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2008年11月13日

小沼純一×片山杜秀トークショー&サイン会をおこないます。

既報のとおり、シネマート六本木にて11/8(土)から21(金)まで開催中の「映画音楽家・林光の世界」という映画祭に関連して、11/16(日)14:00の回の上映後に小沼純一さんと片山杜秀さんがトークショーをおこないます。

当日は劇場1Fロビーにて、小沼さんの新刊『無伴奏』を発売に先駆けて販売するほか、このほど吉田秀和賞とサントリー学芸賞のダブル受賞が決まった片山さんの『音盤考現学』および『音盤博物誌』を販売させていただきます。いずれも、当日かぎりの「税抜き価格」での販売です(それほどたくさんは持っていかないつもりですから、売り切れの場合はご容赦ください)。

16:20からは同じくロビーにて小沼さんと片山さんのサイン会を開催します。こちらは映画およびトークショーを観ない方も参加可能。すでにお持ちの本を持参していただいてもけっこうです。どうぞふるってご参加ください。

[木村]

◎「映画音楽家・林光の世界」公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/atg/index.html

2008年11月18日

寺神戸亮さんのバッハ《無伴奏チェロ組曲》ツアー

11/22(金)に発売となる新刊、小沼純一さんの『無伴奏』に素晴らしいコメントを寄せてくださったヴァイオリニスト・指揮者の寺神戸亮さんのツアーがもうすぐ始まります(12/4〜16東京・埼玉・大阪・静岡)。詳細は以下のページをご覧ください。
http://lesboreades.info/RyoTerakado/newpage3.html

曲はJ. S. バッハ《無伴奏チェロ組曲》全曲。ヴァイオリニストがなぜチェロを!? じつは寺神戸さんは最近復元された古楽器「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」の世界でも数少ない奏者のひとり。「スパッラ」とは「肩」の意。つまり「肩掛けチェロ」です。バッハのこの名曲は、じつはこの楽器のために書かれた可能性もあるそうで、寺神戸さんはみずからの演奏で、その謎にせまります(CDもリリースされています)。

ツアーでは「無伴奏つながり」(?)ということで、書籍『無伴奏』も販売していただけることになりました。寺神戸さんのCDなどと並んで置いていただいていることと思いますので、みなさまどうぞ手にとってご覧ください。

しかし、ヴァイオリニストがチェロの作品まで弾くようになったら、チェリストの仕事はあがったり?? たしかに縦にして足に挟んだり、エンドピンで支えたりして弾くよりも弾きやすそうな気が……。そのあたりもぜひ、実際の演奏にふれて、ご確認ください。

[木村]

2008年11月18日

小沼純一さんが《無伴奏》についての講座を

小沼純一さんが『無伴奏』の発刊にあわせて、朝日カルチャーセンター新宿で公開講座を開きます。

公開講座 無伴奏ヴァイオリン作品の魅力──イザイを中心にバッハから20世紀の作品まで
講師:小沼純一(早稲田大学教授)
ゲスト:瀬崎明日香(ヴァイオリニスト)
日時:2008/12/13(土) 18:30〜20:00
受講料:会員3,570円/一般4,200円(入会不要)/ACC学生会員1,500円(要学生証)
場所:新宿住友ビル7F 朝日カルチャーセンター(申し込みは4F受付)
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=30973&userflg=0
(ネットからの申し込みもできます)

ゲストの瀬崎明日香さんはイザイ《無伴奏ソナタ》でデビューをかざったヴァイオリニスト。実演をまじえた講座はライヴ版『無伴奏』といったおもむきでしょうか? 楽しみです。

朝日カルチャーセンターでは、12/4(木)には寺神戸亮さんのバッハ《無伴奏チェロ・ソナタ》についての講座(こちらのページを参照)も開かれ、この期間、書籍『無伴奏』を販売していただけることになりました。ぜひこの機会に「無伴奏」のさまざまな姿にふれてみてください。

