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2012年07月09日

7月27日発売! 『片山杜秀の本5 線量計と機関銃──ラジオ・カタヤマ【震災篇】』(片山杜秀 著)


怒れ! クラシック・ファン。

戦後最大の国難に喘ぐニッポンに
カタヤマの獅子吼が谺する──
当代随一の論客が放つ
痛快無双の文明×音楽批評!
BGMは希望の歌か、
それとも鎮魂曲か?

四六判・並製・244頁
定価:本体1800円[税別]
発売:2012年7月27日(予定)
ISBN978-4-903951-58-4 C1073
装丁:下川雅敏
ジャンル:クラシック/音楽評論/社会


>> 詳細

2012年07月17日

速報! 8/10 高橋源一郎×片山杜秀トークショー開催決定!

『線量計と機関銃』の刊行を記念し、8/10(金)、下北沢の「本屋B&B」にて、著者・片山杜秀さんと作家の高橋源一郎さんのトークショーを開催します。

高橋さんは、片山さんの『クラシック迷宮図書館』を読んで、「面白すぎて、仕事にならない」とツイートした、自他ともに許すカタヤマ・フリーク。「3.11」を挟んで刊行された『沈む日本を愛せますか?』『どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?』(いずれも内田樹さんとの共著、ロッキングオン)や小説『恋する原発』(講談社)などでニッポンの行く末に警鐘を鳴らした高橋さんが、片山さんの「世直し文明×音楽批評」にせまります。

高橋源一郎×片山杜秀「音楽はニッポンを救えるか!?」
日時:8月10日(金)夜(開演時間未定)
場所:下北沢「本屋 B&B」
   http://bookandbeer.com/
入場料:未定

イヴェントの詳細は、後日メルマガ増刊号でお知らせします。

[木村]

2012年07月20日

7/23 NHK「クローズアップ現代」に片山杜秀さん出演!

7月23日(月)放送のNHK「クローズアップ現代」は、5月に98歳で亡くなられた吉田秀和さんが特集されます。ゲストは今月27日に小社から『線量計と機関銃──ラジオ・カタヤマ【震災篇】』が発売になる片山杜秀さん!

数々の新聞や雑誌に寄せた追悼文からも、片山さんの吉田さんに対する思い入れが強く伝わってきますが、今回はそれを活字ではなく、本人の口から直接聞けるたいへん貴重な機会です。吉田秀和さんの文章に魅せられてクラシック・ファンになった人はもちろんのこと、これまで名前しか知らなかった人も、音楽だけにとどまらない評論活動を続けた「知の巨人」の生涯を、同じく博覧強記の評論家、片山杜秀さんの解説で振り返ってみましょう![長谷]

NHK「クローズアップ現代」
7月23日(月)
総合テレビ 午後7:30〜7:56
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/

2012年07月26日

【詳細決定!】8/10 高橋源一郎×片山杜秀トークショーを「本屋B&B」にて開催!

すでに速報としてお伝えしましたが、来る8/10(金)、下北沢の「本屋B&B」にて作家・高橋源一郎さんと片山杜秀さんのトークショーを開催します。詳細が決定しましたので、下記のとおりお知らせします。

8/10(金)高橋源一郎×片山杜秀「音楽はニッポンを救えるか!?」

Artes Presents
片山杜秀『線量計と機関銃』(アルテスパブリッシング)発売記念
音楽はニッポンを救えるか!?

片山杜秀『線量計と機関銃』(アルテスパブリッシング)の刊行を記念し、著者・片山杜秀さんと作家の高橋源一郎さんのトークイヴェントを開催します。高橋さんは、片山さんの『クラシック迷宮図書館』(アルテスパブリッシング)を読んで、「面白すぎて、仕事にならない」とツイートした自他ともに許すカタヤマ・フリーク。「3.11」を挟んで刊行された『沈む日本を愛せますか?』『どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?』(いずれも内田樹さんとの共著、ロッキングオン)でニッポンの行く末に警鐘を鳴らした高橋さんが、片山さんの「世直し文明×音楽批評」にせまります。

【出演】
高橋源一郎
片山杜秀

【日時】
8/10(金) 20:00~22:00 (19:30開場)

【場所】
本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

【入場料】
1500yen+1 drink order

お申し込みはこちらから→「購入する」ボタンをクリック

お盆休み前の金曜日の夜ですが、面白くてためになるトークが聴けること請け合いの組み合わせ、ぜひご来場ください!

