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ライヴ/コンサート/イヴェント

久保田慶一(編)『バッハ キーワード事典』(春秋社)

久保田慶一(編)『バッハ キーワード事典』(春秋社)

弊社刊、『キーワード150 音楽通論』の編者で、『音楽用語ものしり事典』の著者でもある久保田慶一さんが編者をつとめた新刊書。全42章・200節に420項目のキーワードと300の人名が解説された、まさに「バッハを知るための究極の総合ガイド」。執筆は久保田さんのほか江端伸昭さん、尾山真弓さん、加藤拓未さん、堀朋平さんと気鋭の学者が勢揃い。これで3500円は安い! おすすめです。

[木村]


岩崎真、岩下哲也、田原靖彦、中村俊一(著)『音と響きの基礎知識──音楽にたずさわるすべての人々へ』(音楽之友社)

岩崎真、岩下哲也、田原靖彦、中村俊一(著)『音と響きの基礎知識──音楽にたずさわるすべての人々へ』(音楽之友社)

自分たちに合った演奏会場をどう選ぶか、練習場の空間をどう使えばよい練習ができるのか、ピアノのレッスンを録音するとき、レコーダをどこに置けばいいのか……などなど、プロ/アマ問わず、役に立つ知識満載の本。『バンド・ジャーナル』で2007〜2008年に連載された記事をベースに、音楽の演奏・練習の現場で役に立つ音響学の基礎知識を、作曲、音響技術、音響設計、音響学などの専門家4名がそれぞれの知見をもちよってまとめた信頼できる入門書です。

木村が音楽之友社にいたころに種まきした企画で、ようやくかたちになり、感慨深いです。『バンド・ジャーナル』編集部の赤井さん、アンカーをつとめてくださった音友出版部の斎藤さんに感謝。

[木村]


丸山桂介(著)『バッハ 「聖なるもの」の創造』(春秋社)

丸山桂介(著)『バッハ 「聖なるもの」の創造』(春秋社)

ベートーヴェンやバッハを一貫してドイツ精神史、キリスト教精神史のなかでとらえ、あくまでも実証的な研究で独自の地歩を築いてきた丸山さんの新著。こんども390頁を超える大冊。加えて、臼井雅美さんのクラヴィコード演奏による《15のインヴェンションとシンフォニア》のCDも付いてます。お休みにじっくりと読みたい1冊。

[木村]


CD

波多野睦美(歌)、山田武彦(ピアノ)『朝のコンサート』(ソネット)

波多野睦美(歌)、山田武彦(ピアノ)『朝のコンサート』(ソネット)

きりっと冷えた冬の朝、事務所に着いたら、CDが届いていました。タイトルそのまま、朝に聴きたい音楽。それ以上はコメントせず、お薦めします。

発売記念コンサートは12/21(水)11:30〜と14:30〜の2回、ハクジュホールにて。
http://www.linkclub.or.jp/~dowland/Concertinformation1/concert.html

[木村]


CD

ナクソス|NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ

ナクソス|NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ(Facebookページ)

上記Facebookページによれば、「戦後の日本音楽シーンを代表する邦人作曲家に焦点をあて、その代表作の初演や未発売作品のライブ録音を中心に収録したCDシリーズ」「収録音源は全て、NHKラジオ番組「現代の音楽」で過去放送された番組のマスターテープから編集・マスタリングを行います。本シリーズでは、一流ソリスト・オーケストラによるその当時の演奏や作曲家自身の肉声による解説も聴くことができるのも魅力の一つです」とのこと。

黛敏郎と湯浅譲二の巻を聴きましたが、音質もよく、たいへん楽しめました。6枚そろえたい!

[木村]


山田奨治(著)『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』人文書院

山田奨治(著)『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』人文書院

各種利益団体が跋扈する審議会の内実をヴィヴィドかつ鋭く批判的に追った第4章をはじめ、「著作権を厳しくし過ぎることには反対の立場」から書かれた、当たり障りのありまくる痛快な一冊。著作権を巡る数々の入門書・研究書の中で、最初に読む本としてもお薦め。[鈴木]


橋本英二(著)『バロックとその前後の鍵盤音楽の運指法──便利で合理的な弾き方を演奏実践に生かす』音楽之友社

橋本英二(著)『バロックとその前後の鍵盤音楽の運指法──便利で合理的な弾き方を演奏実践に生かす』音楽之友社

2005年に刊行された『バロックから初期古典派までの音楽の奏法』(音楽之友社)の続編がついに出版されました! 著者の橋本英二さんはチェンバロ奏者でシンシナティ大学名誉教授。長くアメリカを拠点に演奏・教育活動を続けてこられた方です。

