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2009年09月21日

古川日出男さん初の対談集を11月6日に刊行します!

メルマガではすでにお知らせしましたが、作家の古川日出男さんが、ロック・ミュージシャン、ダンサー、ファッション・デザイナー、美術家、翻訳家といった異ジャンルの、しかも多くが初対面の(!)表現者たち11人と語り合った初の対談集『フルカワヒデオスピークス!』を11月6日に発売します!

 この企画は佐々木敦さん率いるHEADZ&雑誌『エクス・ポ』とアルテスのコラボによる『エクス・ポ・ブックス』の第1弾で、10月23日には渋谷O-nestでの刊行記念ライヴ、11月7日にはタワーレコード渋谷店でのトークショー&サイン会の開催が決定してます。

昨日は青山ブックセンター本店に出かけ、『ダンス・トリエンナーレ2009』の一環として行われたダンサー黒田育世さんと古川さんの対談を聞いてきましたが(黒田さんとの対談は本にも収録されています)、深いところで共振し合うことばのキャッチボールは感動的ですらありました。本書でも「作品をつくる」「なにかを表現する」とはどういうことなのか、表現はいったいどこから生まれるのか、について、じつに濃密な対話が重ねられていて圧倒されます。

演劇、朗読、ダンスと、自らの肉体そのものによるパフォーマンスにもエネルギーを注ぐ古川さんですので、ライヴ・イヴェントも乞うご期待。23日には先行発売もありますので、ぜひ足をお運び下さい。お待ちしています!

[鈴木]

↓イヴェントのフライヤーです。
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2009年09月24日

『フルカワヒデオ200ミニッツ』前売り開始!

先日お知らせした11月新刊『フルカワヒデオスピークス!』の刊行記念イヴェント、『フルカワヒデオ200ミニッツ』の前売予約がHEADZのオンラインショップ【ヘッドホン】で始まりました。前売のみお得な本とのセット券=4000円となっています(当日は2500円)。豪華なゲストの出演も決まりつつあり、お見逃しなきよう。詳細はこちらへ!

[鈴木]

2009年10月03日

『フルカワヒデオスピークス!』カヴァー完成!

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11月6日に発売する『フルカワヒデオスピークス!』のカヴァーと帯が完成しました! 中味の密度にふさわしいパワフルな入魂の一作を、デザイナーの戸塚さんが粘りに粘って仕上げてくれました。早く見本を手にしたい! みなさんには10月23日のイヴェントで一足早くご披露します!

[鈴木]

2009年10月12日

『フルカワヒデオ200ミニッツ』出演者決定!

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11月6日発売『フルカワヒデオスピークス!』(アルテスのサイトには近日中に詳細情報アップ予定)の刊行記念イヴェント第1弾となる10月23日の『フルカワヒデオ200ミニッツ』に、新たに渋谷慶一郎さんなどの出演が決定、すべてのパフォーマーが出揃いました。前売り券(お得な本とのセット)と、当日先行発売となる『フルカワヒデオスピークス!』をお買い上げの方にはオリジナル・ステッカーをプレゼント! 前売り予約はこちらでどうぞ。

また、KAWADE Web Magazineでは古川日出男さんの連載『4444』が毎週金曜日に更新中。公式メルマガの購読申込みもできます。

2009年10月23日(金)
18:00 open / 19:00 start 
会場:渋谷O-nest
料金:前売4000 円+1ドリンク[『フルカワヒデオスピークス! 』とのセット券]
   当日2500円
出演:古川日出男、列島を音響する(古川日出男 + 虹釜太郎 + 鈴木康文)、ヒデオブジェクトケイタニーラブ(古川日出男 + 小島ケイタニーラブ from ANIMA)、古川日出男 × 渋谷慶一郎、フルカワヒデオプラスアルファ(古川日出男 + 植野隆司 from テニスコーツ +Jimanica from d.v.d + 千葉広樹 + 戸塚泰雄 from nu)
問合せ:HEADZ(03-3770-5721)

