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2009年01月06日

謹賀新年!

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、NHK教育テレビでも放映された毎年恒例の「ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート」はごらんになりましたか? 11月に刊行した『バレンボイム音楽論』の著者、ダニエル・バレンボイムが初登場ということで、2009年のアルテスは元旦から大盛り上がり。どんなに軽い曲でも剛球勝負、マエストロの真骨頂といったウィンナ・ワルツを堪能しました。

おりしも年末からイスラエル軍がガザ地区を空爆(その後、地上軍が侵攻)とのニュースが流れ、中東問題に積極的に関与してきたマエストロの発言が注目されましたが、毎年おきまりの《美しき青きドナウ》のイントロを中断しての挨拶のなかで、「中東に人間の正義がもたらされんことを」と簡潔にふれただけでした。ただ、そのひとことにこめられた万感の思いを感じとったであろう聴衆からは、敬意に満ちた拍手が送られ、行動する音楽家バレンボイムの信念が、その音楽をつうじて確実に浸透していることを感じさせました。

現実のリアリティを前に、ともすれば色褪せてしまいそうな「音楽の力」というものを、いまいちど実感することができたような気がしています。

[木村]

2009年01月06日

石井清司さんが『バレンボイム音楽論』に感動!

1/5付け公明新聞読書欄で『バレンボイム音楽論』がとりあげられました。評者はノンフィクション作家の石井清司さん。『変革の魂、ベートーヴェン』(ヤマハミュージックメディア)ほか大作曲家の伝記シリーズでも知られる方です。

読み易い上に、哲学や人生、宇宙にまで示唆は及び、少していねいに嚙みしめれば、身の震えるほどの感動を贈られるだろう。(略)ひとつの音譜から“全なるもの”の考察にいたる、その悟性の磨きの極地に凄みを見た。

と大絶賛してくださっています。ありがとうございました!

[木村]

2009年01月06日

小谷野敦さん、「受賞作を読む」!

1/6発売の『週刊朝日』1/16号で、比較文学研究者の小谷野敦さんが「受賞作を読む」というコラムを再開。その第1回として、『音盤考現学』『音盤博物誌』をとりあげてくださいました。

「『考現学』は現代音楽に関するもの、『博物誌』はなじみのあるクラシック音楽に関するものだ」との解釈に、編集担当者としてはびっくり。連載100回を並べただけで特段の分類はしていなかったつもりですが、「たしかに、そういわれてみれば……」と妙に納得しました。

小谷野さんのブログ「猫を償うに猫をもってせよ」にも、片山さんは何回か登場します(コチラは同ブログ内の記事を「片山杜秀」で検索した結果です)。

[木村]

2009年01月08日

バレンボイム中東公演中止

loisil-spaceさん(霞ヶ関のお役人さんだそうです)のブログで知りましたが、1/10、12に中東カタールとエジプトでおこなわれる予定だったバレンボイムとウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラの結成10周年記念公演が、今回のパレスティナ自治区ガザでの戦闘激化を理由に中止になったそうです。

世界文化賞受賞者のバレンボイム氏、ガザ情勢で中東での公演中止 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

loisil-spaceさんは『バレンボイム音楽論』の内容にもふれながら、「こういう地道な思想に基づく地道な取組は、一見すると和平への迂遠な道筋にも思えるのですが、実は、最も最短の道なのかもしれません」と述べておられます。「本来、政治がこういう時こそ、文化交流が真の威力を発揮するはずです。だからこそ、イスラエル人とパレスチナ人との混成楽団による演奏会を決行すべきだったのではないでしょうか」というloisil-spaceさんの主張に、深く同意するものです。

[木村]

2009年01月09日

小鍛冶邦隆さんがメシアンについて講演します

アルテスのウェブサイトで「音楽・知のメモリア」を好評連載中の作曲家・小鍛冶邦隆さんが1/26(月)、日仏会館にてメシアン生誕100年記念講演をおこないます。

小鍛冶さんとともに出演し、メシアンとブーレーズのピアノ曲を演奏する奥田ななみさんは現在中学2年生。小学6年生のときに第17回「朝日現代音楽賞」・第7回現代音楽コンクール“競楽Ⅶ”に入選、聴衆賞を受賞した話題の逸材です。

詳細は以下をご覧ください。

【日仏会館レクチャー・コンサート】オリヴィエ・メシアン生誕100年「オリヴィエ・メシアンと戦後前衛音楽」

[木村]

2009年01月09日

『レコード芸術』1月号で片山さんW受賞特集!