[木村]

2012年08月01日

8/26 芥川作曲賞選考演奏会|チケットプレゼントのお知らせ

日本の作曲2000-2009』の発行元で、アルテスもたいへんお世話になっているサントリー芸術財団から耳寄りなお知らせ。8/26(日)に開催される「芥川作曲賞選考演奏会」のチケットを15組(30名)にプレゼント! 今年は新刊『線量計と機関銃』も話題の片山杜秀さんが司会をつとめます。ご興味のある方はぜひ下記よりお申し込みください。

[木村]


公益財団法人サントリー芸術財団では、毎夏サマーフェスティバルを開催しています。
今年は25周年記念としての特別企画(クセナキス:オペラ《オレステイア》、ジョン・ケージ:《ミュージサーカス》)をはじめとした5公演。
http://suntory.jp/13681

その中から、読者の皆様に以下の公演チケットを15組(30名)プレゼントいたします。

第22回芥川作曲賞選考演奏会
2012年8月26日(日)15:00開演
サントリーホール 大ホール

曲目
第20回芥川作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品
 山根明季子:ハラキリ乙女~琵琶とオーケストラのための~(世界初演)
第22回芥川作曲賞候補作品
 阿部俊祐:イル
 荒井健歩:鬩ぎ合う先に~オーケストラのための~
 大場陽子:誕生
 塚本瑛子:一瞬の内に オーケストラのための

指揮=大井剛史、琵琶=西原鶴真、管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団
選考委員=北爪道夫、高橋裕、原田敬子
司会=片山杜秀

応募用紙にご記入のうえ、FAXでご応募ください。
 応募用紙ダウンロード→クリック

【応募先】公益財団法人サントリー芸術財団 FAX:03-3582-1350
【締切】2012年8月20日(月)必着
【発表】当選者には、8月21日(火)以降チケットの発送をもって変えさせていただきます。

※プレゼント応募に関する個人情報について
ご記入いただいた個人情報は、サントリー芸術財団音楽事業部が、チケットの発送のために利用させていただきます。
ただし、応募用紙の「コンサートの案内を送付しても良い」欄にチェックを入れられた方のみ、ご案内送付の目的で使用させていただきます。

2012年08月11日

高橋源一郎×片山杜秀トークショーをおこないました


終演後、それぞれの新刊書を手にツーショット。片山さんのもつ『線量計と機関銃』には高橋さんが貼った無数の付箋が!

昨日(8/10)の夜、下北沢「本屋B&B」にて、高橋源一郎さんと片山杜秀さんのトークショー「音楽はニッポンを救えるか!?」が開催されました。

先月刊行された片山さんの新刊『線量計と機関銃』の発売を記念してのイベントですが、ちょうど高橋さんも新著『非常時のことば』(朝日新聞出版)を出されたばかり。深い共感をベースにした、丁々発止の痛快トークが会場を沸かせました。

びっくりしたのは、高橋さんが持参された『線量計と機関銃』に貼られた大量の付箋! そこまで読み込んでいただけるとは! ただただ感激です。

なお、この模様はTOKYO FM、ミュージックバードなどで下記の日時に放送される予定です。残念ながらお出でになれなかった方も、もういちど聴きたい人も、ぜひチェックしてください。

出演:高橋源一郎、片山杜秀
テーマ:音楽はニッポンを救えるか!?~片山杜秀『線量計と機関銃』発売記念
トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ
8月26日(日)5:00~5:45 TOKYO FM & radiko.jp(インターネット首都圏限定)
8月25日(土)28:00~29:00 K-MIX(FM静岡)
8月26日(日)10:00~11:00 MUSICBIRD Cross Culture
8月27日(月)23:00~24:00 MUSICBIRD Cross Culture
サンデー・クラシック
8月26日(日)12:00~16:00 MUSICBIRD THE CLASSIC

[木村]




2012年09月07日

片山杜秀さん、吉田秀和賞審査委員に就任!