2009年10月19日

11/7『フルカワビデオスピークス!』刊行記念トークライブ 「レンズのかなたとレンズのこなた」

11月7日夜8時30分から三省堂書店神保町本店で『フルカワビデオスピークス!』刊行記念トークライブ 「レンズのかなたとレンズのこなた」が行なわれます! 本日から告知が始まりました。出演は古川日出男さんご本人に加えて、写真家のかくたみほさん(本書収録の写真をすべて撮影)+市川真人(「早稲田文学」プランナー/文芸批評家)のお三方。夕方4時からのタワーレコード渋谷店での佐々木敦さんとのトークのあと、場所を移動しての開催となります。どちらも本に収録されている対談そのままに凝縮されたエネルギーを放つ古川さんのトークをライヴで体験できる貴重な機会です。ぜひお出かけ下さい。

[鈴木]

2009年10月20日

11/7タワーレコード渋谷店で古川日出男×佐々木敦

さっきお知らせした三省堂書店本店でのトークライヴの前、同じ日の午後4時から6時まで、タワーレコード渋谷店7FTOWER BOOKSでも、『フルカワヒデオスピークス!』刊行記念トークが行われます。こちらは本書のプロデューサーである佐々木敦さん(『エクス・ポ』編集長・『ヒアホン』編集長・批評家・HEADZ主宰)と古川日出男さんとががっぷり四つに組んで語り合います。インタビュアーとしての佐々木さんの見事なことといったら、柴田元幸さんと双璧。ご注目を! 詳細はこちらでどうぞ。

[鈴木]

2009年10月26日

古川日出男圧巻の200分!

打ち上げから帰宅して午前5時、興奮さめやらぬままtwitterで呟いたのが「文字に書かれた物語を読んでいるがもはや朗読ではない、緩急強弱の抑揚は見事だがもちろん歌ではないしましてラップでもない、キャラクターを鮮やかに演じ分けるが芝居ではない、バンドを従えたヴォーカリストのようではある、このパフォーマンスをなんと呼べばいいのか? 圧巻の古川日出男200分。」。

いや心底すごいパフォーマンスでした。トイレのために一度ステージを降りたたけで、あとはひたすら、時に驚くべきスピード感で『聖家族』を読み続ける。200分ったら3時間20分ですよ? ものすごい量の言葉がテキストとはまったく異なる表情をもって立ち上がり、突き刺さってくる。ドラム、ベース、ギター、サンプラーという編成からしてバンドそのものだったのが最後のフルカワヒデオプラスなんだけど、古川さんはもう完全にヴォーカリスト。バンドのすばらしい演奏と対等に渡り合うとか拮抗してるとかでもなくて、全員のエネルギーがひとかたまりになって押し寄せてくる感じ。そうだなあ無理矢理例えればロリンズ・バンドみたいな? と書いてるそばから違うなあ、と思わざるをえないんだけど、なにしろ他に類例がないのだ。文学の世界の人たちが付いて来れないのもむべなるかな。渋谷慶一郎さんをはじめ、他の共演者もみんなすばらしかったし、古川さん自身による構成・演出も見事。ふだんロックやフリー・インプロヴィゼーションとかをふだん聞いてる人たちに体験して欲しかった! ブログでCD化を望んでる方がいらしたけど、その気持ちはよく分かる。

そんな調子で、まだ興奮をひきずったままなんですが、対談集もすごいから、みんな読んでね!

[鈴木]

2009年11月05日

古川日出男怒濤の選書フェア@ジュンク堂新宿店はじまる!

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ジュンク堂新宿店で「勉強しない古川日出男が勉強しようと思って選んだ本」フェアが始まりました。
このフェアのために古川さんにお店まで足を運んでいただき、「芸術書」の棚を巡って選書していただきました。
古川さんは集中度を高めながら、ジッと棚を見つめ、本を引き抜き、戻し、カゴに入れ…。

濃密な時間のあとに、50冊ほどの本たちが山積みになりました。

まず分厚くて、文字の詰まっている大著が目立ちます。
それから歴史的名著。
高価で大判の専門書。
そこに顔をのぞかせる、ネコの写真集。
なぜかアルパカの本も。
スチャダラの3部作(?)も。

さらにその本たちすべてに、古川さんは次々とメッセージを書いてくださいました!

