ピーター・バラカン(著)『ラジオのこちら側で』(岩波新書)

ピーター・バラカン(著)『ラジオのこちら側で』(岩波新書)

昨年インターFMの執行役員に就任、ブロードキャスター(放送する人)としてますます活躍するピーターさんの新刊のテーマは「ラジオ」。ロンドンで過ごした少年期の体験に始まり、70年代以降を暮らす日本での仕事を通じて、愛して止まないラジオの豊かな可能性と未来を語ります。ピーターさんの半生記としても、日本のラジオ業界史としても楽しめる、音楽好きにはたまらない1冊。10年ごとに区切られた全5章にはそれぞれの時代を象徴する10曲が、ピーターさんならではの視点から選ばれています。[鈴木]