キース・エマーソン(著)、川本聡胤(訳)『キース・エマーソン自伝』(三修社)

キース・エマーソン(著)、川本聡胤(訳)『キース・エマーソン自伝』(三修社)

さきごろ来日して元気な姿を見せてくれた元ELPのキーボード・プレーヤー、キース・エマーソンの自伝。原題は「Pictures of an Exhibitionist」。「訳者あとがき」にもあるように、「露出狂の肖像」というような意味になるようですが、もちろんELPの名盤『展覧会の絵』をもじったもの。訳者はフェリス女学院大学准教授で、弊社刊『キーワード150 音楽通論』(久保田慶一編)ではポピュラー音楽の関連項目を一手に引き受けて執筆してくださった川本聡胤さん。キースの楽曲分析研究で博士論文を書いた川本さんならではの、愛情にあふれ、かつ全幅の信頼をおくに足る訳書が誕生しました。

[木村]