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2007年08月27日

オンライン書店で予約が始まっています

アルテスパブリッシング最初の1冊となる『村上春樹にご用心』は、9月29日に発売すべく編集作業が追い込みに入っていますが、一部のオンライン書店では予約を始めています。今のところAmazon.co.jpビーケーワンの2店だけですが、近日中にセブンアンドワイ、Yahoo!ブックス、e-honもご利用いただけるようになる予定です。

また、10月発売予定の『クラシックでわかる世界史』のほうは逆にe-honセブンアンドワイYahoo!ブックスでご予約いただけます。Amazon.co.jp、ビーケーワンなどは今しばらくお待ち下さい。

2007年09月01日

内田樹先生が小林秀雄賞を受賞!

発売を1ヶ月後に控え、『村上春樹にご用心』の編集作業も大詰めを迎えているところに、たいへんおめでたいニュースが飛び込んできました。

内田樹先生の『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)が、第6回小林秀雄賞を受賞したのです! この本、まったくの門外漢である僕にも、ユダヤ人という存在のややこしさを鮮やかに提示してくれてじつに刺激的でした。こういう形でお仕事が評価されて嬉しいかぎりです。

詳しくは公式サイト平川克美さんのブログをご覧ください。

平川さんの「先に言葉があって、その半歩後ろを生活がついていくといった書き方をしていたはずである」という評は言い得て妙ですね。[鈴木]

2007年09月19日

82位!

今日、無事に『村上春樹にご用心』の見本が上がってきました。カヴァーの紺色もきれいに出て、文句なしの仕上がり。著者も「ラブリーな装幀」と評してくれましたが、カヴァーの帯に隠れた部分もぜひご覧いただきたいし、雪かきくんのイラストをフィーチャーした、これまたラブリーなしおりも奮発しました。愛用していただけると嬉しいです。

ところで、新刊情報をアップして以来、Amazon.co.jpのページを開いては、『村上春樹にご用心』の順位をチェックするのが日課のようになっているのですが、今日はすごかった! 午前中に見たら258位だったので、さっそく相棒に知らせたところ「いま見たら188位」だというじゃないですか。午後になったら111位、88位とさらに上がって、最高位はなんと82位! 同じく予約受付中の須藤元気の新刊とほとんど同じなんですから、ありがたいことです。そのぶん責任も感じますが、あと10日で店頭に並びます。どうぞ目一杯ご期待ください。[鈴木]

2007年09月27日

『村上春樹にご用心』刊行記念トークショー:内田樹×柴田元幸

もうまもなく店頭に並ぶ内田樹著『村上春樹にご用心』の刊行記念イヴェントとして、アメリカ文学者・翻訳家にして東大教授の柴田元幸さんと内田さんとの対談が青山ブックセンター本店で実現します。

下記の要領で予約を受付けていますので、ぜひご参加ください。
詳細は青山ブックセンターHPをどうぞ。[鈴木]

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内田樹『村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)刊行記念トークショー
「村上春樹はからだで読む」
ゲスト 内田樹さん、柴田元幸さん

■2007年10月21日(日)13:00~15:00(開場12:30~) ※要電話予約
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料:800円(税込)
■電話予約&お問い合わせ電話: 青山ブックセンター本店・03-5485-5511
■受付開始日:2007年9月27日(木)10:00~

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2007年09月27日

重版決定!

『村上春樹にご用心』は、昨日お世話になっている取次や卸しさんに納品したのですが、みるみるうちに在庫が減ってしまい、あわてて増刷(2刷)を決めました。まだ正式発売前だというのに、零細版元の新米営業としてはハラハラドキドキものですが、これで安心してご注文に応じられます。10月最初の3連休に間に合うよう努力しますので、どうぞよろしくお願いします。

青山ブックセンターでの刊行記念トークショーもおかげさまですでに半分以上の席が埋まったようです。ご予約はお早めにどうぞ。[鈴木]

2007年09月30日

満員御礼

10月21日の刊行記念トークショーはおかげさまで早々に満員札止めとなりました。間に合わなかった方もいらっしゃるようで、申し訳ありません。

今日のランキングをチェックするとAmazon.co.jpで文学・評論の6位、総合60位、ビーケーワンでは単行本の4位! 零細版元としては夢のようです。

あちこちの書店様から新規のご注文も相次いでいます。4日には2刷もできあがりますが、ご注文はどうぞお早めによろしくお願いします。[鈴木]

