『アルテス』電子版2月号の配信を開始しました!
今月も月末ギリギリになりましたが、“ジャンル無用の音楽言論誌”『アルテス』2014年2月号の配信を始めました。掲載している記事はいつもより軽めとはいえ12本、テーマとなっている音楽への関心の強くない方にも楽しんでいただける充実のラインナップが揃っています。どうぞお楽しみください。
この雑誌からは次々に書籍を生み出していくつもりですので、応援をぜひよろしくお願いします。定期購読のお申し込みはこちらからどうぞ! [鈴木]
« 2014年02月 | TOP | 2014年04月 »
2014年03月01日
今月も月末ギリギリになりましたが、“ジャンル無用の音楽言論誌”『アルテス』2014年2月号の配信を始めました。掲載している記事はいつもより軽めとはいえ12本、テーマとなっている音楽への関心の強くない方にも楽しんでいただける充実のラインナップが揃っています。どうぞお楽しみください。
この雑誌からは次々に書籍を生み出していくつもりですので、応援をぜひよろしくお願いします。定期購読のお申し込みはこちらからどうぞ! [鈴木]
2014年03月02日
★椅子席はすべて予約で埋まりました。以降は立ち見となりますので、ご了承ください。[3月3日16時30分]
昨年末に刊行された能楽師・安田登さんの『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』は、壮大なインスピレーションの飛躍がじつに刺激的で、能の世界を知らない音楽好きにとっても、折に触れ読み返したくなる本です。
その安田さんがツィッターで仲良しなのが音楽家のヲノサトルさん。雑誌『アルテス』での有馬純寿さんとの対談連載でもおなじみですが、コンピュータも駆使して現代音楽・電子音楽・CMなどで活躍する理論派のヲノさんが『あわいの力』から何を受け取ったのか? かたや日本の伝統芸能、かたや最新のポピュラー音楽、一見水と油の世界に住むお二人の対話がどこまで遠くに飛んで行くのか、乞うご期待です!
(アルテスパブリッシング 鈴木)
『あわいの力』安田登著(ミシマ社)刊行記念対談!
安田登[能楽師]×ヲノサトル[音楽家]
「心の時代」の次に奏でられる音楽とは?
■日時:2014年3月16日(日)13時開演
■会場:古書ほうろう(千代田線千駄木駅、千代田線・JR西日暮里駅からそれぞれ徒歩5分)
http://www.yanesen.net/horo/about/
■出演:安田登(能楽師)、ヲノサトル(ミュージシャン)
■入場無料(満席の場合は立ち見となることもありますのでご了承ください)
■ご予約:古書ほうろうまでメール horo●yanesen.net (●→@)、または電話03-3824-3388でご予約ください。先着順にお席を確保します。
2014年03月04日
なぜ日本人はショパンが好きなのか?
明治期に紹介されたショパンの音楽は、わが国でどのように普及していったのか──。
出版譜の受容史、演奏会批評、雑誌記事などを克明にたどり、
「ピアノの詩人」のイメージが形成されていく過程を明らかにする。
《エチュード》op.10(全12曲)のさまざまな異稿を集約したパラダイム楽譜を巻末に掲載!
B5判・並製・432頁
定価:本体3900円[税別]
発売:2014年3月28日
ISBN978-4-903951-82-9 C1073
装丁:下川雅敏
ジャンル:クラシック/作曲家/音楽史
2014年03月06日
『はじめての編集』の著者・菅付雅信さんが昨年、下北沢の本屋B&Bで開講した“菅付雅信の編集スパルタ塾”、第2期の生徒募集が始まっています。
“日本で一番辛く、日本で一番身に付く編集講座”と謳われているとおり、実際に刊行されている出版物に則したリアルな課題に応えて、第一線で活躍する豪華ゲスト編集者と菅付さんが鋭くも厳しい愛のムチを浴びるこの講座、1年間受講すればどんな出版社のどんな編集部で仕事をするよりも実践的な編集力が身につきそうです。これでこの受講料は正直安い! 我と思わん方はぜひ。[鈴木]
2014年03月07日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ARTES インフォ*クリップ[vol.056]2014/03/07
『アルテス』電子版サイト、リニューアルOPEN!号
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
──────────────────────────────
□ CONTENTS □
・『アルテス』電子版サイト、リニューアルOPEN!
