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2009年07月01日

『聴いて学んでのめりこむアイルランド音楽』

『聴いて学ぶアイルランド音楽』訳者のおおしまゆたかさんが、今月20日に東京大田区蒲田の教会でレクチャーを行ないます。蒲田アカデミアの主催によるもので、題して『聴いて学んでのめりこむアイルランド音楽』。1時間ほどのレクチャーのあとは、日本のアイリッシュ・バンド、O'jizo(オジゾー)のスペシャル・ライヴをお楽しみいただきます。O'jizoは噂ばかりで未体験だったので、僕も期待を募らせているところです。席は80人分ほど用意されるそうです。

[鈴木]

『聴いて学んでのめりこむアイルランド音楽!』
◎会場:日本キリスト教団蒲田教会
◎7/20(月・祝)開場:15:30/開演:16:00
◎入場料:1000円(高校生以下無料。失業中、求職中の方も無料)
第1部:『聴いて学ぶアイルランド音楽』訳者、おおしまゆたか氏によるレクチャー
第2部:O'Jizo LIVE(ゲスト:トシバウロン)

2009年07月06日

情報配信番組「Edu-Culture Channel」スタート

アルテスもお世話になっているユージン ミュージック プランニングが、インターネットを使った情報配信番組「Edu-Culture Channel」をスタートしました。

「音楽」を軸に幅広い分野の方々に、ユージン ミュージック プランニング代表の坂元勇仁さんが根掘り葉掘りお話を聞くというもので、第1回のゲストは、こちらもアルテスがたいへんお世話になっているタカギクラヴィア社長の高木裕さんです。7/18(土)に自由学園明日館でおこなわれるトークショー 「たたかうピアノ」(全3夜の第1回)の紹介をされています。

◎Edu-Culture Channel
http://www.yujinmusic.com/educulture/index.html

「Edu-Culture Channel」第2回は指揮者の栗山文昭さんが登場。そして第3回はなんとアルテスをお招きいただいています。来週の東京国際ブックフェアや吉祥寺の事務所にも取材に来てくださるそうで、どんな番組になるのかまだよくわかっておりませんが、どうぞご期待ください。

[木村]

2009年07月06日

東京国際ブックフェアに出展します!

7月9日(木)〜12日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて開催される第16回東京国際ブックフェアに、版元ドットコム夏祭り@@東京国際ブックフェア』の一員として今年も出展します!
いまや145社が加盟している出版社の団体「版元ドットコム」では、なんと去年の倍以上のスペースを会場に確保。「国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題」、「書店員よ、どこへいく〜業界再編の嵐のなかで〜」など出版業界人必見のイヴェントも用意しました。アルテスは、スタイルノートメディア総合研究所プリズムという音楽関連出版社仲間と同じ一角に棚を作っています。スタッフ4人が交代で会場につめていますので、ぜひぜひお立ち寄りください。

[鈴木]

2009年07月06日

「日本音楽への招待」第7回は「三曲(2)」

東書WEBショップ「音楽専門館」での野川美穂子さんによるウェブ連載「日本音楽への招待」。第7回は、第6回にひきつづき「三曲」の第2回。箏曲、尺八楽、胡弓楽についてです。

コラムは「音楽とことわざ」。「風が吹けば桶屋が儲かる」のどこに音楽がかかわってくるのか──読んでみてのお楽しみです。

「日本音楽への招待」第7回「三曲(2)箏曲、尺八楽、胡弓楽」
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/nogawa007.htm

[木村]

2009年07月07日

『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』出版記念講演会、盛会御礼!

去る7/4に行なわれた『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』出版記念講演会は、主催者の予想を超える盛況ぶり! 用意していた配布資料が足りずに慌てる場面もありましたが、そんな熱気むんむん、興味津々な雰囲気のなか、著者の広瀬大介さんによる講演は、本書の重要な脇役とも言うべき、ロマン・ロランの話題に焦点をあてたもの。本には盛り込めなかった話や仮説も、数多く披露してくださいました。また、本書の主題となっているオペラ《無口な女》の貴重な映像も観ることができ、会場の皆様も大満喫といった様子でした。

熱のこもった口調で語る広瀬大介さん

そして講演会の後に行なわれたサイン会には長蛇の列が! 当日の即売会でご購入いただいた方、既に手に入れて読み、あちこちマーキングした本をお持ちいただいた方、さまざまな方にお会いできました。多くの方に本が愛されているのを間近で見るのは、版元としても、たいへん大きな喜びでした。

ご来場の皆様、どうもありがとうございました!

