TOP

2014年03月21日

【速報】6/21 岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんのジャズ講座@朝日カルチャーセンター

音楽学者・岡田暁生さんとジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジさんによる異色のジャズ入門講座が6月21日(土)16:00-17:30、朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催されます。じつはこれ、アルテスから5月に刊行予定の新刊『すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話』の出版記念企画。

これまでクラシックの音楽学と音楽評論の分野で、第一人者として活躍を続けてきた岡田さんですが、ここ数年、どっぷりとはまっているのがジャズ・ピアノ。「担当編集者諸氏には内緒」とのことですが、1日?時間の練習は欠かすことがないほど。そんな岡田さんの師匠が「なぜか大阪在住」のアメリカ人ピアニスト、フィリップ・ストレンジさん。ビル・エヴァンズと並び称されるピアノの巨匠クレア・フィッシャーの愛弟子であり、キース・ジャレットにかんする大部の論文もものした知性派。アルテス木村も目撃したそのレッスンは、ジャズにとどまらず、シェーンベルク、ストラヴィンスキーなど20世紀以降の音楽全般への深い造詣をベースにした目からウロコの面白さ。

それを本にしたのが前述の共著ですが、さらにその内容をライヴでお聴かせしようというのが、今回の朝日カルチャーセンターでの講座です。前半は岡田さんとストレンジさんのトーク、後半はフィリップさんのピアノをお楽しみいただきます。詳細とお申し込みは下記リンクから。

http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=245167&userflg=0

ともに関西在住の岡田さんとストレンジさんのトークと音楽を関東で体験できる貴重な機会です。ぜひお早めにお申し込みください!

[木村]

2014年04月11日

5/22 京都大学人文研アカデミーで岡田暁生×フィリップ・ストレンジ出版記念トーク&ライヴ

『アルテス』電子版で「見た! 聴いた! うそじゃない!」を好評連載中の岡田暁生さんが、ジャズ・ピアノの師匠であるフィリップ・ストレンジさんとタッグを組んだ強力なジャズ入門書『すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話』は、5月中旬の発売に向けて現在鋭意編集中ですが、出版記念イベントがいくつか決まっていますので、順次お知らせしていきます。

まずは5/22(木)京都大学にて、ジャコ・パストリアス、フランク・シナトラ、ボブ・ジェイムズなどとも共演したトランペット奏者でヴォーカリストでもあるスティーヴ・ハヌマンさんを迎えて、「ジャズ・ヴォーカルの伴奏」をテーマにしたレクチャー・コンサートがおこなわれます。フィリップさんの伴奏は歌詞の意味の深い理解のうえに、ヴォーカリストのエモーションをリアルタイムでキャッチする素晴らしいもの。その秘密がここで明かされます! もちろん、二人による演奏もお楽しみいただけます。

入場無料(事前申し込み不要)ですが先着200名限定とのこと。「人文研アカデミー」はいつも立ち見の出る人気のシリーズですので、ぜひいまからしっかりとカレンダーに予定を書きこんで、当日はお早めにご来場ください。詳細は下記のとおりです。


京都大学人文研アカデミー
詩・ハーモニー・アドリブ
――ジャズ・ヴォーカルを伴奏する
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/academy2014.htm

日時:5月22日(木)18:30~20:00

講師:フィリップ・ストレンジ/岡田暁生/スティーヴ・ハヌマン

場所:芝蘭会館(京大医学部構内)稲盛ホール

※先着200人限定、事前申し込み不要

大変好評を博した2013年度のストレンジ氏による人文研アカデミー・レクチャーコンサートに引き続き、今回はフィリップ・ストレンジ/岡田暁生『すごいジャズには理由がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話』(アルテスパブリッシングより5月に発売予定)の刊行を記念して、ジャズ・ヴォーカルとその伴奏のわざをテーマにレクチャーを催します。伴奏ピアニストは、ただのカラオケではありません。どんな風に歌手の呼吸を感じ、やりとりを楽しみ、音楽を展開するのか。伴奏の名手でもあるストレンジ氏にその極意をうかがいます。そして今回のもう一人のゲスト、スチーブ・ハヌマン氏(ヴォーカル兼トランペット)はスイングからフリージャズまであらゆるスタイルを自由に駆使する、素晴らしいミュージシャンです。もちろんレクチャーだけでなく、お二人による演奏も存分に楽しんでいただきます。