5月の吉田秀和さんの逝去以来、「今後、吉田秀和賞はどうなるのか」ということが芸術界の関心事のひとつとなっていましたが、このたび水戸芸術館から新しい体制についてのお知らせがありました。

第22回目となる今回からは、生前の吉田秀和さんと親交のあった文学者・杉本秀太郎さんを審査委員長に迎え、今年1月に逝去された林光さんの後任として、弊社刊行の『音盤考現学』『音盤博物誌』で第18回の受賞者となった音楽評論家・片山杜秀さんを審査委員として迎える、とのことです。審査は杉本さん、片山さんの2人でおこない、賞の発表は12月、贈呈式は1月におこなう予定だそうです。

フランス文学や美術への造詣の深さで知られる杉本さんと、政治思想史研究と音楽評論という2つの柱から奇抜な着想を次々に繰り出す片山さん。このふたりが後継をつとめるというところからも、吉田秀和さんのもっていた世界の大きさ、広さを感じる思いです。

[木村]

2012年09月16日

『ぶらあぼ』9月号で『ファジル・サイ』と『線量計と機関銃』紹介

『ぶらあぼ』9月号にて、ユルゲン・オッテン著/畑野小百合訳『ファジル・サイ』と片山杜秀著『線量計と機関銃』が紹介されました。

[木村]

2012年09月20日

『レコード芸術』に『線量計と機関銃』の書評掲載

『レコード芸術』10月号に片山杜秀さんの『線量計と機関銃』の書評が掲載されました。評者は中村晃也さん。

……タイトル通りに著者の識見がブッ放される。論客の刺激的な舌鋒は、とどまる所を知らない。(略)品格と洞察に満ち、機知あふれる機関銃と毒だ。読者は死なないが、シビレルだろう。
……喋りの合いの手の「音源」も絶妙だ。何としても聴きたくなるような蘊蓄がこもる。こんな音源があるのだ!! と、脱帽。

興奮して読んでくださったことが伝わってくる書評です。ありがとうございました。

[木村]

2012年09月24日

HONZに『線量計と機関銃』の書評掲載!

書評サイト「HONZ」に片山杜秀さんの『線量計と機関銃』の書評が掲載されました。評者は刀根明日香さん。

……ラジオ番組をそのまま文字に起こしたため、著者が言っているとおり「即興的な喋りでないと無理な話の展開」というものがある。それが、「小松左京と金正日」、「最終公害と最終戦争」、そして「セシウムと吹奏楽」といった、一見つながりがないように見えるものをつなげてしまう、片山ワールドを生み出す。新たなレイヤーを2枚、3枚重ねることで、物事は全く違ったふうに見えてくる。そして、収録時期の臨場感がストレートに読者に伝わり、生の声に触れる大切さを改めて認識させられる。情報が溢れる震災後の日本で、新たなレイヤーから物事を見通す方法を教えてくれる、大切な一冊である。

ていねいに読み込んでいただいて、たっぷりと紹介してくださいました。ありがとうございます。

追記:この書評を読んだ佐々木俊尚さんがさっそくツイートを。ますますありがとうございます!

太平洋戦争時の日本と震災後の今の日本の共通点を探る。「割れ煎とナチス」とか「小松左京と金正日」とか思想史研究者兼音楽評論家片山杜秀氏ならではの面白い組み合わせのお話。購入。/3.11後の世界『線量計と機関銃』 - HONZ http://bit.ly/PcTVtg
[木村]

2012年09月27日

朝日新聞で高橋源一郎さんが『線量計と機関銃』紹介!

本日(9/27)付けの朝日新聞「論壇時評」で、作家の高橋源一郎さんが片山杜秀さんの『線量計と機関銃』をとりあげてくださいました。「暴論じゃない、まともだよ」と題し、東浩紀氏、孫崎享氏、杉田敦氏、内藤朝雄氏の言説とともに、片山さんの主張を紹介しています。

 片山杜秀は「議会の任期は一年」「比例代表選挙のみ」という、あっと驚く改革案を紹介している。任期が1年ぐらいじゃないと複雑な現代社会に対応できないし、比例代表(当然、任期中は公約を変えられないという前提で)じゃないと、せっかく投票したのに勝手に政策を変えられてしまうから、というのだ。この(ぼくの考えでは)まともすぎる「暴論」を提案したのは、日本政治史上最大の「暴論」、「天皇機関説」を唱えた美濃部達吉だそうです。いまから、七、八十年前に、ここまでいっていたんだ。ちなみに、片山さんは、いちど「内閣などをぜんぶ、女性に変えてしまう」ことを提唱していて、それは、「子供を産むとか、育てるということを本気で考えていない男の社会」がかくも悲惨な結果を招いたからだというのだが、これも、ぼくには「暴論」ではなく、ものすごくまともな意見に聞こえるんですけれどね。

片山さんの本は、このほかにも「まともな暴論」がてんこ盛りです。高橋さんが、本を付箋だらけにして「読んでて泣いた」という『線量計と機関銃』、みなさんもこの機会にぜひ!

