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2011年01月01日

ARTES インフォ*クリップ 年始版|謹賀新年2011

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ARTES インフォ*クリップ[年始版]
2011/01/01
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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新年あけましておめでとうございます!


2011年が始まりました。

電子書籍の話題がメディアを賑わせた2010年、アルテスは“紙の本”
14冊を世に送り出しました。創業以来の出版総点数は39点。これら
いずれも個性派ぞろいの本たちが、これから液晶画面の中にどんな
居場所を見つけるのか。ボイジャー社長・萩野正昭さんの「電子書
籍は小さいもののためのメディアである」という言葉を噛み締めつ
つ、「音楽を愛する人のための出版社」として、ぼくたちならでは
の答えを探していきたいと思います。

昨年は創業以来はじめての「絶版」を経験しました。とはいっても
売れ行き不良のためではありません。1点は2007年9月に創業第1弾
として刊行し、版を重ねてきた内田樹さんの『村上春樹にご用心』。
1Q84』全3巻(新潮社)やエルサレム賞受賞スピーチなど、それ
以降のトピックを内田さんがどう読んだかという内容を加えて再編
集した改訂新版として、『もういちど村上春樹にご用心』を刊行し
ました(11月)。もう1点は、500部限定で刊行した平尾雅子さんほ
か訳の『オルティス変奏論』(1月)。おかげさまで好評をいただ
き品切れとなったため、新たに「オンデマンド版」を刊行しました。
いずれも「前向きの絶版」です(笑)。

いっぽうで、ピーター・バラカンさんの『魂(ソウル)のゆくえ』、
故油井正一さんの『ジャズの歴史物語』、きたやまおさむさんの
ビートルズを知らない子どもたちへ』(旧書名『ビートルズ』)
など、絶版で長らく手に入らなくなっていた名著を、新たなセンス
で再生させる「アルテス再生工場」(?)は健在です。昨年も高橋
健太郎さんの1991年の名作『音楽の未来に蘇るもの』が、『ポップ
・ミュージックのゆくえ
』(6月)として生まれ変わりました。

新しい入門シリーズ、「いりぐちアルテス」も、久保田慶一さんの
音楽用語ものしり事典』(9月)でスタート。「音楽の入り口は
どこにでも」をコンセプトに、今年もさまざまな切り口での「音楽
入門」を出していきたいと思います。

アルテスの名を広く知っていただくきっかけになった「片山杜秀の
本」シリーズも、昨年は『クラシック迷宮図書館2冊(1月/
3月)を出すことができました。タイミングよく声をかけてくださっ
た千駄木の「古書ほうろう」さんでは、なんとアルテス初の「全点
フェア」
が挙行され(4〜6月)、その一環として同店でおこなった
評論家の川本三郎さんと片山杜秀さんの対談「偏愛談義──古書も
映画も音楽も
」は大好評で、昨年のうちに3たびを数えました。

ありがたいことにその後も立て続けに「全点フェア」のお話をいた
だき、11月15日から三省堂書店神保町本店で、11月29日からは八重
洲ブックセンター本店で実施されました。新年1日からはジュンク
堂書店池袋本店1階でも始まります。

ヤマハ横浜店での「クラシック迷宮図書館フェア」(6〜7月)では、
その片山さんとフェリス女学院大学の秋岡陽さんによる「夏休みに
読みたい音楽書
」と題するトークショーも開催(7月)。『ポップ・
ミュージックのゆくえ
』関連では、著者の高橋さんと大石始さん
津田大介さん原雅明さんとの連続トーク・ライヴも開催しました
(7〜8月)。

また、『三輪眞弘音楽芸術』(8月)の著者で作曲家の三輪眞弘さ
んと評論家・佐々木敦さんの対談
(10月)、『作曲の思想』(10月)
の著者で同じく作曲家の小鍛冶邦隆さんと評論家・小沼純一さんの
対談
(11月)と、「現代音楽」フィールドの出版とイヴェントが続
いた2010年でもありました。

