6/20 フィリップ・ストレンジ×岡田暁生 レクチャー&コンサート「モダン・ジャズの技法と論理」

直前のお知らせになってしまいましたが、京都大学人文研でジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジさんによるレクチャー&コンサートが開催されます。聴き手は人文研教授の岡田暁生さん。岡田さんが近年没頭しているジャズ・ピアノの師匠が、このストレンジさんです。面白いこと間違いなし! オススメです。(木村も東京から駆けつける予定です)

[木村]

ww.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2013/130620_1.htm

人文研アカデミー2013 レクチャー&コンサート「モダン・ジャズの技法と論理」

 ジャズは単なるインスピレーションの音楽ではありません。霊感の赴くまま指を走らせればアドリブ演奏が流れ出してくるわけではなく、そこには高度の理論とロジックがあります。
どんなハーモニーを、リズムを、音色を使えばジャズになるのか。今回のアカデミーでは大阪在住の素晴らしいジャズ・ピアニスト、フィリップ・ストレンジ氏をお招きし、ジャズの理論と実践について縦横無尽に語っていただきます。
 また、プログラム後半はソロでジャズの名曲の数々をお聴きいただきます。

日時:2013年6月20日(木曜日) 18時30分~20時00分

場所:人文科学研究所本館4階 大会議室

対象:どなたでも参加できます。

申し込み:不要

参加費:無料

講師:フィリップ・ストレンジ(ジャズ・ピアニスト)

聴き手:人文科学研究所教授 岡田暁生

司会:小関隆

問い合わせ:人文科学研究所 総務掛 Tel: 075-753-6902
   E-mail: z-academy*zinbun.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)


7/24 H.ゴチェフスキ+鈴木邦男+森達也「ぼくたちの国歌『君が代』について考える」

東京大学のゴチェフスキ・ヘルマンさん、著述家・一水会顧問の鈴木邦男さん、作家・映画監督の森達也さんという異色の組み合わせでのトーク・ライヴがおこなわれます(司会はユージン・プランニングの坂元勇仁さん)。

『君が代』はいつ、どうやって生まれたのか。
ぼくたちにとって国歌とは何なのか。
ぼくたちは『君が代』とどうやって付き合っていけばいいのか──。

日本近代音楽研究者のゴチェフスキさんによる「『君が代』の誕生」というレクチャーのあと、トークセッションがおこなわれます。

日本人なら避けては通れないこの問題についてのガチンコ徹底討論。詳細は下記のとおりです。

[木村]

http://yujinplanning.com/

Yujin Planning PRESENTS
音楽寺子屋スペシャル vol.2

トークライブ
ぼくたちの国歌
『君が代』
について考える

■出演[五十音順]
 ゴチェフスキ ヘルマン
 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
 鈴木邦男
 (著述家・「一水会」顧問)
 森 達也
 (作家・ドキュメンタリー映画監督)
■進行
 坂元勇仁(ユージンプランニング番頭)


平成25年7月24日(水)
開演:午後6時30分(開場:午後6時)
しもきた空間リバティ
http://www.liberty-entertainment.com/
東京都世田谷区北沢2-11-3 イサミヤビル4F
TEL: 03-3413-8420
入場料:1,500円(ソフトドリンク付)

■お問い合わせ&チケットお申し込み■
ユージンプランニング
TEL: 03-3239-1906
FAX: 03-3239-1907
MAIL: ongaku-terakoya@yujinplanning.com ●=アットマーク

※ご入場に際しては必ずご予約をお願い致します。
 定員となり次第、
 お申し込みを終了させていただきます。


【展覧会】2013/04/10-20 新井深 20歳代作品展(ギャラリーf分の1)

アルテスが企画・編集を担当しているN響機関誌『フィルハーモニー』および同団HPでの連載「ワン・フレーズ・クラシック」でお世話になっている構成作家の新井鴎子さんからのご案内。画家である御尊父の20歳代の作品を集めた個展が開催されます。ひとあし先に図録を見せていただきましたが、若々しい勢いを感じさせながらも緻密な構成やたおやかな詩情の感じられる作品で、実物を見るのが楽しみです。

展覧会の案内状はこちら(PDFダウンロード):http://www.galleryf-1.net/dm_pdf/2013/dm_a130410.pdf

[木村]


相倉久人のビデオ・ジョッキー「重力の復権」

『ジャズ史夜話』の著者・相倉久人さんが長年続けてらっしゃるビデオ・ジョッキー、3月は19日(火)19:30〜に開催されます。会場はおなじみ中野のプラン・B、料金は800円。


