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2008年06月05日

新宿ジュンク堂で片山杜秀「音を読み解く」フェア!


ジュンク堂書店新宿店で「片山杜秀 音盤博物誌刊行記念“音を読み解く”フェア」始まりました(7F/芸術書コーナーにて)。

『音盤博物誌』と、本書の中に紹介されている音楽や映画に関連する本(伊福部昭、ラヴェル、内田百閒、芥川龍之介などなど)を、芸術書担当Mさんのチョイスで並べてくださっています。なんと棚を7段分フルに使っての大展開!

25日の片山さんとのトークセッションにご登場いただく佐々木敦さんの著書も一緒に展開されています。

『音盤博物誌』や『音盤考現学』に登場するアーティストや作品群に結びつく本が、同じ棚に並んでいるのは迫力の眺めです。感激です……。今後さらに関連本を増やして充実させていく予定、とのことですので、ぜひぜひ足をお運びください。

[船山]


2008年06月06日

小鍛冶邦隆さんの連載、第3回アップしました

小鍛冶邦隆さんがアルテスのウェブサイトで連載中の「音楽・知のメモリア」。第3回がアップされています。
http://www.artespublishing.com/serial/kokaji/index.html

今回はバッハの最終回。「セバスティアン・コード」とはなにか。音律と調律のひずみはなにをもたらすのか──。

バッハの音楽的知の冒険にせまります。

[木村]

2008年06月06日

ARTES インフォ*クリップ vol.7

メルマガ「インフォ*クリップ」第7号を配信しました。

今回の内容は、「週刊ブックレビュー」にピーター・バラカンさん出演、片山杜秀さんトークイヴェント&ブックフェア情報などです。

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[木村]

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2008年06月11日

山尾敦史さんも驚嘆!

愛読していた「山尾好奇堂」を閉めてしまったあと、どこへ行ってしまったのかと(おおげさですが)心配していた山尾敦史さんが、こんなところで「仮店舗(テンポ)」を開いておられました。Howardも健在!

 僕と仕事と仮テンポ http://yamaonosuke.blogzine.jp/karitempo/

6/2のエントリで『音盤博物誌』について、「こんなに長い文を書くつもりはなかったのだが、一気に書いてしまった」とおっしゃりながら、ていねいに評してくださってます。

片山さんのすごさは、日本でそれを理解するのは何百人かという単位の話題を、さも多くの人が読めてしまうように書く文章力なのだと思う。
片山さんの文章を楽しめる要因として最高級の賛辞をもって挙げたいのが「文章が外を向いている」ということなのだ。つまり「読者に対して文章を書いている」ということである。
最大の醍醐味はおそらく巻末の人名索引だろう。

最後の引用は、編集担当者としてもとてもうれしいひとこと。

さらに、6/15(日)15:00からタワーレコード渋谷店でおこなわれる片山さんと山崎浩太郎さんのトークショーのことも紹介してくださっています。「その場に潜入したいような怖いような・・・」と書いておられますが、ぜひいらしてくださ~い。お待ちしてます。

[木村]

2008年06月14日

週刊朝日に書評掲載!

『週刊朝日』6月20日号で高田健一さんが『魂(ソウル)のゆくえ』を書評してくださいました。「この本を超えるブラックミュージック・ガイドブックはいまだ書かれていない」と絶賛してくださっています。

お知らせするのが遅くなっちゃいました。いま7月刊行の和久井光司著『「at武道館」をつくった男』の入稿でてんぱってる鈴木に代わり、木村がお伝えしました。

[木村]

2008年06月14日

紀伊國屋書店ロンドン事務所でも話題に!

KINOKUNIYA書評空間」の紀伊國屋書店ロンドン事務所のページ「Booklog from London」で、『魂(ソウル)のゆくえ』が書評されました。

ソウル・ミュージックのみならず、ポピュラー・ミュージック全領域における名著の改訂新版。買うべし、としかいいようがない傑作。音楽なしでは生きていけないような本当の音楽好きを識別する試金石。

と絶賛してくださっています。

[木村]

2008年06月14日

林田直樹さん、納得。

ネットラジオ「OTTAVA」のブログ「OTTAVA amoroso」で、林田直樹さんが『音盤博物誌』をとりあげてくれました。袋とじの内容にふれつつ、なぜ片山さんの文章に力があるのかを書いてくださっています。

[木村]

2008年06月16日

サイン会のBGMは《戦友》!?


