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2011年12月02日

神戸新聞に『デオダ・ド・セヴラック』書評掲載

11月27日付神戸新聞読書面に椎名亮輔さんの『デオダ・ド・セヴラック』の書評が掲載されました。評者はなんと、あのベストセラー『シングル・ライフ』の著者でフランス文学者の海老坂武さん。

 そう、「香り」そして「匂い」はこの本の鍵となる言葉だ。セヴラックの音楽には民俗的要素がある。これが「香り」ということなのだろうが、彼にとって民俗的要素とは正確には何なのか。素材なのか、雰囲気なのか、インスピレーションなのか。その答えを求めて著者は旅をする。

本の内容、そしてセヴラックの音楽への心からの共感にあふれた、とてもうれしい書評です。最後にはコジマ録音から出た奈良ゆみさんと椎名さんのCDも紹介されています。

[木村]

2011年12月02日

「音楽専門館」で安田寛さんの「音痴と日本人」連載開始!

東京書籍が運営するウェブショップ「音楽専門館」では、アルテスのウェブショップを置かせてもらっているほか、野川美穂子さんの「日本音楽への招待」の連載を掲載していますが、新たに強力なウェブ連載が始まりました。奈良教育大学教授で『唱歌と十字架』(音楽之友社)、『「唱歌」という奇跡』(文春新書)などの著者として知られる安田寛さんによる「音痴と日本人」です。

「音痴」ということばは、どうも西洋音楽が日本に入ってきてから作られたことばらしい。日本人が西洋音楽という異文化と出会い、その「文明の衝突」が個々の身体的反応として表れたのが「音痴」という現象であった──そんな大胆な文明論をテーマに、日本人に西洋音楽をもたらし、つまり「音痴」をもたらしたアメリカ人、メーソンの謎をさぐるという興味尽きない内容です。

アルテス WEB連載 トップページ
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/?page=2

音痴と日本人 第1回
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/yasuda001.htm

音痴と日本人 第2回
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/artes/yasuda002.htm

音楽専門館はこの12月で開設4周年! そのタイミングに合わせて、2回同時の公開となりました。3回目以降は、毎月1回の更新となります。どうぞお楽しみに!

[木村]

2011年12月06日

『アルテス』創刊号の正誤表

『アルテス』創刊号227-236頁に掲載しましたイ・キョンブン「日本のユン・イサン(上)」において、本文中に記載すべき註番号が抜け落ちていました。お詫びして訂正いたします。
 訂正箇所は下記のとおりです。[ ]内の数字が233頁以降の註に対応しています。

227頁/タイトル   日本のユン・イサン[1]
227頁/上段10行目   ともいえるユン・イサン[2]を
228頁/上段3行目   少なからず目につく[3]。
228頁/上段9行目   含まれていなかった[4]。
229頁/下段20行目   (一九三五〜三七)した[5]
230頁/上段1行目   発表したが[6]、
230頁/上段5行目   指揮で)初演され[7]、
230頁/上段8行目   遥かに数多く[8]、
230頁/下段12行目   東京であった[9]。
230頁/下段18行目   たのである[10]。
231頁/上段3行目   演奏したこともあった[11]。
231頁/上段4行目   わけではなかったが[12]、
231頁/下段4行目   六一)[13]。
232頁/下段1行目   いたからである[14]。
232頁/下段9行目   初演することになる[15]。
232頁/下段11行目   フルトで初演され[16]、
232頁/下段18行目   一九九一)[17]。
232頁/下段23行目   が指揮した[18]。 
233頁/上段7行目   詳しい言及がない[19]。
233頁/上段20行目   誇示していた[20]。
233頁/上段22行目   う[21]。
233頁/下段4行目   少なくなかったという[22]。

2011年12月09日

ヤマハ名古屋店にてアルテスフェア開催中


こんな感じで展開中!

12月1日よりヤマハミュージック名古屋店1階楽譜売場にて、「音楽書フェア/アルテスパブリッシング特集」がおこなわれています。中部地区の音楽ファンのみなさま、ぜひお運びください。

ヤマハミュージック名古屋店
http://www.yamahamusic.jp/shop/nagoya

[木村]


2011年12月10日

2012年1月中旬発売!菅付雅信(著)『はじめての編集』

はじめての編集(菅付雅信著)

~21世紀の編集者を志す人たちへ贈る編集のレシピ集~
古代の壁画からレディー・ガガのfacebook、マクルーハンからIKEAの取説まで、第一線の編集者が豊富な経験と事例から編集の仕組みと魅力を解き明かす21世紀の編集入門書。

「編集とは企画を立て、人を集め、モノをつくるために、言葉とイメージとデザインをアンサンブルすること」

★2012/1/16(月)渋谷シネマライズにて刊行記念「シネマティック・レクチャー」開催決定!

