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2014年04月13日

今井顕さんが『モーツァルト家のキャリア教育』を絶賛!

ピアニストで国立音楽大学大学院教授の今井顕さんが「KINOKUNIYA書評空間」にて、久保田慶一さんの『モーツァルト家のキャリア教育』を書評してくださいました。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/imaiakira/archives/2014/04/post_90.html

……本書のような切り口でまとめられたモーツァルト研究は初めてだろう。メイナード・ソロモンによる大著『モーツァルト』(新書館)にもモーツァルト父子のあいだに生じていたストレスを「親離れ・子離れ」という視点から捉えた考察が提示されていたが、久保田の解析レベルには達していない。
本書ではまずモーツァルトの父、レオポルトの生い立ちや家庭環境が詳細に紹介される。「天才児モーツァルトを育てた教育者としてのレオポルト」がどのようなキャリアを積み、どういう価値観の持ち主だったか、という情報は、息子ヴォルフガングの成長を評価していく上で欠かせない重要事項だ。そればかりでなく、実はこの本の主人公は息子ではなく、父親レオポルトなのである!

と、同書の核心をとらえた的確な紹介。ちょっとやり過ぎたかな(笑)とも思っていたサブタイトルや帯のキャッチコピーについても、こちらの意図を汲んでくださって、うれしいかぎりです。

今井顕さんにはこれまで何度もアルテスの本を取り上げていただきましたが、「KINOKUNIYA書評空間」で今井さんの書評を読むことができるのはこれが最後だそうです。ありがとうございました。

[木村]

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