11/11 センチメンタルテールズ 〜in memory of Luc Ferrari〜

既報のリュック・フェラーリ関連イヴェントのひとつ。

センチメンタルテールズ 〜in memory of Luc Ferrari〜
8chマルチスピーカーで聴くフェラーリ作品と関連映像作品の上映
https://www.super-deluxe.com/room/351/

開場 16:00 / 開演 16:00
料金 予約3000円 / 当日3500円 (ドリンク別)

ミュージック・コンクレートの創造者の一人であるフランスの作曲家、リュック・フェラーリのメモリアル・コンサート。ジャクリーヌ・コー監督による2本のフェラーリ関連作品の上映と、8chマルチスピーカー・システムを用い、フェラーリ夫人ブリュンヒルドの手によるオペレーションでのフェラーリ夫妻の作品の上演、そして、大友良英と永田一直によるフェラーリへのオマージュで構成されるスペシャル・プログラム!

8chマルチスピーカーで聴くフェラーリ作品
「Les Arythmiques」(不整脈=非リズム的なもの)
 リュック・フェラーリ作曲/2003年
「Quiet Impacience」(じりじりした静寂)
 ブリュンヒルド・フェラーリ作曲/2010年
「Unheimlich Schön」(不気味に美しい)
 リュック・フェラーリ作曲/1971年
オペレーション:ブリュンヒルド・フェラーリ

ゲスト:
大友良英

DJ:
永田一直

〈タイムテーブル〉
16:30〜17:20 上映①『リュック・フェラーリと ほとんど何もない』
17:30〜18:25 上映②『引き裂かれた交響曲の物語』
19:00〜19:30 大友良英ソロ
19:40〜21:00 8chマルチスピーカーで聴くフェラーリ作品
※演目や進行は都合により変更になる場合があります。あらかじめご了承下さい。

企画/制作:キャロサンプ
共催:センチメンタルテールズ上演委員会


11/17 ヘールシュピール(ラジオドラマ)の諸相~センチメンタルテールズ

http://www.facebook.com/sentimentaltales

フランス現代音楽の巨匠リュック・フェラーリ(1929〜2005)の未発表作品を含め、彼の未亡人ブリュンヒルド・フェラーリの新作ほか、内外の電子音響音楽の野心作ばかり集めたコンサート。
今回はブリュンヒルド・フェラーリ本人も来日し、さまざまな関連の催しも東京や関西各地で開催されるとのことです(11/11東京・西麻布「スーパー・デラックス」でのイヴェントはこちら)。

[木村]


ヘールシュピール(ラジオドラマ)の諸相~センチメンタルテールズ

ドイツ音響芸術の重要なジャンルであるヘールシュピールの紹介をまとまった形で行う日本で初めての試み
~リュック・フェラーリの協力者として常に彼の創作活動に寄り添って来た、ブリュンヒルト・フェラーリとの共作として発表された一連の『センチメンタル・テールズContes sentimentaux』と、日本側でのヘールシュピールの創作例として、石上和也、渡辺愛、かつふじたまこの電子音響作品も合わせて、このジャンルの多様な側面を紹介する~

[概要]
タイトル:ヘールシュピール(ラジオドラマ)の諸相~センチメンタルテールズ

出演:Brunhild Ferrari、石上和也、かつふじたまこ、渡辺愛

日時:2012年11月17日(土) 開場(16:00) 開演(17:00) 終演(20:40)
  *開演前にホワイエにて作品上演あり:Luc Ferrari / Brunhild Meyer Music Promenade(1964-1969)

会場:ジーベックホール
   神戸市中央区港島中町7-2-1
   tel:078-303-5600
料金:2,000円(定員100名)
主催:センチメンタルテールズ上演委員会
予約問合せ:C.A.P. 078-222-1003/info@cap-kobe.com (担当:下田)
協賛:TOA株式会社
後援:同志社女子大学音楽学科、同志社女子大学音楽学科「頌啓会」
制作協力:株式会社ジーベック
協力:同志社大学今出川校地学生支援課、武蔵野美術大学、キャロサンプ企画、C.A.P.(芸術と計画会議)


10/6-8 TOKYO BOOT UP!2012

新宿発ロックの祭典のご案内。前日の10/5(金)にはカンファレンスもあるということでユニークです。

[木村]

────
今年3年目を迎えるTOKYO BOOT UP!2012が、10/6,7,8の三日間新宿のライブハウス3か所で90バンドを集めて開催。
前日の10/5(金)には、新宿文化センターにてカンファレンスを実施致します。

