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2009年01月26日

『無伴奏』のbk1レビュー

オンライン書店bk1の「今週のオススメ書評」というコーナーに、『無伴奏』の書評が掲載されました!

評者は「消息子」さん。ヴァイオリンを演奏なさる方なのでしょうか、「ヴァイオリンを一人で弾くこと」と題して、小沼さんが書かれたことの本質にアプローチされています(リンクはこちら)。

もちろん、合奏のパート譜を弾いても自分の出した音に聴き入って、絶えず求める表現に向けて修正を図っていかねばならないことに違いはないのだが、無伴奏曲の場合はやはり違う。話しつつ聞くという人間の言語活動のように、相即な現象が生じ、精神はどこか沈潜して自己に向かうとともに、音を出す行為は祈りにも似てくる。

本の解説にとどまらない創造的で詩的な書評をとてもうれしく読ませていただきました。

[木村]

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