2008年10月06日

「音楽・知のメモリア」、第7回はドビュッシー

小鍛冶邦隆さんのWeb連載「音楽・知のメモリア」、第7回がアップされました。

今回の主人公はドビュッシー。彼が夢みた音楽とは、旧来、聴き手の音楽的理解の自由を保障し担保してきた、文化的慣習としての「音楽形式」のありかたを更新するものでした。1950年代の電子音楽にもつながる、ドビュッシーの革新性のありかを明らかにします。

[木村]

2008年10月05日

日経新聞「活字の海で」で『「at武道館」をつくった男』が紹介されました

吉田秀和賞受賞の余韻もさめやらぬ週末ですが、今日10月5日付け日本経済新聞朝刊の読書面「活字の海で」で、「裏方の目でポップス回顧」として『「at武道館」をつくった男』が「人間くさい裏話が印象に残る」と紹介されました。一緒に登場しているのは朝妻一郎さん初の著書『ヒットこそすべて』と、ばるぼらさんの『ナイロン100%』です。どちらもたいへんな労作。とくに現フジパシフィック音楽出版代表取締役会長・朝妻さんは業界の生き字引のような方ですから、その全キャリアが語られた前者はあらゆる音楽ファン必読かとおもいます。

[鈴木]

2008年10月01日

速報! 吉田秀和賞受賞!!

本日、発表された「第18回吉田秀和賞」の受賞作は、なんと! 片山杜秀さんの『音盤考現学』『音盤博物誌』!! 2作合わせての受賞となりました。

選評は以下のとおりです。

 天才と博識がはじけ出てくるような批評集である。

 100回におよぶ連載コラムを2分冊にまとめたものだが、各回1枚のディスクを取り上げ、作曲家や作品、その演奏について勘所をおさえ、そこから連想されるあらゆることに現代的視点から意味をあたえ、さらなる連想へと展開してゆく。その展開たるや息もつかせない。1枚のディスクから今の時代を切ってみせるという独特の視点は、日本の近・現代音楽について語るとき、特に熱をおびる。薀蓄の深さ、オタク的偏愛ぶりは驚異的だ。国外の音楽に向かうときも、この態度はより鮮明で、モーツァルトを表現主義音楽の元祖ではと提唱してみたり、バレンボイムの演奏術をシオニズム運動の精神に結びつけたりと、その批評眼は端倪すべからざるものがある。たいへんな力業だ。

 まったく新しい批評のスタイルを生み出した。

吉田秀和賞は「吉田秀和芸術振興基金が平成2年に創設。優れた芸術評論を発表した人に対して賞を贈呈し、芸術文化を振興することを目的」とする賞です。審査委員は吉田秀和、加藤周一、林光の三氏です。

片山さん、やりましたね! アルテスにとっても、創立1年にしてたいへんな栄誉にあずかり、メンバー一同、信じられない思いです。みなさんの応援に心から感謝しています。

[木村]

2008年09月30日

杉原志啓さんが『「at武道館」をつくった男』を絶賛!

発売されたばかりの季刊『DIG』誌上で杉原志啓さんが「これがまあなんというか、脳ミソへすこぶる付きの大ヒット。久方ぶりにページを括る手がもどかしいほどの面白さ」「傑作『評伝』」と大絶賛してくださいました(P.167、シンコーミュージック刊)。政治思想研究者・音楽評論家の杉原さんは、団塊よりちょっとしたの1951年生まれ。主人公・野中さんの同世代から30代のロック・ファンまで「おもしろい!」と評判のこの本、どうしようかな〜と迷ってる方はぜひ!^^

[鈴木]

2008年09月27日

若尾裕さんの連載がスタート!

アルテスのウェブサイトにて、作曲家、即興演奏家(ピアニスト)で、神戸大学教授の若尾裕さんによる新連載が始まりました。タイトルは「反ヒューマニズム音楽論」。音楽のグローバル化に隠された「ヒューマニズム」との関係を暴きだし、それを超えた音楽実践の可能性をさぐります。

「音楽は世界の共通語」といった「正しい」ことばのもつ欺瞞が、音楽のなかにあるたいせつななにかを疎外する──。日々、音楽にかこまれ、音楽を愛しながらも、同時にぬぐいがたい違和感をもちつづけている人、必読の連載です!

◎「反ヒューマニズム音楽論」
http://www.artespublishing.com/serial/wakao/index.html

◎ARTES *WEB連載トップページ
http://www.artespublishing.com/serial/

[木村]
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