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2011年10月28日

季刊『アルテス』、11月に創刊!

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たっぷり紙幅をとって質の高い評論や批評、研究を書いてもらえるメディアを作りたい、というアイデアは、それこそアルテスを始める前からぼくも木村も持っていたのですが、創業5年目にしてついに実現させます。

題して季刊『アルテス』! って社名そのまんまですけど、音楽という領域ではかなり幅広いジャンルやテーマを手がけているアルテスの全体像を明確に打ち出したい、という思いもあって、正攻法で行くことにしました。編集スタッフには“狂気のフォーク・デュオ”公魚(わかさぎ)の二人にも参加してもらっています。

創刊号では〈3.11と音楽〉というテーマで特集を組みました。東日本大震災と続く原発事故を、あくまで音楽に軸足を置いて考えたいという企画。ご協力いただいた皆さんのおかげで、シンポジウム、論考、インタヴュー、いずれも示唆に富んだ充実した内容の濃いものとなりました。

久しぶりの雑誌スタイルの編集が楽しくてつい欲張った結果、当初の構想の1.5倍のボリュームに膨らんでしまい、自分たちの首を絞めることにもなりましたが、「こういう視点、こういう作りの雑誌ってありそうでなかったよな」と胸を弾ませています。

次の2号目を来年3月に発行し、そのあとは3ヵ月ごとに1冊ずつ出していく予定です。どうぞご注目ください!

[鈴木]

『アルテス』Vol.01 2011 WINTER 特集【3.11と音楽】
片山杜秀/岡田暁生/吉岡洋/三輪眞弘/坂本龍一/ピーター・バラカン/高橋悠治/大友良英/佐々木敦/三上敏視/輪島裕介/川崎弘二/石田昌隆/毛利嘉孝/李京粉/大石始/おおしまゆたか/太田純貴/荻原和也/三井徹/Onnyk/加藤典洋/金子智太郎/椎名亮輔/ト田隆嗣/鈴木治行/谷口文和/長谷川町蔵/濱田芳通/山崎春美

 A5判・並製・256ページ
 定価:本体1300円[税別]
 発売:2011年11月25日(予定)
 ISBN978-4-903951-49-2 C1073
 編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)
 デザイン:宮一紀

>> 詳細

2011年11月29日

朝日新聞で『アルテス』が紹介されました

11月29日付け朝日新聞朝刊の30面(文化面)「観」というコーナーで、『アルテス』創刊号が紹介されました(文・吉田純子記者)。

「音楽評論、原点見つめ直す」と題して、先ごろ刊行された『音楽文化新聞』(全3巻・別巻、金沢文圃閣)、昨年完結した兼常清佐の著作集(全15巻、大空社)と関連づけて、『アルテス』の創刊をとりあげていただいています。「社会との関係性を意識しながら音楽を論じることで、現代に音楽評論はまだ有効だと証明したい」と、気負いまくりの発言も載せていただいていますが(笑)、こうした歴史の流れのなかに位置づけていただけるのは光栄なことです。[木村]

asahi.com:音楽評論、原点見つめ直す 社会との接点探る動き
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201111300311.html

2011年12月06日

『アルテス』創刊号の正誤表

『アルテス』創刊号227-236頁に掲載しましたイ・キョンブン「日本のユン・イサン(上)」において、本文中に記載すべき註番号が抜け落ちていました。お詫びして訂正いたします。
 訂正箇所は下記のとおりです。[ ]内の数字が233頁以降の註に対応しています。

227頁/タイトル   日本のユン・イサン[1]
227頁/上段10行目   ともいえるユン・イサン[2]を
228頁/上段3行目   少なからず目につく[3]。
228頁/上段9行目   含まれていなかった[4]。
229頁/下段20行目   (一九三五〜三七)した[5]
230頁/上段1行目   発表したが[6]、
230頁/上段5行目   指揮で)初演され[7]、
230頁/上段8行目   遥かに数多く[8]、
230頁/下段12行目   東京であった[9]。
230頁/下段18行目   たのである[10]。
231頁/上段3行目   演奏したこともあった[11]。
231頁/上段4行目   わけではなかったが[12]、
231頁/下段4行目   六一)[13]。
232頁/下段1行目   いたからである[14]。
232頁/下段9行目   初演することになる[15]。
232頁/下段11行目   フルトで初演され[16]、
232頁/下段18行目   一九九一)[17]。
232頁/下段23行目   が指揮した[18]。 
233頁/上段7行目   詳しい言及がない[19]。
233頁/上段20行目   誇示していた[20]。
233頁/上段22行目   う[21]。
233頁/下段4行目   少なくなかったという[22]。