ご紹介が遅くなってしまいましたが、『レコード芸術』1月号にて、4ページにわたって「片山杜秀W受賞記念特集」が組まれております。

片山さんのさまざまな表情が楽しい。

最初の2ページは「片山杜秀受賞&受賞の三ヶ月」と題し、10/1の吉田秀和賞発表、11/8の吉田秀和賞贈呈式、12/9のサントリー学芸賞贈呈式の写真、吉田秀和賞の選評、吉田秀和さんや林光さんのスピーチなどをまとめた内容。

片山さんの「脳髄」のなかを見るような書庫写真。

続く2ページは、これまでさんざん話題になってきた「片山邸1階の書庫」の写真と、片山さん本人の文章。書庫は写真1枚ではとうていその全貌をとらえきれず、さまざまなアングルから撮った数点が費やされています。引っ越しの直後にいちどお邪魔したことがありますが、もはやこんなことになっちゃってるとは……! 必見です。

[木村]

2009年01月14日

「題名のない音楽会」に片山杜秀さんが登場!

テレビ朝日の長寿番組「題名のない音楽会」が、世界に誇るべき日本の作曲家に光をあてる「日本の巨匠」というシリーズを開始。その第1回に番組の初代司会者でもあった黛敏郎をとりあげるそうですが、ゲストとして片山杜秀さんが登場し、楽曲の解説をするそうです。放映日時は2/1(日)午前9:00〜9:30。お見逃しなく!

◎詳細はこちら:
日本の近代音楽、そして「題名のない音楽会」の礎を築いた 大作曲家、黛敏郎

[木村]

2009年01月14日

今井顕さんが『バレンボイム音楽論』を書評

紀伊國屋書店のウェブサイト「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」にて、ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが『バレンボイム音楽論』をとりあげてくださいました。

音楽に不可欠なもののひとつに「直感」があることは間違いない。しかし直感だけで構築するには、クラシック音楽の作品は大きく複雑になり過ぎてしまった。必要なのは「知性」──これがバレンボイムのキーワードだろうか?

と評してくださっています。ありがとうございました。

[木村]

2009年01月14日

「反ヒューマニズム音楽論」第4回

お知らせが遅くなりましたが、若尾裕さんのウェブ連載「反ヒューマニズム音楽論」の第4回がアップされています。
http://www.artespublishing.com/serial/wakao/index04.html

今回は「ノイズ、ブルース、生政治」と題し、ノイズを排除することで合理性と普遍性を獲得した近代西洋音楽と、それに抗して不合理性をはらんだまま異例の強度を保ちつづけているブルースとのせめぎ合いが描かれています。ブルースは音楽の生政治から闘争することができたのか──。

[木村]

2009年01月15日

『音盤博物誌』でとりあげられたCDのまとめブログ

近藤淳也『「へんな会社」のつくり方』や津田大介『誰が「音楽」を殺すのか』(いずれも翔泳社刊)などIT系の本を中心にかずかずのヒット作を手がけられた編集者の毛利勝久さんが、ご自身のブログ「id_mohri daiarii」で「CDのまとめ」をやってくださっています(リンクは以下)。

これは便利! ありがとうございます。

id_mohri daiarii - 片山杜秀『音盤博物誌』で取り上げられていたCD

[木村]

2009年01月15日

ARTES インフォ*クリップ vol.16

メルマガ「インフォ*クリップ」第16号を配信しました。

今回はいつもの新刊情報などに加え、アルテス・スタッフが選ぶ「2008年この1冊この1枚」などの新春企画もありますので、お楽しみください。

メルマガの登録はこちらから。

[松岡]

>> 詳細

2009年01月16日

内田樹・選「大人になるための本」

紀伊國屋書店神宿本店の5階で開催中の《じんぶんや》第46講は、内田樹さんが選んだ「大人になるための本」。《じんぶんや》は「プロの本読みたち」が月替わりで選書する棚です。「大人」といってもそこは内田さんのこと、『竜馬がゆく』に始まって、森銑三、ハイエク、レヴィ・ストロース、レヴィナスと、お手軽な自己啓発書なんてひとつもありません。ご自身の著書も(たぶん)全点一緒に並んでます。2月中旬まで。

[鈴木]

2009年01月17日

booxにアルテス登場!

