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2013年06月04日

安田寛さんの「音痴と日本人」第13回公開

東書WEBショップ「音楽専門館」で好評連載中の安田寛さん「音痴と日本人」、第13回が公開されました。

WEB連載「音痴と日本人」
第13回 『白鯨』と日本人と音痴

『白鯨』とはもちろんメルヴィルの小説ですが、日本人の音痴と「捕鯨」とがどうも根っこではつながっているようなのです。どうぞお楽しみに!

[木村]

2013年06月04日

信時裕子さんのベルリン紀行「信時潔ゆかりの地を訪ねて」

信時潔音楽随想集 バッハに非ず』の編者の信時裕子さんが、「ベルリン 信時潔ゆかりの地を訪ねて」と題して、ベルリン紀行を公開されています。

No-b-log|ベルリン 信時潔ゆかりの地を訪ねて

100年近く前の1920〜22年、ベルリンに留学した信時潔。その息吹が感じられそうな紀行文です。

[木村]

2013年06月09日

『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』|訂正とお詫び

6/3に刊行しましたルイージ・ケルビーニ著/小鍛冶邦隆訳『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』に誤植がありました。お詫びして訂正いたします。

カバー:表1・背/表紙:表1・背/扉

 誤:Cours de conterpoint et de fugue
  ↓
 正:Cours de contrepoint et de fugue

本文p.179の楽譜の最後段の下部が欠けていました(以下のリンクから修正したPDFをダウンロードしていただけます)。
 ダウンロード(PDF)

[アルテスパブリッシング]

2013年06月11日

7/20発売予定! ジャン・シベリウス──交響曲でたどる生涯(松原千振 著)


興味深い史実とわくわくするような新鮮なエピソードにあふれ、
作曲家シベリウスとその作品が生き生きと立体的にうかびあがってくる。
北欧での豊富な音楽経験を持つ松原さんならではの魅力的な著書である。

──大友直人(指揮者)

フィンランド随一のシンフォニスト、シベリウス。
合唱指揮と北欧音楽研究の第一人者が
その音楽の魅力と人生の深奥にせまる!

〈叢書ビブリオムジカ〉、好調第5弾!


A5判・並製・240ページ
定価:本体2200円[税別]
発売:2013年7月20日(予定)
ISBN978-4-903951-67-6 C1073
装丁:折田 烈(餅屋デザイン)
カバー写真:アルノ・ラウタヴァーラ
ジャンル:作曲家/北欧音楽


2013年06月11日

『教養としてのバッハ』重版決定!

昨年4月に刊行した『教養としてのバッハ』(礒山雅・久保田慶一・佐藤真一 編著)を増刷することになりました。

もともとは国立音楽大学の連続講座「バッハとその時代」から生まれたこの企画。音楽学・歴史学・宗教学・音響学・楽器学・言語学などの専門家が、それぞれの立場から「バッハ」という類ない知の水脈にせまるという内容です(そのあたりについて、ピアニスト・今井顕さんが「KINOKUNIYA書評空間」で紹介してくださっています→コチラ)。

第2刷の出荷は6/24(月)からとなります。ご注文をお待ちしております。

[木村]

2013年06月11日

毎日新聞で『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』紹介

6/11付け毎日新聞(東京版)夕刊「読書日記:ピックアップ」で、青山通さんの『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』が紹介されました。

毎日jp|読書日記:ピックアップ
http://mainichi.jp/feature/news/20130611dde012070061000c.html

ウルトラセブンとシューマンへ贈る愛の告白書である。特撮ヒーローとロマン派音楽の旗手の組み合わせは奇異に思えるかもしれない。が、伝説となった最終回、ダン(セブン)とアンヌの別れのシーンで流れるのがシューマンのピアノ協奏曲なのだ。とめどなくあふれる著者の思いに感服。

本のエッセンスを伝えてくれるうれしい評です。

[木村]

2013年06月12日

6/27発売!『〈いりぐちアルテス003〉アメリカン・ルーツ・ミュージック ディスクでたどるアメリカ音楽史』(奥和宏著)


移民が作った国アメリカの音楽を聴く100+200枚!
名著『アメリカン・ルーツ・ミュージック 楽器と音楽の旅』のディスクガイド編、待望の刊行!
特別付録として、トムス・キャビン代表・麻田浩さんのインタビュー「片道切符でニューポートを目指した頃」も掲載。〈いりぐちアルテス〉第3弾!