2007年10月05日

『考える人』メルマガで紹介されました

新潮社の季刊誌『考える人』のメールマガジン254号の冒頭で、『村上春樹にご用心』を紹介してくださってます。内田さんの春樹論・文学論の核心を丁寧に読みこんでいただいて、とても嬉しいレビューでした。一部を引用させてください。

(ブログで徒然なるままに書いたものを集めたからといって)「散漫な、まとまりのないものになっているかというと、そうではありません」「読み進めるにしたがって(中略)内田さんの村上論に潜む背骨にあたるものが、ゆっくりと立ち上がってくる。後半にさしかかると、内田さんの村上論の核心が明確な輪郭を持つようになってきます」

この本はあとがきにもあるとおり、これまでにブログで書いたテキストと雑誌や文庫解説などに寄稿したものとを、そのうちの何本かは大幅に加筆・修正を加えて(原稿をいただいたとき、その結果の目覚ましさには驚嘆しました)構成し、一個の作家論・文学論として構成したものです。

となると、書き下ろしとちがって、編集者の大きな役目は目次を考えることに尽きます。数多いテキストのなにを採用し、なにを切り捨てるか、どんなテーマのもとにどういう順番で並べるか。この本で編集者がやった仕事といえば、あとは内田さんにオファーをしたことだけと言ってもいいくらいです。書名も内田さんが決めてくれましたし、装丁デザインもイラストレーターのフジモトさんとデザイナーの岩郷さんが、ぼくらが考えていた以上に素敵なものにしてくれました。

この紹介文を書いてくださったのは新潮社の編集者の方だと思いますが、ぼくらのそんなささやかな意図はすっかりお見通しだったというわけです^^。

『考える人』メール・マガジンの購読申し込みはこちらからどうぞ。

ちなみに『考える人』最新号(2007年秋号)では、内田さんが受賞された小林秀雄賞が発表されていて、選評や受賞インタビューなどが掲載されています。[鈴木]

2007年10月10日

「書評空間」に掲載されました

紀伊國屋書店が運営している書評ブログ「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」に、東京大学准教授の阿部公彦さんによる『村上春樹にご用心』のレビューが掲載されました(10月11日付)。題して「村上春樹が苦手な理由がわかりました」

「歯切れの良い「徒歩感覚の現在進行形」とでも呼ぶべき語り口で、サービス精神とおふざけが満載なのに、たいへんちゃんとしたことも言っている」。とりわけおもしろかった文章として「村上春樹恐怖症」と「太宰治と村上春樹」(「見事な目の付け所とあざやかな仕掛け」)を丁寧に読み込んでくださっています。ご一読下さい。[鈴木]

2007年10月10日

東京堂書店のベストセラーにランクイン!

10月10日付け讀賣新聞夕刊の第5面「トレンド館」というページに掲載されている「週間ベストセラー」(10月9日、東京堂書店調べ)の第4位に『村上春樹にご用心』がランクイン!

短評には“「なぜハルキは世界で読まれるのか」を知るには最適”と紹介されました。新潮社、みすず書房、文藝春秋といった出版社にまじって、あの東京堂でランキングされるとは、光栄至極。ちなみに1位はなんと国書刊行会の『日本サッカー狂会』。やっぱ買おう、これ^^。[鈴木]

2007年10月16日

「ほぼ日」に登場!

ご存じ「ほぼ日刊イトイ新聞」の「担当編集者は知っている」というコーナーで、『村上春樹にご用心』について書かせてもらいました!

昨年フリーランスの編集者として作った『玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから』(雲母書房)のとき以来、このコーナーに登場させていただくのはありがたいことに2度目となります。

内田さんとの出会い(とくにドラマチックなものではありませんけど^^;)から編集・制作の経緯まで、ごくありのままを綴ってみました。お楽しみいただければ幸いです。[鈴木]

2007年10月17日

『週刊現代』で新元良一氏絶賛!

15日に発売された「週刊現代」に1頁丸々使っての書評が掲載されました。評者は『翻訳文学ブックカフェ』でもおなじみの新元良一さん。

“複雑多岐な「村上作品」の全貌を全方位から解き明かす快著”と題されたこの評では、「さらりと読ませ」つつ「納得させる文章」とともに、内田さんの指摘が「文学に限らず、思想や芸術のあらゆる分野で適用される」と評価されているあたり、とても嬉しく読みました。掲載は144pです。ぜひご一読を。[鈴木]

2007年10月18日

三省堂本店・文芸の第7位!