本・CD・DVD・雑誌のオンラインショップ「boox(ブークス)」のSさんとAさんが事務所に見えたのは昨年の11月。そのときの楽しい取材が今週サイトにアップされました。トップページ右上のオレンジのバナーから飛んでください。背景にCDばかりが写っていますが、こちらが本社ではなく営業部兼編集部件社長室(笑)のほうです。この記事はGEカードなどの会員誌にも掲載されます。なお、トップの写真に写っている金髪の青年はアルテスのスタッフじゃなくてブークスAさんです^^。

[鈴木]

2009年01月19日

茂木一衛さんが『バレンボイム音楽論』を書評してくださいました

『音楽現代』2月号にて、茂木一衛さんが『バレンボイム音楽論』をとりあげてくださいました。

本書のように自らの困難な実践の記録をもとにし、さらに音楽と政治の関係を具体的かつ詳細に述べたものは少なく、十分に読むに値するユニークな著作である。またバッハやモーツァルトの作品についてをはじめ純音楽的な論及により、音楽家、愛好家が啓発される箇所も多い。

と評してくださっています。ありがとうございました。

[木村]

2009年01月20日

城所孝吉さんが『バレンボイム音楽論』を書評してくださいました

『レコード芸術』2月号でベルリン在住の音楽ジャーナリスト、城所孝吉さんが『バレンボイム音楽論』をとりあげてくださいました。「彼の演奏が日によって驚くほど違い、その場その時の瞬間に強く結びついていること」に着目、本書で展開される議論やその背後にあるバレンボイムの考え方と深く結びついていることを明らかにしており、ひじょうに納得するものがありました。ありがとうございました。

[木村]

2009年01月21日

『クラシックジャーナル』で『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』が紹介されました

『クラシックジャーナル』35号で『バレンボイム音楽論』『無伴奏』の2冊を紹介していただきました。執筆は同誌編集部の小林蕗子さん。

『バレンボイム音楽論』については、「たいへん理解しやすい言葉で翻訳されているので、読者は十分に彼の思考と対話できる。ちなみにルビも丁寧に振られており、……思想用語に不慣れな読者にも理解しやすい配慮のされた本作り」と評価していただいたのは、たいへんうれしいかぎり。「静かな詩作の時間の必要を問いかけてくれる本」と結んでくださっています。

『無伴奏』についても、「渋い地味な装丁、消え入りそうな「無伴奏」の文字なのに、なぜか目に残る本」とうれしいポイントを突いてくださったうえで、「「無伴奏」ゆえの孤独と歓びに近づこうとする著者の想いが伝わる」と評していただきました。ありがとうございました!

[木村]

2009年01月21日

北中正和さんのブログで『聴いて学ぶアイルランド音楽』が紹介されました

音楽評論家の北中正和さんが、ご自身のブログwabisabiland pop diaryで『聴いて学ぶアイルランド音楽』を、徳丸吉彦著『音楽とはなにか』(岩波書店)とともに「音楽において伝統がどのようにして生まれ、伝えられ、変化していくのか。それについて示唆に富んだ本」としてご紹介してくださいました。
「人気アーティストやCDの紹介ではなく、背景にある現場に読者を案内することによって、この本はアイルランドの音楽の伝統、変容の可能性、多様性をわかりやすく教えてくれる」と、ずばりこの本の真価を語ってくれています。北中さん、ありがとうございました!

