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2014年08月01日

『アルテス』電子版8月号の配信を始めました


昨年9月に創刊した『アルテス』電子版の最新号となる2014年8月号PDF版の配信を始めました。EUBとmobiファイルは近日中にご案内しますが、PDF版と同時にA5サイズの【紙=POD版】のご購入申込みも同じページで受け付けています。POD版を本サイトからご購入の方にはもれなく電子版ファイルをプレゼントします。

今月は何本か休載が出てしまったものの、岡田暁生、片山杜秀、大石始、有馬純寿×ヲノサトル、川崎弘二ほか連載陣はいつもながら充実しまくっています。また、今号から久しぶりに新しい連載がひとつスタートしました。中野重夫さんによる『イギリス音楽の風景──「英国音楽ルネサンス」をめぐって』、どうぞお楽しみください。


2014年08月04日

『Jupiter』で『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』が紹介

大阪・いずみホールの会報『Jupiter』vol.147(2014年8・9月号)にて、『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』が紹介されました。

読み進めて驚いた。読みやすく簡潔な文章の中に、知的好奇心を刺激する多くの研究成果、資料知識が詰まっており読者を飽きさせない。音楽史や演奏史にも触れられているので、楽器を演奏していない方にも鑑賞の一助となるはず。

と、嬉しい評をしていただきました。どうもありがとうございます!

[松岡]

2014年08月05日

8/25発売!『ポップ・アフリカ800 アフリカン・ミュージック・ディスク・ガイド』(荻原和也著)


世界に類を見ないアフリカ音楽ガイドの決定版がパワーアップして登場!
歴史的名盤から最新録音まで、西・東・南アフリカのあらゆるジャンルとアーティストのアルバム800枚を集大成!

「ピーター・バラカンさんに『アフリカ音楽の教科書』とおっしゃっていただいたうえ(…)故中村とうようさんから、『これは他の追随をまったく許さない名著だ』と評されたのには卒倒しそうになった」──著者(「増補新版刊行にあたって」より)

荻原和也[著]
『ポップ・アフリカ800 アフリカン・ミュージック・ディスク・ガイド』
A5判・並製・272頁[4色=192頁]
定価:本体2800円[税別]
発売日:8月25日
ISBN978-4-86559-106-4 C1073
装丁:山田英春
ジャンル:ワールド・ミュージック/アフリカ

※本書は2009年2月に弊社より刊行した『ポップ・アフリカ700』の増補改訂新版です。

●内容
ピーター・バラカンさんや故中村とうようさんが絶賛、アフリカのポピュラー音楽を網羅した世界にも類を見ないディスク・ガイド、『ポップ・アフリカ700 アフリカン・ミュージック・ディスク・ガイド』(2009年刊)を大幅にパワーアップしました! 収録ディスクを800枚に増やし、全面的に改訂を施した新版の登場です。
ユッスー・ンドゥール、フェラ・クティ、サリフ・ケイタ、ティナリウェン、コノノNo.1などのスターも多く輩出するアフリカ音楽のあらゆるジャンルとアーティストを知ることができる最強の1冊!

◇アフリカ48の国と地域のジャンルとアーティストを網羅、
計800枚のディスクを紹介する労作
◇入門者向けにお薦めディスク50枚をセレクト
◇写真家・石田昌隆のポートレート集:アフロ・ポップの肖像
◇レアなジャケットを紹介するVintage Gallery
◇詳細な用語索引と人名索引付き

●著者プロフィール
おぎわら・かずや
1958年東京生まれ。ラテン音楽好きの父親の影響から、3歳でセリア・クルースに夢中となり、チローロのレコードに合わせて太鼓を叩く幼稚園児となる。ロック、ブルース、ソウル、ジャズを乱聴する少年期を経て、1981年学習院大学経済学部卒業時には、ラテン・ブラジル・アフリカ・アジア・アラブ音楽をくまなく愛好。会社勤務のかたわら、日本の語り物やヨーロッパのルーツ・ポップへ関心を広げ、世界のポピュラー音楽に耽溺。1990年10〜12月、勤務先の研究調査のため、ガーナ、ナイジェリア、タンザニアに単身滞在。
雑誌『ミュージック・マガジン』『レコード・コレクターズ』、吉本秀純編著『アフロ・ポップ・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)、北中正和監修『世界は音楽でできている』(音楽出版社)に執筆。



2014年08月05日

読売新聞で『線の音楽』が紹介されました

本日(8/5)付けの読売新聞夕刊にて近藤譲さんの『線の音楽』が、同名のCD(コジマ録音)とともに紹介されました。

YOMIURI ONLINE|近藤譲「線の音楽」、40年ぶり復刻CD

 著作は作曲を通じて実践した思索を後に文章にまとめたもの。「音楽における普遍的な美とは、音を聴くという情動的な体験がコモンセンス(常識)として共有されること」と説く。  作風は近年、変化を見せているが、「聴く」ことを徹底して考え抜く作曲のスタンスは、今も孤高を保っている。