SXSWのような街場のロックフェスと音楽見本市を目指しスタートしたTOKYO BOOT UP!が3年を迎えました。
今年も新宿のライブハウスMOTION、MARBLE、MARZの3会場を3日間ロックアウトして、エントリー総数217組の中から90バンドが出演します。
昨年に引き続き、中高生無料の優待で新たなファン開拓の機会を出演者たちへ提供します。

また、
前日の10月5日には、
新宿文化センターにおいて、インディーズアーティストに向けたワークショップ、音楽業界の今後に関心がある方々へのセミナーやカンファレンスを開催いたします。
に向けた、映像とWEBの講座、作詞家前田たかひろさんによる歌詞講座、ライブハウスに関するパネルディスカッションなどから始まり、
ロフトグループ創始者の平野悠さんによる基調講演、訳書「ウッドストックへの道」を出されたばかりのパイオニア・ロックジャーナリスト、詩人の室矢憲治さん、
今年で40年になるベルウッドレーベルの創設者であり、伝説の音楽プロデューサー三浦光紀さん、
現在Musicman-NETでの特別連載「未来が音楽をつれてくる」が音楽業界で話題沸騰の榎本幹朗さん、
音楽と音楽業界の昨日・今日・明日が詰まったカンファレンスが盛りだくさんの1日です。

TOKYO BOOT UP!2012特設サイト
http://tbu2012.jimdo.com/
入場券を手に入れるには。
https://tixee.tv/event/detail/eventId/410

【10/5 タイムテーブル】
13:30 ー14:00 開場・受付
新東京大楽 特別講座
14:00 ー14:45 ワークショップ『ミュージシャンのための映像講座』augment5 井野英隆 氏
14:50 ー15:35 パネルディスカッション『ライブハウスの今日と明日』【モデレーター】次廣 靖 氏(TV
プロデューサー)【ゲスト】谷口智也 氏(minimals)他
15:40 ー16:25 ワークショップ『シンクパワー“ プチリリ” プレゼンツ〜魅せる歌詞、見える歌詞のつくり方』
【作詞家】前田たかひろ氏【聞き手】岡田幸毅 氏(プロデューサー)
16:30 ー16:50 『SpinApp とFizzkicks がアーティストにできること』SpinAppJapan 代表取締役 村田正樹 氏
16:50 ー17:00 インターミッション・受付
TOKYO BOOT UP! 2012 前夜祭
17:00 ー17:05 開催宣言 TBU! 代表 渡邉憲一
17:05 ー17:20 基調講演 LOFT 平野 悠 氏
17:25 ー18:10 『ウッドストックへの道』室矢憲治 氏
18:15 ー19:00『全ては40 年前に始まった〜ベルウッドレーベル』対談:三浦光紀 氏 + 山田順一 氏
19:05 ー19:50『未来は音楽が連れてくる』榎本幹朗 氏
20:00 ー21:15 レセプション・パーティー(2F レストラン・モア)

尚、登壇者・テーマは事前の予告なしに変更する場合があります。
新宿文化センター小ホール(〒160-0022 新宿区新宿6-14-1 TEL. 03-3350-1141)


この件に関する問合せ
hello.tbu●tokyobootup.jp ●=アットマーク


ピーター・バラカン+栗本斉「メキシコ・ミュージックの今」

最近、観光や料理など、にわかに注目を集めてきているメキシコを焦点に、伝統的なメキシコミュージックの演奏の他、最先端のメキシコのクラブミュージックやメキシコ音楽の新しい潮流を探ってみたいと思います。テキーラなど“美味しいメキシコ”も味わいながら、ご来場の皆様に“メキシカンナイト”を楽しんでいただきます。メキシカンアルパの軽やかな演奏が皆様をお迎えします。

出演:司会進行:ピーター・バラカン
   ゲスト: 栗本 斉
   演奏ゲスト:カルロス・ベルナル、今村夏海
時間:Open 18:00 / Start 19:00
料金:予約 ¥2,000 当日 ¥2,500
   *前売で予約された方、または当日先着順にて
    メキシコにちなんだサービスをご用意しています。
席種:自由席または立見
会場:CAY(スパイラルB1F)
   〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 ACCESS MAP
ご予約:≪電話予約≫ CAY TEL. 03-3498-5790
≪メール予約≫ミュージックソムリエ協会 webcontact@musicsommelier.jp


11/10 東洋音楽学会第63回全国大会 公開講演会

東洋音楽学会の第63回全国大会が11/10(土)、11(日)の両日、国立音楽大学において開催されます。
http://tog.a.la9.jp/meeting.html