岡田暁生(おかだ・あけお)
1960年京都市に生まれる。大阪大学大学院博士課程単位取得退学、大阪大学文学部助手、神戸大学発達科学部助教授を経て、現在、京都大学人文科学研究所教授、文学博士。著書「<バラの騎士>の夢」(春秋社)「オペラの運命」(中公新書・サントリー学芸賞)「西洋音楽史」(中公新書)「ピアノを弾く身体」(監修・共著・春秋社)「恋愛哲学者モーツァルト」(新潮選書)「CD&DVD51で語る西洋音楽史」(新書館)「ピアニストになりたい!」(春秋社・芸術選奨文部科学大臣新人賞)訳書「シャンドール ピアノ教本」(監訳・春秋社)

フィリップ・ストレンジ Phillip Strange (ピアノ)
1960年テキサス生まれ。グレン・ミラー・オーケストラのメンバーとして1988年に初来日、10年間甲陽音楽院(神戸)で教鞭をとった後、1999年より奨学金給費特別研究員としてマイアミ大学に招かれる。2003年にキース・ジャレットの即興についての論文で博士号を得る。2005年までマイアミ大学講師(ジャズ・ピアノ)。マイアミ時代にはダウンビート誌よりBest Instrumental Jazz Solist (2002, 2003)、Best Jazz Original Composition (2002)、Best Jazz Instrumental Group (2001)を受賞。クレア・フィッシャー、ヴィンス・マッジョらに師事。ジョー・ヘンダーソン、ルー・タバキン、デーブ・ホランド、ピーター・アースキン、マーク・ジョンソン、ジェームス・ムーディー、ケビン・マホガニーらと共演。リリースCD多数。現在大阪在住、梅田ライブハウスAzulのハウスピアニスト。

スティーヴ・ハヌマン Steve Hanuman (ヴォーカル/トランペット)
ペンシルバニア郊外のデラウェアで育ち、マイアミ音楽大学を卒業後、ジャズ・トランペット奏者、作曲者、プロデューサーとして活躍。ソロ・トランペット奏者としてジャコ・パストリウス、フランク・シナトラ、トニー・ベネット、デイヴ・リーブマン(マイルス・デイヴィス カルテット)、ボブ・ジェイムス。日本人アーティストでは、トク、カワナ、ヒノ・ケンジ、ジェフェリー・クエスト(倉木まいバンド)その他、多くの有名人アーティストとの演奏・レコーディング経験を持つ。作曲者、プロデューサーとしては、日本で10年以上放映され続けているKIDSのCM曲”You changed the feeling”を作曲。最近ではヒロ・ヤマガタ氏と共にテレビCM曲をプロデュースしている。

2014年04月11日

6/14 恵文社一乗寺店にて岡田暁生×フィリップ・ストレンジ刊行記念トークイベント開催

5/22(木)の京大人文研アカデミーでのトーク&ライヴに続き、6/14(土)には本好きに大人気の京都の書店「恵文社一乗寺店」に併設されたイヴェントスペース「COTTAGE」にて、岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの二人によるトークショーが開催されます。

今回のイベントでは、本の中でも取り上げられているジャズ・ミュージシャンの「どこがすごいか」を映像を交えながら解説していくので、ジャズにはまだ今一つ目覚めていない人も、このイベントできっと目を見開かされることになるのではないでしょうか。

こちら、要予約となっていますので、みなさまお誘い合わせのうえ、お早めにお申し込みください。詳細は下記のとおりです。


岡田暁生(京大教授)×フィリップ・ストレンジ(ピアニスト)

