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2012年05月28日

原宿ビブリオテックで『教養としてのバッハ』刊行記念トークショーを開催しました


左から久保田慶一、礒山雅、佐藤真一の3氏

5/27(日)、初夏を思わせる陽気のなか、原宿のブック&カフェ「ビブリオテック」にて、『教養としてのバッハ』の編著者、礒山雅さん、久保田慶一さん、佐藤真一さんの3人によるトークショー「21世紀にバッハを学ぶということ」が開催されました。

開始前は「“トークショー”なんて柄じゃない(笑)」と言っていた3人も、80人を超す満員の聴衆を前に熱弁を繰り広げ、聴衆のみなさんも、バッハ学、音楽学、歴史学の権威による知的で内容の詰まったレクチャーに熱心に聴き入っていました。

本の母体となった国立音楽大学での連続講座がどのように始まったか、それが出版にいたった経緯などが紹介されたのち、3人がそれぞれの担当章の一部をレクチャー、そして本では触れられなかった「現代のバッハ演奏」をCDで紹介。最後は、フロアからのこれまた中身の濃い質問に3人が答えて、あっというまの2時間が過ぎました。

「この本は、バッハを起点として外に向かう性格をもっている」(礒山氏)というとおり、バッハという共通の関心事をもって集まったみなさんが、歴史を学ぶこと、ドイツ文化や宗教の視点からバッハを見ること、そして現代における教養とは何かといった、さまざまなトピックに関心を向けるきっかけになったのではないでしょうか。

なお、この模様は、6/24(日)12:00〜16:00、ミュージックバード「サンデー・クラシック」にて放送予定です。
http://musicbird.jp/programs/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF/

イベントの模様をそのままお届けするほか、出演者3人それぞれが紹介するCDをたっぷり聴くことのできる4時間。ぜひお楽しみに!

[木村]


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