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2010年06月19日

ARTES インフォ*クリップ vol.31(6/19号)を配信しました

今月号は新刊2冊──吉原真里著『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』、高橋健太郎著『ポップ・ミュージックのゆくえ』──の話題、そしてイヴェントの話題を中心にお届けします。

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ARTES インフォ*クリップ[vol.031]
2010/06/19
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・今月の新刊(1)『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクー
 ル』
・今月の新刊(2)『ポップ・ミュージックのゆくえ』
・ただいま編集中 『ニュー・ジャズ・スタディーズ』
・6/27 西原稔さん講演「19世紀のノクターン」がピティナで開催
・7/10 片山杜秀さんと秋岡陽さん推薦の「夏休みの課題図書」!?
・7/14 川本三郎さんと片山杜秀さんの「偏愛談義」、ふたたび!
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・東町だより

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■ 今月の新刊(1)
  吉原真里『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』
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2009年、日本人ピアニスト、辻井伸行さんが優勝したことにより、
日本中にその名を知られるようになった「ヴァン・クライバーン国
際ピアノ・コンクール」。ハワイ大学でアメリカ研究を専攻する著
者は、その第13回コンクールの予選から本選までを研究者として取
材し、はからずも辻井さんの優勝にいたるドラマの一部始終の目撃
者となりました。

テキサスの一地方都市で開催されるコンクールが、チャイコフスキ
ー、ショパンといった世界的な音楽コンクールと肩をならべるまで
の権威を獲得し、国際的な成功をおさめるにいたった理由とは? 
1200人もの市民ボランティアが支えるコンクールの舞台裏はどうな
っているのか? そして、辻井伸行とハオチェン・チャン(中国)
が1位、ヨルム・ソン(韓国)が2位と、2009年も入賞を独占したア
ジア人音楽家たち──彼らの活躍の背景にはなにがあるのか?

「理想のコンクール」を求める人々の姿を熱くドキュメントした音
楽ノンフィクションの快作です!

四六判・並製・280頁
定価:本体1800円+税
発売:2010年06月25日
ISBN978-4-903951-32-4 C0073
装丁:土屋 光/Perfect Vacuum
http://www.artespublishing.com/books/903951-32-4.html

●関連イヴェント情報
7/9(金)、吉原真里さんがピティナ本部事務局研修会で講師を務
めます。どなたでも参加可能です。詳細は以下のとおり。
http://www.artespublishing.com/blog/2010/06/01-677

開催日時:2010年7月9日(金)19:30-21:00
講師:吉原真里
テーマ:アジア人と西洋クラシック音楽
http://www.piano.or.jp/info/about/honbu/
                          [木村]

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■ 今月の新刊(2)
高橋健太郎『ポップ・ミュージックのゆくえ──音楽の未来に蘇る
もの』
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91年に太田出版から刊行された原本は、多くのライター、編集者、
DJ、ミュージシャンたちが「影響を受けた」と口を揃える名著です。
当時僕はアフロ・ポップやアイリッシュ・トラッドに夢中でしたが、
ヒップホップやダブやハウスの本質を、この本から教わった気がし
ます。あの80年代に、のちに深い影響を及ぼすことになる革新がこ
んな風に進んでいたとは! 『魂(ソウル)のゆくえ』『ジャズの
歴史物語』『ビートルズを知らない子どもたち』に次ぐ名著復活の
第4弾、どうぞご期待ください。

7月中旬からは、津田大介さんほか豪華ゲストをお呼びしての刊行
記念トーク・イヴェントをシリーズで開催する予定です。詳細は決
まり次第ブログやTwitterでお知らせしますので、お楽しみに。
                          [鈴木]
                             
四六判・並製・288頁
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-903951-33-1 C0073
装丁:中島浩 写真:石田昌隆
http://www.artespublishing.com/books/903951-33-1.html

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■ ただいま編集中
  宮脇俊文+細川周平+マイク・モラスキー編著
 『ニュー・ジャズ・スタディーズ──ジャズ研究の新たな領域へ』
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録音メディア、ジャズとパンク、村上春樹、楽器の表象、中国のジ
ャズ、歴史叙述、戦時下日本のジャズ、即興演奏、マイルス・デイ
ヴィス、音響派……多様なテーマに広がる近年のジャズ研究。その
最新の成果から必読の15本を収録した画期的なアンソロジーが『ニ
ュー・ジャズ・スタディーズ』です。編者は宮脇俊文(成蹊大学)、
細川周平(日本文化研究センター)、マイク・モラスキー(一橋大
学)の3人。どうぞご期待ください。          [鈴木]

※インフォ*クリップ[vol.029]で5月発売とお知らせしましたが、
その後事情により延期しています。7月中の発売をめざして鋭意進
めていますので、いましばらくお待ちください。

A5判・並製・432頁
定価:本体3200円+税
発売:2010年7月下旬
ISBN:978-4-903951-30-0 C1073
装丁:中島 浩

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■ 6/27 西原稔さん講演「19世紀のノクターン」がピティナで開催
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西原稔さんの『ピアノ大陸ヨーロッパ』はもともと全日本ピアノ指
導者協会(ピティナ)のホームページで連載された「ピアノの19世
紀」をもとにした本ですが、このたび同協会の企画で刊行記念セミ
ナーがおこなわれることになりました。