昨年はショパン生誕200年でしたが、アルテスはタカギクラヴィア
が2009年から連続開催した「ショパン・ピアノ作品全曲演奏会」に
全面協力し、その成果として、その演奏会の解説をつとめた小坂裕
子さんの『フレデリック・ショパン全仕事』を刊行しました(4月)。
小坂さんは「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」の10時間特番「今日は
一日ショパン」(BSハイビジョン)でも解説者をつとめ、NHKホー
ムページで展開された「みんなのショパン」という企画では、同書
が「公式ガイドブック」としてクローズアップされました。

もうひとつ、アルテスにとって大きなできごとといえるのが、NHK
交響楽団の機関誌『フィルハーモニー』および定期公演プログラム
の編集を同団より委託されたことです。現存する日本の音楽雑誌の
なかではもっとも長い歴史を誇る『フィルハーモニー』の伝統を受
け継ぎ守りつつも、アルテスらしい新風を吹き込みたいという思い
で、9月号から編集しています。岡田暁生さん、秋岡陽さん、川本
三郎さん、奥田佳道さん、新井鴎子さん、佐伯茂樹さん、飯尾洋一
さんによる新連載は、それぞれの個性が輝く読み応えたっぷりの内
容です。

今年もアルテスは元気に楽しく、質の高い仕事をめざしてがんばっ
ていきます。昨年以上の応援をスタッフ一同よりよろしくお願い申
し上げます!


2011.1.1
株式会社アルテスパブリッシング
鈴木茂・木村元・小野茂
松岡靖子・木村和美・船山加奈子(育休中)

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ARTES インフォ*クリップ[年始版]     配信数:1,605
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発行日:2011年1月1日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-15-19-2F
TEL 0422-27-2080│FAX 0422-21-3464
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2011年01月02日

2/24 小鍛冶邦隆さん公開講座「作曲家の語る音楽史」

2/24(木)、ヤマハ池袋店が主催する公開講座に小鍛冶邦隆さんが登場します。

バッハからメシアンにいたる音楽には、公認の音楽史に見られるものとは明らかに異なった、いわば隠された部分があります。 これらは音楽に携わる人々だけが、ひそかに継承してきた奥義といってもよいものです。 今回の講座では、皆さんのよく知る作曲家や作品にスポットをあてながら、楽譜や演奏解釈の背後に暗号化された、「音楽」の真実に迫ります。

小鍛冶さんいわく、「音楽史の『ダ・ヴィンチ・コード』」というような刺激的な内容になりそうで、たいへん楽しみです。詳細は以下(会場はヤマハ池袋店ではありません。また教材として弊社刊『作曲の思想』が必要ですので、ご注意を!)。

[木村]


「作曲家の語る音楽史」~名曲のミッシングリンクを探る!~
http://www.yamahamusic.jp/shop/ikebukuro/event/detail/1231

■開催日:2011年2月24日 (木)
■時間:10:30~12:30
■会場:ヤマハミュージックアベニュー池袋(豊島区東池袋1-30-1 スポルトビル 6F)
■講師:小鍛冶 邦隆 講師
■料金(税込):
 ヤマハ池袋店PEN・アルドーレ会員:無料
 jet池袋支部会員:1,500円
 PTNA池袋支部会員:2,000円
 Tutti、一般:3,000円
■教材:
 小鍛冶邦隆著『作曲の思想』(アルテスパブリッシング刊)
 定価 2,310円(税込) ※当日会場でも販売しております。

2011年01月05日

ジュンク堂書店池袋本店1階でアルテス全点フェア開催中!