[木村]

2008年12月13日

小沼純一さんとヴァイオリニストの瀬崎明日香さんのレクチャー

11/22に発売した小沼純一さんの『無伴奏』。版元ドットコムの12/3付けメールニュースで新刊アクセスランキングの3位に入るなど、たいへん好評をいただいています。

さて、少し前のエントリでお知らせしたとおり、小沼純一さんが『無伴奏』の発刊にあわせて、朝日カルチャーセンター新宿で公開講座を開きます。

公開講座 無伴奏ヴァイオリン作品の魅力──イザイを中心にバッハから20世紀の作品まで
講師:小沼純一(早稲田大学教授)
ゲスト:瀬崎明日香(ヴァイオリニスト)
日時:2008/12/13(土) 18:30〜20:00
受講料:会員3,570円/一般4,200円(入会不要)/ACC学生会員1,500円(要学生証)
場所:新宿住友ビル7F 朝日カルチャーセンター(申し込みは4F受付)
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=30973&userflg=0
(ネットからの申し込みもできます)

ゲストの瀬崎明日香さんはイザイ《無伴奏ソナタ》でデビューをかざったヴァイオリニスト。『無伴奏』のなかで中心的にとりあげられたイザイの名曲ですが、実演を聴くチャンスはあまり多いとはいえません。この機会にぜひ、著者のトークと素晴らしい演奏をお楽しみください。

[木村]

2008年12月13日

林田直樹さんが『無伴奏』を紹介してくださいました。

OTTAVA amoroso」にて、音楽評論家の林田直樹さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「慎重な言葉遣いと集中した思考で、この作品[イザイの無伴奏ソナタ]の深部に分け入り、ヴァイオリン音楽、とりわけソロというものの孤独な本質について述べられています」と評価していただきました。

林田さんも新刊『クラシック新定番100人100曲』(アスキー新書)を出されたばかりですが、新書サイズのコンパクトな本ながら、たいへんていねいに深く掘り下げられた作品論、作曲家論となっており、まさに理想のクラシック音楽入門書といえる快著。おすすめです!

[木村]

2009年01月21日

『クラシックジャーナル』で『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』が紹介されました

『クラシックジャーナル』35号で『バレンボイム音楽論』『無伴奏』の2冊を紹介していただきました。執筆は同誌編集部の小林蕗子さん。

『バレンボイム音楽論』については、「たいへん理解しやすい言葉で翻訳されているので、読者は十分に彼の思考と対話できる。ちなみにルビも丁寧に振られており、……思想用語に不慣れな読者にも理解しやすい配慮のされた本作り」と評価していただいたのは、たいへんうれしいかぎり。「静かな詩作の時間の必要を問いかけてくれる本」と結んでくださっています。

『無伴奏』についても、「渋い地味な装丁、消え入りそうな「無伴奏」の文字なのに、なぜか目に残る本」とうれしいポイントを突いてくださったうえで、「「無伴奏」ゆえの孤独と歓びに近づこうとする著者の想いが伝わる」と評していただきました。ありがとうございました!

[木村]

2009年01月22日

『音楽の友』で『無伴奏』を書評していただきました

『音楽の友』2月号にて、ヴァイオリニストの森元志乃さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「……本書は内容的には間違いなく純然たる研究書なのだが、読んだ後に残るものはそれとは違った感触である。それはきっと筆者のスタンスが、〈研究者〉ではなく〈人〉であるからだろう」という指摘は、まさに著者・小沼さんの姿勢とこの本のありようをあらわすもの。「ヴァイオリンへのオマージュ……、優しさに満ちた本なのである」という結びもうれしく読ませていただきました。

森元さんのウェブサイト「ヴァイオリン弾きのおやど」はこちら。ブログも。

[木村]

2009年01月22日

『intoxicate』で『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』が

タワーレコード発行のフリーマガジン『intoxicate』77号にて、『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』がとりあげられました。

『バレンボイム音楽論』の評者は小沼純一さん。「この音楽家の抱く地平の広大さをみることができる」と評していただいています。そしてその小沼さんの著書である『無伴奏』については、タワーレコード本社の谷川和繁さんが「普段何気なく聴いている音楽への新しい視点を提示する」と書いてくださいました。

[木村]

2009年01月26日

『無伴奏』のbk1レビュー

オンライン書店bk1の「今週のオススメ書評」というコーナーに、『無伴奏』の書評が掲載されました!