学会では、初日に「公開講演会」と称して、たんなる研究発表会でなく、学会にふさわしい内容の講演や演奏・パフォーマンスのための時間をもうけていますが、今年は前半で竹内道敬氏が蒐集した正本・錦絵の展観をするのにあわせ、氏の解題のもと、後半は笙奏者の宮田まゆみさんを中心に現在の雅楽像をひもとくという興味深い内容。とりわけ雅楽では、伶楽舎の演奏協力を得て、雅楽の基本的レパートリーを概観できる構成がとられ、催馬楽もあれば、現代曲もあり、得がたい機会となるでしょう。

この公開講演会は学会員以外の方々も観覧することができるそうです。

[木村]


◆東洋音楽学会第63回全国大会公開講演会
於:国立音楽大学
◆日時:2012年11月10日(土)
13:05 第一部 講演「竹内道敬文庫─コレクションの成立まで─」 竹内道敬氏(元国立音楽大学教授)
14:10 第二部 講演「雅楽の現在」宮田まゆみ氏(笙奏者、国立音楽大学客員教授)
15:05 第三部 伶楽舎による雅楽演奏
 (1)管絃〈平調音取〉〈皇〓(鹿+章)急〉
 (2)催馬楽〈恋せよ〉(竹内道敬作詞、芝祐靖作曲)
 (3)管絃〈陪臚〉
 (4)舞楽〈還城楽(右方)〉
 (5)現代曲 笙独奏 宮田まゆみ氏
   野平一郎「内面の声」、細川俊夫「光に満ちた息のように」
◆国立音楽大学附属図書館所蔵 竹内道敬寄託文庫展観
10:00~17:00 6号館111室
◆入場料:1,000円(資料代) 学会員は無料
*楽器学資料館も臨時開館します(4号館5階、10:00-17:00、入場無料)


4/30|シンポジウム『どうする?ニッポン二次創作文化と著作権とTPP』

シンポジウム『どうする?ニッポン二次創作文化と著作権とTPP』

MIAUは4月30日(祝)に、クリエイティブコモンズ・ジャパン・コンテンツ学会・thinkCと共同で、慶應義塾大学SFC研究所プラットフォームデザインラボとの共催のもと、シンポジウム『どうする?ニッポン二次創作文化と著作権とTPP』を開催します。その内容はニコニコ生放送でネット生中継されます。

古くは和歌の本歌取り・歌舞伎から同人誌・初音ミクまで、映画・演劇・文学・ゲームとジャンルを問わず、日本文化の華であった二次創作。近年、その多くは原作者の許可に基づいて作られて来ましたが、権利者がはっきりしない場合や正面から許可がとりにくい場合など、「グレー」領域での二次創作が大きな存在感を占めて来たことも、また事実です。著作権切れ(パブリック・ドメイン)の作品も、創作の大きな源泉でした。

たとえば2013年からは、遂に吉川英治(「宮本武蔵」「三国志」)・柳田国男・室生犀星がパブリックドメイン化されます。

他方、深刻化する海賊版対策を背景に、国際的に著作権の強化をめぐる論争が激しさを増しています。日本でも、TPP(環太平洋経済連携協定)で米国が要求中とされる「保護期間の大幅延長」「非親告罪化」「法定賠償金」など、二次創作に影響を与えかねない法改正が取り沙汰されています。

こうした中、従来の「ゆるふわ」な「グレー」領域を適法化するための、「クリエイティブ・コモンズ」「当日版権システム」「日本版フェアユース」「著作物の登録制」など、さまざまな実践や提案も広がっています。

いよいよTPPの交渉が本格化する夏を迎えて、「ニッポン二次創作文化」と著作権の進むべき道は何か。硬軟とりまぜた多彩な論客を集めて送る、昨秋話題を呼んだ「TPPと著作権」シリーズの第三弾!

●サブタイトル
『どうする?ニッポン二次創作文化と著作権とTPP』

●日時
4月30日(祝)15:00~17:00

●会場
慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-sec
http://www1.gsec.keio.ac.jp/text/about_access.php

●URL
http://live.nicovideo.jp/watch/lv90559399

●出演者(敬称略)
赤松健(漫画家、株式会社Jコミ代表取締役)
綾川ゆんまお(コスプレタレント、日本メイド協会理事)
生貝直人(クリエイティブコモンズ・ジャパン理事、慶應大SFC研究所助教)
希有馬/井上純弌(漫画家、ゲームデザイナー、同人誌サークル「希有馬屋」代表)
丹治吉順(朝日新聞記者)
司会:津田 大介(ジャーナリスト、MIAU代表理事)