[木村]

2012年10月15日

高橋源一郎さんが『線量計と機関銃』をふたたび絶賛!

作家の高橋源一郎さんが朝日新聞「論壇時評」で片山杜秀さんの『線量計と機関銃』をとりあげてくださったのは既報のとおりですが、こんどは『文學界』11月号にて、なんと、ご自分の連載「ニッポンの小説・第三部」をまるごと1回(全8ページ!)あてて、同書を論じておられます。書評というのでもなく、ひとつの文学作品として『線量計と機関銃』を読み解いているのがすごい!

 ……片山さんは、おかしな文章を書く人である。[中略]片山さんは、ふつうの人が気づかない「世界のつながり」が見えてしまうのである。
 ぼくは、この、片山さんの書くような(というか、音楽もかけてるんだけど)文章こそ、文学じゃないのか、と思った。
 この、見たことも、聞いたこともないものの組み合わせ、遠く、かけ離れているようなことばの繋がりを、文学っていうのではないか。

この練達の読書家をして、このように驚嘆せしめる片山さんの頭の中って、いったいどうなっているんだろう、と思わずにはいられません。高橋源一郎による異色の「片山文学論」。必読、です。

[木村]

2012年10月17日

『intoxicate』で『線量計と機関銃』紹介

タワーレコードの発行するフリーマガジン『intoxicate』#100(10月号)の「BOOK」コーナーの筆頭で、片山杜秀さんの『線量計と機関銃』が紹介されました。書いてくださってるのはタワーレコード本社の谷川和繁さん。

それぞれ12のこだわりのテーマを氏の語り口の巧さを目で追いながら紹介される音楽を聴く。その造詣の広さと深さには舌を巻くばかり。

どうもありがとうございました。

[木村]

2012年10月24日

朝日新聞ラジオ欄にて『線量計と機関銃』紹介

本日(10/24)付けの朝日新聞ラジオ欄のコラムコーナー「ラジオアングル」にて、ライターの山家誠一さんが、衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で放送中の番組「片山杜秀のパンドラの箱」と、同番組をもとに単行本化した片山さんの最新刊『線量計と機関銃』を紹介してくださいました。

……片山さんはメモを見ることもなく、一気に語っていく。思想講談の趣だ。そのスピード感は、説得力の物足りなさや論理の隙間も含む。それが聞く者の中に疑問を引き出す面白さがある。……
 元建築会社の作業場だった片山さんの家には、10万点を超える本、CDなどが集積されている。「とても読めないでしょうと人に言われるけれど、余計なお世話」と、片山さんは思う。関心が関心を引き寄せることこそが、思考の源泉だからだ。

 片山さんの語りの魅力、番組と本の面白さを端的に伝えてくださっています。ありがとうございました!

[木村]

2012年10月27日

●速報! 11/19-1/10 アルテス・フェア@東大生協、12/11 麻木久仁子×片山杜秀トークショー開催!

年末年始をはさんで(11/19〜1/10)、本郷および駒場の東京大学生協にて、「アルテスパブリッシング・フェア」が開催されます。そして、それにあわせて12/11(火)には、タレントの麻木久仁子さんと評論家の片山杜秀さんという、夢の組み合わせでのトークショーが実現することになりました。詳細は以下のとおりです。

アルテスパブリッシング・フェア@東京大学生協(本郷・駒場)
[11/19(月)〜1/10(火)]

『線量計と機関銃』刊行記念トークショー
麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談

TBSラジオ「麻木久仁子のニッポン政策研究所」のパーソナリティをはじめ、テレビ、ラジオなどで活躍する麻木久仁子さんは、大の読書家としても知られる。レビュアーとして参加する書評サイト「HONZ」では、片山杜秀さんの『未完のファシズム』(新潮選書)を高く評価。
いっぽう片山杜秀さんは、雑誌・書籍・ラジオ・テレビを舞台に、政治・社会から音楽や映画まで幅広く評論活動を展開。いまもっとも注目される気鋭の論客。2008年には『音盤考現学』『音盤博物誌』(ともにアルテスパブリッシング刊)でサントリー学芸賞と吉田秀和賞を受賞している。
その片山さんの最新刊『線量計と機関銃』刊行を記念して、お二人の初顔合わせが実現!