評者は「消息子」さん。ヴァイオリンを演奏なさる方なのでしょうか、「ヴァイオリンを一人で弾くこと」と題して、小沼さんが書かれたことの本質にアプローチされています(リンクはこちら)。

もちろん、合奏のパート譜を弾いても自分の出した音に聴き入って、絶えず求める表現に向けて修正を図っていかねばならないことに違いはないのだが、無伴奏曲の場合はやはり違う。話しつつ聞くという人間の言語活動のように、相即な現象が生じ、精神はどこか沈潜して自己に向かうとともに、音を出す行為は祈りにも似てくる。

本の解説にとどまらない創造的で詩的な書評をとてもうれしく読ませていただきました。

[木村]

2009年02月02日

『みすず』に広告を出しました

みすず』の1・2月合併号は毎年恒例の「読書アンケート特集」号。今年は152名の方々が1年間の読書生活のトピックスを挙げておられますが、アルテスも広告を出させていただきました。みすず書房と縁の深い2冊──『バレンボイム音楽論』(サイードとの対話『音楽と社会』は同社刊)、『無伴奏』(小沼純一さんは同社から『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」 世界・音楽・メディア』などを出されています)──と片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』をもりこんだ広告。

送っていただいた見本誌をみると、その広告の前後で武藤康史さん(評論)と蔭山宏さん(思想史)のおふたりが、『音盤考現学』と『音盤博物誌』をとりあげてくださっていました! 

淀川長治のように踊ってみせる人。吉田健一のように陶酔してみせる人。戸板康二のように天馬空を行く筆勢。著者は凄い人。(武藤さん)
音盤を題材にして縦横無尽にこれだけの密度で論じるのは至難の業である。文化を思想的に論じ、しかも柔軟性を失わない。(蔭山さん)

読めば読むほど、ほしい本が増えてしまう、困った号でもあります。ありがとうございました。

[木村]

2009年02月20日

小沼さん+無伴奏6時間!

小沼純一さんがミュージックバードに出演し、『無伴奏』を語ります。番組の詳細は以下。

3月1日(日)18:00〜24:00 再放送3月7日(土)12:00〜18:00
ウィークエンド・スペシャル〜「無伴奏」ラビリンス
MUSICBIRD THE CLASSIC

3月1日/「無伴奏」ラビリンス! (ゲスト・小沼純一)
3月1日は、昨年暮れ、『無伴奏』(アルテスパブリッシング)と題した著書を発表した音楽文化論の小沼純一氏を迎えます。バッハ(以前)からイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに至る無伴奏ヴァイオリン曲の系譜をたどり、一人で演奏することの意味、そしてヨーロッパの作品に刻印されたフィドルの記憶などを語ります。最初の1時間は著書に基づいた対談、そしてあとの5時間は小沼氏の選曲による「300年にわたる無伴奏ヴァイオリンのラビリンス!」。聴き応えあります。

http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/theclassic/index.html#the_classic

※MUSICBIRDはTOKYO FMグループの超高音質CS衛星デジタルラジオ。
クラシック、ジャズ、KAYO-ENKAなどジャンル別に10のチャンネルがあり、これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。ただ今、チューナーとアンテナを無料でレンタルする「PCM Fun Club」の会員募集中。
お問合せは03-3221-9000
http://www.musicbird.jp/
PCMファンクラブのお申し込みは03-3261-8155
http://www.musicbird.jp/musicbird/ch_all.html