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』刊行記念トークイベント

クラシックの音楽学と音楽評論で著名な岡田暁生氏がこのところ身も心も捧げる「ジャズ」。師匠のフィリップ・ストレンジ氏は数多くの著名プレイヤーと共演を重ねてきた名ピアニストで、クラシックの現代音楽にも精通する理論家でもあります。ふたりの対話による入門書『すごいジャズには理由(ワケ)がある』(アルテスパブリッシング)の出版を記念し、チャーリー・パーカー、マイルズ・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンズらの名演の映像を見ながら、彼らの音楽の「どこがすごいのか」を解き明かします。

日時:6月14日(土)

開場17:30

開演18:00

場所:恵文社一乗寺店COTTAGE(京都市左京区一乗寺払殿町10)
http://www.cottage-keibunsha.com/
出演:岡田暁生/フィリップ・ストレンジ
料金:1500円

ご予約:要

※件名を「恵文社一乗寺店 ジャズ・トーク申し込み」とし、
「お名前」「お電話番号」をかならずご記入のうえ、
「info●artespublishing.com」(●をアットマークに書き換えてください)
まで、メールにてお申し込みください。

2014年04月19日

5月下旬発売! すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話(岡田暁生+フィリップ・ストレンジ 著)


「ジャズがわかる」って、こういうことだったのか!

クラシックの音楽学者が知性派ジャズ・ピアニストに弟子入り!
ビル・エヴァンズ〈マイ・ロマンス〉、
マイルズ・デイヴィス〈マイルストーンズ〉、
ジョン・コルトレーン『至上の愛』、
チャーリー・パーカー〈ヤードバード組曲〉など、
誰もが知る名演を題材に、ジャズの奥義を学ぶ!

名演の構造がわかる! 分析的ジャズ入門。


四六判・上製・248頁
定価:本体1800円[税別]
発売:2014年5月下旬
ISBN978-4-86559-000-5 C1073
装丁:平野甲賀
ジャンル:ジャズ/ガイド


>> 詳細

2014年04月19日

フィリップ・ストレンジさんの序文を公開します。

5月下旬発売予定の新刊、『すごいジャズには理由(ワケ)がある』。著者のひとりでジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジさんによる序文を一足先に公開いたします。この本の「すごさ」が簡潔に言い表されているとともに、知的でジャズへの愛情にあふれた素晴らしい序文です。


読者のみなさんへ

 ジャズは彩り豊かな長い歴史をもっています。エンタテイナーたち、コメディアンたち、とてつもない美女たち、カッコイイ男たち、麻薬患者、金持ちのパトロン、奴隷だった人々、ダンサー、ヨーロッパのセレブ、ボクサー、牧師、背後にマフィアがいる連中、レコード会社の重役、独学のミュージシャン、音楽院を卒業した人たちなどなど……。
 多くのジャズ・ミュージシャンは物語のような人生を送ってきました。口コミの楽しいエピソード、とりわけ事実とも作り話ともつかないご乱行の物語のオーラが、ルイ・アームストロング、チャーリー・パーカー、マイルズ・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンズといった伝説のミュージシャンたちを彩ってきました。多くの伝記が彼らのキャリアについての一般的な説明に加えて、その個人生活の興味深く生き生きしたポートレイトを提供してくれます。
 しかしながら、アーティストの真価とは最終的には彼らの芸術のクオリティにもとづくものです。ジャズはいわば、プレ・コンポジションとリアルタイムでなされるコンポジションとが混ざり合ったような音楽です。ジャズの「実質」とは、リズム、メロディ、ハーモニー、形式、そして音色にほかなりません。
 ジャズの歴史の明快な把握は、音楽そのものについての実践的な深い理解、とりわけ偉大な先人たちの手によって、時代とともに音楽がどのように変化し発展してきたかについてのそれにもとづかねばならないのです。真の理解こそが混乱を取り除き、この驚嘆すべき芸術形式への真摯にして持続的な愛への道をひらいてくれると、私は考えています。
 この本の中で私と岡田暁生氏は、偉大な芸術家たちを例にとりながら、音楽そのものの発展にもとづいたモダン・ジャズ史を描き出そうと試みました。

  2014年4月3日 フィリップ・ストレンジ、DMA

2014年05月19日

京都大学生協ショップルネにて「アルテス 全点フェア」開催中!

