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2007年10月01日

ARTESインフォ*クリップ:9/29号

アルテスパブリッシングってどんな会社なの? ということを知っていただきつつ、新刊や近刊の最新情報をお伝えするペーパー『ARTES インフォ*クリップ』ができました。

ウェブサイトをご覧くださってる方々には情報が重複しちゃいますが、読みやすくレイアウトされたPDFファイルですので、よろしければダウンロードしてみてください。[木村]

◎ARTES インフォ*クリップ 2007年9月29日号[第2版]
 ダウンロード:infoclip20070929_2.pdf(1.7MB)


>> 詳細

2007年10月02日

[コンサート]10/18 モノフォニー・コンソート2007「つらなる響き~植物の形姿 其の五」@自由学園明日館講堂

モノフォニー・コンソート2007「つらなる響き~植物の形姿 其の五」
【日時】2007年10月18日(木)19:00開演(18:30開場)
【場所】自由学園・明日館 講堂(東京都豊島区西池袋2-31-3) tel:
03-3971-7535
【演奏】モノフォニー・コンソート:西陽子(箏) 丸田美紀(箏) 石川高(笙)
    ゲスト:鈴木理恵子(ヴァイオリン)
【曲目】:藤枝守作曲《植物文様》シリーズから
・第十四集~無伴奏ヴァイオリン曲集~全曲版東京初演
・第四集~ヴァイオリンと笙による二重奏曲集
・第十集(二面の箏による)~改訂初演
・第十七集(笙と二面の箏による)~新作初演
・第十八集(バイオリン、笙、二面の箏による)~新作初演
【お問合せ・マネジメント】コンサートイマジン 03-3235-7772
【制作協力】MILESTONE ART WORKS  http://www.milestone-art.com/
【協力】トーキングアート
【チケット】(全席自由・税込)前売:¥3,000  当日:¥3,500
【チケット取扱い】
  コンサートイマジン:03-3235-3777
            http://www.concert.co.jp/ticket/index.html
  チケットぴあ:0570-02-9990
  東京文化会館チケットサービス:03-5815-5452

2007年10月02日

ユッスーの映画

ぼくがもっとも惚れ込んでいる同世代のミュージシャンのひとりであり、昨夏も何度目かの来日を果たし元気な姿を見せてくれたセネガルのスーパースター、ユッスー・ンドゥールの記録映画が、音楽評論家北中正和さんのブログで紹介されていました。

この『Return To Goree』は、ユッスーが「ジャズ・ミュージシャンと共に、アメリカ、ルクセンブルグ、セネガルでセッションしながら、アフリカの音楽とジャズやゴスペルの間に橋渡しを試みる」映画で、最後はアフリカからの奴隷“出荷”の基地だったゴレ島でのライヴだそうです。ライヴのシーンは少ないとのことですが、コンセプトもたいへん興味深いですし、あのユッスーが立ち、歩き、笑い、話すのがたっぷり見られるわけですから、見逃すわけにはいきません。来年の日本公開を楽しみに待ちたいと思います。[鈴木]

2007年10月03日

「週刊朝日」で紹介されました

2日に発売された「週刊朝日」(朝日新聞社)の〈「一冊の本」が人生を変えることもある~小出版社の心意気〉という記事のなかでアルテスパブリッシングも紹介されています。筆者の小柳さんもお一人で左右社という出版社を経営されている方。創業にあたって有益なアドバイスをいただいた月曜社さんや、内田本版元の先輩であるミシマ社さんといった諸先輩と一緒で光栄です。[鈴木]

2007年10月05日

『考える人』メルマガで紹介されました

新潮社の季刊誌『考える人』のメールマガジン254号の冒頭で、『村上春樹にご用心』を紹介してくださってます。内田さんの春樹論・文学論の核心を丁寧に読みこんでいただいて、とても嬉しいレビューでした。一部を引用させてください。

(ブログで徒然なるままに書いたものを集めたからといって)「散漫な、まとまりのないものになっているかというと、そうではありません」「読み進めるにしたがって(中略)内田さんの村上論に潜む背骨にあたるものが、ゆっくりと立ち上がってくる。後半にさしかかると、内田さんの村上論の核心が明確な輪郭を持つようになってきます」