スティーヴン・フォスター、ジミー・ロジャース、ロバート・ジョンソン、ビル・モンローらの歴史的音源から、ドック・ワトソン、ジム・クエスキン、デヴィッド・グリスマン、ギャビ・パヒヌイ、ボブ・ディラン、ライ・クーダー、ベラ・フレック、アリソン・クラウスなどなど20〜21世紀の新しい音源まで、ジャンル名でいえば、ミンストレル・ショウに始まり、ヒルビリー、オールドタイム、ジャグ・バンド、ブルース、ブルーグラスからケイジャン、カントリー・ロック、クレズマー、ハワイアン・ミュージックまで、世界各地からやってきた移民が作り上げた豊穣な音楽世界をお楽しみください。

四六判・並製・232頁
定価:本体1700円[税別]
発売:2013年6月27日
デザイン:白畠かおり
イラスト:伊藤あしゅら紅丸
[ポピュラー音楽/ディスクガイド]
ISBN978-4-903951-66-9 C1073



2013年06月13日

『週刊文春』で『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』紹介

投稿が遅れましたが、『週刊文春』6月6日号(5/30発売)で『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(青山通著)が紹介されました。

ウルトラセブンの音楽がいかに感動的か。最終回で流れたシューマンにより音楽に目覚めた著者が語るセブンの魅力。

と少ない字数にエッセンスを凝縮していただいてます^^。

[木村]

2013年06月14日

ARTES インフォ*クリップ vol.050|祝メルマガ創刊50号!アメリカのルーツは音楽にあり号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.050]2013/06/14
祝メルマガ創刊50号!アメリカのルーツは音楽にあり号
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・6/27発売!『アメリカン・ルーツ・ミュージック ディスクでた
 どるアメリカ音楽史』
・ただいま編集中!『ジャン・シベリウス──交響曲でたどる生涯』
・冬木透×青山通トークショー、大盛況!
・日経ビジネスオンラインに寄稿しました!
・『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』、3刷!
・『教養としてのバッハ』重版決定!
・『クラシックでわかる世界史』も8刷!
・ヤマハ札幌店、日響楽器池下店でアルテス全点フェア開催中!
・安田寛さんの「音痴と日本人」第13回公開
・劇団民藝が信時潔の親友・熊谷守一の生涯を舞台に
・信時裕子さんのベルリン紀行「信時潔ゆかりの地を訪ねて」
・アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・代沢だより

>> 詳細

2013年06月14日

朝日カルチャーセンターで小鍛冶邦隆さんの対位法&フーガ講座開催

ケルビーニ 対位法とフーガ講座』の訳者、小鍛冶邦隆さんが朝日カルチャーセンター新宿教室にて、「対位法とフーガって何だろう」と題して講座を開催します。

ケルビーニの本を参考に、「バッハのインヴェンション、シンフォニアやフーガの対位法の理解や演奏法について、ときおりフレーズをピアノで確かめながら、わかりやすく説明」するという内容。作曲技法のなかでも敷居の高い対位法やフーガの印象が変わるかも!? 詳細は下記のとおりです。ぜひご参加ください!