京都大学生協ショップルネにて「アルテスパブリッシング 創業7周年全点フェア」が本日より開催中です!
音楽書を中心に、普段お店に並ばない品薄本を含むアルテスの本がすべて並んでいます。
期間は6月末までですので、お店に行った際はぜひお立ち寄りください。

また、今週22日(木)には芝蘭会館稲盛ホールにて、京大教授の岡田暁生さんとジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジさんとのレクチャー&コンサートが開催されます。
この会場で5/27発売の2人の対談本『すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話』を先行販売します。

イベントは無料で先着200人限定、事前申し込みは不要ですが、毎回立ち見が出るほどの盛況ぶりですのでお早めに来場されることをおすすめします。
当日はサイン本も準備しますので、みなさん奮ってご参加ください!

京都大学生協ショップルネ http://www.s-coop.net/shop_info/yoshida_west/shop_rune/
5/22 イベントちらし http://magazine.artespublishing.com/event/1654

2014年05月23日

京都大学生協ルネでのアルテス全点フェア、快調です!


フェア棚はこんな感じです

すでにお知らせしたように京都大学生協ショップルネにて「アルテス創立7周年記念全点フェア」が始まっています。昨日(5/22)は同大学構内で『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の著者、岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんによる出版記念のレクチャー&コンサートが開催され、フェアのほうも盛り上がってきました。在庫僅少の本も含め、アルテスの本が生協価格で購入できるチャンス、ぜひご利用ください。

京都大学生協ショップルネ

[木村]


2014年05月25日

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の関連動画ページを公開しました

5/22(木)の著者2人によるイベントも大盛況だったアルテス最新刊、『すごいジャズには理由(ワケ)がある』(岡田暁生+フィリップ・ストレンジ著)。本をより楽しく、深く読んでいただくために「関連動画」をまとめたページを公開しました。

すごいジャズには理由(ワケ)がある:関連動画ページ

各章ごとに、フィリップさん自身がピアノを弾いて解説。その他、本文中で言及された楽曲の動画へのリンクを、できるかぎりまとめてあります。

フィリップさんの解説動画は、現時点では第1章アート・テイタムの前篇・後篇のみですが、これから各章分を順次アップ予定です。どうぞお楽しみに!

[木村]

2014年05月29日

【動画あり】岡田暁生+フィリップ・ストレンジ レクチャー・コンサート@京都大学、大盛況でした!

去る5/22(木)に京都大学にておこなわれた岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんによるレクチャー・コンサート「
詩・ハーモニー・アドリブ
――ジャズ・ヴォーカルを伴奏する」は、満員御礼の大盛況で無事終了。一般発売に先がけて先行発売したふたりの著書『すごいジャズには理由(ワケ)がある』も飛ぶような売れ行きでした。

当日のフィリップさんとゲストのスティーヴ・ハヌマンさん(tp., vo.)の演奏の模様がアップされていましたので、リンクを張っておきます。どうぞお楽しみください。

Tangerine
My Foolish Heart
Autumn Leaves

[木村]

2014年06月13日

『JazzTOKYO Selections NO.85』に『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が掲載されています


diskunion JazzTOKYOが月2回発行しているフリーペーパー『JazzTOKYO Selections NO.85』に『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が掲載されています。

紹介していただいたのはBOOK担当の増井さんです。著者2人のプロフィールが「音楽学者」と「博士号を持つピアニスト」であることを踏まえたうえで「かなり敷居が高そうな印象に反して、これ、ものすごく読み易いんです。各章冒頭の分析・コメントはさすがに専門的な内容を含みますが、続く対談形式の会話が雑談あり豆知識あり毒ありで非常に面白い。是非、ご一読を」と薦めてくれています。
担当者のことばをそのまま借りて恐縮ですが、「こんなに最後まで読みたくなってしまうジャズの分析本、なかなかありません」!