[松岡]

1冊1冊ていねいにサインをする広瀬さん

2009年07月07日

岡田暁生×片山杜秀対談、第2弾は東京で!

去る6/2、京都大学人文科学研究所にておこなわれた岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談「21世紀の音楽批評を考える」は、立ち見のでる入場者数にくわえて、神戸新聞(6/16)、京都大学新聞(6/16)、朝日新聞(大阪版6/19)に写真入りでとりあげられるなど、おふたりの人気と「いまなぜ音楽批評か」というテーマにたいする関心の高さをうかがわせる反響がありました。

とうぜん結論などでるはずもなく、さまざまな「宿題」を残して終わった前回の対談をふまえ、こんどは東京に場所を移して、第2回の対談をおこないます。

岡田暁生×片山杜秀 音楽批評を批評せよ!
◎日 時: 2009年10月3日(土)15:00-17:00
◎場 所: 自由学園明日館 大教室「としま」
      JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分
      JR目白駅より徒歩7分
      http://www.jiyu.jp/kanren/contact.html
◎入場料: 1,500円(飲み物付き)
◎定 員: 30名
◎お申込み:下記のアドレスまで「氏名」「人数」をお書き添えのうえ、お申し込みください。お申し込みが30名に達した時点で、締め切らせていただきます。
      info●artespublishing.com ※●=アットマーク
◎お問い合わせ:0422-27-2080(アルテスパブリッシング)

フランク・ロイド・ライトが設計した重要文化財の建物を舞台に、どんなトークが炸裂するのか。ぜひ目撃してください!

[木村]

2009年07月08日

ARTES インフォ*クリップ vol.21(7/8号)

メルマガ「インフォ*クリップ」第21号を配信しました。

今回は新刊『サイモン&ガーファンクル全曲解説』について。サイモン&ガーファンクル16年ぶりの来日で、盛り上がっています! 他にも岡田さん×片山さんのイベント情報など、盛りだくさんです。

メルマガの登録はこちらから。

>> 詳細

2009年07月08日

和田博巳×高橋健太郎、オーディオと音楽を語る

いわゆるオーディオの本、ではなくて、〈録音〉〈音楽〉〈再生〉を串刺しにした、ハードにとくに関心が強くない人も楽しめるような本を作れないかな〜とかねがね考えていたのですが、今回こんなトークショーをシリーズでお二人に始めていただくことになりました。

高橋さんは朝日新聞や数多くの雑誌で評論家として活躍すると同時に、レーベル・オーナー、プロデューサー、エンジニアとして音楽の現場を熟知している方。和田さんは音楽ファンには元はちみつぱいのベーシストとしておなじみかと思いますが、ロック喫茶の経営などを経て現在はオーディオ評論家として健筆を振るってらっしゃいます。

会場は高橋さんのスタジオMemory Labのリビングルームということもあって、限定5名と狭き門になりましたが、お客さんともやりとりしながら楽しくやれると思います。メディア総合研究所で始まる高橋健太郎さんの講座『レコーディング・ミュージックの光と影〜エジソンからレディオヘッドまで〜』とちょうど対になる感じでしょうか。

テーマはあれこれいくらでもあって困るんですが、手始めに最新のネットワーク対応マルチ・プレイヤーを用意して、これからのリスニング環境を探ります。乞うご期待! 今日の夜24時まで受け付けています。

[鈴木]

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和田博巳×高橋健太郎、オーディオと音楽を語る
Vol.1〈ポストCD時代のリスニング・スタイル〉

