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2010年06月01日

7/9 吉原真里さんがピティナ本部事務局研修会で講演

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』の著者、吉原真里さんがピティナ本部事務局研修会で講師を務めます。どなたでも参加可能です。詳細は以下のとおり。

http://www.piano.or.jp/info/about/honbu/

開催日時:2010年7月9日(金)19:30-21:00
講師:吉原真里
テーマ:アジア人と西洋クラシック音楽
プロフィール:
1968年ニューヨーク生まれ、東京育ち。1991年、東京大学教養学部教養学科卒業。1997年、米国ブラウン大学アメリカ研究学部博士号取得。1997年よりハワイ大学アメリカ研究学部助教授。2003年より同学部准教授。2008年より同学部教授。専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、アメリカ文学、ジェンダー研究など。著書に『アメリカの大学院で成功する方法』(中公新書)『現代アメリカのキーワード』(矢口祐人と共編、中公新書)『ドット・コム・ラヴァーズ』(中公新書)、『性愛英語の基礎知識』(近刊、新潮新書)、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』(近刊、アルテスパブリッシング)、『Embracing the East: White Women and American Orientalism』(Oxford University Press)、『Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music』(Temple University Press)がある。他、研究論文、エッセイなど多数。普段はホノルル在住だが、2009年夏より1年間日本に滞在中。
受講料:2,000円(当日、受付にてお支払いください/終了後の懇親会参加費を含みます)

当日、会場では6/25発売となる『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』も販売予定です。

[木村]

2010年06月03日

川本三郎さんが『東京人』で片山杜秀さんのことを

東京人』で始まった川本三郎さんの新連載「東京つれづれ日誌」。本の話、漫画の話、鉄道の話、それから図書館への怒り(?)などなど、川本さんの日常がつれづれなるままに綴られた味わい深いエッセイです。

その第1回の最後に、5/11に古書ほうろうでおこなわれた片山杜秀さんとの対談の話題が。「映画の話、クラシック音楽の話で盛り上がり、二時間があっというまに過ぎてしまった。こんなに楽しい対談は久しぶり」と書いてくださっていて、聴衆の私たちと同じように川本さんも楽しんでおられたのだと、あらためて嬉しく思いました。

結びに、「あんまり楽しかったので、これから定期的に片山さんと古書ほうろうで対談することになった」とありますが、そう、近々古書ほうろうにて、第2回の対談をおこないますので、みなさんぜひお越しください。詳細が決定しましたら、またご案内します。

[木村]

2010年06月08日

7/14 川本三郎さんと片山杜秀さんの「偏愛談義」、ふたたび!

前エントリで少しばかりフライングしてお伝えしましたが、5/11に開催して大好評だった川本三郎さんと片山杜秀さんの偏愛談義「古書も映画も音楽も」の第2回が、ふたたび古書ほうろうにて開催されます。

http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=38

続・偏愛談義「古書も映画も音楽も」
川本三郎(評論家)× 片山杜秀(音楽評論家)

日にち 7月14日(水)
時間  18時半開場/19時開演
入場料 1000円
定員  50名(予約制・先着順)

※ご予約はお電話かメールで、古書ほうろうまで。
 03-3824-3388
 horo@yanesen.net
 (お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)

さて、今回もまた前回のように超トリヴィアルな固有名詞飛び交いまくりのマニア談義となるのか、あるいはひとつのテーマをじっくりと掘り下げることになるのか、まったく予断を許しませんが、とにかく無類の面白さであることは自信をもって保証します。ぜひご参集ください!

[木村]

2010年06月14日

6/15-7/12 ヤマハ横浜店にて『クラシック迷宮図書館』特集!

片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』および『続・クラシック迷宮図書館』の発刊を記念して、ヤマハ横浜店楽譜売場にて、明日6/15(火)よりフェアを開催していただけることになりました。「書評対象となった本を、現在入手可能な限り取りそろえ」ていただいているそうですので、みなさん、この機会にぜひお買い求めください(経験上、音楽書はすぐに「稀覯本」になってしまいますから!)。

また、以前のエントリでお伝えしたとおり、同店3Fにて7/10(土)18:00より、片山杜秀さんとフェリス女学院大学教授・秋岡陽さんをむかえて「夏に読みたい音楽書」と題して、トークイヴェントが開催されます。いずれ劣らぬ読書家のおふたりが、とくに「音楽書」にしぼって「課題図書」を推薦してくれます。この夏休みはぜひ「音楽書漬け」になってみてください!