また、こちらの店舗では著者2名のサイン本を特別に販売しています。数に限りがありますので、ぜひお早めにお買い求めください。[長谷]


2014年06月19日

井上章一さんが日経新聞で『すごいジャズには理由(ワケ)がある』を絶賛!

日本経済新聞の6/18付け夕刊「目利きが選ぶ今週の3冊」にて、風俗史家の井上章一さんが岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』を書評してくださいました。

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO72916380Y4A610C1NNK001/

岡田の耳にも感心するが、ストレンジの読み解きには、あちこちで目の中の鱗(うろこ)をおとされた。これまで自分は、何を聴いてきたんだろうと反省する。

と絶賛してくださっています。「カタカナ表記も、類書の慣例にはしたがわない。マイルスではなく、英語の音に近いマイルズとなっている。これもまた、音へのこだわりか」ともありますが、たしかにフィリップさんは「マイルズ」と濁って発音されるんですよね。

井上さん、ありがとうございました!

[木村]

2014年06月24日

京大生協の5月売上ベスト10で『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が1位に!


アルテス全点フェアも好調の京都大学生協ルネの店頭で紹介されている「5月ベスト10」にて、なんと『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が1位に輝きました!
ちなみに2位以下は、
 2位 女のいない男たち(村上春樹)
 3位 学生との対話(小林秀雄)
 4位 村上海賊の娘 上・下巻(和田竜)
 5位 街場の憂国会議(内田樹 編)
と、今をときめく2人の作家と日本を代表する思想家を抑えての結果となっております。
内容はお墨付き[6/18日付 日経新聞書評]ですので、ぜひこの機会に京大生協で(遠方の方はお近くの書店で)お買い求めください!【長谷】


2014年06月30日

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』、重版決定!

先月末に刊行した岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』、大好評につき早くも重版が決定しました!(パチパチ)
第2刷は7/14(月)から出荷開始いたしますので、書店・楽器店のみなさま、さらなるご注文をお待ちしております。

重版にあたって、第1刷にあった誤植をいくつか修正いたしました。

p.18:後ろから5行目/後ろから4行目/註
Vol.8
→ Vol.3

p.38:譜例
ッシング・コード
→ ッシング・コード

p.42:譜例キャプションの2行目
跳躍
→ 下跳躍

p.82:6行目
ウィントン・マルサリス
→ ウィントン・マルサリス

p.147:1〜3行目
コードネームを囲んだ四角がずれている

p.244:フィリップ・ストレンジさんのプロフィール5行目
甲南音楽院
→ 甲南音楽

以上、(第1刷をお買い上げくださったみなさまにはお詫びとともに)訂正いたします。

[木村]

2014年07月09日

京都新聞で『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が紹介されました

本日(7/9)付けの京都新聞にて、岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が紹介されました。

6/14(土)に京都・恵文社一乗寺店にて開催した二人のトークショーの様子を紹介しながら、本の内容にも踏みこんでくださっていて、ありがたいかぎり。インターネットで公開している関連動画ページも紹介してくださっています。

[木村]

2014年07月13日

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が毎日新聞で紹介されました

今朝(7/13)付けの毎日新聞書評欄に岡田暁生さんが登場、著書『リヒャルト・シュトラウス』(音楽之友社)を語っています。

今週の本棚・本と人:『リヒャルト・シュトラウス』 著者・岡田暁生さん

最後にフィリップ・ストレンジさんとの共著『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の話題も。「『ばらの騎士』と入れ替わるようにして、アメリカの音楽が始まった。自分の中ではつながっているのです」との言葉も。

すごいジャズには理由(ワケ)がある』は早くも第2刷出来! 明日14日から出荷開始します!