○日時:2009年7月26日(日)午後4時スタート(3時30分開場)
○場所:Memorylab(目黒区中町1-8-22)
○料金:2000円(和田珈琲店の珈琲を用意します)
    ※限定5名(応募者多数の場合は抽選)
○申込み(メールのみ):info@artespublishing.com
(@を半角にしてお使いください)
  ※7月8日0時から受付開始、同24時締切
  ※お名前とメール・アドレスを明記してください。
○企画:(株)アルテスパブリッシング
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2009年07月09日

募集延長します

募集期間が24時間では短すぎたようで^^;、まだ空きがあるので定員になるまでさらに応募受け付けま〜す。

※定員に達しましたので、募集は終了します。みなさんどうもありがとうございました。

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和田博巳×高橋健太郎、オーディオと音楽を語る
Vol.1〈ポストCD時代のリスニング・スタイル〉

○日時:2009年7月26日(日)午後4時スタート(3時30分開場)
○場所:Memorylab(目黒区中町1-8-22)
○料金:2000円(和田珈琲店の珈琲を用意します)
    ※限定5名(応募者多数の場合は抽選)
○申込み(メールのみ):info@artespublishing.com
(@を半角にしてお使いください)
  ※お名前とメール・アドレスを明記してください。
○企画:(株)アルテスパブリッシング
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2009年07月11日

ブックフェア盛況です

P1040617.jpg
9日から始まった東京国際ブックフェア2009、主催者の発表によると初日は出展者数も来場者数も昨年より増えたそうですが、わが版元ドットコムのブースはひときわにぎやか。頭上高く大きなバルーンが浮かび、各社の社名が入った銀色の風船もふわふわとしていて、小さなお店がずらっと並ぶ様はまるで縁日の屋台のようで、異彩を放っています。版元ドットコム全体の本の売れゆきも去年を大幅に上回っていて、その数字だけ見ていると出版不況どこ吹く風ではあります^^;。なにしろ全点2割引きですから大きいですよね。ぼくは、ついに刊行された小熊英二さんの『1968((上)』(新曜社)をこれ幸いと購入しました。なんと1100頁近いボリューム! いったい何時読めば……^^;。小熊さんといえば先週初めて彼のバンド、キキオンのライヴを見てきました。想像以上にヨーロッパ・トラッド風味が強くてすてきでした。っと話がそれてきましたが、そんなこんなで週末もみなさんの御来場をお待ちしています!

[鈴木]

2009年07月11日

S&G東京公演、始まる!


東京国際ブックフェアが賑わいをみせているいっぽうで、東京では7/10、11、15とサイモン&ガーファンクル来日公演がおこなわれています。

昨日(7/10)の東京ドーム初日に行ってきましたが、もう、大満足です。こちらの方が7/8の名古屋公演のセットリストを公開してくださってますが、これを見るだけで、たいへん充実した内容だったことがおわかりいただけると思います。アートもポールもリラックスしつつも気合いじゅうぶんといったところ。とくにポールのギターワークはますますの冴えをみせているようでした。

とくにうれしかったのは、アンコール2回目の最初に2人だけで《木の葉は緑(Leaves That Are Green)》をやってくれたこと。ブログメルマガにも書きましたが、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』の緑色は、まさにこの曲のイメージなんです。

東京ドーム敷地内にある山下書店では、この2日間、店頭にて「サイモン&ガーファンクル・フェア」を強力に展開しています。とくに公演終了後はものすごい人だかりで、遠くから「あの緑の本がほしい〜」という嬉しい悲鳴(?)も聞こえてきたり……。お買い上げくださったみなさま、ありがとうございました。本日の公演においでの方も、ぜひお立ち寄りください。

[木村]



2009年07月12日

Info Clip 7/9号訂正

現在、東京国際ブックフェアなどで配布しております「ARTES Info Clip」に誤りがありました。

内側の「アルテスおすすめ、旬の音楽ニュース」の「ライヴ/コンサート」のなかで、7/30の下山静香さんのコンサート、8/8および8/11の古橋綾子さんと下山静香さんのコンサートの会場が「杉並区和泉ソノリウム」となっていますが、いずれも誤りです。以下のように訂正させていただきます。

7/30|下山静香@ルネこだいら
8/8,11|古橋綾子+下山静香@高崎シティギャラリー(8/8),東京文化会館小ホール(8/11)