この本はあとがきにもあるとおり、これまでにブログで書いたテキストと雑誌や文庫解説などに寄稿したものとを、そのうちの何本かは大幅に加筆・修正を加えて(原稿をいただいたとき、その結果の目覚ましさには驚嘆しました)構成し、一個の作家論・文学論として構成したものです。

となると、書き下ろしとちがって、編集者の大きな役目は目次を考えることに尽きます。数多いテキストのなにを採用し、なにを切り捨てるか、どんなテーマのもとにどういう順番で並べるか。この本で編集者がやった仕事といえば、あとは内田さんにオファーをしたことだけと言ってもいいくらいです。書名も内田さんが決めてくれましたし、装丁デザインもイラストレーターのフジモトさんとデザイナーの岩郷さんが、ぼくらが考えていた以上に素敵なものにしてくれました。

この紹介文を書いてくださったのは新潮社の編集者の方だと思いますが、ぼくらのそんなささやかな意図はすっかりお見通しだったというわけです^^。

『考える人』メール・マガジンの購読申し込みはこちらからどうぞ。

ちなみに『考える人』最新号(2007年秋号)では、内田さんが受賞された小林秀雄賞が発表されていて、選評や受賞インタビューなどが掲載されています。[鈴木]

2007年10月07日

[イベント]11/4 タクト音楽祭(企画・演出 好田タクト)@浅草東洋館

敏腕編集者にして音楽ジャーナリストの畏友・岩野裕一氏が今もっとも入れ込んでいる指揮者、それが好田タクト(こうだ・たくと)だ。

カラヤン、レヴァイン、カルロス・クライバー、ストコフスキー、小澤征爾、朝比奈隆……ありとあらゆる有名指揮者の形態模写を、「指揮者なんて見たこともない」演芸場のお客さんの前でやり、しかも笑いをとる? しかも、「平成19年度 文化庁芸術祭参加公演」?? どんな芸人だ???

脳裏に「?」マークが3つ以上並んだ人は、11/4(日)18:30、浅草東洋館へ集結![木村]


◎好田タクトの世界(公式ホームページ) http://www.geocities.jp/butsuzou28/index.html

2007年10月09日

[ライヴ/イヴェント] 10/31 オーケストラ・プロジェクト2007@東京芸術劇場大ホール

[現代音楽1世紀─未来への展望─」と題し、山内雅弘、藤原嘉文、宮崎滋、柳田孝義の4人の作曲家による管弦楽作品を、飯森範親指揮/東京交響楽団が演奏する。

開演は19:00だが18:15から4人の出品作曲家が自作を語るプレトークがおこなわれる。

◎オーケストラ・プロジェクト http://www.orch-proj.org/

2007年10月10日

「書評空間」に掲載されました

紀伊國屋書店が運営している書評ブログ「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」に、東京大学准教授の阿部公彦さんによる『村上春樹にご用心』のレビューが掲載されました(10月11日付)。題して「村上春樹が苦手な理由がわかりました」

「歯切れの良い「徒歩感覚の現在進行形」とでも呼ぶべき語り口で、サービス精神とおふざけが満載なのに、たいへんちゃんとしたことも言っている」。とりわけおもしろかった文章として「村上春樹恐怖症」と「太宰治と村上春樹」(「見事な目の付け所とあざやかな仕掛け」)を丁寧に読み込んでくださっています。ご一読下さい。[鈴木]

2007年10月10日

東京堂書店のベストセラーにランクイン!

10月10日付け讀賣新聞夕刊の第5面「トレンド館」というページに掲載されている「週間ベストセラー」(10月9日、東京堂書店調べ)の第4位に『村上春樹にご用心』がランクイン!

短評には“「なぜハルキは世界で読まれるのか」を知るには最適”と紹介されました。新潮社、みすず書房、文藝春秋といった出版社にまじって、あの東京堂でランキングされるとは、光栄至極。ちなみに1位はなんと国書刊行会の『日本サッカー狂会』。やっぱ買おう、これ^^。[鈴木]

2007年10月16日

「ほぼ日」に登場!