[木村]

2014年07月15日

『サウンド&レコーディング・マガジン』にて『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が紹介されました

『サウンド&レコーディング・マガジン』8月号にて橫川理彦さんが『すごいジャズには理由(ワケ)がある』を書評してくださいました。

岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの対談を「知識と理論と人間性の<理想の音楽の授業>」と評し、

あとがきも含めて240ページほどだが、内容はとても濃い。楽曲のポイントになる部分を取り上げ、譜例とともに具体的に解説されるので、何が起きていてどういう意味があるのかがはっきりと分かるのだ。
 これらのクリティカルな内容が、理論だけでなくジャズ界で学び演奏してきた中で得られた実感と、多くの逸話とともに語られる。モダン・ジャズの中身を味わうための、必読の一冊だ。

と絶賛してくださいました。「音楽や音楽家の内実を具体的に知る3冊」と題し、ほかに細馬宏通さんの『うたのしくみ』(ぴあ)、『バート・バカラック自伝〜ザ・ルック・オブ・ラヴ』(シンコーミュージック)が取り上げられています。

[木村]

2014年07月22日

京都新聞に『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の書評が掲載されました

7/20付けの京都新聞に岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の書評が掲載されました。評者は弊社刊『ニュー・ジャズ・スタディーズ』の編者のひとりでもある成蹊大学教授(アメリカ文学、比較文学)の宮脇俊文さん。「自由であるためのルールとは」と題して、本書に通底する「自由をもとめる音楽=ジャズ」という視点を掬いとってくださっています。

 随所に紹介されている楽譜にひるむことはない。仮にそれが読めなくても、ネットで関連動画にアクセスしながら読みすすめられる構成になっている。京都大人文研教授の音楽学者と演奏者のコンビで、ジャズの特質をうまく引き出す質問と、これに対する巧妙な受け答えが展開されるライブ感あふれる対談である。

と結んでくださっているのもうれしい!(ここで紹介されている「関連動画ページ」はこちら) ありがとうございました。

[木村]

2014年07月22日

『ステレオ』で『すごいジャズには理由(ワケ)がある』『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』紹介

『ステレオ』8月号にて岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』と長岡英さんの『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』が紹介されました。前者については、「……アドリブやハーモニー、曲の構造といった視点、つまり「楽理」的な視点からの論及が多いのが類書にないユニークなところだ」と、後者については「大学で西洋音楽史の講義を行う傍ら、アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いているという、いわば理論と実践を兼ね備えている著者ならではの視点から、さまざまな「クラシックの常識」がわかりやすく解説される」と評してくださっています。

[木村]

2014年09月11日

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の解説動画、完結!

岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の「関連動画ページ」に、第6章「ビル・エヴァンズ」についてのフィリップさんによる解説動画を掲載しました。

すごいジャズには理由(ワケ)がある|関連動画&音源集
第6章「ビル・エヴァンズ」|フィリップ・ストレンジによる解説動画

これをもって全6章の解説動画がそろいました。ぜひ本を読みながら、フィリップさんのピアノと解説をお楽しみください。

[木村]

2014年09月12日

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』|誤植のお知らせ

岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の第1刷および第2刷に誤植がありました。

p.53/後ろから4行目
× サヴォイ
   ↓
○ ダイアル

同/脚註
× Savoy Records。一九四〇年代に活動を始めたジャズ・レコード・レーベル。数多くのビバップの名盤を世に送り出した。
   ↓
○ Dial Records。一九四六年にハリウッドでロス・ラッセルが創立したジャズ・レコード・レーベル。

p.54/3行目および最終行
× Complete Studio Recording on Savoy Years
   ↓
○ Charlie Parker Story on dial

同/脚註
× The Complete Studio Recording on Savoy Years
   ↓
○ Charlie Parker Story on dial
(ジャケット写真も変更)