エレベーター前の棚を3本も使った贅沢なフェアです。
12月下旬までの予定ですので、どうぞお見逃しなきよう!
本を選ぶ古川さんの貴重なスナップ写真も飾られていますよー。

[船山]

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2009年11月09日

12/5 古川日出男ナイトVOL9 古川サンタがやって来る!

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タワレコ&三省堂での古川日出男さんのトーク終了。ご来場またお買い上げいただいたみなさん、どうもありがとうございました。写真は上がド〜ンと展示されている『フルカワヒデオスピークス!』コーナー前での佐々木敦さんと古川さん、下は閉店後の店内(「夜の動物園」のようとは古川さん)という独特のシチュエーションでの市川真人さん、古川さん、かくたみほさん。どちらも言葉について、文学について、音楽について、写真について、メモっておきたくなる刺激的な言葉の連続で、頭の中が忙しくて脳内メモはパンク^^;。本に収録されている対談のように初対面、というわけではありませんが、この日のトークもテキストに起こしたくなる濃密なトークでした。

そしてなんと! 刊行記念イヴェントがもう1回だけあります! 12月5日(土)19時〜青山ブックセンター六本木店で、これはトークじゃなくて古川さんの朗読ソロ! しかも現在執筆中の4作の冒頭を読む、という贅沢な企画です。ここまでを見逃してる方は必見です。

『古川日出男ナイトVOL9 古川サンタがやって来る!』
12/5(土)19:00- 青山ブックセンター六本木店
詳細はこちらをご覧下さい。

2009年11月23日

吉祥寺の「百年」で『フルカワヒデオスピークス!』写真展とトークイヴェントあります

すでにtwitterでお知らせしたとおり、吉祥寺東急そばの本屋さん「百年」で『フルカワヒデオスピークス!』の写真展とトークイヴェントが開催されます。編集・小西樹里さんと「百年」店長・樽本さんのご尽力のたまもの。古川日出男さんご本人にもご協力いただいて展示される写真は、ぼくらも見たことがないものですし、内沼さん、淺野さんとお目にかかれるのも楽しみです。ぜひご来場を!
樽本さんのブログはこちら

[鈴木]

◇『フルカワヒデオスピークス!』presentsかくたみほ写真展「ツーショット」
場所:OLD / NEW SELECT BOOKSHOP「百年」(吉祥寺)
期間:2009年12月2日(水)~27日(日)
「古川さんとゴッチ、古川さんとiLL……『スピークス!』に未掲載のツーショット写真を、かくたみほさんと古川さんのコラボレーションで展示いたします」

◇トークイヴェント「スリーショット~本で表現する、本を表現する」
出演:かくたみほ(写真家)×内沼晋太郎(numabooks)×淺野卓夫(サウダージ・ブックス)
日時:2009年12月11日(金)19:30~21:00(開場19:00)
料金:チケット800円(ホットドリンク付き)
ご予約は「百年」店頭・メール・電話で承ります。
Tel / Fax: 0422-27-6885 E-mail: mail@100hyakunen.com
「本は、読むだけじゃ物足りない。本を書いたりつくったり、本で遊んだりしている、写真家、ブック・コーディネイター、本のサロン運営者によるトークです。本を書く、つくる、楽しくする、場を持つことに興味がある人へ。」

かくたみほ Miho Kakuta
1977年生まれ。写真家。99年上京。スタジオマンを経て写真家小林幹幸氏に師事。現在、雑誌・CDジャケット・広告などにてポートレート、風景を中心に活動中。光を活かした撮影を得意とし、個展やグループ展での作品発表も意欲的に行っている。2009年、写真集『あふるる』を自主出版。『フルカワヒデオスピークス!』(アルテスパブリッシング)で全対談を撮影した。