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

新年早々さっそくですが、うれしいお知らせを。昨年から年初にかけての三省堂書店神保町本店、八重洲ブックセンターに次いで、新年2日からジュンク堂書店池袋本店で「アルテス全点フェア!」を開催中です。1階の入り口すぐ、レジ脇・エレベーター前のスペースに、アルテスがこれまで刊行してきた書籍全点(絶版となった『村上春樹にご用心』を除く)を展示・販売しています。弊社スタッフ手作りの白と緑の看板が目印です。池袋にお出かけの際はぜひお立ち寄りください。[鈴木]

2011年01月11日

1/22 杉本安子さんの「音楽家のためのキャリア・デザイン・セミナー」

NPO法人音楽キャリア・サポート・ネットが主催する「音楽家のためのキャリア・デザイン・セミナー」は、音楽の知識や技能を用いた職業をいとなみ、音楽による生活・社会貢献をしていらっしゃる方を対象に、音楽とのかかわりを生かしたキャリア・デザインとは何かを考えるセミナーです。

来る1/22(土)、洗足学園音楽大学教授の杉本安子さんを講師に迎え、「これからのピアノ指導者に求められるもの」と題して、ピアノ・レスナー向けのお話をしていただきます。どなたでも参加できますので、ご関心のある方はぜひ!

[木村]

NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット
Presents
音楽家のためのキャリア・デザイン・セミナー 2010

第2回講師:杉本安子さん(洗足学園音楽大学教授)
ゲストスピーカー:草 冬香さん(東京芸術大学講師)

〈テーマ〉
これからのピアノ指導者に求められるもの
──ショパン国際ピアノコンクールとレッスン室をつなげるもの

ピアニストそしてピアノ指導者として著名な杉本安子さんに、ご自身のキャリア、ピアノ教室の運営、2010年ショパン国際ピアノコンクールなど、大いに語っていただきます。また、草冬香さんには、2005年ショパン国際ピアノコンクールの予備予選に参加された経験を語っていただきます。聞き手は「音楽とキャリア」の著者、久保田慶一(本NPO代表理事)です。

杉本さんのプロフィール:
東京芸術大学音楽学部ピアノ科卒業後、西ドイツ政府給費留学生としてミュンヘン音楽大学マイスタークラス、カールスルーエ音楽大学にて研磨を積み、西ドイツ演奏家国家資格試験・最優秀で卒業。1970年第17回文化放送音楽賞、1975年ジュネーブ国際音楽コンクールディプロマ賞をそれぞれ受賞。1976年はスペインのバルセロナで開かれた第22回マリア・カナルス国際音楽コンクールにて第1位を受賞。 現在は洗足学園音楽大学教授として後進の指導をするが、ピアノ指導者としての活動も高く評価され、ピティナ・ピアノコ ンペティションの指導者賞22回、トヨタ指導者賞を2回受賞した。
現在、洗足学園音楽大学教授、社団法人全日本ピアノ指導者協会理事、演奏研究委員長。

対象:ピアノ指導者、音楽家、音楽大学生、その他関心のある方(定員40名)
日時:2011年1月22日(土)、14:00~16:30
場所:(財)東方学会 2F会議室
    〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
参加費:5,000円 (当日、受付にてお支払いください。)
お申し込み:申込フォームから http://npo-mcsn.org/cn27/pg452.html
        メールから info●npo-mcsn.org ●=アットマーク
定員に達し次第申し込みを終了させていただきます。
お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット info●npo-mcsn.org ●=アットマーク
後援:社団法人 全日本ピアノ指導者協会

2011年01月13日

ARTES インフォ*クリップ vol.35|ジュンク堂池袋1階でアルテス全点フェア

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ARTES インフォ*クリップ[vol.035]
2011/01/13
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・アルテス鈴木・木村が選ぶ「2010年のベスト」
・ジュンク堂書店池袋本店1階でアルテス全点フェア開催中!
・『オルティス変奏論』がオンデマンド版で再登場!
・1/28 小鍛冶邦隆×渋谷慶一郎トーク&サイン会を開催します!
・2/24 小鍛冶邦隆さん公開講座「作曲家の語る音楽史」
・1/15 オヤマダアツシさんの「音楽と仕事」セミナー
・1/22 杉本安子さんの「音楽家のためのキャリア・デザイン・セ
 ミナー」
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・東町だより

