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2008年04月03日

『魂(ソウル)のゆくえ』刊行記念トークショー発表その1

本の刊行を始めたのは昨年9月ですが、会社として登記したのは4月5日なので、アルテスパブリッシングも創業2期目に入ったことになります。ということは初めての決算なんていう大仕事もあるわけですが、第2期の1冊目、通算で4冊目の書籍となるピーター・バラカン『魂(ソウル)のゆくえ』の刊行を記念しての著者トークショー第1弾が正式決定しました。

4月27日(日)午後5時30分から7時30分まで、『村上春樹にご用心』でもお世話になった表参道の青山ブックセンター本店内カルチャーサロン青山で、“ソウル・ミュージックの名曲・名盤を聴こう!─永遠のスーパースター編”と題してお送りします。

ピーターさんが青春時代にロンドンで体験した60年代のヒット曲をはじめ、ソウルの歴史を作ってきた傑作をその場で聴きながら語っていただくというDJスタイルです。2日から予約を始めていますので、ぜひお越し下さい。

トークショーは第2弾、第3弾と続きます。お楽しみに!

■2008年4月27日(日)17:30~19:30(開場17:00~)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料:800円(税込) 電話予約の上、当日ご清算
■電話予約&お問い合わせ電話:
 青山ブックセンター本店 03-5485-5511
■受付時間: 10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2008年4月2日(水)10:00~ 
 トークショー終了後にサイン会を行います。

その他の詳細はこちらをどうぞ。


青山ブックセンター本店では、クラムボンの原田郁子さんや、新著『ゆん』を発表されたばかりの山本精一さん(ROVO、羅針盤、想い出波止場などなど)の選書によるコーナーができてますね。どちらも音楽好きには嬉しい企画です(『連合赤軍とその時代』コーナーも個人的には興味津々)。

[鈴木]

2008年04月06日

★満員御礼★刊行記念トークショーその2!

※定員オーヴァーのため受付は終了しました(4月17日)。

ピーター・バラカン『魂(ソウル)のゆくえ』の刊行記念イヴェント第2弾が決まりました。

5月17日(土)夜7時開演、会場は東急目黒線・武蔵小山駅前に昨年オープンしたLive Cafe「Again」です。

ここはぼくらが内田樹さんに初めてお会いした記念すべき場所でもあり、その時のご縁から今回こうしてまたお世話になることができました。こじんまりした、でも狭苦しくない快適な空間です。年季の入った音楽好きの方にはレコード・ショップ「ペット・サウンズ」の地下、といえばお分かりかもしれません。

この日は、ニュー・オーリンズ旅行から帰国されたばかり(のはず)の文屋章さんをゲストにお招きして、熱くて深いアメリカ南部のソウル・ミュージックを特集してお送りしますので、ぜひいらしてください。もちろん本の販売もします。

ご予約など詳細はAgainのウェブサイトをご覧になって下さい。

[鈴木]

2008年04月07日

坂元勇仁さんが片山杜秀さんに根掘り葉掘り


全日本合唱連盟が出している合唱専門誌『ハーモニー』の巻頭インタビューは、聴き手の坂元勇仁さんが各界の著名人をたずねて、ほかの媒体ではあまり読めないような内容の話を、これもほかの媒体では例をみないA4判で9ページという分量でていねいに聴き出していて、いつも愛読しているのですが、こんど出た「144号/2008年春号」では片山杜秀さんが登場。『音盤考現学』についても、大きく紹介していただいてます。なるほどと思った一節をご紹介。
片山 (略)だから私は、積極的に論題とされてこなかった日陰のものだって語ろうと思えば日向のもの以上に語れるんだぞと、やってみたくなったんです。思想にしても映画にしても音楽にしても、みんなが偉いと言っているものに対する偶像破壊にはあまり興味がない。もっと偉いものをもっとほめることにはましてや興味がない。偶像になっていないものにどういう意味があるかということを一生懸命語りたい。
『ハーモニー』、合唱関係者以外にはあまり知られてないのが残念です。個人でも年間購読ができるようなので、関心のある方はぜひ。

[木村]

2008年04月08日

松浦晋也さんが『音盤考現学』を紹介してくださいました。

宇宙開発関係の著作を多数書かれているノンフィクション・ライターの松浦晋也さんがブログ「松浦晋也のL/D」で、『音盤考現学』をとりあげてくださっています。

 片山氏の文章は、読者に対して「ほーら、これは面白いよ、聴いてごらん」と誘惑する力が非常に強い。その力の一部は、彼自身が邦人作曲家の音楽が大好きだという熱意にある。なにしろナクソスの「日本作曲家選輯」では、目が爆発するほど小さな活字にもかかわらず、CDケースが破裂するようなぶ厚いブックレットが必要になる、長大な解説を毎回書いているのだ。

 しかし、それ以上に重要なことは、彼が蓄積した膨大な知識だ。一つ一つはトリビアとしか思えない知識を組み合わせ、あっと思わせる構図を描いてみせるのである。


「単に演奏がいいとか悪いとかではない。その曲の魅力を的確にえぐり出し、知識のパースペクティブの中に曲を位置付け、読者を「この曲を聴いてみないか」と誘惑する、メフィストフェレスのような評論家」として、三浦淳史、秋山邦晴、柴田南雄、船山隆、武田明倫の諸氏を位置づけ、その系譜を継ぐものとして片山杜秀さんを評価されていて、「なるほど」と思いました。
[木村]