再発なったCDも書籍も、現代音楽の分野としては異例なほど話題になっています。時代がいまふたたび、近藤譲さんの感性を必要としているのかもしれません。

[木村]

2014年08月05日

『アルテス』電子版8月号EPUB/mobiファイルの配信を始めました


昨年9月に創刊した『アルテス』電子版の最新号となる2014年8月号EPUB/mobi版の配信を始めました。PDF版と同時にA5サイズの【紙=POD版】のご購入申込みも同じページで受け付けています。POD版を本サイトからご購入の方にはもれなく電子版ファイルをプレゼントしますので、ぜひお試しください。

【8月号目次】
中野重夫|【新連載】イギリス音楽の風景 「英国音楽ルネサンス」をめぐって
 [1]「音楽のない国」イギリス
大石始|まつりの島 La isla de carnaval
 [10]天草の「風待ちの港」で阿波おどりのルーツと出会う──徳島阿波おどり〜熊本・牛深ハイヤ節(後編)
有馬純寿×ヲノサトルの電子音楽クルージング──現代音楽からEDMまで
 [4]身体/ビート/ダンス(上)
岡田暁生|岡田暁生の音楽時評──見た! 聴いた! うそじゃない!
 [6]降臨の条件
片山杜秀|片山杜秀の“昭和日記”
 [9]全斗煥軍事政権の頃(中)
山崎浩太郎|帝都クラシック探訪──音楽都市TOKYOを歩く
 [7]鉄道とレコードと代役ホール──新宿(下) ゲスト:岩野裕一
和田博巳|オーディオは音楽、音楽はオーディオ
 [5]アナログ8トラック録音はなぜ音が良いのか?
鈴木英之|洋楽はアイドルが教えてくれた──70年代アイドルのライヴ・アルバムを聴く
 [5]天地真理
松生恒夫|ドクター松生のPOPSカルテ
 [5]ジョン・レノンと菜食主義(上)
川崎弘二|武満徹の電子音楽
 [10]映画「銀輪」のミュジック・コンクレート(前編)
ト田隆嗣|suara, macam2 音声いろいろ
 [8]さて、何語にするかな?(3)
小鍛冶邦隆|Carte blanche
 [6]作曲の方法論は可能か
編集後記


2014年08月07日

井上道義さんから推薦コメントをいただきました!

アルテスの9月の新刊は潮博恵さんの『古都のオーケストラ、世界へ!──「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来』。金沢という一地方都市にいかにして世界水準のオーケストラが誕生したのか、その成功の秘密を解き明かした音楽ノンフィクションの快作です。

このほど、指揮者でオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督の井上道義さんから、同書にたいして推薦コメントが届きました。全文をご披露いたします。

その演奏がどんなに努力とセンスと愛に満ちていたものであっても、
そして演奏会での感動がどれほど大きくても、
時間は人に忘却を手渡していく。
だからこそ、使い古されたと思われる作品でも、
演奏家は嬉々として、毎回初演のように音にしていく。
北陸に生まれた潮さんが、短くも長くもある25年という時間を、
世界的な視点と鋭い感覚をもって本にしてくれた。

岩城宏之さんから私が受け継いだ開拓魂に溢れた遺伝子、
オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーの持つ諸外国と日本の文化、
そして個性のぶつかり合い──。
互いを信じ合えたとき、本番は常に輝き、愛の表現と化す。
その美しい瞬間への憧れと、
人の役に立つ喜びを知る人々がこの本を手にしたとき、
面白いもの、素敵なものを追い求めることこそが人生であり、
そしてそれはすぐ目の前の人との関係から生まれるのだということを感じ取るにちがいない。

井上さんは現在、咽頭癌治療のため演奏活動を中止されていますが、その病床からのあたたかく力強いメッセージに感謝の言葉もありません。
治療の経過は順調で、7月中旬に退院され、現在は通院での治療に移行されているとのこと(KAJIMOTO|NEWS|指揮者 井上道義 治療経過と復帰に関して)。
マエストロの一日も早い復活を心からお祈りします!

2014年08月08日

8/13〜15 夏季休業のお知らせ

猛暑お見舞い申し上げます。

アルテスパブリッシングは8月13日(水)〜15日(金)を夏休みとさせていただきます。
その間にいただいたご注文は18日(月)から順次出荷しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2014年08月11日

ARTES インフォ*クリップ[vol.061]『ポップ・アフリカ』が帰ってきた!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.061]2014/08/11
『ポップ・アフリカ』が帰ってきた!号
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・8/25発売!『ポップ・アフリカ800 アフリカン・ミュージック・
 ディスク・ガイド』(荻原和也 著)
・9/12発売!『古都のオーケストラ、世界へ!──「オーケストラ
 ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来』(潮 博恵 著)
・9/8 小沼純一×佐々木敦トークショーを開催します!
・『アルテス』電子版の紙版(POD)販売をスタートしました!
・「みんなのミシマガミュージック」連載中
・アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・代沢だより

>> 詳細

2014年08月13日

9/8 小沼純一×佐々木敦の初対談が実現!“「音楽」の「出口」とは何か?」”