内沼晋太郎 Shintaro Uchinuma
1980 年生まれ。ブック・コーディネイター、クリエイティブ・ディレクター。numabooks代表。ブック・コーディネイターとしてアパレルや雑貨店などの書籍コーナーやライブラリのプロデュース、本にまつわる企画や作品制作、書店や出版社のコンサルティングなどを手がける。2009年、東京に「磁場」をつくるプロジェクト「MAGNETICS」を始動。来年は青山に本と紙をテーマとしたギャラリースペース「oar/nu」のオープンの他、いろいろ企画中。著書に『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』(朝日新聞出版)。

淺野卓夫 Takao Asano
1975 年生まれ。サウダージ・ブックス共同代表。三浦半島の秋谷で本のサロン「サウダージ・ブックス」を運営しつつ、旅の精神史をテーマにエッセイの執筆・編集・翻訳などの活動を展開中。2000年より3年間サンパウロに滞在し、日系移民の古老への聞き書きを中心としたフィールドワークを行った。共訳に、カレン・テイ・ヤマシタ「ぶらじる丸(抄)」(「すばる」2008年7月号)、同「旅する声」(今福龍太編『「私」の探究』岩波書店)、アラン・ダニエルー『シヴァとディオニュソス』(講談社)など。2009年、今福龍太との共編著『ブラジルから遠く離れて 1935-2000 クロード・レヴィ=ストロースのかたわらで』を自主出版した。

2009年11月27日

『週刊金曜日』に『フルカワヒデオスピークス!』書評が掲載されました

週刊金曜日』11月27日号(通巻777号)で批評家の陣野俊史さんが『フルカワヒデオスピークス!』を書評してくれました!(p40)。古川さんの朗読の力に触れながら、「小説は声でできている。この対談を通読して、その思いを深くする」とのこと。どうもありがとうございました!

[鈴木]

2009年12月06日

朝日新聞で『フルカワヒデオスピークス!』が紹介されました

今朝の朝日新聞読書欄「おすすめ」コーナー(14面)で、黒田育世さんと大竹伸朗さんの発言を引きながら「表現者同士のスリリングな対話の数々が満載の一冊」と『フルカワヒデオスピークス!』が紹介されました!

2009年12月07日

古川日出男@青山ブックセンター六本木店

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昨晩は雨の中、たくさんのご来場ありがとうございました! この日、初めて体験した人にも衝撃と感動を与えた古川さんの朗読はやっぱスペシャルでした。かっこよすぎ。出だしが朗読された4作品は来年になると順次本になって世に出てくる予定なので、これは本当に楽しみです。個人的にはその名もずばり『MUSIC』に期待大。

[鈴木]

2010年02月20日

仲俣暁生さんが『フルカワヒデオスピークス!』の真価をズバリ!

今日発売された「図書新聞」2955号の1面に、フリー編集者の仲俣暁生さんによる『フルカワヒデオスピークス!』のレビューが掲載されました。作家・古川日出男がミュージシャンやダンサー、デザイナーなど異ジャンルのクリエイターたちと初対面で対談するという挑戦を成し遂げたこの本の真価を見事に明らかにしてくれていて、世に送り出した者にとってたいへん嬉しい批評です。

“クリエイターたちと古川日出男が共有しているのは、芸術家としての、一種の「孤独」の感覚である。「業界人」として生きるのではなく、「個人」として生きることを選んだ人間だけが発することのできる、ヒリヒリとした言葉がそこにある。だからこそ、これらの人々との対談で発せられた言葉は、仮にその語り手についての予備知識を読者がまったく持っていなかったとしても、しっかりと届く"

だから、もし仮にあなたが古川日出男の小説を読んだことがなかったり、ゲストの顔ぶれに関心をもてなかったとしても(まさか!)、なにかを創ること・表現することを大事にしているなら、ぜひ読んでほしい本なのです。必ずや強い励ましと熱いエネルギーを得ることができるはずです。

古川日出男にとって「ものを作る」とはどういうことなのかを明らかにした上で、本書のプロデューサーである批評家・佐々木敦さんの仕事としてもこの本を読み解くなど、丁寧に読み込んでくれた仲俣さんに感謝します。ひとりでも多くの人がこの本を読んでくれますように。

[鈴木]

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