※スケジュールの詳細はこちら:http://www.h7.dion.ne.jp/~shizupf/schedule.html

下山さん、古橋さん、ならびに関係者のみなさまにお詫び申し上げます。

[木村]

2009年07月14日

「出前ジュークボックスVol.4」今週末開催です

ピーター・バラカンさんのDJを生で体験する『出前ジュークボックス』Vol.4はもうまもなく、次の日曜日に開催です。まだ10席ほど空きがありますので、ご予約お待ちしてます。

[鈴木]

◎ピーター・バラカンの“出前ジュークボックス”Vol.4
[日時]09年7月19日(日)午後3時開演(2時30分開場)
[出演]ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
[料金]1800円(1ドリンク付き)
[会場]アップリンク・ファクトリー
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
    Tel.03-6825-5502
[予約]1)お名前 2)予約希望人数(一度の予約で3名様まで) 3)ご住所 4)電話番号 を明記のうえ、件名を「出前ジュークボックスVol.2」としてfactory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。(※@を半角にしてお使い下さい)

2009年07月15日

フルトヴェングラー・センターの会報で、『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました

フルトヴェングラーの研究や情報提供、研究会、交流会などを行なっているフルトヴェングラー・センターの会報(第22号)で、『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました。

ナチス政権下のドイツで、リヒャルト・シュトラウスとフルトヴェングラーは、それぞれ帝国音楽院の総裁と副総裁の地位にあり、後に二人ともその職を追われます。

本書では、リヒャルト・シュトラウスが、この要職を務めながらもユダヤ人作家ツヴァイクとの共作をどのように続けたか、ナチ側の執拗な干渉にどう対していったのかが、詳しく調査・研究されていることに触れ、「R.シュトラウスの置かれた環境や行動にフルトヴェングラーを照らし合わせて考えることで、フルトヴェングラーに対する理解がより深まる」と紹介していただきました。

どうもありがとうございました。

[松岡]

2009年07月15日

『音楽文化の創造』で『学ぼう指揮法』が紹介されました

財団法人音楽文化創造が年4回発行している雑誌『音楽文化の創造(CMC)』53号(2009年夏号)にて、『学ぼう指揮法Step by Step』が紹介されました。

生涯学習のサークルや社会教育の現場で、図らずも指揮をすることになった時など強い味方となってくれるだろうし、本格的に学ぶ入門書としても楽しく学べそうだ。

と評していただいています。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月15日

『ハーモニー』で『音楽通論』が紹介されました

全日本合唱連盟が年4回発行する会報『ハーモニー』にて、『キーワード150 音楽通論』が紹介されました。「音楽についての基礎教養を増やしたい人はぜひ」と薦めていただいています。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月22日

日本経済新聞で『外交官の耳〜』がとりあげられました

7/19付日本経済新聞読書欄にて『外交官の耳、作曲家の眼』が紹介されました。

……政治と音楽の両方が視野に入った文章には広がりがある。(略)厳しい体験談にもどこかしら品格があるのは、音楽のおかげか。専門的な音楽論の部分も、比喩表現などが美しい。

と、たいへんていねいに読みこんでいただき、ありがたいかぎりです。

[木村]

2009年07月22日

『月刊美術』で『パウル・クレーの文字絵』が紹介されました

月刊美術』8月号の「気になる本」のコーナーで、『パウル・クレーの文字絵』がとりあげられました。

傍流の仕事として見過ごされがちな作品に光を当て、クレー芸術の核心に迫ろうとする新たな論考。

と評していただきました。ありがとうございます。

[木村]

2009年07月22日

佐藤実さんからS&G来日公演のレポートが届きました!

