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CD

【4/7発売】小鍛冶邦隆作品集II《マドリガル 或いは愛の寓意I〜VI》

アルテスのウェブサイトで「音楽・知のメモリア」を連載する作曲家の小鍛冶邦隆さんが、銀色夏生の詩にとりくんだ《マドリガル》シリーズ全6集のCDが4/7発売されます。

以下、発売元からの情報。

[木村]


東京混声合唱団/田中信昭(指揮)中嶋香(ピアノ)
Madrigali
Allegoria d’amore I-VI
per voci
Works of Kunitaka Kokaji II

2010年4月7日発売
製造・発売元 ALM RECORDS/コジマ録音
ALCD-82
税込価格2,940円(税抜価格2,800円)

小鍛冶邦隆(作曲)銀色夏生(作詩):

混声合唱のための マドリガルI
[1] 真冬の風の中
[2] あなたの笑顔の一瞬や
[3] 夏が教えてくれた

女声合唱のための マドリガルII
[4] ひとつひとつ
[5] こころという不思議
[6] いま

混声合唱のための マドリガルIII
[7] 二人の日常
[8] ハートブレイク前夜(イブ)
[9] 菜の花別離
[10] いとしく、こんなに愛しているのに
[11] たからもの

混声合唱のための マドリガルIV
[12] CHANCEをください
[13] 君は急いでここまで来たから
[14] 台風コワイ
[15] 君のそばで会おう
[16] あなたはもう黙りこんでしまう
[17] 気がかりの森

混声合唱のための マドリガルV
[18] ファンファーレ
[19] ハートブレイク前夜(イブ)
[20] いとしく、こんなに愛しているのに
[21] たからもの
[22] 二人の日常

混声合唱のための マドリガルVI
[23] センチメンタルチョコレート
[24] これは 別れ という恋
[25] 夢の嵐
[26] 急にさよならと言ったから

録音:2009年9月9日 彩の国さいたま芸術劇場


銀色夏生の詩と、小鍛冶ワールドの出逢いから生まれた、愛の迷宮世界
イタリア・ルネサンス期に隆盛したマドリガルの伝統が、われわれの時代に新たな息吹を得て復活した。小鍛冶邦隆が偶然手にした銀色夏生のシンプルで希薄な抒情を湛えた恋愛詩の数々。小鍛冶と銀色夏生という意外なコラボレーションから立ちのぼるのは、技巧的でレトリカルな声楽アンサンブル作品であり、愛の情景を歌いつつもそこでは様々な寓意的な表現が繰り広げられる「マドリガル」本来の先鋭な時代的ファッション性にほかならない。1991年に初演された《マドリガルI》から本CDのために書き下ろされた《マドリガルVI》まで、通年20年あまりにわたって書き続けられたシリーズの全曲を収める。(マザーアースより出版楽譜あり)

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マドリガル(マドリガーレ)とは、田園相聞歌と訳されて来た。田園歌(牧歌)と相聞歌(恋愛詩)の伝統は、古今東西を問わず見られるが、とりわけイタリア・ルネサンスには象徴性と寓意性に溢れたマドリガーレが、マレンツィオやジェズアルド、またモンテヴェルディらの作曲家によって書かれた。
ところで、私達の時代のマドリガルは、たまたま手にした銀色夏生のシンプルで希薄な抒情を湛えた、コピーの文章のような恋愛詩が選ばれる。
——小鍛冶邦隆

Discography
ドゥブル―レゾナンス 小鍛冶邦隆作品集 ALCD-72 (ALM RECORDS) 2007年


5/28|岡田暁生「西洋音楽史」(朝日カルチャーセンター新宿)

岡田暁生さんが名著『西洋音楽史』(中公新書)をテキストに、全4回のレクチャーをおこないます。詳細は以下。

[木村]

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=65954&userflg=0

西洋音楽史
京都大学准教授 岡田 暁生

日時:5/28(金)15:30-18:00
場所:朝日カルチャーセンター新宿
受講料:会員 3,570円/一般 4,200円

講座内容
年代順の概説というよりも、歴史的文脈の中での「音楽」のありように焦点を当てて解説します。
今回は、中世およびルネサンスの音楽を例に、「クラシック音楽」になる前のヨーロッパ音楽の特質を探ります。まだ「ドミソ」が出てこない音楽、「人が聴いて楽しむ」ためのものではない音楽、五線譜で書かれてはいない音楽が、今回の主題です。     (講師・記)
<参考図書>
岡田 暁生『西洋音楽史−「クラシック」の黄昏−』(中央公論新社、2005年)