[鈴木]

2009年01月22日

『音楽の友』で『無伴奏』を書評していただきました

『音楽の友』2月号にて、ヴァイオリニストの森元志乃さんが『無伴奏』をとりあげてくださいました。「……本書は内容的には間違いなく純然たる研究書なのだが、読んだ後に残るものはそれとは違った感触である。それはきっと筆者のスタンスが、〈研究者〉ではなく〈人〉であるからだろう」という指摘は、まさに著者・小沼さんの姿勢とこの本のありようをあらわすもの。「ヴァイオリンへのオマージュ……、優しさに満ちた本なのである」という結びもうれしく読ませていただきました。

森元さんのウェブサイト「ヴァイオリン弾きのおやど」はこちら。ブログも。

[木村]

2009年01月22日

『intoxicate』で『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』が

タワーレコード発行のフリーマガジン『intoxicate』77号にて、『バレンボイム音楽論』と『無伴奏』がとりあげられました。

『バレンボイム音楽論』の評者は小沼純一さん。「この音楽家の抱く地平の広大さをみることができる」と評していただいています。そしてその小沼さんの著書である『無伴奏』については、タワーレコード本社の谷川和繁さんが「普段何気なく聴いている音楽への新しい視点を提示する」と書いてくださいました。

[木村]

2009年01月23日

ピーターさんの新刊

たった今公式ブログにもアップしましたが、ピーターさんの新しい本が日本放送出版協会からもうまもなく発売になります。題して『猿はマンキ、お金はマニ 日本人のための英語発音ルール』。音楽以外の本は初めてでは? まだ出版社のサイトにも情報が載っていませんが、とりいそぎお知らせまで。アマゾンでは予約可能となっています。

好調『聴いて学ぶアイルランド音楽』の翻訳者おおしまゆたかさんがゲスト出演する『ピーター・バラカンの出前ジュークボックスVol.2』も明後日に迫っています。まだ席には若干余裕がありますので、多くの方のお越しをお待ちしています。

[鈴木]

【追記】出前ジュークボックスの予約はさきほど締め切りました。当日券は少し出ますので、あとは当日会場へ直接おいで下さい。

2009年01月23日

おおしまゆたかさんがジャズ喫茶「いーぐる」で講演!

四谷のジャズ喫茶「いーぐる」で隔週開かれている「連続講演会」の特別編として、『聴いて学ぶアイルランド音楽』の翻訳者おおしまゆたかさんの講演が実現することになりました。アイルランドの伝統音楽を名録音を、あのJBLを鳴らしてたっぷり聴いていただこうという趣向です。
「いーぐる」は開店40年を越える老舗にして、優れた耳をお持ちの方々が集うジャズのメッカですから(マスターの後藤雅洋さんはご存じのとおり信頼の篤いジャズ評論家としてご活躍です。最新刊は『ジャズ喫茶リアル・ヒストリー』河出書房新社)、これは言うなれば一種の他流試合となります(べつに勝負じゃありませんが)。ジャズが無いといわれる国、アイルランド。そのアイルランドの伝統音楽から果たして何が出てくるのか? 反応は果たしていかに?! と想像しているだけで盛りあがってきます。この貴重な機会をぜひお見逃しなく!

[鈴木]

◎いーぐる連続講演・特別編
『アイルランド音楽をつくった名盤たち』
◎講師:おおしまゆたか(『聴いて学ぶアイルランド音楽』訳者)
◎日時:2009年2月14日(土)午後4時開演[午後3時30分開場]
◎会場:四谷「いーぐる」(JR・丸ノ内線四谷駅徒歩数分)
◎料金:500円+飲食代
◎予約不要
◎お問合せ:アルテスパブリッシング 電話:03-6420-3860

2009年01月23日

『合唱表現』で『学ぼう指揮法』と『八橋検校13の謎』が紹介されました

『合唱表現』26号(2008/11/20)で『学ぼう指揮法Step by Step』が、続く27号(2009/02/20)では『八橋検校 十三の謎』が紹介されました。

同誌は作曲家の松下耕さんが代表編集人をつとめる季刊誌。花井哲郎さん、長谷川冴子さん、木下牧子さん、青島広志さんなどをはじめとする実力派執筆陣による内容はじつに充実したものです。毎号、新作合唱曲も掲載されています。表紙デザイン、本文の構成は菊地信義さん。発行元(東京電化)のウェブサイトはこちら