●ご意見・ご質問送付先
Twitterの場合は #miaujp ハッシュタグをつけてTweetしてください。 メールの場合は info@miau.jp までお送りください。


6/9〜(全9回)|矢澤孝樹+広瀬大介 講座「『クラシック音楽』って何?」

山梨英和大学エクステンションセンターにて、6/9(土)から来年1/12(土)まで全9回にわたり、矢澤孝樹さんと広瀬大介さんが「『クラシック音楽』って何?」と題して、下記のとおり連続講座をおこないます(以下、パンフレットから転載)。

「クラシック音楽」って何?──その起源と歴史

◎曜日/時間:土曜日 13:30~ 15:00
◎日程/回数:6/9、6/23、7/21、8/25、9/22、10/20、11/17、12/15、2013年1/12(全9回)
◎教材:とくに購入して頂く教材はありません。プリントを講座の都度配付します。
◎受講料:一般 9000円/メイプルメイ卜 8100円/ 山梨英和大学生 6300円

◎講座内容
2000年以上の歴史を積み重ね、イタリア、ドイツ、フランスを中心としたヨ一口ッパ社会で育まれてきた「クラシック音楽」。その途方もなく豊かな音楽世界は、どのように生まれ、発展してきたのでしょうか。この講座ではその軌跡を、二人の講師で分担し、一年をかけて追いかけます。あの名曲誕生の秘密から、「これがクラシックなの?」という未知なる音楽との出会いまで、そして「クラシック音楽」とはそもそも何なのかを、とことん語りつくします。二人の講師は計三回、一緒に登場して「音楽漫談」を繰り広げますので、そちらもどうぞお愉しみに。

◎講座予定
第1回 「クラシック音楽」ってどういうもの?(矢澤・広瀬)
第2回 古代・中世の音楽(〜14世紀):すべては「うた」と「数」から始まった(矢澤)
第3回 ルネサンスの音楽(15〜16世紀):神のもとでの調和(矢澤)
第4回 バロックの音楽(17〜18世紀前半):バロックは力ブキだ!(矢澤)
第5回 J.S.バッハ以前と以後の音楽は何が違うの?(矢澤・広瀬)
第6回 古典派の音楽(18世紀後半): 「ソナタ形式」という容れ物がすべてを支配する(広瀬)
第7回 ロマン派の音楽(19世紀):破天荒な「個性」を主張する作曲家たち(広瀬)
第8回 近・現代の音楽(20世紀):「リズム・調性・構造」が崩壊した先に(広瀬)
第9回 これからの「クラシック音楽」はどうなるの?(矢澤・広瀬)

講師:矢澤孝樹
1969年生。 1991〜2009年水戸芸術館音楽部門(主任学芸員)。慶應義塾大学、茨城大学非常勤講師。家業継承者である弟の急逝により帰郷、現在ニュー口ン製菓(株)専務取締役。評論活動を並行、朝日新聞夕刊CD評、『レコード芸術』『CDジャーナル』等に執筆。甲州市塩山在住。

講師:広瀬大介
1973年生 。青山学院大学准教授(2012年4月より)。著書に『リヒャル卜・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』(アルテスパブリッシング、2009年)等。『レコード芸術』等での評論のほか、演奏会曲目解説、オぺラ公演・映像の字幕対訳等への寄稿多数。北社市高根町在住。

「学ぶべく奪うべし」。夷斎石川淳が『木居宣長全集』を推した言葉です。西洋の文学・思想、は、いわゆる「クラシック音楽」が分らないと、その核芯に触れられないのではないか──数年来私はそういう疑念にとり憑かれています。さいわい、ここに、永年にわたってこの分野で研讃を積んできたお二人が、「クラシック音楽」の大概を9回で話し切ってしまおうという講座を開請される。就いて学ばない手はない。「この危機にのぞむ世界で何を世迷事を言うのかという人もあるだろう。しかし美しいものは美しいのであり、経験の高さは経験の高さである。それを粗末にしては何ものも真実なものを生み出すことは出来ないだろう」(森有正『黄昏のノートルダム』)。こちらの経験の貧しさが、矢澤さんや広瀬さんの「クラシック音楽」における「経験の高さ」から「奪う」ことを閉止するかもしれないが、それでも学ぶべきことは多々あると思う。「西洋音楽」音痴の私などが書くのは「贔屓の引き倒し」になることをおそれつつも、広く西洋の文化に興味を抱いている人たちに、この二人による、この得がたい講座の受講をつよく勧めたい。(本学教授 荒井直「比較文化 ・思想論」などを担当)

◎お問い合わせ/申し込み
山梨英和大学エクステンションセンター
TEL 055-223-6034/FAX 055-223-6035
extention@yamanashi-eiwa.ac.jp

