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2009年05月01日

高木裕さんの「たたかうピアノ」

ショパン・ピアノ全作品連続演奏会」などでアルテスもご協力させていただいているタカギクラヴィアの高木裕さんは、『スタインウェイ戦争』(洋泉社新書y)という快著でも知られる方。スタインウェイをはじめとするピアノという楽器や、ピアノ音楽の歴史、わが国の音楽産業について、オリジナリティあふれる見識をもつ識者でもあります。

その高木さんのトークイヴェントが開催されます。場所は自由学園明日館講堂。夏の宵、重要文化財でもある歴史的建造物のなかで、「目からウロコ」の音楽談義が展開されるはずです。

詳細はユージン・ミュージック・プランニングの坂元勇仁さんのブログ「ゆ〜たん音楽堂」より、引用させていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/u_turn3/e/b07234cd0c5b7bdb1efcd4db29c77c8e

ゆ〜たん音楽堂 Presents

★全3夜★

≪音楽寺子屋≫ 真夏のトーク・セッション
高木 裕の「たたかうピアノ」

- 目白のあの重要文化財 明日館で こんな刺激的なトークがあっていいのか!!-
- 稀代のピアノ・プロデューサー 高木 裕が語り尽くす ピアノ、音楽、そしてその半生 -

乞う、ご期待!!

とき:2009年7月18日/8月8日/9月12日 ◎すべて土曜日
   午後5時30分 開場、午後6時 スタート

ところ:自由学園明日館 大教室タリアセン
     http://www.jiyu.jp/

寺子屋師範 高木 裕(ピアノ・プロデューサー/タカギクラヴィア㈱ 代表取締役)
聞き手 坂元勇仁(ゆ〜たん音楽堂店主/レコーディング・ディレクター)

入場料:各回 1,500円(お茶付)

主催: ㈲ユージンミュージックプラニング
    TEL 03-3239-1906/FAX 03-3239-1907
     http://www.yujinmusic.com

★現在、企画中につき変更の生じる場合があります。ご了承下さい。

[木村]

2009年05月01日

《アフリカン・フェスタ2009》でピーター・バラカン・トーク・ライヴ

再来週末の16日(土)・17日(日)、昨年に引き続き横浜の赤レンガ倉庫で《アフリカン・フェスタ2009》が開かれます。アフリカの伝統音楽やダンス、アフリカ文化のトークショーやレクチャー、アフリカ諸国の伝統音楽の実演(ワークショップ)など盛りだくさんな内容ですが、その初日にピーター・バラカンさんが登場。ゲストに『ポップ・アフリカ700』の著者、荻原和也さんと、グリオの研究家として知られる国士舘大学の鈴木裕之さんを迎え、〈アフリカ音楽出前DJ〉と題して、さまざまなアフリカ音楽を出前DJスタイルでお届けします。
16日(土)14時30分から16時まで、場所は1号館3階です。どうぞお楽しみに。
《アフリカン・フェスタ2009》のプログラムなど詳細は公式サイトをご覧下さい。

[鈴木]

2009年05月01日

ミュージック・ペンクラブのサイトで『証言!日本のロック70's』が紹介されました

先だって『バレンボイム音楽論』に賞を下さったミュージック・ペンクラブのウェブサイトで、『証言!日本のロック70's』が紹介されました。じつはこのレビュー・ページ、初めて見たんですが、充実していてびっくり。御大岩浪洋三さんをはじめ中川五郎さん、サエキけんぞうさん、原田和典さん、菊田俊介さんといった方々がずいぶん多くのCDや書籍のレビューを執筆されています。『証言!日本のロック70's』が出てくるのはぐぐ〜〜っとスクロールして後半に入ったあたりで、広田寛治さんが『それぞれはきわめて主観的な見解を述べているのだが、各回の参加者の話を総合すると、そこからは鮮やかに時代の姿が浮かび上がってくる』と、本書の意図をきっちり読み取ってくださっています。ありがとうございました。

[鈴木]

2009年05月03日

「音楽・知のメモリア」、第11回をアップ

小鍛冶邦隆さんの連載「音楽・知のメモリア」。第11回がアップされています。前回(第10回)から始まった現代日本の作曲をめぐる考察。今回は武満徹と三善晃という戦後現代音楽の二大巨頭による《レクイエム》をめぐって、それぞれの「ヨーロッパの伝統的な文化=音楽」との葛藤を描きます。

[木村]

2009年05月08日

「日本音楽への招待」第6回は「三曲(1)」

東書WEBショップ「音楽専門館」での野川美穂子さんによるウェブ連載「日本音楽への招待」、第6回が公開されました。「三曲(1)」ということで、三味線について、そして地歌についての内容となっています。

三味線が琉球から伝来したとき、まさに「エレキ・ギターが日本で演奏されたときの驚きと熱狂」に近いものがあったのでしょう。伝来してから100年もたたずして庶民のあいだに広まった三味線の魅力とは、どこにあるのでしょうか?