すがつけ・まさのぶ:菅付事務所代表。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』『リバティーンズ』の編集長を務め、現在は出版からウェブ、広告、展覧会まで広く編集している。手がけた書籍に『六本木ヒルズ×篠山紀信』、北村道子『衣裳術』、マエキタミヤコ『エコシフト』『東京R不動産2』『TRAVEL GUIDE TO AID JAPAN』などがある。マーク・ボスウィックの写真集『Synthetic Voices』でニューヨークADC賞銀賞受賞。1964年宮崎市生まれ。

【本書の構成】
第1章 高速編集史
第2章 企画は企画を感じさせないこと
第3章 言葉は人びとを振り向かせる
第4章 イメージはアーカイヴから生まれる
第5章 デザインの形式こそがメッセージである
第6章 編集は拡大する
補講:ところで「美しい」とは何?

四六変形判・並製ビニール装・256頁
定価:本体1800円[税別]
発売:2012年1月中旬
ISBN978-4-903951-48-5 C1070
デザイン:グルーヴィジョンズ

2011年12月10日

富士山マガジンサービスで『アルテス』の販売が始まりました。

雑誌専門のオンライン書店「富士山マガジンサービス Fujisan.co.jp」で、季刊『アルテス』の取り扱いが始まりました。各号ごとのお支払いいただけるシステムを採用しましたので、大きなご負担をかけずに確実に毎号ご購読いただけます。よかったらご利用ください。
『アルテス』のページはこちらです。

2011年12月11日

読売新聞で『アルテス』創刊号が紹介されました

少しお知らせが遅くなりましたが、先週月曜日(12/5)付け読売新聞夕刊で『アルテス』創刊号が紹介されました。「『ジャンル無用の音楽言論誌』登場」と題し、書影入りでとりあげていただいています。

 硬派な音楽批評、論考が主だった従来の音楽専門誌と異なり、同誌は「ジャンル無用の音楽言論誌」を旗印に書評や小説も掲載する。その幅の広さと独自の視点が、新たな読者を掘り起こすかどうか注目される。

なお、たまたまですが、読売新聞には12/13(火)(西日本は12/14)朝刊にひさしぶりの広告を出すことになっています。新聞広告なんていつ以来だろう……こちらもご注目ください。

[木村]

2011年12月11日

日経新聞で『アルテス』創刊号が紹介されました

朝日新聞、読売新聞に続いて、本日(12/11)付けの日本経済新聞読書面でも、『アルテス』創刊号を紹介していただきました。

[木村]

2011年12月12日

1/16【はじめての編集シネマティック・レクチャー@シネマライズ】ご予約受付中!

はじめての編集シネマティック・レクチャー@シネマライズ】ご予約受付中!

2012年1月中旬発売予定の新刊『はじめての編集』刊行記念イヴェントとして、
1月16日(月)渋谷スペイン坂上の映画館シネマライズで、
著者・菅付雅信によるトークライヴを開催します。
映画用の大型スクリーンを使って、本書に掲載した280点の画像、
120点の引用文献を投影しながら行なうウルトラ・ヴィジュアルなレクチャー。
編集の過去・現在・未来を体験する2時間です。
とくに雑誌や書籍にとどまらず広く編集の仕事をこれから志す皆さん、
ぜひご来場ください。
『はじめての編集』はイヴェント当日会場でもお買い求めいただけます。

◎2012年1月16日(月)20:00開演(19:30開場・終演予定22:00)
◎入場料:1600円(税込)
◎会場:シネマライズ
 渋谷区宇田川町13-17 ライズビル 
電話:03-3464-0051
◎予約受付:アルテスパブリッシング(info●artespublishing.com ●=アットマーク)までご住所・お名前・ご連絡先(メール・アドレス、携帯番号)・人数を明記のうえ、2012年1月8日までにメールでお申込ください。折り返し郵便振替用紙とチケット引換券をお送りします。ご入場時に座席指定のチケットとお引き換えください(引き換えは、劇場窓口にて3日前より受け付けています)。
◎窓口でのチケット発売:開催当日の3日前からシネマライズ劇場窓口でもお買い求めいただけます。
◎お問合わせ:アルテスパブリッシング 電話03-6805-2886

2011年12月13日

本日の讀賣新聞朝刊に広告をだしました

2011年12月13日讀賣新聞 広告

本日、12月13日(火曜日)の讀賣新聞朝刊第1面に、『アルテス』創刊号、『文化系のためのヒップホップ入門』、『デオダ・ド・セヴラック』の広告を出しました。いわゆる「サンヤツ」です。さっそくいくつか問合わせをいただいていますが、おかげさまで『アルテス』と『デオダ・ド・セヴラック』は弊社の在庫がほぼ無くなっています。店頭にはたくさん置かれていますので、全国の書店、楽器店、CDショップなどでぜひお求め下さい。[鈴木]