大自然のなかで音楽史の講座を聴く──なかなか得がたい体験となりそうです。

[木村]


9/24|映画『マイブリッジの糸』|片山杜秀さんスペシャルトーク

アニメーション作家山村浩二氏の4年ぶりの新作『マイブリッジの糸』が、9/17(土)から東京都写真美術館ホールにて3週間限定上映となります。

公式HP:http://www.muybridges-strings.com/

バッハの《蟹のカノン》の構造をもとに、独自の手法で「時間」の概念を問う短編アニメーションだそうです。

公開を記念して、9月24日(土)19:05の回上映終了後、スペシャルトークとして片山杜秀さんが登場します(聞き手:塩田周三氏=ポリゴン•ピクチュアズ代表、本作プロデューサー)。

[木村]


7/11|新井鴎子さんによる「コンサート必勝プログラムの作り方」セミナー

音楽キャリア・サポート・ネットが送る「音楽家のための」セミナー第1弾は、音楽構成作家の新井鴎子さん。『題名のない音楽会』ほか数々の音楽番組やコンサートの構成を手がけてきた新井さんが手ほどきする「コンサート必勝プログラムの作り方」です。これは必聴!

http://npo-mcsn.org/cn27/pg167.html

NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット Presents
音楽家のためのキャリア・デザイン・セミナー 2010
第1回:「コンサート構成法 ― 必勝プログラムの作り方」

講師:新井鷗子さん(音楽構成作家)

「題名のない音楽会」の構成作家・新井さんが、コンサート企画の秘訣をワークショプ形式で講義してくださいます。音楽大学生や音楽家の皆さん、必修のプログラムです!!!

対象:音楽大学生、音楽家、音楽教師 他(定員40名)
日時:2010年7月11日(日)、14:00~17:00
懇親会:午後6時から8時(希望者のみ/別途負担)
場所:(財)東方学会 2F会議室
〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
参加費:5,000円 (当日、受付にてお支払いください。)
お申し込み:こちらから→ http://npo-mcsn.org/cn27/pg384.html
お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット
E-mail:info●npo-mcsn.org ●=アットマーク

[木村]


6/19|「音楽と仕事2010」第1回:西巻正史(トッパンホール)

NPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が大学生向けに開催するセミナー「音楽と仕事」。今週土曜日に開催される今年度第1回セミナーの講師はトッパンホールの西巻正史さん。「プロデューサー論」を展開していただきます。お申し込みはお早めに!

[木村]

http://npo-mcsn.org/cn26/pg163.html

セミナー「音楽と仕事 2010」
第1回 テーマ:《創る》
夢を見続ける能力、それは才能だ!
― 西巻正史のプロデューサー論 ―

ゲスト:西巻正史さん
(トッパンホール企画制作部長)

プロフィール 
今年10周年を迎える東京の新たな室内楽の殿堂、トッパンホールの顔である主催公演の企画・制作を長らく務め、独自のラインナップとプログラムを立案、事業を展開する。
大学卒業後、東京・青山のスパイラルホールの立ち上げに参画。それを皮切りに、演劇、ダンス、ファッション、シンクタンク、音楽などの様々なジャンルでアートと表現に関わる。97年からはクラシック音楽の仕事に特化し、水戸芸術館、パシフィック・ミュージック・フェスティバル企画アドヴァイザー、アサヒビール音楽講座、トヨタ・アートマネジメント講座ナショナルディレクターなどを務め、2001年から現職。
現在、トッパンホール 企画制作部長。東京藝術大学、東京純心女子大学講師。東京都芸術文化評議会専門委員等を務める。

日時:2010年6月19日(土)14:00-16:00
   終了後は会場近くで懇親会を行います (希望者のみ/参加費別途)
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
   〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:1,500円(当日、受付にてお支払いください)
お申込み・お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット事務局
   info@npo-mcsn.org


鈴木カツ(著)『ボブ・ディランのルーツ・ミュージック』白夜書房

鈴木カツ(著)『ボブ・ディランのルーツ・ミュージック』白夜書房

カツさん、ますますエネルギッシュな執筆活動をつづけていらっしゃいます。白夜書房さんもコアないい本を出されてますね。

刊行記念で、菅野ヘッケルさんとカツさんのトークショウがあるそうです(4/5、青山ブックセンター六本木店)。

[木村]


4/1|大里俊晴に捧ぐ

渡邊未帆さんからのご案内。以下、長文になりますが、メール本文をペーストします。たいへん豪華なメンバーによる貴重なライヴだと思います。

[木村]