コラムは「音楽と美術」。楽器や音楽に興ずる人びとを描いた彫刻や絵画などを紹介します。

「日本音楽への招待」第6回「三曲(1)地歌」
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/nogawa006.htm

[木村]

2009年05月09日

『出前ジュークボックスVol.3』満員になりました

5月17日の『ピーター・バラカンの出前ジュークボックスVol.3』は、いただいたご予約が定員に達したため、予約受付を締め切りました。当日券の有無などについては詳細が決まり次第またお知らせします。とりいそぎ。

2009年05月13日

柴田元幸さんが『無伴奏』を!

下北沢の個性派出版社フリースタイルが出している不定期(?)刊行物『フリースタイル』8号(2009年春号)にて、柴田元幸さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「いつもながら文章が音楽。」と簡潔ながらじわっとくる評文がうれしいです。

[木村]

2009年05月16日

矢澤孝樹さんが『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』を絶賛してくださいました!

『レコード芸術』はじめ各誌で執筆活動をされている、水戸芸術館・主任学芸員の矢澤孝樹さんがブログで、『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』を「いやあ、超面白い!」「ホフマンスタールの死後以降、R.シュトラウスの創作意欲に再度火をつけたユダヤ人作家ツヴァイクとの幸福な共同作業、しのびよるナチの魔の手との虚実入り乱れるやりとり、運命的な転換をもたらした一通の手紙…いやもう、たいへんな資料の裏付けと深い読みに支えられた上質のミステリーですよ。」と絶賛してくださいました。ありがとうございます。矢澤さんが書いてくださったとおり、旧来のR.シュトラウス観が覆される読み応え満点の1冊です。

[松岡]

2009年05月24日

「音楽・知のメモリア」、連載完結!

小鍛冶邦隆さんのウェブ連載「音楽・知のメモリア」がついに完結しました!

◎音楽・知のメモリア 第12回
http://www.artespublishing.com/serial/kokaji/index12.html

今回は伊福部昭、松村禎三、西村朗における管弦楽法を音楽におけるテクノロジーとして、また汎アジア主義を歴史性を捨象したポップ・カルチャーとの関連で再考します。知の記憶としての音楽が、わが国にもたらしたものはなんだったのでしょうか──。

なお、この連載は近い将来、アルテスパブリッシングより単行本として発売予定です。単行本化にあたっては、新しく武満徹論を加え、対談コーナーももうけて、「知としての音楽」というテーマにさまざまな方向から光をあてることになっています。ご期待ください。

[木村]

2009年05月25日

『パウル・クレーの文字絵』、発売しました!

先週土曜日(5/22)発売の『パウル・クレーの文字絵』。アルテスとしては初の美術関連書です。

文字絵というのは、文字そのものをおもな造形要素として構成された絵画のこと。ただたんに、文字によってつづられた意味を表象するのではなく、韻律や発音など、時間的であったり音楽的であったりする要素を、絵画という平面的な空間にどう表現するかという野心的な試みです。

幼いころからヴァイオリンに親しみ、オーケストラでも演奏していたクレー。クレーの絵が音楽的だということはよくいわれることですが、本書はそのほんとうの意味を実証的に解き明かしたものともいえます。

1916年から21年に集中的に制作された文字絵をとおして、その後大きく展開されるクレーの芸術思想の根幹にせまる画期的な論考。美術に関心をもつ方だけでなく、音楽愛好家の方々にもぜひ読んでいただきたい好著です。

[木村]

2009年05月26日

「アイルランド音楽を作った名盤たち・映像編」

お知らせが直前になってしまいましたが、『聴いて学ぶアイルランド音楽』刊行記念イヴェント第3弾を今週末5月30日に四谷のジャズ喫茶「いーぐる」で行ないます。前回はバレンタイン・デーでしたが、その「アイルランド音楽を作った名盤たち」の映像編です。お宝物も含めて、ミュージシャンたちの動く姿からダイレクトにアイルランド音楽をお楽しみいただきます。

[鈴木]

◎講師:おおしまゆたか(『聴いて学ぶアイルランド音楽』訳者)
◎日時:2009年5月30日(土)15:30〜(開場15:00)
◎会場:四谷「いーぐる」(JR・丸ノ内線四谷駅徒歩数分)
◎料金:500円+飲食代
◎予約不要

2009年05月27日

日本経済新聞で『証言!日本のロック70's』が紹介されました

5月24日付け日本経済新聞読書欄で『証言!日本のロック70's』が紹介されました。残念ながら書影と署名はないので、記者の方だと思いますが、“「日本語ロック論争」もミュージシャン個人の視点からみると、別の解釈があって新鮮だ。マニアックな話が出てくるが、非常に丁寧な注記があって読み進めやすい”と評していただきました。ありがとうございます! 依然好調につき、第2弾の編集作業にも入ったところです。

[鈴木]

2009年05月27日

『ポップ・アフリカ700』がMPC LAND6月号でレビューされました

各ジャンルの音楽やオーディオの評論に携わる方々の組織「ミュージック・ペンクラブ」の
ウェブサイトに設けられたMPC LAND6月号のレビューに『ポップ・アフリカ700』が取り上げられました。評者は北中正和さん。「CD時代以降のこの種のディスク・ガイドとしてはたぶん世界で唯一の本」「アフリカ音楽入門の決定版」とお褒めいただきました。ありがとうございます!

[鈴木]

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