>> 詳細

2011年01月13日

【書評】『音楽用語ものしり事典』『音楽表現の科学』|『季刊 音楽文化の創造』(2011年Winter)

財団法人音楽文化創造が発行する『季刊 音楽文化の創造(CMC)』で、久保田慶一さんの『音楽用語ものしり事典』と須藤貢明さんと杵鞭広美さんの『音楽表現の科学』が紹介されました。以下、それぞれの文章から抜粋させていただきます。

『音楽用語ものしり事典』:

(略)内容について、普段大学講義の脱線話として展開するもの、と述べているが、著者の幅広い教養に裏打ちされた一冊であることは疑いない。

『音楽表現の科学』

第二部では、音楽と神経心理学、脳性理学、記憶研究のまとめも紹介され、第一部と併せて、心理学と音楽学の理論を橋渡しする一冊であると感じた。

ありがとうございました。

[木村]

2011年01月17日

2/12 田中美登里さんが教える「音楽の垣根の越え方」

NPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が主催する「音楽を語る会」、来る2/12(土)はラジオ・プロデューサーの田中美登里さんを講師に迎え、「音楽の垣根の越え方教えます」と題してお話しいただきます。田中さんといえば、このほど5年ぶりにTOKYO FMに戻った長寿番組「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」のプロデュースとパーソナリティとして知られていますが、番組名どおり、東京藝大楽理科からラジオの世界に飛び込み、「音楽の垣根」を越え、崩してきた田中さんに、このさいなんでも聴いてしまおう、というまたとない機会です。どなたでも参加できますので、みなさんぜひご参加ください。

[木村]

音楽を語る会 2010 第4回

「音楽の垣根の越え方教えます
──楽理科からラジオ・プロデューサーへの道」
http://npo-mcsn.org/cn27/pg166.html

ゲスト:田中美登里(たなか・みどり)さん
(ラジオ・プロデューサー/パ―ソナリティ)

プロフィール:
TOKYO FMグループの衛星デジタルラジオ、ミュージックバードのプロデューサー。
1979年から10年間、TOKYOFMのアナウンサーをつとめる。自分にとってのラジオの原点は幼稚園の頃からおもちゃにしていたテープレコーダー遊び。1989年からボーダレスな視点で制作・出演している「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」では、東京のスリート・ミュージシャンを取材した番組「泳ぐ楽園・東京版」でギャラクシー・ラジオ大賞、「小笠原:リンクする歌の島」では芸術祭放送個人賞を受賞。現在は、THE CLASICとKAYO-ENKAチャンネルを担当。「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」は5年ぶりにTOKYO FMでも放送中(日 25:00~26:00)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒。

内容:
「音楽を語る会」2010年度の最後はラジオ・プロデューサー/パーソナリティの田中美登里さんが登場します。
東京藝術大学の楽理科を経て、TOKYO FMに入社、ラジオ・アナウンサーに。その後、ディレクターとして、さらにプロデューサーとして数々の名番組を生みだしてきた田中さん。その活動の原点とは? 出演・制作を兼ねる音楽番組「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」は今年4月で満22年。ここに登場したユニークな音楽家たち、さまざまな転機にさいしてどんな決断があったのか?これからめざしていきたい方向、現代の音楽シーンについて等々、語っていただきたいと思います。

日時:2010年2月12日(土)14:00-16:00 
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
    〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:3,000円 (学生2,500円)
    ※当日、受付にてお支払いください。
お申込・お問い合わせ:
    お申込みフォームから→http://npo-mcsn.org/cn27/pg453.html
    メールから→info●npo-mcsn.org ●=アットマーク
※定員に達し次第、申込を終了させていただきます。

2011年01月19日

3/13 「作曲家 三輪眞弘の世界」(栃木県立美術館)

