片山杜秀責任編集『ラチオ SPECIAL ISSUE 思想としての音楽』講談社

別冊「本」ラチオ SPECIAL ISSUE 思想としての音楽


アルテスがお世話になっている書き手がたくさん登場することもあって待ちに待ってました。片山さんと菊地成孔さんの対談に始まり、大和田俊之さんの「〈黒さ〉論」、沼田順さん@doubtmusicの即興音楽論などなど、他にも斎藤完さん、谷口文和さん、渡邊未帆さん、輪島裕介さんと力のこもった論考ばかりで大いに刺激されてます。インド、アフリカ、イラン、日本、古楽、ガムランの専門家たちが一堂に会した「『いい音』は普遍か? 近代西洋音楽の外側から」も個人的関心にドンピシャでワクワク。かなり「悔しい」1冊でもあります。[鈴木]