同書で最後に1章をあてて展開された「ノクターン論」。19世紀の
もっとも典型的なピアノ音楽ジャンルとして「ノクターン」をとら
えた興味深い論考でしたが、この日はその内容にもとづき、根津理
恵子さんのピアノ実演を楽しみながら、「ノクターンからみる19世
紀」にせまります。

詳細は以下のとおりです。本をお持ちでない方は、同時購入で受講
料が少し割引になります。ふるってお申し込みください。

『ピアノ大陸ヨーロッパ』刊行記念セミナー
「19世紀のノクターン」
レクチャー:西原 稔/ピアノ:根津理恵子
http://www.piano.or.jp/

日時: 2010年6月27日(日)14:00-16:00
場所: 東音ホール
    〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-15-1
受講料:書籍の同時購入:一般5000円(ピティナ会員4500円)
    セミナーのみ: 一般3500円(ピティナ会員3000円)
※6/16(水)までに「同時購入」で受講費をお振り込みいただいた
 方には、事前にアルテスパブリッシングより書籍をお送りします。
 当日、書籍内容にかんする質問をお受けいたします。
主催: 社団法人 全日本ピアノ指導者協会 メディア委員会
お問い合わせ・お申し込み:PTNA本部事務局(担当:實方)
    TEL 03-3944-1583 FAX 03-3944-8838

また、西原さんはピティナのホームページに、「基礎力としての音
楽史」という文章を寄せていらっしゃいます。必読!
http://www.piano.or.jp/report/news/2010/06/14_10920.html
                          [木村]

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■ 7/10 片山杜秀さんと秋岡陽さん推薦の「夏休みの課題図書」!?
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『クラシック迷宮図書館』と『続・クラシック迷宮図書館』の刊行
を記念して、ヤマハ横浜店にてトークイヴェントがおこなわれます。
片山杜秀さんとフェリス女学院大学教授の秋岡陽さんが、「夏休み
に読みたい音楽書籍」を紹介するというもの。日時などは以下のと
おりです。

日時: 7/10(土)18:00〜
場所: ヤマハ横浜店 3F
入場料:1000円 要予約・先着50名様
お問合・お申込:ヤマハ横浜店2F楽譜売場
    TEL:045-311-1202(担当:高木)
URL:http://www.yamahamusic.jp/shop/yokohama

秋岡さんはフェリス女学院大学音楽学部音楽芸術学科教授をつとめ、
山田耕筰研究などを専門とされていますが、それ以前は音楽之友社
で何冊もすばらしい書籍を世に送り出した名編集者でした。木村も
たいへんな薫陶をうけた先輩です。「音楽書」というテーマで、ど
んな対談になるのか、とても楽しみ。定員がありますので、みなさ
んぜひお早めにお申し込みください。

また、同店では6/15〜7/12の期間、『クラシック迷宮図書館』正続
で書評対象になった本を一堂に集めてのフェアがおこなわれていま
す。担当の高木朋子さん手作りの帯が巻かれた100冊以上の音楽書
が並んだフェア台は壮観のひとこと!(写真入りレポートは以下)
http://www.artespublishing.com/blog/2010/06/18-687

音楽書ファンにとってはまたとない機会。ぜひお運びください!
                          [木村]

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■ 7/14 川本三郎さんと片山杜秀さんの「偏愛談義」、ふたたび!
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5/11に開催して大好評だった川本三郎さんと片山杜秀さんの偏愛談
義「古書も映画も音楽も」の第2回が、ふたたび古書ほうろうにて
開催されます。
http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=38

続・偏愛談義「古書も映画も音楽も」
川本三郎(評論家)× 片山杜秀(音楽評論家)

日にち 7月14日(水)
時間  18時半開場/19時開演
入場料 1000円
定員  50名(予約制・先着順)

※ご予約はお電話かメールで、古書ほうろうまで。
 03-3824-3388
 horo●yanesen.net ●=アットマーク
 (お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)

さて、今回もまた前回のように超トリヴィアルな固有名詞飛び交い
まくりのマニア談義となるのか、あるいはひとつのテーマをじっく
りと掘り下げることになるのか、まったく予断を許しませんが、と
にかく無類の面白さであることは自信をもって保証します。ぜひご
参集ください!                   [木村]

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■ 最近のアルテス──書評・イヴェントなど
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・『ムジカノーヴァ』で『ピアノ大陸ヨーロッパ』紹介
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/06/18-686
・5/23アイリッシュ・ミュージック・デー@古書ほうろう開催
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/20-664
・『モーストリー・クラシック』で『フレデリック・ショパン全仕
 事』紹介
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/21-668
・『CDジャーナル』で『フレデリック・ショパン全仕事』紹介
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/24-669
・八重洲ブックセンターの売上げで『フレデリック・ショパン全仕
 事』が2位
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/24-670
・毎日新聞で『ピアノ大陸ヨーロッパ』紹介
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/24-672
・6/5朝日カルチャー新宿にて吉原真里さんがクライバーン・コン
 クールについて講演
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/28-673
・今井顕さんが「書評空間」で『ピアノ大陸ヨーロッパ』を紹介
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/05/29-674
・川本三郎さんが『東京人』で片山杜秀さんとの対談を紹介
 http://www.artespublishing.com/blog/2010/06/03-679