ご存じ「ほぼ日刊イトイ新聞」の「担当編集者は知っている」というコーナーで、『村上春樹にご用心』について書かせてもらいました!

昨年フリーランスの編集者として作った『玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから』(雲母書房)のとき以来、このコーナーに登場させていただくのはありがたいことに2度目となります。

内田さんとの出会い(とくにドラマチックなものではありませんけど^^;)から編集・制作の経緯まで、ごくありのままを綴ってみました。お楽しみいただければ幸いです。[鈴木]

2007年10月17日

『週刊現代』で新元良一氏絶賛!

15日に発売された「週刊現代」に1頁丸々使っての書評が掲載されました。評者は『翻訳文学ブックカフェ』でもおなじみの新元良一さん。

“複雑多岐な「村上作品」の全貌を全方位から解き明かす快著”と題されたこの評では、「さらりと読ませ」つつ「納得させる文章」とともに、内田さんの指摘が「文学に限らず、思想や芸術のあらゆる分野で適用される」と評価されているあたり、とても嬉しく読みました。掲載は144pです。ぜひご一読を。[鈴木]

2007年10月18日

三省堂本店・文芸の第7位!

こんなニュースばかりですが、嬉しいのでお知らせ。

神保町の三省堂書店本店1階に週刊ランキングのベスト・テン本が面出しで並んでいますが、その堂々第7位に『村上春樹にご用心』がランクイン。先週末の毎日新聞「売れてます」でも「これは(自分の授業で)使える!」と好評でした(盛岡大・風丸良彦氏、10/12日付け夕刊)。

藤原伊織と森見登美彦の次、近藤史恵と佐々木穣の上って単純にすごいですね。今日は遅ればせながら東京堂書店さんと三省堂さんにご挨拶してきました。[鈴木]

2007年10月20日

『週刊文春』推薦!

ビックリマーク付きの見出しが続きます^^。10/18日発売の『週刊文春』137頁の「文春図書館」で“著者が書き貯めてきた村上春樹論を集めたアンソロジー”として、書影とともに紹介されました。[鈴木]

2007年10月22日

讀賣新聞書評&トークショー@ABC


柴田さんと内田さん

朝9時前に内田さんから電話をいただく。前夜の大宴会を乗り切って無事新幹線に乗車される、とのこと。出迎えに行ってもらうミシマ社三島さんとスタッフ船山に連絡。同時に讀賣新聞に書評が掲載されたことを確認。シェイクスピア研究家の河合祥一郎氏(東京大学准教授)が「村上文学の読み方がわかった気にさせられる」と評してくださっている。書影がないのが残念だが、これでいよいよ2度目の増刷を決めなくては。

お昼前から青山ブックセンター本店のスタッフの皆さんと会場準備にとりかかる。すでにキャンセル待ちのお客さんが列を作られているとのこと。ありがたいかぎり。結局予定以上の椅子を用意したが、完全に満席となった。

1時にトークがスタート。内容はお二人にお任せしてしまったが、頭とからだを刺激しまくられるなんとも濃ゆいお話ばかりで、90分があっという間だった。柴田さんが見事に進行してくださって、万雷の拍手とともに終了。

店内に場所を移したサイン会のあとは、同じフロアのUnCafeで関係者打ち上げ。たくさんの方にいらしていただき、これまた盛況のうちにお開き。東京駅まで車内でさらに貴重なお話を伺いつつ、内田さんをお見送りする。

出版社を立ち上げていきなりこんなに大きなイヴェントをやらせていただけて、ぼくらは幸せ者だ。内田さん、柴田さん、青山ブックセンターの皆さん、ご来場いただいたお客様、ほんとうにどうもありがとうございました。[鈴木]


2007年10月22日

ハンディで濃い! 『クラシックでわかる世界史』、いよいよ発売!

