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2009年12月21日

1月15日発売! オルティス 変奏論──16世紀ディミニューション技法の手引き書(ディエゴ・オルティス著/平尾雅子訳・解説/濱田滋郎監修)

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ルネサンス音楽の生きた姿を伝える演奏技法書、450年の時を超えてついに日本語版刊行!
16世紀スペインの作曲家ディエゴ・オルティスによる変奏・装飾法の名著を、日本を代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の平尾雅子が翻訳。ルネサンス音楽を学ぶすべての声楽家・楽器奏者・研究者必読! 最新の研究成果を盛り込んだ詳細な解説付き。

◎A4判・上製・236頁
◎定価:本体7600円+税
◎発売:2010年1月15日
◎ISBN978-4-903951-26-3 C1073
◎装丁:下川雅敏

>> 詳細

2010年01月20日

『オルティス 変奏論』刊行記念演奏会のお知らせ

オルティス 変奏論』の発売を記念して、2月11日に祐天寺の聖パウロ教会で演奏会がおこなわれます。

このコンサートでは、人気の”ラ・フォンテヴェルデ”の皆さんの声楽アンサンブル、世界でもまだめったにおこなわれていないルネサンス時代のヴィオラ・ダ・ガンバ5台(Zanetti、Gasparo da Saloをモデルとするイタリアン・ルネサンス・ガンバ)の合奏、オルガン、チェンバロ、ビウエラで、にぎやかにオルティスの世界が奏されます。

前半は、日本では演奏されることの少ないオルティスの典礼音楽、後半はレセルカーダ・オン・パレードです。レセルカーダの演奏の際には、演奏者による変奏(ディミニューション)や対旋律も試みる予定とのこと。残された楽譜に、どれだけ奏者の息を吹き込むことができるか、それはルネサンス音楽演奏の醍醐味といえます。

オルティスの魅力、再発見をめざすコンサート、ぜひご来聴を!

◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオ
 ラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美
 敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウ
 ェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/

2010年02月01日

1/29の朝日新聞夕刊で、『オルティス 変奏論』が紹介されました

1/29の朝日新聞夕刊で、『オルティス 変奏論』が紹介されました。「即興が生む生命力」と題し、平尾雅子さんのインタビューとともに、翻訳にいたるエピソードも載っています。
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201001290325.html

2月11日(木)には東京・祐天寺の聖パウロ教会で出版記念演奏会も開かれます。ルネサンス音楽の「粋」を味わいに、ぜひご来場ください!
◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/

2010年02月07日

毎日新聞で「オルティス 変奏論」が紹介されました

毎日新聞で「オルティス 変奏論」が紹介されました。

訳者がヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者の平尾雅子だけに、納得のいく文章にこなれている。たとえば、ボウイング(運弓法)のこまやかな指示を読んでいるうちに、自らが弾いているような、またはそこから実際に音が聞こえてくるようなリアリティーが感じられる。楽譜がきちんと付き、弾き手にとっては必読の書だが、聞き手にとってもまるで自分が共演しているように楽しめるのである。この邦訳は貴重な偉業と言っていい。

http://mainichi.jp/tanokore/art/003146.html

楽譜にまで言及していただき、版元としては嬉しいかぎり。ありがとうございます!

そして2月11日(木)には東京・祐天寺の聖パウロ教会で出版記念演奏会も開かれます。前半は、日本では演奏されることの少ないオルティスの典礼音楽、後半はレセルカーダ・オン・パレードです。レセルカーダの演奏の際には、演奏者による変奏(ディミニューション)や対旋律も試みる予定とのこと。残された楽譜に、どれだけ奏者の息を吹き込むことができるか、それこそがルネサンス音楽演奏の醍醐味。どのような演奏会になるか、いまから楽しみです。
オルティスの魅力、再発見をめざすコンサート、ぜひ、ご来聴を!

◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/

2010年03月11日

[訂正情報]オルティス 変奏論

『オルティス 変奏論』に誤りがありました。

p.14、注20
 × ベルムードは,1555年に長年の研究をまとめた『楽器論』(1555)は
 ○ ベルムードの『楽器論』(1555)は

p.16、12行目 ジョスカン・デ・プレの生年
 × 1450/55 → ○ 1450/55頃

p.33
 × カベソン、アントニオ → ○ カベソン、アントニオ・デ

p.41、注85 2行目の最後
 × Orlando Lassus → ○ Orlandus Lassus

p.52、注107
 × ルーリー → ○ ルートリー

p.111、第10小節4番目の音
 Bの上にナチュラル(♯の間)

p.173、第54小節アルト声部
 × d' → ○ f'

p.184、第34小節の最後の音
 × d'二分音符 → ○ d'付点二分音符

p.223、レセルカーダ第4番第10小節
 × 全音符G → ○ 全音符F

以上、お詫びして訂正させていただきます。

[松岡]

2010年05月20日

『レコード芸術』で『オルティス変奏論』が紹介されました

『レコード芸術』6月号にて、今谷和徳さんが『オルティス変奏論』を書評してくださいました。

本書では、本体の翻訳部分の前に、まことに詳細な訳者自身による解説が付されている。本訳書の重要な点は、16世紀の演奏法を記した著作のひとつを日本語で読めるということばかりでなく、この解説部分にもあるといえよう。(中略)この部分だけでも、ルネサンス音楽を理解する上での貴重な資料となっている
まことに真摯な仕事ぶりに頭が下がるが、何よりも解説部分や訳文の日本語が実に読みやすく、広く音楽を愛好する方々に推薦したい

と絶賛! ありがとうございます。おかげさまで、在庫僅少となっておりますので、ルネサンス音楽ファンの方は、書店・楽器店などでぜひチェックしてみてください。

[松岡]

2010年12月21日

『オルティス変奏論』がオンデマンド版で再登場!

ルネサンス音楽の演奏技法書として今年のはじめに刊行した『オルティス変奏論』は、演奏技法の専門書としては異例なほど多くの書評で取り上げられるなど、たいへん高い評価をいただきました。少部数の出版だったため、長らく品薄状態が続きご不便をおかけしておりました。そこでアルテスでは、本書の寿命をより長いものとすべく、初めてのオンデマンド出版を導入し、12月15日に『オルティス変奏論【オンデマンド版】』を新たに刊行しました。

内容や定価は同じですが(刊行後に判明した事実を盛り込むなど若干の修正や加筆を行ないました)、造本仕様が上製から並製に変わります。ISBN番号も異なりますので、ご注文の際にはお気をつけください。なお、オンデマンド版の刊行に伴い、従来の『オルティス変奏論』(ISBN978-4-903951-26-3)は絶版としました。

今年の秋には、本書の内容にあわせた平尾雅子さんのCD『ディエゴ・オルティス 〜ルネサンス 装飾の粋〜 レセルカーダ&典礼曲集』(朝日新聞 2010.9.9 特選盤、レコード芸術 2010.10月号 特選盤)が発売されています。「理論」と「実践」が見事に結びついた幸せな企画です。ますます多くの皆様に読んでいただければ幸いです。

[松岡]

2012年03月28日

『音楽学』に『オルティス 変奏論』の書評掲載

日本音楽学会の機関誌『音楽学』第57巻2号に、平尾雅子(訳・解説)、濱田滋郎(監修)『オルティス 変奏論』の書評が掲載されました。評者は小川伊作さん。

原書は1553年にローマで出版された音楽書だが、これまでドイツ語に翻訳された現代譜版かイタリア語版のファクシミリしか入手できなかった状況を考えると、原書のすみずみにいたるまで日本語で読むことができるようになったことは、演奏家、研究者そして愛好家にとって、この上なくうれしい出来事といってよいだろう。また単なる原書の翻訳にとどまらず、原書を理解するために必要な諸々の事柄を詳細に記述した50頁に及ぶ「解説」が付されている点が、本書の価値をさらに高めている。また本体である翻訳部分も、原書(ファクシミリまたは打ち直し)との対訳になっている点も特筆すべきであろう。

……などなど、引用していくと切りがないほどですが、たいへん高く評価してくださっています。

また、

本書について、出版社自らが本書についてのインターネット・サイトを開設し、本書に関わる情報とあわせ、正誤表を公開していることは良心的な取り組みととして評価したい。また上記のサイトによれば、今後本書をオンデマンドで出版するとのこと。ならば「付録」となっているが、実際は綴じられているパート譜を、利便性を考え、当然別冊にすべきだろう。

と、弊社の姿勢についても評価と注文をいただいております。その後出版したオンデマンド版についての「注文」については、現状はコストの関係でむずかしいのですが、今後もひきつづき検討課題としたいと思います。

[木村]

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