4/1|大里俊晴に捧ぐ

渡邊未帆さんからのご案内。以下、長文になりますが、メール本文をペーストします。たいへん豪華なメンバーによる貴重なライヴだと思います。

[木村]

2009年11月17日に闘病の末亡くなった大里俊晴さんの追悼ライブを以下のように開催します。 1月9日の北仲スクール主催の追悼イベントでは、大里さんの大学での活動をトーク中心で振り返りましたが、 大里さんは70〜80年代に「ガセネタ」「タコ」で活動したロックミュージシャンであり、 大学教員となった後も大学の枠を越えた音楽の活動をしてきました。 この度、4月1日に六本木スーパーデラックスで追悼ライブイベントを行うこととなりました。 もしお時間あれば、お誘い合わせの上、いらしてくださればうれしいです。

イベントでは、大里俊晴さんが癌を告知されたあとに最期に行った新潟での魂のソロ演奏の映像、
大里さんが70年代後半に吉祥寺マイナーで会って、その後青山真治監督『AA』でインタビューすることになる灰野敬二さんのソロ(アコースティック)演奏、
間章とともに大里さんが若いころから尊敬していた音楽評論家でエレキ大正琴奏者、その後『AA』でインタビューすることになる竹田賢一さんのソロ演奏、
大里さんが横浜国立大学で一緒に授業を行っていた中原昌也さんと、対談/共演を行ったジム・オルークさんのユニット「Suicidal 10cc」の演奏、
大里さんが90年代にやっていたリュック・フェラーリの曲名からとったバンド「トートロゴス」のの再結成?として、
大里さんの実弟の大里真宏さん(ドラム)と大里俊晴(録音)の兄弟デュオ、
オープニングアクトとして、大里さんの横浜国立大学の教え子(ジョン・ゾーン研究/映画音楽研究)の長門洋平さんのアコースティックソロ演奏
を行っていただく予定です。
限られた時間のなかでのイベントとなってしまいますが、
故人に敬意を表して、大里俊晴という一人の男が51年の人生で出会ってきた音楽に思いを馳せ、新たな歩みにつなげられる場になればと思います。

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大里俊晴に捧ぐ
4月1日(木)六本木スーパーデラックス
開場 ... 19:00
開演 ... 19:30
料金 ... 学生2000円 (要学生証) / 予約2500円 / 当日3000円 (ドリンク別)
映像上映: 大里俊晴「間章に捧げる即興演奏」(2008.6.29 新潟)
LIVE: 灰野敬二, 竹田賢一, Suicidal 10cc(中原昌也, ジム・オルーク), トートロゴスII(大里真宏ほか)
オープニングアクト:長門洋平
予約はこちらから→ http://www.super-deluxe.com/2010/4/1/toshiharu-ohsato-tribute/

大里俊晴
1958年2月5日新潟生まれ。70~80年代にはガセネタ、タコなどのバンド活動を行う。早稲田大学文学部を卒業後、
パリ第8大学にてダニエル・シャルルの元で音楽美学を学び、帰国後、音楽評論、ラジオ番組出演などを行う。
1997年に横浜国立大学に就任し、現代音楽論、マンガ論、映像論などを担当。
著書に『ガセネタの荒野』(洋泉社、1992年)。音楽批評家間章に関するドキュメンタリー映画『AA』(監督: 青山真治、2005年)に
インタビュアーとして出演。2009年11月17日永眠。享年51歳。
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また、現在、大里俊晴追悼文集を鋭意編集中(いま組んでいるところ!)です。
4月1日追悼イベントに来てくださった方(おそらく印刷が間に合わないので、後日郵送いたします)、
カンパをいただいた方に配布予定です。
今のところ、何もかも手探りではじめてしまって、自費&カンパによる制作(故人に捧げるのが目的)なので、販売/流通の予定がありません。
印刷費カンパはまだまだ3月いっぱい募集中(早めにメールで送金の旨ご連絡いただければ、追悼文集の謝辞にお名前を掲載させていただきたい)なので、
ご協力いただけましたらお願いします。(すでにご協力いただいた方、重複のご連絡を大変失礼します。)
大里さんが撮りためていた写真約50枚も掲載予定です。

もし、ご協力いただくことが可能でしたら、一口1000円より、下記のような方法でご送金/または直接お会いできる方は私にお渡しいただけましたらうれしいです。
銀行振込は、 東京三菱UFJ銀行江戸川橋支店(普) 1045576 ワタナベミホ
また、送金後、mipon67●nifty.com(●=アットマーク)宛に、お名前と送付先ご住所をお送りいただけますと助かります。
よろしくお願いします。

追悼文集「役立たずの彼方に―大里俊晴に捧ぐ」
題字:ジム・オルーク
寄稿者:
 青山真治、梅本洋一、大友良英、岡島豊樹、小野康男、北里義之、木下長宏、君島龍太朗、許光俊、クリストフ・シャルル、
 榑沼範久、小沼純一、椎名亮輔、陣野淑子、陣野俊史、須川善行、鈴木治行、高橋悠治、田中順子、田中美登里、田中竜輔、
 塚原史、長門洋平、中野敦之、中原昌也、奈良ゆみ、沼田順、野々村文宏、灰野敬二、畠中実、樋口泰人、彦江智弘、平井玄、
 ブリュンヒルト・フェラーリ、細川周平、丸宝行晴、松井宏、三上寛、水木康文、宮岡秀行、椋本輔、室井尚、茂木一衛、山崎春美 他 (五十音順、敬称略)
写真:大里俊晴
編集委員:君島龍太朗、今野克哉、宮一紀、渡邊未帆
体裁:文庫
ページ:約368ページ
自費(+カンパ)出版

(・・・予定)