6/5|吉原真里「クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏」(朝日カルチャーセンター新宿)

朝日カルチャーセンター新宿で、ハワイ大学アメリカ研究学部教授の吉原真里さんの講座が開催されます。題して「クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏」。日本人ピアニスト、辻井信行さんが優勝したことで一躍メディアの話題をさらった昨年の同コンクールを、最初から最後まで現地で体験した吉原さんによる、貴重なレポートを聴くことができます。

詳細は以下のとおりです。

[木村]

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=66146&userflg=0

クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏
ハワイ大学教授 吉原 真里

日時:6/5(土)10:30-12:00
場所:朝日カルチャーセンター新宿(新宿住友ビル7F)
受講料:会員 2,940円/一般 3,570円

講座内容
2009年6月、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの優勝によって、辻井伸行さんが世界にはばたきました。審査員そして世界の聴衆に大きな感動を与えた辻井さんの演奏の他にも、クライバーン・コンクールにはたくさんの物語があります。歴史的視点および3週間にわたるコンクールを現地で見学した経験から、このコンクールのさまざまな顔を紹介し、現代文化におけるクラシック音楽の位置づけ、クラシック音楽におけるアジア人の位置づけ、芸術活動におけるコンクールの役割、芸術活動と地元社会の関わり、芸術と経済、芸術とメディアなどについて考えます。          (講師・記)

講師紹介
吉原 真里(ヨシハラ マリ)
1968年ニューヨーク生まれ。東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。著書 Embracing the East: White Women and American Orientalism(Oxford, 2003); Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music (Temple, 2007)『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ』(ともに中公新書)共編著『現代アメリカのキーワード』(中公新書)。


3/17|セミナー「音楽と仕事」第1回「商う」〜ゲスト:ヤマハ・宮崎研二(東方学会)

NPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が、学生を対象に開催するセミナー「音楽と仕事」。第1回は、「商う」をテーマに、ヤマハの宮崎研二さんのお話を聴きます。

長年レコードCD売場を担当、1Fインストアイベントを700回実施した経験をもつ宮崎さんに「商い」のツボを伝授していただきましょう。詳しくは下記をご覧ください。

[木村]

http://npo-mcsn.org/pg163.html

日時:2010年3月17日(水)14:00-17:00
   懇親会:17:30-20:30(会場未定)
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
   〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:1,500円 ※当日、受付にてお支払いください。
申込み・お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット(担当:滝口)
   info@npo-mcsn.org


久保田慶一「これからのキャリア教育」(Edu−Culture Channel)

ネット配信「Edu−Culture Channel」での久保田慶一さんのインタヴュー「今、キャリア教育の時代」のPart 3が公開されました。

Edu−Culture Channel Vol.4
今、キャリア教育の時代
出演:久保田慶一(東京学芸大学教授・NPO法人音楽キャリア・サポート・ネット理事長)
聞き手:坂元勇仁(ユージン・プランニング代表)
http://yujinplanning.com/educulture/pg347.html


【3/10刊】ピエール・ブーレーズ(著)笠羽映子(編訳)『ブーレーズ作曲家論選』ちくま学芸文庫

ピエール・ブーレーズ(著)笠羽映子(編訳)『ブーレーズ作曲家論選』ちくま学芸文庫

こちらも筑摩書房の高田さんよりのご案内。いつもながらブーレーズさん、かなり舌鋒鋭く批評してるんでしょうね(笑)。また、最近のちくま学芸文庫の音楽書の充実ぶりには目をみはるものがあります。やっぱり文庫って読みやすいですし。

[木村]


マイク・モラスキー(著)『ジャズ喫茶論──戦後の日本文化を歩く』筑摩書房

マイク・モラスキー(著)『ジャズ喫茶論──戦後の日本文化を歩く』筑摩書房

筑摩書房の高田さんからご案内いただきました。おもしろそうなテーマです。

弊社でもモラスキーさんが編者をつとめる『ニュー・ジャズ・スタディーズ』を近刊予定。こちらもお楽しみに!