2011年12月14日

毎日新聞京都版に椎名亮輔さんインタヴュー掲載

12/8付けの毎日新聞京都版に椎名亮輔さんのインタヴューが掲載されました。「五感で感得 セブラック像」と題する、かなり大きな記事です。椎名さんの写真も大きく掲載。椎名さんのブログに記事の写真がアップされていますので、ご覧ください。

http://rshiina.blogspot.com/2011/12/blog-post_08.html

[木村]

2011年12月14日

北海道新聞に椎名亮輔さんのインタヴュー掲載

先日の毎日新聞に続き、12/11付け北海道新聞読書面に椎名亮輔さんのインタヴューが掲載されました。こちらも椎名さんのブログに記事の写真がアップされています。

http://rshiina.blogspot.com/2011/12/blog-post_1643.html

[木村]

2011年12月14日

北海道新聞で『アルテス』紹介

12/11付け北海道新聞読書面で、さきほどご紹介した椎名亮輔さんインタヴューの下に、『アルテス』も紹介していただいていました。ありがとうございます!

[木村]

2011年12月19日

ARTES インフォ*クリップ[臨時増刊]|《はじめての編集シネマティック・レクチャー@シネマライズ》開催!

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ARTES インフォ*クリップ[臨時増刊]2011/12/19

アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・菅付雅信『はじめての編集』刊行記念《はじめての編集
 シネマティック・レクチャー@シネマライズ》開催!

>> 詳細

2011年12月19日

『レコード芸術』に『デオダ・ド・セヴラック』の書評掲載

『レコード芸術』2012年1月号に『デオダ・ド・セヴラック』の書評が掲載されました。評者は敬愛する濱田滋郎さん! コジマ録音から8月にリリースされ同誌10月号で「特選盤」となった奈良ゆみさんのCD『セヴラック/歌曲と古いシャンソン』もあわせて紹介していただいています。

著者が力こぶを入れる論点は、セヴラックがけっしてたんなる“愛すべきローカルな”存在に終るのではなく、今日の私たちに対しても意義ある大きな呼び掛けを行いつづけ得るような、普遍的な重味を踏まえた芸術家であったことを立証する処にある。疑いなく、これは素晴らしい仕事だ。

と絶賛してくださっています。ありがとうございました!

[木村]

2011年12月20日

第21回吉田秀和賞贈呈式がおこなわれました



上:吉田審査委員長から賞状を贈られる椎名さん/下:吉田秀和さんと椎名さんご夫妻


12/17(土)、水戸芸術館にて第21回吉田秀和賞の贈呈式がおこなわれました。椎名亮輔さんが弊社刊『デオダ・ド・セヴラック──南仏の風、郷愁の音画』(弊社刊)で受賞したことは既報のとおりです。

御年98歳の吉田秀和審査委員長から、「セヴラックのことを知らなくても、椎名さんのお名前を聞いたことがなくても、どうぞ買って読んでごらんなさい。ぜったいに損はさせません!」と力強くもありがたいお言葉をいただき、大感激。

恒例の受賞者による講演(最前列に座る吉田先生の前での講義ということで、毎年受賞者はプレッシャーで胃が痛くなるそうです)は、椎名さんがセヴラックの生地の映像やご自分でのピアノ演奏をまじえての大熱演。椎名さんはそのあとのパーティでも、「次の研究の対象」とことわってフェデリコ・モンポウの作品を演奏され、吉田先生から「ブラヴォー!」の声が飛んでいました。

翌18日の茨城新聞、読売新聞には贈呈式の様子が写真入りで報じられました。

椎名さん、おめでとうございました!

[木村]



2011年12月20日

『ショパン』で『デオダ・ド・セヴラック』紹介

『ショパン』2012年1月号で『デオダ・ド・セヴラック』が紹介されました。「時を越えて届いたセヴラックからの手紙に、返事を返す旅物語」と詩的な評言をいただきました。

[木村]

2011年12月26日

「カフェフィガロ」に出演します

音楽ライターの林田直樹さんがパーソナリティをつとめるネットラジオ番組「林田直樹のカフェフィガロ」に鈴木、木村、そして季刊『アルテス』編集スタッフのポチョ・ムキンコの3人で出演します。公開は明日12/27と来年1/17の2回です。

林田直樹のカフェフィガロ
http://www.blue-radio.com/program/cafe/

思えば4年前の8月、まだ1冊の本も出版していなかったぼくらをスタジオに招いて、エールを送ってくれたのが林田さんとこの番組でした。そのときもなんだか音楽之友社のOBどうしの出版談義、編集談義に花が咲きましたが、今回もなんだかそんな雰囲気に……。

季刊『アルテス』出版にいたる裏話、謎の編集スタッフ「公魚」の素顔など、聴きどころ満載です。どうぞお楽しみに!

[木村]

2011年12月31日

年始は5日(木)からスタートします。

ご案内が遅くなりましたが、年末年始は1月4日(水)まで休業し、新年5日(木)が仕事始めとなります。どうぞよろしくお願いいたします。

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