麻木久仁子さんによる『未完のファシズム』の書評(HONZ)
http://honz.jp/12538
『片山杜秀の本5 線量計と機関銃』(アルテスパブリッシング刊)
http://www.artespublishing.com/books/903951-58-4.html

■出演:麻木久仁子(タレント)、片山杜秀(評論家・慶應義塾大学准教授)
■日時:2012年12月11日(火)17時開演(16時30分開場)
■会場:東京大学駒場キャンパス コミュニケーションプラザ北館2F 多目的教室4
■入場無料
■予約不要
■お問合せ:東大生協駒場書籍部   Tel 03-3469-7145
      アルテスパブリッシング Tel 03-6805-2216
       E-mail info@artespublishing.com

麻木久仁子(あさぎ・くにこ)
1962年生まれ、東京都出身。学習院大学法学部中退後、芸能界入り。
情報番組の司会やコメンテーター、クイズ番組などでも活躍。
TBSラジオ「麻木久仁子のニッポン政策研究所」が高い評価を得ており、その明るいキャラクターで、幅広い年齢層から支持されている。
おすすめ本を紹介するサイト「HONZ(http://honz.jp/)の「HONZ倶楽部」ではブックレビューを担当している。

片山杜秀(かたやま・もりひで)
1963年仙台生まれ。東京で育つ。音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部准教授。専攻は政治学。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館)』(以上アルテスパブリッシング)、『未完のファシズム』(新潮選書)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)ほか。この夏、アルテスパブリッシングより『線量計と機関銃』を刊行。
2008年、『音盤考現学』『音盤博物誌』が第18回吉田秀和賞、第30回サントリー学芸賞を受賞。今年度より吉田秀和賞審査委員をつとめる。

これは超期待大! ぜひ多数のご来場をお待ちしています。

[木村]

2012年11月15日

『Jupiter』で『線量計と機関銃』紹介

大阪・いずみホールの機関誌『Jupiter』Vol.137(2012年12月&13年1月号)で、片山杜秀さんの『線量計と機関銃』が紹介されました。評者は編集の(め)さん。

……[3.11以降の]重く複雑な現実に直面したクラシック音楽ファンは社会人と趣味人の自分が分裂しそうだ。著者はそれと統合させ、しゃんとさせてくれる。

同書で語られる内容は音楽をはるかに超えて、政治・社会・経済・文化全般におよびます。それでも、片山さん自身「クラシック・ファン」として、この不要不急の趣味を、ヘヴィな現実のなかでどう守っていくかという処方箋も示してくれています。それをしっかりと受け止めていただいた、うれしいレビューでした。

[木村]

2012年11月22日

『ショパン』の「今年の音楽書」に『線量計と機関銃』『ファジル・サイ』がランクイン

『ショパン』12月号の特集は「2012年を振り返る」。そのなかの「音楽書籍ベスト5」で、編集者・ジャーナリストの岩野裕一さんが『線量計と機関銃』を、原口啓太編集長が『ファジル・サイ』を、それぞれ5冊のなかに選んでくださいました。

岩野裕一さん>『線量計と機関銃』

原発事故から政治のありようまで、縦横に飛び交う視野の広さと話芸の巧みさ、音楽評論を超えた社会に対する鋭い切り込みは、さすが吉田[秀和]が生前に後継者と目しただけのことはある。

原口啓太編集長>『ファジル・サイ』

日本人と同じく、クラシック音楽発祥でない場所で生まれた人間が、世界的なピアニストとなっていく姿がたいへん興味深い。

ちなみにそれぞれの1位は、岩野さんが吉田秀和『言葉のフーガ 自由に、精緻に』(四明書院)、原口さんが『ショパン全書簡 1816-1831年 ポーランド時代』(岩波書店)でした。

[木村]

2012年11月30日

「麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談」まであと2週間!

アルテスパブリッシング・フェアを開催中の東京大学生協駒場書籍部でトークショーの打合せをしてきました。銀杏並木がたいへんきれいです。「麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談」は12月11日開催、入場無料、予約不要ですので、たくさんのご来場をお待ちしています。学外の方もぜひどうぞ!

komaba.JPG

2012年12月06日

片山杜秀さんが第16回司馬遼太郎賞を受賞!