栃木県立美術館で1/22(土)〜3/21(月・祝)のあいだ開催される「ズィビレ・ベルゲマン展」の関連企画として、3/13(日)同館にて三輪眞弘さんの作品の演奏会がおこなわれます。演奏されるのは、ドイツ国歌をモチーフに多重な意味を含ませながらコンピュータ・アルゴリズムによって作曲された弦楽四重奏曲《皇帝》、「西洋音楽の正統な編成によって奏でられる架空の民族音楽」である弦楽六重奏曲《369(Harmonia II)》の2曲。分断ドイツを見つめた女性写真家の回顧展のかたわらで、三輪さんの音楽はどのように響くのでしょうか。

[木村]

ミュージック・イン・ミュージアム
「作曲家 三輪眞弘の世界」
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/jp/event/index.html

2011年3月13日(日)午後2時より
企画展示室(予定)
演奏予定曲目:
 弦楽四重奏曲ハ長調《皇帝》(2000年)
 弦楽六重奏曲《369 (Harmonia II)》(2006年)
演奏:TOYOTAKArutetto、他
解説:三輪眞弘(作曲家、IAMAS教授)

──弦楽四重奏曲《皇帝》はコンピュータ・アルゴリズムによって作られた変奏曲である。──
(『三輪眞弘音楽藝術 全思考 一九九八- 二〇一〇』アルテスパブリッシング、2010年、p.43)

──《369》はロマン主義音楽時代にほぼ完成をみた(現代テクノロジーによってさらに完璧になっている)西洋音楽における抽象化され、自由に組み合わせ可能な素材としての音/音符によって構築されることを真っ向から拒否しつつ、弦楽六重奏というもっとも西洋音楽の正統な編成によって奏でられる架空の民族音楽である。──
(『三輪眞弘音楽藝術 全思考 一九九八- 二〇一〇』アルテスパブリッシング、2010年、p.158)

三輪眞弘(みわまさひろ)略歴
1958年東京生まれ。1974年東京都立国立高校入学以来音楽活動を開始。1978年渡独。ベルリン芸術大学で作曲をユン・イサンに、1985年よりロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事。卒業後は作曲家としてドイツを拠点に活動するかたわら、ロベルト・シューマン音楽大学、ケルン・メディア芸術大学の非常勤講師を勤め、1996年岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の創設メンバーの一人として帰国、同年、 IAMAS教授、2001年に情報科学芸術大学大学院教授に就任。1980年代後半からコンピュータを用いた作品の可能性を探求し、特にアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。著書に『コンピュータ・エイジのための音楽理論』(ジャストシステム、1995年)『三輪眞弘音楽藝術 全思考1998-2010』(アルテスパブリッシング2010年)。旧「方法主義」同人。コンピュータ歌唱ユニット「フォルマント兄弟」の兄。

2011年01月30日

2月27日(日)第49回西荻ブックマークに鈴木が出演します

吉祥寺のお隣り、西荻窪に集まる本好きのみなさんが主催している月1のトークイヴェント「西荻ブックマーク」におよばれしました。「吉祥寺で出版社を営むこと」と題して、同じ吉祥寺に事務所を構える図書出版クレインの文弘樹さん(事務所がかなりご近所)、夏葉社の島田潤一郎さんと3人で、出版業のあれこれについて喋ります。定員30人という集まりなので、できるだけざっくばらんにお喋りできたらと。今野スタジオマーレで17時開演です。詳しいことやご予約はこちらでどうぞ。

★【2月10日追記】ありがたいことに定員に達したため予約受付を終了しました(キャンセル待ちは受け付けています)。また、会場がビリヤード山崎に変更になりましたのでお気をつけください。★

西荻といえばライヴハウスの音や金時、ワールドミュージックCDのアオラ・コーポレーション、旅の本屋のまど、beco cafeなど、魅力的なスペースの多い街ですよね。吉祥寺は便利だし、住みやすいところですが、街がちょっとでかすぎるのが難点。アルテスの事務所は西荻寄りだし、これを機会にお仲間に入れてもらおうかな、なんて(笑)。[鈴木]

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