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2013年03月01日

『ピアノの本』で『ドビュッシーと歩くパリ』紹介

『ピアノの本』3月号(No.227)で小沼純一さんが担当されている「BOOK」のコーナーで、中井正子さんの『ドビュッシーと歩くパリ』が紹介されました。

本書では、代表的なピアノ作品5曲と作曲家の生涯をかさねながら章がくみたてられ、そこに著者が留学したこと、ドビュッシーの足跡をたどったことが重ねられてゆく。いわば3つの時代を行き来するとでも言ったらいいか。

そうなんです。パリの街並みをそぞろ歩いているうちに、ドビュッシーの時代に迷い込んだり、自分がコンセルヴァトワールで勉強していた時代にふと戻ったり、その交錯がとても面白いと思います。

小沼さん、どうもありがとうございました。

[木村]

2013年03月05日

3/15 神戸にて椎名亮輔さん出演のイベントが開催されます

神戸の芸術家によるNPO「C.A.P.」が主催するシリーズ「音楽を作る人に聞く」。第1回がフォルマント兄弟、第2回が野村誠さんと、ひじょうに面白そうな人選で開催されていますが、最終回となる第3回はアルテスの著者でもある椎名亮輔さんが登場。ケージやリュック・フェラーリの音楽について、話が聞けそうです。

音楽を作る人に聞く〜音楽家の耳と脳 #3
「椎名亮輔に聴く」

「この音楽はすばらしい」という評価は歴史のなかで培われ変化してゆく美意識によって為される。音楽美学者の椎名亮輔さんを招き、様々な音源資料を視聴しつつこれまでの音楽の美意識の枠を概観し、現在と未来を考える。

前売予約1,500円(会員1,000円) 当日2,000円
聴き手:Hiros(インド音楽演奏、研究家)

会場:CAP CLUB Q2/神戸市中央区新港町4-3 上屋Q2 (地図)
お電話での予約・問合せ:C.A.P.事務局 (10:00-19:00/月曜休み)
078-222-1003 info●cap-kobe.com(●=アットマーク)http://cap-kobe.com/

【椎名亮輔(しいなりょうすけ)プロフィール】
1960年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程単位取得満期退学。パリ第8大学音楽学部博士準備課程をへて、ニース大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士取得。東京大学助手、パリ第3大学講師、リール第3大学講師をへて、現在は同志社女子大学音楽学科教授。著書に『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)、『狂気の西洋音楽史 — シュレーバー症例から聞こえてくるもの』(岩波書店)、『デオダ・ド・セヴラック — 南仏の風、郷愁の音画』(アルテス・パブリッシング、第21回吉田秀和賞受賞)。主要訳書に、マイケル・ナイマン『実験音楽』(水声社)、ドメル=ディエニー『演奏家のための和声分析と演奏解釈』(シンフォニア)、ジャクリーヌ・コー『リュック・フェラーリとほとんど何もない』(現代思潮新社)などがある。

3/12に発売したての『アルテス』4号(椎名さんがケージ文献案内を執筆してくれました)と吉田秀和賞受賞作『デオダ・ド・セヴラック』を会場で販売していただけることになりましたので、みなさまこの機会にぜひ!

主催者ブログ:http://www.cap-kobe.com/club_q2/2013/02/17115616.html
Facebookイベント:https://www.facebook.com/events/129316123912734/

[木村]

2013年03月07日

『intoxicate』誌で『相倉久人のジャズ史夜話』が紹介されました

タワーレコードが発行しているフリーペーパー『intoxicate』誌102号に『相倉久人のジャズ史夜話』が紹介されました。「長年この世界にかかわってきた著者だけに、リアルで興味深い話が満載」と、『至高の日本ジャズ全史』との併読が薦められています。ご紹介ありがとうございました。[鈴木]

2013年03月07日

『みんなの家。』光嶋裕介さんの個展、大阪で開催!

『みんなの家。』の建築家・光嶋裕介さんの個展が3月15日から大阪のNii Fine Artsで開催されます。『みんなの家。』のカヴァーも飾った光嶋さんのドローイングは『幻想都市風景』(羽鳥書店)にまとめられていますが(隈研吾さん推薦!)、今回はたくさんの新作が展示されます。16日には恩師・山本浩二画伯との対談もありますので、ぜひお出かけください。

2013年03月12日

『みすず』の「読書アンケート」で『線量計と機関銃』が!