佐々木敦さんの新著『ex-music〈L/R〉』(アルテス)と『「4分33秒」論──「音楽」とは何か?』(Pヴァイン)の刊行を記念して、音楽・文芸批評家の小沼純一さんをゲストにお迎えしてのトークイヴェントを開催します。お二人は早稲田大学文学学術院の同僚でもあるのですが、対談は意外なことに初めて! お二人とも座談の名手ですし、ひじょうに広い分野で柔軟かつ本質的な思考を続けているだけに、どんな対話が展開されるのか今から楽しみでなりません。晩夏の一夜、ぜひお出かけ下さい。(詳細についてはこちらからもどうぞ)

『ex-music〈L/R〉』『「4分33秒」論──「音楽」とは何か?』刊行記念トークショー
「音楽」の「出口」とは何か?」
日時:2014年09月08日(月)19:30 ~
会場:ジュンク堂書店池袋本店 4F喫茶
出演:小沼純一(音楽・文芸批評家)、佐々木敦(批評家)
入場料:ドリンク付き1000円。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
お問合せ・ご予約:ジュンク堂書店池袋本店:TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します(電話:03-5956-6111)。

2014年08月13日

『サウンド&レコーディング・マガジン』に『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全作品解説』の書評掲載

『サウンド&レコーディング・マガジン』9月号にて、橫川理彦さんが横原千史さんの『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全作品解説』を書評してくださいました。

(略)本書の譜例から主題を特定し、それが展開していく過程を見ると、これまでベートーヴェンの音楽に感じていたものとは違う音楽構造が透けて見えてくる面白さがある。本書の末に補論として置かれているピアノ・ソナタの形式に関する論議と併せて、音楽を形作るテーマと変形の在り方を考えることは、音楽ジャンルに関係なく興味深いポイントだ。
 本書では、9人の音楽家や音楽学者によるベートーヴェンのピアノ・ソナタに関するエッセイがちりばめられていて、それがちょうどいいクッションになっており、ベートーヴェンを見る視座を広げてくれている。これまでベートーヴェンに関心の無かった人にも薦めたい一冊だ。

と、本書の特長を深くとらえ、また編集上の工夫にも触れてくださっています。ありがとうございました。

[木村]

2014年08月23日

8/27 佐々木敦さんがDOMMUNEに出演!題して「ex433」

ex-music』『』および『「4分33秒」論』(こちらはPヴァイン)の刊行を記念して、著者の佐々木敦さんが来週27日(水)DOMMUNE(ドミューン)に出演します。題して「ex433」。ゲストは畠中実さん、大谷能生さん、松村正人さん、そしてNYからスカイプで生出演の蓮沼執太さんという贅沢な顔ぶれ。3冊について激論を期待しましょう。大谷さんと蓮沼さんによる「4分33秒」生演奏もあるとのこと!19時からはぜひDOMMUNEへ! [鈴木]

2014年08月26日

『intoxicate』に近藤譲さんのインタビュー掲載

タワーレコードのフリーペーパー『intoxicate』の2014/August号に、近藤譲さんのインタビューが掲載されました。インタビュアーは小沼純一さん。巻頭に見開き2ページと、かなり大きな扱いで、CD/書籍『線の音楽』の再リリースについて紹介してくれています。

全文をこちらで読むことができます。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/2901

CDと本についてだけではなく、近藤さん独自の「音楽と言葉」をめぐる思索に触れることのできる深い内容です。ぜひお読みください。

[木村]

2014年08月27日

ミュージックバードに近藤譲さんが出演

高音質「音楽専門」衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」の「プロデューサーの部屋」(パーソナリティ:平井洋さん)に近藤譲さんが出演します。

ミュージックバード/プロデューサーの部屋
9月20日(土)・27日(土)18:00~22:00
(再放送=翌週日曜日1:00~5:00)

書籍/CD『線の音楽』の話題を中心に、近藤作品を作曲家自らの解説付きで聴ける8時間、聴き逃せません。

[木村]

2014年08月28日

『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全作品解説』の誤植について

横原千史さんの『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全作品解説』に誤植がありました。以下のとおり、お知らせいたします。

127頁/右段11行目
× グラーヴェ
○ グラーヴェ

138頁/見出しの下、12行目
× 本書のカバー図版に使われている)。
○ 本書のカバー図版に使われている[37])。

170頁/【譜例29-1】
1小節目の右手2拍目裏の8分音符と3拍目の4分音符が、3度低くなっていました。
下記リンクより、修正済みの楽譜を掲載したこのページ全体のPDFファイルをダウンロードしていただけます。
Beethoven170.pdf

209頁/見出し「小さなピアノ曲」の下、1、2、4、7行目
× ガテル
ガテル

216頁/見出しの下、14行目
× Fixcher
○ Fischer

同/見出しの下、24行目
× meue
neue

219頁/最終行
×(音楽之友社、1995)
○(ムジカノーヴァ、1995)

以上、お詫びして訂正いたします。

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