以上、お詫びして訂正させていただきます。

アルテスパブリッシング

2014年10月21日

『週刊朝日』に『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の書評掲載

『週刊朝日』10月31日号に岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の書評が掲載されました。評者はフリーランス・ライターの西條博子さん(@hirorobin_s)。

テイタム→パーカー→マイルズ→コルトレーン……というジャズの系譜をたどりつつ、岡田さんとフィリップさんの対話の妙を紹介してくださっています。「主だった譜例をストレンジ氏が実際にピアノで弾き、ネットで流しているのが新しい」と「関連動画ページ」についても言及してくださってありがたいかぎり。

【10/27追記】書評がこちらでも読めるようになっていました。
dot.(ドット)|《話題の新刊 (週刊朝日)》すごいジャズには理由(ワケ)がある 音楽学者とジャズ・ピアニストの対話 岡田暁生、フィリップ・ストレンジ著

[木村]

2014年11月13日

『すごいジャズには理由(ワケ)がある』、3刷決定! 南博さんがに推薦文を寄せてくださいました!


「ニュー帯」作りました!

今年5月に刊行した岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』、7月の第2刷に続き、早くも3刷が決定しました!

そしてそして、今回の増刷に合わせて、ジャズ・ピアニストの南博さんから強力な推薦コメントをいただきました!

この本が、私の中学生時代、いわんや高校時代に読めていたら、
私と音楽そのものとの関わり合いは、
ジャンルを超えてさらに豊かになっていたことでしょう。
否、そのジャンルという無意味な言葉を取り去るための処方箋ともなっていたはずです。
ですから、この本の読後感想を正直に述べるならば、
やっと、やっと、やっと、
今さら、今さら、今さら、
なぜもっと早くに……
この思いのみに尽きます。
ジャズ、クラシック、ともに語源は曖昧です。
分け隔ての分岐点は、あなたの感性の中にあるのです。

南さんといえば、『白鍵と黒鍵の間に』(小学館文庫)ほか、名うてのエッセイストとしても著名な方。上記のコメントをいただいたときも、「どうしてこの字数で、この本のエッセンスをこんなに的確に表現できるのか!?」とびっくりでした。

第3刷は早ければ今月末にも出荷開始できる予定です。岡田さんとフィリップさんの軽妙な対話をぜひより多くの方々にお届けしたいとはりきっております!

[木村]


2014年11月17日

『Jupiter』で『古都のオーケストラ、世界へ!』と『すごいジャズには理由がある』紹介

大阪・いずみホールの機関誌『Jupiter』12月/1月号(Vol.149)にて潮博恵さんの『古都のオーケストラ、世界へ!』と岡田暁生さんとフィリップ・ストレンジさんの『すごいジャズには理由(ワケ)がある』が紹介されました。2枠しかない書評欄をアルテスが独占! ありがたいです。

『古都のオーケストラ〜』については、

民間ホールの立場から読むと「なんて資金が潤沢な」と羨むばかりなのだが、逆に「お金があればできるのか」とも自問。楽団運営は結局は人材だと痛感。地域文化への愛、新境地にも挑戦する実行力がこの楽団の独自性を際立たせている。

と、まさに業界人ならではの視点から読んでいただけて、うれしく思いました。こういうところから、理想のオーケストラ、理想のホールとはなにかという議論が生まれるといいですね。

『すごいジャズ〜』については、

……クラシック音楽との関係性(マイルス・デイヴィスの即興演奏はブラームスのよう!? ストラヴィンスキーにもジャズの要素が?)が興味を引きたて、詳しい音楽理論を知らなくても楽しめる。

と、岡田さんとフィリップさんがタッグを組んだことの意味をしっかり掬いあげてくださいました。

[木村]

Go to Altespublishing website

Twitter @suzukisgr

Twitter @kimuragen

カテゴリー

アーカイヴ

[ Powered by ]
Movable Type 3.38