にもなったヴァン・クライバーン・コンクールについての著書を出版予定。
さまざまな話題のなかから、音楽との創造的な付き合い方を学べる貴重なチャンスです。

◎日時:2010年5月22日(土)14:00-16:00 
 ※懇親会 16:30-18:30(希望者のみ/参加費別途)
◎場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
 〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
◎会費:3,000円 (学生2,500円)
 ※当日、受付にてお支払いください。
◎お申し込み:
 申込みフォームから=参加申込みフォーム←こちらをクリックしてください。
 Mailから=info@npo-mcsn.org
 ※申し込み期限:5月15日(定員に達し次第、申し込みを終了いたします)
◎お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット(担当:滝口)
 E-mail: info@npo-mcsn.org

以上です。今年8月にはハワイに戻られる吉原さんのお話を聴ける貴重なチャンスをお見逃しなく。

[木村]

2010年11月04日

【再告】11/13 「音楽を語る会」に森達也さんが登場!

既報のとおり、来週の土曜日、11/13(土)開催の「音楽を語る会」(NPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」)は、講師に森達也さんをお迎えします。

森さんと音楽といえば、あの名著『放送禁止歌』が思い浮かびます。「岡林信康『手紙』、赤い鳥『竹田の子守唄』、泉谷しげる『戦争小唄』、高田渡『自衛隊に入ろう』……。これらの歌は、なぜ放送されなくなったのか? その 「放送しない」判断の根拠は? 規制したのは誰なのか? 著者は、歌手、テレビ局、民放連、部落解放同盟へとインタビューを重ね、闇に消えた放送禁止歌の 謎に迫った。感動の名著(後略)」(Amazonの説明文より)──その森さんが「歌っちゃいけない〜音楽のタブー、社会のタブー」と題して、いまいちど社会と私たち自身の中にある「タブー」に迫ります。

この貴重な機会をお見逃しなく!

[木村]


● 11月13日(土)、14〜16時
 『音楽を語る会 2010・第3回』 
 【テーマ】 歌っちゃいけない
        ─ 音楽のタブー、社会のタブ ー
 【ゲスト】 森 達也(映画監督、作家)
 〈プロフィール〉
 1998年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を
 公開、各国映画祭に招待され高い評価を受ける。2001年、続編「A2」が、
 山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。
 
 ※詳しい内容⇒ http://npo-mcsn.org/cn27/pg166.html
 
 ★私達がなかなか知ることのできないメディア界の歌のタブー。
  今回は、常に未踏のテーマに取り組んでこられたドキュメンタリー映画
  監督であり、作家でもある森さんのお話が聴ける大変貴重なチャンスです!
  
  まだお席がありますので、ぜひご参加ください!!

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