フェアとトークイヴェントの詳細は以下をご覧ください。
http://www.yamahamusic.jp/shop/yokohama/media/01

[木村]

2010年06月14日

西原稔さんの「基礎力としての音楽史」を読む

全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)のホームページに、西原稔さんが「基礎力としての音楽史」という文章を寄せていらっしゃいます。
http://www.piano.or.jp/report/news/2010/06/14_10920.html

「音楽の営みを残された作品だけではなく、それを生み出した土壌から理解すること」──感性ですべてこと足りてしまうと考えがちな演奏家にとっては、とくにだいじな姿勢ではないでしょうか?

西原さんは6/27(日)にピティナにておこなわれるセミナー「19世紀のノクターン」の講師をされます。根津理恵子さんによる実演をまじえて、『ピアノ大陸ヨーロッパ』で展開されたノクターン論をわかりやすく解説していただきます。音楽史を勉強する愉しみを知ることのできる、またとない場になるでしょう。

セミナーの詳細と申し込みはこちらから。

[木村]

2010年06月18日

『ムジカノーヴァ』で『ピアノ大陸ヨーロッパ』紹介

『ムジカノーヴァ』7月号で『ピアノ大陸ヨーロッパ』が紹介されました。筆者は山本美芽さんです。ありがとうございました。

[木村]

2010年06月18日

ヤマハ横浜店での『クラシック迷宮図書館』フェアがすごい!

既報のとおり、6/15(火)よりヤマハ横浜店楽譜売場にて、片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』の刊行記念フェアがおこなわれています。同2書にて書評対象としてとりあげられた書籍を100点以上とりそろえ、レジ前の平台に積んでいただいているのですが、これがすごい!

フェア台に並んだ音楽書の数々。壮観!

これだけの品揃えも素晴らしいですが、なんといってもすごいのは、1冊1冊にまかれたオリジナルのオビ! それぞれの本の背に、片山さんがその本をとりあげた文章のタイトルをキャッチコピーのように記し、書評の中から文章を抜き書きしてくださっています。このフェアの担当、高木朋子さんが手書きで作ってくださったそうですが、どれほどの時間がかかったことでしょう……。

1冊1冊には手書きのオビが巻かれている!

7/10(土)にはフェアに合わせて同店にて、片山さんとフェリス女学院大学の秋岡陽さんによる「夏休みに読みたい音楽書」という対談がおこなわれます。詳細はこちら

音楽書ファン必見のフェア&イヴェントです。ぜひこの機会に横浜へ足をお運びください!

[木村]

2010年06月19日

ARTES インフォ*クリップ vol.31(6/19号)を配信しました

今月号は新刊2冊──吉原真里著『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』、高橋健太郎著『ポップ・ミュージックのゆくえ』──の話題、そしてイヴェントの話題を中心にお届けします。

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>> 詳細

2010年06月21日

『レコード芸術』で『クラシック迷宮図書館』『フレデリック・ショパン全仕事』紹介

『レコード芸術』7月号に片山杜秀さんの『クラシック迷宮図書館』『続・クラシック迷宮図書館』の書評が掲載されました。評者は中村晃也さん。

(略)「面白すぎ」の奥に、あなどりがたい洞察が光る。各編2000字ほどだから、とても読みやすい。本書が単なる音楽書評でないのは、その視野が政治や歴史、映画や文学などにおよぶからだ。
読了後、賢くなったような気分になるのは請け合い。このプリズムの煌きからは、目がはなせない。

同じページには小坂裕子さんの『フレデリック・ショパン全仕事』の紹介も。「解説が伝記と楽曲分析を併録している点も、読みやすく魅力的」と評していただいています。

[木村]

2010年06月21日

『モーストリー・クラシック』で『ピアノ大陸ヨーロッパ』紹介

『モーストリー・クラシック』8月号に西原稔さんの『ピアノ大陸ヨーロッパ』の書評が掲載されました。「ピアノを切り口に19世紀のヨーロッパを鮮やかに切り取っている」と評していただきました。

[木村]

2010年06月22日

『フレデリック・ショパン全仕事』が『週刊朝日』で紹介

『週刊朝日』(7月2日号)で『フレデリック・ショパン全仕事』が紹介されました。「ショパン生誕200年に相応しい1冊。(中略)解説と譜面から、39年の人生が色濃くたちあらわれてくる」と評していただきました。ありがとうございます!

