椎名亮輔(著)『狂気の西洋音楽史──シュレーバー症例から聞こえてくるもの』(岩波書店)

椎名亮輔(著)『狂気の西洋音楽史──シュレーバー症例から聞こえてくるもの』(岩波書店)

著者の椎名亮輔さんからご恵贈いただきました。前著、『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)は、現代音楽の「時間」を精神分析の手法で解き明かそうとする試みでしたが、こんどは西洋音楽史全体を視野に入れ、フロイトの手がけた一症例から「作曲家の狂気」を露わにしていこうという刺激的な書です。

[木村]