[木村]


今谷和徳+井上さつき(著)『フランス音楽史』春秋社

今谷和徳+井上さつき(著)『フランス音楽史』春秋社

ようやく登場したという感のある「日本人の書き下ろしによる本格的なフランス音楽通史」。

中世からロココまでの「第1部」が今谷さん、フランス革命から現代までの「第2部」が井上さんの書き下ろし。「音楽史を単なる「大作曲家列伝」として記述するのではなく、社会と音楽という視点を持って描くこと、時代の流れの中で音楽家たちがどのように生き、芸術に携わっていたかを描くこと」(あとがきより)という執筆態度は、たとえば章立てが「中世」「ルネサンス」「バロック」「古典派」といった音楽史上の時代区分によっていないことに、端的にあらわされています。なによりも、各部それぞれひとりの著者による揺るぎのない視点からの歴史叙述は、「通史を読むよろこび」を喚起してくれます。

フランス音楽を愛するすべての人にすすめたい労作です。

[木村]


久保田慶一「音楽大学学生とキャリア教育」(Edu−Culture Channel)

前エントリでもお知らせしたネット配信「Edu−Culture Channel」での久保田慶一さんのインタヴュー「今、キャリア教育の時代」のPart 2が公開されました。

Edu−Culture Channel Vol.4
今、キャリア教育の時代
出演:久保田慶一(東京学芸大学教授・NPO法人音楽キャリア・サポート・ネット理事長)
聞き手:坂元勇仁(ユージン・プランニング代表)
http://yujinplanning.com/educulture/pg347.html

[木村]


久保田慶一「今、キャリア教育の時代」(Edu−Culture Channel)

Edu−Culture Channel Vol.4
今、キャリア教育の時代
出演:久保田慶一(東京学芸大学教授・NPO法人音楽キャリア・サポート・ネット理事長)
聞き手:坂元勇仁(ユージン・プランニング代表)
「Part 1 なぜキャリア教育は必要か?」
http://yujinplanning.com/educulture/archive/pg347.html

このほど設立されたNPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」理事長の久保田慶一さんのインタビュー動画。NPO設立にかける思いを熱く語っておられます。「音楽と仕事」「音楽とキャリア」について真剣に考えているひとは必見です。

[木村]


トン・コープマン(著)風間芳之(訳)『トン・コープマンのバロック音楽講義』

トン・コープマン(著)風間芳之(訳)『トン・コープマンのバロック音楽講義』音楽之友社

音楽之友社のホームページより:

世界的に著名なオルガニスト、チェンバロ奏者、指揮者である著者が、バロック音楽の演奏解釈法を簡潔にまとめたもの。演奏家が作曲家の意図を最大限に汲むためには、作曲当時の人々の音楽に対する考え方、記譜や演奏の習慣を知ることが必要で、そのためには演奏者自らが原典資料、当時の文献などを渉猟して自分なりの結論を出さねばならない。本書は、各国語による原典資料のファクシミリを利用して、それら原典の読み方、解釈の仕方を読者にアドバイスするもので、日本でますます隆盛を極めるオリジナル楽器演奏への貴重な指針となることはもちろん、音楽大学などでの演奏習慣についての授業では格好の教材となろう。これまで音楽学者たちによって書かれてきたバロック音楽の演奏法研究とは異なる、演奏家ならではの実践的な視点が本書の最大の魅力であろう。

80年代にオランダ語で書かれ、原書も絶版になっていたものをコープマンの弟子にあたる演奏家・風間芳之氏が全訳したもの。強くおすすめです。

[木村]


CD

波多野睦美(メゾ・ソプラノ)『ソリチュード パーセル歌曲集』

波多野睦美(メゾ・ソプラノ)『ソリチュード パーセル歌曲集』ソネット

波多野さんが新しくたちあげた「ソネット」レーベルより第1弾はパーセル作品集。芝崎久美子(ハープシコード)、市瀬礼子(バス・ヴァイオル)、つのだたかし(リュート/バロック・ギター)のサポートを得て、寺神戸亮との共演での『ひとときの音楽』収録のパーセルよりも、いちだんと親密でひそやかな小品たちを自在に歌います。小泉文治のアートワーク、そして那須輝彦の解説も秀逸(那須さん、本出しましょうよ!)。

[木村]


ケヴィン・バザーナ(著)鈴木圭介(訳)『失われた天才──忘れられた孤高の音楽家の生涯』

ケヴィン・バザーナ(著)鈴木圭介(訳)『失われた天才──忘れられた孤高の音楽家の生涯』春秋社

伝説のピアニスト、エルヴィン・ニレジハージ。“フォルティッシモの大馬鹿野郎”の人生行路。


中山康樹(著)『マイルスの夏、1969』

中山康樹(著)『マイルスの夏、1969』扶桑社新書
“大傑作『ビッチェズ・ブリュー』はいかにして産み落とされたか?”


野田努他(著)『ゼロ年代の音楽──壊れた十年』

野田努・三田格・松村正人・磯部涼・二木信(著)『ゼロ年代の音楽──壊れた十年』河出書房新社

2000年代の総括した150枚のディスクガイド付き。