前作は木村が音楽之友社時代に編集担当しましたが、とにかく執筆・校正における緻密さと誠実さ、そして粘り腰は、いままでにお付き合いした著者のなかでもトップクラス。そして前作の途中までは、原稿も楽譜もすべて手書きでしたから、とにかく時間がかかりましたが、そのかいあって、それまでに類をみない包括的で実用的な概説書ができたと思います。

第2作もそれに優るとも劣らない実質的な内容。チェンバロ奏者だけでなく、バロック音楽に専門的な関心をもつすべての人にお薦めしたい本です。

[木村]


湯浅学(著)『音楽が降りてくる』河出書房新社

湯浅学(著)『音楽が降りてくる』河出書房新社

聴いている音楽の幅の広さ、量と聴き方の質では右に出る者のきわめて少ない音楽評論家・湯浅学さんの新著。さまざまな媒体に発表してきたテキストを編んだもの。こういう本を出せる数少ないおひとりですね。ぼくも1冊企画あるんだけど、いつやれるかなあ^^;。[鈴木]


吉田秀和(著)『言葉のフーガ 自由に、精緻に』四明書院

吉田秀和(著)『言葉のフーガ 自由に、精緻に』四明書院

吉田秀和さんの「全集」といえば、もちろん全24巻の白水社版ですが、今回出版された四明書院の『言葉のフーガ』はまさに「1冊で全集」といいたくなる本。600ページを超すヴォリュームで、なんと2400円。内容は作曲家論、作品論、演奏家論、美術論など、吉田さんの批評の全体像を伝え、なおかつ詳細な年譜と著作目録付き。最近は「吉田秀和論」が雑誌の特集をにぎわす時代でもありますが、これからは「まず四明書院版、それから白水社版」という流れで読みすすむのがよいのではないかと。

[木村]


ゲルハルト・マンテル(著)久保田慶一(訳)『楽譜を読むチカラ』音楽之友社

ゲルハルト・マンテル(著)久保田慶一(訳)『楽譜を読むチカラ』音楽之友社

「楽譜を読む」ということをテーマに、ありとあらゆる面からアプローチした本。たとえば、「楽譜は直観で読むのか、頭脳で読むのか?」といった、演奏家ならずとも興味ひかれる内容です。

[木村]


ヴェロニク・ピュシャラ(著)、神月朋子(訳)『ブーレーズ ありのままの声で』(慶應義塾大学出版会)

ヴェロニク・ピュシャラ(著)、神月朋子(訳)『ブーレーズ ありのままの声で』(慶應義塾大学出版会)

著者であるピュシャラとブーレーズが、フランスのラジオ番組用に収録した対談を下敷きとしている。書籍化にあたり、対談形式ではなく、ピュシャラによるブーレーズ伝ともいえるような内容に書きかえたということで、とても読みやすい。ブーレーズは、自身による著作も多いけれど、他人の視点で見ると、より輪郭がはっきりすることもある、ということをあらためて感じます。ブーレーズの音楽性・人間性・生涯のあらましを知りたいという向きには最初の1冊としてオススメです。


加藤典洋(著)『小さな天体──全サバティカル日記』新潮社

加藤典洋(著)『小さな天体──全サバティカル日記』新潮社

アルテスから7月に刊行した音楽論集『耳をふさいで、歌を聴く』、『村上春樹の短編を英語で読む1979-2011』講談社に続く加藤典洋さんの新刊。2010年春からコペンハーゲンとサンタバーバラで過ごしたサバティカル生活の日記で、後半には『耳をふさいで、歌を聴く』を執筆しているときの様子がしばしば出てくるので、緊張しながら読んでいます。

[鈴木]


石橋毅史(著)『「本屋」は死なない』新潮社

石橋毅史『「本屋」は死なない』新潮社

出版業界紙「新文化」の前編集長による書き下ろし。“「本屋」についての、ごく個人的な見聞録である”。創業時から贔屓にしてくださっているちくさ正文館の古田さん、定有堂書店の奈良さんをはじめ、アルテスがお世話になっている書店員さんも登場。森達也さんのノンフィクションを彷彿とさせる叙述スタイルが魅力的です。

[鈴木]


『ユリイカ』2011年11月号 特集=やくしまるえつこ

『ユリイカ』2011年11月号 特集=やくしまるえつこ(青土社)

相対性理論のやくしまるえつこを特集した最新号。読み応えありすぎ。初めてアルテスの広告を出しました。

[鈴木]


中山康樹(著)『黒と白のジャズ史』平凡社

中山康樹(著)『黒と白のジャズ史』平凡社

9月の『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』に続く中山康樹さんの新刊。“定説を超えた、新たなジャズとブルーノートの歴史が明らかに!” ものすごい生産量で読むのが追いつきませんが、“ブルーノート名盤50紹介付き”です。

[鈴木]