・3/14 和田誠さんトークショー開催!@東京堂ホール
・3月20日発売!『モーツァルト家のキャリア教育──18世紀の教
育パパ、天才音楽家を育てる』
・3月末発売!『日本人とショパン──洋楽導入期のピアノ音楽』
・ただいま編集中!『〈クラシック〉と〈ポピュラー〉』
・ただいま編集中!『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』
・ただいま編集中!『ex-music (L)・(R)』
・3/15 朝日カルチャーセンターで小鍛冶邦隆さんの講座開講
・3/16 能楽師・安田登さん×音楽家・ヲノサトルさんの対談が実現!
・「みんなのミシマガミュージック」連載中
・アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・代沢だより
2014年03月08日
創業7周年企画として、numabooks/下北沢の本屋B&Bの内沼晋太郎さんに、アルテスの活動・経営全般をコンサルティングしていただくという虫の良い(^^)企画が実現しました!
内沼さんの快著『本の逆襲』(朝日出版社「アイデアインク」)を読んでいたら、お喋りしたいことがむくむくと湧いてきまして、ちょうどウェブサイトもリニューアルすることだし(電子版サイトの次は会社本体のほうのリニューアルに取りかかります)、『アルテス』電子版も半年経ったし、そうだこの際公開で経営相談をお願いしてみよう、と思い立ち、ご快諾いただいたという次第。
今からやりとりを脳内シミュレートして楽しくなってるんですが、非常に実践度・現実度の高い内容になりそうですので、広く(大きな会社の事業としての、ではない)出版に興味のある方は、ぜひご来場ください。
詳細・ご予約はB&Bのページでどうぞ!
[鈴木]
2014年03月20日
明日3月21日(金)の朝9時~10時55分に文化放送で、イラストレーター・和田誠さんと作家の阿川佐和子さんがスタンダードソングの魅力を紹介する特別番組『いつか聴いた歌』が放送されます。
『いつか聴いた歌』は、和田さんのライフワークのひとつで、昨年同名の書籍が刊行され、今月26日には和田さんの選・解説・訳詞によるCD版『いつか聴いた歌』の第2集「ソング&ダンス」も発売されます。
春分の日のひととき、音楽談義を交わすのは初めてというお二人の軽妙なお喋りをどうぞお楽しみください。
また、4月8日(火)には池袋コミュニティカレッジで、このラジオ番組と同じく和田誠さんと阿川佐和子さんのお二人による『いつか聴いた歌 トークライブ』も開催されます。こちらは席数に限りがありますので、ご予約はお早めに!
2014年03月21日
音楽学者・岡田暁生さんとジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジさんによる異色のジャズ入門講座が6月21日(土)16:00-17:30、朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催されます。じつはこれ、アルテスから5月に刊行予定の新刊『すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話』の出版記念企画。
これまでクラシックの音楽学と音楽評論の分野で、第一人者として活躍を続けてきた岡田さんですが、ここ数年、どっぷりとはまっているのがジャズ・ピアノ。「担当編集者諸氏には内緒」とのことですが、1日?時間の練習は欠かすことがないほど。そんな岡田さんの師匠が「なぜか大阪在住」のアメリカ人ピアニスト、フィリップ・ストレンジさん。ビル・エヴァンズと並び称されるピアノの巨匠クレア・フィッシャーの愛弟子であり、キース・ジャレットにかんする大部の論文もものした知性派。アルテス木村も目撃したそのレッスンは、ジャズにとどまらず、シェーンベルク、ストラヴィンスキーなど20世紀以降の音楽全般への深い造詣をベースにした目からウロコの面白さ。
それを本にしたのが前述の共著ですが、さらにその内容をライヴでお聴かせしようというのが、今回の朝日カルチャーセンターでの講座です。前半は岡田さんとストレンジさんのトーク、後半はフィリップさんのピアノをお楽しみいただきます。詳細とお申し込みは下記リンクから。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=245167&userflg=0
ともに関西在住の岡田さんとストレンジさんのトークと音楽を関東で体験できる貴重な機会です。ぜひお早めにお申し込みください!