サイモン&ガーファンクル日本ツアーは、7/18(土)北海道・札幌ドームで終わりましたが、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』の著者、佐藤実さんからうれしいプレゼントが! 7/15(水)の日本武道館での追加公演を聴いてのレポートを書いてくださいました。どうぞお楽しみください。

[木村]

>> 詳細

2009年07月22日

「レコード芸術」で『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました

レコード芸術』8月号で、矢澤孝樹さんが『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』を書評してくださいました。

本書の前半では往復書簡を中心とした《無口な女》の作曲経緯が描かれ、後半ではオーケストレーションなど作品自体の内容を解析している構成を説明した後で、

歴史的状況と作品とが2枚のレンズとなってぴたりと重なり、それを通したR.シュトラウスの顔は私たちには未知の表情をしている。鮮やかな一冊だ。

と評していただきました。ブログに引き続きの絶賛、ありがとうございます。

[松岡]

2009年07月22日

「モーストリー・クラシック」で『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました

モーストリー・クラシック』9月号の書評欄で、『リヒャルト・シュトラウス「自画像」としてのオペラ』が紹介されました。

ミュンヘン大学に留学し、現地で数多くの資料に直接当たった著者は、これまで語られなかった史実も加えて「無口な女」を読み解きながら、ナチス政権に翻弄されながらも創作の充実を目指したシュトラウスの作曲家としての生き方を明快な文章で、読ませる研究書に仕上げている。

と評していただきました。どうもありがとうございました。

[松岡]

2009年07月23日

『週刊朝日』で『S&G全曲解説』が紹介されました

週刊朝日』7/31号「週刊図書館」にて、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』がとりあげられました。「S&G再入門には最適の一冊だ」と評していただいています。ありがとうございました!

[木村]

2009年07月24日

『音楽の聴き方』にアルテスの本が3冊も!

岡田暁生さんの話題の新刊『音楽の聴き方』(中公新書)はもうお読みになりましたか? ハウツー本ふうの書名ではありますが、そのじつ、「音楽を聴くって、そもそもどういうことなのか」という深遠な問いに、岡田さんならではの緻密かつ独創的なアプローチででたいへん説得力のある答えを提示してくれていて、最近の音楽書のなかではサイコーにエキサイティングな書物のひとつです。そして、なんとなんと、巻末の「文献ガイド」のなかにアルテスの本を3冊も紹介してくださっているのです!

まずは『バレンボイム音楽論』──

この高名な指揮者/ピアニストの驚くべき教養の豊かさもさることながら、今日なおクラシック音楽に託すことが出来る「希望」について語る情熱的な口調が感動的である。

そして『音盤考現学』と『音盤博物誌』──

驚倒するほかない著者の博覧強記とあいまって、これは言葉の最良の意味での奇書とも呼ぶべき性格の本だが、二一世紀の音楽批評の一つの出発点であると同時に、その最初の金字塔であると言って過言ではない。

これから長く読みつがれるであろう新書の文献ガイドに、このようなかたちで紹介していただけたのは、ほんとうに光栄なことです。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月24日

『新文化』で『S&G全曲解説』が紹介されました

7/23付けの『新文化』の「ウチのイチ押し」コーナーで、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』がとりあげられました。弊社にも取材に来ていただき、本もていねいに読みこんでいただいての紹介記事で、ありがたいかぎりです。「編集担当より一言」として木村のコメントも載ってます。

[木村]

2009年07月25日

【音楽情報】大井浩明さんのベートーヴェン、テレビ放映のご案内

ピアニスト大井浩明さんが昨年4月から今年3月にかけて京都でおこなったベートーヴェン・シリーズを俯瞰する番組がNHK「クラシック倶楽部」にて放映されます。

8/5 6:00-6:55
BS-hi「ハイビジョン・クラシック倶楽部

9/15 10:55-11:50
BS2「クラシック倶楽部

◎収録曲目
・(リスト編)交響曲《英雄》変ホ長調第1楽章———J.B.シュトライヒャー 1846年 ウィーン 7オクターヴ 平行弦
・選帝侯ソナタ第1番変ホ長調第1楽章———クラヴィコードNicola Palazzi 1776年 ローマ 4オクターヴ
・ソナチネ(ソナタ第20番)第2楽章———A.シュタイン 1790年頃 5オクターヴ (膝ペダル)
・テンペスト(ソナタ第17番)第1楽章———M.クレメンティ 1800年頃 ロンドン 5オクターヴ半
・熱情(ソナタ第23番)第1楽章———ジョーンズ・ラウンド 1805年 ロンドン 5オクターヴ半
・(ウィンクラー編)大フーガ(独奏版)作品133———J.ブロードウッド 1816年 ロンドン 6オクターヴ

いちどは行きたいと思いつつ、けっきょく体験できなかった「ベートーヴェンの作曲当時のピリオド楽器を用いてのソナタ演奏」(くわえて演奏会では「作曲当時の年齢の日本人作曲家への新作委嘱」もあったのですが!)。楽しみです!