「片山杜秀の本」シリーズ(弊社刊)でおなじみの政治思想史研究者で音楽評論家の片山杜秀さんが、このたび『未完のファシズム』(新潮選書)で、第16回司馬遼太郎賞を受賞されました。同時受賞は赤坂真理さんの『東京プリズン』(河出書房新社)。

朝日新聞デジタル:司馬遼太郎賞に赤坂真理氏と片山杜秀氏
http://www.asahi.com/culture/update/1205/TKY201212050688.html

司馬遼太郎記念館:司馬遼太郎賞とは
http://www.shibazaidan.or.jp/17shibasho/index.html

過去の受賞者の顔ぶれがすごい! 立花隆さん、塩野七生さん、宮城谷昌光さん、宮崎駿さん……。これで片山さんも、名実ともに「日本の思想家」の仲間入りをはたしたといえるのでは?

「片山杜秀の本シリーズ」の最新刊『線量計と機関銃』は、今回の受賞作『未完のファシズム』のダイジェスト的な内容も含むとともに、さまざまな顔をもつ「現代の知の巨人」の全体像を知るうえで格好の書籍です。

おりしも、12/11(火)には東京大学駒場キャンパスで「麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談」が開催! 東大生協ではアルテス・フェアも開催中です。ぜひこの機会に『線量計と機関銃』ほか「片山杜秀の本シリーズ」を手にとってみてください!

[木村]

2012年12月11日

12/16「麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談」がオンエア!

昨日(12/11)、東京大学駒場キャンパスにて『線量計と機関銃』刊行記念トークショー「麻木久仁子と片山杜秀の年忘れ時事放談」を開催しました。

線量計と機関銃』や『未完のファシズム』(新潮選書)など、片山さんの著書をふまえながら、政党政治は、民主主義は、そして近代社会はこれからどうなっていくのか。誰にとってもわかりにくい問題を麻木さんが解きほぐし、片山さんが歴史を参照しながらそもそもの原点を思い起こさせてくれる──初顔合わせとは思えない息の合った2時間のトークでした。

この模様は、12/16(日)4:30〜5:00にTOKYO FM「トランス・ミュージック・ワールド・ウェイズ」で放送されます。早朝に番組を聴いてから、投票に行かれることをお薦めいたします!

トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ
http://musicbird.jp/programs/twmw/

もうひとつうれしいお知らせ。片山杜秀さんの新刊『国の死に方』(新潮新書)が12/15に刊行されます。こちらも合わせてどうぞ。

東京大学生協では、本郷・駒場の両キャンパスで、「アルテスパブリッシング・フェア」を開催中です。ぜひご利用ください。

[木村]

2012年12月12日

『本の雑誌』の「読者が選んだベスト1」に『線量計と機関銃』が!

『本の雑誌』2013年1月号の特集は「本の雑誌が選ぶ2012年度ベスト10」。「読者が選んだベスト1」では、10人の読者のなかに、片山杜秀さんの『線量計と機関銃』をベスト1に選んでくださった方が!

 CSのラジオ放送の書籍化という点ですでに快挙ですが、目次をながめただけでも、かなり知的好奇心を刺激されること間違いなしのベスト1です。

新潟県の会社員、立川直人さん、まことにまことにありがとうございました!

2月号の特集は「超専門出版の時代がきたぞ!」ということで、まさに日頃、「超専門出版」の自負のもとに活動する弊社にとっても見逃せない企画。楽しみであります。

[木村]

2013年01月01日

『SIGHT』で高橋源一郎さんと斎藤美奈子さんが『線量計と機関銃』を絶賛!


高橋さんの後ろにでっかく『線量計と機関銃』の書影が!

新年あけましておめでとうございます。

新年早々、めでたいニュースです。『SIGHT』54号/2013年冬号の特集「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」にて、作家の高橋源一郎さんと文芸評論家の斎藤美奈子さんが片山杜秀さんの『線量計と機関銃』を2ページにわたって絶賛してくださいました。

高橋 (…)今の原発や地震計[地震警報?]をもとに、音楽を縦軸に、政治思想を横軸に、終戦直後の日本を浮かび上がらせていく。それがもうマジックのようで。
斎藤 でも難しくないんですよね、ちゃんとおもしろい。そうやって語っていく中で、ある種の論理の飛躍があって、それが気持ちいいんですね。


高橋 だから、たくさん知識ももらえるんだけど、意外とシリアスにこの日本のね、原発事故から見えてくる社会姿勢みたいなのがスターリン時代と一緒とか。
斎藤 うん、一緒だよね。
高橋 それから、ナチスがやってることと一緒だということを政治思想的にも見てる。
斎藤 構造で見ていくと。
高橋 そうそう。構造で見ていくと、一緒なんだ。すごく勉強になるんですが、とりあえずこのアクロバティックな組み合わせがおかしい(笑)。

ぜんぶ引用したいくらいですが、このへんで(笑)。高橋さん、斎藤さん、ありがとうございました!