[松岡]

2010年06月22日

『ステレオ』で『ピアノ大陸ヨーロッパ』紹介

『ステレオ』7月号で西原稔さんの『ピアノ大陸ヨーロッパ』が紹介されました。

19世紀になって市民社会に普及してきたピアノという楽器、ピアノ音楽がどのように形成されていったのかを、さまざまな側面から言及しており、ピアノ音楽の通史という枠を大きく超えた興味深い一書。

なお、この号の『ステレオ』、まずその「分厚さ」に驚きます。FOSTEX社製のスピーカー・ユニット・キットが「おまけ」として付いてるんです。ぜひ書店でその分厚さを体験してみてください。

[木村]

2010年06月24日

『神楽と出会う本』重版します!

昨年11月に発売した『神楽と出会う本』がおかげさまで売れゆきが良く、重版を決めました。しばらく品薄が続き、ご迷惑をおかけしましたが、7月中旬以降にはお買い求めいただけるようになりますので、どうぞよろしくお願いします。搬入は14日(水)を予定しています。
著者の三上さんによる神楽ビデオジョッキーも続いています。ぜひブログをチェックしてみてください。

[鈴木]

2010年06月24日

7月24日発売! ニュー・ジャズ・スタディーズ──ジャズ研究の新たな領域へ(宮脇俊文+細川周平+マイク・モラスキー編著)

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多様な領域に広がるジャズ研究──アメリカと日本の最新の成果から、代表的な論考と最新論文を集めた画期的なアンソロジー登場!

◎A5判・並製・432ページ
◎定価:本体3200円+税
◎発売:2010年7月24日
◎ISBN:978-4-903951-30-0 C1073
◎装丁:中島浩

>> 詳細

2010年06月25日

7月からお店で使っていただくPOP2種公開



上:わくわく感を強調。下:とにかくインパクト勝負!

吉原真里さんの『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』、そして「片山杜秀の本1〜4」のPOPを作成しました。それぞれ著者近影入り(というか、片山さんの場合、はみ出してますが……)です。7月から、お店で見かけたら、ぜひ立ち止まって、本を手にとってみてください。

[木村]


2010年06月27日

7月17日 大石始×高橋健太郎:『ポップ・ミュージックのゆくえ』刊行記念トーク第1弾!

いよいよ来週発売となる高橋健太郎『ポップ・ミュージックのゆくえ──音楽の未来に蘇るもの』の刊行記念イヴェント第1弾が決まりました!

ゲストにトラヴェラー系ライター/エディター/選曲家で、今年の春に初の著書『関東ラガマフィン』を発表されたばかりのの大石始さんをお迎えし、『世界音楽の未来──マージナル・ビートを聴く』をお届けします。会場は今年で開店15周年を迎えているタワーレコード渋谷店7階タワーブックスです。

この本が解き明かしたロック~レゲエ~クラブミュージックの根底にあるものが、90年代以後、世界各地のアンダーグラウンド・シーンでどんな化学反応を巻き起こしていったか。ヒップホップやダンスホール、テクノなどさまざまな音楽を取り込み影響されながら、コロンビアでトルコでモロッコでブラジルでバルカンで、新たな発展を見せている音楽を二人で聞き、語り合います。

もはやワールド・ミュージックという言葉ではとらえきれなくなった、そんな世界各地の“マージナル・ビート”をお楽しみ下さい。

大石始×高橋健太郎『世界音楽の未来──マージナル・ビートを聴く』
TOWER RECORDS SHIBUYA 15th ANNIVERSARY presents

■出演:大石始x高橋健太郎    
■日時:2010年7月17日(土)16:00スタート
■場所:タワーレコード渋谷店7F TOWER BOOKS
■観覧フリー !! トーク終了後サイン会があります。
サイン会参加方法
*渋谷店にて対象商品お買上のお客様に、ご予約者優先、先着でサイン会参加券をさしあげます。
*対象商品1点につき1枚の参加券を差し上げます。
*当日は購入された書籍をお忘れなくお持ちください。
*対象商品は『ポップ・ミュージックのゆくえ』と大石さんの『関東ラガマフィン』です。
■お問い合わせ:タワーレコード渋谷店  03-3496-3661
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大石始(おおいし・はじめ)
1975年、東京生まれ。渋谷のレコードショップ店長、音楽雑誌編集部を経て、約1年の長期海外放浪へ。2008年に帰国後、フリーのトラヴェラー系ライター/エディター/選曲家として活動を開始。旅先で味わう音楽と酒を最高の愉しみとする、南国音楽・文化愛好家。今年4月に首都圏のダンスホール・レゲエ・シーン黎明期を記録した著書『関東ラガマフィン』(ブラッド)を上梓した。TwitterアカウントはOISHIHAJIME。

高橋健太郎(たかはし・けんたろう)
1956年、東京生まれ。音楽評論家、音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア、インディー・レーベル「MEMORY LAB」主宰。音楽配信サイト「ototoy」の創設メンバーでもある。一橋大学在学中から『プレイヤー』誌などに執筆していたが、82年に訪れたジャマイカのレゲエ・サンスプラッシュを『ミュージック・マガジン』誌でレポートしたのをきっかけに、本格的に音楽評論の仕事を始めた。Twitterアカウントは @kentarotakahash。

2010年06月29日

きたやまおさむさんの最後の授業が放映されます!