こんなニュースばかりですが、嬉しいのでお知らせ。

神保町の三省堂書店本店1階に週刊ランキングのベスト・テン本が面出しで並んでいますが、その堂々第7位に『村上春樹にご用心』がランクイン。先週末の毎日新聞「売れてます」でも「これは(自分の授業で)使える!」と好評でした(盛岡大・風丸良彦氏、10/12日付け夕刊)。

藤原伊織と森見登美彦の次、近藤史恵と佐々木穣の上って単純にすごいですね。今日は遅ればせながら東京堂書店さんと三省堂さんにご挨拶してきました。[鈴木]

2007年10月20日

『週刊文春』推薦!

ビックリマーク付きの見出しが続きます^^。10/18日発売の『週刊文春』137頁の「文春図書館」で“著者が書き貯めてきた村上春樹論を集めたアンソロジー”として、書影とともに紹介されました。[鈴木]

2007年10月22日

讀賣新聞書評&トークショー@ABC


柴田さんと内田さん

朝9時前に内田さんから電話をいただく。前夜の大宴会を乗り切って無事新幹線に乗車される、とのこと。出迎えに行ってもらうミシマ社三島さんとスタッフ船山に連絡。同時に讀賣新聞に書評が掲載されたことを確認。シェイクスピア研究家の河合祥一郎氏(東京大学准教授)が「村上文学の読み方がわかった気にさせられる」と評してくださっている。書影がないのが残念だが、これでいよいよ2度目の増刷を決めなくては。

お昼前から青山ブックセンター本店のスタッフの皆さんと会場準備にとりかかる。すでにキャンセル待ちのお客さんが列を作られているとのこと。ありがたいかぎり。結局予定以上の椅子を用意したが、完全に満席となった。

1時にトークがスタート。内容はお二人にお任せしてしまったが、頭とからだを刺激しまくられるなんとも濃ゆいお話ばかりで、90分があっという間だった。柴田さんが見事に進行してくださって、万雷の拍手とともに終了。

店内に場所を移したサイン会のあとは、同じフロアのUnCafeで関係者打ち上げ。たくさんの方にいらしていただき、これまた盛況のうちにお開き。東京駅まで車内でさらに貴重なお話を伺いつつ、内田さんをお見送りする。

出版社を立ち上げていきなりこんなに大きなイヴェントをやらせていただけて、ぼくらは幸せ者だ。内田さん、柴田さん、青山ブックセンターの皆さん、ご来場いただいたお客様、ほんとうにどうもありがとうございました。[鈴木]


2007年10月24日

毎日新聞1面に広告を出しました。

本日(10/24)、『クラシックでわかる世界史』が発売となります。それとタイミングを合わせ、毎日新聞朝刊1面のいわゆる“サンヤツ”(三段八割)広告を出しました。現在大増刷中の『村上春樹にご用心』と『クラシック~』の2冊を掲載(って、それしか商品がありませんが^^;)。

アルテスにとっては初めての広告、それも全国紙の1面ということで、予算的にも逡巡がなかったわけではありませんが、まずは「アルテスパブリッシング」という社名を広く知っていただこうという気持ちで出稿しました。

さらに、こんどの日曜日(10/28)には朝日新聞朝刊の読書面に広告を出す予定です。[木村]

2007年10月29日

朝日新聞読書面に広告を出しました

10/24の毎日新聞1面にひきつづき、10/28(日)付け朝日新聞読書面に『村上春樹にご用心』と『クラシックでわかる世界史』の広告を出しました。

全国紙のなかでもとりわけ読書家に影響大といわれる朝日新聞の読書面ですが、紙面をつらつらと眺めておりますと、「この世界に、わがアルテスも軒を連ねているんだな」という感慨をもちます。ネット時代のいま、新聞広告というもののあり方はおそらく昔とは異なっているのでしょうが、本と新聞とのあいだにはいまだに、たんに費用対効果というものでは量れない、なにか特別な作用があるようです。

新聞広告を見た、というお客様からさっそく注文もいただきました。「へえ、こんな出版社、知らなかったぞ」とお思いの書店員さんも全国に数多くいらっしゃることでしょう。いろいろな方々の頭の中に「アルテス」という名前が、さまざまな思いを伴って届いているのだと想像するだけで、なんだかあたたかい気持ちになります。

広告というのは、ただたんにメーカーが商品の情報を不特定多数に送りつけるツールなどではなく、もしかすると、インターネットとはまるで異なる仕方で、すぐれて「インタラクティヴ」なメディアなのではないでしょうか。[木村]