[木村]

2009年01月23日

京都新聞で『八橋検校 十三の謎』が紹介されました

お知らせするのがたいへん遅くなりましたが、昨年7/27付け京都新聞「新刊の本棚」コーナーで、『八橋検校 十三の謎』がとりあげられました。「筆者は邦楽家であり、検校ゆかりの地を訪ねて見聞きしたことなども参考に、菓子の八ツ橋との本当の関係や江戸に下った理由、京都での晩年──などの軌跡を追った」と紹介していただいています。

[木村]

2009年01月26日

『無伴奏』のbk1レビュー

オンライン書店bk1の「今週のオススメ書評」というコーナーに、『無伴奏』の書評が掲載されました!

評者は「消息子」さん。ヴァイオリンを演奏なさる方なのでしょうか、「ヴァイオリンを一人で弾くこと」と題して、小沼さんが書かれたことの本質にアプローチされています(リンクはこちら)。

もちろん、合奏のパート譜を弾いても自分の出した音に聴き入って、絶えず求める表現に向けて修正を図っていかねばならないことに違いはないのだが、無伴奏曲の場合はやはり違う。話しつつ聞くという人間の言語活動のように、相即な現象が生じ、精神はどこか沈潜して自己に向かうとともに、音を出す行為は祈りにも似てくる。

本の解説にとどまらない創造的で詩的な書評をとてもうれしく読ませていただきました。

[木村]

2009年01月26日

『ラティーナ』誌で『聴いて学ぶアイルランド音楽』書評

月刊誌『ラティーナ』2月号に音楽ジャーナリストの五十嵐正さんによる『聴いて学ぶアイルランド音楽』の書評が掲載されています。「歴史と音楽自体の特徴の解説と同じくらいに、その音楽が歌い演奏され、伝えられている「場」を重視している」と評価してくださっています。数多くのアイルランドのミュージシャンと親交を持ち、現地もよく知る五十嵐さんからのこの評、嬉しくかつ心強いです。
ちなみにこの号には「2009年、現在進行形のブラジル音楽」(そういえばカエターノ・ヴェローゾの新譜が出ていたような)のほか、クンビア、おおたか静流、ダーヴィッシュ、ハウゴー&ホイロップと、興味をそそられる記事がずらっと並んでいます。

[鈴木]

2009年01月26日

満員御礼!

昨日の『ピーター・バラカンの出前ジュークボックスVol.2』は初回を上回る大勢のお客さんで文字通り満席でした。おいでいただいた皆さん、どうもありがとうございました。

おおしまゆたかさんをゲストに迎えた前半は映像を中心にしたアイルランドの伝統音楽の特集でしたが、なかには演奏が終わると客席から拍手もわき起こるものもあり、映像の力を実感させてくれました。さっそくブログにこんな嬉しい感想を書いてくださった方も!

後半はいきなり「これは誰でしょう?」という“テスト”からスタート。アメリカのギタリストがたくさんかかりました。ラストはおおしまさんが早くも今年のベストテン入りというイランの女性歌手を聞いてお開きに。

おかげさまで2回続けて満員となったので、今後も続けていけるメドが立ちました。第3回は4月あたりを予定しています。決まり次第公式ブログなどで発表しますので、どうぞお楽しみに。

[鈴木]

※内容の詳細を公式ブログにアップしました。

2009年01月27日

『赤旗』で『バレンボイム音楽』が書評されました

1/4付けの『しんぶん赤旗』で『バレンボイム音楽論』がとりあげられました。評者は音楽評論家の宮沢昭男さん。「まるで社会哲学者に見紛う文章だ。これが音楽家バレンボイムその人である」と評し、マエストロとウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラが2005年にパレスティナ自治区ラマラでコンサートをしたくだりをとりあげて、「前年「自己責任論」吹き荒れたわが国のことを思うと、生き方を賭けた音楽との相違が歴然だ」と断ずる“熱い”書評です。ありがとうございました!

[木村]

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