2014年03月22日
音楽はいつから〈教養〉と〈娯楽〉に分かれたのか──
18・19世紀のコンサート・プログラムや音楽批評をひもとき、
近代の音楽文化が〈クラシック〉と〈ポピュラー〉という対立軸によって再編されていく過程を活写する。
従来のパラダイムを一新する画期的な音楽社会史研究!
四六判・並製・328頁
定価:本体2200円[税別]
発売:2014年4月22日
ISBN978-4-903951-86-7 C1073
装丁:中島 浩
ジャンル:クラシック/音楽史
2014年03月26日
来る4/2(水)10:30-12:30、船橋市の「伊藤楽器YAMAHAピアノシティ船橋」にて、作曲家で東京藝術大学教授の小鍛冶邦隆さんによるレクチャーが開催されます。小社刊『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』をテキストに、「対位法の知識からピアノ音楽を理解しよう!」と題して、ピアノ学習者やレスナー向けに講義をしていただきます。
・和声法と対位法は、どのようにアナリーゼにかかわるのか?
・バッハ《インヴェンションとシンフォニア》をケルビーニの対位法を通じて読み解く。
・ショパン、シューマン、ブラームスのピアノ曲の難しい個所は、実は対位法的に作曲されていることが多い。対位法の知識からそれらの音楽に適した練習法を見つけよう。
・対位法的なピアノ曲演奏が苦手な人のために。
こうした見地からの初心者にもわかりやすい講座です。
詳細とお申し込み・お問い合わせなどは下記のページから。
http://www.itogakki.co.jp/event/2014/0402_kokaji.html
2014年03月26日
ハニカムが創刊した新しいファッション誌『RDV』にて、ライターの小田島久恵さんが「文化的な教養を求めているエリート予備軍」に向けて、10冊の音楽書を紹介。そのなかの1冊として、潮博恵さんの『オーケストラは未来をつくる』をとりあげてくださいました。
現在のオーケストラの理想の形の一つを知ることができるのが、『オーケストラは未来をつくる』です。地元密着型のローカルな楽団からアメリカを代表する存在へと成長したサンフランシスコ交響楽団の運営がいかにうまくいっているかについて、ジャーナリストが書いたルポ本です。アメリカの「ビッグ5」と呼ばれるオーケストラでさえも、演奏会の回数が減ったり、経営破綻に追い込まれたりしている現在において、いかに地元に愛される努力をし、プログラム構成に工夫してきたかということに迫っています。
小田島さん、ありがとうございました。
2014年03月31日
配信開始から半年、『アルテス』電子版ウェブサイトを全面的にリニューアルし、すっきりと見やすく使い勝手の良いサイトに新しく生まれ変わりました!
リニューアルにあたって、月刊の本誌とは別に「WEBオリジナル」として、下北沢フラッシュ・ディスク・ランチ店主・椿正雄さんの連載『レコ屋な日々 a.k.a. 裏街道な日常』第1&2回(第1回は昨年11月号に掲載済み)、《フィガロの結婚》等の台本作家として知られるロレンツォ・ダ・ポンテの回想録、湯浅学さんと村井康司さんによる『JAZZ 100の扉』刊行記念対談を用意しました。
さらに、刊行済みの『アルテス』紙版の4冊に掲載した連載記事のなかから、輪島裕介『カタコト歌謡の近代』、石田昌隆『音のある遠景』、大石始『まつりの島』(一部)を公開しました(「連載一覧」から各連載の「詳細」ページでご覧ください)。他の連載についても、一部を読んでいただけるようアップしていく予定です。
今後もウェブマガジンとしての展開を強化して、新しい記事やアルテスならではの音楽関連情報を提供していきますので、ご期待ください。これからもますます『アルテス』電子版をご贔屓に! [鈴木・木村]
Twitter @suzukisgr
Twitter @kimuragen