2011年12月10日

富士山マガジンサービスで『アルテス』の販売が始まりました。

雑誌専門のオンライン書店「富士山マガジンサービス Fujisan.co.jp」で、季刊『アルテス』の取り扱いが始まりました。各号ごとのお支払いいただけるシステムを採用しましたので、大きなご負担をかけずに確実に毎号ご購読いただけます。よかったらご利用ください。
『アルテス』のページはこちらです。

2011年12月11日

読売新聞で『アルテス』創刊号が紹介されました

少しお知らせが遅くなりましたが、先週月曜日(12/5)付け読売新聞夕刊で『アルテス』創刊号が紹介されました。「『ジャンル無用の音楽言論誌』登場」と題し、書影入りでとりあげていただいています。

 硬派な音楽批評、論考が主だった従来の音楽専門誌と異なり、同誌は「ジャンル無用の音楽言論誌」を旗印に書評や小説も掲載する。その幅の広さと独自の視点が、新たな読者を掘り起こすかどうか注目される。

なお、たまたまですが、読売新聞には12/13(火)(西日本は12/14)朝刊にひさしぶりの広告を出すことになっています。新聞広告なんていつ以来だろう……こちらもご注目ください。

[木村]

2011年12月11日

日経新聞で『アルテス』創刊号が紹介されました

朝日新聞、読売新聞に続いて、本日(12/11)付けの日本経済新聞読書面でも、『アルテス』創刊号を紹介していただきました。

[木村]

2011年12月13日

本日の讀賣新聞朝刊に広告をだしました

2011年12月13日讀賣新聞 広告

本日、12月13日(火曜日)の讀賣新聞朝刊第1面に、『アルテス』創刊号、『文化系のためのヒップホップ入門』、『デオダ・ド・セヴラック』の広告を出しました。いわゆる「サンヤツ」です。さっそくいくつか問合わせをいただいていますが、おかげさまで『アルテス』と『デオダ・ド・セヴラック』は弊社の在庫がほぼ無くなっています。店頭にはたくさん置かれていますので、全国の書店、楽器店、CDショップなどでぜひお求め下さい。[鈴木]

2011年12月14日

北海道新聞で『アルテス』紹介

12/11付け北海道新聞読書面で、さきほどご紹介した椎名亮輔さんインタヴューの下に、『アルテス』も紹介していただいていました。ありがとうございます!

[木村]

2012年01月25日

『ジュピター』で『アルテス』が紹介されました

いずみホールの会員誌『ジュピター』2月/3月号で『アルテス』VOL.01が紹介されました。評者は白石知雄さん。「音楽を語る「ことば」にこだわるユニークな雑誌の登場」と評してくださっています。

[木村]

2012年02月15日

『みすず』の「読者アンケート特集」でアルテスの本が紹介されました

『みすず』1/2月号は恒例の「読者アンケート特集」。今年はアルテスの本が2冊とりあげられました。

まずは音楽学者の増田聡さん。大和田俊之さんと長谷川町蔵さんの『文化系のためのヒップホップ入門』をとりあげてくださっています。

(略)音楽ならざる音楽としてのヒップホップの理解への道筋を絶妙かつ適切に指し示す。「ロックは若者の音楽」という思い込みから未だ自由になれぬ評者にはとりわけ有益であった。このご時世に密度の濃い音楽誌『アルテス』を新たに立ち上げる版元共々、日本語圏の音楽言説空間を更新せんとする勢いに拍手。

もうひとかたは映像文化論の長谷正人さん。

岡田暁生・吉岡洋・三輪眞弘「3・11 芸術の運命」『アルテス』Vol.1、アルテスパブリッシング
 原発事故のショックの後、そのショックに対抗するかのように自らの正義性を声高に主張する言論が目立った中で、このシンポジウムの参加者たちの落ち着いた自省的思考には共鳴するところが多かった。私たちの文化それ自体が「オール電化」されているという事実を性急に批判するのではなく、その事実に困惑するところから語り出すこと。私たちはエレキギターやコンピューターによる音楽の電気化を愛してきたのではなかったか。

それ以外の方々の文章も教えられるところが多く、読みふけってしまいます。

[木村]

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