なお、音楽プロデューサーの平井洋さんのブログでも、この番組が紹介されています。

放送予定の「無伴奏」名曲の数々は以下のとおりです。

テレマン/無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第1番 変ロ長調  寺神戸亮(Vn)
バルツァー/「ジョン、来て、キスして」によるディヴィジョン ト長調  寺神戸亮(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001  ギドン・クレーメル(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調Op27-1  ギドン・クレーメル(Vn)
パガニーニ/24の奇想曲第24番イ短調  トーマス・ツェートマイヤー(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006  アルテュール・グリュミオー(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調Op27-2  ローラン・コルシア(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番二短調BWV1004  シギスヴァルト・クイケン(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調「バラード」Op27-3  瀬﨑明日香(Vn)
クライスラー/レシタティーヴォとカプリスOp6  大谷康子(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op27-4  トーマス・ツェートマイヤー(Vn)
アイルランド伝承曲/マリンの少年たち~砂砂利  トミー・ピープルズ(フィドル)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調Op27-5  ローラン・コルシア(Vn)
ヒンデミット/無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp31-2  イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調Op27-6  瀬川祥子(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002  ヘンリク・シェリング(Vn)
バルトーク/無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz117  ミリヤム・コンツェン(Vn)
プロコフィエフ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op115  ギドン・クレーメル(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003  ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)
オネゲル/無伴奏ヴァイオリン・ソナタH143  ドン=スク・カン(Vn)
ベリオ/セクエンツァⅧ  ジャンヌ=マリー・コンケール(Vn)
高橋悠治/7つのバラがやぶにさく  鈴木理恵子(Vn)
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第第3番ハ長調BWV1005  ギドン・クレーメル(Vn)

[木村]

2009年05月13日

柴田元幸さんが『無伴奏』を!

下北沢の個性派出版社フリースタイルが出している不定期(?)刊行物『フリースタイル』8号(2009年春号)にて、柴田元幸さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「いつもながら文章が音楽。」と簡潔ながらじわっとくる評文がうれしいです。

[木村]

2010年10月12日

10/15 勅使川原三郎さんと小沼純一さんが朝カルで

舞踊家・演出家の勅使川原三郎さんと小沼純一さん(弊社刊『無伴奏』著者)が、朝日カルチャーセンター新宿で「音楽とダンス」について語ります。詳細は以下。

[木村]

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=91020&userflg=0

フェスティバル/トーキョー10新作公演記念
音楽とダンス

舞踊家・演出家 勅使川原 三郎
早大教授 小沼 純一

◎日程:2010年 10/15(金) 19:00-20:30 全1回
◎受講料:会員 3,360円/一般 3,990円

◎講座内容
世界の第一線で活躍している舞踊家・勅使川原氏が、この秋東京で行われる舞台芸術の祭典・フェスティバル/トーキョー10で新作を発表します。現代音楽の作曲家リゲティを核に、音楽と身体表現の可能性を探求するこの作品。上演に先がけ、小沼氏とともに「音楽とダンス」について語ります。
 
<フェスティバル/トーキョー10>
「SKINNERS−揮発するものへ捧げる」
演出・振付・美術・照明 勅使川原三郎
11月27日(土)・28日(日)東京芸術劇場中ホール
比類のない美意識とフィロソフィーで独自の表現を追求し、世界的に注目されている舞踊家 勅使川原三郎。最新作となる本作では、現代音楽の作曲家リゲティのピアノ曲とノイズ、インスタレーションと光によって造形された異空間の中で、極限まで研ぎ澄まされたダンスが繰り広げられる。音楽とアートそして身体による、スリリングな芸術体験。
http://festival-tokyo.jp/
チケット申込み/お問い合わせ ℡03−5961−5202
9月5日(日)10:00よりチケット一般前売開始。

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