アルテスの第2弾、西原稔さんの『クラシックでわかる世界史』が10/24(水)に発売となります。

『村上春樹でご用心』でさいさきのよいスタートを切ることのできたアルテスにとって、ここからは「音楽を愛する人のための出版社」としての本領が試されます。

タイトルまわりのヴィヴィッドな赤と銀色のオビ、縦長サイズが目印です(装丁は久保和正さん)。

独創的な歴史観に定評のある西原さんならではの、刺激的な音楽史×西洋史読本。重要語句や人名を解説した脚注には、肖像画や写真も満載しました。作曲家だけでなく、王侯貴族や政治家たちもこの本の主役ですが、彼らがどんな顔をしていたか、どんな服を着ていたか、図版を眺めるだけでも歴史の“綾”が読み取れるでしょう。

一足先に本をご覧いただいた方が、こんな感想をくださいました──「ハンディでありながら、濃い」。まさにこの本のセールスポイントが凝縮されたひとことで、うれしいかぎりです。

そうそう、アルテスの本は書店さんだけでなく、全国の楽器店さん、CDショップでもご購入・ご注文いただくことができます。音楽愛好家の方々が楽譜を買うついでに本も買っていく、そんな音楽生活のお手伝いもできたらと思っています。[木村]

2007年10月24日

毎日新聞1面に広告を出しました。

本日(10/24)、『クラシックでわかる世界史』が発売となります。それとタイミングを合わせ、毎日新聞朝刊1面のいわゆる“サンヤツ”(三段八割)広告を出しました。現在大増刷中の『村上春樹にご用心』と『クラシック~』の2冊を掲載(って、それしか商品がありませんが^^;)。

アルテスにとっては初めての広告、それも全国紙の1面ということで、予算的にも逡巡がなかったわけではありませんが、まずは「アルテスパブリッシング」という社名を広く知っていただこうという気持ちで出稿しました。

さらに、こんどの日曜日(10/28)には朝日新聞朝刊の読書面に広告を出す予定です。[木村]

2007年10月27日

本/雑誌 好田タクト(著)『世界一楽しい タクトのクラシック音楽館』(実業之日本社)

 「世界で唯一、指揮者の形態模写を演じ続ける伝説のコメディアン」によるクラシック入門書。

 凡百の類書が「クラシック入門」とうたいながら、じつは「クラシックの歴史概説」だったり「作曲家の裏話紹介」だったりするなかで、この本は「入門書の鑑」といえるくらいにまっとうな本。「音楽が好きで好きでたまらない!」──その気持ちがストレートに伝わってきて、「そんなにいうならクラシック、ちょっとだけ聴いてみよっか……」という気持ちにさせてくれることうけあい。もちろん、蘊蓄も満載です。[木村]

◎実業之日本社 http://www.j-n.co.jp/

2007年10月29日

朝日新聞読書面に広告を出しました

10/24の毎日新聞1面にひきつづき、10/28(日)付け朝日新聞読書面に『村上春樹にご用心』と『クラシックでわかる世界史』の広告を出しました。

全国紙のなかでもとりわけ読書家に影響大といわれる朝日新聞の読書面ですが、紙面をつらつらと眺めておりますと、「この世界に、わがアルテスも軒を連ねているんだな」という感慨をもちます。ネット時代のいま、新聞広告というもののあり方はおそらく昔とは異なっているのでしょうが、本と新聞とのあいだにはいまだに、たんに費用対効果というものでは量れない、なにか特別な作用があるようです。

新聞広告を見た、というお客様からさっそく注文もいただきました。「へえ、こんな出版社、知らなかったぞ」とお思いの書店員さんも全国に数多くいらっしゃることでしょう。いろいろな方々の頭の中に「アルテス」という名前が、さまざまな思いを伴って届いているのだと想像するだけで、なんだかあたたかい気持ちになります。

広告というのは、ただたんにメーカーが商品の情報を不特定多数に送りつけるツールなどではなく、もしかすると、インターネットとはまるで異なる仕方で、すぐれて「インタラクティヴ」なメディアなのではないでしょうか。[木村]

2007年10月30日

毎日新聞夕刊で紹介されました

書評掲載情報第…何弾でしょう? 10月26日付け毎日新聞の夕刊で『村上春樹にご用心』が紹介されました。ウェブで読めます。「軽妙な」と評されることって案外珍しいんですよね。[鈴木]

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