2007年10月30日

毎日新聞夕刊で紹介されました

書評掲載情報第…何弾でしょう? 10月26日付け毎日新聞の夕刊で『村上春樹にご用心』が紹介されました。ウェブで読めます。「軽妙な」と評されることって案外珍しいんですよね。[鈴木]

2007年11月14日

版元ドットコムに「版元日誌」を書きました

アルテスパブリッシングは、「版元ドットコム」という103の出版社が集まっている団体に参加しているんですが、そのサイトのトップページに週イチで掲載している「版元日誌」を書かせてもらいました。今日14日からアップされています。新米営業の嬉しい悲鳴を読んでいただけると嬉しいです。

また、同サイトの各ページに『村上春樹にご用心』のバナー広告も出させていただいています。[鈴木]

2007年11月18日

週刊新潮で『村上春樹にご用心』が紹介されました。

これでいくつ目の書評でしょうか、『村上春樹にご用心』が今度は先週発売された『週刊新潮』11月22日号で紹介されていました。「全ての村上作品を再読したくなる」とのこと。そうでしょうそうでしょう^^。ブログで感想を書いてくださった読者の方々にもそうおっしゃってる方がいっぱいですしね。ちなみにブログはこれまでに70人ほど拝見していますが、まだまだ増えているので毎日ググったりキザシったりするのを楽しみにしています。[鈴木]

2007年12月04日

『東京人』に小池昌代さんによる書評が掲載されました

12月3日に発売された月刊誌『東京人』1月号の「本」コーナーで、レギュラー書評同人の詩人、小池昌代さんが『村上春樹にご用心』を取り上げてくれました。

『走ることについて語るときに僕の語ること』ほか村上春樹の作品とともに見開き2ページでたっぷり。“「欠いている」ものを体感する読書”というタイトルのもと、内田さんが論じた「激しく欠けているもの」「欠性的なリアリティ」を重ね合わせながら、ご自身の身体的村上春樹読書体験(「死者の感触」を得る「不気味な快楽」)と村上春樹の中心をなす「空白」を語っています。ぜひご一読ください。[鈴木]

2007年12月11日

養老孟司さんが今年の3冊に『村上春樹にご用心』を選んでくれました!

12月9日の毎日新聞朝刊読書面で、養老孟司さんが2007年「この3冊」に『村上春樹にご用心』を選んでくださいました。「まじめに笑って読める本って、めったにない」「文章を体から書いている人は違いますね」と一番に挙げられています。ちなみに他の2冊は池澤夏樹『きみのためのバラ』と『世界の大ゼフィルス図鑑』。後者は虫の本だそうです^^。[鈴木]

2007年12月25日

『出版ニュース』で『村上春樹にご用心』が紹介されました

出版業界誌の老舗『出版ニュース』の12月下旬号で『村上春樹にご用心』が紹介されました。“村上春樹ファン必読の1冊”ということなので、全国300万春樹ファンのみなさん、どうぞよろしく^^。[鈴木]

2008年02月07日

糸井重里さんが『ご用心』に“ひとめ惚れ”?

6日に発売された「ダ・ヴィンチ」2月号(の221ページ)で、糸井重里さんが「今月のひとめ惚れ」に『村上春樹にご用心』を選んでくれました! 「内田さんは大好きな作家のひとり。大好きなのでついつい真似しちゃいそうになるので、気をつけるために毎回読んでいる」んだそうです。

正直、アルテスとはご縁ないかも、と思ってた雑誌なので嬉しいかぎりです。糸井さんはしばらく前に「ほぼ日」で倍音の話を書かれていたので、あれ? とは思ってたのですが、武田鉄矢さんも内田樹さんのとても熱心な読者だったり、さすが内田ファンの層は厚いというか広いというか。

今月末には村上春樹さんの新刊も立て続けに出ることだし(『ペット・サウンズ』がクレスト・ブックスからというのに興味津々)、そろそろ新しいポップ作らなきゃ![鈴木]

2009年03月31日

『村上春樹にご用心』中国語版ができました

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新事務所に机や書棚が入り、ようやく「らしく」なってきたところへ、北京から荷物が届きました。アルテスの記念すべき1冊目、内田樹さんの『村上春樹にご用心』の中国語(簡体字)版です! 中国でのタイトルは『当心 村上春樹』、版元は重慶出版社という会社。はたしてどんな風に翻訳されているのか、まったく判断のしようもありませんが、自社出版物の海外での翻訳出版がこんなに早く実現するとは、うれしいかぎりです。続いて繁体字版も出る予定です。次の目標は韓国語版!^^

[鈴木]

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