[木村]

2009年07月27日

訂正情報|サイモン&ガーファンクル全曲解説(2009/07/27)

サイモン&ガーファンクル全曲解説』に誤りがありました。ポール・サイモンの『ライヴ・イン・セントラル・パーク(Paul Simon's Concert in the Park)』(1991)、『ボーン・アット・ザ・ライト・タイム(Born at the Right Time)』(1992)の2作品のいずれもDVDがあると記述されていますが、DVDはリリースされていませんでした。その他、誤植も含めて、以下のとおり訂正いたします。

p.39 上から7行目
 × 隠れた隠れた → ○ 隠れた

p.318 下から9行目
 × 現代 → ○ 原題

p.341/最終行
 × (1991 CD/VHS/DVD) → ○ (1991 CD/VHS)

p.342/最終行
 × 映像(VHS、DVD) → ○ 映像(VHS)

p.352/3行目
 × (1992 VHS/DVD) → ○ (1992 VHS)

以上、お詫びして訂正させていただきます。

[木村]

2009年07月27日

【音楽情報】小鍛冶邦隆さんが『名曲探偵アマデウス』に出演

アルテスのウェブサイトでの連載「音楽・知のメモリア」でもおなじみの作曲家/東京藝術大学准教授の小鍛冶邦隆さんが、NHK『名曲探偵アマデウス』に出演されます。ホルストの《惑星》にかんして、おもに占星術とのかかわりについて解説されたそうです。放映予定は以下のとおり。

◎本放送
 BShi 9月13日(日) 20:00〜20:44
◎再放送
 BShi 9月15日(火) 8:00〜8:44
 BS2 9月18日(金) 8:15〜8:59
 BShi 9月19日(土) 12:00〜12:44
 総合 10月9日(金) 15:15〜15:59
◎NHKオンデマンド配信
 9月14日(月) 18:00〜9月24日(木) 24:00

お楽しみに!

[木村]

2009年07月27日

2冊重版します!

昨年12月発売の『聴いて学ぶアイルランド音楽』と、今年の4月に発売した『証言!日本のロック70's』を同時に増刷することにしました! どちらも2刷です。しばらく品薄が続いていて、ご不便をおかけしていましたが、8月7日から出荷できますので、どうぞよろしくお願いいたします。

[鈴木]

2009年07月31日

日経新聞に『S&G全曲解説』書評掲載!

日本経済新聞7/22付け夕刊で『サイモン&ガーファンクル全曲解説』が紹介されました。

音楽理論に明るくないと読み進めるのに骨が折れるかもしれないが、サイモンの巧妙な曲作りを解明するにはここまでやるべき必然性がある。

著者の佐藤実さんがめざしたのは、作曲家/ギタリストとして語られることの少ないポール・サイモンの再評価でもありますから、「ここまでやるべき必然性がある」といっていただけたのは、心強いです。ありがとうございました。

[木村]

2009年07月31日

「MPC Land Review」にて『S&G全曲解説』が紹介されました

ミュージック・ペンクラブ・ジャパンのウェブサイトにて月刊でリリースされている「MPC Land Review」8月号に、『サイモン&ガーファンクル全曲解説』の書評が掲載されました。評してくださったのは、音楽ライターの滝上よう子さん。

著者は専門的知識を駆使し、根拠を提示した上で類推を図る等、示唆に富む分析も多く説得力がある。また関連アーティストの参考アルバムも紹介する等、親切丁寧な作りで、ファン必読の書となっている。

と評してくださっています。ありがとうございました。

このページ、はじめて拝見しましたが、錚々たる執筆陣が、毎月膨大な数のCD、DVD、書籍などをレビューしているんですね。驚きました。

[木村]

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