2008年04月08日

澤谷夏樹さんのブログでも

音楽評論家の澤谷夏樹さんがブログ「現代古楽の基礎知識」で、『音盤考現学』をとりあげてくださっています。「批評の神は、素材の組み合わせとその繰り回しの鮮やかさとに宿る」とはまさに納得のひとことです。

[木村]

2008年04月10日

曽我部恵一さんが推薦コメントを寄せてくれました

ミュージシャンの曽我部恵一さんが『魂(ソウル)のゆくえ』に推薦コメントを寄せてくれました(こちらに掲載)。もとの新潮文庫版をたいへん愛読していたそうです。

3月29日にはソウル・フラワー・ユニオンの前座に曽我部恵一バンドとして、4月4日には鈴木慶一さんのソロ・バンドのメンバーとして(ソロ・アルバム『ヘイト船長とラヴ航海士』は曽我部さんのプロデュース)曽我部さんのステージを見ましたが、曽我部さんの歌や声はなんともいえない色気がなんともチャーミングです。色気といってもフランス映画のようなこじゃれたものではなく、もっと親しみやすいストレートな愛情の発露が清々しいくらいに気持ちよくて、すばらしいライヴでした。そんな素敵なミュージシャンからの応援、嬉しいかぎりです。

以前はサニー・デイ・サービスのメンバーとして、現在は自らレーベルやショップを経営しながら、ソロ、曽我部ランデヴーバンド、曽我部恵一バンドと旺盛な活動を続けている曽我部さんは、インディペンデントなミュージシャンのあり方としてはひとつの理想といってもいいと思います。もうまもなくとなった曽我部恵一バンドの新しいアルバム『キラキラ!』の発売が楽しみです!

[鈴木]

2008年04月12日

『魂(ソウル)のゆくえ』刊行記念トークショーその3(5/10)

いよいよ本日発売となるピーター・バラカン『魂(ソウル)のゆくえ』の刊行記念イヴェント第3弾「トークショー&サイン会」が決まりました。

5月10日(土)夕方5時から、会場はタワーレコード渋谷店の7階「タワーブックス」です。サイン会の整理券は先着順ですのでお早めにどうぞ。

『魂(ソウル)のゆくえ』刊行記念 ピーター・バラカン・トークショー&サイン会
“ソウル・ミュージックの名曲・名盤を聴こう!──怒濤のファンク編”
・5月10日(土)17時~ タワーレコード渋谷店7F「タワーブックス」
・どなたでもご自由にご観覧いただけます。
・トーク終了後サイン会をおこないます。4月12日から当店で『魂(ソウル)のゆくえ』をご購入いただいた方に先着順で整理券を配布します。
・お問合せ:タワーレコード渋谷店 電話03-3496-3661

2008年04月12日

ARTES*Web連載スタート!

アルテスのウェブサイトでは、自社刊行物の情報とさまざまな音楽情報をお伝えしてきましたが、このほど「ARTES*Web連載」のページが開設。念願のオリジナル・コンテンツを発信することができるようになりました。

記念すべき連載第1弾は作曲家・指揮者で東京藝術大学作曲科准教授の小鍛冶邦隆さんによる「音楽・知のメモリア」です。「作曲となにか」という問いをバッハ以降の音楽史に照応させて論じる野心的な試みで、その問いはしだいに「音楽とはなにか」「音楽家として生きるとはどういうことか」といった現実的で切実な問いへと発展していきます(小鍛冶さんいわく「『音楽の下流志向』といった内容の連載になるかもしれません!」とのこと)。

第1回は「セバスティアン・コード(1)」。バッハにおける「作曲」とはなにか、それはそれ以後の音楽における「作曲」とどのように異なるのか。どうぞお楽しみください!

[木村]

2008年04月15日

『魂(ソウル)のゆくえ』刊行記念トークショーその4(6/14)

まだちょっと先ですが、ピーター・バラカンさんのトークショー第4弾は、6月14日(土)19時からジュンク堂書店池袋本店で行なわれます。題して“ソウル・ミュージックの名曲・名盤を聴こう!──70年代シンガー・ソングライター編”。ふだんは対談形式が多いジュンク堂のトークセッションですが、今回はピーターさんお一人のDJスタイルでたっぷり曲をかけながら語っていただきます。終了後はサイン会もあります。

・お申し込みは池袋本店1Fサービスカウンターで承ります。電話:03-5956-6111
☆入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。電話:03-5956-6111

2008年04月24日

青山ブックセンター六本木ヒルズ店でアルテス・フェア開催中!


『音楽を愛する人のための出版社 アルテスパブリッシング 創立一周年ミニフェア』と題して、アルテスの既刊4冊とインフォクリップ、小冊子などを展開しています。お近くにお寄りの際はぜひのぞいてみてください。毎日手さぐりでやっているたどたどしい営業活動ですが、応援してくださる書店員さんと巡り会えたときの嬉しさはプライスレスです。ABCの吉田さん、本当にありがとうございます。一人でも多くのひとが、目にとめてくれますように! [船山]


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