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■ アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
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◎新刊
加藤義彦+鈴木啓之+濱田高志(著)『作曲家・渡辺岳夫の肖像
ハイジ、ガンダムの音楽を作った男』ブルース・インターアクショ
ンズ
http://www.artespublishing.com/artes_musicinfo/000683

新実徳英(著)『新実徳英の作曲入門』音楽之友社
http://www.artespublishing.com/artes_musicinfo/000680

サイモン・レイノルズ(著)野中モモ・新井崇嗣(訳)『ポストパ
ンク・ジェネレーション 1978-1984』シンコーミュージック
http://www.artespublishing.com/artes_musicinfo/000671

◎ライヴ/コンサート/イヴェント
6/26|藍川由美+福田重男「“わらべがおか"をめぐる詩人たち」
[上野・東京文化会館小ホール]
http://www.jade.dti.ne.jp/~onodera/meiji-showa.html

6/27|梶野絵奈ヴァイオリン・リサイタル「異国情緒に誘われて」
[仙川アヴェニュー・ホール“ヴェ・クヮント・オ……”]
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/0627kajino.html

6/30|アントネッロ「ザ・南蛮」第2回「エル・コンゴ〜南米ペル
ーのバロック音楽」[北とぴあ つつじホール]
http://www.anthonello.com/

7/7,31|大井浩明ピアノ・リサイタル「新ウィーン楽派ピアノ曲
集成」[7/7芦屋・山村サロン,7/31渋谷・公園通りクラシックス]
http://ooipiano.exblog.jp/13594906/

7/16-18|波多野睦美(声)+高橋悠治(ピアノ)+ayuo(ブズー
キ)「影の反オペラ」[神楽坂・シアターイワト]
http://www.suigyu.com

7/27|小倉喜久子×大井浩明 モーツァルト協奏曲シリーズ 第2回
[自由学園明日館 講堂]
http://ooipiano.exblog.jp/14343246/

8/7|梅津時比古「音楽を語る会2010」[東方学会 2F会議室]
http://npo-mcsn.org/cn27/pg166.html

8/20-28|ア・フィレッタ来日公演2010(コルシカ島のポリフォニ
ー・コーラス・グループ)
http://www.plankton.co.jp/filetta/index.html

8/23-30|サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2010「MUSIC
TODAY 21」[サントリーホール]
http://www.suntory.co.jp/news/2010/10757.html

9/2|アントネッロ「ザ・南蛮」第3回「フランシスコ・ザビエルと
大友宗麟」[北とぴあ つつじホール]
http://www.anthonello.com/

10/21|波多野睦美 歌曲の変容シリーズ第6回 Mezzo × Mezzo[王
子ホール]
http://www.linkclub.or.jp/~dowland/Concertinfomation2/10_21.html

11/13|音楽を語る会2010:第3回 森達也[東方学会 2F会議室]
http://npo-mcsn.org/

12/16|藍川由美「日本のうた編年体コンサート」4[東京文化会館
小ホール]
http://www.jade.dti.ne.jp/~onodera/hennentai.html#4

2010/2/12|音楽を語る会2010:第4回 田中美登里[東方学会 2F会
議室]
http://npo-mcsn.org/

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■ 東町だより
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・心はすっかり南アフリカ、昨夏に導入した42インチのレグザが威
 力を発揮してるし、スカパーでは連日オシムさんの解説(毒舌?)
 が聞けるし、幸せな日々にどっぷり浸りたいところですが、原稿
 がテープ起こし(じゃなくてなんと呼べばいいのか)が校正紙が
 呼んでいる…というわけで今年はひときわ暑く長い梅雨になりそ
 うです。優勝予想はずばりドイツ(すごく悔しいけど)。[鈴木]

・『ゲゲゲの女房』にはまってます。水木しげるは上でサッカー話
 を書いてる鈴木と1字違いだし(しかも冬に女児誕生)、自宅を
 事務所にしてる零細版元も登場。まさかうちがモデル?(笑)
 早く儲かってほしい一心で今朝も観ています。    [木村]

・外国債を少し運用しています。ユーロ圏でのギリシャとドイツの
 問題、さらにはそこにスペインが。はたまたオーストラリアドル、
 ブラジル債は? サッカーワールドカップとごっチャになってし
 まいました。                   [小野]

・毎晩ワールドカップ観戦で、すっかり夜型生活の日々です。会社
 でもサッカー談議は尽きることなく、日本代表の健闘にも大興奮。
 次のデンマーク戦も楽しみです!          [松岡]

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ARTES インフォ*クリップ[vol.031]     配信数:1,512
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発行日:2010年6月19日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
〒180–0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-15-19-2F
TEL 0422-27-2080│FAX 0422-21-3464
公式Twitter:http://twitter.com/artespublishing
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