朝日カルチャーセンター新宿で、ハワイ大学アメリカ研究学部教授の吉原真里さんの講座が開催されます。題して「クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏」。日本人ピアニスト、辻井信行さんが優勝したことで一躍メディアの話題をさらった昨年の同コンクールを、最初から最後まで現地で体験した吉原さんによる、貴重なレポートを聴くことができます。
詳細は以下のとおりです。
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=66146&userflg=0
クライバーン・コンクールのドラマと舞台裏
ハワイ大学教授 吉原 真里
日時:6/5(土)10:30-12:00
場所:朝日カルチャーセンター新宿(新宿住友ビル7F)
受講料:会員 2,940円/一般 3,570円
講座内容
2009年6月、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの優勝によって、辻井伸行さんが世界にはばたきました。審査員そして世界の聴衆に大きな感動を与えた辻井さんの演奏の他にも、クライバーン・コンクールにはたくさんの物語があります。歴史的視点および3週間にわたるコンクールを現地で見学した経験から、このコンクールのさまざまな顔を紹介し、現代文化におけるクラシック音楽の位置づけ、クラシック音楽におけるアジア人の位置づけ、芸術活動におけるコンクールの役割、芸術活動と地元社会の関わり、芸術と経済、芸術とメディアなどについて考えます。 (講師・記)
講師紹介
吉原 真里(ヨシハラ マリ)
1968年ニューヨーク生まれ。東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。著書 Embracing the East: White Women and American Orientalism(Oxford, 2003); Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music (Temple, 2007)『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ』(ともに中公新書)共編著『現代アメリカのキーワード』(中公新書)。
2010年03月03日