[木村]


2013年03月12日

『みすず』の「読書アンケート」で『線量計と機関銃』が!

毎年楽しみにしている雑誌「みすず」の読書アンケート特集。登場するタイトルを追っているだけで胸弾みますが、その中にアルテスの本が! 選んでくださったのは創業以来たいへんお世話になっている名古屋市・ちくさ正文館の古田一晴さん。

「第二次世界大戦の敗戦原因の精神主義強調が、短期決戦を必然としたこと」と「東日本大震災に際し、『想定外』『未曾有』という明治以降のデータしか前提にしない『意味不明』な説明」「この2点が地続きの体質と語る。この時点で、福島の原発廃炉の不可能生の高さに触れる冷静さ」と特筆されています。

ちなみに古田さんの他の2冊は八木幹夫『余白の時間──辻征夫さんの想い出』シマウマ書房と、『小谷野敦のカスタマーレビュー2002〜2012』アルファベータ。

2013年05月12日

朝日新聞に広告を出しました


本日(5/12)の朝日新聞読書面に広告を出しました。ちょうど第2刷ができた青山通さんの『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』をメインに、片山杜秀さんの『線量計と機関銃』、そして『アルテス』Vol.04の3冊。『ウルトラセブン〜』はAmazonの順位も最高位を記録し、効果あり!の様子です。

[木村]

【追記】偶然ですが、同日の社会面にはウルトラマンの着ぐるみに入り、セブンではアマギ隊員役を演じた古屋敏さんの70歳祝賀パーティの記事が。モロボシ・ダンとアンヌ隊員の写真も!



2013年11月15日

東京堂書店神保町本店にて「片山杜秀の本」フェア開催!

東京・神田神保町の東京堂書店神保町本店にて、11/19(火)〜12/20(金)の1カ月間、「片山杜秀の本」フェアが開催されます。

先月刊行された最新刊『現代政治と現代音楽』を中心に、「片山杜秀の本」シリーズをはじめ、他社刊行の音楽以外の本も一同に並べる、現代の知の巨人・片山杜秀の全貌を知るには恰好のフェアです。

フェアでは、『現代政治と現代音楽』と前作『線量計と機関銃』のもとになった番組「片山杜秀のパンドラの箱」(衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で放送中)の内容を一部聴いていただけるようになっています。この機に高音質「音楽専門」衛星ラジオ「ミュージックバード」のリスナーになってみませんか?

[木村]

2014年06月20日

『ステレオ』で「片山杜秀のパンドラの箱」が紹介されました

月刊『ステレオ』で隔月連載されている「“月刊ステレオの音”が楽しめるラジオ 集合!ミュージックバードの広場へ」は衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」の魅力を紹介するコーナー。7月号掲載の第3回には「名物番組」として、片山杜秀さんがパーソナリティをつとめる「片山杜秀のパンドラの箱」「片山杜秀の大音楽家の時間」が紹介されました。

「パンドラの箱」のほうは、ご存知、片山さんの著書『線量計と機関銃』および『現代政治と現代音楽』のもとになった番組。「(さまざまな時事的テーマが)古典から現代までにいたる音楽、政治、社会、思想、映画、芸能等全方位的に網羅する片山氏の手にかかることで、壮大なスケールのトークへと発展していく」と紹介。番組スタート時のコンセプトが3.11を境に変わった経緯も、プロデューサーの田中美登里さん、片山さんのことばで明かされています。

最後は、「この片山氏の2番組、ぜひともワンセットで日常生活に添えていただきたい。政治や思想、社会などと同様やはり人間が生み出したところの音楽が、より深く染み入るようになるはずだ」と結んでくれています。収録中の貴重な写真も掲載されているので、ぜひご覧ください。

[木村]

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