6/15(日)15:00より、タワーレコード渋谷店6Fクラシックフロアにて、片山杜秀さんと山崎浩太郎さんのトークショーがおこなわれました。

いずれ劣らぬディスク・マニアのおふたりが、『音盤博物誌』をネタにくりひろげるトークバトルは、期待にたがわぬもの。黛敏郎による映画『君も出世ができる』の主題歌や、森正指揮による芥川也寸志《弦楽のための三楽章(トリプティーク)》の終楽章、アムランがピアノを弾くシチェドリンの協奏曲第2番第2楽章など、本のなかで紹介されている音源を聴きながら、濃密なまでにマニアックなトークを浴びた1時間でした。

終演後は片山さんのサイン会。タワーレコードのAさんの「せっかくですからお持ちになったCDをかけませんか?」というご提案に、片山さん、「ああ、じゃあ、《戦友》がいいですね。《戦友》、行きましょう!」。こうして、本を手に一列に並ぶ来場者のみなさん、ひたすらサインを続ける片山さん、そしてそのバックに、♪「ここは御国を何百里 離れて遠き満州の~」と岩城宏之指揮・東京混声合唱団の《戦友》が延々と流れつづけるという(14番までありますから)、世にもシュールな光景が現出したのでした。

[木村]


2008年06月24日

ARTES インフォ*クリップ vol.8

メルマガ「インフォ*クリップ」第8号を配信しました。

今回の内容は、新刊『八橋検校 十三の謎』『「at武道館」をつくった男』について、片山杜秀さんイヴェント情報、東京国際ブックフェア出展情報などです。メルマガの内容は以下の「>> 詳細」をクリックしてください。

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[木村]

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2008年06月29日

佐々木敦さん、片山杜秀さんの「秘密」に迫る!


6月25日(水)、ジュンク堂書店新宿店のカフェにて、片山杜秀さんと佐々木敦さんのトークセッションがおこなわれました。

片山さんのファンと佐々木敦さんのファンに、なにか接点があるのか? ほんとうにお客さんは集まるのか??──本人どうしでさえ、この日はじめての顔合わせということで、期待と不安の入り交じった気持ちで当日をむかえましたが、ふたを開けてみれば満員御礼。

開演前の楽屋で、「ぜったいに本を買いたくなるような話をしますから」と豪語されていた佐々木さん。そのことばどおり、『音盤博物誌』の内容を中心に、ぐいぐいと対話をひっぱっていってくださいます。対する片山さんも、加速度的に饒舌に。

佐々木さんが、「この本を読んでいると、いつのまにかものすごく抽象的な世界に引き込まれていく」と語っておられましたが、この日のトークはまさにそんな感じで、来場者全員が「音楽を語ることの不可能性」と「それにもかかわらず、音楽を語ること」について、深い思弁をめぐらせていたはずです。

おもしろかったのは、片山さんの意外な趣味(?)が明かされたこと。愛犬を聴き手にピアノに向かい、「半音でごにょごにょとうごめくような音型を弾きながら、『おお、松村禎三みたいだ~!』とかやってるのが、もっとも幸せな時間」なんだそうです(時間があれば、2時間でも3時間でも続けるとか)。その話をしたあとに、「なんでこんなことしゃべっちゃったのかなあ……」と悔やんでおられましたが、インタヴューの達人・佐々木敦の本領発揮といったところでしょうか?

片山さんの『音盤博物誌』刊行記念イヴェントは、ひとまずこれで終了。ご来場くださったみなさま、会場を提供してくださったお店のスタッフの方々、そして対談相手を引き受けてくださった山崎浩太郎さん、佐々木敦さん、ありがとうございました。

[木村]


2008年06月29日

北中正和さんのブログで

音楽評論家の北中正和さんがご自身のブログ「wabisabiland pop diary」で、『魂(ソウル)のゆくえ』『音盤考現学』『音盤博物誌』のことを書いてくださっています。『魂(ソウル)のゆくえ』については、「こういう本が好評ということは、音楽をアット・ランダムにではなく、ある程度まで系統だてて聞きたい人が存在しているということだろう」と。そういう人がたくさんいてくれてこそ、ぼくらみたいな出版社がなりたつわけですね。ありがとうございました。

[木村]

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