2009年11月17日に闘病の末亡くなった大里俊晴さんの追悼ライブを以下のように開催します。 1月9日の北仲スクール主催の追悼イベントでは、大里さんの大学での活動をトーク中心で振り返りましたが、 大里さんは70〜80年代に「ガセネタ」「タコ」で活動したロックミュージシャンであり、 大学教員となった後も大学の枠を越えた音楽の活動をしてきました。 この度、4月1日に六本木スーパーデラックスで追悼ライブイベントを行うこととなりました。 もしお時間あれば、お誘い合わせの上、いらしてくださればうれしいです。

イベントでは、大里俊晴さんが癌を告知されたあとに最期に行った新潟での魂のソロ演奏の映像、
大里さんが70年代後半に吉祥寺マイナーで会って、その後青山真治監督『AA』でインタビューすることになる灰野敬二さんのソロ(アコースティック)演奏、
間章とともに大里さんが若いころから尊敬していた音楽評論家でエレキ大正琴奏者、その後『AA』でインタビューすることになる竹田賢一さんのソロ演奏、
大里さんが横浜国立大学で一緒に授業を行っていた中原昌也さんと、対談/共演を行ったジム・オルークさんのユニット「Suicidal 10cc」の演奏、
大里さんが90年代にやっていたリュック・フェラーリの曲名からとったバンド「トートロゴス」のの再結成?として、
大里さんの実弟の大里真宏さん(ドラム)と大里俊晴(録音)の兄弟デュオ、
オープニングアクトとして、大里さんの横浜国立大学の教え子(ジョン・ゾーン研究/映画音楽研究)の長門洋平さんのアコースティックソロ演奏
を行っていただく予定です。
限られた時間のなかでのイベントとなってしまいますが、
故人に敬意を表して、大里俊晴という一人の男が51年の人生で出会ってきた音楽に思いを馳せ、新たな歩みにつなげられる場になればと思います。

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大里俊晴に捧ぐ
4月1日(木)六本木スーパーデラックス
開場 ... 19:00
開演 ... 19:30
料金 ... 学生2000円 (要学生証) / 予約2500円 / 当日3000円 (ドリンク別)
映像上映: 大里俊晴「間章に捧げる即興演奏」(2008.6.29 新潟)
LIVE: 灰野敬二, 竹田賢一, Suicidal 10cc(中原昌也, ジム・オルーク), トートロゴスII(大里真宏ほか)
オープニングアクト:長門洋平
予約はこちらから→ http://www.super-deluxe.com/2010/4/1/toshiharu-ohsato-tribute/

大里俊晴
1958年2月5日新潟生まれ。70~80年代にはガセネタ、タコなどのバンド活動を行う。早稲田大学文学部を卒業後、
パリ第8大学にてダニエル・シャルルの元で音楽美学を学び、帰国後、音楽評論、ラジオ番組出演などを行う。
1997年に横浜国立大学に就任し、現代音楽論、マンガ論、映像論などを担当。
著書に『ガセネタの荒野』(洋泉社、1992年)。音楽批評家間章に関するドキュメンタリー映画『AA』(監督: 青山真治、2005年)に
インタビュアーとして出演。2009年11月17日永眠。享年51歳。
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また、現在、大里俊晴追悼文集を鋭意編集中(いま組んでいるところ!)です。
4月1日追悼イベントに来てくださった方(おそらく印刷が間に合わないので、後日郵送いたします)、
カンパをいただいた方に配布予定です。
今のところ、何もかも手探りではじめてしまって、自費&カンパによる制作(故人に捧げるのが目的)なので、販売/流通の予定がありません。
印刷費カンパはまだまだ3月いっぱい募集中(早めにメールで送金の旨ご連絡いただければ、追悼文集の謝辞にお名前を掲載させていただきたい)なので、
ご協力いただけましたらお願いします。(すでにご協力いただいた方、重複のご連絡を大変失礼します。)
大里さんが撮りためていた写真約50枚も掲載予定です。

もし、ご協力いただくことが可能でしたら、一口1000円より、下記のような方法でご送金/または直接お会いできる方は私にお渡しいただけましたらうれしいです。
銀行振込は、 東京三菱UFJ銀行江戸川橋支店(普) 1045576 ワタナベミホ
また、送金後、mipon67●nifty.com(●=アットマーク)宛に、お名前と送付先ご住所をお送りいただけますと助かります。
よろしくお願いします。