[木村]

♪出版記念講座♪ 大作曲家が使った教科書から学ぶ
対位法とフーガって何だろう
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=212907&userflg=0

講師名:作曲家 東京藝術大学作曲科教授 小鍛冶 邦隆
講座内容:
 シューマンやショパン、ドビュッシーらも学んだという、ルイージ・ケルビーニ「対位法とフーガ講座」。著名なオペラ作曲家にしてパリ音楽院院長のケルビーニが著した、19世紀後半のヨーロッパで、もっとも有名な対位法・フーガの教科書が翻訳されました。
 訳者であり東京藝術大学作曲科教授の小鍛冶邦隆氏が語ります。対位法の基礎からフーガの奥義まで網羅しているこの名著を紹介しながら、ピアノ学習者や指導者の悩みの種でもある、バッハのインヴェンション、シンフォニアやフーガの対位法の理解や演奏法について、ときおりフレーズをピアノで確かめながら、わかりやすく説明します。ピアノを学んでいる方、指導されている方はもちろん、音楽を愛好される方にも参加していただきたい講座です。この機会に対位法とフーガに親しみましょう。

日時:2013年9月21日(土)15:30-17:00

受講料(税込み):会員 3,150円/一般 3,780円

お申し込み:https://www.asahiculture.com/LES/basket.asp?JCODE=0001

※講座当日、ケルビーニ『対位法とフーガ講座』(アルテスパブリッシング)を特別価格で販売します。

講師紹介:小鍛冶 邦隆(こかじ・くにたか)
1955年生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院作曲科を経てパリ国立高等音楽院作曲科でメシアン他、およびウィーン国立音楽大学指揮科でスィトナーに学ぶ。クセナキス国際作曲コンクール(パリ)第一位、東京現代音楽アンサンブルCOmeTのディレクター・指揮者として第3回佐治敬三賞(室内オーケストラの領域Ⅲ)受賞他。著書に「作曲の技法 バッハからウェーベルンまで」(音楽之友社)、「作曲の思想 音楽・知のメモリア」(アルテスパブリッシング)、CDに「ドゥブル・レゾナンス 小鍛冶邦隆作品集」「銀色夏生の詩によるマドリガルⅠ-Ⅵ」(ALM records)。現在東京芸術大学作曲科教授、慶応義塾大学文学部非常勤講師。

2013年06月14日

大久保賢さんが『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』を絶賛!

音楽評論家の大久保賢さんが『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』をご自身のブログで紹介してくださいました。

 ……現在日本語で見ることのできる対位法教科書(で、「調性」によるもの)では、フーガ及びその前段階としての模倣までを含めて1冊の中で取り扱ったものはない。池内友次郎のものは対位法の部とフーガの部は別の本になっている(し、両者の間に「繋ぎ」が欲しいところである。また、そもそも2声対位法を除き、今は絶版)。山口博史の名著ではコラールを扱ってはいるものの、フーガについての論述はない。また、長谷川良夫ものは網羅的ではあるが、実習への配慮が足りない……等々、「対位法」からその総合的実践である「フーガ」へと親切かつ巧みに導いてくれそうなものとして、このケルビーニ本は注目に値する。とりわけ、「対位法が必修扱いとされながら、しばしば無味乾燥なものに終わって」しまう「作曲以外の専攻の学生」(同書、270頁)にとっては、本書はまことに貴重なものとなるのではなかろうか?
訳文も読みやすく、訳註も懇切丁寧。また、簡潔でありながら委曲を尽くした訳者の「解題」も素晴らしい。

このようにたいへん高く評価してくださっています。こうした理論書は専門家以外の目に止まる機会が少ないだけに、とてもありがたく読ませていただきました。

[木村]

2013年06月15日

サンブックス浜田山でアルテス全点展開中!


東京は渋谷と吉祥寺を結ぶ京王井の頭線の浜田山駅前にある書店「サンブックス浜田山」で開催中の「サンブックスが応援するみんなに知って欲しい出版社フェア」に、アルテスパブリッシングも仲間入りしました。レジ前の特等席にずらりと並んでいるとはいえ、ほんの1週間足らずのあいだに感動的なほどよく売れています。こうして新しい読者と出会えるのはなによりも嬉しいです。井の頭線沿線の方はぜひお立ち寄りください。[鈴木]



2013年06月17日

冬木透×青山通トークショーを全編公開!