毎年楽しみにしている雑誌「みすず」の読書アンケート特集。登場するタイトルを追っているだけで胸弾みますが、その中にアルテスの本が! 選んでくださったのは創業以来たいへんお世話になっている名古屋市・ちくさ正文館の古田一晴さん。

「第二次世界大戦の敗戦原因の精神主義強調が、短期決戦を必然としたこと」と「東日本大震災に際し、『想定外』『未曾有』という明治以降のデータしか前提にしない『意味不明』な説明」「この2点が地続きの体質と語る。この時点で、福島の原発廃炉の不可能生の高さに触れる冷静さ」と特筆されています。

ちなみに古田さんの他の2冊は八木幹夫『余白の時間──辻征夫さんの想い出』シマウマ書房と、『小谷野敦のカスタマーレビュー2002〜2012』アルファベータ。

2013年03月15日

ARTES インフォ*クリップ vol.048|春はウルトラセブンで音楽入門!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.048]2013/03/15
春はウルトラセブンで音楽入門!号

アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・3/12発売!『アルテス』VOL.04
・ただいま編集中──『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』
・ただいま編集中──『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』
・『みんなの家。』2刷! 『はじめての編集』6刷!!
・『聴いて学ぶアイルランド音楽』4刷!
・『ジャズの歴史物語』2刷出来!
・『みんなの家。』光嶋裕介さんの個展、大阪で開催!
・菅付雅信さん『中身化する社会』トーク・ツアー2013
・アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・代沢だより

>> 詳細

2013年03月18日

安田寛さんの「音痴と日本人」第12回公開

東書WEBショップ「音楽専門館」で好評連載中の安田寛さん「音痴と日本人」、第12回が公開されました。

WEB連載「音痴と日本人」
第12回 「八重の桜」にみる日本人音痴治療の実態

第2回で新島襄が登場したときから期待していた方もいらっしゃると思いますが、今回ついに妻の新島八重が登場。NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公ですね。

新島襄はメーソンがつきまとっては隙あらば音楽談義を始めるのを鬱陶しく思っていたらしく、妻の八重にこんなふうにぼやいています(第2回から引用)

この音楽先生は四五分ほど黙りおりそうらえ共、がんらい音楽病気の人なれば、人の頭痛を音楽談にて楽しみ、また音楽談ならばこれこそ頭痛の大妙薬なるべしと思いしにや、たずさえ参りし音楽の書を取出し、一二三四五六七、またドー。レー。ミー。ファー。ソール。ラー。シー。ドー。などと得意然と唱歌をはじめかけられ候えば、トンダモノと同道したわい

夫の襄は明らかな音痴だったようですが、八重のほうはどうだったのか?──彼女も女学生だった時分にはオルガンを練習していたようです。京都でおこなわれていたこの西洋音楽の教育、じつはメーソンの野望と関係がある、というのが今回のテーマ。お楽しみください。

[木村]

[木村]

2013年03月19日

4/25発売! ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた(青山 通 著)


冬木透氏(作曲家、「ウルトラセブン」音楽監督)推薦!!
「セブンのドラマをもう一度創っているような
 昂揚感を覚えながら、一気に読んだ。
 シューマン、リパッティ……巡礼の旅路はM78星雲へ! 」

衝撃の最終回。
モロボシ・ダンの告白シーンになぜ「あの曲」が使われたのか──
「音楽」を切り口に、ウルトラセブンを読み解いた快作!

──感動で身体が痺れた。
自分にとってウルトラセブンは永遠となった。
そしてこの日は自分にとって、
クラシック音楽への扉が開かれた日ともなったのだった──


四六判・並製・208頁(予定)
定価:本体1600円[税別]
発売:2013年4月25日
ISBN978-4-903951-65-2 C0073
ブックデザイン:中島 浩
ジャンル:サブカルチャー/テレビ/音楽

商品ページ:Amazon.co.jp版元ドットコム


>> 詳細

2013年03月19日

「Book News」で『アルテス』Vol.4が紹介されました

濃厚な書評で知られる「Book News」で『アルテス』Vol.4が紹介されました。

JCといえば女子中学生じゃなくてジョン・ケージのことを思い浮かべてください。初音ミクの死からサウンドスタディーズまで『アルテス Vol.04』

「今回も濃厚すぎるほど濃厚な内容」と書いていただいてますが、この書評じたいが猛烈に濃厚なもの。適宜YouTubeリンクを張るなどしてあり、ぼくらにとってもひじょうに勉強になる内容です。とにかく、感謝!

[木村]

2013年03月25日

三省堂神保町本店に『アルテス』=ジョン・ケージ・コーナー!

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東京・神保町の三省堂書店本店4階に、今月12日に発売した『アルテス』VOL.04を中心に、その特集に合わせてジョン・ケージ関連の書籍・雑誌を特集したコーナーが設けられています。ぜひお立ち寄り下さい。

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Twitter @suzukisgr

Twitter @kimuragen

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