『ビートルズを知らない子どもたちへ』の著者、きたやまおさむさんは、今年3月に九州大学を定年退職されましたが、退職直前の1月に収録された番組が放映されます。これまでテレビにはほとんど出演されなかったきたやまさんの素顔を知る、貴重な機会です。

夏の特集「北山修・最後の授業」(NHK教育テレビ 4夜連続)
 1月18日(月)と1月25日(月)の授業をロケ収録した番組です。
 ※2月28日(日)の最終講義ではありません

本放送日時:平成22年7月26日(月)〜7月29日(木) 22:25〜22:50 (NHK ETV)
再放送日時:平成22年8月2日(月)〜8月5日(木) 5:35〜6:00 (NHK ETV)

また、3月におこなわれた「さよならコンサート」の模様も、5月に続いて再放送されます。

<番組名>
「きたやまおさむ さよならコンサート」
再放送日時:平成22年7月31日(土) 13:30〜14:50  (NHK BS-2)

[木村]

2010年06月30日

8月5日 原雅明×高橋健太郎:『ポップ・ミュージックのゆくえ』刊行記念トーク第3弾!

本日発売となった『ポップ・ミュージックのゆくえ』刊行記念イヴェント第3弾の発表です!(ちょっと順序がヘンですが、第2弾も近日中に発表します)

Vol.3は『音楽と言葉の未来』をテーマに8月5日(木)夜7時30分から、渋谷のアップリンク・ファクトリーで開催。ゲストには、昨年11月に初の音楽論集『音楽から解き放たれるために』(フィルムアート社)を発表した原雅明さんをお迎えします。

ヒップホップ、ワールド・ミュージック、ダブ、ハウスなど80年代の音楽シーンを論じた『ポップ・ミュージックのゆくえ』を受けて、続く90年代の動きをそれぞれのポジションから体験的に検証しつつ、音楽のあり方そのものがドラスティックに変化していくなかで音楽を語る言葉はどうなっていくのか? さまざまな音楽の現場に携わりってきた二人のスリリングな対話をご期待ください。

■出演:原雅明、高橋健太郎
■日時:8月5日(木)19:00開場/19:30開演
■場所:アップリンク・ファクトリー
■料金:1000円(1ドリンク付き/予約できます)
■ 予約方法:このイベントへの参加予約をご希望の方は、
(1)お名前 (2)人数(一度のご予約で3名様まで) (3)住所 (4)電話番号
以上の要項を明記の上、件名を「予約/原雅明×高橋健太郎『音楽と言葉の未来』」として、
factory@uplink.co.jp までメールでお申し込み下さい(@を半角に変えてお使いください)。

原雅明(はら・まさあき)
編集者を経て、90年代から音楽ジャーナリスト/ライターとして本格的な執筆活動を始める。soup-disk及びdisques cordeレーベルの運営、イヴェントのプロデュース、HEADZの設立と雑誌FADERの創刊なども手がける。近年はロサンゼルスの音楽シーンと繋がりを深め、LOW END THEORYの日本ツアーのオーガナイザー、非営利ネットラジオ局DublabとCreative Commonsのアート・プロジェクトINTO INFINITYの日本側キュレーターを務める。単行本『音楽から解き放たれるために──21世紀のサウンド・リサイクル』(フィルムアート社)とミックスCD『How Far Do You Wanna Go?』(BLACK SMOKER)を09年に発表。http://corde.co.jp

高橋健太郎(たかはし・けんたろう)
1956年、東京生まれ。音楽評論家、音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア、インディー・レーベル「MEMORY LAB」主宰。音楽配信サイト「ototoy」の創設メンバーでもある。一橋大学在学中から『プレイヤー』誌などに執筆していたが、82年に訪れたジャマイカのレゲエ・サンスプラッシュを『ミュージック・マガジン』誌でレポートしたのをきっかけに、本格的に音楽評論の仕事を始めた。Twitterアカウントは @kentarotakahash。

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