去る5/25(土)、原宿「ビブリオテック」にて開催した冬木透さんと青山通さんのトークショー「ウルトラセブンの音楽はなぜスゴイのか」を、アルテスのウェブサイトで公開しました。
http://www.artespublishing.com/serial/seven/

青山さんの著書『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の誕生秘話、『ウルトラセブン』最終回ほかの音楽の謎解き、冬木さんの音楽の魅力など、ファンにとってはたまらない2時間を、全10ページのフルヴォリュームでお届けします。お楽しみください!

[木村]

2013年06月18日

6/23の日経新聞に広告を出します!

なぜか(?)ビジネス街の書店でとくに好調な売上を記録している『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』ですが、さらにプッシュすべく、6/23(日)の日本経済新聞の読書面に広告を出すことにしました。『ウルトラセブン〜』をメインに、『ドビュッシーと歩くパリ』『相倉久人のジャズ史夜話』の3冊で構成。ビジネスマンのみなさん、ご注目ください!

アルテス木村が寄稿した日経ビジネスオンラインの記事はこちら。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/book/20130514/248017/

[木村]

2013年06月18日

ARTES インフォ*クリップ【号外】|冬木透×青山通トークショーを全編公開!

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ARTES インフォ*クリップ[号外]2013/06/18
冬木透×青山通トークショーを全編公開!
アルテスパブリッシング
www.artespublishing.com
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□ CONTENTS □
・冬木透×青山通トークショーを全編公開!
・6/23の日経新聞に広告を出します!

>> 詳細

2013年06月19日

日経新聞に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の書評掲載!


日本経済新聞の本日(6/19)付け夕刊「目利きが選ぶ今週の3冊」のコーナーで『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』が紹介されました。音楽にも詳しい風俗史家の井上章一さんが選んだ3冊のうち、別枠での書評付き!
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO56375850Z10C13A6NNK001/

……演奏者による解釈のちがいを、たのしむ。クラシック鑑賞のそんな勘所が、少年の成長物語とともにしめされる。

自身もピアノを能くする井上さんならではのうれしい書評。ありがとうございました!

[木村]


2013年06月20日

『ステレオ』に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の書評掲載


『ステレオ』7月号にて『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』が紹介されました。

……著者の人生航路と重なるプロセスが綴られ、同時に音楽を切り口とした「ウルトラセブン論」となっているのが本書だ。

ありがとうございます!

[木村]



2013年06月24日

三輪眞弘さんが今年度の京都賞についての意見を表明

三輪眞弘音楽芸術』の著者である作曲家の三輪眞弘さんが、自身もかかわった今年度の京都賞の「思想・芸術部門」の選考にかんして、ウェブサイトで意見を表明されています。

第29回京都賞、思想・芸術部門(音楽)の結果について
http://www.iamas.ac.jp/~mmiwa/29thKyotoPrize.html

三輪さんは「京都賞における音楽というものの位置(価値)付けに大きな変化があった」として、次のように語ります。

……ジャズの歴史とはまさにメディアテクノロジー、すなわちレコードと放送の歴史と表裏一体のものであったはずであり、ぼくもまた、それらを通してセシル・テイラーを知っている。彼がそのジャンルにおいて、いや、100年前までは存在しなかったジャズという新しいジャンルの誕生後に、その革命的な成熟を促し、同時に音楽的にも高度で洗練された技芸を極めた音楽家だったことを信じることもできる。つまり、今回もまた世界的に称賛されるにふさわしい音楽家が京都賞に選ばれたことを疑ってはいない。しかし、その彼を選ぶためにぼくら審査員は必要だったのだろうか?

圧倒的なデータ量によって「フラット化された」この世界において、専門家のもつ高度に特殊化された知見が今後意味をもつことができるのか──。三輪さんの問いかけのもつ射程は深く、遠いものだと感じます。

[木村]

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