追悼文集「役立たずの彼方に―大里俊晴に捧ぐ」
題字:ジム・オルーク
寄稿者:
 青山真治、梅本洋一、大友良英、岡島豊樹、小野康男、北里義之、木下長宏、君島龍太朗、許光俊、クリストフ・シャルル、
 榑沼範久、小沼純一、椎名亮輔、陣野淑子、陣野俊史、須川善行、鈴木治行、高橋悠治、田中順子、田中美登里、田中竜輔、
 塚原史、長門洋平、中野敦之、中原昌也、奈良ゆみ、沼田順、野々村文宏、灰野敬二、畠中実、樋口泰人、彦江智弘、平井玄、
 ブリュンヒルト・フェラーリ、細川周平、丸宝行晴、松井宏、三上寛、水木康文、宮岡秀行、椋本輔、室井尚、茂木一衛、山崎春美 他 (五十音順、敬称略)
写真:大里俊晴
編集委員:君島龍太朗、今野克哉、宮一紀、渡邊未帆
体裁:文庫
ページ:約368ページ
自費(+カンパ)出版

(・・・予定)


5/28|岡田暁生「西洋音楽史」(朝日カルチャーセンター新宿)

岡田暁生さんが名著『西洋音楽史』(中公新書)をテキストに、全4回のレクチャーをおこないます。詳細は以下。

[木村]

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=65954&userflg=0

西洋音楽史
京都大学准教授 岡田 暁生

日時:5/28(金)15:30-18:00
場所:朝日カルチャーセンター新宿
受講料:会員 3,570円/一般 4,200円

講座内容
年代順の概説というよりも、歴史的文脈の中での「音楽」のありように焦点を当てて解説します。
今回は、中世およびルネサンスの音楽を例に、「クラシック音楽」になる前のヨーロッパ音楽の特質を探ります。まだ「ドミソ」が出てこない音楽、「人が聴いて楽しむ」ためのものではない音楽、五線譜で書かれてはいない音楽が、今回の主題です。     (講師・記)
<参考図書>
岡田 暁生『西洋音楽史−「クラシック」の黄昏−』(中央公論新社、2005年)


6/5|吉原真里「クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏」(朝日カルチャーセンター新宿)

朝日カルチャーセンター新宿で、ハワイ大学アメリカ研究学部教授の吉原真里さんの講座が開催されます。題して「クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏」。日本人ピアニスト、辻井信行さんが優勝したことで一躍メディアの話題をさらった昨年の同コンクールを、最初から最後まで現地で体験した吉原さんによる、貴重なレポートを聴くことができます。

詳細は以下のとおりです。

[木村]

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=66146&userflg=0

クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏
ハワイ大学教授 吉原 真里

日時:6/5(土)10:30-12:00
場所:朝日カルチャーセンター新宿(新宿住友ビル7F)
受講料:会員 2,940円/一般 3,570円

講座内容
2009年6月、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの優勝によって、辻井伸行さんが世界にはばたきました。審査員そして世界の聴衆に大きな感動を与えた辻井さんの演奏の他にも、クライバーン・コンクールにはたくさんの物語があります。歴史的視点および3週間にわたるコンクールを現地で見学した経験から、このコンクールのさまざまな顔を紹介し、現代文化におけるクラシック音楽の位置づけ、クラシック音楽におけるアジア人の位置づけ、芸術活動におけるコンクールの役割、芸術活動と地元社会の関わり、芸術と経済、芸術とメディアなどについて考えます。          (講師・記)

講師紹介
吉原 真里(ヨシハラ マリ)
1968年ニューヨーク生まれ。東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。著書 Embracing the East: White Women and American Orientalism(Oxford, 2003); Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music (Temple, 2007)『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ』(ともに中公新書)共編著『現代アメリカのキーワード』(中公新書)。


3/17|セミナー「音楽と仕事」第1回「商う」〜ゲスト:ヤマハ・宮崎研二(東方学会)

NPO法人「音楽キャリア・サポート・ネット」が、学生を対象に開催するセミナー「音楽と仕事」。第1回は、「商う」をテーマに、ヤマハの宮崎研二さんのお話を聴きます。

長年レコードCD売場を担当、1Fインストアイベントを700回実施した経験をもつ宮崎さんに「商い」のツボを伝授していただきましょう。詳しくは下記をご覧ください。

[木村]

http://npo-mcsn.org/pg163.html

日時:2010年3月17日(水)14:00-17:00
   懇親会:17:30-20:30(会場未定)
場所:(財)東方学会2F会議室(東京・神保町)
   〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会
会費:1,500円 ※当日、受付にてお支払いください。
申込み・お問い合わせ:NPO法人 音楽キャリア・サポート・ネット(担当:滝口)
   info@npo-mcsn.org